JP7284668B2 - 建具 - Google Patents
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Description
本建具は、図3に示すように、左右方向に間隔をおいて設置した方立7,7,…と、方立7,7,…に支持して左右方向及び上下方向に並べて設置した複数の窓ユニット6,6,…とを備えている。
枠1は、図1~3に示すように、アルミ形材よりなる上枠21と下枠22と左右の縦枠8,8とを枠組みして構成されている。縦枠8は、図2に示すように、見込壁23と、見込壁23の室内側に内周側に突出して設けた見付壁24とを有し、見付壁24は中空部を設けて厚みを持たせてある。さらに縦枠8は、見付壁24より室内側に室内側に向けて突出する突条25が、見込壁23と連続して全長に設けてある。見込壁23の室外側端部には、外周側に向けてタイト材26が突出して設けてあり、このタイト材26により隣接する縦枠8,8間の隙間を室外側で塞いでいる。
ブラケット9の係止部11を方立7の被係止部12に上方から係止させると、テーパー部10により縦枠8が窓ユニット6の自重により方立7に向けて引き寄せられ、これに伴い縦枠8の突条25が方立7のパッキン13に押し付けられ、図2に示すように、突条25の室内側端部がパッキン13に食い込む。このように、縦枠8の突条25を方立7のパッキン13に食い込ませてあることで、タイト材26を超えて縦枠8,8間に雨水が浸入したとしても、室内に雨水が浸入することを防止できる。
下枠22は、見込壁32と、室内側に位置する見付壁33とを有し、見込壁32は室内側が高くなった階段状に形成されている。見込壁32の室外側端部にはタイト材34が下向きに突出して設けてあり、タイト材34が下段の窓ユニット6の上枠21の上面に当接している。また、見込壁32の一段高くなった部分の下面側には、下向きに開口したコ字形の溝35が形成してあり、当該溝35に下段の窓ユニット6の上枠21の突壁30を嵌合することで下枠22が見込み方向に位置決めされ、且つ溝35の底部に下段の窓ユニット6の上枠21のタイト材31が当接することで、室外側のタイト材34を超えて上枠21と下枠22間に雨水が浸入したとしても、室内に雨水が浸入することを防止できる。
負圧時気密保持部5は、障子2を開けた状態では、図5(a)に示すように、ベース部37の内周側端部より室外側に内周側に斜めに傾斜して伸びており、障子2を閉鎖すると、図5(b)に示すように、負圧時気密保持部5は根元から曲り、障子2の室内側面に沿うように当接する。負圧時気密保持部5は、室内外方向の変形量lが負圧時の障子2の室外側への変位量Lよりも大きくしてある。負圧時の障子2の室外側への変位量Lは窓種や障子の大きさ等によって異なるが、大きく見積もってもせいぜい10mmであり、負圧時気密保持部5の室内外方向の変形量lはそれよりも大きい寸法、例えば12mmとしてある。
仮に、負圧時気密保持部5が正圧時気密保持部4から設けてあったとすると、障子2閉鎖時に正圧時気密保持部4が障子2に押されて変形すると、正圧時気密保持部4の変形に伴って負圧時気密保持部5も変位し、負圧時気密保持部5が障子2から離れるおそれがあるが、本実施形態のように負圧時気密保持部5が正圧時気密保持部4とは別個にベース部37から設けてあることで、負圧時気密保持部5が正圧時気密保持部4の変形の影響を受けることなく、常に障子2に当接して気密を維持できる。
外部側パネル部42は、室外側パネル47と室内側パネル48とを有する複層パネルとなっている。室外側パネル47は板厚3mmのアルミ製パネルとしてあり、室内側パネル48は板厚1.6mmのスチール製パネルとしてある。室外側パネル47と室内側パネル48とは、両パネル間の四周に配置した防振ゴム49を介して接着されており、室外側パネル47と室内側パネル48との間には5mmの空気層50が設けてある。外部側パネル部42は、ガスケット51a,51bにより框体41の室外側の溝52に取付けてある。
内部側パネル部43は、板厚3mmのアルミ製パネルとしてある。内部側パネル部43は、ガスケット53a,53bにより框体41の室内側の溝54に取付けてある。
また本建具は、障子2に金属製パネル(スチール製パネル及びアルミ製パネル)が嵌め込んであるため、遮光性を備えるものとなっており、室外から室内に光が射し込まない。
タイト材3は、負圧時気密保持部5がベース部37から設けてあることで、負圧時気密保持部5が正圧時気密保持部4の変形の影響を受けることなく障子2に常時当接させられ、気密性を維持できる。
またタイト材3は、負圧時気密保持部5が正圧時気密保持部4よりも硬いことで、負圧時気密保持部5が障子2の変位に速やかに追従できる。
窓ユニット6は、縦枠8の室内側に突条25を長手方向に有し、パッキン13は、方立7の室外側面に長手方向に設けてあり、縦枠8の突条25をパッキン13に食い込ませてあるので、水密性・気密性をより一層高めることができる。
本建具は、方立7が左右の窓ユニット6,6の隣接する縦枠8,8の室内側に位置しており、方立7の室外側面に取付けた一つのパッキン13に隣接する縦枠8,8が押し付けられるようにしたので、簡単な構造で水密性・気密性を維持できる。
2 障子
3 タイト材
4 正圧時気密保持部
5 負圧時気密保持部
6 窓ユニット
7 方立
8 縦枠
9 ブラケット
10 テーパー部
11 係止部
12 被係止部
13 パッキン
Claims (1)
- 左右の窓ユニットと、窓ユニットを支持する方立とを備え、窓ユニットは、縦枠にブラケットを有し、ブラケットは、テーパー部を有する係止部が設けてあり、方立は、ブラケットの係止部が係止する被係止部を有し、左右の窓ユニットのブラケット間における左右の窓ユニットの縦枠と方立の間にパッキンを有し、左右の窓ユニットは、ブラケットの係止部を方立の被係止部に係止させると、テーパー部により自重で方立に向けて引き寄せられ、パッキンが左右の窓ユニットの縦枠で押しつぶされることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019159321A JP7284668B2 (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019159321A JP7284668B2 (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021038544A JP2021038544A (ja) | 2021-03-11 |
JP7284668B2 true JP7284668B2 (ja) | 2023-05-31 |
Family
ID=74848402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019159321A Active JP7284668B2 (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7284668B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517148A (ja) | 2003-12-31 | 2007-06-28 | リビック,ウォルサー | カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のための建築部材システム、およびこの種のシステムに含まれる建築部材、ならびに枠付き平面部品を製造するための方法。 |
JP5733814B2 (ja) | 2009-07-29 | 2015-06-10 | コヴィディエン リミテッド パートナーシップ | 止血パッチの腹腔鏡的使用のためのシステムおよび方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5693951A (en) * | 1979-12-28 | 1981-07-29 | Nippon Light Metal Co | Method of executing curtain wall |
JPS5733814U (ja) * | 1980-08-05 | 1982-02-22 |
-
2019
- 2019-09-02 JP JP2019159321A patent/JP7284668B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007517148A (ja) | 2003-12-31 | 2007-06-28 | リビック,ウォルサー | カーテンウォール式ファサード、ファサード上張、採光屋根、冬園、防音壁、見本市建造物、簡易車庫、あるいはこれに類する建造物のための建築部材システム、およびこの種のシステムに含まれる建築部材、ならびに枠付き平面部品を製造するための方法。 |
JP5733814B2 (ja) | 2009-07-29 | 2015-06-10 | コヴィディエン リミテッド パートナーシップ | 止血パッチの腹腔鏡的使用のためのシステムおよび方法 |
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JP2021038544A (ja) | 2021-03-11 |
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