JP7282157B2 - 室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置に関する。
特開2012-132639号公報(特許文献1)は、冷凍装置を開示する。この冷凍装置の室外ユニットは、圧縮機、油分離器、凝縮器、受液器、過冷却熱交換器、及びアキュムレータを含む。室内ユニットは、膨張弁及び蒸発器を含む。この冷凍装置においては、過冷却熱交換器の温度効率に基づいて、冷媒回路に充填された冷媒量の適否が判定される。温度効率は、過冷却熱交換器の出口における冷媒の過冷却度を過冷却熱交換器の最大温度差で除算した値である。この冷凍装置によれば、冷媒回路における冷媒不足を判定することができる(特許文献1参照)。
特開2012-132639号公報
上記の冷凍装置では、冷媒の過冷却度が小さい運転状態の場合には、過冷却度の低下に基づく冷媒量の減少を精度良く判定できず、判定精度が低下する可能性がある。また、温度勾配を有する非共沸混合冷媒(たとえば、R407a、R448a、R449a、R463a等の冷媒)が用いられる場合にも、温度効率の精度が低下することにより判定精度が低下する可能性がある。
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、冷媒サイクル装置に封入された冷媒の不足を精度良く判定可能な室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置を提供することである。
本開示の第1の局面の室外機は、室内機と接続されて冷凍サイクル装置を形成する室外機であって、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から出力される冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器の出側の冷媒の一部を、室内機を通過することなく圧縮機へ戻すように構成されたバイパス回路と、バイパス回路に流れる冷媒を加熱するように構成された加熱器と、加熱器によって加熱された冷媒の温度を検出する加熱後温度センサとを含む冷媒量検出部と、加熱後温度センサが検出した温度を用いて、冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定するように構成された制御装置とを備える。制御装置は、圧縮機の起動後、定められた時間の経過後に、冷媒の量を判定する。
この室外機によれば、バイパス回路に流れる冷媒を加熱して、加熱後の冷媒の温度を用いて、冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定することができる。圧縮機の起動後、定められた時間の経過後に、冷媒の量を判定するので、誤判定を防止できる。
本開示の第2の局面の室外機は、室内機と接続されて冷凍サイクル装置を形成する室外機であって、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から出力される冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器の出側の冷媒の一部を、室内機を通過することなく圧縮機へ戻すように構成されたバイパス回路と、バイパス回路に流れる冷媒を加熱するように構成された加熱器と、加熱器によって加熱された冷媒の温度を検出する加熱後温度センサとを含む冷媒量検出部と、加熱後温度センサが検出した温度を用いて、冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定するように構成された制御装置とを備える。制御装置は、冷凍サイクル装置が定められた運転をしている間は、冷媒の量を判定しない。
この室外機によれば、バイパス回路に流れる冷媒を加熱して、加熱後の冷媒の温度を用いて、冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定することができる。冷凍サイクル装置が、冷凍サイクル装置が不安定となるような定められた運転をしている間、またはバイパス回路への冷媒の供給が少なくなるような定められた運転をしている間は、冷媒の量を判定しないので、誤判定を防止できる。
本開示の室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置によれば、冷凍サイクル装置に封入された冷媒の不足を精度良く判定することができる。
実施の形態1に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。 冷媒不足が発生していない正常時におけるヒータ周辺の冷媒の状態を概念的に示す図である。 正常時における、ヒータによる冷媒温度の変化の一例を示す図である。 冷媒不足時におけるヒータ周辺の冷媒の状態を概念的に示す図である。 冷媒不足時における、ヒータによる冷媒温度の変化の一例を示す図である。 実施の形態1において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。 室外機の構造を概略的に示す図である。 実施の形態2において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態5において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態6に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。 電磁弁とヒータとの動作パターンを示す図である。 実施の形態6における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。 実施の形態7に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。 実施の形態7における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。 変形例1の冷凍サイクル装置の全体構成図である。 変形例2の冷凍サイクル装置の全体構成図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。な図1は、冷凍サイクル装置における各機器の接続関係及び配置構成を機能的に示したものであり、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図1を参照して、冷凍サイクル装置1は、室外機2と、室内機3とを備える。室外機2は、圧縮機10と、凝縮器20と、ファン22と、液溜器30と、熱交換器40と、ファン42と、サイトグラス45と、配管80~83,85とを含む。また、室外機2は、配管86,87と、冷媒量検出部70と、圧力センサ90,92と、制御装置100とをさらに含む。室内機3は、膨張弁50と、蒸発器60と、ファン62と、配管84とを含む。室内機3は、配管83,85を通じて室外機2に接続されている。
配管80は、圧縮機10の吐出ポートと凝縮器20とを接続する。配管81は、凝縮器20と液溜器30とを接続する。配管82は、液溜器30と熱交換器40とを接続する。配管83は、熱交換器40と膨張弁50とを接続する。配管84は、膨張弁50と蒸発器60とを接続する。配管85は、蒸発器60と圧縮機10の吸入ポートとを接続する。配管86は、配管82と冷媒量検出部70とを接続する。配管87は、冷媒量検出部70と配管85とを接続する。
圧縮機10は、配管85から吸入される冷媒を圧縮して配管80へ出力する。圧縮機10は、制御装置100からの制御信号に従って回転数を調整するように構成される。圧縮機10の回転数を調整することで冷媒の循環量が調整され、冷凍サイクル装置1の能力を調整することができる。圧縮機10には種々のタイプのものを採用可能であり、たとえば、スクロールタイプ、ロータリータイプ、スクリュータイプ等のものを採用し得る。
凝縮器20は、圧縮機10から配管80に出力された冷媒を凝縮して配管81へ出力する。凝縮器20は、圧縮機10から出力された高温高圧のガス冷媒が外気と熱交換(放熱)を行なうように構成される。この熱交換により、冷媒は凝縮されて液相に変化する。ファン22は、凝縮器20において冷媒が熱交換を行なう外気を凝縮器20に供給する。ファン22の回転数を調整することにより、圧縮機10出側の冷媒圧力(高圧側圧力)を調整することができる。
液溜器30は、凝縮器20によって凝縮された高圧の液冷媒を貯留する。熱交換器40は、液溜器30から配管82に出力された液冷媒がさらに外気と熱交換(放熱)を行なうように構成される。冷媒は、熱交換器40を通過することによって、過冷却された液冷媒となる。ファン42は、熱交換器40において冷媒が熱交換を行なう外気を熱交換器40に供給する。サイトグラス45は、配管83を流れる冷媒中の気泡(フラッシュガス)を目視により確認するための窓である。
膨張弁50は、熱交換器40から配管83へ出力された冷媒を減圧して配管84へ出力する。膨張弁50の開度を閉方向に変化させると、膨張弁50出側の冷媒圧力は低下し、冷媒の乾き度は上昇する。膨張弁50の開度を開方向に変化させると、膨張弁50出側の冷媒圧力は上昇し、冷媒の乾き度は低下する。膨張弁50に代えてキャピラリチューブを用いてもよい。
蒸発器60は、膨張弁50から配管84へ出力された冷媒を蒸発させて配管85へ出力する。蒸発器60は、膨張弁50により減圧された冷媒が室内機3内の空気と熱交換(吸熱)を行なうように構成される。冷媒は、蒸発器60を通過することにより蒸発して過熱蒸気となる。ファン62は、蒸発器60において冷媒が熱交換を行なう外気を蒸発器60に供給する。凝縮器20の周辺に温度センサ201が配置されている。温度センサ201は、外気温度を検出する。
圧縮機10、配管82、凝縮器20、配管81、液溜器30、配管82、熱交換器40、配管83、膨張弁50、配管84、蒸発器60、配管85は、冷媒回路を構成する。
冷媒量検出部70は、配管82から分岐する配管86と、配管85に接続される配管87との間に設けられる。配管86、冷媒量検出部70、及び配管87は、凝縮器20の出側の冷媒の一部を、室内機3を通過することなく圧縮機10へ戻す「バイパス回路」を構成する。
冷媒量検出部70は、キャピラリチューブ71と、ヒータ72と、温度センサ73,74とを含む。キャピラリチューブ71は、配管86と配管87との間に接続され、バイパス回路に流れる冷媒の圧力を減圧する。キャピラリチューブ71は、配管86から液冷媒が供給される場合にキャピラリチューブ71を通過した冷媒がヒータ72によって加熱されてもガス単相となることなく気液二相であるように、ヒータ72の加熱量も考慮して適宜設計される。なお、キャピラリチューブ71に代えて膨張弁を用いてもよい。
ヒータ72及び温度センサ73,74は、配管87に設けられる。ヒータ72は、キャピラリチューブ71を通過した冷媒を加熱する。冷媒は、ヒータ72によって加熱されることによりエンタルピーが上昇する。ヒータ72は、上述のように、キャピラリチューブ71を通過した冷媒がヒータ72によって加熱されてもガス単相となることなく気液二相であるように、キャピラリチューブ71の仕様とともにその加熱量が設定される。ヒータ72は、配管87の外部から冷媒を加熱してもよいし、ヒータ72から冷媒への伝熱をより確実にするために配管87の内部に設置してもよい。冷凍サイクル装置がONのときには、ヒータ72が常時ON状態としてもよい。あるいは、冷媒不足判定処理中にのみヒータ72がON状態とされるものであってもよい。あるいは、圧縮機10が起動しているときのみ、ヒータ72がON状態とされるものであってもよい。実施の形態1では、ヒータ72は、冷凍サイクル装置がONのときには、ヒータ72が常時ON状態として説明する。
温度センサ73は、ヒータ72による冷媒加熱前の冷媒温度、すなわち、キャピラリチューブ71とヒータ72との間の冷媒の温度T1を検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。一方、温度センサ74は、ヒータ72による冷媒加熱後の冷媒温度、すなわち、ヒータ72の下流であって配管85に合流する前の冷媒の温度T2を検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。温度センサ73,74は、配管87の外部に設置してもよいし、冷媒の温度をより確実に検出するために配管87の内部に設置してもよい。冷媒量検出部70による冷媒不足判定の原理及び方法については、後ほど詳しく説明する。
圧力センサ90は、配管85内の冷媒の圧力LPを検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。すなわち、圧力センサ90は、圧縮機10の吸入側の冷媒圧力(低圧側圧力)LPを検出する。圧力センサ92は、配管80内の冷媒の圧力HPを検出し、その検出値を制御装置100へ出力する。すなわち、圧力センサ92は、圧縮機10の吐出側の冷媒圧力(高圧側圧力)HPを検出する。
吸入温度センサ302は、圧縮機10の吸入口の周辺に配置されている。吸入温度センサ302は、圧縮機10への冷媒の吸入温度Tsを検出する。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)102と、メモリ104(ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory))と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)等を含んで構成される。CPU102は、ROMに格納されているプログラムをRAM等に展開して実行する。ROMに格納されるプログラムは、制御装置100の処理手順が記されたプログラムである。制御装置100は、これらのプログラムに従って、室外機2における各機器の制御を実行する。この制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
<冷媒不足判定の説明>
以下、冷媒量検出部70を用いた冷媒不足の判定方法について説明する。なお、冷媒不足は、冷媒回路への冷媒の初期充填量が不足していたり、使用開始後に冷媒漏れが生じた場合等に発生する。
図2は、冷媒不足が発生していない正常時におけるヒータ72周辺の冷媒の状態を概念的に示す図である。なお、以下では、冷媒不足が発生しておらず、冷媒量が適正な範囲内であるときを、単に「正常時」と称する場合がある。
図2とともに図1も参照して、冷媒量が適正な正常時は、凝縮器20の出口において冷媒はほぼ液相化しており、液溜器30に液冷媒が溜まっている。これにより、配管86には液冷媒が流れ、キャピラリチューブ71を通過した冷媒は、液成分が多い状態となる。そして、キャピラリチューブ71を通過した冷媒は、ヒータ72により加熱されて乾き度が上昇する。
図3は、正常時における、ヒータ72による冷媒温度の変化の一例を示す図である。図3において、横軸は、配管87の延設方向の位置を示しており、P1,P2は、それぞれ温度センサ73,74が設置されている位置を示す。縦軸は、配管87の各位置における冷媒温度を示す。なお、この図3では、冷媒が共沸冷媒(温度勾配を有しない冷媒であり、たとえばR410a等の冷媒)である場合が示されている。
図3を参照して、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒量が正常な時は、キャピラリチューブ71を通過した冷媒は液成分が多い状態であるため、ヒータ72によって冷媒が加熱されても冷媒の温度は基本的に変化しない(加熱エネルギは冷媒の潜熱変化に利用される。)。したがって、ヒータ72による冷媒加熱後の冷媒の温度T2は、ヒータ72による冷媒加熱前の冷媒の温度T1と略同等となる。
なお、特に図示しないが、冷媒が非共沸冷媒(温度勾配を有する冷媒であり、たとえば、R407a、R448a、R449a、R463a等の冷媒)の場合は、ヒータ72による加熱によって冷媒の温度は多少上昇する(高々10度程度)。
図4は、冷媒不足時におけるヒータ72周辺の冷媒の状態を概念的に示す図である。図4とともに図1も参照して、冷媒不足時は、凝縮器20の出口において冷媒は気液二相化しており、液溜器30には、液冷媒が溜まっていないか、溜まっていても少量である。これにより、配管86には気液二相の冷媒が流れ、キャピラリチューブ71を通過した冷媒は、正常時と比較してガス成分が多い状態となる。したがって、キャピラリチューブ71を通過した冷媒は、ヒータ72により加熱されて蒸発し、温度(過熱度)が上昇する。
図5は、冷媒不足時における、ヒータ72による冷媒温度の変化の一例を示す図である。図5においても、横軸は、配管87の延設方向の位置を示しており、P1,P2は、それぞれ温度センサ73,74が設置されている位置を示す。縦軸は、配管87の各位置における冷媒温度を示す。
図5を参照して、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒不足時は、キャピラリチューブ71を通過した冷媒はガス成分が多い状態であるため、ヒータ72によって冷媒が加熱されると、冷媒が蒸発して冷媒の温度が上昇する(過熱度>0)。したがって、ヒータ72による冷媒加熱後の冷媒の温度T2は、ヒータ72による冷媒加熱前の冷媒の温度T1よりも高くなる。
なお、冷媒が非共沸冷媒の場合は、冷媒不足時のヒータ72による冷媒の温度上昇と、正常時のヒータ72による冷媒の温度上昇(冷媒の温度勾配に基づく温度上昇)とが区別できるように、ヒータ72の加熱量が適宜設定される。
このように、冷媒量検出部70において、ヒータ72によって冷媒を加熱したときの冷媒の温度上昇量に基づいて、冷凍サイクル装置1において冷媒不足が生じているか否かを判定することができる。
圧縮機10が起動された直後では、冷凍サイクル装置1の運転状態が安定していないため、冷媒不足の判定を誤るおそれがある。そこで、実施の形態1では、圧縮機10が起動された後、定められた時間が経過することによって、冷凍サイクル装置1の運転状態が安定した後に、冷媒不足判定制御を実行する。
図6は、実施の形態1において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば1時間に1回の頻度で実行される。
図6を参照して、ステップS210において、制御装置100は、圧縮機10が起動されてから定められた時間ΔTが経過したか否かを判定する。定められた時間ΔTが経過した場合には、処理がステップS220に進む。
ステップS220において、制御装置100は、冷媒不足判定制御を実行する。
図7は、実施の形態1における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。
ステップS20において、制御装置100は、冷媒量検出部70の温度センサ73,74からそれぞれ温度T1,T2の検出値を取得する。
ステップS30において、制御装置100は、取得された温度T2と温度T1との差(T2-T1)、すなわち、ヒータ72による冷媒の温度上昇量が、しきい値Tth1よりも小さいか否かを判定する。
ヒータ72による冷媒の温度上昇量がしきい値Tth1以上であると判定されると(ステップS30においてNO)、制御装置100は、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒量が不足しているものと判定する(ステップS40)。なお、ステップS40において冷媒不足と判定された場合に、冷媒不足が生じている旨のアラームを出力するようにしてもよい。
ヒータ72による冷媒の温度上昇量がしきい値Tth1よりも小さいと判定されると(ステップS30においてYES)、制御装置100は、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒量は正常であると判断して、リターンへと処理を移行する。
なお、上述のように、非共沸冷媒が用いられる場合は、ヒータ72により冷媒が加熱されると、冷媒量が適正であっても冷媒の温度が上昇する。そのため、ステップS30におけるしきい値Tth1は、ヒータ72による正常時の冷媒の温度上昇量と冷媒不足時の温度上昇量とを区別可能なように、使用されている冷媒の種類、及びヒータ72の加熱量に基づいて適宜設定される。
以上のように、実施の形態1では、ヒータ72による冷媒の温度上昇量に基づいて、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒不足が生じているか否かを判定することができる。したがって、冷媒不足の判定精度は、ヒータ72による冷媒の温度上昇量の検出精度に依存する。そこで、実施の形態1に従う室外機2では、冷媒量検出部70は、温度上昇量の検出の外乱となる風の影響を受けにくい箇所に配設される。具体的には、冷媒量検出部70は、凝縮器20と比較して、気流の影響が小さい箇所に配設される。影響低減の対象となる風には、凝縮器20を通過した風、凝縮器20を通過する前の風、及び自然の風が含まれる。これにより、冷媒量検出部70が風の影響を受けて上記の温度上昇量に誤差が生じるのを抑制することができる。
図8は、冷凍サイクル装置1の室外機2の構造を概略的に示す図である。図8を参照して、室外機2の内部は、仕切板(壁)206によって熱交換室202と機械室204とに仕切られている。熱交換室202には、凝縮器20、液溜器30及び熱交換器40(いずれも図示せず)、並びにファン22,42が収容されている。凝縮器20及び熱交換器40(以下、纏めて「熱交換部」と称する場合がある。)並びにファン22,42は、室外機2の筐体の側面に設けられており、この例では、熱交換部が背面側に設けられるとともにファン22,42が前面側に設けられ、熱交換室202の背面側から前面側に向けて熱交換部の排熱風が流れる。機械室204には、圧縮機10、各配管、圧力センサ90,92及び制御装置100が収容されている。
そして、本実施の形態1に従う室外機2においては、冷媒量検出部70は、機械室204に収容されている。熱交換室202内には、ファン22,42の動作に伴なう風、又はファン停止中には自然の風が流れており、このような風が流れる熱交換室202内に冷媒量検出部70が配置されると、冷媒量検出部70(特に温度センサ73,74)が風の影響を受けることによってヒータ72による冷媒の温度上昇量の測定に誤差が生じ得る。この例では、冷媒量検出部70は、熱交換室202とは仕切板206によって仕切られた機械室204に収容されているので、風の影響を受けない。したがって、この室外機2によれば、ヒータ72による冷媒の温度上昇量を精度良く測定することができる。
なお、上記では、液溜器30は、熱交換室202に配設されるものとしたが、機械室204に配設してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、冷媒の過冷却度の大小または非共沸冷媒が用いられているか否かに拘わらず、ヒータ72を通過した冷媒の温度上昇量に基づいて冷媒不足を判定することができる。そして、実施の形態1では、風の影響を受けない機械室204に冷媒量検出部70が配設されるので、冷媒量検出部70が風の影響を受けることにより上記の温度上昇量に誤差が生じるのを回避することができる。その結果、実施の形態1によれば、冷凍サイクル装置1に封入された冷媒の不足を精度良く判定することができる。さらに、実施の形態1によれば、圧縮機10が起動されてから定められた時間経過した後に、冷媒不足判定制御が実行される。これによって、冷凍サイクル装置の運転状態が安定した後に、冷媒が不足しているか否かを判定するので、冷媒不足の判定を誤るのを防止できる。
実施の形態2.
外気温度によって、冷凍サイクル装置の運転状態が安定するまでの時間が変わる。冬には、圧縮機10が停止中に配管の温度が下がるため、冷凍サイクル装置の運転状態が安定するまでに多くの時間を要する。そこで、実施の形態2では、外気温度Toに応じて、圧縮機10が起動されてから冷媒不足判定制御を開始するまでの時間を変える。
図9は、実施の形態2において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば1時間に1回の頻度で実行される。
図9を参照して、ステップS301において、制御装置100は、温度センサ201から外気温度Toの検出値を取得する。
ステップS302において、制御装置100は、取得された外気温度Toが、しきい値Ttho以下か否かを判定する。たとえば、Ttho=15℃とすることができる。
ステップS302において、To≦Tthoのときには、処理がステップS303に進む。To>Tthoのときには、処理がステップS304に進む。
ステップS303において、制御装置100は、圧縮機10が起動されてから定められた時間ΔT1が経過したか否かを判定する。定められた時間ΔT1が経過した場合には、処理がステップS305に進む。
ステップS304において、制御装置100は、圧縮機10が起動されてから定められた時間ΔT2が経過したか否かを判定する。定められた時間ΔT2が経過した場合には、処理がステップS305に進む。ただし、ΔT1>ΔT2である。たとえば、ΔT1=15分、ΔT2=10分とすることができる。
ステップS305において、制御装置100は、実施の形態1と同様にして、冷媒不足判定制御を実行する。
本実施の形態によれば、外気温度Toがしきい値Tto以下のときに、外気温度Toがしきい値Ttoを超えるときよりも、圧縮機が起動されてから冷媒不足判定制御を開始するまでの時間を長くする。これによって、外気温度Toが低いため、配管の温度が低いときでも、圧縮機が起動されて配管の温度が上昇するのを待ってから、冷媒不足判定制御が開始されるので、冷媒不足の判定を誤るのを防止できる。
なお、上記の実施形態では、外気温度Toがしきい値To以下か否かに応じて、圧縮機が起動されてから冷媒不足判定制御を開始するまでの時間を変えたが、これに限定するものではない。外気温度Toが低いほど、圧縮機が起動されてから冷媒不足判定制御を開始するまでの時間を長くしてもよい。
実施の形態3.
冷媒回路に冷凍機油が封入されている。以下の説明では、冷凍機油を単に油と記載する。通常運転において、冷媒回路の各要素に油が滞留している。制御装置100は、例えば、圧縮機10の周波数を通常運転時の周波数よりも増加させることによって、油回収運転を制御する。これによって、冷媒回路の各要素からの油が流出され、圧縮機10への流入量(返油量)が増加する。
油回収運転では、圧縮機10の周波数が増加するため、冷凍サイクル装置1の運転状態が安定しない。その結果、冷媒量を正確に判定することができない。そこで、実施の形態3では、制御装置100は、油回収運転中には、冷媒不足判定制御を実行しない。
図10は、実施の形態3において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば1時間に1回の頻度で実行される。
図10を参照して、ステップS401において、制御装置100は、冷凍サイクル装置1が油回収運転中か否かを判定する。冷凍サイクル装置1が油回収運転中でない場合に、処理がステップS402に進む。冷凍サイクル装置1が油回収運転中の場合に、処理がリターンし、冷媒不足判定制御が実行されない。
ステップS402において、制御装置100は、実施の形態1と同様にして、冷媒不足判定制御を実行する。
本実施の形態によれば、冷凍サイクル装置1が油回収運転中には、冷媒不足判定制御が実行されないので、冷媒不足の判定を誤るのを防止することができる。
実施の形態4.
液バック運転では、蒸発器60から圧縮機10へ液冷媒を含んだ状態で冷媒が流通する。制御装置100は、圧縮機10の吸入温度センサ302において検出された冷媒の吸入温度Tsから、圧縮機10の吸入側の冷媒の圧力LPに対応した吸入圧力飽和温度を減算することによって、吸入過熱度SHsを算出する。制御装置100は、吸入加熱度SHが予め定めた温度閾値以下の場合、液バック運転中と判定する。
液バック運転中には、圧縮機10の吸入側に多くの冷媒が移動しているため、冷媒量検出部70への冷媒の供給量が減少する。その結果、冷媒量を正確に判定することができない。そこで、実施の形態4では、制御装置100は、液バック運転中には、冷媒不足判定制御を実行しない。
図11は、実施の形態4において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば1時間に1回の頻度で実行される。
図11を参照して、ステップS501において、制御装置100は、吸入加熱度SHに基づいて、冷凍サイクル装置1が液バック運転中か否かを判定する。冷凍サイクル装置1が液バック運転中でない場合に、処理がステップS502に進む。冷凍サイクル装置1が液バック運転中の場合に、処理がリターンし、冷媒不足判定制御が実行されない。
ステップS502において、制御装置100は、実施の形態1と同様にして、冷媒不足判定制御を実行する。
本実施の形態によれば、冷凍サイクル装置1が液バック運転中には、冷媒不足判定制御が実行されないので、冷媒不足の判定を誤るのを防止することができる。
実施の形態5.
制御装置100は、圧縮機10の吸入側の冷媒の圧力LPを飽和温度に換算することによって、蒸発器60における冷媒の蒸発温度Teを求める。制御装置100は、蒸発温度Teが目標蒸発温度Tmよりも高い時は、圧縮機10の回転数を増加させる。これによって、蒸発温度Teが目標蒸発温度Tmに近づく。しかし、冷凍サイクル装置1が長時間停止していたときには、このような制御が実行されていないので、蒸発温度Teが目標蒸発温度Temよりも高くなっている場合がある。
蒸発温度Teが目標蒸発温度Temよりも高いときには、冷媒回路の低圧側の冷媒量が多い状態となっているため、冷媒量検出部70への冷媒の供給量が減少する。その結果、冷媒量を正確に判定することができない。そこで、実施の形態5では、制御装置100は、蒸発温度Teが目標蒸発温度Temよりも高いときには、冷媒不足判定制御を実行しない。
図12は、実施の形態5において、制御装置100により実行される冷媒不足判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、たとえば1時間に1回の頻度で実行される。
図12を参照して、ステップS601において、制御装置100は、蒸発温度Teが目標蒸発温度Temよりも高いか否かを判定する。Te<Temのときには、処理がステップS602に進む。Te≧Temの場合に、処理がリターンし、冷媒不足判定制御が実行されない。
ステップS602において、制御装置100は、実施の形態1と同様にして、冷媒不足判定制御を実行する。
本実施の形態によれば、蒸発温度が目標蒸発温度よりも高いときには、冷媒不足判定制御が実行されないので、冷媒不足の判定を誤るのを防止することができる。
実施の形態6.
冷媒量検出部が設けられるバイパス回路に冷媒が流れると、室内機3の蒸発器60に流れる冷媒量が減少する。したがって、バイパス回路に冷媒を流し続けると、冷凍サイクル装置の性能に影響を与える可能性がある。
そこで、この実施の形態6では、バイパス回路に開閉弁が設けられ、冷媒不足判定の実行中に弁が開けられ、冷媒不足判定の非実行時は弁が閉じられる。
図13は、実施の形態6に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。図16を参照して、この冷凍サイクル装置1Bは、室外機2Bと、室内機3とを備える。室外機2Bは、図1に示した実施の形態1の室外機2において、冷媒量検出部70及び制御装置100に代えて、それぞれ冷媒量検出部70B及び制御装置100Bを含む。
冷媒量検出部70Bは、図1に示した実施の形態1の冷媒量検出部70において、電磁弁79をさらに含む。電磁弁79は、キャピラリチューブ71の上流の配管86に設けられ、制御装置100Bからの指示に従って開閉する。電磁弁79が開状態になると、キャピラリチューブ71及び配管87に冷媒が流れ、冷媒不足が判定可能になる。電磁弁79が閉状態のときは、キャピラリチューブ71及び配管87への冷媒の流れが遮断されるので、冷媒不足判定は実行不可となる。
図14は、電磁弁79とヒータ72との動作パターンを示す図である。図14を参照して、冷媒不足判定制御の実行中は、電磁弁79はON(開)され、ヒータ72もONされる。通常時、すなわち、冷媒不足判定制御の非実行時は、電磁弁79はOFF(閉)され、ヒータ72もOFFされる。
なお、図13では、電磁弁79は、配管86に設けられるものとしたが、電磁弁79は、キャピラリチューブ71の下流の配管87に設けてもよい。但し、バイパス回路において電磁弁79を上流側に配設した方が、通常時にバイパス回路に寝込む液冷媒の量を少なくすることができるので、配管86に電磁弁79を設ける方が好ましい。さらには、電磁弁79は、配管82から配管86が分岐される分岐部にできるだけ近い箇所に設けるのがより好ましい。
図15は、実施の形態6における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。
図15を参照して、ステップS10において、制御装置100は、電磁弁79をON(開)にし、ヒータ72をONにする。
ステップS20において、制御装置100は、冷媒量検出部70の温度センサ73,74からそれぞれ温度T1,T2の検出値を取得する。
ステップS30において、制御装置100は、取得された温度T2と温度T1との差(T2-T1)、すなわち、ヒータ72による冷媒の温度上昇量が、しきい値Tth1よりも小さいか否かを判定する。
ヒータ72による冷媒の温度上昇量がしきい値Tth1以上であると判定されると(ステップS30においてNO)、制御装置100は、冷媒量が不足しているものと判定する(ステップS40)。なお、ステップS40において冷媒不足と判定された場合に、冷媒不足が生じている旨のアラームを出力するようにしてもよい。
ヒータ72による冷媒の温度上昇量がしきい値Tth1よりも小さいと判定されると(ステップS30においてYES)、制御装置100は、冷媒量は正常であると判断して、リターンへと処理を移行する。
ステップS50において、制御装置100は、電磁弁79をOFF(開)にし、ヒータ72をOFFにする。
なお、制御装置100は、上記のステップS10の終了後、ステップS20を開始するまでの間に、所定の時間待つものとしてもよい。ヒータ72によって冷媒が十分に加熱されるのを待つためである。
以上のように、実施の形態6では、バイパス回路に電磁弁79が設けられる。そして、冷媒不足判定の実行中に電磁弁79が開けられ、冷媒不足判定の非実行時は電磁弁79が閉じられる。これにより、冷媒不足判定の非実行時にもバイパス回路に冷媒を流し続けることによる冷凍サイクル装置の性能低下を防止することができる。また、冷媒不足判定の実行中にヒータ72がONとなり、冷媒不足判定の非実行時はヒータ72がOFFとなる。これにより、冷媒不足判定の非実行時にもヒータ72によって冷媒を過熱し続けることによる冷凍サイクル装置の電力消費を低減することができる。また、配管の空焚きを防止することができる。
実施の形態7.
この実施の形態7では、冷媒量検出部における熱源として、ヒータ72に代えて、圧縮機出側の高温高圧の冷媒が用いられる。これにより、ヒータ72を別途設けることなく冷媒量検出部を構成することができる。
図16は、実施の形態7に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。図16を参照して、この冷凍サイクル装置1Aは、室外機2Aと、室内機3とを備える。室外機2Aは、図1に示した実施の形態1の室外機2において、冷媒量検出部70及び制御装置100に代えて、それぞれ冷媒量検出部70A及び制御装置100Aを含む。
冷媒量検出部70Aは、図1に示した実施の形態1の冷媒量検出部70において、ヒータ72に代えて熱交換部78を含み、温度センサ75~77をさらに含む。熱交換部78は、圧縮機10から出力される高温高圧の冷媒と、キャピラリチューブ71を通過した冷媒との間で熱交換を行なうように構成される。そして、温度センサ73は、熱交換部78の上流側の冷媒温度、すなわち、キャピラリチューブ71と熱交換部78との間の冷媒の温度T1を検出する。一方、温度センサ74は、熱交換部78の下流側の冷媒温度、すなわち、熱交換部78の下流であって配管85に合流する前の冷媒の温度T2を検出する。
温度センサ75は、圧縮機10から出力される高温高圧の冷媒の温度T3を検出し、その検出値を制御装置100Aへ出力する。温度センサ76は、圧縮機10から出力されて熱交換部78を通過した冷媒の温度T4を検出し、その検出値を制御装置100Aへ出力する。すなわち、温度センサ75,76は、圧縮機10から凝縮器20へ供給される冷媒について、それぞれ熱交換部78の通過前及び通過後の冷媒の温度を検出する。温度センサ77は、圧縮機10に吸入される冷媒の温度T5を検出し、その検出値を制御装置100Aへ出力する。
制御装置100Aは、配管87を流れる冷媒を熱交換部78によって加熱したときの冷媒の温度上昇量に基づいて、冷凍サイクル装置1Aにおいて冷媒不足が生じているか否かを判定する。より詳しくは、制御装置100Aは、熱交換部78による冷媒の温度上昇量がしきい値以上になると、冷媒不足が生じているものと判定する。
ここで、熱交換部78の加熱量は、冷凍サイクル装置1Aの運転状態によって変化するため、熱交換部78における配管87内の冷媒の温度上昇量も、冷凍サイクル装置1Aの運転状態によって変化する。特に、冷媒が非共沸冷媒の場合は、冷媒不足が生じていなくても、配管87を流れる気液二相の冷媒が熱交換部78において加熱されると温度が上昇し、その温度上昇量は加熱量に依存する。また、冷媒が共沸冷媒であっても、熱交換部78の加熱量が大きい場合には、冷媒の温度が上昇し得る。
そこで、この実施の形態7では、熱交換部78の加熱量が算出され、その加熱量に基づいて、冷媒不足が生じているか否かを判定するためのしきい値(熱交換部78における冷媒の温度上昇量のしきい値)が設定される。これにより、冷凍サイクル装置1Aの運転状態によって熱交換部78の加熱量が変化しても、冷媒不足を精度良く判定することができる。
熱交換部78の加熱量は、たとえば以下のようにして算出することができる。熱交換部78の加熱量(W=J/s)は、次式によって算出される。
加熱量=G×H …(1)
ここで、Gは、圧縮機10から熱交換部78に流れる冷媒流量であり、Hは、圧縮機10から熱交換部78に流れる冷媒の、熱交換部78の前後のエンタルピー差である。
冷媒流量G(kg/hr)は、次式によって算出することができる。
冷媒流量G=V×R×D …(2)
ここで、Vは、圧縮機10の押しのけ量(m3)であり、すなわち、圧縮機10の1回転あたりの冷媒吸込み量である。Rは、圧縮機10の回転数(1/hr又は1/s)であり、Dは、冷媒の密度(kg/m3)である。密度Dは、圧縮機10の吸入側の冷媒温度と圧力とによって決まる量であり、温度センサ77により検出される温度T5と、圧力センサ90により検出される圧力LPとから算出することができる。
また、エンタルピー差H(kJ/kg)は、次式によって算出することができる。
エンタルピー差H=H3-H4 …(3)
ここで、H3は、圧縮機10から熱交換部78に供給される冷媒のエンタルピーであり、H4は、熱交換部78を通過した後の冷媒のエンタルピーである。なお、エンタルピーH3は、圧縮機10の吐出圧力と熱交換部78通過前の冷媒温度とによって決まる量であり、圧力センサ92により検出される圧力HPと、温度センサ75により検出される温度T3とから求めることができる。また、エンタルピーH4は、圧縮機10の吐出圧力と熱交換部78通過後の冷媒温度とによって決まる量であり、圧力HPと、温度センサ76により検出される温度T4とから求めることができる。
図17は、実施の形態7における、図6のステップS220の冷媒不足判定制御の手順を表わすフローチャートである。
図17を参照して、ステップS120において、制御装置100Aは、温度センサ73~77からそれぞれ温度T1~T5の検出値を取得し、圧縮機10の回転数Rを取得し、さらに圧力センサ90,92からそれぞれ圧力LP,HPの検出値を取得する。
ステップS130において、制御装置100Aは、上述の式(2)を用いて冷媒流量Gを算出するとともに、上述の式(3)を用いてエンタルピー差Hを算出する。
ステップS140において、制御装置100Aは、算出された冷媒流量Gとエンタルピー差Hとを乗算することによって、熱交換部78の加熱量(G×H)を算出する。
ステップS150において、制御装置100Aは、算出された熱交換部78の加熱量に基づいて、冷媒不足が生じているか否かを判定するためのしきい値Tth2(熱交換部78において配管87を流れる冷媒の温度上昇量のしきい値)を設定する。
加熱量としきい値Tth2との関係は、使用される冷媒の種類に応じて事前評価やシミュレーション等により予め求められ、制御装置100AのROMに記憶されている。定性的には、加熱量が大きい程、しきい値Tth2は大きく、また、加熱量が同じ場合、非共沸冷媒のしきい値は、共沸冷媒のしきい値よりも大きい。
ステップS160において、制御装置100Aは、ステップS120において取得された温度T2と温度T1との差(T2-T1)、すなわち、熱交換部78において配管87を流れる冷媒の温度上昇量がしきい値Tth2よりも小さいか否かを判定する。
冷媒の温度上昇量がしきい値Tth2以上であると判定されると(ステップS160においてNO)、処理がステップS170に進む。一方、冷媒の温度上昇量がしきい値Tth2よりも小さいと判定されると(ステップS160においてYES)、制御装置100Aは、冷媒量は正常であると判断して、リターンへと処理を移行する。
ステップS170において、制御装置100Aは、冷媒が不足しているものと判定する。なお、ステップS170において冷媒不足と判定された場合に、冷媒不足が生じている旨のアラームを出力するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態7によれば、冷媒量検出部70Aにおける熱源として、ヒータ72に代えて、圧縮機10の吐出側の高温高圧の冷媒を用いた熱交換部78が設けられるので、ヒータ72を設けることなく冷媒量検出部を構成することができる。
また、熱交換部78の加熱量は、冷凍サイクル装置1Aの運転状態によって変化するところ、実施の形態7によれば、熱交換部78において配管87を流れる冷媒の温度上昇量のしきい値Tth2は、熱交換部78の加熱量に基づいて設定されるので、冷凍サイクル装置1Aの運転状態が変化しても冷媒不足を精度良く判定することができる。
変形例1.
図18は、変形例1に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。
変形例1の冷凍サイクル装置1Eの室外機2Eは、圧縮機10の吐出側の冷媒圧力(高圧側圧力)を検出する圧力センサ92に代えて、凝縮器20の吐出側の冷媒温度を検知する温度センサ94を備える。制御装置100Eは、温度センサ94により検出される温度(飽和液温度)を高圧側圧力(飽和圧力)に換算する。
変形例2.
図19は、変形例2に従う室外機が用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。
上記の各実施の形態及び各変形例においては、バイパス回路を流れる冷媒は、圧縮機10の吸入側の配管85に戻されるものとした。変形例2の冷凍サイクル装置1Fの室外機2Fは、圧縮機10に代えて、インジェクションポートを有する圧縮機10Aを備える。
バイパス回路を流れる冷媒が圧縮機10Aのインジェクションポートに戻される。このような構成により、圧縮機10Aから吐出される冷媒の温度を下げることができる。なお、バイパス回路(配管87)の圧縮機10Aへの接続先は、圧縮機10Aのシェル内部の吸入室であってもよいし、シェル内部の圧縮室であってもよい。
なお、上記の構成を採用する場合には、インジェクションの効果を得るために、冷媒不足の判定の有無に拘わらずバイパス回路に冷媒が流される。また、バイパス回路から圧縮機10Aに吸入される冷媒の圧力を検出する圧力センサ96を別途設ける必要がある。言い換えると、バイパス回路を流れる冷媒を圧縮機10の吸入側の配管85に戻す構成の場合には、圧力センサ90が設けられているので、圧力センサ96を設ける必要はない。
変形例3.
上記の実施形態では、キャピラリチューブ71とヒータ72との間に温度センサ73が設けられるものとした。変形例3の冷凍サイクル装置は、温度センサ73を備えない。制御装置は、圧力センサ90により検出される圧力(蒸発圧力)から温度T1(蒸発温度)を推定する。制御装置は、推定された温度T1と、温度センサ74により検出される温度T2との差(T2-T1)によって示される温度上昇量に基づいて、冷媒が不足しているか否かを判定する。なお、温度センサ73を設けることによって、ヒータ72或いは熱交換部78による冷媒の温度上昇量の測定精度を向上させ、ひいては冷媒不足の判定精度を向上させることができる。
変形例4.
上記の実施形態では、バイパス回路は、液溜器30と熱交換器40との間の配管82から分岐するものとしたが、配管81からバイパス回路を分岐させてもよい。本開示において、液溜器30及び熱交換器40(並びにサイトグラス45)は必須の要素ではなく、液溜器30及び熱交換器40が設けられていない場合には、バイパス回路は、配管81から分岐させる。なお、バイパス回路は、液溜器30の底部に接続されてもよい。
変形例5.
上記の実施の形態及び変形例の冷媒量検出部70,70A,70Bにおいて、キャピラリチューブ71に代えて膨張弁を用いてもよい。その場合、バイパス回路に電磁弁79が設けられる実施の形態及び変形例において、電磁弁79として上記膨張弁を代用してもよい。上記膨張弁を閉状態とすることによって、冷媒不足判定の非実行時にバイパス回路の冷媒の流れを遮断することができる。
変形例6.
上記の実施の形態及び変形例では、倉庫またはショーケース等に主に用いられる室外機及び冷凍サイクル装置について代表的に説明したが、本開示に従う室外機は、冷凍サイクルを用いた空気調和機にも適用可能である。
今回開示された各実施の形態は、技術的に矛盾しない範囲で適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1E,1F 冷凍サイクル装置、2,2A,2B,2E,2F 室外機、3 室内機、10,10A 圧縮機、20 凝縮器、22,42,62 ファン、30 液溜器、40 熱交換器、45 サイトグラス、50 膨張弁、60 蒸発器、70,70A,70B 冷媒量検出部、71 キャピラリチューブ、72 ヒータ、73~77,94 温度センサ、78 熱交換部、79 電磁弁、80~87 配管、90,92,96 圧力センサ、100,100A,100B,100E,100F 制御装置、102 CPU、104 メモリ、201 温度センサ、202 熱交換室、204 機械室、206 仕切板、208 箱、302 吸入温度センサ。

Claims (10)

  1. 室内機と接続されて冷凍サイクル装置を形成する室外機であって、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から出力される冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器の出側の冷媒の一部を、前記室内機を通過することなく前記圧縮機へ戻すように構成されたバイパス回路と、
    前記バイパス回路に流れる冷媒を加熱するように構成された加熱器と、前記加熱器によって加熱された冷媒の温度を検出する加熱後温度センサとを含む冷媒量検出部と、
    前記加熱後温度センサが検出した温度を用いて、前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定するように構成された制御装置とを備え、
    前記凝縮器は、熱交換室に設けられ、
    前記冷媒量検出部は、仕切板によって前記熱交換室と隔てられた機械室に配設される、室外機。
  2. 前記冷媒量検出部は、前記凝縮器と比較して気流の影響が小さい箇所に設けられる、請求項1に記載の室外機。
  3. 前記加熱器は、ヒータである、請求項1または2に記載の室外機。
  4. 前記制御装置は、
    前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒が不足しているか否かを判定する判定制御の実行中に前記ヒータをオンに制御し、
    前記判定制御の非実行中は前記ヒータをオフに制御する、請求項記載の室外機。
  5. 室内機と接続されて冷凍サイクル装置を形成する室外機であって、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から出力される冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器の出側の冷媒の一部を、前記室内機を通過することなく前記圧縮機へ戻すように構成されたバイパス回路と、
    前記バイパス回路に流れる冷媒を加熱するように構成された加熱器と、前記加熱器によって加熱された冷媒の温度を検出する加熱後温度センサとを含む冷媒量検出部と、
    前記加熱後温度センサが検出した温度を用いて、前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定するように構成された制御装置と、
    前記バイパス回路に設けられ、前記バイパス回路に流れる冷媒の圧力を減圧するように構成された減圧装置とを備え、
    前記加熱器は、前記圧縮機から出力される高温高圧の冷媒と、前記減圧装置を通過した冷媒との間で熱交換を行なうように構成される熱交換部である、室外機。
  6. 前記バイパス回路に設けられ、前記バイパス回路における冷媒の通流及び遮断を切換えるように構成された弁をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒が不足しているか否かを判定する判定制御の実行中に前記弁を開状態に制御し、
    前記判定制御の非実行中は前記弁を閉状態に制御する、請求項1~のいずれか1項に記載の室外機。
  7. 前記冷媒量検出部は、前記加熱器によって加熱される前の冷媒の温度を検出する加熱前温度センサをさらに含み、
    前記制御装置は、前記加熱後温度センサが検出した温度と前記加熱前温度センサが検出した温度とから算出される温度上昇量を用いて、前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒の量を判定する、請求項1~のいずれか1項に記載の室外機。
  8. 前記制御装置は、前記温度上昇量が第1のしきい値を超える場合に、前記冷凍サイクル装置に封入された冷媒が不足しているものと判定する、請求項に記載の室外機。
  9. 前記バイパス回路に設けられ、前記バイパス回路に流れる冷媒の圧力を減圧するように構成された減圧装置をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の室外機。
  10. 請求項1~のいずれか1項に記載の室外機と、
    前記室外機に接続される室内機とを備える冷凍サイクル装置。
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