JP7286749B1 - 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置 - Google Patents

細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7286749B1
JP7286749B1 JP2021209400A JP2021209400A JP7286749B1 JP 7286749 B1 JP7286749 B1 JP 7286749B1 JP 2021209400 A JP2021209400 A JP 2021209400A JP 2021209400 A JP2021209400 A JP 2021209400A JP 7286749 B1 JP7286749 B1 JP 7286749B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
top plate
film
horizontal plane
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021209400A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023094119A (ja
Inventor
徐新怡
林央正
徐肇鴻
劉育秉
林立信
沈欣欣
王羽淇
李昌周
▲黄▼智宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Industrial Technology Research Institute ITRI
Original Assignee
Industrial Technology Research Institute ITRI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Industrial Technology Research Institute ITRI filed Critical Industrial Technology Research Institute ITRI
Priority to JP2021209400A priority Critical patent/JP7286749B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7286749B1 publication Critical patent/JP7286749B1/ja
Publication of JP2023094119A publication Critical patent/JP2023094119A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

【課題】細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置を提供する。【解決手段】細胞及び組織シート形成パッケージは、ボトムプレート、フィルム、トッププレート及び密封膜を含み、トッププレートは、水平面に沿ってボトムプレートの上部に滑動可能に設置され、フィルムを覆うか、露出し、トッププレートは、孔及び受動磁気部材を有する。細胞注入装置は、キャリア、注入手段及び駆動手段を有し、キャリアにより細胞及び組織シート形成パッケージを載置させ、駆動手段によりキャリア及び注入手段の移動を駆動し、注入手段に孔から溶液を細胞及び組織シート形成パッケージ内に注入させ、キャリアの加熱部材によりフィルム及び溶液を加熱させ、溶液にコロイドを形成させてフィルムに付着させ、細胞及び組織シートを形成し、次に受動磁気部材に吸着された能動磁気部材の移動を駆動してトッププレートの滑動を連動し、細胞及び組織シートを露出させる。【選択図】図1

Description

本発明は、細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置に関する。
細胞及び組織シート(又は簡易にドレッシングと称される)は、医療分野で一般的に使用されている。細胞及び組織シートで傷口を覆うことで、傷口の治癒速度を向上させることができる。
従来の細胞及び組織シートの製造プロセスは、先ず、細胞の採集を行い、その後、細胞培養を行い(このステップは極めて時間を消費する)、培養した細胞を輸送及び保存し、後続の手術に使用させる。しかし、細胞培養のステップは、実験室の培養皿において特殊なプロセス及び設備によって完成する必要があるため、極めて時間を消費し且つコストが高い。輸送過程において、温度、湿度等の条件の制御が不適切である場合、損壊や汚染のリスクがある。
これに基づき、細胞治療の操作フローを簡単化し、実験室に入って細胞を培養して細胞膜を製作する冗長な作業を必要とせずに、細胞輸送において温度制御が容易でないというリスクを回避し、パッケージ及び細胞注入装置によって臨床分野で細胞膜を現場で製造可能にする「細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置」を如何に開発するかは、関連技術分野の人々が解決を望む課題である。
一実施形態において、本発明が提供する細胞及び組織シート形成パッケージは、
溝を有するボトムプレートと、
溝内に配置され、親水性を有する材質からなるフィルムと、
水平面に平行であり且つ第1方向に平行であり、ボトムプレートの上部に第1位置と第2位置との間で滑動可能に設けられ、第1位置にある時に溝とフィルムを覆うことができ、第2位置にある時に溝及びフィルムを露出することができるトッププレートと、
トッププレート及びボトムプレートの上面を覆い、トッププレート及びフィルムを内部に密封させる密封膜と、を備え、
トッププレートは、
トッププレートの上面からトッププレートの底面まで貫通し、トッププレートが第1位置にある時、溝及びフィルムの上方に位置し、トッププレートの上面から溶液を溝内に注入させる孔と、
トッププレートに設置され、能動磁気部材と磁気的に引き合い、能動磁気部材によりトッププレートの滑動を駆動させることに適した受動磁気部材と、
を含む。
もう1つの実施形態において、本発明が提供する細胞注入装置は、細胞及び組織シート形成パッケージに適用され、細胞注入装置は、キャリア、注入手段及び駆動手段を備え、
キャリアは、
細胞及び組織シート形成パッケージを載置させることに適するベースと、
ベースの上方に移動して開閉可能に設けられ、細胞及び組織シート形成パッケージを前記ベース内に位置決めし、注入孔を有し、ベース上に閉じ合わせる時に注入孔の投影範囲が細胞及び組織シート形成パッケージの前記トッププレートの孔の投影範囲と重なる上蓋と、
ベースに設置され、フィルム及び溶液に熱エネルギーを供給する少なくとも1つの加熱部材と、
水平面に平行であり且つ第1方向に平行に第3位置と第4位置との間で滑動可能に前記上蓋の上部に設けられ、受動磁気部材と磁気的に引き合うことに適し、第4位置まで滑動した時にトッププレートが第2位置まで滑動するように同期して駆動可能な能動磁気部材と、を含み、
注入手段は、
レール上に設置され、レールの延伸方向は、水平面に垂直である固定台と、
注入器と、を含み、
注入器は、
長尺筒状であり、溶液を収容することに適し、軸方向が水平面に垂直であり、固定台に設置されるシリンダと、
シリンダの底端に同軸に設置され、針先が水平面に向いているニードルヘッドと、
シリンダ内に同軸に設けられるピストンと、
を含み、
駆動手段は、
水平面に平行であり且つ第1方向に平行に第5位置と第6位置との間で往復移動するようにキャリアを駆動することに適し、キャリアが第5位置にある時、ニードルヘッドの投影範囲が上蓋の注入孔の投影範囲とずれ、キャリアが第6位置にある時、ニードルヘッドの投影範囲が上蓋の注入孔の投影範囲及びトッププレートの孔の投影範囲と重なる第1駆動部材と、
レール上で水平面に垂直に第7位置と第8位置との間で往復移動するように固定台及び注入器を同期して駆動することに適し、固定台及び注入器が第7位置にある時、針先の水平位置は、キャリアの上蓋の上面の水平位置よりも高く、固定台及び注入器が第8位置にある時、針先の水平位置は、トッププレートの孔の上部の密封膜の水平位置よりも低い第2駆動部材と、
シリンダ内で水平面に垂直に移動するようにピストンを駆動することに適し、シリンダ内の溶液をニードルヘッドから押し出す第3駆動部材と、を含む。
本発明の細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置は、細胞治療の操作フローを簡単化し、実験室に入って細胞を培養して細胞膜を製作する冗長な作業を必要とせずに、細胞輸送で温度制御が容易でないというリスクを回避し、パッケージ及び細胞注入装置によって臨床分野で細胞膜を現場で製造可能にする。
本発明の細胞及び組織シート形成パッケージの実施形態の組み合わせ構造説明図である。 図1の実施形態の密封膜を取り除いた分解構造説明図である。 図1の実施形態の密封膜を取り除き且つトッププレートが第2位置にある組み合わせ構造説明図である。 図3の3A-3A断面の拡大構造説明図である。 図1の実施形態の密封膜を取り除き且つトッププレートが第1位置にある組み合わせ構造説明図である。 図4の4A-4A断面の拡大構造説明図である。 図1の実施形態の留め具が設けられた構造説明図である。 図1の実施形態の留め具が設けられた構造説明図である。 本発明の細胞注入装置の組み合わせ構造説明図である。 本発明の細胞及び組織シート形成パッケージ装置がキャリアのベースに配置され且つ上蓋が開かれた構造説明図である。 本発明のキャリアが第5位置にあり且つニードルヘッドの投影範囲と上蓋の注入孔の投影範囲が互いにずれている断面構造説明図である。 本発明のキャリアが第6位置に配置され且つニードルヘッド622の投影範囲が上蓋の注入孔の投影範囲及び上蓋の孔の投影範囲と重なる断面構造説明図である。 本発明の注入装置の注入器が第8位置まで下降した状態説明図である。 本発明の注入装置の針先の水平位置がトッププレートの底面の水平位置よりも低い断面構造説明図である。 本願の注入装置の注入器が第7位置まで上昇し且つ加熱部材が加熱を行う状態説明図である。 本発明の注入装置の能動磁気部材が第4位置まで滑動した時の状態説明図である。 本発明の注入装置の上蓋が開かれ且つ細胞及び組織シート形成パッケージを取り出す準備をする構造説明図である。 本発明の細胞及び組織シート形成パッケージから細胞及び組織シートを取り出す説明図である。 本発明の細胞及び組織シート形成パッケージに留め具が設けられる場合の細胞及び組織シートの取り出しの説明図である。
本発明の実施形態では、細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置の設計により、臨床分野で細胞膜を現場で製造することができ、細胞治療の操作フローを簡単化し、実験室に入って細胞を培養して細胞膜を製作する冗長な作業を必要とせずに、細胞輸送で温度制御が容易でないというリスクを回避する。
図1及び図2を参照し、本発明が提供する細胞及び組織シート形成パッケージ100は、ボトムプレート10、フィルム20、トッププレート30及び密封膜40を含む。
ボトムプレート10及びトッププレート30の材質は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネートエステル(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のうちの1つであってよい。
フィルム20は、親水性を有する材質で構成され、フィルム20の材質は、例えば、ポリ乳酸(PLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、及びコラーゲン(Collagen)のうちの1つであってよい。
密封膜40の材質は、例えば、タイベック(Tyvek)、アルミホイル、ナイロンのうちの1つであってよい。
図2、図3及び図3Aを参照し、ボトムプレート10は、溝11を有し、溝11の一側に凹部12が設けられ、凹部12は、溝11に連通される。
フィルム20は、溝11内に設置される。フィルム20を溝11に入れた後、フィルム20の辺縁の一部は、凹部12に露出し、フィルム20と凹部12との間に空隙を生成し、この空隙は、フィルム20を取り易くすることができる。
ボトムプレート10に凹み領域13が設けられ、溝11は、凹み領域13内に設けられる。溝11の位置に対応する凹み領域13の相対する2つの内側にそれぞれスライド溝14が設けられ、2つのスライド溝14の長さ方向は、第1方向F1に平行である。
図3、図3A、図4及び図4Aを参照し、トッププレート30は、スライド溝14内に設置され、トッププレート30は、水平面に平行であり且つ第1方向F1に平行であり、トッププレート30は、第1方向F1に平行に第1位置と第2位置との間で滑動可能にボトムプレート10の上部に設置されることができる。ここ及び以下で述べる水平面とは、何れもX軸とY軸によって構成される平面を指す。
トッププレート30が第2位置にある時、図3に示すように、溝11及びフィルム20を露出することができる。トッププレート30が第1位置にある時、図4に示すように、溝11及びフィルム20を覆うことができる。
図3、図3A、図4及び図4Aを参照し、上部プレート30は、孔31及び受動磁気部材32を含む。
孔31は、トッププレート30の上面33からトッププレート30の底面34まで通過する。トッププレート30が図4に示される第1位置にある時、孔31は、溝11及びフィルム20の上方に位置し、孔31は、トッププレート30の上面33から溝11内に溶液(図示せず)を注入させることができる。図4Aを参照し、本実施形態において、トッププレート30が第1位置にある時、孔31の投影範囲は、溝11及びフィルム20の中心に位置し、このようにして、溶液の分布をより均一にすることができる。
本発明が採用する溶液は、生体適合性を有するポリマー材料と細胞の混合溶液である。ここで、ポリマー材料は、コラーゲン(collagen)、ゼラチン(gelatin)、ヒアルロン酸(Hyaluronic acid)、アルギン酸塩(Alginate)、ポリエチレングリコール(PEG)コポリマーのうちの1つである。細胞は、線維芽細胞、筋芽細胞、上皮細胞、内皮細胞、前駆細胞、腱細胞、幹細胞、間葉系幹細胞、骨髄幹細胞又は脂肪幹細胞のうちの1つである。
受動磁気部材32は、能動磁気部材(図示せず)と磁気的に引き合うことに適し、能動磁気部材によって水平面に平行であり且つ第1方向F1に平行に第1位置と第2位置との間で滑動するようにトッププレート30を駆動する。本実施形態では、受動磁気部材32は、2つの受動磁気素子321を有し、2つの受動磁気素子321は、水平面に平行に分布し、且つ分布方向は水平面に平行であり、第1方向F1に垂直に設けられる。
図4Aを参照し、溝11は、Z軸方向に平行であり、水平面に垂直に深さHを有し、フィルム20は、Z軸方向に平行であり、水平面に垂直に厚さhを有し、深さHは、厚さhよりも大きく、且つ溝11は、水平面に沿って面積A(即ち、底面積)を有する。従って、溝11内に注入される溶液の体積は、最大で(H-h)×Aになる。一般的に、フィルム20の厚さhは、10~100マイクロメートル(μm)の範囲である。サイズが30×30×0.02ミリメートル(mm)のフィルム20の場合、必要な溶液の体積は約0.9~1.1ミリリットル(ml)であり、上記の式(H-h)×Aにより、溝11の必要な深さHを算出して設計の参考とすることができる。
図5及び図5Aを参照し、本実施形態では、溝11内に留め具15が設けられ、留め具15は、溝11と緊密に適合してフィルム20を留め具15と溝11の間に固定させることに適し、留め具15は、フィルム20の上面の周縁に押し付けられ、フィルム20の位置を制限して移動を防止する。
留め具15の材質は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ゴム、炭化ケイ素(Silicon)であってよい。
図1、図3及び図4を参照し、図3に示すように、フィルム20及びトッププレート30をボトムプレート10内に設置する。次に、図4に示すようにトッププレート30を第1位置まで滑動させて、フィルム20を覆う。次に、密封膜40でトッププレート30及びボトムプレート10の上面を覆い、トッププレート30及びフィルム20を密封膜40内に密封し、図1に示すように密封された細胞及び組織シート形成パッケージ100を形成する。
同様に、図5及び図5Aに示す実施形態も、図3及び図4に示す方法により、密封膜40でトッププレート30及びボトムプレート10の上面を覆うことができ、図1に示すような外形の密封された細胞及び組織シート形成パッケージ100を形成する。
図6に示すように、本発明が提供する細胞注入装置200は、図1に示す細胞及び組織シート形成パッケージ100に溶液を注入することに用いられる。
細胞注入装置200は、キャリア50及び注入手段60を含み、且つ第1駆動部材70、第2駆動部材80及び第3駆動部材90からなる駆動手段を用いてキャリア50及び注入手段60の動作を駆動する。
図6、図7及び図8を参照し、キャリア50は、ベース51、上蓋52、2つの加熱部材53及び能動磁気部材54を含む。
ベース51は、図1に示すような細胞及び組織シート形成パッケージ100を載置させることに適する。上蓋52は、ベース51と接続し、本実施形態では、上蓋52とベース51との間の一側は、ヒンジ55を用いて枢着することができ、相対する他側は、マグネットボタン56を用いて上蓋52をベース51に固定又は分離する。上蓋52をベース51の上方に移動して開閉可能に設置させ、上蓋52をベース51の上方に閉じ合わせるように設置する時、細胞及び組織シート形成パッケージ100をベース51内に位置決めすることができる。細胞及び組織シート形成パッケージ100のトッププレート30及び他の部材が密封膜40内に密封されるため、図7における破線で示すようになる。上蓋52は、注入孔521を有する。図8に示すように、上蓋52がベース51上で閉じ合わせられる時、注入孔521の投影範囲は、細胞及び組織シート形成パッケージ100のトッププレート30の孔31の投影範囲と重なる。
加熱部材53は、ベース51に設置され、本実施形態では、2つの加熱部材53がベース51の相対する両側に配置され、細胞及び組織シート形成パッケージ100のフィルム20と溶液に熱エネルギーを供給する。加熱部材53のタイプは、限定せず、図7に示すように、加熱部材53は、長尺管状の形状であるが、これに限定するものではない。
能動磁気部材54は、水平面に平行であり且つ第1方向F1に平行に第3位置と第4位置との間で滑動可能に上蓋52の上部に設置される。能動磁気部材54は、2つの能動磁気素子541を含み、2つの能動磁気素子541は、プッシュ部材542に接続される。上蓋52がベース51の上方に閉じ合わせるように設置される時、能動磁気部材54の2つの能動磁気素子541は、細胞及び組織シート形成パッケージ100の受動磁気部材32の2つの受動磁気素子321と磁気的に引き合うことに適するため、能動磁気素子541と接続するプッシュ部材542の位置を押し動かすことによって、能動磁気部材54は、第3位置と第4位置との間で滑動することができ(図11に示す能動磁気部材54の位置を参照)、このようにして、細胞及び組織シート形成パッケージ100のトッププレート30の第1位置と第2の位置との間の滑動を同期して駆動することができる(図3に示すトッププレート30の位置を参照)。
即ち、細胞及び組織シート形成パッケージ100は、キャリア50の内部に設置され、能動磁気部材54と受動磁気部材32とが互いに磁気的に引き合うことによって、キャリア50の外部において、細胞及び組織シート形成パッケージ100のトッププレート30の移動を制御することができる。一実施形態では、ユーザは、プッシュ部材542を手動で移動させることで能動磁気部材54を移動させることができ、或いは機械的又は電気的にプッシュ部材542を駆動し、能動磁気部材54の位置を変更することができる。
図6を参照し、注入手段60は、固定台61及び注入器62を含む。固定台61は、レール63上に設置され、レール63は、Z軸方向に平行に延伸して水平面に垂直である。
注入器62は、シリンダ621、ニードルヘッド622及びピストン623を含む。シリンダ621は、長尺筒状であり、溶液を収容することに適し、シリンダ621は、その軸方向がZ軸方向に平行であり、水平面に垂直であり、固定台61に設置される。ニードルヘッド622は、シリンダ621の底端に同軸に設置され、ニードルヘッド622の針先6221は、水平面に向いている。ピストン623は、シリンダ621内に同軸に設置され、ピストン623は、Z軸方向に沿ってシリンダ621内で移動することに適し、シリンダ621内の溶液を押し出してニードルヘッド622の針先6221から流出させることができる。
駆動手段に含まれる第1駆動部材70、第2駆動部材80及び第3駆動部材90の動作方法を以下に説明する。
図6、図8及び図8Aを参照し、第1駆動部材70は、キャリア50の移動を駆動することに適し、例えば、水平面に平行であり且つ第1方向F1に平行に移動する。第1駆動部材70は、第1スクリュ71及び第1モータ72を含む。第1スクリュ71の軸心方向は、水平面に平行であり、キャリア50は、第1スクリュ71に設置される。第1モータ72は、第1スクリュ71の正逆回転を駆動し、第5位置と第6位置との間で往復移動するようにキャリア50を同期して連動する。
キャリア50の一側に第1センサS1及び第2センサS2が設けられ、キャリア50のベース51の第1センサS1及び第2センサS2と同じ側に第1センシング部材D1及び第2センシング部材D2が設けられる。第1センシング部材D1及び第2センシング部材D2は、それぞれ、第1センサS1及び第2センサS2によって検知されることに適し、キャリア50の位置情報を取得する。詳細には、第1駆動部材70がキャリア50の移動を駆動する時、第1センシング部材D1及び第2センシング部材D2が同期して移動し、それぞれ第1センサS1及び第2センサS2の検知範囲内に入り、キャリア50が第5位置又は第6位置に停止するように制御することができる。
第1センサS1が第1センシング部材D1を検視する時、第1駆動部材70が動作を停止するように制御し、キャリア50を第5位置に停止させ、図6に示す状態のとおりである。この時、図8に示すように、ニードルヘッド622の投影範囲は、上蓋52の注入孔521の投影範囲とずれる。
図6を参照し、第1駆動部材70は、注入手段60が設けられた一側に向かって移動するようにキャリア50を駆動し、第2センサS2に第2センシング部材D2を検知させる時、第1駆動部材70が動作を停止するように制御し、キャリア50を第6位置に停止させ、この時、ニードルヘッド622の投影範囲は、図8Aに示すように、上蓋52の注入孔521の投影範囲及びトッププレート30の孔31の投影範囲と重なり、その後、第2駆動部材80が固定台61及び注入器62の移動を駆動するように制御することができる。
図6を参照し、第2駆動部材80は、固定台61及びニードルシリンダ62の移動を駆動することに適する。第2駆動部材80は、回転盤81、接続ロッド82及び駆動素子(図示せず)を含み、駆動素子は、モータであってよい。回転盤81は、固定台61の下方に設置される。接続ロッド82の一端は、固定台61に枢着され、他端は、回転盤81の偏心箇所に枢着される。駆動素子が回転盤81の回転を駆動する時、接続ロッド82を同期して連動して固定台61を移動させ、固定台61及び注入器62は、レール63上でZ軸方向に平行且つ水平面に垂直に第7位置と第8位置の間で往復移動する。
注入手段60の一側に第3センサS3が設けられ、固定台61の第3センサS3と同じ側に第3センシング部材D3が設けられ、且つ第3センシング部材D3は、第3センサS3によって検知されることに適し、注入装置60の固定台61及び注入器62の位置情報を取得する。詳細には、第2駆動部材80が固定台61及び注入器62を駆動する時、第3センシング部材D3は、同期して移動し、第3センサS3の検知範囲内に入ることができる。図6に示すように、第3センサS3が第3センシング部材D3を検知する時、第2駆動部材80が動作を停止するように制御し、固定台61を第7位置で停止させる。この時、図8Aに示すように、針先6221の水平位置H1は、キャリア50の上蓋52の上面522の水平位置H2よりも高い。
図6、図9及び図9Aを参照し、固定台61及び注入器62が第8位置に位置するまで下方へ駆動される時、ニードルヘッド622は、注入孔521に入り、針先6221の水平位置H3は、孔31の上部の密封膜40水平位置H4よりも低く、且つニードルヘッド622の投影範囲は、上蓋52の注入孔521の投影範囲と重なり、即ち、針先6221は、密封膜40を突き破って孔31に伸びることができる。その後、第3駆動部材90が注入器62のピストン623を押圧するように駆動することができる。
図6を参照し、第3駆動部材90は、ピストン623の移動を駆動することに適する。第3駆動部材90は、第2スクリュ91、押圧受け92及び第2モータ93を含む。第2スクリュ91の軸心方向は、Z軸に平行で、水平面に垂直である。押圧受け92は、第2スクリュ91に設置され、押圧受け92の一側は、ピストン623の上面の上方に位置し、ピストン623を押圧することに適する。第2モータ93は、第2スクリュ91の正逆回転を駆動し、押圧受け92を同期して連動し、Z軸方向に平行であり且つ水平面に垂直に第9位置と第10位置との間で往復移動する。
細胞注入装置200の一側に第4センサS4が設けられ、第3駆動部材90の押圧受け92の第4センサS4と同じ側に第4センシング部材D4が設けられ、且つ第4センシング部材D4は、第4センサS4に検知されることに適し、押圧受け92の位置情報を取得する。詳細には、第3駆動部材90が押圧受け92の移動を駆動する時、第4センシング部材D4は、同期して移動し、第4センサS4の検知範囲内に入る。図6は、押圧受け92が第9位置にあることを示しており、第4センサS4は、第4センシング部材D4を検知することができ、第3駆動部材90が動作を停止することを制御し、この時、押圧受け92は、ピストン623に接触しておらず、固定台61は、第7位置にある。
図9及び図9Aを参照し、第2駆動部材80は、固定台61及び注入器62が図9及び図9Aに示す第8位置まで下向きに移動する時、第3駆動部材90は、押圧受け92がZ軸方向に平行であり且つ水平面に垂直に下降するように駆動し、押圧受け92をピストン623に接触させ、且つ押圧受け92第10位置まで下降し続け、シリンダ621内の溶液SLをニードルヘッド622から押し出し、溶液SLを図9Aに示すように、トッププレート30とフィルム20との間の空間に進入させる。
図6、図9A及び図10を参照し、溶液SLがトッププレート30とフィルム20との間の空間に完全に注がれた後、第3駆動部材90は、押圧受け92を上昇させてピストン623との接触から離脱し、押圧受け92は、図6に示す第9位置まで上昇する時、第4センサS4は、第4センシング部材D4を検知し、第3駆動部材90が動作を停止するように制御する。
その後、第2駆動部材80が固定台61及び注入器62が図6に示す第7位置まで上昇するように駆動させ、第3センサS3が第3センセンシング部材D3を検知する時、第2駆動部材80が動作を停止するように制御し、図6に示すように、固定台61を第7位置に停止させる。
その後、加熱部材53によって細胞及び組織シート形成パッケージ100のフィルム20及び溶液SLに熱エネルギーを供給し、溶液SLにコロイド21を形成させ、フィルム20に吸着させる。一実施形態では、サイズが30×30×0.02ミリメートル(mm)のフィルム20、及び体積が約0.9~1.1ミリリットル(ml)である溶液SLに対して、加熱部材53によって摂氏37~40度まで約10分間加熱し、溶液SLにコロイド21を形成させ、フィルム20に吸着させる。
その後、図11に示すように、プッシュ部材542を第1方向F1と平行に移動し、能動磁気部材54を第4位置まで滑動させ、能動磁気部材54の2つの能動磁気素子541が細胞及び組織シート形成パッケージ100の受動磁気部材32の2つの受動磁気素子321と磁気的に引き合うことができるため、トッププレート30が第2位置まで滑動するように同期して駆動することができる(図3に示す上板30の位置を参照可能)。トッププレート30は、滑動することで押し開かれるため、コロイド21が付着したフィルム20と粘着することがない。
その後、図12に示すように、上蓋52を開き、細胞及び組織シート形成パッケージ100をベース51から取り出し、細胞及び組織シート形成パッケージ100の外層の密封膜40を剥がし取る。
その後、図13に示すように、コロイド21が付着したフィルム20(即ち、細胞及び組織シート)をボトムプレート10から取り出し、患部を覆うことに使用することができる。
図5及び図5Aに示すようにフィルム20に留め具15が設けられる場合、図14に示すように、コロイド21が付着したフィルム20を留め具15とともにボトムプレート10から一緒に取り出し、コロイド21が取り付けられたフィルム20から留め具15が分離し、コロイド21に付着したフィルム20(即ち、細胞及び組織シート)を、患部を覆うことに使用することができる。
要約すると、本発明が提供する細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置は、細胞及び組織シート形成パッケージ内にフィルムを密封し、細胞及び組織シートを使用する時、細胞注入装置を準備し、臨床分野の医師又は看護師が細胞及び組織シート形成パッケージを細胞注入装置のキャリアに置き、細胞注入装置の注入手段に細胞及びポリマー材料混合溶液を有する注入器を取り付け、それから、細胞注入装置を起動し、キャリアを注入手段の下方まで移動させ、注入器を下げて溶液を細胞及び組織シート形成パッケージに注入し、加熱した後、細胞及び組織シート形成パッケージのトッププレートを磁気部材によって滑動させて押し開き、コロイドが付着したフィルム(即ち、細胞及び組織シート)を取り出して患部を覆うことに使用することができる。
前述のように、実験検証を経て、サイズが30×30×0.02ミリメートル(mm)のフィルム、及び体積が約0.9~1.1ミリリットル(ml)である溶液に対して、加熱部材で37~40℃まで約10分加熱し、溶液にコロイドを形成させてフィルムに吸着させることができる。本発明は、細胞治療操作プロセスを簡単化することができ、実験室に入って細胞を培養し、細胞シートを製造する冗長な作業を必要とせず、細胞輸送の温度制御が容易でないというリスクを回避することができ、パッケージ及び細胞注入装置によって臨床分野で細胞膜を現場で製造可能にする。無菌パッケージを開封した後、細胞及び組織シートを直接取り出し、患部を覆うことに使用することができる。治療期間において待つ必要がなく、作業も簡単である。
本発明は、上記のように実施形態を開示しているが、本発明を限定するものではなく、当業者は、本発明の精神を逸脱しない範囲で幾らかの変更及び修飾を行うことができ、故に本発明の保護範囲は、後述する特許請求の範囲の定義に従うものとする。
100 細胞及び組織シート形成パッケージ
10 ボトムプレート
11 溝
12 凹部
13 凹み領域
14 スライド溝
15 留め具
20 フィルム
30 トッププレート
31 孔
32 受動磁気部材
321 受動磁気素子
33 上面
34 底面
40 密封膜
200 細胞注入装置
50 キャリア
51 ベース
52 上蓋
521 注入孔
53 加熱部材
54 能動磁気部材
541 能動磁気素子
542 プッシュ部材
55 ヒンジ
56 マグネットボタン
60 注入手段
61 固定台
62 注入器
63 レール
621 シリンダ
622 ニードルヘッド
623 ピストン
70 第1駆動部材
71 第1スクリュ
72 第1モータ
80 第2駆動部材
81 回転盤
82 接続ロッド
90 第3駆動部材
91 第2スクリュ
92 押圧受け
93 第2モータ
D1 第1センシング部材
D2 第2センシング部材
D3 第3センシング部材
D4 第4センシング部材
F1 第1方向
H 深さ
h 厚さ
H1 水平位置
H2 水平位置
H3 水平位置
H4 水平位置
S1 第1センサ
S2 第2センサ
S3 第3センサ
S4 第4センサ
SL 溶液

Claims (17)

  1. 溝を有するボトムプレートと、
    前記溝内に配置され、親水性を有する材質からなるフィルムと、
    水平面に平行であり且つ第1方向に平行であり、前記ボトムプレートの上部に第1位置と第2位置との間で滑動可能に設けられ、前記第1位置にある時に前記溝と前記フィルムを覆うことができ、前記第2位置にある時に前記溝及び前記フィルムを露出することができるトッププレートと、
    前記トッププレート及び前記ボトムプレートの上面を覆い、前記トッププレート及び前記フィルムを内部に密封させる密封膜と、
    を備え、
    前記トッププレートは、
    前記トッププレートの上面から前記トッププレートの底面まで貫通し、前記トッププレートが前記第1位置にある時、前記溝及び前記フィルムの上方に位置し、前記トッププレートの上面から溶液を前記溝内に注入させる孔と、
    前記トッププレートに設置され、能動磁気部材と磁気的に引き合い、前記能動磁気部材により前記トッププレートの滑動を駆動させることに適した受動磁気部材と、
    を含
    前記トッププレートが前記第1位置にある時、前記孔の投影範囲は、前記溝と前記フィルムとの中心に位置し、
    前記受動磁気部材は、2つの受動磁気素子を有し、前記2つの受動磁気素子は、前記水平面に平行に分布され、且つ分布方向は、前記第1方向に垂直に設定される細胞及び組織シート形成パッケージ。
  2. 前記溝内に留め具が設けられ、前記留め具は、前記溝と緊密に適合することに適し、前記フィルムの上面の周囲に押し付けられて前記フィルムの移動を制限する請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  3. 前記溝の深さは、前記フィルムの厚さよりも大きい請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  4. 前記溝は、前記水平面に垂直に深さHを有し、前記フィルムは、前記水平面に垂直に厚さhを有し、前記溝は、前記水平面に沿って面積Aを有し、前記溶液の体積は、最大で(H-h)×Aである請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  5. 前記ボトムプレートは、凹み領域が設けられ、前記溝は、前記凹み領域内に配置され、前記凹み領域は、前記溝の位置の相対する内側に対応してそれぞれスライド溝が設けられ、前記2つのスライド溝の長さ方向は、前記第1方向に平行であり、前記トッププレートは、前記スライド溝内に設置される請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  6. 前記溝の一側には、凹部が設けられ、前記凹部は、前記溝と連通し、前記フィルムの辺縁の一部は、前記凹部に露出し、前記フィルムと前記凹部との間に隙間を生じさせる請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  7. 前記溶液は、生体適合性のあるポリマー材料と細胞との混合溶液である請求項1に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  8. 前記ポリマー材料は、コラーゲン(collagen)、ゼラチン(gelatin)、ヒアルロン酸(Hyaluronic acid)、アルギン酸塩(Alginate)、ポリエチレングリコール(PEG)コポリマーのうちの1つである請求項に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  9. 前記細胞は、線維芽細胞、筋芽細胞、上皮細胞、内皮細胞、前駆細胞、腱細胞、幹細胞、間葉系幹細胞、骨髄幹細胞、または脂肪幹細胞のうちの1つである請求項に記載の細胞及び組織シート形成パッケージ。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載の細胞及び組織シート形成パッケージに適用され、
    キャリア、注入手段及び駆動手段を備え、
    前記キャリアは、
    前記細胞及び組織シート形成パッケージを載置させることに適するベースと、
    前記ベースの上方に移動して開閉可能に設けられ、前記細胞及び組織シート形成パッケージを前記ベース内に位置決めし、注入孔を有し、前記ベース上に閉じ合わせる時に前記注入孔の投影範囲は、前記細胞及び組織シート形成パッケージの前記トッププレートの前記孔の投影範囲と重なる上蓋と、
    前記ベースに設置され、前記フィルム及び前記溶液に熱エネルギーを供給する少なくとも1つの加熱部材と、
    前記水平面に平行であり且つ前記第1方向に平行に第3位置と第4位置との間で滑動可能に前記上蓋の上部に設けられ、前記受動磁気部材と磁気的に引き合うことに適し、前記第4位置まで滑動した時に前記トッププレートが前記第2位置まで滑動するように同期して駆動可能な能動磁気部材と、
    を含み、
    前記注入手段は、
    レール上に設置され、前記レールの延伸方向は、前記水平面に垂直である固定台と、
    注入器と、
    を含み、
    前記注入器は、
    長尺筒状であり、前記溶液を収容することに適し、軸方向が前記水平面に垂直であり、前記固定台に設置されるシリンダと、
    前記シリンダの底端に同軸に設置され、針先が前記水平面に向いているニードルヘッドと、
    前記シリンダ内に同軸に設けられるピストンと、
    を含み、
    前記駆動手段は、
    前記水平面に平行であり且つ前記第1方向に平行に第5位置と第6位置との間で往復移動するように前記キャリアを駆動することに適し、前記キャリアが前記第5位置にある時、前記ニードルヘッドの投影範囲が前記上蓋の前記注入孔の投影範囲とずれ、前記キャリアが前記第6位置にある時、前記ニードルヘッドの投影範囲が前記上蓋の前記注入孔の投影範囲及び前記トッププレートの前記孔の投影範囲と重なる第1駆動部材と、
    前記レール上で前記水平面に垂直に第7位置と第8位置との間で往復移動するように前記固定台及び前記注入器を駆動することに適し、前記固定台及び前記注入器が第7位置にある時、前記針先の水平位置は、前記キャリアの前記上蓋の上面の水平位置よりも高く、前記固定台及び前記注入器が第8位置にある時、前記針先の水平位置は、前記トッププレートの前記孔の上部の前記密封膜の水平位置よりも低い第2駆動部材と、
    前記シリンダ内で前記水平面に垂直に移動するように前記ピストンを駆動することに適し、前記シリンダ内の前記溶液を前記ニードルヘッドから押し出す第3駆動部材と、
    を含む、細胞注入装置。
  11. 前記キャリアの一側に第1センサ及び第2センサが設けられ、前記キャリアの前記ベースに第1センシング部材及び第2センシング部材が設けられ、前記第1駆動部材が前記キャリアの移動を駆動する時、前記第1センシング部材及び前記第2センシング部材は、同期して移動し、それぞれ前記第1センサ及び前記第2センサの検知範囲に入り、前記第1センサが前記第1センシング部材を検知した時、前記第1駆動部材は、動作を停止するように制御し、前記キャリアを前記第5位置に停止させ、前記第2センサが前記第2センシング部材を検知した時、前記第1駆動部材は、動作を停止するように制御し、前記キャリアを前記第6位置に停止させる請求項10に記載の細胞注入装置。
  12. 前記注入手段の一側に第3センサが設けられ、前記固定台に第3センシング部材が設けられ、前記第2駆動部材が前記固定台及び前記注入器を駆動する時、前記第3センシング部材は、同期して移動し、前記第3センサの検知範囲に入ることができ、前記第3センサが前記第3センシング部材を検知する時、前記第2駆動部材は、動作を停止するように制御し、前記固定台を前記第7位置に停止させる請求項10に記載の細胞注入装置。
  13. 前記第1駆動部材は、
    軸心方向が前記水平面に平行であり、前記キャリアが設置される第1スクリュと、
    前記第1スクリュの正逆方向の回転を駆動し、前記第5位置と前記第6位置の間で往復移動するように前記キャリアを同期して連動させる第1モータと、
    を含む請求項10に記載の細胞注入装置。
  14. 前記第2駆動部材は、
    前記固定台の下方に設置される回転盤と、
    一端が前記固定台に枢着され、相対する他端は、前記回転盤偏心箇所に枢着される接続ロッドと、
    前記回転盤の回転を駆動させ、前記接続ロッドを同期して連動して前記固定台を移動させ、前記固定台及び前記注入器が前記レール上で前記水平面に垂直に前記第7位置と第8位置との間で往復移動する駆動素子と、
    を含む請求項10に記載の細胞注入装置。
  15. 前記第3駆動部材は、
    軸心方向が前記水平面に垂直である第2スクリュと、
    前記第2スクリュに設置され、一側が前記ピストンの上面の上方に位置し、前記ピストンを押圧する押圧受けと、
    前記第2スクリュの正逆方向の回転を駆動し、前記水平面に垂直に第9位置と第10位置の間で往復移動するように前記押圧受けを同期して連動させる第2モータと、
    を含む請求項10に記載の細胞注入装置。
  16. 前記細胞注入装置の一側に第4センサが設けられ、前記押圧受けに第4センシング部材が設けられ、前記第3駆動部材が前記押圧受けの移動を駆動する時、前記第4センシング部材が同期して移動し、前記第4センサの検知範囲に入ることができ、前記第4センサが前記第4センシング部材を検知する時、前記第3駆動部材が動作を停止するように制御する請求項15に記載の細胞注入装置。
  17. 前記受動磁気部材は、2つの受動磁気素子を有し、前記2つの受動磁気素子は、前記水平面に平行に分布され、且つ分布方向が前記第1方向に垂直に設けられ、前記能動磁気部材は、2つの能動磁気素子を含み、前記2つの能動磁性吸着素子は、前記2つの受動磁気素子と磁気的に引き合うことに適する請求項10に記載の細胞注入装置。
JP2021209400A 2021-12-23 2021-12-23 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置 Active JP7286749B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021209400A JP7286749B1 (ja) 2021-12-23 2021-12-23 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021209400A JP7286749B1 (ja) 2021-12-23 2021-12-23 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7286749B1 true JP7286749B1 (ja) 2023-06-05
JP2023094119A JP2023094119A (ja) 2023-07-05

Family

ID=86611111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021209400A Active JP7286749B1 (ja) 2021-12-23 2021-12-23 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7286749B1 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299326A (ja) 2000-04-19 2001-10-30 Minoru Ueda 培養器
JP2008022715A (ja) 2006-07-18 2008-02-07 Nipro Corp 細胞シート培養方法及び細胞培養容器
JP2009201509A (ja) 2008-02-01 2009-09-10 Kunio Isono 透明導電膜加工からなる培養容器とその製造方法
JP2018033318A (ja) 2015-01-21 2018-03-08 東洋製罐グループホールディングス株式会社 細胞培養容器、細胞培養方法、及び細胞培養容器の使用方法
CN108350420A (zh) 2015-09-15 2018-07-31 斯坦陵布什大学 培养细胞的方法
CN208136266U (zh) 2018-02-22 2018-11-23 中国农业科学院特产研究所 一种细胞爬片专用培养机构及细胞培养系统
CN211112043U (zh) 2019-10-23 2020-07-28 深圳华源再生医学有限公司 水凝胶薄片培养与转移皿
WO2020242904A1 (en) 2019-05-30 2020-12-03 Corning Incorporated Cell storage and transportation medium and system and method of transport of cell aggregates
JP2020536632A (ja) 2017-10-05 2020-12-17 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティ 移植可能なバイオリアクター、ならびにその作製方法および使用方法
CN112210499A (zh) 2020-11-04 2021-01-12 杭州归领医疗器械有限公司 细胞负压培养装置
CN213596305U (zh) 2020-11-04 2021-07-02 杭州归领医疗器械有限公司 细胞负压培养装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299326A (ja) 2000-04-19 2001-10-30 Minoru Ueda 培養器
JP2008022715A (ja) 2006-07-18 2008-02-07 Nipro Corp 細胞シート培養方法及び細胞培養容器
JP2009201509A (ja) 2008-02-01 2009-09-10 Kunio Isono 透明導電膜加工からなる培養容器とその製造方法
JP2018033318A (ja) 2015-01-21 2018-03-08 東洋製罐グループホールディングス株式会社 細胞培養容器、細胞培養方法、及び細胞培養容器の使用方法
CN108350420A (zh) 2015-09-15 2018-07-31 斯坦陵布什大学 培养细胞的方法
JP2020536632A (ja) 2017-10-05 2020-12-17 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティ 移植可能なバイオリアクター、ならびにその作製方法および使用方法
CN208136266U (zh) 2018-02-22 2018-11-23 中国农业科学院特产研究所 一种细胞爬片专用培养机构及细胞培养系统
WO2020242904A1 (en) 2019-05-30 2020-12-03 Corning Incorporated Cell storage and transportation medium and system and method of transport of cell aggregates
CN211112043U (zh) 2019-10-23 2020-07-28 深圳华源再生医学有限公司 水凝胶薄片培养与转移皿
CN112210499A (zh) 2020-11-04 2021-01-12 杭州归领医疗器械有限公司 细胞负压培养装置
CN213596305U (zh) 2020-11-04 2021-07-02 杭州归领医疗器械有限公司 细胞负压培养装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023094119A (ja) 2023-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2021261826B2 (en) Open-top microfluidic devices and methods for simulating a function of a tissue
EP3663388A1 (en) Device for in-vitro modelling in-vivo tissues of organs
US20220403314A1 (en) Vessel for culturing cells
CA2975182A1 (en) Actuated valve or pump for microfluidic devices
US20190390152A1 (en) Cell stretching device
JP7286749B1 (ja) 細胞及び組織シート形成パッケージ並びに細胞注入装置
JP2009022247A (ja) 培養容器及び培養組織回収方法
US20230321647A1 (en) Liquid transfer system
TWI796893B (zh) 細胞與組織層片成型包裝與細胞灌注設備
US20230203415A1 (en) Cell and tissue sheet forming package and cell injection equipment
EP3181463B1 (en) Apparatus for sealing cryopreservation bag
US20220362531A1 (en) Microneedle preparation device and microneedle preparation method
EP4202031A1 (en) Cell and tissue sheet forming package and cell injection equipment
CN116331644A (zh) 细胞与组织层片成型包装与细胞灌注设备
TW200408893A (en) Liquid crystal dropping apparatus and method
CN113786521B (zh) 一种组合式支架及其制备方法与应用
WO2023048072A1 (ja) マイクロ流体デバイス、及びマイクロ流体デバイスの使用方法
CN106872238B (zh) 一种低成本全自动样品制备设备
WO2022243583A1 (es) Bioimpresora con cámara estéril portátil
Lee et al. 1 Emulating Biomechanical
WO2023220055A1 (en) Systems and methods for handling and transferring fluids aseptically via microfluidic components
Lee et al. Emulating Biomechanical Environments in Microengineered Systems
JP2012200416A (ja) 薬液投与装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7286749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150