JP7275607B2 - 覚醒装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、覚醒のための室内環境を調整する覚醒装置に関する。
特許文献1は、起床予定時刻におけるユーザの睡眠の深さを予測し、室内環境を調整する睡眠支援装置を開示する。例えば、ユーザの睡眠状態は、ユーザの血圧変化や体温変化から判定される。睡眠の深さには周期があり、通常、浅い睡眠と深い睡眠とが交互に繰り返される。ユーザの目覚めの快適さは、覚醒前の睡眠の深さに影響される。覚醒前の睡眠が浅ければユーザの目覚めがよい。覚醒前の睡眠が深ければ、ユーザは寝不足感を感じる。上記睡眠支援装置は、起床時刻におけるユーザの睡眠状態を予測する。予測した睡眠状態が浅い睡眠であれば、上記睡眠支援装置は、例えば照明装置を点灯停止状態に維持する。予測した睡眠状態が深い睡眠であれば、上記睡眠支援装置は、例えば照明装置を起床時刻の15分前に点灯する。
特開2017-113454号公報
特許文献1に記載された睡眠支援装置では、起床予定時刻における睡眠が浅くなるように室内環境の調整が、予め設定された起床準備期間に行われる。このため、ユーザの睡眠の深さによっては、ユーザの睡眠の周期より短い時間で深い睡眠から浅い睡眠へ急激に誘導されて目覚めることとなる。その結果、ユーザは深い睡眠から急激に起床した状態と同じこととなり、寝不足感を感じるおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、覚醒のための室内環境を調整する期間を覚醒前の睡眠の深さに応じたものとし、ユーザがすっきりと目覚めることができる覚醒装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る覚醒装置は、ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置と、制御部と、を備える。上記制御部は、起床予定時刻を受け付ける受付処理と、上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理と、決定された時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、を実行する。
所定の睡眠の深さとなる推定時刻と起床予定時刻との時間差を決定することで、当該時間差に基づいて室内環境調整装置の設定を変更することができ、ユーザの睡眠の深さの周期に適した覚醒のための室内環境を提供することができる。
(2) 好ましくは、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も浅くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である。上記制御部は、上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、又は第3範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、上記推定時刻が上記第1範囲から上記第3範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理と、上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を実行する。上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、相互に重複することのなく時間の範囲を分けたものである。上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻を含む範囲であり、上記第3範囲は、上記起床予定時刻より後であって上記第2範囲より後の範囲である。
(3) 好ましくは、上記選択処理は、上記推定時刻が上記第1範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とする。
(4) 例えば、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も深くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である。上記制御部は、上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、第3範囲又は第4範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、上記推定時刻が上記第1範囲から上記第範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理と、上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を実行する。上記第1範囲、上記第2範囲、上記第3範囲及び上記第4範囲は、相互に重複することのなく時間の範囲を分けたものである。上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻までの範囲であり、上記第3範囲は、上記第2範囲より後であって上記第4範囲より前の範囲であり、上記第4範囲は、上記第3範囲より後の範囲である。
(5) 例えば、上記選択処理は、上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第1範囲又は上記第4範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とする。
(6) 例えば、上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、上記起床予定時刻から上記決定された周期の1/2周期分前後する時間の範囲を分けたものである。
推定時刻に応じて、ユーザの睡眠の周期に適した覚醒のための室内環境を提供することができる。
(7) 好ましくは、上記センサは、上記動作を非接触に検知する。
センサがユーザと非接触に動作を検知するため、ユーザの睡眠が妨げられない。
(8) 例えば、上記室内環境調整装置は、照明器具、空調機器、音響機器又はアロマディフューザーのうち少なくとも1つを備える。
(9) 本発明に係るプログラムは、ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置とを備え覚醒装置のコンピュータによって実行可能である。起床予定時刻を受け付ける受付処理と、上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理と、決定された時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、を上記コンピュータに実行させる。
(10) 好ましくは、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も浅くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である。上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、又は第3範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、上記推定時刻が上記第1範囲から上記第3範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理と、上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を上記コンピュータに実行させる。上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、相互に重複することのなく時間の範囲を分けたものである。上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻を含む範囲であり、上記第3範囲は、上記起床予定時刻より後であって上記第2範囲より後の範囲である。
本発明に係る覚醒装置によれば、覚醒のための室内環境を調整する期間を覚醒前の睡眠の深さに応じたものとし、ユーザのすっきりとした目覚めを提供することができる。
図1は、覚醒装置10の構成の一例を示す概略図である。 図2は、実施形態に係る覚醒装置10のブロック図である。 図3は、第1実施形態に係るコントローラ15が実行する処理のフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係る周期決定処理(S15)のフローチャートである。 図5は、第1実施形態に係る範囲判断処理(S18)のフローチャートである。 図6は、ユーザの睡眠の深さの周期と時刻の関係の一例を示す模式図である。 図7(A)は、推定時刻T1が第1範囲51に属するときの覚醒準備期間を示す図であり、図7(B)は、推定時刻T1が第2範囲52に属するときの覚醒準備期間を示す図であり、図7(C)は、推定時刻T1が第3範囲53に属するときの覚醒準備期間を示す図である。 図8は、第2実施形態に係るコントローラ15が実行する処理のフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係る周期決定処理(S42)のフローチャートである。 図10は、第2実施形態に係る範囲判断処理(S45)のフローチャートである。 図11は、変形例に係る範囲判断処理(S18)のフローチャートである。 図12(A)は、推定時刻T1が第1範囲61に属するときの覚醒準備期間を示す図であり、図12(B)は、推定時刻T1が第2範囲62に属するときの覚醒準備期間を示す図であり、図12(C)は、推定時刻T1が第3範囲63に属するときの覚醒準備期間を示す図であり、図12(D)は、推定時刻T1が第4範囲64に属するときの覚醒準備期間を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る覚醒装置10の概略図である。図1に示されるように、覚醒装置10は、ユーザが睡眠をとる寝室11を主として設けられる。また、覚醒装置10は、センサ12と、クロック13と、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末装置14と、コントローラ15と、室内環境調整装置16とを有する。覚醒装置10は、ユーザが睡眠から覚醒するときに、寝室11の環境を調整するものである。
寝室11は、例えばユーザの住居である建物に設けられているが、ユーザが睡眠する場所であればリビングや応接室等であってもよい。また、ユーザの住居に限定されず、ホテル等の一室であってもよい。ユーザは、寝室11に設けれたベッド25において睡眠する。
寝室11は、例えば、床21と、壁22と、天井23と、扉(不図示)と、壁22に設けられた窓24と、を有する。また、寝室11には、ベッド25、センサ12、クロック13、携帯端末装置14、及び室内環境調整装置16と、が設置されている。クロック13及び携帯端末装置14は、ユーザが携帯して寝室11から持ち出してもよい。
センサ12は、生体情報を検知するドップラーセンサである。また、センサ12は、生体情報を検知し得るものであれば、例えば、マットレスの下に設置した圧力センサなどであってもよい。また、センサ12は、ユーザの腕等に巻きつけたり、身体等に取り付けたりするウェアラブル型のセンサであってもよい。センサ12は、生体にマイクロ波を照射し、照射したマイクロ波の反射波を受信し、照射したマイクロ波と受信したマイクロ波との周波数の差に基づいて体表の動きを検知する。センサ12は、体表の動きに応じた信号を出力する。
携帯端末装置14は、ユーザが起床予定時刻35を入力できる入力部を有するものであればよい。入力部は、例えば、キーやタッチ画面などである。また、携帯端末装置14に代えて、クロック13に入力部が設けられてもよい。携帯端末装置14は、ユーザから起床予定時刻の入力を受け付けると、入力された起床予定時刻を示す信号をコントローラ15に送信する。
クロック13は、所謂時計である。クロック13は、置き時計であってもよいし、壁掛け時計や腕時計であってもよい。また、クロック13は、携帯端末装置14又はコントローラ15と一体であってもよいし、外部から時刻情報を受信可能な他のデバイスであってもよい。クロック13は、現在時刻を示す時刻情報をコントローラ15に送信する。
コントローラ15は、所謂サーバとして機能するものであり、寝室11を有する建物の中に設置されていてもよいし、寝室11を有する建物とは別の場所に設置されていてもよい。図2に示されるように、コントローラ15は、CPU31と、メモリ32と、を有する。また、図2には示されていないが、コントローラ15は、センサ12、携帯端末装置14、及びクロック13と情報通信するためのインタフェースを有する。メモリ32は、プログラム33を記憶する。CPU31は、メモリ32に記憶されたプログラム33及び情報を読み出して各処理を行う。コントローラ15は、室内環境調整装置16に出力を調整する信号を出力する。コントローラ15は、コンピュータの一例である。
プログラム33は、例えば、ユーザの睡眠の深さを判定する処理、起床準備期間を選択する処理、室内環境調整装置16の出力を調整する処理を実行するためのものである。例えば、呼吸、心拍及び体動は、センサ12から受信した信号を解析して得られる。この解析は公知の手法が用いられるが、呼吸及び心拍は、例えば、信号を周波数解析することによって得られる。また、体動は、例えば、信号の振幅が閾値以上となる回数から得られる。
室内環境調整装置16は、コントローラ15から出力された信号を受け付け、信号の情報に基づいて室内環境を調整する。室内環境調整装置16は、照明器具41、空調機器42、音響機器43、及びアロマディフューザー44から構成されている。なお、室内環境調整装置16は、照明器具41、空調機器42、音響機器43、又はアロマディフューザー44のいずれか1つを備えていればよい。また、携帯端末装置14が有するスピーカが、室内環境調整装置16の音響機器として機能してもよい。
以下、図3~図7が参照されつつ、本実施形態に係るコントローラ15の動作が説明される。
コントローラ15は、メモリ32に記憶された起床予定時刻35、時刻情報およびユーザの呼吸、心拍及び体動を取得する情報収集処理を行う(S11)。起床予定時刻35は、ユーザが携帯端末装置14に入力してコントローラ15へ送信する。コントローラ15は、受け付けた起床予定時刻35をメモリ32に記憶する。また、コントローラ15は、クロック13から現在の時刻である時刻情報を周期的に取得する。コントローラ15は、センサ12が出力する信号に基づいて、ベッド25にユーザがいるかを判定する。例えば、センサ12が出力する信号が、呼吸、心拍、及び体動を検知可能な出力以上であるときにはベッド25にユーザがいるとコントローラ15は判定する。
コントローラ15は、ベッド25にヒトがいると判定したことに応じて、センサ12が出力する信号を周期的に取得し、取得した信号に基づいて、ユーザの呼吸、心拍及び体動を決定し、ユーザの睡眠の深さを信号の取得に応じて単位時間ごとに判定する(S12)。センサ12が出力する信号から呼吸、心拍、及び体動を決定する手法や、睡眠の深さを判定する手法は公知のものが用いられる。また、コントローラ15がセンサ12が出力する信号を取得する周期は、例えば、1~5分間隔程度である。
睡眠の深さは、ノンレム睡眠とレム睡眠とに分けられる。ノンレム睡眠は、例えば、睡眠の深さに応じて段階1から段階4に分けられる。また、睡眠の深さには周期がある。睡眠の深さの周期においては、通常、ノンレム睡眠とレム睡眠とが交互に繰り返される。ノンレム睡眠時における睡眠の深さは、一般に成人の場合、入眠の後、段階1から段階4の順に深くなっていき、入眠後約1時間以内に段階4に達する。睡眠の深さは、段階4の後、浅くなっていき、段階1を経てレム睡眠となる。段階1の睡眠の深さは、例えば、他の段階2~4と比べて浅い。レム睡眠の睡眠の深さは、ノンレム睡眠と比べて浅い。レム睡眠は、例えば入眠から起床までの睡眠時間が6~8時間であって睡眠の深さの周期の1周期分の長さが90分である場合、3~5度繰り返されることとなる。
段階1は、単位時間当たりの体動の回数によって抽出されてもよい。体動は、レム睡眠の前後の段階1、特にレム睡眠の直後の段階1において、回数が増える傾向がある。最も浅い睡眠は、体動の回数が増える段階1の検知によって抽出され得る。体動以外の呼吸や心拍、あるいはそれらの組み合わせによって、レム睡眠が抽出され得る場合は、最も浅い睡眠としてレム睡眠が決定されてもよい。つまり、最も浅い睡眠は、ノンレム睡眠における段階1として把握されても、レム睡眠として把握されてもよい。コントローラ15は、センサ12から信号を取得した時刻と、センサ12の信号、あるいはセンサ12の信号に基づく呼吸、心拍、及び体動などとを、メモリ32に記録する(S13)。
コントローラ15は、現在時刻が、起床予定時刻35より前であって予め設定された定刻Xに到達したかを判定する(S14)。定刻Xは、プログラムにおいてデフォルトとして予め設定されていてもよいし、ユーザが変更した時刻であってもよい。定刻Xは、例えば、睡眠の深さの周期の1周期分の一般的な時間の半分に応じたものであることが好ましい。本実施形態では、定刻Xは、例えば起床予定時刻の45分前と設定される。
コントローラ15は、現在時刻が定刻Xに到達したと判定したことに応じて(S14:Yes)、周期決定処理を行う(S15)。図4に示されるように、周期決定処理において、コントローラ15は、基準時刻Tを決定する(S21)。図6に示されるように、基準時刻Tは、睡眠が最も浅くなる時刻、すなわち段階1またはレム睡眠である時刻であって、且つ定刻Xに最も近い時刻である。
また、図4に示されるように、コントローラ15は、睡眠の深さの周期の1周期分の平均時間taを求める(S22)。図6に示されるように、睡眠の深さは周期的に変化するので、入眠から定刻Xまでに段階1またはレム睡眠となる時刻は、周期的な複数の時刻となる。そして、ある基準時刻Tから直前の睡眠が最も浅くなる時刻、すなわち、段階1またはレム睡眠であるときの時刻までの間隔が1周期の時間tkとして算出される。基準時刻Tからユーザの入眠時刻までにおける睡眠が最も浅くなる時刻(段階1またはレム睡眠となった時刻)の間隔(1周期の時間)は、基準時刻Tから入眠時刻に遡る順にそれぞれt1、t2・・・tnのn個であるとしたとき、1周期の平均時間taは、(t1+t2+・・・+tn)/nとなる。
図3に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1を決定する(S16)。推定時刻T1は、定刻X以前を除いて起床予定時刻35との時間差が最も短い、睡眠が最も浅くなる(段階1またはレム睡眠となる)と推定される時刻である。定刻Xから起床予定時刻までの間も、ユーザの睡眠の深さは周期的に変化する。定刻Xは、一般的な睡眠の1周期の時間の半分の時間なので、推定時刻T1から1周期が経過して段階1またはレム睡眠となる時刻は、段階1またはレム睡眠となる時刻のうち、起床予定時刻35と最も時間差が短いものであると推定できる。したがって、コントローラ15は、基準時刻Tに平均時間taを加えた時刻を推定時刻T1と決定する。
推定時刻T1を決定したコントローラ15は、時間差ΔTを決定する(S17)。時間差ΔTは、起床予定時刻35と推定時刻T1との差であって、推定時刻T1が起床予定時刻35より後であるときに正の時間であり、推定時刻T1が起床予定時刻35より前であるときに負の時間である。すなわち、時間差ΔTは、起床予定時刻35から推定時刻T1を引いた時間である。時間差ΔTは、-45分以上の時間となる。平均時間taが90分であるとき、時間差ΔTは、-45分から45分までの範囲となる。
時間差ΔTを決定したコントローラ15は、範囲判断処理を行う(S18)。図5に示されるように、範囲判断処理において、コントローラ15は、時間差ΔTを用いて、推定時刻T1が起床予定時刻35前後のいずれの時間範囲に属するかを判定する。図7に示されるように、起床予定時刻35前後の時間範囲として、予め第1範囲51から第3範囲53までの3つの範囲が設定されてメモリ32に記憶されている。第1範囲51は、例えば、起床予定時刻35の-45分以後-23分以前の時間の範囲である。つまり、起床予定時刻35の45分前から23分前までの範囲である。第2範囲52は、例えば、第1範囲51経過後から+23分より前の時間の範囲である。つまり、起床予定時刻35の23分前から起床予定時刻35の23分後までの範囲である。第3範囲53は、例えば、第2範囲52経過後の時間の範囲である。つまり、起床予定時刻35の23分後である。第1範囲51は、さらに長くとも短くともよいが、第2範囲52との境界となる時刻が、起床予定時刻35の45分前の時刻と起床予定時刻35との間であることが好ましい。第2範囲52は、さらに長くとも短くともよいが、起床予定時刻35を含んでいることが好ましい。第3範囲53は、さらに長くとも短くともよいが、第2範囲52との境界となる時刻が、起床予定時刻35から45分の半分の時間後までの間であることが好ましい。
図5に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1が第1範囲51に属すると判断したことに応じて(S31:第1範囲)、起床準備期間を第1時間55とする第1選択処理を実行する(S32)。図7に示されるように、起床準備期間は、ユーザが睡眠から覚醒するための室内環境を調整する期間である。第1時間55は、例えば起床予定時刻35から23分前から起床予定時刻35までの時間である。
図5に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1が第2範囲52に属すると判断したことに応じて(S31:第2範囲)、起床準備期間を第2時間56とする第2選択処理を実行する(S33)。図7に示されるように、第2時間56は、例えば起床予定時刻35から15分前から起床予定時刻35までの時間である。
図5に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1が第3範囲53に属すると判断したことに応じて(S31:第3範囲)、起床準備期間を第3時間57とする第3選択処理を実行する(S34)。図7に示されるように、第3時間57は、例えば起床予定時刻35から45分前から起床予定時刻35までの時間である。
範囲判断処理を実行したコントローラ15は、現在時刻が起床準備期間に到達したと判断したことに応じて(S19:Yes)、室内環境調整装置16の出力を調整する環境調整処理を行う(S20)。環境調整処理において、コントローラ15は、室内環境調整装置16の出力を調整する。例えば、コントローラ15は、照明器具41を点灯して、その明るさが、起床準備期間において徐々に予め設定された1000ルクスへ向かって増すように調整する。一般に、睡眠は、明るさ(ルクス)の増加に伴って浅くなる傾向にある。
同様に、コントローラ15は、空調機器42が停止しているときには駆動する。コントローラ15は、例えば、夏の期間であれば冷房を選択し、冬の期間であれば暖房を選択する。そして、空調機器42の設定温度を起床準備期間において、冷房、暖房ともに徐々に設定温度から上昇させる。
同様に、コントローラ15は、音響機器43を作動して、音量が、起床準備期間において徐々に予め設定された音量へ向かって増すように調整する。また、コントローラ15は、アロマディフューザー44を作動して、覚醒を促す匂いを、起床準備期間において徐々に放出するように調整する。
前述したように、コントローラ15は、室内環境調整装置16の各機器の出力を調整し、ユーザに刺激を与えることでユーザの睡眠を浅くすることができる。そして、コントローラ15は、現在時刻が起床予定時刻35に到達したときに、処理を終了する。また、コントローラ15は、現在時刻が起床予定時刻35に到達したときに、クロック13、携帯端末装置14、又は音響機器43に目覚まし音として設定された音を発生させてもよい。
[第1実施形態の作用効果]
覚醒装置10によれば、睡眠が最も浅くなる推定時刻と起床予定時刻35との時間差ΔTを決定することで、時間差ΔTに基づいて室内環境調整装置16の設定を変更することができる。これにより、ユーザの睡眠の深さの周期に適した覚醒のための室内環境を提供することができる。
また、覚醒装置10によれば、推定時刻に応じて、ユーザの睡眠の周期に適した覚醒のための室内環境を提供することができる。
また、センサ12が、ユーザと非接触にユーザの動作を検知するので、ユーザの睡眠を妨げない。また、センサ12は、マイクロ波を用いたドップラーセンサであるため、圧力センサと比べて誤検知が少ない。
[第2実施形態]
第1実施形態1では、第1範囲51~第3範囲53が予め定められてコントローラ15のメモリ32に記憶されていたが、第1範囲51~第3範囲53が、平均時間taに基づいて決定されてもよい。その場合、第1実施形態と同様の装置構成において、コントローラ15の処理が異なる。従って、第2実施形態においては、第1実施形態と同じ装置構成についての説明が省略され、第1実施形態と異なるコントローラ15の処理について説明がされる。
図8に示されように、コントローラ15は、ユーザが入眠したと判断したことに応じて(S41:Yes)、周期決定処理を開始する(S42)。図9に示されるように、コントローラ15は、睡眠が最も浅くなる時刻(段階1またはレム睡眠の時刻)が検知されたと判断したことに応じて(S51:Yes)、平均時間taを求める(S52)。例えば、睡眠が最も浅くなる時刻が最初に検知されたとき、平均時間taは、入眠から検知された時刻までの時間となる。
コントローラ15は、睡眠が最も浅くなる時刻(段階1またはレム睡眠の時刻)が検知されていないと判断したことに応じて(S51:No)、現在時刻が時刻Yに到達したかを判定する(S53)。時刻Yは、起床予定時刻35より、平均時間taの半分の時間だけ前の時刻として算出される。
コントローラ15は、現在時刻が時刻Yに到達していないと判定したことに応じて(S53:No)、ステップS51の処理を行う。したがって、コントローラ15は、現在時刻が時刻Yに到達するまで、睡眠が最も浅くなる時刻を検知し続ける。そして、コントローラ15は、睡眠が最も浅くなる時刻を検知する毎に、平均時間taを求める(S52)。
したがって、入眠後、睡眠が最も浅くなる最初の時刻が検知されたときの平均時間taは、入眠時刻から睡眠が最も浅くなる最初の時刻までの時間である。また、入眠後、睡眠が最も浅くなる2回目の時刻が検知されたときの平均時間taは、入眠時刻から睡眠が最も浅くなる最初の時刻までの時間と当該時刻から2回目の時刻までの時間との平均である。このように、平均時間taは、睡眠が最も浅くなる時刻が検知される毎に更新される。また、時刻Yも、平均時間taが更新される毎に更新される。
図9に示されるように、コントローラ15は、現在時刻が時刻Yに到達したと判断したことに応じて(S53:Yes)、図8に示されるように、推定時刻Y1を決定する(S43)。推定時刻Y1は、基準時刻Tに平均時間taを加えた時間である。基準時刻Tは、時刻Yの直前の睡眠が最も浅くなる時刻である。コントローラ15は、睡眠が最も浅くなる時刻が検知されると、検知された時刻から時刻Yに到達するまで、更新された平均時間taを繰り返し加えて、基準時刻Tを求める。そして、コントローラ15は、求めた基準時刻Tに平均時間taを加えて推定時刻Y1を求める。求められた推定時刻Y1は、起床予定時刻35との時間差が最も短い睡眠が最も浅くなる時刻と推定される時刻となる。
図8に示されるように、コントローラ15は、起床予定時刻35から推定時刻Y1を引いて時間差ΔYを決定する(S44)。時間差ΔYは、-ta/2~ta/2の範囲の値となる。
時間差ΔYを決定したコントローラ15は、範囲判断処理を行う(S45)。範囲判断処理は、時間差ΔYを用いて推定時刻Y1が起床予定時刻35前後のどの時間範囲に属するかを判断する処理である。起床予定時刻35前後の時間は、第1範囲51から第3範囲53まで区切られる。第1範囲51は、例えば、起床予定時刻35の-ta/2分から-ta/4分以前の時間の範囲である。第2範囲52は、例えば、第1範囲51経過後から+ta/4分以前の時間の範囲である。第3範囲53は、例えば、第2範囲52経過後の時間の範囲である。
また、第1時間55は、例えば、起床予定時刻35のta/4前から起床予定時刻35までの時間である。第2時間56は、例えば、起床予定時刻35のta/8前から起床予定時刻35までの時間である。第3時間57は、例えば、起床予定時刻35のta/2前から起床予定時刻35までの時間である。
図10に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1が第1範囲51に属すると判断したことに応じて(S61:第1範囲)、起床準備期間を第1時間55とする第1選択処理を実行する(S62)。また、コントローラ15は、推定時刻T1が第2範囲52に属すると判断したことに応じて(S61:第2範囲)、起床準備期間を第2時間56とする第2選択処理を実行する(S63)。また、コントローラ15は、推定時刻T1が第3範囲53に属すると判断したことに応じて(S61:第3範囲)、起床準備期間を第3時間57とする第3選択処理を実行する(S64)。
図8に示されるように、範囲判断処理を実行したコントローラ15は、現在時刻が起床準備期間に到達したと判断したことに応じて(S46:Yes)、室内環境調整装置16の出力を調整する環境調整処理を行う(S47)。環境調整処理は第1実施形態と同様であるので、ここでは詳細な説明が省略される。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。また、起床準備期間は、平均時間taに応じた長さとなるため、ユーザの睡眠の周期により適した長さとすることができる。例えば、1周期の時間が一般的な長さでなくとも、起床準備期間は、ユーザに適した長さとすることができる。
[変形例]
上記各実施形態では、睡眠が最も浅くなる時刻に基づいて各処理を実行する例を説明した。本変形例では、睡眠が最も深くなる時刻に基づいて各処理が実行されてもよく、この場合の推定時刻T1若しくは推定時刻Y1が属する起床予定時刻35前後の時間の範囲の例を説明する。
図12に示されるように、起床予定時刻35前後の時間は、第1範囲51から第4範囲54までに区切られる。平均時間taが90分となる場合において、第1範囲51は、例えば、起床予定時刻35の-45分から-23分以前の時間の範囲である。第2範囲52は、例えば、第1範囲51経過後から起床予定時刻35より前の時間の範囲である。第3範囲53は、例えば、起床予定時刻35から起床予定時刻35の23分後までの時間の範囲である。第4範囲54は、例えば、第3範囲53経過後の時間の範囲である。
図11に示されるように、コントローラ15は、推定時刻T1が第1範囲61又は第4範囲64に属すると判断したことに応じて(S71:第1範囲or第4範囲)、起床準備期間を第2時間56とする(S73)。コントローラ15は、推定時刻T1が第2範囲62に属すると判断したことに応じて(S71:第2範囲)、起床準備期間を第3時間57とする(S74)。コントローラ15は、推定時刻T1が第3範囲63に属すると判断したことに応じて(S71:第3範囲)、起床準備期間を第1時間55とする(S72)。
[変形例の作用効果]
このような変形例によっても、上記各実施形態と同様の作用効果が奏される。また、平均時間taは、入眠時刻を用いずに求められる。したがって、入眠時刻が誤検知されたとしても、起床準備期間は、ユーザの睡眠の周期に適したものとすることができる。
10・・・覚醒装置
11・・・寝室
12・・・センサ
14・・・携帯端末装置
15・・・コントローラ(コンピュータ)
16・・・室内環境調整装置
32・・・メモリ
33・・・プログラム
35・・・起床予定時刻
41・・・照明器具
42・・・空調機器
43・・・音響機器
44・・・アロマディフューザー
51・・・第1範囲
52・・・第2範囲
53・・・第3範囲
55・・・第1時間
56・・・第2時間
57・・・第3時間
61・・・第1範囲
62・・・第2範囲
63・・・第3範囲
64・・・第4範囲
ta・・・平均時間
T1・・・推定時刻
Y1・・・推定時刻
ΔT・・・時間差
ΔY・・・時間差

Claims (7)

  1. ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、
    ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置と、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    起床予定時刻を受け付ける受付処理と、
    上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、
    決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理であって、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も浅くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である時間差決定処理と、
    決定された上記時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、
    上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、又は第3範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、
    上記推定時刻が上記第1範囲から上記第3範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理であって、上記起床準備期間が上記起床予定時刻の直前の期間であって、上記環境調整処理を実行する期間である選択処理と、
    上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を実行する覚醒装置であって、
    上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、相互に重複することなく時間の範囲を分けたものであって、
    上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、
    上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻を含む範囲であり、
    上記第3範囲は、上記起床予定時刻より後であって上記第2範囲より後の範囲であり、
    上記選択処理は、
    上記推定時刻が上記第1範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とする覚醒装置。
  2. ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、
    ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置と、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    起床予定時刻を受け付ける受付処理と、
    上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、
    決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理であって、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も深くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である時間差決定処理と、
    決定された上記時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、
    上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、第3範囲又は第4範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、
    上記推定時刻が上記第1範囲から上記第4範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理であって、上記起床準備期間が上記起床予定時刻の直前の期間であって、上記環境調整処理を実行する期間である選択処理と、
    上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を実行する覚醒装置であって、
    上記第1範囲、上記第2範囲、上記第3範囲及び上記第4範囲は、相互に重複することなく時間の範囲を分けたものであって、
    上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、
    上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻までの範囲であり、
    上記第3範囲は、上記第2範囲より後であって上記第4範囲より前の範囲であり、
    上記第4範囲は、上記第3範囲より後の範囲であり、
    上記選択処理は、
    上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第1範囲又は上記第4範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とする覚醒装置。
  3. 上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、上記起床予定時刻から上記決定された周期の1/2周期分前後する時間の範囲を分けたものである請求項に記載の覚醒装置。
  4. 上記センサは、上記動作を非接触に検知する請求項1からのいずれかに記載の覚醒装置。
  5. 上記室内環境調整装置は、照明器具、空調機器、音響機器又はアロマディフューザーのうち少なくとも1つを備える請求項1からのいずれかに記載の覚醒装置。
  6. ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置とを備え覚醒装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    起床予定時刻を受け付ける受付処理と、
    上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、
    決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理であって、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も浅くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である時間差決定処理と、
    決定された上記時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、
    上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、又は第3範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、
    上記推定時刻が上記第1範囲から上記第3範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理であって、上記起床準備期間が上記起床予定時刻の直前の期間であって、上記環境調整処理を実行する期間である選択処理と、
    上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を上記コンピュータに実行させるプログラムであって、
    上記第1範囲、上記第2範囲及び上記第3範囲は、相互に重複することなく時間の範囲を分けたものであって、
    上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、
    上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻を含む範囲であり、
    上記第3範囲は、上記起床予定時刻より後であって上記第2範囲より後の範囲であり、
    上記選択処理は、
    上記推定時刻が上記第1範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とするプログラム。
  7. ユーザの睡眠中の動作を検知するセンサと、ユーザが睡眠する室内環境を調整する室内環境調整装置とを備え覚醒装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    起床予定時刻を受け付ける受付処理と、
    上記センサの出力に基づいて、ユーザの睡眠の深さの周期を決定する周期決定処理と、
    決定された周期における所定の睡眠の深さとなる推定時刻と、上記起床予定時刻と、の時間差を決定する時間差決定処理であって、上記推定時刻は、上記決定された周期における睡眠が最も深くなる時刻のうち、上記時間差が最も短い時刻である時間差決定処理と、
    決定された上記時間差に応じて、上記起床予定時刻前に上記室内環境調整装置の出力を調整する環境調整処理と、
    上記推定時刻が、第1範囲、第2範囲、第3範囲又は第4範囲のいずれに属するかを判断する範囲判断処理と、
    上記推定時刻が上記第1範囲から上記第4範囲のいずれかに属すると判断したことに応じて、それぞれ対応する起床準備期間を選択する選択処理であって、上記起床準備期間が上記起床予定時刻の直前の期間であって、上記環境調整処理を実行する期間である選択処理と、
    上記選択処理を実行した後に上記環境調整処理を実行する覚醒装置であって、
    上記第1範囲、上記第2範囲、上記第3範囲及び上記第4範囲は、相互に重複することなく時間の範囲を分けたものであって、
    上記第1範囲は、上記起床予定時刻より前の範囲であり、
    上記第2範囲は、上記第1範囲より後であって上記起床予定時刻までの範囲であり、
    上記第3範囲は、上記第2範囲より後であって上記第4範囲より前の範囲であり、
    上記第4範囲は、上記第3範囲より後の範囲であり、
    上記選択処理は、
    上記推定時刻が上記第3範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を第1時間とし、上記推定時刻が上記第1範囲又は上記第4範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より短い第2時間とし、上記推定時刻が上記第2範囲に属すると判断したことに応じて、上記起床準備期間を上記第1時間より長い第3時間とするプログラム。
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