JP7286417B2 - 水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、柱状の水栓本体と、水栓本体に対して軸方向側から取り付けられる筒状のカバーと、カバーの抜け止めを行う抜止部材とを備える水栓に関する。
特許文献1には、水栓の取付構造について、パネルに固定された柱状の台座部材に、抜止クリップを用いて筒状のケースを取り付けることが記載されている。
図13に示すように、パネル(図示省略)に固定された柱状の台座部材60は、周方向に延びる係合溝60aを有している。筒状のケース61は、貫通孔61aを有している。抜止クリップ62は、一対の弾性脚62aとそれらを連結する連結部62bとを有し、略U字状に構成されている。台座部材60にケース61を取り付ける際には、台座部材60の係合溝60aをケース61の内側に配置し、台座部材60の係合溝60aとケース61の貫通孔61aとが重なる位置において、ケース61の外側から貫通孔61aに抜止クリップ62を挿入する。抜止クリップ62の弾性脚62aが台座部材60の係合溝60aに係合するとともに、抜止クリップ62の連結部62bがケース61の貫通孔61aに係合することにより、ケース61は台座部材60に対して抜け止めされた状態となる。
特開2003-293408号公報
特許文献1の水栓の取付構造では、抜止クリップ62が挿入されたケース61の貫通孔61aから抜止クリップ62の連結部62bが外側に露出しているため、水栓の外観が悪くなるという課題を有している。本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外観の良い水栓を提供することにある。
上記課題を解決するための水栓は、柱状の水栓本体と、前記水栓本体に対して軸方向側から取り付けられる筒状のカバーと、前記カバーの抜け止めを行う抜止部材とを備える水栓であって、前記抜止部材は、前記水栓本体と前記カバーの間に配置され、前記水栓本体及び前記カバーのいずれか一方に前記軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、前記カバーを前記水栓本体に取り付けた際に前記水栓本体及び前記カバーのいずれか他方に係合する係合部を有することを要旨とする。
この構成によれば、抜止部材が、水栓本体及びカバーのいずれか一方に軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、カバーを水栓本体に取り付けた際に水栓本体及びカバーのいずれか他方に係合する係合部を有することにより、カバーの抜け止めを行うことができる。また、抜止部材は、水栓本体とカバーの間に配置されていることにより、抜止部材が外側に露出することを抑制することができる。そのため、水栓の外観を良くすることができる。
上記水栓について、前記抜止部材は、Cリングで構成され、前記係合部は、前記Cリングの先端に設けられていることが好ましい。この構成によれば、抜止部材がCリングで構成されていることにより、Cリングの弾性変形を利用してCリングを水栓本体及びカバーのいずれか一方に取り付けることが容易になる。また、係合部がCリングの先端に設けられていることにより、Cリングの弾性変形を利用して係合部を変位させ易くなるため、係合部を水栓本体及びカバーのいずれか他方に係合させることが容易になる。
上記水栓について、前記Cリングは、前記水栓本体及び前記カバーのいずれか一方に対して周方向の位置決めを行う位置決め部を有することが好ましい。この構成によれば、Cリングを水栓本体及びカバーのいずれか一方における周方向の適切な位置に取り付けることが容易になる。
上記水栓について、前記係合部は、前記水栓本体の径方向外側に突出する凸部で構成され、径方向側の凹凸関係により、前記カバーに係合することが好ましい。この構成によれば、Cリングの拡径する弾性変形を利用して、係合部をより確実にカバーに係合させることができる。
上記水栓について、前記カバーは、水栓本体を覆う外壁と、前記外壁の内側に設けられた内壁とを備え、前記凸部は、前記カバーの内壁に設けられた貫通孔に係合することが好ましい。この構成によれば、貫通孔に係合した凸部が、カバーの外側に露出することを抑制することができる。そのため、水栓の外観をより向上させることができる。
本発明の水栓によれば、外観を良くすることができる。
水栓の斜視図。 水栓の断面図。 水栓の分解斜視図。 (a)は水栓本体のボデーの斜視図、(b)は(a)の4b-4b線断面図。 (a)は抜止部材の斜視図、(b)は抜止部材の平面図。 (a)はボデーに抜止部材を取り付けた状態の斜視図、(b)は(a)の6b-6b線断面図。 (a)はカバーの斜視図、(b)はカバーの正面図、(c)は(b)の7c-7c線断面図。 (a)は抜け止め部材の係合部がカバーの貫通孔に係合する前の状態を示す断面図、(b)は抜け止め部材の係合部がカバーの貫通孔に係合した状態を示す断面図。 (a)は変更例の抜止部材の平面図、(b)は変更例のボデーの断面図。 (a)は別の変更例の抜止部材の平面図、(b)は別の変更例の抜止部材をカバーに取り付けた状態を示す断面図、(c)は別の変更例のボデーの斜視図。 さらに別の変更例の抜止部材の平面図とボデーの断面図。 さらに別の変更例のカバーの斜視図。 従来技術の水栓の部分斜視図。
水栓の実施形態を説明する。
図1~3に示すように、水栓10は、キッチンキャビネットのカウンタである壁部11に設置されている。水栓10は、壁部11に固定されるジョイント12と、ジョイント12に接続される円柱状の水栓本体13と、水栓本体13の上部に取り付けられるレバー14と、水栓本体13の軸方向の中央部から斜め上方に突出する吐水ヘッド15と、水栓本体13に対して軸方向側から取り付けられる円筒状のカバー40とを備える。
図2に示すように、カバー40における軸方向の中央部には、カバー40を貫通する開口部40aが設けられている。開口部40aを囲む位置には、カバー40の斜め上方に延びる周壁41が設けられている。この周壁41の先端部に吐水ヘッド15が装着されている。吐水ヘッド15には吐水用のホース(図示省略)が接続されている。このホースはカバー40の開口部40aに挿通されて壁部11の下方に延びており、後述する吐水管18に接続されている。
水栓本体13を構成する各部材について説明する。
図3に示すように、水栓本体13は、円筒状のボデー20と、ボデー20の上部に接続される有底円筒状の収容部材21と、収容部材21に収容される弁機構22と、弁機構22の外周側の上部に当接した状態で収容部材21に接続される固定ナット23とを有し、全体として円柱状に構成されている。収容部材21に固定ナット23が接続されることにより、弁機構22は収容部材21に固定された状態となる。
図2に示すように、ボデー20の内部には、給水管16、給湯管17、及び、吐水管18が挿通されている。給水管16、給湯管17、及び、吐水管18は、収容部材21の底壁21aを貫通して弁機構22に接続されている。給水管16は、図示しない給水源に接続されており、給水源から供給された水を弁機構22に供給する。給湯管17は、図示しない給湯源に接続されており、給湯源から供給された湯を弁機構22に供給する。吐水管18は、吐水ヘッド15に接続されたホースに接続されており、弁機構22で形成された湯水を吐水ヘッド15に供給する。ボデー20は、給水管16、給湯管17、吐水管18、及び、ホースを挿通させるケースとしての機能を有している。
ボデー20の材質は特に限定されないが、樹脂製であると、軽量で且つ加工が容易であるため好ましい。
図3に示すように、弁機構22の上部には、弁機構22を操作する操作軸24が設けられており、この操作軸24に取付部材25を介してレバー14が接続されている。レバー14を操作することにより、弁機構22を操作して、水栓10からの吐止水、湯水の切り替え、及び、湯水の混合の調節を行うことができるように構成されている。
ボデー20と収容部材21とは、ボデー20の一端側の端部である上端部に、収容部材21の他端側の端部である下端部を内嵌させた状態で接続されている。具体的には、ボデー20の上端部において、ボデー20の内側面から径方向外側に凹んだ凹部20aに、収容部材21の下端部に設けられた径方向外側に突出した突部21bを嵌合させる。ボデー20の上端部において、ボデー20の外側面における略対向する2箇所には貫通孔20bが設けられているとともに、収容部材21の下端部における略対向する2箇所にはネジ孔(図示省略)が形成されている。ボデー20の凹部20aと収容部材21の突部21bとを嵌合させた際に、ボデー20の貫通孔20bと収容部材21のネジ孔とが重なるように構成されている。この状態で、ボデー20の外側から貫通孔20bにネジ26を取り付け、収容部材21のネジ孔に螺合させることにより、ネジ26のネジ頭と収容部材21とでボデー20が挟持される。これにより、ボデー20の凹部20aと収容部材21の突部21bの嵌合状態が保持されて、ボデー20と収容部材21の接続が保持された状態となる。
図3に示すように、抜止部材としてのCリング30は、ボデー20の径方向外側からボデー20の上端部に取り付けられる。Cリング30が取り付けられたボデー20を含む水栓本体13を構成する各部材を組み付けた後、水栓本体13に対して軸方向側からカバー40を取り付けると、後述のように、Cリング30がカバー40の所定の位置に係合して、カバー40が抜け止めされた状態となる。
水栓本体13のボデー20について説明する。
図4(a)、(b)に示すように、ボデー20の上端部の外周側には、周方向に沿って径方向内側に窪んだ凹溝20cが形成されている。ボデー20の上端部には、凹溝20cが形成された部分とは別に、軸方向の下端部側に切り欠かれた切欠き部20dが形成されている。
図4(a)、図5(a)に示すように、ボデー20の軸方向に沿う凹溝20cの幅Tは、Cリング30の軸心方向に沿う厚さMよりも若干大きく構成されている。ここで、Cリング30の軸心方向は、Cリング30を構成する板材によって形成される仮想円を想定した際に、仮想円の中心から仮想円の面に直交する方向を意味するものとする。
図4(b)に示すように、凹溝20cの底部には、後述するCリング30の位置決め用突起30bが当接する位置決め用凹部20eが2個設けられている。また、凹溝20c内には、上記ボデー20の凹部20aと貫通孔20bも設けられている。
Cリング30について説明する。
図5(a)、(b)に示すように、Cリング30は、C字状に湾曲した板材で構成されている。板材の長手方向の両端部であるCリング30の先端は、互いに所定の間隔をおいて配置されており、両先端の間に開放部Sが形成されている。Cリング30の先端には、Cリング30の径方向外側に突出した係合部としての凸部30aが形成されている。ここで、Cリング30の先端は、Cリング30の先端のみを意味するのではなく、Cリング30の先端付近の部分である先端部を含むものとする。すなわち、凸部30aは、Cリング30の先端から若干離間した位置に設けられていてもよい。Cリング30を構成する板材の長手方向における中央部には、周方向の位置決めを行う位置決め部として、径方向内側に突出した位置決め用突起30bが所定の間隔をおいて2個設けられている。
Cリング30の材質は特に限定されないが、樹脂製であると、軽量で且つ加工が容易であるため好ましい。
Cリング30をボデー20に取り付ける取付機構について説明する。
図6(a)、(b)に示すように、ボデー20にCリング30を取り付ける際には、開放部S側からCリング30をボデー20の上端部における凹溝20cに接近させる。Cリング30は、開放部Sが広がるように弾性変形しながら進み、開放部Sが狭くなるように縮径した状態で凹溝20cに取り付けられる。この状態で、Cリング30の2個の位置決め用突起30bが、それぞれ、ボデー20の位置決め用凹部20eに当接する。また、Cリング30の先端は、ボデー20における切欠き部20dに位置した状態となる。Cリング30の先端の凸部30aは、ボデー20の外周面よりもボデー20の径方向外側に突出した状態となる。なお、図6(b)では、便宜上、Cリング30の断面をドット柄のハッチングで示している(図8(b)、10(b)も同様)。
Cリング30がボデー20の凹溝20cに取り付けられることにより、Cリング30は、ボデー20の軸方向に対して移動不能となる。Cリング30の位置決め用突起30bがボデー20の位置決め用凹部20eに当接することにより、ボデー20の周方向に対してCリング30が位置決めされる。Cリング30の先端が切欠き部20dの外周側に位置することにより、Cリング30の先端がボデー20の径方向内側に弾性変形して、Cリング30の先端の凸部30aを変位させることが可能となる。
カバー40について説明する。
図7(a)~(c)に示すように、カバー40は円筒状に構成され、下端部である他端側の端部から、上端部である一端側の端部に向かって径が徐々に小さくなるテーパ状の周壁41である第1周壁41aを有している。第1周壁41aにおける軸方向の中央部には、カバー40を貫通する開口部40aが設けられている。開口部40aを囲む位置に、カバー40の斜め上方に延びる周壁41である第2周壁41bが設けられている。カバー40の第1周壁41aと第2周壁41bとによって外壁が構成されている。
第2周壁41bの内側であって、第1周壁41aと第2周壁41bの接続部から開口部40aまでの間には、第1周壁41aと略同一曲面状の周壁41である第3周壁41cが形成されている。この第3周壁41cによって内壁が構成されている。内壁は、開口部40aを囲む位置に設けられている。このように、カバー40は、第1周壁41aと第2周壁41bとによって構成された外壁と、外壁の内側に第3周壁41cによって構成された内壁とを備えている。
図7(b)に示すように、第3周壁41cにおいて、カバー40の周方向における開口部40aの両側には、貫通孔42が1個ずつ設けられている。この貫通孔42は、後述するCリング30の凸部30aが係合する係合孔として機能する。また、第3周壁41cにおいて、カバー40の軸方向における開口部40aの上側には、ネジ孔43が1個形成されている。
Cリング30をカバー40に係合させる係合機構について説明する。
まず、水栓本体13に対して軸方向側からカバー40を取り付ける。具体的には、水栓本体13を構成するボデー20と、収容部材21と、弁機構22と、固定ナット23とを組み付ける。ボデー20にCリング30を取り付けた後、水栓本体13の上端部側からカバー40の下端部側を被せるようにしてカバー40を取り付ける。
図8(a)に示すように、水栓本体13の上端部側にカバー40の下端部側を被せた当初において、Cリング30の凸部30aはカバー40の外壁における内面に接して、ボデー20の径方向内側に変位した状態となる。なお、図8(a)、(b)では、便宜上、カバー40とCリング30のみを上端部側から見た断面図を示している。
図8(b)に示すように、さらに、カバー40を水栓本体13の下端部側に移動させると、カバー40の内壁に設けられた貫通孔42にCリング30の凸部30aが係合する。この際、Cリング30の先端は、ボデー20の径方向外側に弾性変形した状態となる。すなわち、Cリング30は、元の形状に復元した状態となる。Cリング30の凸部30aがカバー40の内壁の貫通孔42に係合することにより、Cリング30の凸部30aは、径方向の凹凸関係により、カバー40の貫通孔42に係合した状態となる。
図2、3に示すように、さらに、カバー40の第3周壁41cにおける開口部40aの上側に形成されたネジ孔43にネジ27を螺合させて、ネジ孔43に螺合したネジ27の先端を第3周壁41cの内側に位置する収容部材21に当接させる。これにより、水栓本体13に対するカバー40のがたつきを抑制することができる。
以上のように、水栓本体13にカバー40を取り付けることにより、水栓本体13は外壁によって覆われた状態となる。また、Cリング30は、水栓本体13の外周とカバー40の内周との間に配置された状態となる。
水栓本体13からカバー40を取り外す際には、カバー40のネジ孔43に螺合させたネジ27を取り外す。また、カバー40の第2周壁41bの内側から棒状の治具(図示省略)を挿入して、カバー40の第3周壁41cの貫通孔42に係合したCリング30の凸部30aを、ボデー20の径方向内側に変位させるように治具で押圧する。カバー40の第3周壁41cの貫通孔42とCリング30の凸部30aとの係合が解除されることにより、水栓本体13の軸方向にカバー40を移動させて、カバー40を取り外すことができる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)Cリング30が、水栓本体13に軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、カバー40を水栓本体13に取り付けた際にカバー40に係合する凸部30aを有することにより、カバー40の抜け止めを行うことができる。また、Cリング30は、水栓本体13とカバー40の間に配置されていることにより、Cリング30が外側に露出することを抑制することができる。したがって、水栓10の外観を良くすることができる。
(2)抜止部材はCリング30で構成され、凸部30aはCリング30の先端に設けられている。抜止部材がCリング30で構成されていることにより、Cリング30の弾性変形を利用してCリング30を水栓本体13に容易に取り付けることができる。また、凸部30aがCリング30の先端に設けられていることにより、Cリング30の弾性変形を利用して凸部30aを変位させ易くなるため、凸部30aをカバー40に係合させることが容易になる。
(3)Cリング30は、水栓本体13に対して周方向の位置決めを行う位置決め用突起30bを有する。したがって、Cリング30を水栓本体13における周方向の適切な位置に取り付けることが容易になる。
(4)Cリング30の凸部30aは、水栓本体13の径方向外側に突出しており、径方向側の凹凸関係により、カバー40に係合する。したがって、Cリング30の拡径する弾性変形を利用して、凸部30aをより確実にカバー40に係合させることができる。
(5)カバー40は、水栓本体13を覆う第1周壁41a及び第2周壁41bと、第2周壁41bの内側に設けられた第3周壁41cとを備え、Cリング30の凸部30aは、カバー40の第3周壁41cに設けられた貫通孔42に係合する。これにより、貫通孔42に係合した凸部30aが、カバー40の外側に露出することを抑制することができる。したがって、水栓10の外観をより向上させることができる。
(6)カバー40の第3周壁41cにおける開口部40aの上側に形成されたネジ孔43にネジ27を螺合させて、ネジ27の先端を収容部材21に当接させる。したがって、水栓本体13に対するカバー40のがたつきを抑制することができる。また、ネジ27によって、カバー40の抜け止めを行うこともできる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・Cリング30の形状は本実施形態の形状に限定されない。
図9(a)に示すように、例えば、Cリング30を構成する板材の長手方向における中央部に、径方向内側に突出した平面30dを有する位置決め用突起30cが設けられていてもよい。この態様では、図9(b)に示すように、ボデー20の凹溝20c内にCリング30の位置決め用突起30cの平面30dが面接触することができる平面20fを形成することにより、ボデー20の周方向に対してCリング30を位置決めすることができる。
・Cリング30は、位置決め用突起30bを有することなく構成されていてもよい。すなわち、予め、ボデー20の周方向に対する所定の位置となるようにCリング30を取り付けておけば、Cリング30の位置決め用突起30bは省略することができる。
・本実施形態では、Cリング30は水栓本体13に取り付けられていたが、この態様に限定されない。Cリング30は、カバー40に取り付けられており、カバー40を水栓本体13に取り付けた際に、Cリング30が水栓本体13に係合するように構成されていてもよい。
図10(a)に示すように、例えば、Cリング31の先端側がCリング31の径方向内側により大きく湾曲した形状を有しており、図10(a)の破線で示すように、Cリング31の先端側は、径方向外側に弾性変形することが許容されている。Cリング31の先端には、径方向内側に突出した凸部31aが設けられている。Cリング31の板材の長手方向における中央部には径方向外側に突出した係止片31bが2個設けられている。
図10(b)に示すように、この係止片31bをカバー44の外壁の内面に設けた係止孔44aに係止させることにより、Cリング31はカバー44に対して軸方向に移動不能に取り付けられる。
図10(c)に示すように、ボデー28の上端部には、ボデー28の外周側からCリング31の凸部31aが係合する係合孔28aが設けられている。この態様では、水栓本体13にカバー44を被せた当初において、Cリング31の凸部31aは、ボデー28の上端部の外周に接して、ボデー28の径方向外側に変位した状態となる。さらに、カバー44を水栓本体13の下端部側に移動させると、ボデー28の上端部に設けられた係合孔28aにCリング31の凸部31aが係合する。この際、Cリング31の先端は、ボデー28の径方向内側に弾性変形して縮径した状態となる。すなわち、Cリング31は、元の形状に復元した状態となる。Cリング31の凸部31aがボデー28の係合孔28aに係合することにより、水栓本体13に対するカバー44の抜け止めを行うことができる。
・本実施形態では、水栓本体13のボデー20にCリング30が取り付けられていたが、この態様に限定されない。例えば、Cリング30は、水栓本体13の収容部材21や固定ナット23に取り付けられていてもよい。また、本実施形態では、ボデー20と収容部材21とは別部材で構成されていたが、ボデー20と収容部材21は一体成形された一つの部材で構成されていてもよい。
・本実施形態では、水栓本体13のボデー20の上端部に、軸方向の下端部側に切り欠かれた切欠き部20dが形成されていたが、この態様に限定されない。ボデー20の上端部に取り付けられたCリング30の先端がボデー20の径方向内側に弾性変形することができる空間が設けられていれば、切欠き部20dに代えて凹部が形成されていてもよい。
・抜止部材はCリング30に限定されない。すなわち、抜止部材の形状は、C字状に限定されず、U字状やコの字状であってもよい。
・抜止部材は、2つ以上の部材で構成されていてもよい。
図11に示すように、例えば、抜止部材が、弓状に湾曲した弓状部材32で構成されていてもよい。弓状部材32の一端側に径方向外側に突出した凸部32aを有するとともに、弓状部材32の他端側に径方向内側に突出した係止片32bを有する。この係止片32bをボデー20の上端部に設けられた係止孔28bに係止させることにより、弓状部材32はボデー20に取り付けられる。2個の弓状部材32の凸部32aが、それぞれ、ボデー20の外周面よりもボデー20の径方向外側に突出した状態となる。弓状部材32が取り付けられた水栓本体13にカバー40を被せ、弓状部材32の凸部32aがカバー40の内壁の貫通孔42に係合することにより、水栓本体13に対するカバー40の抜け止めを行うことができる。
・本実施形態では、カバー40は内壁としての第3周壁41cを有しており、第3周壁41cの貫通孔42にCリング30の凸部30aを係合させていたが、この態様に限定されない。すなわち、カバー40は内壁を有していなくてもよい。
図12に示すように、例えば、カバー45の第1周壁45aに貫通孔45bを設け、この貫通孔45bにCリング30の凸部30aが係合するように構成されていてもよい。すなわち、カバー45は、内壁を有することなく構成されていてもよい。この態様では、カバー45の貫通孔45bからCリング30の凸部30aが外側に露出する構成になるものの、抜け止めクリップの連結部が外側に露出する従来技術に比べて、露出する部分を小さくすることができるため、水栓10の外観を良くすることができる。また、カバー45の第1周壁45aに貫通孔45bを設けることに代えて、第1周壁45aの内面に、径方向外側に窪んだ凹部を設けてもよい。この態様では、Cリング30の凸部30aが外側に露出することを抑制することができる。
・本実施形態では、カバー40の第1周壁41aはテーパ状に構成されていたが、第1周壁41aはテーパを有さない円筒状に構成されていてもよい。
・水栓本体13は円柱状に限定されない。横断面が円形以外の柱状に構成されていてもよく、円形以外の形状としては、例えば、矩形状、楕円形状、オーバル形状などが挙げられる。同様に、カバー40も円筒状に限定されず、上記水栓本体13と同様の横断面形状であってもよい。
10…水栓、13…水栓本体、30…抜止部材としてのCリング、30a…係合部として凸部、40…カバー。

Claims (4)

  1. 柱状の水栓本体と、前記水栓本体に対して軸方向側から取り付けられる筒状のカバーと、前記カバーの抜け止めを行う抜止部材とを備える水栓であって、
    前記抜止部材は、前記水栓本体と前記カバーの間に配置され、前記水栓本体及び前記カバーのいずれか一方に前記軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、前記カバーを前記水栓本体に取り付けた際に前記水栓本体及び前記カバーのいずれか他方に係合する係合部を有しており、
    前記抜止部材は、Cリングで構成され、
    前記係合部は、前記Cリングの先端に設けられていることを特徴とする水栓。
  2. 前記Cリングは、前記水栓本体及び前記カバーのいずれか一方に対して周方向の位置決めを行う位置決め部を有する請求項に記載の水栓。
  3. 前記係合部は、前記水栓本体の径方向外側に突出する凸部で構成され、
    径方向側の凹凸関係により、前記カバーに係合する請求項1又は2に記載の水栓。
  4. 前記カバーは、水栓本体を覆う外壁と、前記外壁の内側に設けられた内壁とを備え、
    前記凸部は、前記カバーの内壁に設けられた貫通孔に係合する請求項に記載の水栓。
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