JP2019133782A - 避雷器の取付用介在器具 - Google Patents

避雷器の取付用介在器具 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、電柱の腕金に2種の取付器具を用いて取り付けられる避雷器に対し、一方の取付器具と他方の取付器具との間に、避雷器の頂部を電柱の腕金から離れるように取り付けることが可能な避雷器の取付用介在器具を提供することを課題とする。【解決手段】避雷器の取付用介在器具8は、腕金側取付器具7に取り付けられる板状部位81と、避雷器側取付器具9に取り付けられる板状部位82とを有し、板状部位81に対し板状部位82が下方に所望角度にて傾斜した構成として、板状部位81、82が取付器具7、9にそれぞれ取り付けられることで、避雷器4の電柱の腕金1からの距離を広げると共に、避雷器4の頂部が電柱の腕金1から離れる方向に避雷器4の軸線を傾斜させることを可能にしている。【選択図】図1

Description

本発明は、電柱の腕金に取り付ける取付器具と避雷器に取り付ける取付器具との間に取り付ける介在器具に関する。
屋外に配置される電線の雷害は、当該電線への直撃雷や配電線の近傍の避雷針等への落雷による異常な過電圧が主な原因であり、このような雷害対策として、例えば特許文献1に示されるように、異常な過電圧を大地に放電して配電設備の保護を図る避雷器を電柱の腕金に取り付けることは既に公知となっている。
特許文献1の図5に記載された従来例に示されるように、電柱の腕金を上側取付金具と下側取付金具とで上下から挟み、これらの取付金具のうち腕金の短手方向の両側の端部分にボルトを上下方向に挿通し、ナット等で締結すると共に、上側取付金具のボルト挿通部分よりも更に端側の縁部分に取付バンド等の取付器具及びボルトを介して避雷器が取り付けられるのが一般的である。
特開平11−8040号公報
避雷器は高圧縁回し用の絶縁電線を頂部に取り付けているところ、上記のような従来の避雷器の取り付けでは、避雷器の長手方向に沿った向きが電柱の長手方向に沿った向きと同じになることから、前記絶縁電線が強風やカラスなどの鳥害等で断線すると、避雷器と電柱の腕金とが近接しているので、断線で垂れた前記絶縁電線が腕金や腕金に取り付けられる金具に接触して地絡事故を生ずる場合がある。
この点、前記特許文献1では、当該特許文献1の図4に示されるように、取付バンド等の取付金具を介さすにボルトにより直接的に避雷器を電柱の腕金に固定しているので、ますます避雷器と電柱の腕金とが近接してしまっている。
そこで、本発明は、電柱の腕金に2種の取付器具を用いて取り付けられる避雷器に対し、一方の取付器具と他方の取付器具との間に、避雷器の頂部を電柱の腕金から離れるように取り付けることが可能な避雷器の取付用介在器具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る避雷器の取付用介在器具は、電柱の腕金に装着される第1の取付器具と、避雷器に装着される第2の取付器具との間に介在させて、前記第1の取付器具と前記第2の取付器具との双方に取り付けられることで、前記第1の取付器具と前記第2の取付器具との間隔を広げると共に、前記避雷器の頂部が前記電柱の腕金から離れる方向に前記避雷器を傾斜させることを特徴としている(請求項1)。
より具体的には、本発明に係る避雷器の取付用介在器具は、実施例1に対応するものにあっては、前記第1の取付器具に取り付けられる第1の板状部位と、前記第1の板状部位に連接すると共に前記第2の取付器具に取り付けられる第2の板状部位とを有し、前記第1の板状部位の横方向に延びる上面に対し前記第2の板状部位の上面が下方に所望角度にて傾斜していることを特徴としたものとなっている(請求項2)。第2の板状部位の下方への傾斜角度は、例えば20度から65度である。そして、第2の板状部位は、更に第1の板状部位に対し左方向又は右方向にも傾くように連接しても良い。
また、本発明に係る避雷器の取付用介在器具は、実施例2に対応するものにあっては、前記第1の取付器具に取り付けられる第1の介在部材と、前記第2の取付器具に取り付けられる第2の介在部材とを有し、前記第2の介在部材は前記第1の介在部材に所望の角度にて組み付けることができることを特徴としたものとなっている(請求項3)。
これにより、この発明によれば、避雷器の取付用介在器具が第1の取付器具と第2の取付器具との間に介在することから、避雷器と電柱の腕金との距離が広がり、更に避雷器はその頂部が電柱の頂部から離れる方向に軸線が傾いた状態となっているので、避雷器の頂部に取り付けられた高圧縁回し用の絶縁電線が強風や鳥害により断線しても、切れた絶縁電線が腕金に接触して短絡が生ずることが防止される。特に請求項2に記載の発明によれば、取付用介在器具を第1の取付部材と第2の取付部材との双方に取り付けるのみで、避雷器の頂部を電柱の腕金から離れる方向に傾斜させることが可能となる。また、特に請求項3に記載の発明によれば、第2の介在部材の第1の介在部材に対する角度を調整することで、所望の角度にて、避雷器の頂部が電柱の腕金から離れる方向に避雷器の軸線を傾斜させることが可能となる。
以上述べたように、本発明に係る避雷器の取付用介在器具によれば、避雷器の取付用介在器具を第1の取付器具と第2の取付器具との間に介在させることにより、避雷器と電柱の腕金との距離を広げることができ、更に避雷器の頂部が電柱の腕金から離れる方向に避雷器の軸線を傾斜させることができる。よって、避雷器の頂部に取り付けられた高圧縁回し用の絶縁電線が強風や鳥害により断線しても、切れた絶縁電線が腕金や腕金に取り付けられる第1の取付器具に接触して短絡が生ずることを防止することが可能である。
電柱の腕金に装着された腕金側取付器具と避雷器に装着された避雷器側取付器具との間にこの発明の実施例1に係る避雷器の取付用介在器具が取り付けられた構成の説明図であり、図1(a)は高圧縁回し用の絶縁電線が断線していない状態を示し、図1(b)は高圧縁回し用の絶縁電線が断線した状態を示している。 避雷器の全体構造の概略を示す説明図である。 避雷器に取り付けられる避雷器側取付器具の全体構成を示す平面図である。 避雷器の取付用介在器具の実施例1を示す説明図であり、図4(a)は避雷器の取付用介在器具の側面図、図4(b)は避雷器の取付用介在器具の平面図である。 避雷器の取付用介在器具の実施例1の変形例1を示す説明図であり、図5(a)は避雷器の取付用介在器具の側面図、図5(b)は避雷器の取付用介在器具の平面図である。 避雷器の取付用介在器具の実施例1の変形例2を示す説明図であり、図6(a)は避雷器の取付用介在器具の側面図、図6(b)は避雷器の取付用介在器具の平面図である。 避雷器の取付用介在器具の実施例1の変形例3を示す説明図であり、図7(a)は避雷器の取付用介在器具の側面図、図7(b)は避雷器の取付用介在器具の平面図である。 電柱の腕金に装着された腕金側取付器具と避雷器に装着された避雷器側取付器具との間にこの発明の実施例2に係る取付用介在器具が取り付けられた構成の説明図であり、図8(a)は高圧縁回し用の絶縁電線が断線していない状態を示し、図8(b)は高圧縁回し用の絶縁電線が断線した状態を示している。 避雷器の取付用介在器具の実施例2の態様を示す説明図であり、図9(a)は避雷器の取付用介在器具を構成する仲介部材の説明図、図9(b)は避雷器の取付用介在器具を主とした断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1から図3において、この発明の避雷器の取付用介在器具(以下、取付用介在器具と称する。)8の実施例1が示され、図4において、取付用介在器具8の実施例1の変形例1が示され、図5において、取付用介在器具8の実施例1の変形例2が示されると共に、図6において、取付用介在器具8の実施例1の変形例3が示されている。以下、実施例1としての各取付用介在器具8について、腕金1、碍子2、電線3、避雷器4や他の取付器具7、9と共に説明する。
図1において、電柱の腕金1と、この腕金1に設置された碍子2と、碍子2に架設された電線3と、電線3に高圧縁回し用の絶縁電線(以下、絶縁電線5)を介して接続された避雷器4と、腕金1に避雷器4を取り付けるための腕金側取付器具7、取付用介在器具8、及び避雷器側取付器具9とが示されている。
腕金1は、角柱等のような棒状のものであり、地面から立設した棒状の電柱(図示せず。)の上側において、水平方向(電柱と直交する方向)に延びるように横倒しの状態で取り付けられるもので、水平アーム等とも称される。この実施例1では、腕金1は、例えば長手方向の端部等の所定部位の上面に碍子2が設置される。
碍子2は、一般的なピン碍子の一例として示されているもので、図1では、頭部21と、碍子本体22と、頭部21と碍子本体22と間に形成された窪み部23と、腕金1に固定される基部24とを有し、窪み部23に電線3を配置することで電線3を保持する構成となっている。
電線3は、実施例1では高圧線用のものであり、図示しないが、電線本体とこの電線本体の全周を覆う絶縁被覆とで構成されている。電線3は、避雷器4の近傍となる所定の位置で絶縁電線5が接続されており、その接続部分はカバー6で覆われている。
避雷器4は、一般的な避雷器の一例として示されているもので、図1及び図2では、絶縁電線5と接続する端子部(図示せず。)を有する碍管41と、碍管41の上部及び端子部を覆う安全キャップ42と、碍管41の下方に直列的に設けられた複数の襞43と、最も下方の襞43よりも更に下方に配置された接地線用端子44とを有して構成されている。安全キャップ42の上部には絶縁電線5を外部に引き出すための孔(図示せず。)が開口している。そして、この実施例1では、図2に示されるように、襞43、43間に避雷器側取付器具9を取り付けるための部位を有している。
腕金側取付器具7は、この実施例1では、下面が平な板状の上側取付金具71と、上面が平な板状の下側取付金具72と、ボルト73と、ナット74とを有して構成されている。上側取付金具71は、ボルト73が上下方向に挿通する通孔71aが2つ形成されており、腕金1の上面に当接しつつ装着されたときに、腕金1の短手方向の両側に通孔71aが1つずつ配置されるようになっている。
下側取付金具72は、ボルト73が上下方向に挿通する通孔72aが2つ形成され、下側取付金具72の通孔72a、72a間の寸法は、上側取付金具71の通孔71a、71a間の寸法と同じであり、腕金1の下面に当接しつつ装着されたときに、上方又は下方から見た場合に、下側取付金具72の通孔72a、72aの位置が上側取付金具71の通孔71a、71aの位置と一致するようになっている。下側取付金具72は、上側取付金具71よりも避雷器4側に突出した突出部位を有しており、この突出部位に取付用介在器具8と連結するための通孔72bが形成されている。ボルト73は、少なくとも端部近傍部位が螺子切りされている。ナット74は、内周面がボルト73の螺子溝に対応して螺子切りされている。
これにより、上側取付金具71と下側取付金具72とで腕金1を上下から挟み、ボルト73、73を例えば上側取付金具71の通孔71aと下側取付金具72の通孔とに下方から挿通させて、各ボルト73の上側取付金具71の上面に突出した部位にナット74を螺合して締め付けることで、腕金側取付器具7は、腕金1に装着される。
避雷器側取付器具9は、取付バンドや支持バンド等とも称されるもので、この実施例1では、特に図3に示されるように、一部に開口を有する略円形状のバンド部91と、バンド部91の開口両端部から延出し、ボルト挿通孔92aが形成されたフランジ部92と、フランジ部92とは反対側に配置され、取付用介在器具8と当接する側が平で、通孔93aが形成された取付部93とを備える。これにより、バンド部91を避雷器4の襞43、43間の部位に外装して、フランジ部92のボルト挿通孔92aにボルト94を挿通させた後、ボルト94のバンド部91の側方に突出した突出部位にナット95を螺合して締め付けることで、避雷器側取付器具9は、避雷器4に装着される。
取付用介在器具8は、実施例1では、図4に示されるように、平板状の板状部位81と、平板状の板状部位82とを有して構成されている。そして、板状部位82は、板状部位81の上面の延長方向に沿って延びる基準線Lに対する下向きの角度A1が20度となるように板状部位81に傾斜した状態で連接されている。そして、板状部位81は、下側取付金具72の上面(図示しないが下面にすることを排除しない。)に当接したときに、下側取付金具72の通孔72bと連通することができる通孔81aが形成されている。また、板状部位82は、避雷器側取付器具9の取付部93の通孔93aを有する板状部の下面(図示しないが上面とすることを排除しない。)に当接したときに、当該取付部93の通孔93aと連通することができる通孔82aが形成されている。
これにより、通孔81aが下側取付金具72の通孔72bと連通した状態及び通孔82aが避雷器側取付器具9の取付部93の通孔93aと連通した状態になるように、取付用介在器具8を下側取付金具72と避雷器側取付器具9とに当接させ、通孔72b、81aにボルト84を挿通させナット85をボルト84に螺合して締め付けると共に、通孔93a、82aにボルト86を挿通させナット87をボルト86に螺合して締め付けることで、腕金側取付器具7は、避雷器側取付器具9に対し、直接ではなく、取付用介在器具8を間に介して取り付けられる。
よって、図1(a)に示されるように、避雷器4と電柱の腕金1との距離が広がり、しかも避雷器4はその頂部が電柱の腕金1から離れる方向に傾いた状態となる。このため、図1(b)のように、避雷器4の頂部に取り付けられた絶縁電線5が強風や鳥害により断線しても、切れた絶縁電線5が電柱の腕金1や腕金側取付器具7に接触して短絡が生ずることが防止される。
なお、図4において、板状部位82は、板状部位81の上面の延長方向に沿って延びる基準線Lに対する下向きの角度A1が20度となるように板状部位81に傾斜した状態で連接されると説明したが、かかる角度A1の数値に限定されない。図5の変形例1に示されるように、基準線Lに対する下向きの角度A1とは異なる角度A2、すなわち45度としても良い。更には、この下向きの角度を0度から65度までの範囲であれば任意の角度に設定することも可能である。
また、図6の変形例2や図7の変形例3に示されるように、板状部位82が板状部位81の前記基準線Lに対し右側又は左側にも傾くようにしても良い。この場合には、板状部位81、82が腕金側取付器具7の下側取付金具72や避雷器側取付器具9の取付部93に相対的に広い範囲でガタツキなく当接することができるように、板状部位81、82は平板状としつつその間に連接部位83を設け、この連接部位83を捩じることにより板状部位82が板状部位81の前記基準線Lに対し右側又は左側にも傾くようにすることが考えられる。これにより、前記基準線L上では障害物があるときには、図6の変形例2や図7の変形例3に係る取付用介在器具8を用いれば良い。
一方で、図6の変形例2や図7の変形例3では、基準線Lに対する下向きの角度をA1(20度)として示したが、かかる角度に限定されない。A2(45度)の角度の他、20度から65度までの範囲であれば、任意の角度に設定することが可能である。
図8及び図9において、この発明の実施例2の取付用介在器具8が示されている。以下、実施例2の取付用介在器具8について、腕金1、碍子2、電線3、避雷器4や他の取付器具7、9と共に説明する。但し、実施例1で既に説明した腕金1、碍子2、電線3、避雷器4や他の取付器具7、9と重複する点は、実施例1と同様の符号を付すことでその説明を省略する。
取付用介在器具8は、図9に示されるように、介在部材11と介在部材12とを備えている。
介在部材11は、腕金側取付器具7の下側取付金具72に取り付けられるものであり、更に、図9に示されるように構成部材111と構成部材112とを組み付けて構成されている。このうち、構成部材111は、下側取付金具72の上面に当接する平な下面と、構成部材112側に向いた平な上面とを有する板状のもので、下側取付金具72に当接したときに下側取付金具72の通孔72bと連通する通孔111aと、構成部材112と下記するボルト113・ナット114により連結するための通孔111bとを有している。更に、構成部材111は、下側取付金具72とは反対側に球状に近い凹部形状(少なくとも下記する球状部22の脱落防止を図ることができるように半球状よりは大きい凹部形状。)の凹部13を形成するための曲面状の内周面を有する切り欠き13bが形成されている。
これに対し、構成部材112は、構成部材111の上面と当接する平な下面を有するもので、構成部材111に当接したときに構成部材111の通孔111bと連通する通孔112aを有している。更に、構成部材112は、下側取付金具72とは反対側に前記した凹部形状の条件を満たす凹部13を形成するための曲面状の内周面を有する切り欠き13aが形成されている。切り欠き13aと切り欠き13bとは、同じ1/4の球状の凹部ではなく、図9では、切り欠き13aの方が切り欠き13bよりも大きくなっている。
介在部材12は、避雷器側取付器具9の取付部93の通孔93aを有する板状部の平な下面と当接する平な上面(或いは取付部93の前記板状部の平な上面と当接する平な下面面)を有する板状部121と、この板状部121の腕金側の端部に設けられた球状部122とを備えている。板状部121は、取付部93の通孔93aを有する板状部の下面(或いは上面)に当接したときに、当該取付部93の通孔93aと連通することができる通孔121aが形成されている。
球状部122は、構成部材111の前記した凹部形状の条件を満たす凹部13の直径よりも若干小さな直径を有するものであり、構成部材111の凹部13に装着されることで、凹部13の内面に接することが可能になっている。そして、少なくともボルト113で固定する前は、球状部122は、凹部13の内面に摺接しつつ、上下左右斜め等、自在に板状部121の向きを変えるように動かすことができる。
これにより、例えば介在部材12の球状部122を構成部材111、112で上下から挟んで、構成部材111、112の組み付けで形成される凹部13に球状部122が収まった状態とし、球状部122を動かして板状部121の向きを所望の方向に調整した後、通孔112a、111bに例えば下方からボルト113を挿通して、ボルト113の構成部材112から突出した部位にナット114を螺合して締め付けることにより、球状部122を不動の状態としつつ介在部材11を形成する。更に、構成部材111の通孔112aが下側取付金具72の通孔72bと連通した状態で、構成部材111の下面を下側取付金具72の上面に当接させる。そして、通孔72b、111aに例えば下方からボルト84を挿通して、ボルト84の構成部材111から突出した部位にナット85を螺合して締め付けることにより、介在部材11ひいては取付用介在器具8が腕金側取付器具7に装着される。
よって、図8(a)に示されるように、避雷器4と電柱の腕金1との距離が広がり、しかも避雷器4はその頂部が電柱の腕金1から離れる方向に傾いた状態となる。このため、図8(b)のように、避雷器4の頂部に取り付けられた絶縁電線5が強風や鳥害により断線しても、切れた絶縁電線5が電柱の腕金1に接触して短絡が生ずることが防止される。
更には、実施例2の取付用介在器具8では、介在部材12の介在部材11への組み付け時に板状部121の向きを自由に調整することができるので、実施例1の取付用介在器具8のように下方の角度や左右方向の向きに応じて複数の取付用介在器具8を用意する必要がなくなる。
1 電柱の腕金
4 避雷器
7 腕金側取付器具(第1の取付器具)
8 避雷器の取付用介在器具
81 板状部位(第1の板状部位)
82 板状部位(第2の板状部位)
9 避雷器側取付器具(第2の取付器具)
11 介在部材
12 介在部材

Claims (3)

  1. 電柱の腕金に装着される第1の取付器具と、避雷器に装着される第2の取付器具との間に介在させて、
    前記第1の取付器具と前記第2の取付器具との双方に取り付けられることで、前記第1の取付器具と前記第2の取付器具との間隔を広げると共に、
    前記避雷器の頂部が前記電柱の腕金から離れる方向に前記避雷器を傾斜させることを特徴とする避雷器の取付用介在器具。
  2. 前記第1の取付器具に取り付けられる第1の板状部位と、前記第1の板状部位に連接すると共に前記第2の取付器具に取り付けられる第2の板状部位とを有し、前記第1の板状部位の横方向に延びる上面に対し前記第2の板状部位の上面が下方に所望の角度にて傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の避雷器の取付用介在器具。
  3. 前記第1の取付器具に取り付けられる第1の介在部材と、前記第2の取付器具に取り付けられる第2の介在部材とを有し、前記第2の介在部材は前記第1の介在部材に所望の角度にて組み付けることができることを特徴とする請求項1に記載の避雷器の取付用介在器具。
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