JP7279251B1

JP7279251B1 - 多機能発音装置

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Publication number: JP7279251B1
Application number: JP2022206481A
Authority: JP
Inventors: ▲興▼志黄; ▲尭▼ 王; 路斌毛; 杰 ▲馬▼
Original assignee: エーエーシーマイクロテック（チャンヂョウ）カンパニーリミテッド
Priority date: 2022-03-02
Filing date: 2022-12-23
Publication date: 2023-05-22
Anticipated expiration: 2042-12-23
Also published as: CN217116375U; JP2023129246A; US20230283958A1; US11917389B2

Abstract

【課題】声再生と振動による振動感の二重機能を実現し、電子機器の組立を簡略化する。【解決手段】多機能発音装置は、ハウジングと、モータアセンブリと、スピーカアセンブリとを含み、モータアセンブリは、第１方向に沿って振動する振動子ユニットを含み、スピーカアセンブリは、振動子ユニットの対向する両側にそれぞれ設けられた２つの磁石部を含み、２つの磁石部は、それぞれハウジングの天井壁と底壁との間に挟むように設けられ、スピーカアセンブリは、さらに第２方向に沿って振動する振動膜と、振動膜が振動するように駆動する２つのボイスコイルとを含み、第２方向は、第１方向に垂直であり、２つボイスコイルは、それぞれ２つの磁石部の磁気ギャップ内に挿入して設けられ、２つボイスコイルの巻線軸は、第１方向に垂直であるとともに第２方向に垂直であり、振動膜の周縁は、内向きに凹んで２つの磁石部から退避する。【選択図】図３

Description

本発明は、電子機器の技術分野に関し、特に多機能発音装置に関する。

電子技術の発展に伴い、携帯型消費者用電子機器はますます人々に人気を集めており、例えばスマートフォン、携帯ゲーム機、タブレットコンピュータ等が挙げられる。これらの電子機器は、一般的に、音声再生及び／又は振動による振動感によりユーザと対話する。

従来技術では、電子機器の音声再生及び振動による振動感は、それぞれスピーカとモータによって達成されており、その中で、スピーカとモータは独立したデバイスである。デバイスが多ければ多いほど電子機器の組立に不利であり、同時に電子機器のより多くの内部空間を占める必要がある。

したがって、上記技術課題を解決するための新たな多機能発音装置を提供する必要がある。

本発明は、上記技術課題を解決し、モータアセンブリとスピーカアセンブリとを巧みに結合し、音声再生及び振動による振動感の二重機能を実現することができ、電子機器の組立を簡略化することができ、また、より少ない電子機器の内部空間を占め、さらにスピーカアセンブリの駆動力を最適化できる多機能発音装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、多機能発音装置を提供し、当該多機能発音装置は、ハウジングと、前記ハウジング内に収容されたモータアセンブリ及びスピーカアセンブリとを含み、前記モータアセンブリは、前記ハウジング内に懸架されかつ第１方向に沿って振動する振動子ユニットを含み、前記スピーカアセンブリは、前記ハウジングに固定されかつ前記振動子ユニットの対向する両側にそれぞれ設けられた２つの磁石部を含み、前記２つの磁石部は、それぞれ磁気ギャップが設けられ、前記ハウジングは、対向して間隔を隔てて設置された天井壁及び底壁と、前記天井壁と前記底壁とを接続する側壁とを含み、前記２つの磁石部は、それぞれ前記天井壁と前記底壁との間に挟むように設けられ、前記スピーカアセンブリは、前記天井壁に固定されかつ第２方向に沿って振動する振動膜と、前記振動膜が振動するように駆動する２つのボイスコイルとをさらに含み、前記第２方向は、前記第１方向に垂直であり、前記２つのボイスコイルは、それぞれ前記２つの磁石部の磁気ギャップ内に挿入して設けられ、前記２つのボイスコイルの巻線軸は、前記第１方向に垂直であるとともに前記第２方向に垂直であり、前記振動膜の周縁は、内向きに凹んで前記２つの磁石部から退避するように構成されている。

好ましくは、前記２つの磁石部は、それぞれ間隔を隔てて設置されて前記磁気ギャップを形成しかつ前記天井壁と前記底壁との間に挟むように設けられた２つの磁性鋼と、前記２つの磁性鋼の前記磁気ギャップから離れる側における面に貼り付けて設けられたポールプレートとを含む。

好ましくは、前記側壁には、取付切欠が設けられ、前記磁石部の前記側壁に近接する側におけるポールプレートは、前記取付切欠に収容されている。

好ましくは、前記モータアセンブリは、前記側壁に固定されかつそれぞれ前記振動子ユニットの対向する両端に設けられた２つの弾性支持部材をさらに含み、前記２つの弾性支持部材は、前記振動子ユニットを前記ハウジング内に懸架している。

好ましくは、前記モータアセンブリは、前記底壁に固定された駆動コイルをさらに含み、前記振動子ユニットは、質量ブロックと、前記質量ブロックに固定されかつ前記駆動コイルと対向して間隔を隔てて設けられた磁気回路システムとを含む。

好ましくは、前記モータアセンブリは、前記底壁に固定されたステータユニットをさらに含み、前記振動子ユニットは、収容空間を有する質量ブロックと、前記収容空間内に収容された磁気回路システムとを含み、前記ステータユニットは、前記収容空間内に挿入して設けられ、かつ前記磁気回路システムと対向して間隔を隔てて設けられ、前記ステータユニットは、ポールピースと、前記ポールピースに巻回されたコイルとを含む。

好ましくは、前記スピーカアセンブリは、前記振動膜と前記ボイスコイルとの間に接続されたボイスコイルボビンをさらに含む。

本発明の多機能発音装置は、モータアセンブリとスピーカアセンブリとを巧みに結合し、音声再生と振動による振動感の二重機能を実現することができ、電子機器の組立を簡略化することができ、また、より少ない電子機器の内部空間を占め、なお、振動膜の周縁は、内向きに凹んで磁石部から退避し、磁石部は、ハウジングの天井壁と底壁との間に挟むように設けられ、磁石部の高さを最大化し、スピーカアセンブリの駆動力を最適化する。

本発明の提供する多機能発音装置の構成を示す斜視模式図である。図１に示す多機能発音装置の部分構成を示す分解斜視模式図である。図１におけるＡ－Ａ線に沿った断面図である。図１に示す多機能発音装置からハウジングの天井壁を除去した構成を示す斜視模式図である。図１に示す多機能発音装置からハウジングの底壁を除去した構成を示す斜視模式図である。本発明の提供する別の多機能発音装置から一部のハウジングを除去した構成を示す斜視模式図である。

本発明の実施例における技術案をより明確に説明するために、実施例の説明に必要な図面を簡単に紹介した。上述した図面は、本発明の一実施例を示すだけであり、当業者にとって、創造的労働をしない前提で、さらにこれらの図面に基づいて他の図面を取得することができることは明らかである。

以下、本発明の実施形態における図面を参照して、本発明の実施形態における技術案を明確で、完全に説明し、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部だけであり、全ての実施形態ではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、当該分野の当業者が創造的な労働をしない前提で得られた全ての他の実施形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。

図１～図５に示すように、本発明は、多機能発音装置１００を提供し、前記多機能発音装置１００は、ハウジング１と、前記ハウジング１内に収容されたモータアセンブリ２及びスピーカアセンブリ３とを含む。前記ハウジング１は、対向して間隔を隔てて設置された天井壁１１及び底壁１２と、前記天井壁１１と前記底壁１２とを接続する側壁１３とを含む。

前記モータアセンブリ２は、前記ハウジング１内に懸架され、第１方向Ｘに沿って振動する振動子ユニット２１を含む。本実施形態において、前記モータアセンブリ２は、前記側壁１３に固定されかつ前記振動子ユニット２１の対向する両端にそれぞれ設けられた２つの弾性支持部材２２をさらに含み、前記２つの弾性支持部材２２は、前記振動子ユニット２１を前記ハウジング１内に懸架する。当然ながら、前記２つの弾性支持部材２２を用いた支持態様以外にも、振動子ユニット２１がハウジング１内に振動を実現する他の支持態様又は支持態様の組み合わせは、いずれも採用可能であり、例えば、ガイドレール又はガイド軸などが挙げられる。本実施形態において、前記モータアセンブリ２は、前記底壁１２に固定された駆動コイル２３をさらに含み、前記振動子ユニット２１は、質量ブロック２１１と、前記質量ブロック２１１に固定されかつ前記駆動コイル２３と対向して間隔を隔てて設置された磁気回路システム２１２とを含む。

前記スピーカアセンブリ３は、前記ハウジング１に固定されかつ前記振動子ユニット２１の対向する両側にそれぞれ設けられた２つの磁石部３１を含む。前記２つの磁石部３１は、それぞれ前記天井壁１１と前記底壁１２との間に挟むように設けられ、前記スピーカアセンブリ３は、前記天井壁１１に固定されかつ第２方向Ｙに沿って振動する振動膜３２と、前記振動膜３２が振動するように駆動する２つのボイスコイル３３とを含む。前記第２方向Ｙは、前記第１方向Ｘに垂直であり、前記２つの磁石部３１は、それぞれ磁気ギャップ３１０が設けられ、前記２つのボイスコイル３３は、それぞれ前記２つの磁石部３１の磁気ギャップ３１０内に挿入して設けられ、前記２つのボイスコイル３３の巻線軸Ｚは、前記第１方向Ｘに垂直であるとともに前記第２方向Ｙに垂直である。前記振動膜３２の周縁３２１は、内向きに凹んで前記２つの磁石部３１から退避する。本実施形態において、前記２つの磁石部３１は、それぞれ間隔を隔てて設置されて前記磁気ギャップ３１０を形成しかつ前記天井壁１１と前記底壁１２との間に挟むように設けられた２つの磁性鋼３１１と、前記２つの磁性鋼３１１の前記磁気ギャップ３１０から離れる側における面に貼り付けて設けられたポールプレート３１２とを含む。空間構造を最適化するとともに前記磁石部３１の取付の位置決めを容易にするために、前記側壁１３に取付切欠１３０が設けられる。前記磁石部３１の前記側壁１３に近接する側におけるポールプレート３１２は、前記取付切欠１３０に収容される。前記スピーカアセンブリ３は、前記振動膜３２と前記ボイスコイル３３との間に接続されたボイスコイルボビン３４をさらに含み、前記ボイスコイルボビン３４は、位置が分散した２つのボイスコイル３３によって生じる駆動力を結合して振動膜３２を同期駆動して、振動バランスを改善することができる。

図６に示すように、本発明は、他の多機能発音装置２００を提供し、前記多機能発音装置２００は、モータアセンブリの駆動形態という点で前記多機能発音装置１００と相違しているが、それ以外の構成は、前記多機能発音装置１００を参照可能である。前述した多機能発音装置１００の駆動コイルと磁気回路システムの駆動方式とは異なり、本実施形態において、前記多機能発音装置２００のモータアセンブリは、底壁（例えば、前述した多機能発音装置１００の底壁１２）に固定されたステータユニット２３’を含み、この時、振動子ユニット２１’は、収容空間２１０’を有する質量ブロック２１１’と、前記収容空間２１０’内に収容された磁気回路システム２１２’とを含み、前記ステータユニット２３’は、前記収容空間２１０’内に挿入して設けられかつ前記磁気回路システム２１２’と対向して間隔を隔てて設置される。前記ステータユニット２３’は、ポールピース２３１’と、前記ポールピース２３１’に巻回されたコイル２３２’とを含む。

上述したのは、本発明の一実施形態だけであり、本発明が属する技術分野の当業者にとって、本発明の創造的構想から逸脱することなく、さらに改善することができるが、これらはいずれも本発明の保護範囲に属するものと理解されるべきである。

Claims

ハウジングと、前記ハウジング内に収容されたモータアセンブリ及びスピーカアセンブリとを含む多機能発音装置であって、
前記モータアセンブリは、前記ハウジング内に懸架されかつ第１方向に沿って振動する振動子ユニットを含み、
前記スピーカアセンブリは、前記ハウジングに固定されかつ前記振動子ユニットの対向する両側にそれぞれ設けられた２つの磁石部を含み、
前記２つの磁石部は、それぞれ磁気ギャップが設けられ、
前記ハウジングは、
対向して間隔を隔てて設置された天井壁及び底壁と、
前記天井壁と前記底壁とを接続する側壁とを含み、
前記２つの磁石部は、それぞれ前記天井壁と前記底壁との間に挟むように設けられ、
前記スピーカアセンブリは、
前記天井壁に固定されかつ第２方向に沿って振動する振動膜と、
前記振動膜が振動するように駆動する２つのボイスコイルとをさらに含み、
前記第２方向は、前記第１方向に垂直であり、
前記２つのボイスコイルは、それぞれ前記２つの磁石部の磁気ギャップ内に挿入して設けられ、
前記２つのボイスコイルの巻線軸は、前記第１方向に垂直であるとともに前記第２方向に垂直であり、
前記振動膜の周縁は、内向きに凹んで前記２つの磁石部から退避するように構成されている
ことを特徴とする多機能発音装置。
前記２つの磁石部は、
それぞれ間隔を隔てて設置されて前記磁気ギャップを形成しかつ前記天井壁と前記底壁との間に挟むように設けられた２つの磁性鋼と、
前記２つの磁性鋼の前記磁気ギャップから離れる側における面に貼り付けて設けられたポールプレートとを含む
ことを特徴とする請求項１に記載の多機能発音装置。
前記側壁には、取付切欠が設けられ、
前記磁石部の前記側壁に近接する側におけるポールプレートは、前記取付切欠に収容されている
ことを特徴とする請求項２に記載の多機能発音装置。
前記モータアセンブリは、前記側壁に固定されかつそれぞれ前記振動子ユニットの対向する両端に設けられた２つの弾性支持部材をさらに含み、
前記２つの弾性支持部材は、前記振動子ユニットを前記ハウジング内に懸架している
ことを特徴とする請求項１に記載の多機能発音装置。
前記モータアセンブリは、前記底壁に固定された駆動コイルをさらに含み、
前記振動子ユニットは、
質量ブロックと、
前記質量ブロックに固定されかつ前記駆動コイルと対向して間隔を隔てて設けられた磁気回路システムとを含む
ことを特徴とする請求項１に記載の多機能発音装置。
前記モータアセンブリは、前記底壁に固定されたステータユニットをさらに含み、
前記振動子ユニットは、
収容空間を有する質量ブロックと、
前記収容空間内に収容された磁気回路システムとを含み、
前記ステータユニットは、前記収容空間内に挿入して設けられ、かつ前記磁気回路システムと対向して間隔を隔てて設けられ、
前記ステータユニットは、
ポールピースと、
前記ポールピースに巻回されたコイルとを含む
ことを特徴とする請求項１に記載の多機能発音装置。
前記スピーカアセンブリは、前記振動膜と前記ボイスコイルとの間に接続されたボイスコイルボビンをさらに含む
ことを特徴とする請求項１に記載の多機能発音装置。