JP7277330B2 - 碍子用アークホーン - Google Patents

碍子用アークホーン Download PDF

Info

Publication number
JP7277330B2
JP7277330B2 JP2019174635A JP2019174635A JP7277330B2 JP 7277330 B2 JP7277330 B2 JP 7277330B2 JP 2019174635 A JP2019174635 A JP 2019174635A JP 2019174635 A JP2019174635 A JP 2019174635A JP 7277330 B2 JP7277330 B2 JP 7277330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
horn
insulator
fitting
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019174635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021051931A (ja
Inventor
弘毅 田中
陽治 辻
拓郎 宇治
正規 高野
武弘 小林
博之 林
潤一郎 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
West Japan Railway Co
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp, West Japan Railway Co filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP2019174635A priority Critical patent/JP7277330B2/ja
Publication of JP2021051931A publication Critical patent/JP2021051931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7277330B2 publication Critical patent/JP7277330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulators (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

本発明は、電車線路の架空地線や帰線のような電線を絶縁支持する懸垂碍子や支持碍子を保護するための碍子用アークホーンに関するものである。
電車線の架空地線の支持部には、碍子の両端間に適切な相互間隙をあけた一対のホーンからなるアークホーンを付設し、架空地線上の雷サージを速やかに短絡させ、絶縁碍子の汚損による閃落事故や架空地線の溶断事故を防止する。従来、アークホーンのホーン相互間の所定のギャップを得るためには、下部ホーンを取付金具を介した固定式とし、上部ホーンを碍子のキャップ外周に垂直軸周りに回動調節自在な可動式とし、両ホーンの碍子の垂直軸に対する水平方向の角度位置を異にすることによるギャップ調整の便を図るものがある。
実開平7-034597号公報
上記従来のホーン碍子においては、架空地線を支持する碍子のクレビス金具のピン部が錆によって碍子本体から抜け落ちる脱落事故への対策として、ピン部の状態を目視点検する作業を実施しているが、アークホーンを取り付けた懸垂碍子については、下部ホーンの取付金具がピン周りに張り出して根元を隠し視認を妨げ、ピンの状態を確認することを困難にしている。
そこで、本発明は、電線支持用碍子のクレビス金具のピン部を目視確認でき、点検を適切に行うことにより脱落を防止する碍子用アークホーンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の碍子用アークホーン1は、概略円柱状の基体部G1と、この基体部G1の下部に連続し、拡径する笠部G2と、基体部G1を被うように固定され、上部に他の碍子又は支持物に接続されるクレビス部を備えたキャップG4と、上部に笠部G2の軸線上に植設されるピン部G5を、下部に軸線直交方向に対向して並行する二股脚部G6を備えたクレビス金具G3とを具備する碍子Gに取り付けるように構成する。この碍子用アークホーン1は、クレビス金具G3に着脱可能に固定される取付金具7と、基端を取付金具7に固定され、側方上部へ延出する固定ホーン3と、キャップG4に基体部G1の軸線周りに回転位置を調節して固定可能なバンド金具4と、基端をバンド金具4に固定され、バンド金具4とともに回動して固定ホーン3とのギャップを調整可能な可動ホーン2とから構成する。取付金具7は、碍子Gの笠部G2との間隔をあけるようにクレビス金具G3の二股脚部G6の分岐位置より下方に位置するボルト孔を貫通するボルトにより固定する。
本発明は、クレビス金具のピン部の根元から下方へ間隔をおいた二股部の分岐点より下方に位置するボルト孔を貫通するボルトにより固定ホーンを取り付けるので、碍子の下方からピン部の根元を確認し易く、点検を適切に行うことができる。
二股脚部を嵌合ブロックの凹部に受け入れることにより、ボルト周りの回転を阻止すると共に取付金具の外側への張り出しを少なくしてピン部の根元をさらに容易に確認できる。
本発明の実施形態に係るアークホーンの正面図である。 図1のアークホーンの側面図である。 図1のアークホーンの平面図である。 図1のアークホーン付き碍子の下方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るアークホーンの正面図である。 図5のアークホーンの側面図である。 図5のアークホーンの平面図である。 図5のアークホーンの下方から見た斜視図である。
本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、碍子用アークホーン1は、電車線の架空地線や基線の支持部における懸垂碍子又は支持碍子などの碍子Gに取り付けられる。碍子Gは、下方に向かうに従って僅かに外拡がりの概略円柱状の基体部G1と、その下端から側方へ円盤状に拡径し、下面に同心円状の複数のヒダ部を有する笠部G2と、基体部G1の中心にセメントにより固着され、鉛直下方へ延出したクレビス金具G3と、基体部G1を覆いセメントにより固着され、頂部に吊り手用クレビスを備えたキャップG4とを具備する。クレビス金具G3は、上部に笠部G2から基体部G1にわたって垂直軸線上に挿入され、セメントにより固着されるピン部G5と、下端部にピン部G5に連続し音叉状に分岐して平行する二股脚部G6とを具備する。二股脚部G6には、ほぼ中間の対応位置に接続金具Cを下方に連結するためのボルトを貫通させるボルト孔をそれぞれ有する。
碍子用アークホーン1は、碍子GのキャップG4に固定される可動ホーン2と、碍子Gのクレビス金具G3に固定される固定ホーン3とを具備する。可動ホーン2は、基端部がバンド金具4を介してキャップG4に固定され、笠部G2の外側上方に伸びている。バンド金具4は、キャップG4の周囲ほぼ半部に沿って対向する一対のバンド片5の両端部をボルト6aで貫通させこれに螺合するナット6bで締め付けることによりキャップG4に固定される。可動ホーン2は一方のバンド片5の中間部に溶着されており、バンド金具4のボルト6a,ナット6bを緩めた状態でキャップG4周りに位置調整可能である。
固定ホーン3は、基端が取付金具7を介してクレビス金具G3に固定され、笠部G2の外側上方に伸び、先端部が可動ホーン2の先端部の近傍位置に至る略S字状をなす。取付金具7は、クレビス金具G3のボルト孔に挿通可能なボルト8a及びこれに螺合するナット8bと、二股脚部G6にそれぞれ嵌合し、ボルト8aを貫通させナット8bで締め込み固定される一対の嵌合ブロック9とを備える。ボルト8aは、二股脚部G6のボルト孔を貫通し相互間にわたりナット8bで抜け止めされて接続金具Cを連結可能である。嵌合ブロック9は、二股脚部G6の分岐部から下方に離れたボルト孔を含む部位に対応した対向方向の深さを有する凹部9aを有し、ピン部G5の根元までの間隔をあけて二股脚部G6に嵌合し、ボルト孔周りの回転が阻止される。固定ホーン3は、一方の嵌合ブロック9の側部に固着されている。
この碍子用アークホーン1においては、ボルト6a・ナット6bを緩めた状態で可動ホーン2をキャップG4周りに回動して位置調整し、固定ホーン3との間に所望のギャップを得ることができ、例えばギャップに対応する間隔をおいた一対の切込を設けて、これらの切込で可動ホーン2と固定ホーン3をそれぞれ位置決めするような図示しないゲージを用いれば調整操作に好都合である。嵌合ブロック9は、クレビス金具G3の二股脚部G6の分岐部より下方に位置するボルト孔を貫通するボルト8aにより固定されるので、クレビス金具G3のピン部G5が広く露出し、その根元を下方から目視確認し易い。また、クレビス金具G3の二股脚部G6を嵌合ブロック9の凹部9aに受け入れることにより、二股脚部G6から側方への取付金具7の張り出しを少なくしてピン部G5の根元周りの視界を広げる。二股脚部G6に嵌合ブロック9の凹部9aが嵌合するので、ボルト8a周りの回転が阻止されて、ボルト8aの緩みが生じても可動ホーン2と固定ホーン3との所定のギャップを維持する。
本発明の他の実施形態を図5ないし図8に示す。図中先の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
碍子用アークホーン10の固定ホーン11は、基端部が取付金具12によってクレビス金具G3に固定され、笠部G2の外側上方に位置する可動ホーン2の先端部と所定間隔をおいた近傍位置に伸びる略S字状をなす。取付金具12は、二股脚部G6のボルト孔に挿通可能で、二股脚部G6の相互間にわたって接続金具Cを連結可能なボルト14a及びこれに螺合するナット14bと、二股脚部G6にそれぞれ嵌合し、ボルト14aを貫通させナット14bで締め込み固定される一対の嵌合ブロック13とを具備する。ボルト14aは、固定ホーン11の基端に連続する。嵌合ブロック13は、二股脚部G6の分岐部から下方に離れたボルト孔を含む部位に対応した対向方向の深さを有する凹部13aを有し、ピン部G5の根元までの間隔をあけて二股脚部G6に嵌合し、ボルト孔周りの回転が阻止される。一方の嵌合ブロック13は、固定ホーン11の途上に溶着されている。この碍子用アークホーン10においても、嵌合ブロック13が二股脚部G6の分岐部より下方に位置し、さらに嵌合ブロック13の凹部9aに二股脚部G6を受け入れるので、ピン部G5が広く露出し、その根元を下方から目視確認し易い。
1 碍子用アークホーン
2 可動ホーン
3 固定ホーン
4 バンド金具
5 バンド片
6a ボルト
6b ナット
7 取付金具
8a ボルト
8b ナット
9 嵌合ブロック
10 碍子用アークホーン
11 固定ホーン
12 取付金具
13 嵌合ブロック
14a ボルト
14b ナット
G 碍子
G1 基体部
G2 笠部
G3 クレビス金具
G4 キャップ
G5 ピン部
G6 二股脚部

Claims (4)

  1. 概略円柱状の基体部と、この基体部の下部に連続し、拡径する笠部と、前記基体部を被うように固定され、上部に他の碍子又は支持物に接続されるクレビス部を備えたキャップ部と、上部に前記基体部の軸線上に植設されるピン部を、下部に軸線直交方向に対向して並行し、途上の対応位置に接続金具連結用のボルト孔をそれぞれ有する二股脚部を備えたクレビス金具とを具備する碍子に取り付けられる碍子用アークホーンであって、
    前記クレビス金具に着脱可能に固定される取付金具と、
    基端を前記取付金具に固定され、側方上部へ延出する固定ホーンと、
    前記キャップに前記基体部の軸線周りに回転位置を調節して固定可能なバンド金具と、
    基端を前記バンド金具に固定され、バンド金具とともに回動して前記固定ホーンとのギャップを調整可能な可動ホーンとから成り、
    前記取付金具は、前記碍子の笠部との間隔をあけるように前記クレビス金具の二股脚部の分岐位置より下方に位置する前記ボルト孔を貫通するボルトにより固定されることを特徴とする碍子用アークホーン。
  2. 前記取付金具は、前記ボルトが前記二股脚部もろとも貫通する対向一対の嵌合ブロックを具備し、
    前記嵌合ブロックは、前記二股脚部を受け入れて前記ボルト周りの回転を阻止する対向方向の凹部をそれぞれ具備することを特徴とする請求項1に記載の碍子用アークホーン。
  3. 前記固定ホーンの基端は、前記嵌合ブロックのいずれか一方に固着されることを特徴とする請求項2に記載の碍子用アークホーン。
  4. 前記固定ホーンの基端は、前記ボルトの一端に連結されることを特徴とする請求項2に記載の碍子用アークホーン。
JP2019174635A 2019-09-25 2019-09-25 碍子用アークホーン Active JP7277330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174635A JP7277330B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 碍子用アークホーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174635A JP7277330B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 碍子用アークホーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021051931A JP2021051931A (ja) 2021-04-01
JP7277330B2 true JP7277330B2 (ja) 2023-05-18

Family

ID=75158098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019174635A Active JP7277330B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 碍子用アークホーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7277330B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210446A (ja) 2000-01-24 2001-08-03 Fuji Electric Co Ltd 送電線用避雷装置
JP2004291712A (ja) 2003-03-26 2004-10-21 Railway Technical Res Inst 電車線路の異常電圧防護装置
JP5547109B2 (ja) 2011-02-10 2014-07-09 株式会社三共 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923322Y2 (ja) * 1978-09-21 1984-07-11 日本国有鉄道 可動ホ−ン取付装置
JPH0432114A (ja) * 1990-05-24 1992-02-04 Ngk Insulators Ltd 避雷碍子装置
JPH0734597U (ja) * 1993-11-30 1995-06-23 千代田器材株式会社 S状ホーン碍子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210446A (ja) 2000-01-24 2001-08-03 Fuji Electric Co Ltd 送電線用避雷装置
JP2004291712A (ja) 2003-03-26 2004-10-21 Railway Technical Res Inst 電車線路の異常電圧防護装置
JP5547109B2 (ja) 2011-02-10 2014-07-09 株式会社三共 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021051931A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2761930C (en) Cantilever for supporting live cables of railway, trolley and subway lines
CN204913033U (zh) 一种焊枪固定装置
JP7277330B2 (ja) 碍子用アークホーン
CN110848096A (zh) 防雷接闪装置、风机叶片和风力发电机组
CN208168514U (zh) 一种受损电杆保护架
KR200442555Y1 (ko) 송전선로 철탑용 현수애자의 피뢰기 고정금구
US2197728A (en) Conductor supporting base clamp
US2748366A (en) Y-shaped wire and cable tap
KR100915986B1 (ko) 송전선용 특고압 전선의 철탑고정식 완철
KR100834772B1 (ko) 송배전 가공 선로용 점퍼선 연결고정장치
KR100904061B1 (ko) 송전선 고정애자형 접속대
KR20120004286U (ko) 전차선의 접지 및 급전경보장치를 구비하는 클램프
JP2018085939A (ja) 営巣防止具
JPH0734597U (ja) S状ホーン碍子
JP2021035271A (ja) 架空送電線用スペーサ
KR102585361B1 (ko) 간접활선용 전주의 쇄클 연결장치
JP2019133782A (ja) 避雷器の取付用介在器具
US456683A (en) Attachment for poles for electric wires
KR101270313B1 (ko) 어스 클램프
JPS5925084Y2 (ja) 絶縁電線に電気的に接続するクランプ
JP2849551B2 (ja) 断路器のヒンジ部点検用器具
JPS6332969Y2 (ja)
KR200259345Y1 (ko) 애자 보호용 아킹장치
JPH04357628A (ja) 送電鉄塔腕金用絶縁カバー
JPH0736539U (ja) 架空送電線のパイプ式ジャンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7277330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150