JP7290979B2 - 排水管 - Google Patents

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Description

本発明は、高温排水に用いられる多層管構造の排水管であって、層間安定性に優れた排水管に関する。
従来より、配管材料として、ステンレス鋼や樹脂が用いられている。ステンレス鋼管は金属製であるため、耐熱性に極めて優れている。その一方で、ステンレス鋼管は、耐食性が不十分であること、重量が大きく取扱い性が悪いこと、接続に溶接やねじ切接続を要するため施工性が悪いこと等の不利な特徴もある。このため、原子力発電プラント用等の高温条件に晒される特殊用途の配管を除いて、軽量で取扱い性の良い樹脂管への代替が進んでいる。
耐食性に優れかつ安価に提供できる樹脂管として、ポリプロピレン管やポリエチレン管といったポリオレフィン系樹脂管が汎用されている。ポリオレフィン系樹脂管の特徴の例としては、溶剤にも侵されない非常に高い耐食性のため電気融着による接続が必要であることが挙げられる。最近ではポリオレフィン系樹脂管の接続技術が進んでおり、特許文献1に記載のように、電気融着接続における融着性能のばらつきに対処する電気融着継手が提案されている。
ポリオレフィン系樹脂管の特徴の別の例としては、可撓性が挙げられる。可撓性は、ポリオレフィン樹脂管の特性の中でも最も重視されるものの1つである。特許文献2では、ポリオレフィン樹脂管でありながら電気融着による接続を不要とする技術が開示されており、具体的には、ポリオレフィン樹脂管の外周に軟質塩化ビニル樹脂からなる接着層を設け、接着層をできるだけ薄く、望ましくは0.2mm~0.5mmの厚さで形成することで、ポリオレフィン樹脂管の可撓性を維持している。
特開2018-162858号公報 特開2013-117290号公報
ポリオレフィン系樹脂管は、その優れた耐食性と可撓性とを利用して、配水管に利用されてきた。上記の特許文献2に開示されるポリオレフィン樹脂管のように、異素材の樹脂層が積層された複層管として構成する場合であっても、ポリオレフィン樹脂管の外側に異素材層である軟質塩化ビニル層をできるだけ薄く積層するといったように、異素材層がポリオレフィン管としての特性である耐食性及び可撓性を損なわないように構成される。
本発明者は、60℃以上の高温排水の用途に特化させた配管(高温排水管)を着想した。まず前提として、排水には水とともに様々な腐食因子が含まれているため、耐食性の高いポリオレフィン系樹脂管が好適と考えられる。しかしながら、配水管が排水の用途で用いられる場合は、排水を効果的に行うために勾配管理が重要となる点に鑑みると、ポリオレフィン系樹脂管が有する可撓性つまり乏しい剛性のため、勾配管理の上では却って障害となるという問題に直面した。また、ポリオレフィン系樹脂管はその可撓性つまり乏しい剛性ゆえに、ポリ塩化ビニル系樹脂管よりも支持間隔や伸縮処理間隔を短くする必要が生じることがあり、施工の際に必要となる部材数及び工数が増加する問題もある。つまり、ポリオレフィン系樹脂管の排水用途への適用においては、勾配管理の難しさ、並びに施工部材及び工数の多さという施工上の新たな問題が独自の課題として生じることを見出した。
そこで、施工性を向上させることを目的として、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂管の内側にポリオレフィン系樹脂層を設け、配水管全体で剛性を備えさせた排水管を着想した。しかしながら、高温排水の用途においては、内層の材料の耐熱性によっては管端部において内層が剥離する現象が生じる場合があり、さらに、外層の硬質ポリ塩化ビニル系樹脂と内層のポリオレフィン系樹脂との間に不可避的に存在する線膨張係数の差が、この現象の発生に拍車をかけて顕著化させていることを見出した。内層の剥離は、排管と継手との接続部分において、排管の管端面と継手内壁面との間に不可避的に生じる隙間に高温排水が進入し、管端面が高温排水に暴露されることにより生じる。
そこで、本発明は、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂外層と耐食性内層とを有する多層管でありながら層間安定性に優れる排水管を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討の結果、温度T℃(但し、T≧60)の排水に用いられる排水管を、ポリオレフィン系樹脂管等の耐食性に優れた樹脂管の外側に、接着層を介して硬質ポリ塩化ビニル系樹脂の層を設けることで構成するとともに、前記内層を構成する樹脂として、0.45MPaにおける加重たわみ温度がT×0.85℃以上であるものを選択することによって、内層剥離が顕著に抑制する層間安定性を発揮できることを見出した。荷重たわみ温度は耐熱性の指標であることは知られていても、その数値は荷重の値によって異なるため、材料の使用上限温度を表すものではない。しかも、排水は排水管内壁に対して無圧である。このため、温度T℃(但し、T≧60)の排水を行った場合に、内層樹脂として0.45MPaにおける加重たわみ温度がT×0.85℃以上であるものを選択することによって、層間安定性が顕著に向上することは全く予測外であった。本発明は、この知見に基づいてさらに検討を重ねることにより完成したものである。即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 温度T℃(但し、T≧60)の排水に用いられる排水管であって、
ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリフェニルスルホン樹脂、及びポリフェニルサルファイド樹脂からなる群より選択される樹脂で構成される内層と、前記内層の外側に設けられた、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成される外層と、前記外層と前記内層との間に設けられた接着層と、を含み、
前記内層を構成する樹脂の0.45MPaにおける加重たわみ温度がT×0.85℃以上である、排水管。
項2. 温度T℃(但し、T≧80)の排水に用いられる、項1に記載の排水管。
項3. 前記内層を構成する樹脂がポリプロピレンであり、前記外層を構成する硬質ポリ塩化ビニル系樹脂が塩素化ポリ塩化ビニル系樹脂である、項2に記載の排水管。
項4. 前記接着層の融解温度が95℃以上である、項1~3のいずれかに記載の排水管。
項5. 総厚みに対する前記内層の厚みの比が、0.06~0.44である、項1~4のいずれかに記載の排水管。
項6. 前記内層の厚みが、0.3~2.2mmである、項1~5のいずれかに記載の排水管。
項7. 前記内層の線膨張係数が10×10-5/℃以上であり、前記外層の線膨張係数が7.5×10-5/℃以下である、項1~6のいずれかに記載の排水管。
項8. 前記内層が、繊維強化樹脂層と、前記繊維強化樹脂層の内側に設けられた繊維を含まない層とを含む、項1~7のいずれかに記載の排水管。
本発明の排水管によれば、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂外層と耐食性内層とを有する多層管でありながら層間安定性に優れる排水管が提供される。このため、60℃以上の高温排水用に用いられても、内層の剥離を抑制することができる。
第1実施形態に係る排水管の断面図を示す。 第2実施形態に係る排水管の断面図を示す。
本発明の排水管は、特定温度の排水に用いられる排水管であって、特定の樹脂で構成される内層と、前記内層の外側に設けられた、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成される外層と、前記外層と前記内層との間に設けられた接着層と、を含み、且つ、前記内層を構成する樹脂の0.45MPaにおける加重たわみ温度が、前記排水の温度と特定の関係を有することを特徴とする。以下において、本発明の排水管について詳述する。
第1実施形態
図1に、本発明の排水管の第1実施形態を示す。図1に示す排水管100aは、内層110と、外層120と、それらの間に介在する接着層130とを有する。
内層
内層110は、耐食性樹脂で構成されており、具体的には、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリフェニルスルホン樹脂、及びポリフェニルサルファイド樹脂からなる群より選択される樹脂で構成される。これらの樹脂で内層110を構成することによって、排水管100aに、排水に対する優れた耐食性を付与する。
ポリオレフィン系樹脂としては特に限定されない。たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、好ましくはポリエチレン、ポリプロピレンが挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ポリエチレンとしては、エチレンの単独重合体及び共重合体が挙げられ、好ましくは共重合体が挙げられる。エチレン共重合体としては、α-オレフィンが共重合したエチレン-α-オレフィン共重合体が挙げられ、α-オレフィンとしては、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン又は1-オクテン等が挙げられる。これらのα-オレフィンは、1種単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。α-オレフィンの共重合比率としては、5モル%以下が挙げられる。ポリエチレンのより具体的な例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられる。これらのポリエチレンは、1種単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ポリプロピレンとしては、プロピレンの単独重合体(ホモポリプロピレン)及び共重合体が挙げられる。プロピレン共重合体としては、α-オレフィンが共重合したプロピレン-α-オレフィン共重合体が挙げられ、α-オレフィンとしては、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン又は1-オクテン等が挙げられる。これらのα-オレフィンは、1種単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。α-オレフィンの共重合比率としては、10モル%未満、好ましくは9モル%以下が挙げられる。ポリプロピレンのより具体的な例としては、ブロックポリプロピレン及びランダムポリプロピレンが挙げられる。これらのポリプロピレンは、1種単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
フッ素系樹脂としては特に限定されない。例えば、フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)、テトラフルオロエチレン-エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニルフルオライド(PVF)、クロロトリフルオロエチレン-エチレン共重合体(ECTFE)等が挙げられる。PTFEには、テトラフルオロエチレン単独重合体、及び、テトラフルオロエチレンと、パーフルオロビニルエーテル、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、ビニリデンフルオライド、トリフルオロエチレン等のコモノマーとの共重合体を含む。これらのコモノマーは、1種単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。コモノマーの共重合比率としては、1重量%以下が挙げられる。
上述のポリオレフィン系樹脂中でも、好ましくはポリプロピレンが挙げられ、より好ましくはホモポリプロピレンが挙げられる。
ホモポリプロピレンとしては、密度が、好ましくは900~910kg/m3のものが挙げられる。なお、密度は、ISO 1183に準拠して測定温度23℃で得られる測定値である。
また、内層110を構成する上記の樹脂は、排水の温度を温度T℃とする場合、0.45MPaにおける荷重たわみ温度がT×0.85℃以上である。これによって、排水管に優れた層間安定性を付与する。より優れた層間安定性を得る観点から、0.45MPaにおける荷重たわみ温度としては、好ましくはT℃以上が挙げられる。
より具体的には、60≦T<80、好ましくは60≦T≦70、より好ましくは60≦T≦65である場合、0.45MPaにおける荷重たわみ温度としては、好ましくはT℃以上、より好ましくは1.6×T℃以上が挙げられる。また、T≧80、例えば85≦T≦100、好ましくは85≦T≦95、より好ましくは87≦T≦93である場合、0.45MPaにおける荷重たわみ温度としては、好ましくはT℃以上、より好ましくは1.1×T℃以上が挙げられる。
0.45MPaにおける荷重たわみ温度は高い程好ましいため、当該荷重たわみ温度の範囲内の上限としては特に限定されないが、当該上限としては、例えば150℃以下、好ましくは130℃以下、より好ましくは110℃以下が挙げられる。
なお、0.45MPaにおける荷重たわみ温度は、JIS K7191のB法に準拠して測定される温度である。
内層110の線膨張係数としては、例えば10×10-5/℃以上が挙げられる。より好ましい層間安定性を得る観点から、内層110の線膨張係数としては、好ましくは10×10-5~15×10-5/℃、より好ましくは10×10-5~14×10-5/℃、さらに好ましくは10×10-5~13×10-5/℃、一層好ましくは10×10-5~12×10-5/℃が挙げられる。
なお、本来的には、内層110の線膨張係数が大きい(つまり硬質塩化ビニル樹脂の線膨張係数から遠い)方が層間安定性が低下しやすいが、本発明の排水管は層間安定性に優れているため、内層110の線膨張係数が比較的大きくても層間安定性を効果的に得ることができる。このような観点から、内層110の線膨張係数の好適な例としては、好ましくは10.5×10-5~15×10-5/℃、より好ましくは11×10-5~15×10-5/℃が挙げられる。線膨張係数は、ASTMD696に準拠した測定により得られる値である。
内層110の厚みt1としては、例えば総厚みtに対する比(t1/t)として、0.06~0.44が挙げられる。より好ましい層間安定性を得る観点から、内層110の厚みt1の比としては、好ましくは0.1~0.44、より好ましくは0.15~0.44が挙げられる。具体的な内層110の厚みt1としては、排水管100aの呼び径によっても異なりうるが、例えば0.3~2.2mmが挙げられる。より好ましい層間安定性を得る観点から、具体的な内層110の厚みt1としては、好ましくは0.5~2.2mm、より好ましくは0.8~2.2mmが挙げられる。
なお、本来的には、内層110が薄い方が内層剥離を生じやすいが、本発明の排水管は内層剥離を抑制する層間安定性に優れているため、内層110が比較的薄くても内層剥離を抑制する層間安定性を効果的に得ることができる。このような観点から、内層110の厚みt1の比の好適な例として、好ましくは0.06~0.4、より好ましくは0.06~0.3、さらに好ましくは0.06~0.25が挙げられる。また、同様の観点から、具体的な内層110の厚みt1の好適な例として、好ましくは0.3~2.0mm、より好ましくは0.3~1.5mm、さらに好ましくは0.3~1.2mmが挙げられる。
排水管100aの呼び径(内直径)としては、20~200mm、好ましくは40~150mm、より好ましくは40~100mm、さらに好ましくは40~60mmが挙げられる。
なお、内層110には、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて、顔料、安定化剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、酸化防止剤、充填剤等の添加剤を含んでもよい。
外層
外層120は、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成されている。これによって、排水管100aに優れた施工性を付与する。
外層120の構成樹脂は、ポリ塩化ビニル系樹脂である。これによって、電気融着による接続が不要となり、接続の観点で良好な施工性が得られる。ポリ塩化ビニル系樹脂としては特に限定されない。例えば、塩化ビニルの単独重合体及び共重合体、後塩素化塩化ビニル重合体(塩素化ポリ塩化ビニル)が挙げられる。これらのポリ塩ビニル系樹脂は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
塩化ビニル共重合体としては、塩化ビニルモノマーと他のコモノマーとの共重合体、塩化ビニルモノマーと重合体との共重合体(グラフト重合体)が挙げられる。
塩化ビニルモノマーと他のコモノマーとの共重合体において、塩化ビニルモノマーと共重合可能な他のコモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα-オレフィン類;プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類;スチレン、α-メチルスチレン等の芳香族ビニル類;N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド等のN-置換マレイミド類等が挙げられる。これらのコモノマーは、1種単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。コモノマ―の共重合比率としては、40重量%以下が挙げられる。
塩化ビニルモノマーと重合体との共重合体(グラフト重合体)において、塩化ビニルをグラフト共重合する重合体としては、例えば、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル-一酸化炭素共重合体、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-ブチルアクリレート-一酸化炭素共重合体、エチレン-メチルメタクリレート共重合体、エチレン-プロピレン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等が挙げられる。これらの塩化ビニルをグラフト共重合する重合体は、1種単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。塩化ビニルをグラフト共重合する重合体の共重合比率としては、40重量%以下が挙げられる。
塩素化ポリ塩化ビニルは、上記の塩化ビニルの単独重合体及び共重合体の塩素化物である。塩素化ポリ塩化ビニルにおける塩素含有量としては、耐熱性の観点から60重量%以上、より好ましくは64重量%以上、さらに好ましくは66重量%以上、一層好ましくは67重量%以上が挙げられ、成形容易性の観点から71重量%以下が挙げられる。なお、上記の塩素含有量とは、JIS K 7229に準拠した酸素フラスコ燃焼法による中和滴定により測定される塩素含有量を意味する。
ポリ塩化ビニル系樹脂の平均重合度としては600~1400が挙げられ、好ましくは800~1400が挙げられる。平均重合度が600以上であることは機械的強度を良好に得る点で好ましく、平均重合度が1400以下であることは成形容易性の点で好ましい。なお、上記の平均重合度とは、ポリ塩化ビニル系樹脂をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、ろ過により不溶成分を除去した後、濾液中のTHFを乾燥除去して得た樹脂を試料とし、JIS K-6721の塩化ビニル樹脂試験法に準拠して測定される平均重合度を意味する。
上記のポリ塩化ビニル系樹脂の中でも、排水管100aが80℃以上、好ましくは90℃以上の高温排水の排水用途で用いられる場合においては、熱安定性に優れる塩素化ポリ塩化ビニルが好ましい。
外層120の線膨張係数としては、例えば7.5×10-5/℃以下が挙げられる。なお、本来的には、外層120の線膨張係数が小さい(つまり内層110の線膨張係数から遠い)方が層間安定性が低下しやすいが、本発明の排水管は層間安定性に優れているため、内層110の線膨張係数が比較的小さくても層間安定性を効果的に得ることができる。このような観点から、内層110の線膨張係数の好適な例としては、好ましくは7×10-5/℃以下が挙げられる。
外層120の線膨張係数の範囲内の下限としては特に限定されないが、より好ましい層間安定性を得る観点から、好ましくは5×10-5/℃以上、より好ましくは6×10-5/℃以上、さらに好ましくは6.5×10-5/℃以上が挙げられる。
線膨張係数の測定方法については、内層110の線膨張係数において上述した通りである。
外層120の厚みt2は、内層110の厚みt1に対する比(t2/t1)としては、1超が挙げられる。外層120は硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成されるため、可塑剤を含まない。排水管100aは、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成される外層120の厚みが優勢となるように構成されることによって、より好ましい剛性が備わる。これによって、勾配管理、並びに施工部材数及び工数等の観点で、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂管により近い施工性が得られる。
排水管100aの施工性を硬質ポリ塩化ビニル系樹脂管により一層近づける観点から、t2/t1比としては、好ましくは2以上、より好ましくは2.5以上、さらに好ましくは3以上、一層好ましくは3.5以上が挙げられる。t2/t1比の範囲内の上限としては特に限定されないが、内層110の厚みを確保して内層剥離抑制による層間安定性をより良好に得る等の観点から、例えば7以下が挙げられる。が挙げられる。
外層120の具体的な厚みt2としては、排水管100aの呼び径及び内層110の厚み等によっても異なりうるが、排水管100aの施工性を硬質ポリ塩化ビニル樹脂管により一層近づける観点から、例えば2.5mm以上、好ましくは3mm以上が挙げられる。厚みt2の範囲内の上限としては特に限定されないが、配水管100aの軽量性の観点等から、例えば4mm以下が挙げられる。
なお、外層120には、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて、顔料、安定化剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、酸化防止剤、充填剤等の添加剤を含んでもよい。
接着層
接着層130は、内層110及び外層120の間に介在し内層110及び外層120を接着する。
接着層130の構成樹脂としては、内層110を構成する樹脂と外層120を構成する樹脂とを接着可能な樹脂であれば、どのような樹脂を用いてもよい。内層110と外層120との線膨張係数の差に抗って良好な層間安定性を得る観点から、好ましくは、共重合ポリエステル樹脂組成物、及び内層110の構成樹脂に更に極性基が導入された樹脂が挙げられる。
これらの中でも、更に良好な層間安定性を得る観点から、内層110の構成樹脂に更に極性基が導入された樹脂が好ましい。極性基としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等が挙げられる。具体的には、内層110の構成樹脂を主鎖とし、当該主鎖に極性基が導入された樹脂が挙げられる。例えば内層110がポリオレフィン系樹脂で構成される場合は、ポリオレフィン主鎖に極性基が導入されている樹脂が挙げられる。これによって、主鎖部分が内層110と親和し、極性基部分が外層120と親和するため、内層110及び外層120一体性が向上し、更に良好な層間安定性が得られる。なお、一層良好な層間安定性を得る観点から、接着層130の構成樹脂は、内層110の構成樹脂に極性基が導入された樹脂と、内層110の構成樹脂とを含む混合樹脂であってもよい。この場合、極性基が導入された内層110の構成樹脂と混合される内層110の構成樹脂とは、互いに接着可能である関係であればよく、互いに同じ樹脂であってもよいし異なる樹脂であってもよい。
接着層130の構成樹脂は、融解温度が95℃以上のものであることが好ましい。これによって、高温排水の用途で用いられる排水管100aの層間安定性をより良好に保つことができる。このような効果をより良好に得る観点から、接着層130の構成樹脂の融解温度としては、より好ましくは100℃以上、より好ましくは130℃以上、さらに好ましくは150℃以上、一層好ましくは160℃以上が挙げられる。融解温度の範囲の上限としては特に限定されないが、例えば200℃以下、好ましくは180℃以下が挙げられる。なお、融解温度は、JIS K6824のC法に準拠したDSC(示差走査熱量分析;温度上昇率10℃/分)による測定により得られる温度である。
接着層130の厚さt3としては、例えば0.05~0.7mm、好ましくは0.1~0.6mm、より好ましくは0.3~0.6mm、より好ましくは0.4~0.55mmが挙げられる。
なお、接着層130には、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて、顔料、安定化剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、酸化防止剤、充填剤等の添加剤を含んでもよい。
第2実施形態
図2に、本発明の排水管の第2施形態を示す。図2に示す排水管100bは、内層110b及び外層120と、接着層130とを有する。つまり、排水管100bは、内層110bを除いて、上記第1実施形態の排水管100aと同じである。従って、排水管100bを構成する外層120及び接着層130の構成材料及び厚み等に関しては、上記第1実施形態の排水管100aにおける外層120及び接着層130と同じである。また、排水管100bの呼び径についても、排水管100aと同じである。
内層110bは、繊維強化樹脂層112bと、繊維強化樹脂層112bの内側に設けられた繊維を含まないポリオレフィン系樹脂のスキン層111bとを含む。
繊維強化樹脂層112bは、マトリックス樹脂とガラス繊維とを含む。ガラス繊維を含むことで、排水管100bの耐熱性と剛性とをより向上させることができる。マトリックス樹脂としては、上記第1実施形態における内層110で用いられる樹脂が挙げられる。スキン層111bとしても、上記第1実施形態における内層110で用いられる樹脂が挙げられる。繊維を含まないスキン層111bは排水管100bの最内層を構成しており、排水管100b内表面の平滑性を担保する。
スキン層111bと繊維強化樹脂層112bとのより好ましい一体性を得る観点から、繊維強化樹脂層112bのマトリックス樹脂とスキン層111bの構成樹脂とは、互いに接着可能である関係であればよく、互いに同じ樹脂であってもよいし異なる樹脂であってもよい。好ましくは、繊維強化樹脂層112bのマトリックス樹脂とスキン層111bの構成樹脂とは同じ樹脂である。
内層110bの厚みに関しては、上記第1実施形態における内層110と同じである。また、内層110bにおいて、繊維強化樹脂層112bが占める厚みは特に限定されないが、好ましくは、内層110bの厚みに対する繊維強化樹脂層112bの厚みの比(112bの厚み/110bの厚み)は、例えば0.2~0.7、好ましくは0.5~0.7が挙げられる。
用途
本発明の排水管の用途としては、高温排水用途であれば特に限定されない。高温排水とは、温度T℃(但し、T≧60)の排水をいう。温度T℃の範囲内の好ましい下限としては、T≧80、より好ましくはT≧85、さらに好ましくはT≧87、一層好ましくはT≧90が挙げられる。温度T℃の範囲内の好ましい上限としては、T≦100、より好ましくはT≦95、さらに好ましくはT≦93、一層好ましくはT≦90が挙げられる。
なお、高温排水の温度T℃の意味するところは、排水管が必ずしも常に温度T℃の排水を通液することを要さず、排水管の使用において通液する排水の温度の上限を意味する。好ましくは、通液する排水は、高温排水と低温排水との両方であることがより好ましい。つまり、本発明の排水管は、高温排水の通水と低温排水の通水とに繰り返し交互に晒される用途で用いられることがより好ましい。低温排水は、非加温の排水であれば特に限定されないが、水道水と同程度の温度、例えば1~30℃の排水が挙げられる。
より具体的には、本発明の排水管は、建物配管用排水管(建築用排管)として用いられることがさらに好ましい。建物配管用排水管は、屋内排水設備を構成する配管である。建物配管用排水管は排水源に近い場所に配されるため高温に晒されやすい特徴があり、また、排水の温度変化も激しいという特徴もある。本発明の排水管は層間安定性に優れているため、建築用配管の中でも、特に好ましくは、排水源が厨房であることで高温排水の温度T℃が高い(例えば、T≧80、好ましくはT≧85、より好ましくはT≧87、さらに好ましくはT≧90)厨房排水用の排管が挙げられる。
製造方法
本発明の排水管の製造は、従来公知の複層管の製造方法に従って行えばよい。具体的には、本発明の排水管は多層押出成形により製造することができる。より具体的には、本発明の排水管を構成する層数に応じた押出成形機と、当該層数に応じた樹脂流入口を有する多層管金型とを用い、押出成形機で混錬された各層の樹脂組成物を、それぞれの樹脂流入口から多層管金型内に流入させ、多層管金型内で各層の樹脂組成物を合流させることで積層し、その後、冷却することで、本発明の排水管を製造することができる。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)排水管の製造
表1及び表2に示す排水管(第1実施形態の排水管100aに相当)を、多層押出成形により製造した。製造した排水管はすべて、総厚tが5mm、内層の厚みt1が1mm、外層の厚みt2が3.5mm、接着層の厚みt3が0.5mm、呼び径(内直径)は50mmであった。
表1に示す各層の構成樹脂の詳細は以下の通りである。
・HDPE:高密度ポリエチレン;旭化成製;サンテック;B871
・LDPE:低密度ポリエチレン;旭化成製;M6555
・hPP:ホモポリプロピレン;プライムポリマー社製;E203GP
・ブロックPP:ブロックポリプロピレン;プライムポリマー社製;J715M
・硬質ポリ塩化ビニル:積水化学製
・硬質塩素化ポリ塩化ビニル:徳山積水製
・接着層構成樹脂a:ポリオレフィンを主鎖として官能基が導入された樹脂;三菱ケミカル社製;Modic
・接着層構成樹脂b:エチレン酢酸ビニル部分ケン化物(エチレン酢酸ビニル共重体を主鎖として水酸基が導入された樹脂);東ソー社製;メルセンH
・接着層構成樹脂c:コポリエステル組成物(共重合ポリエステル樹脂組成物);住友化学社製;VC-40
(2)材料物性の測定
表1に示す材料物性値のうち、層の厚み、荷重たわみ温度、縦膨張係数、及び融解温度は、以下の方法で測定した。
(層の厚み)
排水管を軸方向に垂直に切断し、ノギスで測定した。
(荷重たわみ温度)
JIS K7191のB法に準拠して0.45MPaにおける荷重たわみ温度を測定した。
(線膨張係数)
ASTMD696に準拠して測定した。
(融解温度)
JIS K6824のC法に準拠したDSC(示差走査熱量分析;温度上昇率10℃/分)による測定により得た。
(3)層間安定性の評価
作製した排水管を、冷熱通水試験に供した。冷熱通水試験は、排水管内部に冷水(温度25℃)、熱水(温度T℃)を交互に通水し、冷水の通水及び熱水の通水を1サイクルとして1000サイクル繰り返した。その後、管端部を目視し、以下の基準に基づいて評価した。得られた結果を表1に示す。
◎:端部での接着層の溶出及び端部での内層の剥離のいずれも確認されない
○:接着層の溶出がわずかに確認されるが、端部での内層の剥離がなく、高温排水及び冷水排水の繰り返し排水の実用上問題にならない
△:端部での内層の剥離がわずかであり、実験条件では大きな問題にならないが、実用上では問題が懸念される
×:接着層の溶出はないが、端部での内層の剥離が明確に確認される
××:接着層が溶出し、且つ、端部での内層の剥離も明確に確認される
×××:層間への液体進行が確認される
Figure 0007290979000001
Figure 0007290979000002
表1に示されるとおり、実施例1~8の排水管はいずれも硬質ポリ塩化ビニル系樹脂外層と耐食性内層とを有する多層管でありながら、高温排水に対して優れた層間安定性が得られた。特に、実施例5~8の排水管は、さらに高温の排水に対しても優れた層間安定性が得られており、厨房排水用の用途において特に好適であることが分かった。
100a,100b…排水管
110,110b…内層
111b…繊維を含まない層
112b…繊維強化樹脂層
120…外層
130…接着層
t…総厚み
t1…内層の厚み

Claims (9)

  1. 温度T℃(但し、T≧60)の排水に用いられる排水管であって、
    ポリオレフィン系樹脂で構成される内層と、前記内層の外側に設けられた、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂で構成される外層と、前記外層と前記内層との間に設けられた接着層と、を含み、
    前記内層を構成する樹脂の0.45MPaにおける重たわみ温度がT×0.85℃以上である、排水管。
  2. 温度T℃(但し、T≧80)の排水に用いられる、請求項1に記載の排水管。
  3. 前記内層を構成する樹脂がポリプロピレンであり、前記外層を構成する硬質ポリ塩化ビニル系樹脂が塩素化ポリ塩化ビニル系樹脂である、請求項2に記載の排水管。
  4. 前記接着層の融解温度が95℃以上である、請求項1~3のいずれかに記載の排水管。
  5. 総厚みに対する前記内層の厚みの比が、0.06~0.44である、請求項1~4のいずれかに記載の排水管。
  6. 前記内層の厚みが、0.3~2.2mmである、請求項1~5のいずれかに記載の排水管。
  7. 前記内層の線膨張係数が10×10-5/℃以上であり、前記外層の線膨張係数が7.5×10-5/℃以下である、請求項1~6のいずれかに記載の排水管。
  8. 前記内層が、繊維強化樹脂層と、前記繊維強化樹脂層の内側に設けられた繊維を含まない層とを含む、請求項1~7のいずれかに記載の排水管。
  9. 前記接着層が、ポリオレフィンを主鎖として官能基が導入された樹脂、エチレン酢酸ビニル部分ケン化物、又はコポリエステル組成物で構成される、請求項1~8のいずれかに記載の排水管。
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