JP7290950B2 - コーナー部構造及びコーナー部材 - Google Patents

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Description

本発明は、コーナー部構造及びこれに用いられるコーナー部材に関する。
特許文献1には、鎧張りの壁の隅部の構造が開示されている。この構造では、隅部の両側に鎧張りされた断熱材付下見板の間を覆うように隅部材が配設されている。
隅部材は、台形状の板を折り曲げて2つの化粧面を形成し、一端にL字状断面の係合部を外側に折り曲げ、相対する他端にフック状の係止部を内側に折り曲げてなり、また、化粧面の左右端に内側に折り曲げた屈曲部を有している。
特開昭59-203155号公報
上述した隅部材は、一枚の板を何度も折り曲げ加工して形成している。このため、隅部材を製造しにくいものであった。
また、例えば窯業系材料にて形成される隅部材の場合、現場にて、二つの部材の互いに突き合わされるそれぞれの端面を、部材の外面に対して45度をなすようにカットして、カットした端面をそれぞれ突き合わせて隅部材を形成していた。この場合、部材の外面に対して45度をなすようにカットし、両傾斜面を位置合せしながら接合する必要があるため、製造に手間がかかるものであった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、構成部材であるコーナー部材の製造がしやすいコーナー部構造及びこのコーナー部構造に用いられるコーナー部材を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様のコーナー部構造は、コーナー部下地と、複数のコーナー部材と、複数の建築用板と、を備える。前記複数のコーナー部材は、前記コーナー部下地に取り付けられている。前記複数の建築用板は、前記複数のコーナー部材に隣接する。前記コーナー部材は、前記コーナー部下地に沿って互いに固定された一対の板材を有する。前記一対の板材は、一方の板材の端面が他方の板材の裏面に対向して接触している。前記複数の建築用板及び前記複数のコーナー部材は、一部が重なって階段状に配置されている。前記コーナー部材の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅は、隣接する前記建築用板の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅と同じである。
また、本発明に係る一態様のコーナー部に用いられるコーナー部材は、一方の板材の端面が他方の板材の裏面に対向して接触する一対の板材を備える。
本発明に係るコーナー部材は製造しやすく、このコーナー部材が用いられるコーナー部構造も製造しやすい。
図1は、本発明に係る一実施形態のコーナー部構造を示す斜視図である。 図2は、同上のコーナー部構造の水平断面図である。 図3は、同上のコーナー部構造に用いられるコーナー部材の斜視図である。 図4は、同上のコーナー部材の分解斜視図である。
以下に示す実施形態は、コーナー部構造及びこれに用いられるコーナー部材に関し、詳しくは、コーナー部を有する壁下地に複数の建築用板が上下方向に複数段鎧張りされたコーナー部構造及びこれに用いられるコーナー部材に関する。
図1及び図2に示す本実施形態のコーナー部構造は、住宅等の建物における外壁のコーナー部を構成している。本実施形態のコーナー部構造は、コーナー部10を有するコーナー部下地1と、複数の建築用板(外壁材)3と、複数のコーナー部材4と、を備えている。複数の建築用板3は、複数のコーナー部材4に隣接する。複数の建築用板3は、コーナー部下地1に対して上下方向に複数段鎧張りされる。複数のコーナー部材4は、コーナー部下地1に取り付けられる。複数のコーナー部材4は、コーナー部10を介して隣り合う一対の建築用板3の間を覆う。
(コーナー部下地)
図2に示すように、本実施形態のコーナー部下地1は、複数の下地板11で構成されている。複数の下地板11は、コーナー部柱12を含む構造用面材16、透湿防水シート13を介して複数の縦胴縁14に固定されている。各下地板11は、例えば合板又はOSB(OrientedStrandBoard)等の木質系ボードからなる。なお、コーナー部下地1は、胴縁や柱材等から構成されてもよい。
複数の下地板11は、コーナー部柱12に縦胴縁14を介して固定された一対の下地板110,111を含んでいる。一対の下地板110,111は、コーナー部柱12の屋外側において、一方の下地板110の裏面に他方の下地板111の端面が接している。これにより、一対の下地板110,111は、平面視において直角に交わっている。本実施形態ではこれら一対の下地板110,111で成す直角の角部が、コーナー部下地1のコーナー部10となっている。
コーナー部下地1は、一対の下地板110,111のうちの一方の下地板110の表面で構成された第1下地面21と、他方の下地板111の表面とこれと面一の下地板110の端面とで構成された第2下地面22とを備えている。第1下地面21と第2下地面22は、コーナー部10を介して隣接しており、互いに垂直である。
(建築用板)
コーナー部下地1には、複数の建築用板3が取り付けられる。複数の建築用板3は、上下に隣接する建築用板3の一部が重なるように階段状に配置されて、上下方向に複数並んでいる。具体的には、複数の建築用板3は、防水紙15を介して上下方向に複数段鎧張りされている。本実施形態の建築用板3は、平板状の窯業系サイディングであり、正面視で左右方向(コーナー部下地1に沿った水平な方向)に長い矩形板状に形成されている。なお、建築用板3は、無垢材や集成材等の木製外壁材や、天然スレート等であってもよい。また、建築用板3は、その他の平型化粧スレートや金属サイディングなどであってもよい。
建築用板3は、下部(上下方向の中央部よりも下側の部分)が下段の建築用板3の上部(上下方向の中央部よりも上側の部分)の表面に重なっている。建築用板3において上段の建築用板3に覆われる上部には、図示しない釘等の固定具が複数貫通している。これら複数の固定具は、コーナー部下地1に打ち込まれている。これにより、建築用板3はコーナー部下地1に固定されている。本実施形態の建築用板3は、上端部の表面が1段上の建築用板3と2段上の建築用板3とで2重に覆われている。
各段の複数の建築用板3は、コーナー部10の両側に位置する一対の建築用板31,32を含んでいる。一対の建築用板31,32は、互いに上下方向の位置を揃えて、コーナー部10を介して隣り合っている。
一対の建築用板31,32の間には、コーナー部10の屋外側に位置する隙間33が形成されている。以下、必要に応じて、一対の建築用板31,32のうち、コーナー部下地1の第1下地面21に沿った建築用板3を第1建築用板31といい、第2下地面22に沿った建築用板3を第2建築用板32という。
第1建築用板31のコーナー部10側端は、第1下地面21のコーナー部10側端よりも第2下地面22とは反対側に控えて位置している。第1建築用板31のコーナー部10側端に対向するように、コーナー部下地1に縦胴縁34が固定されている。同様に第2建築用板32のコーナー部10側端は、第2下地面22のコーナー部10側端よりも第1下地面21とは反対側に控えて位置している。第2建築用板32のコーナー部10側端に対向するように、コーナー部下地1に縦胴縁35が固定されている。
(コーナー部材)
図1に示すように、コーナー部下地1のコーナー部10の屋外側には、建築用板3の段数と同数のコーナー部材4が、上下に隣接するコーナー部材4の一部が重なるように階段状に配置されて、上下方向に複数並んでいる。言い換えると、複数のコーナー部材4は、上下方向に複数段鎧張りされている。コーナー部材4は、複数の建築用板3の各段において一対の建築用板31,32の各コーナー部10側の端部及び縦胴縁34,35を覆っている。
図3及び図4に示す本実施形態のコーナー部材4は、窯業系材料により形成されるもので、建築用板3と同じ材料により形成される。なお、コーナー部材4は、金属材や無垢材や集成材等の木製外壁材や、天然スレート等により形成されてもよい。
コーナー部材4の上下長さは、対応する一対の建築用板31,32の各々の上下長さよりも短い。また、コーナー部材4の上下長さは、対応する一対の建築用板31,32の各々における上下方向の働き幅(上段の建築用板3によって覆われずに露出した部分の上下長さ)よりも長い。コーナー部材4は、カバー部40を備えている。
カバー部40は、図1に示すように、コーナー部下地1のコーナー部10を含むコーナー部分に沿って水平断面L字状に形成されている。図4に示すように、カバー部40は、平面視で略直角に交わった一対の板材41,42を有している。以下、必要に応じて、一対の板材41,42のうち、第1建築用板31側に位置する板材41を第1板材41といい、第2建築用板32側に位置する板材42を第2板材42という。
第1板材41は、第1建築用板31の表面と平行な平板状に形成されている。第2板材42は、第1板材41の第1建築用板31とは反対側端から略直角に突出し、第2建築用板32の表面と平行な平板状に形成されている。一対の板材(第1板材41及び第2板材42)は、コーナー部下地1に沿って互いに固定される。第1板材41の端面411が、第2板材42の裏面421に対向して接触している。本実施形態では、第1板材41の端面411が、第2板材42の裏面421に接触しているが、接触する必要はなく、互いに対向するのみでもよい。
第1板材41と第2板材42とは、連結部材43により連結される。連結部材43は、第1板材41と対向する第1片431と、第2板材42と対向する第2片432とを有するL字状に形成されている。第1片431の外面と第2片432の外面に跨って両面テープ44が貼付されている。第1板材41は、第1片431の外面に貼付された両面テープ44により第1片431の外面に固定される。第2板材42は、第2片432の外面に貼付された両面テープ44により第2片432の外面に固定される。第1板材41と第2板材42とが連結部材43及び両面テープ44を介して互いに固定されて、図3に示すコーナー部材4が構成される。
また、コーナー部材4には、釘等からなる固定具45が通される固定具用孔46が形成されている。本実施形態では、第1板材41と第2板材42のそれぞれにおいて、上下に間隔をあけた二箇所に固定具用孔46が形成されている。なお、コーナー部材4に形成される固定具用孔46の個数は限定されず、また、コーナー部材4に固定具用孔46が形成されなくてもよい。
図1に示すように、カバー部40は、第1建築用板31のコーナー部10側の端部から第2建築用板32のコーナー部10側の端部に亘ってカバーする。具体的に第1板材41におけるコーナー部10とは反対側(第2板材42とは反対側)の端部は、第1建築用板31のコーナー部10側の端部の表面に沿っており、第2板材42におけるコーナー部10とは反対側(第1板材41とは反対側)の端部は、第2建築用板32のコーナー部10側の端部の表面に沿っている。これにより、第1板材41と第2板材42とで、第1建築用板31のコーナー部10側の端部、第2建築用板32のコーナー部10側の端部及び第1建築用板31と第2建築用板32との間の隙間33(図2参照)が屋外側から覆われている。
カバー部40の両側端部における上端部は、当該コーナー部材4の両側に配置された一対の建築用板31,32と、この上段に配置された一対の建築用板31,32との間に差し込まれている。このため、当該コーナー部材4の両側に配置された一対の建築用板31,32と、この上段に配置された一対の建築用板31,32との間に浸入した雨水が横走りしたとしても、この雨水はコーナー部材4のカバー部40で受けられて、下方に排出される。したがって、前記横走りした雨水は、一対の建築用板31,32の間のコーナー部下地1に至りにくい。
コーナー部材4の上端部の屋外側には、上段のコーナー部材4の下端部が重なっている。これにより、コーナー部材4の各板材41,42の上端部は、上段のコーナー部材4によって覆われている。
(施工)
複数の建築用板3及び複数のコーナー部材4は、例えば以下のように施工される。図2に示すように、まず、コーナー部下地1の第1下地面21及び第2下地面22の各々に、複数の建築用板3が上下方向に複数段鎧張りされる。このとき、建築用板3は第1下地面21及び第2下地面22の各々において、下方の建築用板3から順に施工される。すなわち、各下地面21,22においては、まず、最下段の建築用板3が施工される。この最下段の建築用板3の施工は、建築用板3をコーナー部下地1に沿って配置し、この後、複数の固定具を建築用板3を通してコーナー部下地1に打入することで行われる。
次に下から2段目の建築用板3が施工される。このとき、建築用板3は、その下部が下段の建築用板3の上部の屋外側に重ねられ、この状態で複数の固定具が建築用板3の上端部を通してコーナー部下地1に打入されることで、コーナー部下地1に固定される。そして、以後同様に、下段の建築用板3の上部に上段の建築用板3の下部が重なるように1段ずつ複数の建築用板3が順に施工され、これにより、第1下地面21及び第2下地面22の各々において、上下複数段の建築用板3が固定される。
次に複数のコーナー部材4が施工される。複数のコーナー部材4は、下方のコーナー部材4から順に施工される。最下段のコーナー部材4の施工では、まず、コーナー部材4が、最下段の一対の建築用板31,32を覆うように配置される。この後、釘等からなる固定具45がコーナー部材4に形成された固定具用孔46(図3及び図4参照)を通してコーナー部下地1に打入されることで、コーナー部材4はコーナー部下地1に固定される。
本実施形態では、第1板材41と第2板材42はそれぞれ、上下二箇所に固定具用孔46が形成されている。第1板材41と第2板材42は、一箇所のみに固定具用孔46が形成されるとすればこの固定具用孔46に通される固定具45を中心に回転してしまうところ、上下二箇所の固定具45により回転が規制される。
また、コーナー部材4は、非曝露部分において、コーナー部下地1に対して固定具45で固定されている。非曝露部分は、コーナー部材4の表面のうち、隣接するコーナー部材4に覆われる部分である。また、図1に示すように、コーナー部材4の表面のうち、隣接するコーナー部材4に覆われない部分を曝露部47とする。同様に、建築用板3の表面のうち、隣接する建築用板3に覆われない部分を曝露部36とする。このように、非曝露部分において固定具45により固定されるため、固定具45が見えず、見栄えがよい。
次に下から2段目のコーナー部材4が施工される。このコーナー部材4の施工も、最下段のコーナー部材4と同様である。これによりコーナー部材4は対応する一対の建築用板31,32の間においてコーナー部下地1に固定される。そして、以後同様に、下方に位置するコーナー部材4から順番に施工され、これにより、上下複数のコーナー部材4が、コーナー部下地1に固定される。
ここで、コーナー部材4の曝露部47におけるコーナー部10に沿った方向(上下方向)の幅W1は、隣接する建築用板3の曝露部36におけるコーナー部10に沿った方向の幅W2と同じである。また、コーナー部材4の曝露部47の下端(上端)と、隣接する建築用板3の曝露部36の下端(上端)とは、同じ高さに位置して連続している。このため、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とが連続して、建築用板3とコーナー部材4とが一体となっているように見えて、見栄えがよい。特に、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とが同じ材料にて形成されているため、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とがより一体的に見える。更に、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とを同じ色とすることで、更に一層、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とが一体的に見える。
なお、建築用板3の表面のうち、曝露部36に対応する部分には、耐候性を有する塗料を厚く塗装し、曝露部36に対応しない部分には、耐候性を有する塗料を薄く塗装してもよい。この場合、コーナー部材4は、建築用板3の曝露部36に対応する部分を用いて形成することが好ましい。
本実施形態では、複数のコーナー部材4が、上下複数段の建築用板3の施工後に施工される。このため、図2に示すように、複数の建築用板3を施工するにあたって、例えば第1下地面21に上下複数段の建築用板3を鎧張り施工した後、第2下地面22に上下複数段の建築用板3を鎧張り施工することができ、複数の建築用板3を第1下地面21及び第2下地面22の各々で独立して施工することができる。
なお、各コーナー部材4は、コーナー部下地1の第1下地面21及び第2下地面22に、建築用板3が一段施工される度に施工されてもよい。この場合、コーナー部材4を施工するときには、対応する一対の建築用板31,32よりも上段の建築用板31,32は未だ施工されていないため、コーナー部材4を施工するときに上段の建築用板31,32が邪魔にならず、コーナー部材4を容易に施工することが可能になる。
本実施形態では、図4に示すように、コーナー部材4が一対の平板状をした板材41,42を有し、一方の板材41の端面411が他方の42の裏面421に対向して接触している。このため、平板状をした板材41,42を容易に組み立てることができて、従来例のように一枚の板を何度も折り曲げ加工して形成する隅部材と比較して、コーナー部材4を製造しやすい。また、このコーナー部材4が用いられるコーナー部構造の製造(施工)もしやすい。
また、現場にて、二つの部材の突き合わせ端面を斜めにカットするもののように、二つの部材(板材41,42)間に隙間が生じにくい。
以上、述べた実施形態から明らかなように、第1の態様のコーナー部構造は、コーナー部下地1と、複数のコーナー部材4と、複数の建築用板3と、を備える。複数のコーナー部材4は、コーナー部下地1に取り付けられている。複数の建築用板3は、複数のコーナー部材4に隣接する。コーナー部材4は、コーナー部下地1に沿って互いに固定された一対の板材41,42を有する。一対の板材41,42は、一方の板材41の端面411が他方の42の裏面421に対向して接触している。複数の建築用板3及び複数のコーナー部材4は、一部が重なって階段状に配置されている。コーナー部材4の曝露部47におけるコーナー部に沿った方向の幅W1は、隣接する建築用板3の曝露部36におけるコーナー部に沿った方向の幅W2と同じである。
第1の態様によれば、コーナー部材4が一対の板材41,42を有し、一方の板材41の端面411が他方の42の裏面421に対向して接触しているため、平板状をした板材41,42を容易に組み立て可能で、コーナー部材4を製造しやすく、板材41,42間に隙間が生じにくい。従って、このコーナー部材4が用いられるコーナー部構造も製造(施工)がしやすく、板材41,42間に隙間が生じにくい。
また、コーナー部材4の曝露部47の幅W1と、隣接する建築用板3の曝露部36の幅W2とが同じであるため、建築用板3の曝露部36とコーナー部材4の曝露部47とが連続して、建築用板3とコーナー部材4とが一体となっているように見えて、見栄えがよい。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、コーナー部材4は、非曝露部分48において、コーナー部下地1に対して固定具45で固定されている。
第2の態様によれば、非曝露部分において固定具45により固定されるため、固定具45が見えず、見栄えがよい。
第3の態様は、コーナー部10に用いられるコーナー部材4である。コーナー部材4は、一方の板材41の端面411が他方の板材42の裏面421に対向して接触する一対の板材41,42を備える。
第3の態様によれば、コーナー部材4が一対の板材41,42を有し、一方の板材41の端面411が他方の42の裏面421に対向して接触しているため、平板状をした板材41,42を容易に組み立て可能で、コーナー部材4を製造しやすく、板材41,42間に隙間が生じにくい。
1 コーナー部下地
10 コーナー部
3 建築用板
36 曝露部
4 複数のコーナー部材
41 板材
411 端面
42 板材
421 裏面
45 固定具
47 曝露部
48 非曝露部分
W1 幅
W2 幅

Claims (3)

  1. コーナー部を介して隣接する第1下地面と第2下地面とを備えるコーナー部下地と、
    前記コーナー部下地に取り付けられた複数のコーナー部材と、
    前記複数のコーナー部材に隣接して、前記第1下地面に沿った第1建築用板と前記第2下地面に沿った第2建築用板とを含む複数の建築用板と、を備え、
    前記第1建築用板の前記コーナー部側端は、前記第1下地面の前記コーナー部側端よりも前記第2下地面とは反対側に控えて位置しており、
    前記第1建築用板の前記コーナー部側端に対向するように、前記コーナー部下地に縦胴縁が固定されており、
    前記第2建築用板の前記コーナー部側端は、前記第2下地面の前記コーナー部側端よりも前記第1下地面とは反対側に控えて位置しており、
    前記第2建築用板の前記コーナー部側端に対向するように、前記コーナー部下地に縦胴縁が固定されており、
    前記コーナー部材は、前記コーナー部下地に沿って互いに固定された一対の板材を有し
    記複数の建築用板及び前記複数のコーナー部材は、一部が重なって階段状に配置され、
    前記コーナー部材の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅は、隣接する前記建築用板の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅と同じであ
    前記コーナー部材は、前記第1建築用板の前記コーナー部側の端部から前記第2建築用板の前記コーナー部側の端部の表面に亘ってカバーしてなる、
    コーナー部構造。
  2. コーナー部下地と、
    前記コーナー部下地に取り付けられた複数のコーナー部材と、
    前記複数のコーナー部材に隣接する複数の建築用板と、を備え、
    前記コーナー部材は、前記コーナー部下地に沿って互いに固定された一対の板材を有し、前記一対の板材は、それぞれに上下二箇所に固定具用孔が形成されており、
    前記複数の建築用板及び前記複数のコーナー部材は、一部が重なって階段状に配置され、
    前記コーナー部材の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅は、隣接する前記建築用板の曝露部における前記コーナー部に沿った方向の幅と同じである、
    コーナー部構造。
  3. 請求項1又は2に記載されたコーナー部構造に用いられ
    コーナー部材。
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