JP7280092B2 - ノイズフィルタ装置 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るノイズフィルタ装置10に使用される基本的な配線構造12は、図1A及び図1Bに示すように、それぞれ個別の電流が供給される複数の金属ブスバー14a~14cと、複数の金属ブスバー14a~14c間に、それぞれ絶縁材16を有する。例えば第1金属ブスバー14aには、R相の電流が供給され、第2金属ブスバー14bには、S相の電流が供給され、第3金属ブスバー14cには、T相の電流が供給される。また、接地面18と第3金属ブスバー14cとの間にも絶縁材16が挿入され、第1金属ブスバー14aの上面にも絶縁材16が載置されている。なお、金属ブスバー14a~14cは、銅製のブスバーを用いた。以下、同様である。
第1ノイズフィルタ装置10A(積層体10Aとも言う)は、図2に示すように、上述した配線構造12を有する。すなわち、第1ノイズフィルタ装置10Aは、接地面18上に、それぞれ個別の電流が供給される複数の金属ブスバー14a~14cが、積層されて構成されている。
第2ノイズフィルタ装置10Bは、例えば図4Aに示すように、例えば1つの接地面18上に、2つの第1ノイズフィルタ装置10Aを並置し、一体化させた構造を有する。この第2ノイズフィルタ装置10Bは、上述した構成のほか、種々の構成を採用することができる。例えば図4Bに示す構成を採用してもよい。
第3ノイズフィルタ装置10Cは、例えば図5Aに示すように、例えば1つの接地面18上に、2つの第1ノイズフィルタ装置10Aを実装し、さらに、2つの第1ノイズフィルタ装置10A間にコイル40(又はリアクトル)を電気的に接続した構成を有する。なお、2つの第1ノイズフィルタ装置10Aは、それぞれ金属ブスバー14a~14cの積層方向が同じである。図5の例では、積層方向が例えば接地面18の法線方向に沿った場合を示す。
第4ノイズフィルタ装置10Dは、図6に示すように、上述した第3ノイズフィルタ装置10Cにおいて、一方の第1ノイズフィルタ装置10Aにおける金属ブスバー14a~14cの積層方向と、他方の第1ノイズフィルタ装置10Aにおける金属ブスバー14a~14cの積層方向とが異なる。図6の例では、一方の第1ノイズフィルタ装置10Aにおける金属ブスバー14a~14cの積層方向は水平方向である。他方の第1ノイズフィルタ装置10Aにおける金属ブスバー14a~14cの積層方向は斜め方向である。例えば接地面18の法線方向に対して5°~10°だけ傾いた方向を示す。もちろん、積層方向の違いは、上述のほか、様々な方向があり、接地面18への実装形態に応じて適宜選択すればよい。なお、第4ノイズフィルタ装置10Dは、上述した構成のほか、種々の構成を採用することができる。
実施例と比較例について、静特性(コモンモード)、静特性(ディファレンシャルモード)及び動特性を確認した。
実施例は、図7Aの回路図に示すように、図4Bに示す第2ノイズフィルタ装置10Bとほぼ同様の構成を有し、入力端子φ1及び出力端子φ3間に接続された第2金属ブスバー14bによる第1配線W1と、入力端子φ2及び出力端子φ4間に接続された第3金属ブスバー14cによる第2配線W2と、入力側において、第1配線W1と第2配線W2間に接続された第1貫通コンデンサC1(静電容量値:0.47μF)とを有する。なお、実施例では、図4Bに示す第2ノイズフィルタ装置10Bとの関係では、第1金属ブスバー14aが筐体面50に対応する。
比較例は、図7Bに示すように、図4Bに示す第2ノイズフィルタ装置10Bからリードレス・コンデンサ20を除去した回路構成を有する。
そして、実施例に係るノイズフィルタ装置並びに比較例に係るノイズフィルタ装置を、図8Aに示す静特性(コモンモード)の測定回路60に接続して、周波数に対する減衰量を測定した。このとき、ノイズフィルタ装置の接地面18を接地し、入力端子φ1及びφ2を抵抗器R1(50オーム)を介して信号発生器SGに接続した。出力端子φ3をレベルメータLM及び抵抗器R2(50オーム)の並列回路に接続し、さらに、出力端子φ4を抵抗器R3(50オーム)を介して接地した。
次に、実施例に係るノイズフィルタ装置並びに比較例に係るノイズフィルタ装置を、図9Aに示す静特性(ディファレンシャルモード)の測定回路62に接続して、周波数に対する減衰量を測定した。このとき、ノイズフィルタ装置の接地面18を接地し、入力端子φ1及びφ2を入力側のバランBL1を介して信号発生器SGに接続した。同様に、出力端子φ3及びφ4を出力側のバランBL2をレベルメータLMに接続した。
実施例に係るノイズフィルタ装置並びに比較例に係るノイズフィルタ装置を、図示しない動特性測定回路に接続して、周波数に対する減衰量を測定した。
参考例、比較例及び実施例に係るEMIフィルタについて、静特性(コモンモード)を確認した。
参考例は、図11Aの回路図に示すように、図4Bに示す第2ノイズフィルタ装置10Bとほぼ同様の構成を有する。すなわち、金属ブスバー14a~14c間にコモンモードコイル40は実装されていない。なお、第1配線W1と第2配線W2間に接続された第1貫通コンデンサC1及びC2と、筐体面50と第1配線W1間に接続された第3貫通コンデンサC3と、接地面18と第2配線W2間に接続された第4貫通コンデンサC4の静電容量値は、いずれも0.47μFである。
比較例は、図11Bの回路図に示すように、上述した参考例の入力側と出力側との間に、コモンモードコイル40が実装された構成を有する。さらに、この比較例では、参考例の貫通コンデンサC1~C4に代えて、リード付きのコンデンサC1~C4を実装した。
実施例は、図11Cの回路図に示すように、上述した参考例の入力側と出力側との間に、コモンモードコイル40を実装した構成を有する。すなわち、図5Bに示す第3ノイズフィルタ装置10Cと同様の構成を有する。
そして、参考例、比較例及び実施例に係るEMIフィルタを、図12Aに示す静特性(コモンモード)の測定回路60に接続して、周波数に対する減衰量を測定した。このとき、EMIフィルタの接地面18を接地し、入力端子φ1及びφ2を抵抗器R1(50オーム)を介して信号発生器SGに接続した。出力端子φ3をレベルメータLM及び抵抗器R2(50オーム)の並列回路に接続し、さらに、出力端子φ4を抵抗器R3(50オーム)を介して接地した。
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
10B…第2ノイズフィルタ装置 10C…第3ノイズフィルタ装置
10D…第4ノイズフィルタ装置 12…配線構造
14a~14c…金属ブスバー 16…絶縁材
18…接地面 20…リードレス・コンデンサ
22…絶縁材 30…電極層
32…電極面 40…コイル
50…筐体面 60…測定回路
62…測定回路
Claims (8)
- それぞれ個別の電流が供給される複数の金属ブスバーと、
前記複数の金属ブスバー間に配置されたリードレス・コンデンサと、を有し、
前記複数の金属ブスバーが積層され、
接地面の上に、前記金属ブスバーが配置され、
前記接地面と前記金属ブスバーとの間に、リードレス・コンデンサが配置されている、ノイズフィルタ装置。 - 請求項1記載のノイズフィルタ装置において、
前記複数の金属ブスバー間に絶縁材を有する、ノイズフィルタ装置。 - 請求項1記載のノイズフィルタ装置において、
前記接地面と前記金属ブスバーとの間に絶縁材を有する、ノイズフィルタ装置。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載のノイズフィルタ装置において、
前記リードレス・コンデンサが貫通コンデンサである、ノイズフィルタ装置。 - 複数の積層体と、
前記複数の積層体間に配置されたコイルと、を有し、
各前記積層体は、
それぞれ個別の電流が供給される複数の金属ブスバーと、
前記複数の金属ブスバー間に配置されたリードレス・コンデンサと、を有し、
接地面の上に、少なくとも前記複数の積層体が配置され、
前記接地面と各前記積層体の金属ブスバーとの間に、リードレス・コンデンサが配置されている、ノイズフィルタ装置。 - 請求項5記載のノイズフィルタ装置において、
前記複数の金属ブスバー間に絶縁材を有する、ノイズフィルタ装置。 - 請求項5または6に記載のノイズフィルタ装置において、
一方の前記積層体の積層方向と、他方の前記積層体の積層方向とが同じである、ノイズフィルタ装置。 - 複数の積層体と、
前記複数の積層体間に配置されたコイルと、を有し、
各前記積層体は、
それぞれ個別の電流が供給される複数の金属ブスバーと、
前記複数の金属ブスバー間に配置されたリードレス・コンデンサと、を有し、
一方の前記積層体の積層方向と、他方の前記積層体の積層方向とが異なる、ノイズフィルタ装置。
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