JP7280810B2 - 画像測定装置 - Google Patents
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図1に示すように、本体部分2は、ベース部20と、ベース部20に対して昇降可能に設けられたステージ21と備えている。ステージ21の中央部近傍には、光を透過する部材で構成された載置台21aが設けられており、この載置台21aにワークWを載置することが可能になっている。ステージ21は、昇降(Z方向)だけでなく、水平方向(本体部分2の幅方向であるX方向、本体部分2の奥行き方向であるY方向)にも移動可能に構成されている。ステージ21は、電動アクチュエータ等によって動かすことができるようになっているが、ユーザが手動で動かすことができるようになっていてもよい。
図3は、本発明の実施形態に係る画像計測装置1の制御ユニット3の構成を示すブロック図である。制御ユニット3は、例えば操作部の一例であるキーボード40やマウス41等の操作デバイスを備えたパーソナルコンピュータ等で構成することができる。実施形態に係る画像計測装置1の制御ユニット3は、少なくともCPU(中央演算装置)33、RAM34、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等からなる記憶装置35、通信装置37及び上述したハードウェアを接続する内部バス38で構成されている。内部バス38を介して、CPU33が操作パネル2a、キーボード40、マウス41、撮像部24、表示部28にも接続されており、操作パネル2a、キーボード40、マウス41の操作状態を取得することができるともに、撮像部24で取得された画像データを取得することができる。また、CPU33内で演算した結果や、撮像部24で取得された画像データ等を表示部28に表示させることができる。
ここで、図4A及び図4Bに基づいてワークWの一例を説明する。このワークWは、上方が開放した箱型であり、底板部W1と、底板部W1の周縁部から上方へ延びる側板部W2とを有している。このようなワークWにおいて2次元寸法を測定する箇所は複数想定される。例えば、図4Aに寸法線100で示す幅広部分の外寸、寸法線101で示すY方向の外寸、寸法線102で示す狭小部分の外寸、寸法線103で示す狭小部分の内寸等が想定される。
図5に示すフローチャートは、設定モードに移行した時に開始されるが、以下に述べる設定処理は、設定モードの一部の処理であり、他の処理を設定モード中に行うこともできる。設定モードは測定点抽出領域を設定する工程(ステップSA1~SA3)と、測定点および周辺領域を指定する工程(ステップSB1~SB3)の二つに大別される。まずは、測定点抽出領域を設定する工程(ステップSA1~ST2)について説明する。
まず、マスターエッジプロファイルの生成処理について図8に示すフローチャートに基づいて説明する。スタート後のステップSC1では、図7D及び図9に示すように、複数のシークラインSL1~3を設定し、各シークラインSL1~3の輝度プロファイルを取得する。なお、説明の便宜上、シークラインが3つ設定されている場合について説明するが、シークラインの数は限定されるものではない。
上述したマスターエッジプロファイルの代わりに、またはマスターエッジプロファイルと共に、マスター輝度プロファイルを生成することもできる。マスター輝度プロファイル生成処理については図8のステップSC2で輝度プロファイルを微分する工程を経ずに、輝度プロファイルを平均化する処理を行う。
上述のようにして生成したマスターエッジプロファイル及びマスター輝度プロファイルは、図7Dに示すように、シークライン上における測定点PB2の相対位置と共に、当該測定点PB2を含む周辺画素の輝度情報として記憶装置35の位置/輝度情報記憶部35bに記憶される。測定点PB1の位置、その周辺画素の輝度情報も同様に記憶される。
次に、画像計測装置1の運用モードについて説明する。図5に示すステップST3以降が運用モードである。運用モードは、測定点抽出領域の指定によって抽出された測定点に基づいて測定する工程(ステップSA6~SA8、ST6)と、マスタープロファイルを用いて測定する工程(ステップSB6~SB8、ST6)の二つに大別される。ステップST4~ST5までは共通である。
次に、図8に示すフローチャートで生成したマスターエッジプロファイル及びマスター輝度プロファイルの有効性を判定する処理について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。この処理は、処理部33fで実行することができる。図14に示すフローチャートは、ユーザの指示によって開始することもできるし、図8に示すフローチャートの処理が完了した後に自動的に開始することもできる。
マスター画像は1枚である必要はなく、複数枚生成してもよい。設定時に、例えば複数個のマスターとなるワークWを準備しておき、これらワークWを順次撮像することで複数枚のマスター画像を生成することができる。そして、複数枚のマスター画像を学習することで、測定点の検出精度を高めることができる。例えば、10個のマスターとなるワークWを順次撮像して10枚のマスター画像を生成すると、10個のマスタープロファイルを生成することができるので、10セットの測定点を決定できる。これら測定点のうち、乖離の大きいものを除外することで、検出精度を高めることができる。
マスター画像を複数枚生成する方法としては、複数個のマスターとなるワークWを準備しなくてもよく、例えば、1個のマスターとなるワークWを準備し、撮像条件を変えて撮像することで複数枚のマスター画像を生成することができる。撮像条件を変えるとは、例えば照明の種別(落射照明、透過照明)を変えること、照明の明るさを変えること、露光時間を変えること、レンズ倍率を変えること、フォーカスを変えること等が含まれる。このようにして生成された複数枚のマスター画像を学習することで、検出精度を高めることができる。なお、変形例1と変形例2とを組み合わせてもよい。
運用モード時には複数のワークWを連続して測定することになるが、この中で、測定点の位置が不適切である場合が想定される。測定点の位置が不適切であった場合には、ユーザがマウス41等の操作部を操作し、測定点の位置を手動で修正可能にすることもできる。修正結果は、処理部33fが把握し、その修正内容をフィードバックし、その後のワークWの測定時に測定点の検出ルールを変更することができる。
以上説明したように、この実施形態によれば、画像測定装置1の設定時に表示部28に表示されたワーク画像上の任意の位置をユーザが測定点として指定することで、指定された測定点の位置と、該測定点を含む周辺画素の輝度情報とを取得することができる。その後、画像測定装置1の運用時には、新たにワークを撮像することによってワーク画像を生成し、生成された新たなワーク画像の輝度分布を取得して、設定時に取得した測定点の位置と輝度情報とに基づいてワーク画像上に測定点を決定することができる。これにより、ユーザにとって簡単な操作でありながら、測定点を自動的に高速で、しかも再現性高く決定できる。
2a 操作パネル(操作部)
21a 載置台
24 撮像部
26 落射照明部
28 表示部
33e 取得部
33f 処理部
35a 位置/輝度情報記憶部
35c 測定設定記憶部
40 キーボード(操作部)
41 マウス(操作部)
Claims (9)
- ワークを撮像することによって取得されたワーク画像中の測定点を基準に前記ワークの2次元寸法を測定する画像測定装置において、
前記ワークが載置される載置台と、
前記載置台に載置された前記ワークに対して上方から光を照射するための照明部と、
前記照明部により前記ワークに照射されて該ワーク表面で反射した光を受光してワーク画像を生成するための撮像部と、
前記撮像部で生成された前記ワーク画像を表示するための表示部と、
前記画像測定装置の設定を行う設定時に前記表示部に表示された前記ワーク画像上の任意の位置を前記測定点として指定操作するための操作部と、
前記操作部によって指定された前記測定点の位置と、該測定点を含む周辺画素の輝度情報とを取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記測定点の位置と前記輝度情報とを記憶する記憶部と、
前記設定時のワークとは別のワークの2次元寸法を測定する前記画像測定装置の運用時に、前記撮像部で新たに生成されたワーク画像の輝度分布を取得して、前記記憶部に記憶された前記測定点の位置と前記輝度情報とに基づいて、前記新たに生成されたワーク画像上に測定点を決定する処理を実行する処理部とを備えている画像測定装置。 - 請求項1に記載の画像測定装置において、
前記取得部は、前記操作部によって指定された前記測定点を通る線分を定め、当該線分上に位置する画素の輝度情報を取得するように構成されている画像測定装置。 - 請求項2に記載の画像測定装置において、
前記取得部は、前記線分上に位置する画素の輝度プロファイルを生成するように構成されている画像測定装置。 - 請求項3に記載の画像測定装置において、
前記操作部は、複数の前記測定点を指定操作可能に構成され、
前記取得部は、前記操作部により指定された前記測定点を結ぶ測定ラインを描いた時、前記測定点毎に、前記測定ラインに交差するように延びる前記線分を定め、各線分上に位置する画素の輝度プロファイルを生成して複数の輝度プロファイルを取得するように構成されている画像測定装置。 - 請求項4に記載の画像測定装置において、
前記取得部は、複数の前記輝度プロファイルを平均化した輝度プロファイルからなるマスタープロファイルを周辺画素の輝度情報とする画像測定装置。 - 請求項4に記載の画像測定装置において、
前記取得部は、複数の前記輝度プロファイルを微分した後、平均化したエッジプロファイルからなるマスタープロファイルを周辺画素の輝度情報とする画像測定装置。 - 請求項5または6に記載の画像測定装置において、
前記処理部は、前記設定時に生成されたワーク画像と、前記新たに生成されたワーク画像とのマッチングにより、前記新たに生成されたワーク画像中にシークラインを設定し、該シークライン上の輝度プロファイルと、前記マスタープロファイルとの正規化相関により前記測定点を決定するように構成されている画像測定装置。 - 請求項7に記載の画像測定装置において、
前記処理部は、前記新たに生成されたワーク画像中に複数の前記測定点が検出された場合、検出された複数の前記測定点を最小二乗法で近似して測定点を決定するように構成されている画像測定装置。 - 請求項8に記載の画像測定装置において、
前記処理部は、前記新たに生成されたワーク画像中に検出された前記測定点と、最小二乗法で近似して決定された前記新たな測定点とを結ぶ測定ラインを生成するように構成されている画像測定装置。
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