JP7281214B2 - ライダシステムを2次元的に走査するための方法 - Google Patents

ライダシステムを2次元的に走査するための方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2018年5月4日に提出された「ライダシステムを2次元的に走査するための方法および装置」と題する米国通常特許出願第15/971,548号明細書、および2017年10月19日に提出された「3次元システムを走査しかつ動作させるための方法」と題する米国暫定特許出願第62/574,549号明細書の出願の利益を主張するものであり、上記出願の内容は、参照によりその全体が開示に含まれる。
[0002]3次元センサは、自律型車両、ドローン、ロボット工学、セキュリティといったアプリケーションに適用可能である。LIDARセンサの走査は、こうしたアプリケーションに適する高い角度分解能を手頃なコストで実現し得る。しかしながら、改良された走査装置および方法が必要とされている。
[0003]本発明の幾つかの実施形態によれば、走査ライダシステムは、固定枠と、第1のプラットフォームと、第1の電気光学アセンブリとを含み得る。第1の電気光学アセンブリは、第1のレーザ源と、第1のプラットフォーム上へ搭載される第1の光検出器とを含み得る。走査ライダシステムは、第1のプラットフォームを固定枠へ柔軟に結合する第1の屈曲アセンブリと、ライダシステムの光軸に略垂直な平面において、第1のプラットフォームを固定枠に対して2次元的に走査するように構成される駆動機構とをさらに含み得る。走査ライダシステムは、駆動機構へ結合されるコントローラをさらに含み得る。コントローラは、駆動機構に第1のプラットフォームを第1の周波数で第1の方向へ、かつ第2の周波数で第2の方向へ走査させるように構成され得る。第2の周波数は、第1の周波数に類似するものであるが、同一ではない。実施形態によっては、第1の周波数と第2の周波数との比は、有理数である。他の幾つかの実施形態では、第1の周波数と第2の周波数との比は、無理数である。
[0004]本発明の他の幾つかの実施形態によれば、二次元走査ライダシステムを動作させるための共振器構造体は、固定枠と、走査ライダシステムの第1の電気光学アセンブリを担持するための第1のプラットフォームとを含んでもよい。第1の電気光学アセンブリは、第1のレーザ源と、第1の光検出器とを含んでもよい。共振器構造体は、第1のプラットフォームを固定枠へ柔軟に結合する第1のばねセットをさらに含んでもよい。第1のばねセットは、第1のプラットフォームを走査ライダシステムの光軸に略垂直な平面において直交する2方向へ走査するために、直交する2方向へ屈曲されるように構成されてもよい。第1のばねセットは、直交する2方向のうちの第1の方向に第1の共振周波数を有し、かつ直交する2方向のうちの第2の方向に第2の共振周波数を有してもよい。第2の共振周波数は、第1の共振周波数に類似しているが、異なるものである。実施形態によっては、第1のばねセットは、4つの棒ばねを含み、4つの棒ばねは各々、第1のプラットフォームのそれぞれの角を固定枠へ連結する。実施形態によっては、4つの棒ばねは各々、柔軟部材を介して第1のプラットフォームへ連結されてもよい。柔軟部材は、第1の方向より第2の方向でより硬くてもよい。他の幾つかの実施形態において、第1のばねセットの各ばねは、板ばねを含んでもよい。板ばねは、回旋状であってもよい。実施形態によっては、共振器構造体は、第2のプラットフォームと、第2のプラットフォームを固定枠へ柔軟に結合する第2のばねセットとをさらに含んでもよい。第2のばねセットは、第2のプラットフォームを直交する2方向へ走査するために、直交する2方向へ屈曲されるように構成されてもよい。第2のプラットフォームの運動方向は、第1のプラットフォームの運動方向とは反対であってもよい。実施形態によっては、第2のプラットフォームは、走査ライダシステムの第2の電気光学アセンブリを担持してもよい。第2の電気光学アセンブリは、第2のレーザ源と、第2の光検出器とを含んでもよい。
[0005]本発明のさらなる幾つかの実施形態によれば、走査ライダシステムを用いる3次元画像化方法は、ライダシステムの電気光学アセンブリを、ライダシステムの光軸に略垂直な平面において2次元的に走査することを含んでもよい。電気光学アセンブリは、第1のレーザと、第1の光検出器とを含んでもよい。電気光学アセンブリを走査することは、電気光学アセンブリを第1の周波数で第1の方向へ走査することと、電気光学アセンブリを第2の周波数で第1の方向に略直交する第2の方向へ走査すること、を含んでもよい。第2の周波数は、第1の周波数に類似するものであるが、同一ではない。本方法は、第1のレーザ源を用いて、電気光学アセンブリが2次元的に走査されるとき複数の位置で複数のレーザパルスを射出することと、第1の光検出器を用いて、1つまたは複数のオブジェクトで反射される複数のレーザパルスの個々のレーザパルスの一部分を検出することと、プロセッサを用いて、個々のレーザパルスの射出からそれぞれのレーザパルスの一部分の検出までの飛行時間を決定することと、決定された飛行時間に基づいて、1つまたは複数のオブジェクトの3次元画像を構築することとをさらに含んでもよい。
本発明の幾つかの実施形態による、3次元画像化のためのライダセンサを示す略図である。 部分的に完成したリサージュパターンを示す。 完成したリサージュパターンを示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。 本発明の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。 本発明の他の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。 本発明の他の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。 本発明のさらなる幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。 本発明の幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステムを示す略図である。 本発明の他の幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステムを示す略図である。 本発明のさらなる幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステムを示す略図である。 本発明の幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステム900を示す斜視図である。 本発明の幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステム900を示す平面図である。 本発明の幾つかの実施形態による、図9および図10に示すライダシステムにおいて使用され得る屈曲構造体を示す平面図である。 本発明の幾つかの実施形態による、走査ライダシステムを用いる3次元画像化方法1200を略示するフローチャートである。
[0017]本発明は、概して、3次元画像化のためのライダシステムに関する。より具体的には、本発明は、ライダシステムを2次元的に走査するための方法および装置に関する。単に例示として、本発明の実施形態は、水平方向および垂直方向の双方の走査が高速であって、2つの方向の走査周波数が類似しているものの同一ではない、走査装置および走査方法を提供する。
[0018]図1は、本発明の幾つかの実施形態による、3次元画像化のためのライダセンサ100を示す略図である。ライダセンサ100は、共に固定式である射出レンズ130と、受光レンズ140とを含む。ライダセンサ100は、射出レンズ130の後焦点面内に略配置されるレーザ源110aを含む。レーザ源110aは、射出レンズ130の後焦点面におけるそれぞれの射出場所からレーザパルス120を射出するように動作可能である。射出レンズ130は、レーザパルス120をコリメートしてライダセンサ100の前に位置決めされるオブジェクト150へ向かって方向づけるように構成される。レーザ源110aの所与の射出場所について、コリメートされたレーザパルス120’は、オブジェクト150へ向かって相応の角度で方向づけられる。
[0019]レーザパルス120の一部分122は、オブジェクト150で反射されて受光レンズ140へ向かう。受光レンズ140は、オブジェクト150で反射されるレーザパルス120の一部分122を、受光レンズ140の焦点面における対応する検出位置上へ集束させるように構成される。ライダセンサ100は、受光レンズ140の焦点面に略配置される光検出器160aをさらに含む。光検出器160aは、オブジェクトで反射されるレーザパルス120の一部分122を対応する検出位置で受信しかつ検出するように構成される。光検出器160aの対応する検出位置は、レーザ源110aのそれぞれの射出場所と共役である。
[0020]レーザパルス120の持続時間は、短くてもよく、たとえば、100nsのパルス幅であってもよい。ライダセンサ100は、レーザ源110aおよび光検出器160aへ結合されるプロセッサ190をさらに含む。プロセッサ190は、レーザパルス120の射出から検出までの飛行時間(TOF)を決定するように構成される。レーザパルス120は、光速で進むことから、ライダセンサ100とオブジェクト150との距離は、決定される飛行時間に基づいて決定されてもよい。
[0021]幾つかの実施形態によれば、レーザ源110aは、射出レンズ130の後焦点面における複数の射出場所までラスタ走査されてもよく、かつこれらの複数の射出場所で複数のレーザパルスを射出するように構成される。それぞれの射出場所で射出される各レーザパルスは、射出レンズ130によりコリメートされてそれぞれの角度でオブジェクト150へ向かって方向づけられ、オブジェクト150の表面上の対応する点で入射する。こうして、レーザ源110aが射出レンズ130の後焦点面における所定の領域内でラスタ走査されるとき、オブジェクト150上の対応するオブジェクト領域が走査される。光検出器160aは、受光レンズ140の焦点面における複数の対応する検出位置までラスタ走査される。光検出器160aの走査は、レーザ源110aの走査と同期的に実行され、よって、光検出器160aおよびレーザ源110aは、常に、所与の時間において互いと共役である。
[0022]それぞれの射出場所で射出される各レーザパルスの飛行時間を決定することにより、ライダセンサ100からオブジェクト150の表面上の対応する各点までの距離が決定されてもよい。実施形態によっては、プロセッサ190は、各射出場所におけるレーザ源110aの位置を検出するポジションエンコーダと結合される。射出場所に基づいて、コリメートされるレーザパルス120’の角度が決定されてもよい。オブジェクト150の表面上の対応する点のX-Y座標は、ライダセンサ100に対する角度および距離に基づいて決定されてもよい。したがって、オブジェクト150の3次元画像は、ライダセンサ100からオブジェクト150の表面上の様々な点までの測定された距離に基づいて構築されてもよい。実施形態によっては、3次元画像は、点クラウドとして、すなわち、オブジェクト150の表面上の点のX、YおよびZ座標の集合として表されてもよい。
[0023]実施形態によっては、検出器の飽和を防止し、目の安全性を高め、または全体的な電力消費を低減するために、戻りレーザパルスの強度が測定され、かつ同じ射出点からの後続のレーザパルスの出力を調整するために使用される。レーザパルスの出力は、レーザパルスの持続時間、レーザに印加される電圧または電流、またはレーザに給電するために使用されるキャパシタに蓄積される電荷を変えることによって変えられてもよい。電荷を変える場合、キャパシタに蓄えられる電荷は、キャパシタへの充電時間、充電電圧または充電電流を変えることによって変えられてもよい。実施形態によっては、強度は、画像に別の次元を追加するために使用されてもよい。たとえば、画像は、X、YおよびZ座標だけでなく、反射率(または明るさ)を含んでもよい。
[0024]ライダセンサ100の画角(AFOV)は、次式のように、レーザ源110aの走査範囲および射出レンズ130の焦点距離に基づいて推定されてもよい。
Figure 0007281214000001

ここで、hは、所定の方向に沿ったレーザ源110aの走査範囲であり、fは、射出レンズ130の焦点距離である。所与の走査範囲hに対しては、焦点距離が短いほどAFOVが広くなる。所与の焦点距離fに対しては、走査範囲が大きいほどAFOVが広くなる。実施形態によっては、ライダセンサ100は、射出レンズ130の後焦点面にアレイとして配置される複数のレーザ源を含んでもよく、よって、個々のレーザ源の走査範囲を比較的小さく保ちながら、より大きい総AFOVが達成されてもよい。したがって、ライダセンサ100は、受光レンズ140の焦点面にアレイとして配置される複数の光検出器を含んでもよく、各光検出器は、それぞれのレーザ源と共役である。たとえば、ライダセンサ100は、図1に示すように、第2のレーザ源110bと、第2の光検出器160bとを含んでもよい。他の実施形態では、ライダセンサ100は、4つのレーザ源および4つの光検出器、または8つのレーザ源および8つの光検出器を含んでもよい。ある実施形態において、ライダセンサ100は、4x2アレイとして配置される8つのレーザ源と、4x2アレイとして配置される8つの光検出器とを含んでもよく、よって、ライダセンサ100は、水平方向に、垂直方向におけるそのAFOVより広いAFOVを有してもよい。様々な実施形態によれば、ライダセンサ100の総AFOVは、射出レンズの焦点距離、各レーザ源の走査範囲およびレーザ源の数に依存して、約5度~約15度、または約15度~約45度、または約45度~約90度の範囲であってもよい。
[0025]レーザ源110aは、紫外線、可視光線または近赤外線の波長範囲のレーザパルスを射出するように構成されてもよい。各レーザパルスのエネルギーは、マイクロジュール級であってもよく、通常これは、KHz範囲の反復率で目に安全であるとされている。約1500nmを超える波長で動作するレーザ源の場合、こうした波長に目の焦点が合わないことから、エネルギーレベルが高くなる可能性もある。光検出器160aは、シリコン・アバランシェフォトダイオード、光電子増倍管、PINダイオードまたは他の半導体センサを備えてもよい。
[0026]ライダセンサ100の角度分解能は、実質上回折限界であり得、これは、次式のように推定され得る。
θ=1.22λ/D
ここで、λは、レーザパルスの波長であり、Dは、レンズ開口の直径である。角度分解能は、レーザ源110aの射出領域の大きさ、およびレンズ130および140の収差にも依存し得る。様々な実施形態によれば、ライダセンサ100の角度分解能は、レンズの種類に応じて約1mrad~約20mrad(約0.05度~1.0度)の範囲であってもよい。
[0027]先に述べたように、ライダシステムにおけるレーザ源および光検出器は、所定の視野内にオブジェクトの3次元画像を形成するために、ライダシステムの光軸に略垂直な平面内で2次元的にラスタ走査されてもよい。従来、2次元走査は、一方向での比較的高速である走査(たとえば、ライン走査)と、直交方向での遙かに低速である走査(たとえば、スイープ走査またはフレーム走査)とを組み合わせて用いることにより実現され得る。説明の便宜上、本明細書では、高速走査を水平走査と称し、低速走査を垂直走査と称することがある。このような走査方法には、自律型車両に適用される場合、所定の欠点があり得る。たとえば、低速方向での走査周波数は、道路上の隆起に遭遇する頻度に対応し得るが、これは、ライダシステムによる3次元画像化の位置精度に影響を与えることがある。
[0028]本発明の実施形態は、水平方向および垂直方向の双方の走査が高速であって、2つの方向の走査周波数が類似しているものの同一ではない、走査装置および走査方法を提供する。結果として生じるレーザ源または光検出器の軌跡は、リサージュパターン(リサージュ曲線またはリサージュ図形としても知られる)によって特徴付けられ得る。数学的には、リサージュ曲線は、パラメトリック方程式、
x=Asin(at+δ),y=Bsin(bt)
のグラフであり、ここで、aおよびbは、それぞれx方向(たとえば、水平方向)およびy方向(たとえば、垂直方向)の周波数であり、tは、時間であり、δは、位相差である。
[0029]図2Aは、部分的に完成したリサージュパターンを示す。図2Bは、完成したリサージュパターンを示す。パターンの外観は、比a/bおよび位相差δに感応し得る。直交する2方向の周波数aおよびbを、互いに類似するものの、明確に異なるように選択することにより、リサージュパターンは、両方向に多くの「ローブ」を呈し得る。リサージュパターンは、比a/bが有理数である場合にのみ閉じられ得る。比a/bおよび位相差δは、共に、レーザ源または光検出器の軌跡が視野を一様にカバーし得るように選択することが効果的であり得る。
[0030]フレームレートは、2つの周波数aおよびbの差に関連づけられ得る。実施形態によっては、走査周波数aおよびbは、所望されるフレームレートに基づいて選択されてもよい。たとえば、毎秒10フレームのフレームレートが所望される場合、水平方向に200Hzおよび垂直方向に210Hzの周波数が選択されてもよい。この例では、リサージュパターンが正確に1フレーム毎に反復されてもよい。2つの周波数aおよびbをフレームレートより大幅に大きくなるように選び、かつ位相差δを正しく選択することにより、視野の比較的一様かつ密なカバー範囲が実現され得る。
[0031]他の幾つかの実施形態では、リサージュパターンが反復しないことを所望される場合、異なる周波数比または無理数の周波数比が選ばれてもよい。たとえば、2つの方向における走査周波数aおよびbは、それぞれ200Hzおよび210.1Hzであるように選ばれてもよい。この例において、フレームレートが1秒当たり10フレームであれば、リサージュパターンは、フレーム毎に反復しないことがある。別の例として、走査周波数aおよびbは、比a/bが無理数になるように、それぞれ201Hzおよび211Hzであるように選ばれてもよい。この例では、リサージュパターンも1フレーム毎にシフトする。事例によっては、レーザ源または光検出器の後続フレームからの軌跡が先のフレームからの軌跡の間隙を埋め、これにより、効果的には、より密なカバー範囲の視野を有し得るという理由で、リサージュパターンを1フレーム毎に反復させないようにすることが望ましい場合がある。
[0032]実施形態によっては、所望されるフレームレートの倍数である周波数分離も使用され得る。たとえば、2つの方向における走査周波数aおよびbは、それぞれ200Hzおよび220Hzであるように選ばれてもよい。この場合は、たとえば、フレーム10Hzまたは20Hzのいずれかが使用されてもよい。
[0033]先に述べたようなライダシステムの2次元走査は、直交する2方向に曲げることができる屈曲部を用いて実装されてもよい。図3Aおよび図3Bは、本発明の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための屈曲機構を示す略図である。外枠310は、2つの固定取付け点302aおよび302bへ、第1の4つの板ばねセット312a~312dを介して取り付けられてもよい。取付け点302aおよび302bは、固定枠へ取り付けられてもよく、かつ空間に固定される。外枠310は、ライダシステムの電気光学アセンブリを担持してもよく、これは、図1に関連して先に述べたように、1つまたは複数のレーザ源と、1つまたは複数の光検出器とを含んでもよい。
[0034]第1の板ばねセット312a~312dは、各々、外枠310(および延ては、外枠310により担持される電気光学アセンブリ)を固定取付け点302aおよび302bに対して水平および垂直に平行移動させるように、左右および上下に屈曲されてもよい。たとえば、図3Aは、(矢印が示すように)外枠310が固定取付け点302aおよび302bに対して左へ平行移動されることを示し、一方で図3Bは、(矢印が示すように)外枠310が固定取付け点302aおよび302bに対して下へ平行移動されることを示している。実施形態によっては、第1の4つの板ばねセット312a~312dは、各々、構成をコンパクトにするために、図3Aおよび3Bに示すように回旋状であってもよい。
[0035]実施形態によっては、内枠320は、図3Aおよび図3Bに示すように、2つの固定取付け点302aおよび302bへ、第2の4つの板ばねセット322a~322dを介して取り付けられてもよい。第1の4つの板ばねセット312a~312dと同様に、第2の板ばねセット322a~322dは、各々、内枠320を固定取付け点302aおよび302bに対して水平および垂直に平行移動させるように、左右および上下に屈曲されてもよい。
[0036]実際には、ライダシステムの電気光学アセンブリを水平および垂直にラスタ走査するために、外枠310および内枠320は、その共振周波数またはその付近で振動させてもよい。板ばね312a~312dおよび322a~322dの形状を正しく選択することにより、僅かに異なる共振周波数が水平方向および垂直方向に達成され得る。外枠310および内枠320は、音叉の2つのプロングがすることと同様に、反対方向へ、すなわち180度逆位相で動いてもよい。外枠310の重量および内枠320の重量が適正に平衡している場合、両者による反対の動きは、普通なら外部マウントへ伝達されると思われる振動を打ち消し得る。振動を最小限に抑えることに加えて、これは、システムの共振品質係数Qを高め、よって電力要件を低減し得る。
[0037]実施形態によっては、内枠320は、カウンタウェイトを担持してもよい。あるいは、内枠320は、ライダシステムの電気光学アセンブリを担持してもよく、かつ外枠310がカウンタウェイトを担持してもよい。他の幾つかの実施形態では、内枠320は、1つまたは複数のレーザ源および1つまたは複数の光検出器を含むライダシステムの第2の電気光学アセンブリを担持してもよい。さらなる幾つかの実施形態では、内枠320は、ばね312a~312dおよび322a~322dを屈曲させるための機械的駆動を提供するボイス・コイル・モータ(VCM)の磁石またはコイルを担持してもよい。
[0038]図4Aおよび図4Bは、本発明の他の幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための共振器構造体を示す略図である。枠410は、その両側で1対の屈曲部420aおよび420bへ取り付けられ得る。枠410は、ライダシステムの電気光学アセンブリを担持してもよい。明確を期して、図4Aおよび図4Bには、カウンタバランス枠および関連する屈曲部セットを示していない。
[0039]屈曲部対420aおよび420bは、各々、ばね材料のプレートを切断することによって製造されてもよい。図4Aおよび図4Bに示すような回旋形状は、ばね部材の有効長さを増加させるために使用されてもよい。屈曲部対420aおよび420bの各々の一端は、固定取付け点430a~430dへ取り付けられてもよい。屈曲部対420aおよび420bは、それぞれ図4Aおよび図4Bの矢印が示すように、枠410を水平および垂直に平行移動させるように水平方向および垂直方向の双方へ屈曲されてもよい。実際には、ライダシステムの電気光学アセンブリを水平および垂直にラスタ走査するために、枠410は、その共振周波数またはその付近で水平方向および垂直方向の双方へ振動させてもよい。
[0040]図5は、本発明のさらなる幾つかの実施形態による、ライダシステムを走査するための共振器構造体を略示している。枠510は、固定ベース520へ、4つの棒ばね530a~530dのセットによって取り付けられてもよい。枠510は、ライダシステムの電気光学アセンブリを担持してもよい。明確を期して、図5には、カウンタバランス枠および関連する棒ばねセットを示していない。
[0041]棒ばね530a~530dは、ミュージックワイヤなどのばね鋼で製造されてもよい。棒ばね530a~530dは、水平方向と垂直方向とで僅かに異なる共振周波数を有するように製造されてもよい。実施形態によっては、これは、棒ばね530a~530dを、垂直方向より水平方向に堅くする、またはその逆にすることによって達成されてもよい。他の幾つかの実施形態では、これは、棒ばね530a~530dを、その一部分または全長に渡って長方形または楕円形の断面を有するように製造することにより達成されてもよい。断面が楕円形のばねを用いると、断面が長方形のばねよりも角における応力を低減し得る。あるいは、各棒ばね530a~530dは、応力を低減するために角を丸めた長方形の断面を有してもよい。さらなる幾つかの実施形態では、枠510は、取り付けが一方向において他よりも堅く、よって棒ばねの断面が対称性である場合でも共振周波数の差が誘発されるように、溝540Aおよび540Bなどの特徴部を含んでもよい。あるいは、このような取付け特徴部は、固定ベース520にも組み込まれてもよい。
[0042]図4A~4Bまたは図5に例示する共振器構造体のライダシステムにおける実装には、多くの変形例が可能である。たとえば、ライダシステムは、各々が1つまたは複数のレーザ源と1つまたは複数の光検出器とを有する2つの電気光学アセンブリを有してもよい。2つの電気光学アセンブリは、2つの別々の枠上へ取り付けられてもよい。2つの枠へ結合される共振器構造体は、2つの枠を反対方向へ動かすように構成されてもよい。
[0043]実施形態によっては、ボイス・コイル・モータ(VCM)は、単一の枠または双方の枠を駆動するように配置されてもよい。2つの共振器間の自然結合は、1つの枠しか駆動されない場合でも、双方がおおよそ等しい振幅で振動し得ることを保証し得る。ボイス・コイル・モータは、可動コイル設計または可動磁石設計を有してもよい。実施形態によっては、一方の枠上にコイルが取り付けられてもよく、他方の枠上に磁石が取り付けられてもよい。カウンタウェイトまたはVCMの共振器の剛性は、一方の枠の運動量が他方の枠の運動量を略相殺するように、対応する振幅減少に伴って増大されてもよい。
[0044]様々な実施形態によれば、直交する2つの軸に沿った運動用に別々のVCMが使用されても、双方の軸に沿った運動の駆動装置を組み合わせる単一のVCMが使用されてもよい。後者の場合は、単一のVCMが2軸用に双方の周波数で駆動されるものの、枠は、主として個々の方向へそれぞれの共振周波数で動くことを保証するために、高Qの共振構造体が使用されてもよい。駆動機構としては、VCMに代えて、圧電トランスデューサまたは他の線形アクチュエータも使用されてもよい。
[0045]図6は、本発明の幾つかの実施形態による、リサージュ走査機構を備える2次元走査ライダシステム600を略示している。ライダシステム600は、固定枠610と、固定枠610へ第1の屈曲部セット670aおよび670bを介して可動式に取り付けられる第1のプラットフォーム620と、固定枠610へ第2の屈曲部セット680aおよび680bを介して可動式に取り付けられる第2のプラットフォーム630とを含んでもよい。固定枠610上には、射出レンズ612および受光レンズ614が搭載される。ライダシステム600は、1つまたは複数のレーザ源640と1つまたは複数の光検出器650とを含み得る電気光学アセンブリを含む。1つまたは複数のレーザ源640および1つまたは複数の光検出器650は、1つまたは複数のレーザ源640の射出面が射出レンズ612の焦点面内に略存在し、かつ1つまたは複数の光検出器650の検出面が受光レンズ614の焦点面内に略存在するように、第1のプラットフォーム上へ搭載される。
[0046]第1の屈曲部セット670aおよび670bは、第1のプラットフォーム620を固定枠610に対して左右に、かつページ内外へ動かすように構成されてもよい。1対のコイル660aおよび660bと磁石662を備えるボイス・コイル・モータ(VCM)は、第1のプラットフォーム620と第2のプラットフォーム630との間に搭載されてもよい。実施形態によっては、図6に示すように、磁石662は、第1のプラットフォーム620へ搭載されてもよく、コイル対660aおよび660bは、第2のプラットフォーム630上へ搭載されてもよい。VCMは、第1のプラットフォーム620を左または右に動かし、かつ第2のプラットフォーム630を反対方向へ動かすように構成されてもよい。第2のプラットフォーム630は、第1のプラットフォーム620に対するカウンタウェイトとして機能してもよく、よって、第2のプラットフォーム630の運動量は、第1のプラットフォーム620の運動量を略相殺し得る。他の幾つかの実施形態では、コイル対660aおよび660bと磁石662との位置決めが逆にされてもよく、すなわち、コイル対660aおよび660bが第1のプラットフォーム620上へ搭載されてもよく、かつ磁石662が第2のプラットフォーム630上へ搭載されてもよい。第2のVCM(不図示)は、第1のプラットフォーム620および第2のプラットフォーム630をページの内外へ動かすために使用されてもよい。
[0047]図7は、本発明の他の幾つかの実施形態による、リサージュ走査機構を備える2次元走査ライダシステム700を略示している。ライダシステム700は、図6に示したライダシステム600に類似するものである。しかしながら、この場合、VCMは、固定枠610と第2のプラットフォーム630との間に搭載され、コイル対660aおよび660bが固定枠上へ搭載され、かつ磁石662が第2のプラットフォーム630上へ搭載されている。VCMは、カウンタウェイトを担持し得る第2のプラットフォーム630を左または右へ動かすように構成される。電気光学アセンブリを担持する第1のプラットフォーム620は、第1のプラットフォームの共振周波数が第2のプラットフォーム630のそれと一致する場合、第2のプラットフォーム630の反対方向へ共振し得る。第2のコイルセットおよび第2の磁石(不図示)は、第2のプラットフォーム630をページの内外へ動かすために使用されてもよい。
[0048]図8は、本発明のさらなる幾つかの実施形態による、リサージュ走査機構を備える2次元走査ライダシステム800を略示している。ライダシステム800は、図7に示したライダシステム700に類似するものである。しかしながら、この場合は、コイル対660aおよび660bと磁石662との位置決めが逆転されている。すなわち、コイル対660aおよび660bが第2のプラットフォーム630上へ搭載され、かつ磁石662が固定枠610上へ搭載されている。
[0049]図9および図10は、各々、本発明の幾つかの実施形態による、2次元走査ライダシステム900を示す斜視図および平面図である。ライダシステム900は、固定ベース910へ取り付けられる射出レンズ912および受光レンズ914と、ライダシステム900の電気光学アセンブリを担持し得る第1の枠920と、カウンタウェイトを担持し得る第2の枠930とを含む。第1の屈曲部セット970は、第1の枠920を固定ベース910へ、第1のフレキシブルヒンジセット972を介して柔軟に結合してもよい。第2の屈曲部セット980は、第2の枠930を固定ベース910へ、第2のフレキシブルヒンジセット982を介して柔軟に結合してもよい。第1のフレキシブルヒンジセット972および第2のフレキシブルヒンジセット982は、各々、X方向(たとえば、水平方向)よりもY方向(たとえば、垂直方向)においてより堅くなり得るように、リボンの形態であってもよい。
[0050]図11は、本発明の幾つかの実施形態による、図9および図10に示すライダシステム900において使用され得る屈曲構造体を示す平面図である。図示しているように、屈曲構造体は、固定ベース910を含む。固定ベース910は、固定外枠(図9および図10には示していない)へ連結するための1つまたは複数の取付け穴912を含んでもよい。屈曲構造体は、第1の屈曲部セット970をさらに含んでもよい。第1の屈曲部970の各々の一端は、固定ベース910へ連結されてもよく、一方で、第1の屈曲部970の各々の他端は、図9および図10に示すようなライダシステム900の電気光学アセンブリを担持する第1の枠920へ連結するための取付け穴972を有してもよい。屈曲構造体は、第2の屈曲部セット980をさらに含む。第2の屈曲部980の各々の一端は、固定ベース910へ連結されてもよく、一方で、第2の屈曲部980の各々の他端は、カウンタウェイトを担持する第2の枠930へ連結するための取付け穴982を有してもよい。
[0051]図12は、本発明の幾つかの実施形態による、走査ライダシステムを用いる3次元画像化方法1200を略示するフローチャートである。方法1200は、1202において、ライダシステムの光軸に略垂直な平面においてライダシステムの電気光学アセンブリを2次元的に走査することを含んでもよい。電気光学アセンブリは、第1のレーザと、第1の光検出器とを含んでもよい。電気光学アセンブリを走査することは、電気光学アセンブリを第1の周波数で第1の方向へ走査することと、電気光学アセンブリを第2の周波数で第1の方向に略直交する第2の方向へ走査すること、を含んでもよい。第2の周波数は、第1の周波数に類似するものであるが、同一ではない。
[0052]方法1200は、1204において、電気光学アセンブリが2次元走査されるとき、第1のレーザ源を用いて複数の位置で複数のレーザパルスを射出することと、1206において、第1の光検出器を用いて、1つまたは複数のオブジェクトから反射される複数のレーザパルスのうちの個々のレーザパルスの一部分を検出することとをさらに含んでもよい。方法1200は、1208において、プロセッサを用いて、個々のレーザパルスの射出からそれぞれのレーザパルスの一部分の検出までの飛行時間を決定することと、1210において、決定された飛行時間に基づいて、1つまたは複数のオブジェクトの3次元画像を構築することとをさらに含んでもよい。
[0053]図12に示す特定のステップが、本発明の幾つかの実施形態による走査ライダシステムを用いる特定の3次元画像化方法を提供していることが、認識されるべきである。代替実施形態に従って、他のステップ順序も実行され得る。たとえば、本発明の代替実施形態は、これまでに概説したステップを異なる順序で実行してもよい。さらに、図12に例示する個々のステップは、個々のステップに適合するものとして様々なシーケンスで実行され得る複数のサブステップを含んでもよい。さらに、特定のアプリケーションに依存して、追加のステップが加えられても、取り除かれてもよい。当業者には、多くの変形、改変および代替案が認識されるであろう。
[0054]また、本明細書に記載している例および実施形態が単に例示を目的とするものであること、および、これに照らした様々な改変または変更が当業者に示唆され、かつ本出願の精神および範囲、および添付の特許請求の範囲に含まれることも、理解される。

Claims (6)

  1. ライダシステムを用いる3次元画像化方法であって、前記方法は、
    前記ライダシステムを第1の周波数で第1の方向に、かつ、第2の周波数で前記第1の方向に直交する第2の方向に走査することであって、前記ライダシステムは、1つ以上のレーザ源および1つ以上の検出器を備える電気光学アセンブリを含み、前記検出器の各々は前記レーザ源の各々に対応し、前記第1の方向および前記第2の方向における前記ライダシステムの走査は、前記レーザ源の各々により、それぞれのサブ視野にわたって射出されるレーザビームを走査し、前記第2の周波数は、前記レーザ源の各々の軌跡がリサージュパターンに従うように前記第1の周波数とは異なり、前記ライダシステムの前記走査が、前記ライダシステムの光軸に略垂直な平面内で、前記電気光学アセンブリを前記第1の方向及び前記第2の方向に平行移動させることを含み、前記1つ以上のレーザ源および前記1つ以上の検出器が前記電気光学アセンブリに固定されている、ことと、
    前記ライダシステムが前記第1の方向および前記第2の方向に走査されるときに、前記1つ以上のレーザ源の各々を用いて、複数のレーザパルスを射出することと、
    前記1つ以上の検出器の各々を用いて、1つ以上のオブジェクトから反射される前記複数のレーザパルスのうちの各々のレーザパルスの一部分を検出することと、
    プロセッサを用いて、前記レーザパルスの各々の射出から検出までの飛行時間を決定し、前記レーザ源の各々からの前記複数のレーザパルスの前記飛行時間に基づいて前記1つ以上のオブジェクトの点クラウドを取得することと
    を含む、ライダシステムを用いる3次元画像化方法。
  2. 前記第2の周波数と前記第1の周波数との間の差に等しいフレームレートで前記点クラウドを出力することをさらに含み、それにより、前記レーザ源の各々の前記軌跡が、各フレームにおいて完全なリサージュ走査パターンを完成させる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の周波数と前記第1の周波数との間の差の1/2に等しいフレームレートで前記点クラウドを出力することをさらに含、請求項1に記載の方法。
  4. フレームレートで前記クラウドを出力することをさらに含み、前記第2の周波数と前記第1の周波数との間の差は、前記フレームレートの倍数に等しい、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電気光学アセンブリは、屈曲アセンブリを介して固定枠に柔軟に結合され、前記電気光学アセンブリを平行移動させることは、前記屈曲アセンブリを介して行われる、請求項に記載の方法。
  6. 前記屈曲アセンブリは、前記第1の方向において第1の共振周波数を有し、前記第2の方向において第2の共振周波数を有し、
    前記第1の周波数は、前記第1の共振周波数に実質的に等しく、前記第2の周波数は、前記第2の共振周波数に実質的に等しい、請求項に記載の方法。

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