JP7282621B2 - 受信器、画像形成装置 - Google Patents
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Description
搬が、テラヘルツ波の放射方向に大きな影響を与えてしまい、画像形成装置(受信器;素子)においてテラヘルツ波の受信感度が低下してしまうことがあった。
基板の第一面側に入射するテラヘルツ波を検出する受信器であって、
前記基板の第一面に設けられる、前記テラヘルツ波を受信するアンテナと、
前記アンテナと電気的に接続されており、前記基板において前記第一面の反対の面である第二面と前記第一面とを貫通する貫通電極と、
を有し、
前記貫通電極は、共振波長の0.25倍以上の距離、前記アンテナから離れている、
ことを特徴とする受信器である。
実施形態1において、ループアンテナから出力される信号を制御する駆動回路とループアンテナとを接続する貫通電極を有するテラヘルツ波を検出する受信器であって、当該ループアンテナと貫通電極との距離を一定以上離した構成である受信器を説明する。このような構成によれば、ループアンテナの放射方向に貫通電極が与える影響を抑制することができるため、受信器におけるテラヘルツ波の受信感度の低下を抑制することができる。
本実施形態では、レンズを介して入射されるテラヘルツ波の検出をおこなう受信器(素子)を説明する。ここで、受信器は、テラヘルツ波を受信する複数のアンテナを有しており、当該複数のアンテナそれぞれから出力される信号を駆動回路が制御することによって、テラヘルツ波の受信をおこなう。
ばシリコン基板である。また、駆動回路は、駆動回路基板11上に、画素制御領域13と周辺回路(集積回路)とを有する。なお、画素制御領域13には、別基板に設けられた画素を構成するアンテナと接続される電極パッド29および電極パッド35と、アンテナと駆動回路との接続を制御するCMOSスイッチ12と、が規則的な2次元アレイ状に配列されている。なお、後述にて図2、図3を用いて説明するが、駆動回路基板11の周辺回路を有する面は絶縁膜を有する配線構造20で覆われている。配線構造20の中には、駆動回路基板11の一部である行配線28、列配線32、信号線33、グランド配線34が配置される。
次に、図2および図3に、本実施形態に係る駆動回路基板11とテラヘルツ波を受信するアンテナ基板21との接続に関する概略構成図を示す。ここで、受信器は、テラヘルツ波を受信するループアンテナを2次元アレイ状に配置したアンテナ基板21と、図1を使用して説明した駆動回路基板11とが、電気的に接続される。また、物理的には、受信器において、アンテナ基板21と駆動回路基板11とは、絶縁膜を有する配線構造20を挟んで接合される。なお、図2および図3では、1つの画素における2つの基板の接続を示しているが、上述のように、実際には複数の画素により受信器は構成されている。
次に、上述した共振アンテナ23と共振アンテナ23の周辺配線の詳細について説明する。図4は、アンテナ基板21の垂直方向から見た、実施形態1に係る共振アンテナ23と共振アンテナ23の周辺配線を示す平面図である。
、共振アンテナ23には、整流素子26を駆動するために切れ込み42を設けており、2つの貫通電極25および引出し線24を介して駆動用の電圧もしくは電流を駆動回路基板11から整流素子26の両端に印加できる。なお、引出し線24は、本実施形態では、共振アンテナ23と同じ素材で形成されており、共振アンテナ23のループ部分の接線に対して垂直に延びている線である。
距離45が0.25λより短くなるように貫通電極25を配置すると、共振アンテナ23の指向性が弱まり、さらに乱れてしまう。
図6は、共振アンテナ23におけるアンテナ基板21の垂直方向のアンテナゲインと距離45との関係を示すグラフである。
また、図2が示すように、アンテナ基板21の駆動回路基板11と対向する側に、金属膜からなる反射板27を設けることで、共振アンテナ23の指向性をさらに向上させることができる。以下では、反射板27についての詳細について説明する。図8は、アンテナ基板21を垂直方向から見た透視図であり、共振アンテナ23がアレイ配置されており、アンテナ基板21裏面に設けた反射板27が示されている。
パターンを調整できる。
従って、平面視において、共振アンテナ23と貫通電極25との距離45を0.25λ以上離す本実施形態によれば、撮像装置などに適した放射方向を有し、感度および解像度が高く、ノイズが少ない受信器を得ることができる。また、1つの共振アンテナ23自体の指向性がよいため、受信器における画素面積が増大せず高精細化を図ることができる。さらには、反射板27によって、受信器における共振アンテナ23の放射パターンを整えることにより、テラヘルツ波の受信感度を向上させることができる。
実施形態1では、共振アンテナ23は、円形状のループアンテナであるとして説明したが、本変形例では図10が示すように長方形状のループアンテナであるとして説明する。なお、本変形例では、共振アンテナ23を長方形とするが、多角形形状とすることも可能である。共振アンテナ23を円形ではなく、多角形形状にすることで設計の自由度が増え、受信器の画素として2次元アレイ配列をする際に、配列に適した形状にすることが可能である。
、種々の設計の自由度が向上する。例えば、画素アレイ配列に適した形状にすることなどができる。なお、受信感度は共振アンテナ23の開口面積に影響されるため、極端に細長い形状や折りたたまれた形状は、開口面積が減少し受信感度の低下につながるため好ましくない。
実施形態1では、共振アンテナ23は、円形状のループアンテナであるとして説明したが、本変形例では図11が示すようにダイポールアンテナ50であるとして説明する。
本実施例では、実施形態1に係る受信器のより詳細な構成について図2、図4を用いて説明する。具体的には、以下では、実施形態1に係る受信器のアンテナ基板21の構成を主に説明する。上述のように、シリコンなどの半導体材料から構成されるアンテナ基板21は、共振アンテナ23、引出し線24、貫通電極25、整流素子26、反射板27を有する。なお、本実施例において、受信器は、周波数1THz、空気中での波長300μmのテラヘルツ波を受信するものとして説明する。
トを使用したエッチングによって共振アンテナ23の形状が形成される。
長300μmのテラヘルツ波を受信するために、シリコンの比誘電率11.9を鑑みて、アンテナ基板21は(300μm/11.9)×0.5≒13μm程度の厚さが望ましい。なお、テラヘルツ波の周波数が1THz程度である場合における、シリコンの誘電率は正確に知られてはいないため、当該厚さは、実際には生成しながら調整(整合)する作業が必要である。なお、共振アンテナ23とアンテナ基板21との間には、絶縁膜として厚さ1.5μmのSiO2が存在しており、具体的にはアンテナ基板21上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法にて成膜されている。
m以下であってもよい。また、ループアンテナである共振アンテナ23の長さは、共振波長の0.5倍、1.5倍、2.5倍のいずれであってもよいため、187μm、562μm、937μmであってもよい。また、共振アンテナ23がダイポールアンテナである場合には、ダイポールアンテナの長さは、共振波長の0.5倍である187μmであるとよい。
Claims (19)
- 基板の第一面側に入射するテラヘルツ波を検出する受信器であって、
前記基板の第一面に設けられる、前記テラヘルツ波を受信するアンテナと、
前記アンテナと電気的に接続されており、前記基板において前記第一面の反対の面である第二面と前記第一面とを貫通する貫通電極と、
を有し、
前記貫通電極は、共振波長の0.25倍以上の距離、前記アンテナから離れている、
ことを特徴とする受信器。 - 前記貫通電極は、前記共振波長の0.25倍以上であり、かつ前記共振波長の0.75倍以下である距離、前記アンテナから離れている、
ことを特徴とする請求項1に記載の受信器。 - 前記アンテナは、ループアンテナであり、
前記ループアンテナの長さは、前記共振波長の0.5倍または1.5倍または2.5倍である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信器。 - 前記アンテナは、ダイポールアンテナであり、
前記ダイポールアンテナの長さは、前記共振波長の0.5倍である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信器。 - 基板の第一面側に入射するテラヘルツ波を検出する受信器であって、
前記基板の第一面に設けられる、前記テラヘルツ波を受信するアンテナと、
前記アンテナと電気的に接続されており、前記基板において前記第一面の反対の面である第二面と前記第一面とを貫通する貫通電極と、
を有し、
前記貫通電極から前記アンテナまでの距離は、37μm以上である、
ことを特徴とする受信器。 - 前記貫通電極から前記アンテナまでの距離は、112μm以下である、
ことを特徴とする請求項5に記載の受信器。 - 前記貫通電極から前記アンテナまでの距離は、375μm以上である、
ことを特徴とする請求項5に記載の受信器。 - 前記貫通電極から前記アンテナまでの距離は、1125μm以下である、
ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記アンテナは、ループアンテナであり、
前記ループアンテナの長さは、75μm、225μm、375μm、750μm、2250μm、3750μmのうちいずれかである、
ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記アンテナは、ダイポールアンテナであり、
前記ダイポールアンテナの長さは、75μmまたは750μmである、
ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記アンテナと電気的に接続され、前記テラヘルツ波の検波電流を発生する整流素子を
、前記基板の前記第一面にさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記整流素子は、ショットキーバリアダイオードである、
ことを特徴とする請求項11に記載の受信器。 - 前記貫通電極は、前記基板とは異なる第二基板が有する集積回路と電気的に接続されており、
前記基板の前記第二面と前記第二基板とが接合されている、
ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記アンテナと前記第二基板との間に、金属膜から構成される反射板を有する、
ことを特徴とする請求項13に記載の受信器。 - 前記反射板は電気的にフローティングである、
ことを特徴とする請求項14に記載の受信器。 - 前記アンテナはループアンテナまたはダイポールアンテナである、
ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記テラヘルツ波の周波数は、0.03THz以上30THz以下である、
ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の受信器。 - 前記テラヘルツ波に基づいた電気信号を外部に出力する出力回路をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の受信器。 - 請求項18に記載の受信器と、
前記電気信号に基づいて画像を形成する画像処理部と、
を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。
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