JP7287063B2 - タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
従来から、トレッドゴムを低発熱性化することによりタイヤの転がり抵抗を低減し、車両を低燃費化することが行われている。
ゴム組成物の低発熱性を満足させる方法として、低補強性の充填剤を用いる方法、補強用充填剤の含有量を低減させる方法等が知られている。しかし、このような充填剤による低燃費化は、ゴム組成物の補強性が低下するため、破壊特性が低下してしまうという問題があり、高い低燃費性と破壊特性とを両立させることは一般に困難である。
例えば、特許文献1では、ヒドラジド化合物を配合したゴム組成物が開示されているが、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能を改善するという点では改善の余地がある。
特開2019-1864号公報
本発明は、前記課題を解決し、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善されたゴム組成物及びタイヤを提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部であるタイヤ用ゴム組成物を用いることで、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善されることを見出した。
すなわち、本発明は、イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
上記ゴム組成物において、上記ヒドラジド化合物の含有量が、イソプレン系ゴム100質量部に対して、0.3~1.2質量部であることが好ましい。
上記ゴム組成物は、カーボンブラック及びシリカを含むことが好ましい。
上記ゴム組成物は、トレッド用ゴム組成物であることが好ましい。
本発明はまた、ゴム組成物を用いたトレッドを有するタイヤに関する。
本発明によれば、イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部であるタイヤ用ゴム組成物であるので、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善される。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部である。これにより、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善される。
このような作用効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
イソプレン系ゴム、フィラー(特に、カーボンブラック)を含有するゴム組成物において、素練り促進剤の使用により加工性を改善できる一方で、低燃費性が悪化する傾向があるが、素練り促進剤及びヒドラジド化合物を併用することにより、低燃費性の悪化を抑制できる。
一方、不飽和脂肪酸グリセリド類をフィラー(特に、カーボンブラック、シリカ、なかでも、シリカ)と併用することにより、フィラー(特に、カーボンブラック、シリカ、なかでも、シリカ)の分散性が向上する。
そして、イソプレン系ゴムを含有するゴム組成物において、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とをフィラーと共に配合することにより、素練り促進剤の配合により加工性を良好に保ちつつ、フィラーの分散性も向上し、ゴム自体の発熱性も抑えられることにより、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善される。
特に、イソプレン系ゴムを含有するゴム組成物において、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを併用することにより、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能を相乗的に改善でき、良好な加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が得られる。
上記ゴム組成物は、イソプレン系ゴムを含む。
イソプレン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、改質NR、変性NR、変性IR等が挙げられる。NRとしては、例えば、SIR20、RSS♯3、TSR20等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。IRとしては、特に限定されず、例えば、IR2200等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。改質NRとしては、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(UPNR)等、変性NRとしては、エポキシ化天然ゴム(ENR)、水素添加天然ゴム(HNR)、グラフト化天然ゴム等、変性IRとしては、エポキシ化イソプレンゴム、水素添加イソプレンゴム、グラフト化イソプレンゴム等、が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ゴム成分100質量%中のイソプレン系ゴムの含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは30質量%以上であり、100質量%でもよいが、好ましくは95質量%以下、より好ましくは85質量%以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物において、イソプレン系ゴム以外に使用できるゴム成分として、例えば、イソプレン系ゴム以外のジエン系ゴムが挙げられる。
ジエン系ゴムとしては、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などが挙げられる。また、上記以外のゴム成分としては、ブチル系ゴム、フッ素ゴムなどが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、SBR、BRが好ましく、BRがより好ましい。
ここで、ゴム成分は、重量平均分子量(Mw)が20万以上が好ましく、より好ましくは35万以上のゴムである。Mwの上限は特に限定されないが、好ましくは400万以下、より好ましくは300万以下である。
なお、本明細書において、Mw、数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製GPC-8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMULTIPORE HZ-M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めることができる。
ジエン系ゴムを含有する場合、ゴム成分100質量%中のジエン系ゴムの含有量は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、特に好ましくは80質量%以上、最も好ましくは90質量%以上であり、100質量%であってもよい。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、ジエン系ゴムの含有量には、イソプレン系ゴムの含有量も含まれる。
ゴム成分は、非変性ジエン系ゴムでもよいし、変性ジエン系ゴムでもよい。
変性ジエン系ゴムとしては、シリカ等の充填剤と相互作用する官能基を有するジエン系ゴムであればよく、例えば、ジエン系ゴムの少なくとも一方の末端を、上記官能基を有する化合物(変性剤)で変性された末端変性ジエン系ゴム(末端に上記官能基を有する末端変性ジエン系ゴム)や、主鎖に上記官能基を有する主鎖変性ジエン系ゴムや、主鎖及び末端に上記官能基を有する主鎖末端変性ジエン系ゴム(例えば、主鎖に上記官能基を有し、少なくとも一方の末端を上記変性剤で変性された主鎖末端変性ジエン系ゴム)や、分子中に2個以上のエポキシ基を有する多官能化合物により変性(カップリング)され、水酸基やエポキシ基が導入された末端変性ジエン系ゴム等が挙げられる。
上記官能基としては、例えば、アミノ基、アミド基、シリル基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、イミノ基、イミダゾール基、ウレア基、エーテル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、メルカプト基、スルフィド基、ジスルフィド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオカルボニル基、アンモニウム基、イミド基、ヒドラゾ基、アゾ基、ジアゾ基、カルボキシル基、ニトリル基、ピリジル基、アルコキシ基、水酸基、オキシ基、エポキシ基等が挙げられる。なお、これらの官能基は、置換基を有していてもよい。なかでも、アミノ基(好ましくはアミノ基が有する水素原子が炭素数1~6のアルキル基に置換されたアミノ基)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1~6のアルコキシ基)、アルコキシシリル基(好ましくは炭素数1~6のアルコキシシリル基)が好ましい。
BRは特に限定されず、例えば、高シス含量のハイシスBR、シンジオタクチックポリブタジエン結晶を含有するBR、希土類系触媒を用いて合成したBR(希土類BR)等を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、耐摩耗性能が向上するという理由から、シス含量が90質量%以上のハイシスBRが好ましい。なお、シス含量は、赤外吸収スペクトル分析法により測定できる。
また、BRは、非変性BRでもよいし、変性BRでもよい。変性BRとしては、変性ジエン系ゴムと同様の官能基が導入された変性BRが挙げられる。
BRとしては、例えば、宇部興産(株)、JSR(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)等の製品を使用できる。
BRを含有する場合、ゴム成分100質量%中のBRの含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、好ましくは80質量%以下、より好ましくは65質量%以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
SBRとしては特に限定されず、例えば、乳化重合スチレンブタジエンゴム(E-SBR)、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)等を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
SBRのスチレン含量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上、特に好ましくは20質量%以上、最も好ましくは25質量%以上、より最も好ましくは30質量%以上、更に最も好ましくは35質量%以上である。また、該スチレン含量は、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは45質量%以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、本明細書において、SBRのスチレン含量は、H-NMR測定により算出される。
SBRとしては、例えば、住友化学(株)、JSR(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)等により製造・販売されているSBRを使用できる。
SBRは、非変性SBRでもよいし、変性SBRでもよい。変性SBRとしては、変性ジエン系ゴムと同様の官能基が導入された変性SBRが挙げられる。
上記ゴム組成物は、素練り促進剤を含有する。
本明細書において、素練り促進剤とは、通常、素練り時間を短縮する目的で、ゴムの素練り工程において加えられる薬剤をいい、しゃく解剤又はペプタイザーともいう。
素練り促進剤としては、例えば、芳香族メルカプタン系、芳香族ジスルフィド系、芳香族メルカプタン金属塩系等の従来タイヤ用ゴム組成物で使用されてきたものを好適に使用できる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、芳香族ジスルフィド系、芳香族メルカプタン金属塩系が好ましく、芳香族ジスルフィド系がより好ましい。
芳香族メルカプタン系としては、例えば、キシレンチオール、ペンタクロロチオフェノール、β-ナフチルメルカプタン、p-t-ブチルチオフェノール、t-ブチル-o-チオクレゾール、o-ベンズアミドチオフェノール等が挙げられる。芳香族ジスルフィド系としては、例えば、o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィド、ビス(2,4-ジメチルフェニル)ジスルフィド等が挙げられる。芳香族メルカプタン金属塩系としては、上記芳香族メルカプタン系の金属塩(亜鉛塩等)が挙げられる。なかでも、o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィドが好ましく、o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィドとステアリン酸との混合物がより好ましい。
素練り促進剤の市販品としては、特に限定されないが、例えば、大内新興化学工業(株)製のノクタイザーSS(o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィド)、SZ(o-ベンズアミドチオフェノールの亜鉛塩)、SD(o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィドとステアリン酸等の添加物との混合物)、SM、SX、SK、SZK等が挙げられる。
素練り促進剤の融点は、好ましくは30℃以上、より好ましくは40℃以上、更に好ましくは50℃以上であり、該融点は、好ましくは160℃以下、より好ましくは150℃以下、更に好ましくは100℃以下、特に好ましくは70℃以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、本明細書において、素練り促進剤の融点は、JIS-K6220の目視法に従って測定される値である。
素練り促進剤の含有量は、加工性を担保できる範囲であれば特に制限はないが、イソプレン系ゴム100質量部に対して、好ましくは0.01質量部以上、より好ましくは0.02質量部以上、更に好ましくは0.05質量部以上、特に好ましくは0.1質量部以上であり、該含有量は、好ましくは0.5質量部以下、より好ましくは0.3質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、ヒドラジド化合物を含有する。
本明細書において、ヒドラジド化合物は、ヒドラジド基(-CONHNH)を有する化合物を意味する。ヒドラジド化合物が有するヒドラジド基の数は特に限定されないが、ヒドラジド化合物は、ヒドラジド基を分子中に1つ又は2つ有するヒドラジド化合物であることが好ましく、ヒドラジド基を分子中に2つ有するジヒドラジド化合物であることがより好ましい。
ヒドラジド化合物の炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは5以上であり、好ましくは50以下、より好ましくは35以下、更に好ましくは15以下、特に好ましくは8以下である。上記範囲内であると、ゴムに対する良好な親和性が得られ、効果がより良好に得られる傾向がある。
ヒドラジド化合物としては、例えば、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、エイコサン二酸ジヒドラジド、7,11-オクタデカジエン-1,18-ジカルボヒドラジド、サリチル酸ヒドラジド、4-メチル安息香酸ヒドラジド、3-ヒドロキシ-N’-(1,3-ジメチルブチリデン)-2-ナフトエ酸ヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、ステアリン酸ヒドラジド、パルミチン酸ヒドラジド、ラウリン酸ヒドラジド(ドデカン酸ヒドラジド)、酪酸ヒドラジド、ペンタン酸ヒドラジド、ヘキサン酸ヒドラジド、へプタン酸ヒドラジド、オクタン酸ヒドラジド、ノナン酸ヒドラジド、デカン酸ヒドラジド、ウンデカン酸ヒドラジド、イソニコチン酸ヒドラジド、カルボジヒドラジド、1,3-ビス(ヒドラジノカルボエチル)-5-イソプロピルヒダントイン、イコサン酸ジヒドラジド、アントラニル酸ヒドラジド、4-ヒドロキシ安息香酸ヒドラジド、2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸ヒドラジド、シュウ酸ヒドラジド、アントラニロイルヒドラジン、4-ヒドロキシベンゾイックアシドヒドラジド等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ヒドラジド化合物としては、下記式(1)又は(2)で表される化合物が好ましく、下記式(1)で表される化合物がより好ましい。
Figure 0007287063000001
(式(1)及び(2)中、Rは分岐若しくは非分岐の炭素数1~30(炭素数は、好ましくは2以上であり、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは7以下)の2価の炭化水素基を表す。)
該炭化水素基としては、例えば、分岐若しくは非分岐の炭素数1~30のアルキレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2~30のアルケニレン基、分岐若しくは非分岐の炭素数2~30のアルキニレン基、炭素数6~30のアリーレン基などがあげられる。なかでも、分岐若しくは非分岐の炭素数1~30のアルキレン基、炭素数6~30のアリーレン基が好ましく、分岐若しくは非分岐の炭素数1~30のアルキレン基がより好ましい。
Rの分岐若しくは非分岐の炭素数1~30(炭素数は、好ましくは2以上であり、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは7以下)のアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、へプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ドデシレン基、トリデシレン基、テトラデシレン基、ペンタデシレン基、ヘキサデシレン基、ヘプタデシレン基、オクタデシレン基などがあげられる。
Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2~30(炭素数は、好ましくは2以上であり、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは6以下)のアルケニレン基としては、例えば、ビニレン基、1-プロペニレン基、2-プロペニレン基、1-ブテニレン基、2-ブテニレン基、1-ペンテニレン基、2-ペンテニレン基、1-ヘキセニレン基、2-ヘキセニレン基、1-オクテニレン基などがあげられる。
Rの分岐若しくは非分岐の炭素数2~30(炭素数は、好ましくは2以上であり、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは6以下)のアルキニレン基としては、例えば、エチニレン基、プロピニレン基、ブチニレン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基、へプチニレン基、オクチニレン基、ノニニレン基、デシニレン基、ウンデシニレン基、ドデシニレン基などがあげられる。
Rの炭素数6~30(炭素数は、好ましくは15以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは8以下)のアリーレン基としては、例えば、フェニレン基、トリレン基、キシリレン基、ナフチレン基などがあげられる。
ヒドラジド化合物としては、大塚化学(株)、日本ファインケム(株)、東京化成工業(株)等の製品を使用できる。
ヒドラジド化合物の含有量は、素練り促進剤100質量部に対して、好ましくは50質量部以上、より好ましくは100質量部以上、更に好ましくは250質量部以上、特に好ましくは350質量部以上、最も好ましくは400質量部以上であり、該含有量は、好ましくは1000質量部以下、より好ましくは800質量部以下、更に好ましくは600質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、不飽和脂肪酸グリセリド類を含有する。
本明細書において、不飽和脂肪酸グリセリド類とは、脂肪酸がグリセロール(グリセリン)とエステル結合した、モノ、ジ又はトリグリセリドであって、構成する脂肪酸部分が不飽和脂肪酸に由来するグリセリド類を意味する。
脂肪酸は1種単独でもよく、2種以上の混合物でもよい。脂肪酸は、直鎖状、分岐状のいずれでもよいが、直鎖状が好ましい。脂肪酸の不飽和結合の数は特に限定されないが、1個が好ましい。
また、エステルについては、モノ、ジ、トリエステルのいずれでもよいが、好ましくはモノエステル(モノグリセリド)である。
不飽和脂肪酸の炭素数は、好ましくは6以上、より好ましくは10以上、更に好ましくは14以上であり、好ましくは30以下、より好ましくは25以下、更に好ましくは20以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
不飽和脂肪酸グリセリド類としては、例えば、グリセロールモノオレエート、グリセロールモノミリストレエート、グリセロールモノパルミトレエート、グリセロールモノガドレエート、グリセロールモノクロトネート、グリセロールモノリノレート、グリセロールモノリノレネート等の不飽和脂肪酸モノグリセリド類;グリセロールジオレエート、グリセロールジミリストレエート、グリセロールジパルミトレエート、グリセロールジガドレエート、グリセロールジクロトネート、グリセロールジリノレート、グリセロールジリノレネート、グリセロールモノオレエートモノミリストレエート等の不飽和脂肪酸ジグリセリド類;グリセロールトリオレエート、グリセロールトリミリストレエート、グリセロールトリパルミトレエート、グリセロールトリガドレエート、グリセロールトリクロトネート、グリセロールトリリノレート、グリセロールトリリノレネート、グリセロールジオレエートモノミリストレエート等の不飽和脂肪酸トリグリセリド類;等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、不飽和脂肪酸モノグリセリド類が好ましく、グリセロールモノオレエートがより好ましい。
不飽和脂肪酸グリセリド類としては、花王(株)等の製品を使用できる。
不飽和脂肪酸グリセリド類の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.2質量部以上、更に好ましくは0.3質量部以上であり、該含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは10質量部以下、更に好ましくは5質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、充填剤(補強性充填剤)として、カーボンブラック及び/又はシリカを含有することが好ましい。なかでも、前記効果がより良好に得られるという点から、カーボンブラック及びシリカを含有することが好ましい。
カーボンブラックとしては、N134、N110、N220、N234、N219、N339、N330、N326、N351、N550、N762などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは80m/g以上、より好ましくは120m/g以上、更に好ましくは130m/g以上である。また、上記NSAは、好ましくは200m/g以下、より好ましくは170m/g以下、更に好ましくは155m/g以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K6217-2:2001によって求められる。
カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(DBP)は、好ましくは50ml/100g以上、より好ましくは100ml/100g以上である。また、該DBPは、好ましくは200ml/100g以下、より好ましくは135ml/100g以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、カーボンブラックのDBPは、JIS-K6217-4:2001に準拠して測定できる。
カーボンブラックとしては、例えば、旭カーボン(株)、キャボットジャパン(株)、東海カーボン(株)、三菱化学(株)、ライオン(株)、新日化カーボン(株)、コロンビアカーボン社等の製品を使用できる。
カーボンブラックを含有する場合、ゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量は、好ましくは2質量部以上、より好ましくは5質量部以上、更に好ましくは20質量部以上である。該含有量は、好ましくは120質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは70質量部以下、特に好ましくは60質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカとしては、例えば、デグッサ社、ローディア社、東ソー・シリカ(株)、ソルベイジャパン(株)、(株)トクヤマ等の製品を使用できる。
シリカのNSAは、好ましくは50m/g以上、より好ましくは150m/g以上である。また、該NSAは好ましくは300m/g以下、より好ましくは200m/g以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、シリカのNSAは、ASTM D3037-81に準拠して測定できる。
シリカを含有する場合、ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量は、好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上、更に好ましくは20質量部以上、特に好ましくは40質量部以上である。該含有量は、好ましくは120質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは80質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物において、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量は、30~120質量部である。該合計含有量は、好ましくは40質量部以上、より好ましくは50質量部以上であり、好ましくは110質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは90質量部以下、特に好ましくは80質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、シリカを配合する場合、シリカと共にシランカップリング剤を含むことが好ましい。
シランカップリング剤としては、特に限定されず、例えば、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2-トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4-トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3-トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2-トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(2-トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4-トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2-トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4-トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3-トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2-トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4-トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3-トリメトキシシリルプロピル-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2-トリエトキシシリルエチル-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3-トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、などのスルフィド系、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、2-メルカプトエチルトリエトキシシラン、Momentive社製のNXT、NXT-Zなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3-アミノプロピルトリエトキシシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、などのグリシドキシ系、3-ニトロプロピルトリメトキシシラン、3-ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3-クロロプロピルトリメトキシシラン、3-クロロプロピルトリエトキシシランなどのクロロ系などがあげられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
シランカップリング剤としては、例えば、デグッサ社、Momentive社、信越シリコーン(株)、東京化成工業(株)、アヅマックス(株)、東レ・ダウコーニング(株)等の製品を使用できる。
シランカップリング剤を含有する場合、シランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、更に好ましくは3質量部以上である。また、該含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは16質量部以下、更に好ましくは12質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、可塑剤を配合してもよい。可塑剤としては特に限定されないが、オイル、液状ポリマー(液状ジエン系重合体)、液状樹脂などが挙げられる。これら可塑剤は、1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
可塑剤のなかでも、オイル、液状ポリマー、及び液状樹脂からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましく、オイル及び/又は液状ポリマー(液状ジエン系重合体)がより好ましく、オイルが更に好ましい。
上記オイルとしては、特に限定されず、パラフィン系プロセスオイル、アロマ系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどのプロセスオイル、TDAE、MES等の低PCA(多環式芳香族)プロセスオイル、植物油脂、及びこれらの混合物等、従来公知のオイルを使用できる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、アロマ系プロセスオイルが好ましい。上記アロマ系プロセスオイルとしては、具体的には、出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルAHシリーズ等が挙げられる。
オイルとしては、例えば、出光興産(株)、三共油化工業(株)、(株)ジャパンエナジー、オリソイ社、H&R社、豊国製油(株)、昭和シェル石油(株)、富士興産(株)等の製品を使用できる。
上記液状ポリマー(液状ジエン系重合体)とは、常温(25℃)で液体状態のジエン系重合体である。
液状ジエン系重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が、1.0×10以上であることが好ましく、3.0×10以上であることがより好ましく、2.0×10以下であることが好ましく、1.5×10以下であることがより好ましい。
なお、本明細書において、液状ジエン系重合体のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算値である。
液状ジエン系重合体としては、液状スチレンブタジエン共重合体(液状SBR)、液状ブタジエン重合体(液状BR)、液状イソプレン重合体(液状IR)、液状スチレンイソプレン共重合体(液状SIR)などが挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
液状ジエン系重合体としては、例えば、サートマー社、(株)クラレ等の製品を使用できる。
上記液状樹脂としては、特に制限されないが、例えば、液状の芳香族ビニル重合体、クマロンインデン樹脂、インデン樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、またはこれらの水素添加物などが挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記液状樹脂としては、例えば、丸善石油化学(株)、住友ベークライト(株)、ヤスハラケミカル(株)、東ソー(株)、Rutgers Chemicals社、BASF社、アリゾナケミカル社、日塗化学(株)、(株)日本触媒、JXエネルギー(株)、荒川化学工業(株)、田岡化学工業(株)等の製品を使用できる。
可塑剤を含有する場合、可塑剤(好ましくはオイル)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは5質量部以上、更に好ましくは10質量部以上、特に好ましくは20質量部以上である。また、該含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは80質量部以下、特に好ましくは60質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
なお、可塑剤の含有量には、ゴム(油展ゴム)に含まれるオイルの量も含まれる。
上記ゴム組成物は、硫黄を含むことが好ましい。
硫黄としては、ゴム工業において一般的に用いられる粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄、可溶性硫黄などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
硫黄としては、例えば、鶴見化学工業(株)、軽井沢硫黄(株)、四国化成工業(株)、フレクシス社、日本乾溜工業(株)、細井化学工業(株)等の製品を使用できる。
硫黄を含有する場合、硫黄の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、更に好ましくは0.7質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下、更に好ましくは5質量部以下、特に好ましくは3質量部以下、最も好ましくは2質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、加硫促進剤を含有することが好ましい。
加硫促進剤としては、2-メルカプトベンゾチアゾール、ジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド等のチアゾール系加硫促進剤;テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)、テトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)、テトラキス(2-エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TOT-N)等のチウラム系加硫促進剤;N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N-t-ブチル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N-オキシエチレン-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-オキシエチレン-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N’-ジイソプロピル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンアミド系加硫促進剤;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビグアニジン等のグアニジン系加硫促進剤を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤が好ましく、スルフェンアミド系加硫促進剤及びグアニジン系加硫促進剤の併用がより好ましい。
加硫促進剤としては、例えば、川口化学(株)、大内新興化学(株)、ラインケミー社製等の製品を使用できる。
加硫促進剤を含有する場合、加硫促進剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、また、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、樹脂を含有してもよい。
樹脂としては、特に限定されないが、例えば、固体状のアルキルフェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クマロンインデン樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂、アクリル系樹脂、ジシクロペンタジエン系樹脂(DCPD系樹脂)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
樹脂としては、例えば、丸善石油化学(株)、住友ベークライト(株)、ヤスハラケミカル(株)、東ソー(株)、Rutgers Chemicals社、BASF社、アリゾナケミカル社、日塗化学(株)、(株)日本触媒、JXエネルギー(株)、荒川化学工業(株)、田岡化学工業(株)等の製品を使用できる。
樹脂を含有する場合、樹脂の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上、更に好ましくは5質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは80質量部以下、より好ましくは50質量部以下、更に好ましくは20質量部以下である。
上記ゴム組成物は、ステアリン酸を含むことが好ましい。
ステアリン酸としては、従来公知のものを使用でき、例えば、日油(株)、NOF社、花王(株)、富士フイルム和光純薬(株)、千葉脂肪酸(株)等の製品を使用できる。
ステアリン酸を含有する場合、ステアリン酸の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは5質量部以下、より好ましくは3質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、酸化亜鉛を含有してもよい。
酸化亜鉛としては、従来公知のものを使用でき、例えば、三井金属鉱業(株)、東邦亜鉛(株)、ハクスイテック(株)、正同化学工業(株)、堺化学工業(株)等の製品を使用できる。
酸化亜鉛を含有する場合、酸化亜鉛の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、また、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、老化防止剤を含んでもよい。
老化防止剤としては、例えば、フェニル-α-ナフチルアミン等のナフチルアミン系老化防止剤;オクチル化ジフェニルアミン、4,4′-ビス(α,α′-ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等のジフェニルアミン系老化防止剤;N-イソプロピル-N′-フェニル-p-フェニレンジアミン、N-(1,3-ジメチルブチル)-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン、N,N′-ジ-2-ナフチル-p-フェニレンジアミン等のp-フェニレンジアミン系老化防止剤;2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン系老化防止剤;2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール、スチレン化フェノール等のモノフェノール系老化防止剤;テトラキス-[メチレン-3-(3′,5′-ジ-t-ブチル-4′-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のビス、トリス、ポリフェノール系老化防止剤などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、p-フェニレンジアミン系老化防止剤、キノリン系老化防止剤が好ましく、p-フェニレンジアミン系老化防止剤がより好ましい。
老化防止剤としては、例えば、精工化学(株)、住友化学(株)、大内新興化学工業(株)、フレクシス社等の製品を使用できる。
老化防止剤を含有する場合、老化防止剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、また、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物は、ワックスを含むことが好ましい。
ワックスとしては、特に限定されず、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;植物系ワックス、動物系ワックス等の天然系ワックス;エチレン、プロピレン等の重合物等の合成ワックスなどが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ワックスとしては、例えば、大内新興化学工業(株)、日本精蝋(株)、精工化学(株)等の製品を使用できる。
ワックスを含有する場合、ワックスの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
上記ゴム組成物には、前記成分の他、タイヤ工業において一般的に用いられている添加剤を配合することができ、硫黄以外の加硫剤(例えば、有機架橋剤、有機過酸化物)、炭酸カルシウム、セリサイトなどの雲母、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、アルミナ、酸化チタン等を例示できる。これら各成分の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上であり、好ましくは200質量部以下である。
上記ゴム組成物は、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサーなどのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法等により製造できる。
効果がより好適に得られるという理由から、上記ゴム組成物は、
イソプレン系ゴム、素練り促進剤、及びヒドラジド化合物を混練する素練り工程と、
素練り工程により得られた混練物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを混練するベース練り工程と、
ベース練り工程により得られた混練物と、架橋剤(加硫剤)及び加硫促進剤とを混練する仕上げ練り工程と
を含む製造方法により製造されることが好ましい。
ベース練り工程においては、上記成分に加えて、更に、カーボンブラック及び/又はシリカ(好ましくはカーボンブラック及びシリカ)を混練することが好ましい。これにより、効果がより好適に得られる。
混練条件としては、素練り工程及びベース練り工程では、混練温度は、通常100~180℃、好ましくは120~170℃である。仕上げ練り工程では、混練温度は、通常120℃以下、好ましくは80~110℃である。また、加硫剤、加硫促進剤を混練した組成物は、通常、プレス加硫などの加硫処理が施される。加硫温度としては、通常140~190℃、好ましくは150~185℃である。
上記ゴム組成物は、例えば、トレッド(キャップトレッド)、サイドウォール、ベーストレッド、アンダートレッド、クリンチ、ビードエイペックス、ブレーカークッションゴム、カーカスコード被覆用ゴム、インスレーション、チェーファー、インナーライナー等や、ランフラットタイヤのサイド補強層などのタイヤ部材に(タイヤ用ゴム組成物として)用いることができる。なかでも、トレッドに好適に用いられる。
本発明のタイヤ(空気入りタイヤ、ソリッドタイヤ、エアレスタイヤ等)は、上記ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、必要に応じて各種添加剤を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でタイヤの各部材(特に、トレッド(キャップトレッド))の形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成した後、加硫機中で加熱加圧してタイヤを製造することができる。
上記タイヤは、乗用車用タイヤ、大型乗用車用、大型SUV用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤ、競技用タイヤ、スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)、オールシーズンタイヤ、ランフラットタイヤ、航空機用タイヤ、鉱山用タイヤ等として好適に用いられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
天然ゴム(NR):TSR20
素練り促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクタイザーSD(o,o’-ジベンズアミドジフェニルジスルフィドとステアリン酸等の添加物との混合物、融点:54℃)
ヒドラジド化合物1:東京化成工業(株)製のアジピン酸ジヒドラジド
ヒドラジド化合物2:東京化成工業(株)製のn-オクタノヒドラジド(オクタン酸ヒドラジド)
ヒドラジド化合物3:東京化成工業(株)製のイソフタル酸ジヒドラジド
ブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)製のウベポールBR150B(シス含量:98質量%)
カーボンブラック:東海カーボン(株)製のシースト9 SAF(NSA:142m/g、DBP:115ml/100g)
シリカ:EVONIK-DEGUSSA社製のVN3(NSA:175m/g)
不飽和脂肪酸グリセリド:花王(株)製のレオドール MO-60(グリセロールモノオレエート)
プロセスオイル:出光興産(株)製のプロセスオイルNR
シランカップリング剤:EVONIK-DEGUSSA製のSi69(ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
ワックス:大内新興化学(株)製のサンノックN
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C(N-(1,3-ジメチルブチル)-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン)
酸化亜鉛:三井金属工業(株)製の酸化亜鉛2種
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤1:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N-t-ブチル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤2:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(1,3-ジフェニルグアニジン)
〔実施例及び比較例〕
(1)素練工程
バンバリーミキサーを用いて、表1~3に示す配合内容に従い、ゴム成分を排出温度150℃で1.5分間素練りし、素練りゴムを得た。
(2)ベース練工程
(1)の素練工程で得られた素練ゴムに、表1~3に示す配合内容に従い、ベース練工程の項目に記載の配合成分を加え、バンバリーミキサーを用いて、排出温度150℃で2.5分混練りし、混練物を得た。
(3)仕上げ練工程
オープンロールを用いて、(2)のベース練工程で得られた混練物に、表1~3に示す配合内容に従い、仕上げ練工程の項目に記載の材料を加えて混練りし、ゴム温度が約110℃になった時点で排出し、未加硫ゴム組成物を得た。
(4)加硫工程
(3)の工程で得られた未加硫ゴム組成物を2mmの平面シートに成形し、170℃で10分間、2mm厚の金型でプレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物、加硫ゴム組成物を用いて以下の評価を行った。結果を表1~3に示す。なお、表1の基準比較例を比較例1、表2の基準比較例を比較例5、表3の基準比較例を比較例9とした。
<破壊特性指数>
JIS K6251:2010に基づいて、得られた加硫ゴム組成物からダンベル状6号形試験片を作製し、該試験片を用いて25℃雰囲気下において引張試験を実施して破断強度TB(MPa)、破断時伸びEB(%)を測定した。そして、TB×EB/2(MPa・%)を算出した。結果は、基準比較例の結果を100として指数表示した。指数が大きいほど、破壊特性に優れることを示す。
<RR指数>
粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度30℃、周波数10Hz、初期歪10%および動歪2%の条件下で、上記加硫ゴム組成物の損失正接(tanδ)を測定し、基準比較例を100として指数表示した。指数が大きいほど、転がり抵抗が低く、低燃費性に優れることを示す。
<加工性指数(ムーニー粘度)>
得られた未加硫ゴム組成物について、JIS K 6300に準拠したムーニー粘度の測定方法に従い、130℃でムーニー粘度を測定した。基準比較例の値を100として指数表示した。指数が大きいほど粘度が低く、加工性に優れていることを示す。
Figure 0007287063000002
Figure 0007287063000003
Figure 0007287063000004
表1~3より、イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部である実施例は、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能が改善された。
比較例1~4、実施例1、2の対比、比較例5~8、実施例3、4の対比、比較例9~12、実施例5、6の対比により、「ヒドラジド化合物」と、「不飽和脂肪酸グリセリド類」とを併用することにより、加工性、低燃費性、破壊特性の総合性能を相乗的に改善できることが分かった。

Claims (5)

  1. イソプレン系ゴムと、素練り促進剤と、ヒドラジド化合物と、不飽和脂肪酸グリセリド類とを含み、
    前記素練り促進剤が、芳香族メルカプタン系化合物、芳香族ジスルフィド系化合物、芳香族メルカプタン金属塩系化合物のいずれかを含む化合物であり、
    前記ヒドラジド化合物が、下記式(1)又は(2)で表される化合物であり、
    前記不飽和脂肪酸グリセリド類が、炭素数が6~30である不飽和脂肪酸がグリセロールとエステル結合した、モノ、ジ又はトリグリセリドであり、
    前記イソプレン系ゴム100質量部に対する、前記素練り促進剤の含有量が0.01~0.5質量部であり、
    前記素練り促進剤100質量部に対する、前記ヒドラジド化合物の含有量が50~1000質量部であり、
    ゴム成分100質量部に対する、前記不飽和脂肪酸グリセリド類の含有量が0.1~20質量部であり、
    ゴム成分100質量部に対する、カーボンブラック及びシリカの合計含有量が30~120質量部であるタイヤ用ゴム組成物。
    Figure 0007287063000005
  2. 前記ヒドラジド化合物の含有量が、イソプレン系ゴム100質量部に対して、0.3~1.2質量部である請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. カーボンブラック及びシリカを含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. トレッド用ゴム組成物である請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載のゴム組成物を用いたトレッドを有するタイヤ。
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