JP7281817B2 - 電子機器の二軸式ヒンジ機構 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、表示画面を開閉できるモバイル用電子機器等において、ワンタッチ操作で筐体を開くことができる、電子機器の二軸式ヒンジ機構を提供することにある。
本発明の他の目的は、フレキシブルディスプレイの表示画面を開閉できるモバイル用電子機器等において、フレキシブルディスプレイの折り曲げ部の円弧状の先端部が損傷する恐れを軽減出来る電子機器の二軸式ヒンジ機構を提供することにある。
即ち、本発明1の電子機器の二軸式ヒンジ機構は、
隣接する端部が二つ折りに折り畳み可能に連結された第1筐体(201)及び第2筐体(202)の二軸式ヒンジ機構と、
前記第1筐体(201)及び前記第2筐体(202)の内面(201A,202A)間に渡って配置され、表示面(204A)の裏面(204B)が前記内面(201A,202A)側に配置されたフレキシブルディスプレイ(204)と
を有する電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1筐体(201)の前記端部に[前記折り畳み面に直交する]前記表示面(204A)と平行な方向に設けられた第1軸(21)と、
前記第1軸(21)に平行に前記第2筐体(202)の前記端部に設けられた第2軸(21’)と、
一端が前記第1軸(21)に揺動自在に軸支され、他端が前記第1筐体(201)に前記第1軸(21)の中心軸線に平行な方向に移動可能に係合する第1レバー(2)と、
一端が前記第2軸(21’)に揺動自在に軸支され、他端が前記第2筐体(202)に前記第2軸(21’)の中心軸線に平行な方向に移動可能に係合する第2レバー(2’)と、
前記第1軸(21)と前記第2軸(21’)が挿入され、第1固定カム面(31)と第2固定カム面(31’)が形成された固定カム(3)と、
前記第1固定カム面(31)に対向して前記第1レバー(2)の一端に設けられ、前記第1固定カム面(31)に対して相対回転可能で、かつ前記第1固定カム面(31)に当接する第1可動カム面(22)と、
前記第2固定カム面(31’)に対向して前記第2レバー(2’)の一端に設けられ、前記第2固定カム面(31’)に対して相対回転可能で、かつ前記第2固定カム面(31’)に当接する第2可動カム面(22’)と、
前記第1可動カム面(22)及び第2可動カム面(22’)を前記第1固定カム面(31)と第2固定カム面(31’)側へ付勢する第1ばね(41,41’)と、
前記固定カム(3)に前記第1軸(21)及び前記第2軸(21’)の中心軸線に平行な方向に移動可能に支持され、一端が前記第1可動カム面(22)及び前記第2可動カム面(22’)に係合離脱可能な移動ピン(51)と、
前記固定カム(3)に前記第1軸(21)及び前記第2軸(21’)の中心軸線に直交する方向に移動可能に支持され、前記移動ピン(51)の他端と当接可能な第1スライドカム面(521)を有するスライドカム(52)と、
前記スライドカム(52)を前記第1スライドカム面(521)が前記移動ピン(51)の他端と当接する方向へ付勢する第2ばね(42)と、
前記スライドカム(52)の第2スライドカム面(522)に当接する当接部(531)を有し、前記第2ばね(42)の付勢力に抗して前記スライドカム(52)の第2スライドカム面(522)を押圧して、前記第2ばね(42)が付勢する移動方向とは逆の移動方向に前記スライドカム(52)を移動させる押圧部材(53)と、
前記第1軸(21)と前記第2軸(21’)を支持し、前記押圧部材(53)を移動自在に支持する第1支持部材(54)とからなることを特徴とする。
本発明3の電子機器の二軸式ヒンジ機構は、本発明1において、前記第1レバー(2)の他端と前記第1筐体(201)との係合部は、前記第1レバー(2)の他端に形成された長孔(26)と、前記第1軸(21)に平行に前記第1筐体(201)に固定され、前記長孔(26)に挿入された第5軸(23)とで構成され、
前記第2レバー(2’)の他端と前記第2筐体(202)との係合部は、
前記第2レバー(2’)の他端に形成された長孔(26’)と、前記第2軸(21’)に平行に前記第2筐体(202)に固定され、前記長孔(26’)に挿入された第6軸(23’)とで構成されていることを特徴とする。
本発明5の電子機器の二軸式ヒンジ機構は、本発明1において、前記第1ばね(41,41’)は一対で構成され、一方の前記第1ばね(41)が前記第1レバー(2)の前記第1可動カム面(22)を前記第1固定カム面(31)側へ付勢し、他方の第1ばね(41’)が前記第2レバー(2’)の前記第2可動カム面(22’)を前記第2固定カム面(31’)側へ付勢することを特徴とする。
第1レバー2には、第1固定カム面31に対向して第1固定カム面31に当接する第1可動カム面22が形成されている。第1可動カム面22は、第1レバー2の下端に設けられ、第1固定カム面31に対して相対回転可能である。第2レバー2’には、第2固定カム面31’に対向して第2固定カム面31’に当接する第2可動カム面22’が形成されている。第2可動カム面22’は、第2レバー2の下端に設けられ、第2固定カム面31’に対して相対回転可能である。第1ばね41、41’は一対で構成され、第1軸21に第1ばね41が外嵌し、第2軸21’に第1ばね41’が外嵌している。第1ばね41、41’は、矩形板状のスペーサ56、57に挟持されている。第1ばね41、41’に隣接する第2支持部材55の左端(図3で見て)に折り曲げ部551が形成されて、スペーサ57は第2支持部材55に固定されている。従って、第1ばね41が第1レバー2の第1可動カム面22を第1固定カム面31側に常時付勢している。同様に、第1ばね41’が第2レバー2’の第2可動カム面22’を第2固定カム面31’側に常時付勢している。
同様に、第1支持部材54に隣接する第2支持部材55の右端(図3で見て)に折り曲げ部551が形成されて、第1支持部材54は第2支持部材55に固定されている。すなわち、第2支持部材55、55は、同一形状で、図3で見て左右勝手違いに組み付けられている。
第1支持部材54には、押圧部材53を押圧方向とは反対側(図11で見て左方向に)に付勢する第3ばね43(図5参照)が保持されている。押圧部材53の左端側には、押圧部材53を押圧するための円柱状の押し棒7(図5参照)が配置され、押し棒7は第2支持部材55に図5の左右方向に移動可能に支持され、指で押して操作される。
201…第1筐体
201A…内面
202…第2筐体
202A…内面
204…フレキシブルディスプレイ
204A…表示面
204B…裏面
1…二軸式ヒンジ機構
2…第1レバー
21…第1軸
22…第1可動カム面
23…第5軸
24…取付板
25…取付軸
26…長孔
27…第1セグメントギヤ
2’…第2レバー
21’…第2軸
22’…第2可動カム面
23’…第6軸
24’…取付板
25’…取付軸
26’…長孔
27’…第2セグメントギヤ
3…固定カム
31…第1固定カム面
31’…第2固定カム面
41、41’…第1ばね
42…第2ばね
43…第3ばね
51…移動ピン
52…スライドカム
521…第1スライドカム面
522…第2スライドカム面
53…押圧部材
531…当接部
54…第1支持部材
55…第2支持部材
551…折り曲げ部
56、57…スペーサ
6…第3レバー
61…第3軸
62…長孔
6’…第4レバー
61’…第4軸
62’…長孔
7…押し棒
Claims (6)
- 隣接する端部が二つ折りに折り畳み可能に連結された第1筐体及び第2筐体の二軸式ヒンジ機構と、
前記第1筐体及び前記第2筐体の内面間に渡って配置され、表示面の裏面が前記内面側に配置されたフレキシブルディスプレイと
を有する電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1筐体の前記端部に前記表示面と平行な方向に設けられた第1軸と、
前記第1軸に平行に前記第2筐体の前記端部に設けられた第2軸と、
一端が前記第1軸に揺動自在に軸支され、他端が前記第1筐体に前記第1軸の中心軸線に平行な方向に移動可能に係合する第1レバーと、
一端が前記第2軸に揺動自在に軸支され、他端が前記第2筐体に前記第2軸の中心軸線に平行な方向に移動可能に係合する第2レバーと、
前記第1軸と前記第2軸が挿入され、第1固定カム面と第2固定カム面が形成された固定カムと、
前記第1固定カム面に対向して前記第1レバーの一端に設けられ、前記第1固定カム面に対して相対回転可能で、かつ前記第1固定カム面に当接する第1可動カム面と、
前記第2固定カム面に対向して前記第2レバーの一端に設けられ、前記第2固定カム面に対して相対回転可能で、かつ前記第2固定カム面に当接する第2可動カム面と、
前記第1可動カム面及び第2可動カム面を前記第1固定カム面と第2固定カム面側へ付勢する第1ばねと、
前記固定カムに前記第1軸及び前記第2軸の中心軸線に平行な方向に移動可能に支持され、一端が前記第1可動カム面及び前記第2可動カム面に係合離脱可能な移動ピンと、
前記固定カムに前記第1軸及び前記第2軸の中心軸線に直交する方向に移動可能に支持され、前記移動ピンの他端と当接可能な第1スライドカム面を有するスライドカムと、
前記スライドカムを前記第1スライドカム面が前記移動ピンの他端と当接する方向へ付勢する第2ばねと、
前記スライドカムの第2スライドカム面に当接する当接部を有し、前記第2ばねの付勢力に抗して前記スライドカムの第2スライドカム面を押圧して、前記第2ばねが付勢する移動方向とは逆の移動方向に前記スライドカムを移動させる押圧部材と、
前記第1軸と前記第2軸を支持し、前記押圧部材を移動自在に支持する第1支持部材と
からなることを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。 - 請求項1に記載の電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1軸に平行に前記第1筐体の端部に設けられた第3軸に一端が揺動自在に軸支され、他端が前記第1筐体に固定された第3レバーと、前記第2軸に平行に前記第2筐体の端部に設けられた第4軸に一端が揺動自在に軸支され、他端が前記第2筐体に固定された第4レバーと、前記第3軸と前記第4軸を支持する第2支持部材とからなることを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。 - 請求項1に記載の電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1レバーの他端と前記第1筐体との係合部は、
前記第1レバーの他端に形成された長孔と、
前記第1軸に平行に前記第1筐体に固定され、前記長孔に挿入された第5軸とで構成され、
前記第2レバーの他端と前記第2筐体との係合部は、
前記第2レバーの他端に形成された長孔と、
前記第2軸に平行に前記第2筐体に固定され、前記長孔に挿入された第6軸とで構成されている
ことを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。 - 請求項2に記載の電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1軸の中心軸線と前記第3軸の中心軸線が離間して配置され、
前記第2軸の中心軸線と前記第4軸の中心軸線が離間して配置されている
ことを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。 - 請求項1に記載の電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1ばねは一対で構成され、
一方の前記第1ばねが前記第1レバーの前記第1可動カム面を前記第1固定カム面側へ付勢し、
他方の第1ばねが前記第2レバーの前記第2可動カム面を前記第2固定カム面側へ付勢する
ことを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。 - 請求項1に記載の電子機器の二軸式ヒンジ機構において、
前記第1レバーに形成された第1セグメントギヤと、前記第2レバーに形成され、前記第1セグメントギヤに噛み合う第2セグメントギヤとからなる
ことを特徴とする電子機器の二軸式ヒンジ機構。
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