JP7279600B2 - レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
本開示は、レーザ出射ユニットを冷却するレーザ加工装置に関するものである。
従来より、上記のレーザ加工装置に関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、レーザ光学装置であって、全体架台上に設けられたレーザ光源ユニットのレーザ光源を囲む筐体に、可撓性材料で構成された吸気ダクト及び排気ダクトのそれぞれの一端を接続し、吸気ダクトを適当に屈曲させて、他端をカバー部材内に開口させ、排気ダクトの他端をカバー部材に設けられた排気ファンに接続する。これにより、レーザ光源の温度上昇を防ぐための空気の流れを確保する。
しかしながら、レーザ光源ユニットを制御する制御部材については、発熱するにもかかわらず、上記特許文献1に記載の技術では考慮されていない。たとえ、レーザ光源の温度上昇を防ぐための空気の流れによって制御部材が冷却されたとしても、副次的な冷却が行われるに過ぎず、制御部材は十分に冷却されなかった。そのため、制御部材から発せられる熱の影響により筐体内の温度が上昇し、レーザ光源ユニットの冷却が不十分となる虞があった。
そこで、本開示は、上述した点を鑑みてなされたものであり、レーザ出射ユニット及び制御部材に対する冷却効率の向上を図ったレーザ加工装置を提供する。
本明細書は、レーザ光を出射するレーザ出射ユニットと、レーザ出射ユニットを制御する制御部材と、レーザ出射ユニット及び制御部材が収められた筐体と、筐体に内設され、筐体の外部から供給された圧縮気体が分岐して流れる管と、を備え、管は、圧縮気体が噴出する先端がレーザ出射ユニットに対向して配設された第1枝管と、圧縮気体が噴出する先端が制御部材に対向して配設された第2枝管と、を備えることを特徴とするレーザ加工装置を開示する。
本開示によれば、レーザ加工装置は、レーザ出射ユニット及び制御部材に対する冷却効率の向上を図ることができる。
以下、本開示のレーザマーカについて、具体化した実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。以下の説明に用いる図面では、基本的構成の一部が省略されて描かれていることがあり、描かれた各部の寸法比等は必ずしも正確ではない。各図において、前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3は、各図に記載された通りである。
図1及び図2に表されたように、本実施形態のレーザマーカ1は、防塵・防水性能を有し、第1本体3、第2本体5、及び第3本体7を備えている。第3本体7からは、マーキング(印字)加工をするためのレーザ光Rが出射される。レーザ光Rは、第1本体3に内設されたレーザ出射ユニット9で発振され、第2本体5に内設された反射ミラー11で反射し、第3本体7に内設されたガルバノスキャナ13及びfθレンズ15で走査及び集光される(図9及び図10参照)。
第1本体3の内部では、吸気ポート17から圧縮空気が取り入れられ、排気ポート19又はサイレンサ21から空気が排出されることによって、空冷が行われる。吸気ポート17及び排気ポート19は、ワンタッチ式の管継手である。第1本体3は、前後方向D1に長い略直方体形状をなしており、基材23及び外カバー25を備えている。基材23及び外カバー25は、ネジ27で固定されている。
本実施形態のレーザマーカ1では、その多くの構成部品(例えば、外カバー25等)がネジで着脱可能に固定されているが、詳細な説明は省略する。尚、固定に用いられるネジは、複数の種類がある。
以下では、外カバー25を外した状態の第1本体3が表された図面等を参照して、第1本体3について説明する。図3に表されたように、基材23は、ベースプレート23A、バックプレート23B、及びフロントプレート23Cを備えている。バックプレート23Bは、ベースプレート23Aの後端から立設している。バックプレート23Bには、吸気ポート17、排気ポート19、及びサイレンサ21等が設けられている。フロントプレート23Cは、ベースプレート23Aの前端から立設している。フロントプレート23Cには、第2本体5(及び第3本体7)が設けられている。
ベースプレート23Aには、レーザ出射ユニット9が前後方向D1に沿って配設され、更に、レーザ出射ユニット9よりも左側において、ガルバノ基板29、メイン基板31、及び電源ユニット33等が配設されている。ガルバノ基板29は、ガルバノスキャナ13を制御するための基板である。メイン基板31は、レーザマーカ1を制御するための基板であって、金属製のブラケット32を介してベースプレート23Aに固定されている。ブラケット32は、前後方向D1から視て略L字状に曲折されており、レーザ出射ユニット9とは反対側の左面において、メイン基板31が固定されている。電源ユニット33は、レーザマーカ1に対して電力を供給するものである。
レーザ出射ユニット9は、内カバー35に覆われている。内カバー35は、前後方向D1に長い略直方体形状をなすと共に、下面側、前面側、及び後面側が開放されている。内カバー35が前後方向D1に沿ってベースプレート23Aに固定されると、レーザ出射ユニット9が内在すると共に前面側及び後面側が開放された空間が、内カバー35内に形成される。
第1本体3の内部は、内カバー35の左面35Aによって、第1空間部S1と第2空間部S2とに仕切られる。つまり、第1本体3の内部のうち、内カバー35の左面35Aから右方側が第1空間部S1であり、内カバー35の左面35Aから左方側が第2空間部S2である。第1空間部S1には、レーザ出射ユニット9等が配置されている。第2空間部S2には、ガルバノ基板29、メイン基板31(及びブラケット32)、及び電源ユニット33等が配置されている。これにより、レーザ出射ユニット9とメイン基板31(及びブラケット32)との間には、内カバー35の左面35Aが介在している。
第2空間部S2は、内カバー35の左面35Aが延在する前後方向D1の両側で第1空間部S1と連通している。排気ポート19及びサイレンサ21が設けられたバックプレート23Bは、第1空間部S1と第2空間部S2とが連通する前後方向D1の両側のうち、後方側に配設されている。これに対して、フロントプレート23Cは、第1空間部S1と第2空間部S2とが連通する前後方向D1の両側のうち、前方側に配設されている。
第1本体3の内部には、図4に表された管37が設けられている。管37は、吸気ポート17から第1本体3の内部に取り入れられる圧縮空気が流れる系統を模式的に表したものである。以下、管37の系統について説明する。尚、管37の具体的構成は、後述する。管37は、圧縮空気が流れるものであって、本管39、第1枝管41、第2枝管43、及び第3枝管45で構成されている。本管39の一端は、吸気ポート17に接続されている。本管39の他端は、第1分岐点47になっている。本管39の内径は、例えば、5mmである。本管39は、第1分岐点47において、第1枝管41と第2枝管43とに分かれている。
第1枝管41の内径は、例えば、5mmである。第2枝管43の途中には、第2分岐点49が設けられている。第2枝管43は、第2分岐点49において、第2枝管43と第3枝管45とに分かれている。第2枝管43では、第1分岐点47から第2分岐点49までの内径が、例えば、5mmであり、第2分岐点49から先端43Aまでの内径が、例えば、2.5mmである。第3枝管45の内径は、例えば、5mmである。第1枝管41の先端41A、第2枝管43の先端43A、及び第3枝管45の先端45Aは、開放されており、吸気ポート17から取り入れられた圧縮空気が噴出する。
このような管37の系統について、具体的に説明する。図5乃至図7に表されたように、吸気ポート17には、配管チューブ51、電磁弁53、配管チューブ55、及び第1分岐継手57が、それらの記載順で接続されている。電磁弁53は、所謂オンオフ弁である。第1分岐継手57は、三方に分かれたワンタッチ式の管継手である。吸気ポート17から第1分岐継手57までの配管(各配管チューブ51,55)が、本管39に相当する。つまり、本管39の途中に電磁弁53が設けられ、第1分岐点47には、第1分岐継手57が設けられている。本管39内の圧縮空気は、その流止が電磁弁53で制御される。
第1分岐継手57には、配管チューブ59及び左側ノズル61が、それらの記載順で接続されている。配管チューブ59は、第1枝管41に相当する。つまり、第1枝管41の先端41Aには、左側ノズル61が設けられている。
更に、第1分岐継手57には、配管チューブ63、第2分岐継手65、及び配管チューブ67が、それらの記載順で接続されている。第2分岐継手65は、三方に分かれたワンタッチ式の管継手である。各配管チューブ63,67が、第2枝管43に相当する。つまり、第2分岐点49には、第2分岐継手65が設けられている。
第2分岐継手65には、配管チューブ69及び右側ノズル71が、それらの記載順で接続されている。配管チューブ69は、第3枝管45に相当する。つまり、第3枝管45の先端45Aには、右側ノズル71が設けられている。
以上より、各配管チューブ51,55,59,63,67,69は、管37に相当する。
左側ノズル61及び右側ノズル71は、第1空間部S1において、レーザ出射ユニット9よりも後方側に位置し、レーザ出射ユニット9に向けられている。レーザ出射ユニット9は、前後方向D1に長い略直方体形状をなしており、その六面のうち左面及び右面において、左側ヒートシンク73及び右側ヒートシンク75が設けられている。各ヒートシンク73,75は、前後方向D1に沿った複数の板状フィンを有しており、内カバー35とレーザ出射ユニット9との間に配置されている。左側ヒートシンク73には左側ノズル61が向けられ、右側ヒートシンク75には右側ノズル71が向けられている。
配管チューブ67は、内カバー35の左面35Aよりも左側の第2空間部S2において、電源ユニット33上を通されている。更に、図8乃至図10に表されたように、配管チューブ67は、内カバー35の左面35Aとブラケット32との間まで通されている。配管チューブ67の先端には、ワンタッチ式の管継手77が接続されている。つまり、第2枝管43の先端43Aには、管継手77が接続されている。
管継手77は、ブラケット32の一部が切り起こされることによってブラケット32から右方側へ突き出した突出片78において、後方側よりも少し左方側(つまり、ブラケット32側)へ向けられた状態で固定されている。ブラケット32とメイン基板31との間には、2つの熱伝導シート79,79が挟入されている。各熱伝導シート79,79は、ブラケット32に密接すると共に、メイン基板31に搭載された電子部品のうち、耐熱性が比較的弱い発熱素子に密接している。これにより、メイン基板31の熱は、各熱伝導シート79,79を介して、金属製のブラケット32に伝わる。管継手77は、上述したようにして、ブラケット32の突出片78に固定され、後方側よりも少し左方側(つまり、ブラケット32側)へ向けられることによって、ブラケット32よりも右方側から、ブラケット32を介して、各熱伝導シート79,79に向けられている。
第1本体3の内部では、吸気ポート17から取り入れられた圧縮空気が、左側ノズル61、右側ノズル71、及び管継手77から噴出する。左側ノズル61及び右側ノズル71から噴出した圧縮空気は、第1空間部S1において、内カバー35とレーザ出射ユニット9との間を前方側へ流れることによって、各ヒートシンク73,75からレーザ出射ユニット9の熱を奪った後、フロントプレート23Cに当たって、第2空間部S2を後方側へ流れる。
管継手77から噴出した圧縮空気は、第2空間部S2において、ブラケット32に当たることによって、メイン基板31の熱を奪った後、第2空間部S2を後方側へ流れる。
このようにして、レーザ出射ユニット9又はメイン基板31から熱を奪った空気は、第2空間部S2を後方側へ流れ、バックプレート23Bに設けられた排気ポート19又はサイレンサ21から第1本体3の外部に排出される。
図9、図11、及び図12に表されたように、サイレンサ21は、サイレンサ本体81、第1カバー部材83、及び第2カバー部材85を備えている。第1カバー部材83は、平面視で略C字状に曲折された形状をなし、前面側、上面側、及び下面側が開放されている。第1カバー部材83は、その前面側からサイレンサ本体81が通され、サイレンサ本体81を囲むようにして、バックプレート23Bに固定される。第2カバー部材85は、略直方体形状をなし、その右面及び左面にスリット87が形成されると共に、前面側が開放されている。第2カバー部材85は、その前面側からサイレンサ本体81及び第1カバー部材83が装入され、サイレンサ本体81及び第1カバー部材83を包囲するようにして、バックプレート23Bに固定される。
これにより、サイレンサ21では、サイレンサ本体81から第1本体3の内部に水等の液体が浸入することが防止され、サイレンサ本体81から排出された空気が、第1カバー部材83の上面側又は下面側と、第2カバー部材85のスリット87とを経て、第1本体3の外部に排出される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態のレーザマーカ1では、圧縮空気が噴出する配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)がレーザ出射ユニット9に対向して配設されると共に、圧縮空気が噴出する配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)が、メイン基板31を固定したブラケット32に対向して配設されている。そのため、本実施の形態のレーザマーカ1では、レーザ出射ユニット9及びブラケット32(メイン基板31)に圧縮空気の風が直接当たって、強制対流による排熱が行われることから、レーザ出射ユニット9及びブラケット32(メイン基板31)に対する冷却効率の向上が図られている。尚、この点は、圧縮空気が噴出する配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)についても、同様である。また、本実施の形態のレーザマーカ1は、ブラケット32(メイン基板31)に圧縮空気の風を直接当てて冷却するため、メイン基板31で発せられる熱の影響を受けることなく、レーザ出射ユニット9を十分に冷却することができる。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、レーザ出射ユニット9とブラケット32(メイン基板31)との間に介在する内カバー35の左面35Aによって、レーザ出射ユニット9とブラケット32(メイン基板31)との間で遮熱が行われているので、レーザ出射ユニット9及びブラケット32(メイン基板31)に対する冷却効率の向上が一層図られている。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、レーザ出射ユニット9が配置された第1空間部S1と、ブラケット32(メイン基板31)が配置された第2空間部S2とが、内カバー35の左面35Aが延在する前後方向D1の両側で連通している。また、第1空間部S1には、レーザ出射ユニット9よりも前後方向D1の後方側において、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)が配設されている。更に、排気ポート19及びサイレンサ21が、前後方向D1の後方側に存在する第1本体3のバックプレート23Bに設けられている。
従って、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)から噴出した圧縮空気は、第1空間部S1を前後方向D1の後方側から前方側へ流れ、更に、第2空間部S2を前後方向D1の前方側から後方側へ流れて、排気ポート19又はサイレンサ21から第1本体3の外部に放出される。このようにして、本実施の形態のレーザマーカ1では、第1本体3の内部をひとまわりした空気が第1本体3の外部に放出されることから、強制対流による排熱が効率よく行われる。尚、この点は、圧縮空気が噴出する配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)についても、同様である。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、第2空間部S2において、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)が、前後方向D1の後方側よりも少し左方側(つまり、ブラケット32側)へ向けられている。そのため、第2空間部S2では、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)から噴出した圧縮空気の流れの向きが、前後方向D1の前方側から後方側へ向かうため、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)から噴出した圧縮空気の流れの向きと揃う。これによって、本実施の形態のレーザマーカ1は、第1本体3内の空気の流れを安定させることができる。尚、この点は、圧縮空気が噴出する配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)についても、同様である。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)が、レーザ出射ユニット9の左側ヒートシンク73に向けられ、配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)が、レーザ出射ユニット9の右側ヒートシンク75に向かけられている。そのため、本実施の形態のレーザマーカ1では、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)から噴出した圧縮空気が、レーザ出射ユニット9の左側ヒートシンク73に向かって流れ、配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)から噴出した圧縮空気が、レーザ出射ユニット9の右側ヒートシンク75に向かって流れるので、レーザ出射ユニット9の放熱が効率よく行われる。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、各熱伝導シート79,79が、メイン基板31とブラケット32との間に挟入されている。また、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)が、ブラケット32よりも右方側から、ブラケット32を介して、各熱伝導シート79,79に向けられている。そのため、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)から圧縮空気が噴出した場合には、その圧縮空気がブラケット32に当たるので、各熱伝導シート79,79を介してブラケット32に伝わったメイン基板31の熱を圧縮空気で奪うことができる。また、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)から圧縮空気が噴出しない場合でも、メイン基板31の熱が各熱伝導シート79,79を介してブラケット32に伝わるので、メイン基板31の放熱が維持される。
また、本実施の形態のレーザマーカ1では、配管チューブ69(第3枝管45)の内径(例えば、5mm)が、配管チューブ67(つまり、第2枝管43の先端43Aから第2分岐点49までの第2枝管43)の内径(例えば、2.5mm)よりも大きい。また、配管チューブ59(第1枝管41)の内径(例えば、5mm)が、配管チューブ67(つまり、第2枝管43の先端43Aから第2分岐点49までの第2枝管43)の内径(例えば、2.5mm)よりも大きい。言い換えると、配管チューブ67(つまり、第2枝管43の先端43Aを含む一部分における第2枝管43)の内径(例えば、2.5mm)は、配管チューブ59(第1枝管41)の内径(例えば、5mm)よりも小さい。
このようにして、本実施の形態のレーザマーカ1では、各配管チューブ59,67,69の内径に対して差異が設けられることによって、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)、配管チューブ67の管継手77(第2枝管43の先端43A)、及び配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)からそれぞれ噴出される圧縮空気量が、レーザ出射ユニット9の発熱量とメイン基板31の発熱量とに応じて調節されている。
ちなみに、本実施形態において、レーザマーカ1は、「レーザ加工装置」の一例である。レーザ出射ユニット9の左面及び右面は、「レーザ出射ユニットを形作る複数の側面のうち、少なくとも2つの側面」の一例である。排気ポート19及びサイレンサ21は、「排気孔」の一例である。第1本体3は、「筐体」の一例である。バックプレート23Bは、「筐体を構成する複数の側面のうち、仕切方向の他方側に存在する側面」の一例である。メイン基板31及びブラケット32は、「制御部材」の一例である。ブラケット32は、「固定部材」の一例である。内カバー35の左面35Aは、「壁」の一例である。 第2分岐点49は、「第3枝管の分岐位置」の一例である。左側ヒートシンク73及び右側ヒートシンク75は、「複数のヒートシンク」の一例である。左側ヒートシンク73は、「一のヒートシンク」の一例である。右側ヒートシンク75は、「他のヒートシンク」の一例である。各熱伝導シート79,79は、「熱伝導部材」の一例である。前後方向D1は、「仕切方向」の一例である。
尚、本開示は、本実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)、又は配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)が省かれた場合でも、レーザ出射ユニット9及びブラケット32(メイン基板31)に対する冷却効率の向上が図られる。
例えば、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)、又は配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)が省かれた場合でも、レーザ出射ユニット9及びブラケット32(メイン基板31)に対する冷却効率の向上が図られる。
また、レーザ出射ユニット9の各ヒートシンク73,75は、複数の板状フィンに代えて、例えば、剣山状又は蛇腹状のフィンを有していてもよい。また、レーザ出射ユニット9では、左側ヒートシンク73又は右側ヒートシンク75に代えて、上側ヒートシンクがレーザ出射ユニット9の上面に設けられてもよい。そのような場合、上側ヒートシンクに対しては、配管チューブ59の左側ノズル61(第1枝管41の先端41A)、又は配管チューブ69の右側ノズル71(第3枝管45の先端45A)が向けられる。
また、排気ポート19及びサイレンサ21がバックプレート23Bの第2空間部S2側、すなわち、バックプレート23Bの左側に配置されている場合には、第1空間部S1と第2空間部S2とが、内カバー35の左面35Aが延在する前後方向D1の前側のみで連通してもよい。
また、吸気ポート17には、圧縮空気に代えて、例えば、窒素又はヘリウム等の圧縮気体が取り入れられてもよい。
1:レーザマーカ、3:第1本体、9:レーザ出射ユニット、19:排気ポート、21:サイレンサ、23B:バックプレート、31:メイン基板、32:ブラケット、35A: 内カバーの左面、37:管、41:第1枝管、41A:第1枝管の先端、43:第2枝管、43A:第2枝管の先端、45:第3枝管、45A:第3枝管の先端、49:第2分岐点、59:配管チューブ、61:左側ノズル、63:配管チューブ、65:第2分岐継手、67:配管チューブ、69:配管チューブ、71:右側ノズル、73:左側ヒートシンク、75:右側シートシンク、77:管継手、79:熱伝導シート、S1:第1空間部、S2:第2空間部、D1:前後方向、R:レーザ光
Claims (10)
- レーザ光を出射するレーザ出射ユニットと、
前記レーザ出射ユニットを制御する制御部材と、
前記レーザ出射ユニット及び前記制御部材が収められた筐体と、
前記筐体に内設され、前記筐体の外部から供給された圧縮気体が分岐して流れる管と、を備え、
前記管は、
前記圧縮気体が噴出する先端が前記レーザ出射ユニットに対向して配設された第1枝管と、
前記圧縮気体が噴出する先端が前記制御部材に対向して配設された第2枝管と、を備えることを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記レーザ出射ユニットと前記制御部材との間に設けられた壁を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記壁で仕切られた前記筐体内の空間部であって、前記レーザ出射ユニットが配置された第1空間部と、
前記壁で仕切られた前記筐体内の空間部であって、前記制御部材が配置されると共に、前記壁が延在する仕切方向の少なくとも一方側で前記第1空間部と連通する第2空間部と、を備え、
前記第1枝管の前記先端は、前記第1空間部において、前記レーザ出射ユニットよりも前記仕切方向の他方側に配設され、
前記筐体内の気体を前記筐体の外部に排出するための排気孔が、前記筐体を構成する複数の側面のうち、前記仕切方向の他方側に存在する側面に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。 - 前記第2枝管の前記先端は、前記第2空間部において、前記仕切方向の他方側へ向けられたことを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
- 前記管は、前記圧縮気体が噴出する先端が前記レーザ出射ユニットに対向して配設された第3枝管を備え、
前記レーザ出射ユニットは、前記レーザ出射ユニットを形作る複数の側面のうち、少なくとも2つの側面にそれぞれ設けられる複数のヒートシンクを備え、
前記第1枝管の前記先端は、前記複数のヒートシンクのうち、一のヒートシンクに向けられ、
前記第3枝管の前記先端は、前記複数のヒートシンクのうち、他のヒートシンクに向けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。 - 前記制御部材は、
制御基板と、
前記制御基板が取り付けられた状態で、前記筐体に固定される金属製の固定部材と、
前記制御基板と前記固定部材との間に挟入された熱伝導部材と、を備え、
前記第2枝管の前記先端は、前記固定部材の側から前記熱伝導部材に向けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。 - 前記第3枝管は、前記第2枝管から分岐することを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工装置。
- 前記第3枝管の内径は、前記第2枝管の前記先端から前記第3枝管の分岐位置までの前記第2枝管の内径よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
- 前記第1枝管の内径は、前記第2枝管の前記先端から前記第3枝管の分岐位置までの前記第2枝管の内径よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
- 前記第2枝管の前記先端を含む一部分における前記第2枝管の内径は、前記第1枝管の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載のレーザ加工装置。
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