JP7274978B2 - 飛行体の支援システム - Google Patents

飛行体の支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP7274978B2
JP7274978B2 JP2019150703A JP2019150703A JP7274978B2 JP 7274978 B2 JP7274978 B2 JP 7274978B2 JP 2019150703 A JP2019150703 A JP 2019150703A JP 2019150703 A JP2019150703 A JP 2019150703A JP 7274978 B2 JP7274978 B2 JP 7274978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flight
unit
route
field
aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019150703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021033482A (ja
Inventor
邦理 田中
明徳 畦崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019150703A priority Critical patent/JP7274978B2/ja
Publication of JP2021033482A publication Critical patent/JP2021033482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7274978B2 publication Critical patent/JP7274978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、マルチコプター等の飛行体の支援システムに関する。
従来、特許文献1に開示された飛行体の支援システムは、画像を撮像する撮像装置を有する飛行体の飛行を制御するシステムであって、飛行体を地上から上昇させ、撮影部によって地上の状態を撮像して撮影像を得る情報取得工程と、撮影像上に、基準点を作成して飛行体を飛行させる飛行ルートを設定するルート設定工程と、飛行体を飛行ルートに従って飛行させる飛行工程と、を実行する。
特開2017-76302号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている飛行体の支援システムでは、任意に設定した基準点に沿って飛行ルートを作成するため、飛行体に飛行経路を短くし且つ撮像対象を漏れなく撮像することが難しく、効率性が高くない。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、予め飛行ルートを作成し、より少ない飛行で効率よく圃場を撮像することができる飛行体の支援システムの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る飛行体の支援システムは、圃場を撮像する撮像装置を有する飛行体の飛行ルートの作成を支援する飛行体の支援システムであって、複数の圃場を選択する圃場選択部と、圃場選択部で選択された複数の圃場を囲むエリアを撮像エリアとして設定するエリア設定部と、撮像装置が撮像する撮像画像について、飛行体が飛行する飛行経路と直交する方向に互いに隣接する撮像画像のラップ率を設定する情報設定部と、撮像装置の地上画素寸法のうちの飛行経路と直交する方向の地上画素寸法とラップ率との積に基づいて飛行体が飛行する飛行経路の間隔を設定し、当該設定された間隔に応じて撮像エリアに複数の飛行経路を作成する経路作成部と、経路作成部で作成された複数の飛行経路の間隔の合計が、撮像エリアにおける飛行経路が並ぶ方向に対応する長さよりも短い場合に、ラップ率を情報設定部にて設定した値から変更することで飛行経路の間隔を変更し、撮像エリアの複数の飛行経路の数を増加させる経路補正部と、飛行経路に基づいて飛行ルートを作成するルート作成部と、を備えている。
また、複数の飛行経路は、圃場選択部が選択した圃場の外周輪郭のうち所定の辺である基準辺と平行である。
また、飛行体の支援システムは、圃場の位置に応じて複数の飛行経路を補正する削除補正部を備え、削除補正部は、飛行経路のうち一の飛行経路が複数の圃場と重複している部分の間に位置する空白部を有し、且つ空白部が飛行経路の間隔よりも長い場合、空白部を当該飛行経路から削除する。
また、飛行体の支援システムは、複数の飛行経路の一端側及び他端側を所定距離延長して補正する延長補正部を備え、ルート作成部は、延長補正部が補正した飛行経路に基づいて飛行ルートを作成する。
また、ルート作成部は、複数の飛行経路の端部を連結し、始点及び終点を有する一本の経路となるよう飛行ルートを作成する。
また、飛行体の支援システムは、飛行体の離陸位置を取得する第1位置取得部を備え、ルート作成部は、両端に位置する飛行経路の端部うち第1位置取得部が取得した離陸位置に近い端部と、当該離陸位置とを結ぶ直線を飛行ルートの始点側として作成する。
また、飛行体の支援システムは、飛行体の着陸位置を取得する第2位置取得部を備え、ルート作成部は、複数の飛行経路のうち一の飛行経路の端部と着陸位置とを結ぶ直線を飛行ルートの終点側として作成する。
また、飛行体の支援システムは、飛行体の飛行速度と、ルート作成部が作成した飛行ルートの距離に基づいて飛行体が飛行する飛行時間を算出する時間算出部と、時間算出部が
算出した飛行時間が予め設定された時間よりも長い場合に警告を行う警告部と、を備えている。
また、飛行体の支援システムは、サーバに設けられ、圃場に関する情報を記憶するサーバ記憶部を備え、圃場選択部は、サーバ記憶部から圃場に関する情報を取得し、複数の圃場を選択する。
上記飛行体の支援システムによれば、予め飛行ルートを作成し、より少ない飛行で効率よく圃場を撮像することができる。
飛行体の支援システムの全体図である。 圃場を撮像する飛行体の飛行の一例を示す図である。 空撮画像の合成を説明する第1図である。 空撮画像の合成を説明する第2図である。 圃場選択部が選択した複数の圃場を示す図である。 経路作成部が作成した飛行経路及びエリア設定部が設定した撮像エリアを示す図である。 経路補正部による飛行経路の補正を説明する図である。 削除補正部による飛行経路の削除補正を説明する図である。 延長補正部による飛行経路の延長補正を説明する図である。 ルート作成部による飛行ルートの作成を説明する図である。 別の圃場が選択された場合における飛行体の支援システムの飛行ルートの作成を説明する第1図である。 別の圃場が選択された場合における飛行体の支援システムの飛行ルートの作成を説明する第2図である。 飛行体の支援システムの一連の流れを示す図である。 表示画面に表示される計画画面である。 表示画面に表示される設定入力部を示す第1図である。 表示画面に表示される設定入力部を示す第2図である。 表示画面に表示される調整画面の第1図である。 表示画面に表示される調整画面の第2図である。 表示画面に表示される作成完了画面である。 表示画面に表示される警告画面である。 ラップ率を説明するための図面である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、飛行体の支援システム1を示している。飛行体の支援システム1は、飛行体10の飛行ルートLの作成を支援するシステムである。飛行体の支援システム1では、例えば、農作物が作付けされる圃場eをマルチコプター10や航空機等が上空から撮像(空撮)する飛行ルートLの作成の支援を行う。
まず、空撮画像(圃場画像)について説明する。空撮画像は、マルチコプター10、航空機等の飛行体10を飛行させながら撮像した画像である。本実施形態では、空撮画像は、無人の飛行体10であるマルチコプターを飛行させながら撮像した画像である。なお、本実施形態では、マルチコプター10を例示するが、マルチコプター10と同等の撮影機能を有するものであれば、マルチコプター以外の飛行体(例えば固定翼ドローンなど)であってもよい。
図1に示すように、マルチコプター10は、本体11と、本体11に設けられたアーム12と、アーム12に設けられた回転翼13と、本体11に設けられたスキッド14と、を有している。回転翼13は、飛行するための揚力を発生させる装置で、回転力を付与するロータと当該ロータの駆動によって回転するブレード(プロペラ)とを含んでいる。
また、図1に示すように、マルチコプター10は、撮像装置15と、位置検出装置16
と、制御装置17と、を有している。撮像装置15は、赤外線カメラ等で構成され、圃場eや当該圃場eの農作物を撮像可能な装置である。
位置検出装置16は、マルチコプター10の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星5のデータに基づいて位置(緯度、経度)を検出する。マルチコプター10は、圃場eの上空を飛行して、圃場eを空撮し、撮像装置15で撮像した画像に、位置検出装置16で検出した位置情報(緯度、経度)を対応付けて撮像データ(空撮画像)とする。空撮画像は、マルチコプター10の外部接続部に挿入したUSBメモリ、SDカード等の電子記録媒体に記録される。
制御装置17は、電気・電子回路、CPU等に格納されたプログラム等から構成され、回転翼13や撮像装置15を制御可能な装置である。制御装置17は、外部の操作端末と通信可能に接続され、当該操作端末の操作に基づいて回転翼13を制御、又は予め設定された飛行ルートLを取得し、当該飛行ルートLに沿って飛行するよう回転翼13を制御する。
例えば、図2に示すように、マルチコプター10を所定の飛行ルートLに沿って飛行させた場合、位置検出装置16は、少なくとも画像を撮像した位置(撮像位置Pn、n=1~6)における緯度、経度を検出する。また、マルチコプター10は、位置情報である撮像位置Pnと、撮像した画像Gn(n=1~6)をそれぞれ対応付けて、撮像位置Pnと画像Gnとを対応付けたそれぞれの撮像データを、空撮画像として保存を行う。なお、図2では、圃場eを6分割して撮像した例(n=1~6)を示しているが、圃場eを撮像する場合の分割数(n数)は、限定されない。
上述した複数の撮像データ、即ち、複数の空撮画像は、所定の圃場毎(圃場単位)で合成され、合成された画像が圃場画像として、圃場毎に管理される。図1に示すように、飛行体の支援システム1は、画像作成装置20を備えている。画像作成装置20は、画像に関する様々な処理を実行する装置である。画像作成装置20は、画像入力部21と、画像生成部22を有している。画像入力部21及び画像生成部22は、画像作成装置20に設けられた電気・電子部品、当該画像作成装置20に格納されたプログラム等から構成されている。
画像入力部21は、マルチコプター10等によって空撮した複数の空撮画像を読み込むことを実行する。例えば、空撮の終了後、複数の空撮画像が記憶されている電子記録媒体が、画像作成装置20の入力インタフェースに接続されると、画像入力部21は、電子記録媒体に記憶されている複数の空撮画像を読み込む。図3Aに示すように、電子記憶媒体が撮像位置Pn(n=1~6)及び画像Gn(n=1~6)に対応する6枚の空撮画像を記憶している場合、画像入力部21は、当該6枚の空撮画像を電子記録媒体から取得する。
画像生成部22は、画像入力部21が読み込んだ空撮画像に基づいて、所定の圃場eにおける圃場画像を生成する。具体的には、画像生成部22は、空撮画像が有する個々の位置情報(撮像位置Pn)の位置関係に従って複数の空撮画像に含まれる画像Gnを合成(結合)することで、所定の圃場画像を生成する。図3Aに示すように、画像生成部22は、複数の撮像位置Pnを参照し、複数の撮像位置Pnのうちで、隣接する撮像位置Pnを求める。図3Bに示すように、画像生成部22は、隣接する撮像位置Pnに対応する画像Gnの同士を画像処理によって、1つの画像に合成する。画像生成部22は、例えば、画像G1と画像G2との合成、画像G2と画像G3との合成、画像G1と画像G6との合成、画像G2と画像G5との合成、画像G3と画像G4との合成を実行して、合成後の1つの画像J1を生成する。また、画像生成部22は、合成した画像J1に対して位置情報を割り当てることで圃場画像を生成する。なお、画像J1に対する位置情報(緯度、経度)の割り当ては、例えば、撮像位置Pnを含ませてもよいし、1枚の画像J1に対して新たな位置情報(緯度、経度)を割り当ててもよい。画像生成部22によって生成された圃場画像は、画像作成装置20に設けた記憶装置23に記憶される。
なお、画像生成部22は、空撮画像が有する撮像位置Pnに基づいて複数の画像を合成していたが、当該画像の合成処理では、特徴点抽出、マッチング等により、空撮画像の位
置を求めることにより合成を行ってもよい。また、空撮画像が有する撮像位置Pnは、圃場画像を解析する際に補足的な情報として用いてもよい。
図1に示すように、飛行体の支援システム1は、管理装置30と、外部端末50とを備えている。管理装置30は、飛行体10の飛行ルートLの作成の支援を含む撮像計画等に関する様々な処理を行う装置であって、例えば、サーバ30である。外部端末50は、管理者、作業者等が操作可能であり、様々な情報を表示可能な表示部51を有する端末であって、例えば、農家、営農会社等に設置されたパーソナルコンピュータ(PC)である。なお、外部端末50は、スマートフォン、タブレット、PDA等の携帯端末であってもよい。外部端末50と管理装置30とは、LANまたはインターネット等のネットワークを介して接続されており、互いにデータの送受信が可能である。
図1に示すように、管理装置30は、サーバ記憶部31と、情報設定部32と、画素寸法算出部33と、解像度算出部34と、圃場選択部35と、圃場領域設定部36と、エリア設定部37と、経路作成部38と、経路補正部39と、削除補正部40と、延長補正部41と、第1位置取得部42と、第2位置取得部43と、ルート作成部44と、を有している。サーバ記憶部31は、圃場毎の位置情報を記憶している。サーバ記憶部31が記憶している圃場eの位置情報とは、図2に示す圃場eを例にして説明すると、外周輪郭を「CL1」とした場合、当該外周輪郭CL1の外周頂点Ui(i=1~5)の位置(緯度、経度)の情報を含んでいる。
外周輪郭CL1における外周頂点Uiの位置の登録は、例えば、管理者や作業者等が外部端末50を操作して行う。外部端末50のモニタ等の表示部51に、所定の圃場eにおける外周頂点Uiの数(iの数)と、外周頂点Uiの位置(緯度、経度)とを入力する情報入力部を表示して、管理者等が、外周頂点Uiに対応する位置情報を情報入力部に入力することにより、管理装置30に外周輪郭CL1における外周頂点Uiの位置の登録を行うことができる。或いは、外部端末50のモニタ等の表示部51に、サービス会社等が提供する地図画像を表示して、地図画像上で所定の圃場eに対応する外周頂点Uiを作業者等がキーボード、マウス等で選択することにより、管理装置30に外周輪郭CL1における外周頂点Uiの位置の登録を行うことができる。
情報設定部32、画素寸法算出部33、解像度算出部34、圃場選択部35、圃場領域設定部36、エリア設定部37、経路作成部38、経路補正部39、削除補正部40、延長補正部41、第1位置取得部42、第2位置取得部43、及びルート作成部44は、電気・電子回路やサーバ記憶部31に記憶されたプログラム等から構成されている。
情報設定部32は、飛行体10の飛行及び撮像装置15の撮像に関する情報(パラメータ等)を設定する。具体的には、図7A及び図7Bに示すように、情報設定部32は、外部端末50のモニタ等の表示部51に、情報を入力する設定入力部65,66を表示させ、外部端末50の操作に応じて当該情報を任意に設定できる。本実施形態において、飛行体10の飛行及び撮像装置15の撮像に関する情報とは、離陸位置T1、飛行方位、撮影バッファ、高度、ラップ率X1、飛行速度、焦点距離、画素数、及びセンサーサイズである。
離陸位置T1とは、圃場eに向かう飛行体10が離陸する位置であり、例えば、圃場eを含む圃場マップ等から選択することで設定することができる。離陸位置T1は、飛行体10が着陸する位置である着陸位置T2と共通の位置である。なお、本実施形態において、離陸位置T1と着陸位置T2は、共通の位置であるが、離陸位置T1と着陸位置T2とが異なる位置であってもよく、斯かる場合、情報設定部は、離陸位置T1及び着陸位置T2の位置をそれぞれ設定する。
飛行方位とは、飛行体10が圃場eの撮像を行う際に飛行する方位であり、撮影する圃場eの外周輪郭CL1のうち所定の辺(基準辺)と平行である方位を設定する。飛行方位は、圃場eの外周輪郭CL1のうち一の辺を基準辺として選択することで設定する。なお、基準辺は、圃場eの外周輪郭CL1のうち最も長い辺が予め設定されており、任意に変更可能である。また、飛行方位は、基準辺と平行ではなく、任意の方位を選択できるようなものであってもよい。斯かる場合、情報設定部32は、方位角を入力することで飛行方
位を設定する。
撮影バッファとは、撮像装置15の撮像を開始及び終了する位置を調整する距離又は時間の情報である。例えば、撮影バッファを長く設定すると、圃場eの環境等に起因して飛行体10が飛行ルートLからずれた場合に、撮像装置15の撮像の開始及び終了の位置が前後にずれて、圃場eの撮像を失敗する虞を抑制することができる。一方、撮影バッファを短く設定すると、撮像対象の圃場e以外の場所を飛行体10が飛行する距離及び時間を短縮することができ、圃場eの撮像効率を向上させることができる。
高度とは、飛行体10が圃場eの撮像を行う場合に飛行する高度である。高度は、例えば基準面(圃場eの地表面)からの高度であり、撮影高度である。当該高度を高く設定すると、飛行体10は、圃場eのより上方から撮像を行い、高度を低く設定すると、飛行体10は、圃場eのより下方から撮像を行う。なお、高度の単位は、例えばメートルで設定される。
図11に示すように、ラップ率X1とは、撮像装置15によって撮像したときの互いに隣接する空撮画像(画像、撮像画像)Gnが重複(ラップ)する割合あり、例えば、飛行方位と直交する方向に空撮画像Gnが重複(サイドラップ)する割合である。言い換えれば、図11に示すように、ラップ率X1は、空撮画像G1と空撮画像G6の場合、飛行体10が飛行する方向と直交する方向に重複する割合である。ラップ率X1を高く設定すると、空撮画像Gnが重複する範囲が大きくなり、ラップ率X1を低く設定すると、空撮画像Gnが重複する範囲が小さくなる。
飛行速度は、飛行体10が圃場eの撮像を行う場合に飛行する速度であり、飛行体10の仕様に応じて、任意に設定可能である。
焦点距離は、撮像装置15の主点から焦点までの距離であり、撮像装置15がズームレンズの場合は、当該ズームレンズの規格の範囲内において任意に設定することができる。なお、撮像装置15が単焦点レンズである場合には、所定の値以外に設定変更することはできない。なお、焦点距離の単位は、例えばミリメートルで設定される。
画素数は、撮像装置15のCCDの受光部である素子の数であり、撮像装置15の画素数に対応する値を任意に設定することができる。
センサーサイズとは、撮像装置15のイメージセンサーのサイズであり、撮像装置15のイメージセンサーのサイズに対応する値を任意に設定することができる。なお、センサーサイズの単位は、例えばミリメートルで設定される。
本実施形態において、情報設定部32は、個々の情報を任意に設定できるが、マルチコプター10や撮像装置15を選択することで、個々の情報を設定できるような構成であってもよい。斯かる場合、サーバ記憶部31には、マルチコプター10や撮像装置15ごとに個々の情報が予め対応付けられて記憶されており、マルチコプター10や撮像装置15を選択することで、情報設定部32は、当該対応付けられた情報を取得し、個々の情報を設定する。
画素寸法算出部33は、情報設定部32が設定したセンサーサイズ、高度(撮影高度)、及び焦点距離に基づいて、撮像装置15の地上画素寸法を算出可能である。具体的には、画素寸法算出部33は、まず、高度(撮影高度)、焦点距離、及びセンサーサイズの単位を所定の単位に統一する。例えば、本実施形態において、画素寸法算出部33は、高度(撮影高度)、焦点距離、及びセンサーサイズの単位をメートル単位に統一する。単位を統一すると、画素寸法算出部33は、センサーサイズの第1方向の大きさと第1方向と直交する第2方向の大きさのそれぞれと高度との積を算出し、焦点距離との商を算出することで、地上画素寸法の第1方向及び第2方向の大きさをそれぞれ算出する。なお、本実施形態において、地上画素寸法の第1方向は、センサーの幅方向であり、地上画素寸法の第2方向は、センサーの縦方向をいう。
解像度算出部34は、画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法の第2方向(縦方向)の大きさと、情報設定部32が設定した画素数と、に基づいて解像度を算出可能である。具体的には、解像度算出部34は、画素寸法算出部33が算出した第2方向の地上画素寸法を取得し、情報設定部32が設定した画素数を取得し、第2方向の地上画素寸法の単
位がセンチメートルになるよう変換し、画素数との商を算出することで、解像度を算出する。
圃場選択部35は、複数の圃場eを選択する。具体的には、圃場選択部35は、外部端末50の操作に基づいてサーバ記憶部31が記憶している複数の圃場eのうち所定の圃場eを選択する。圃場選択部35は、外部端末50の表示部51に、サーバ記憶部31が記憶している複数の圃場eを表示し、管理者等が、複数の圃場eのうち所定の圃場eを選択操作することにより、図4Aに示すように圃場eの選択を行うことができる。
図4Aに示すように、圃場領域設定部36は、圃場選択部35が選択した圃場eに基づいて、撮像する圃場eの領域(圃場領域E1)を設定する。圃場領域設定部36は、サーバ記憶部31が記憶している圃場eの外周輪郭CL1の外周頂点Uiの位置の情報に基づいて、撮像する圃場領域E1を設定する。なお、圃場領域設定部36は、外部端末50の操作に基づいて任意に外周頂点Uiを移動、追加、削除することができ、撮像する圃場領域E1を変更、調整することができる。
図4Bに示すように、エリア設定部37は、圃場領域設定部36で設定された撮像する圃場領域E1、即ち圃場選択部35で選択された複数の圃場eを所定の向きに変更し、当該複数の圃場eを囲むエリアを撮像エリアE2として設定する。具体的には、エリア設定部37は、情報設定部32が設定した基準辺が縦方向に向くように複数の圃場e(圃場領域E1)を反時計回りに回転させる。
撮像エリアE2とは、平面視において略矩形状又は略長方形状の枠で形成されるエリアである。撮像エリアE2のうち所定の対向する2辺は、情報設定部32が設定した基準辺と平行になるよう配置されている。また、撮像エリアE2は、圃場選択部35で選択された複数の圃場eを囲む最小の枠であり、撮像エリアE2の各辺は、複数の圃場e外周と少なくとも一点以上で一致している。
図4Bに示すように、経路作成部38は、ラップ率X1に基づいて飛行経路Kの間隔Iを設定し、当該設定された間隔Iに応じて撮像エリアE2に複数の飛行経路Kを作成する。本実施形態において、経路作成部38は、飛行経路Kを6本作成する。飛行経路Kは、飛行体10が飛行する経路であって、飛行ルートLの作成において、一時的に設定される経路である。経路作成部38は、情報設定部32が設定したラップ率X1及び画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法に基づいて、飛行経路Kの間隔Iを設定する。経路作成部38は、画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法のうち第1方向(幅方向)の大きさとラップ率X1との積を算出することで、飛行経路Kの間隔Iを設定する。経路作成部38は、設定された間隔Iに応じて撮像エリアE2に複数の飛行経路Kを作成する。経路作成部38は、複数の飛行経路Kが情報設定部32で設定した基準辺と平行となるよう作成する。つまり、複数の飛行経路Kは、設定された間隔Iごとに等間隔に離反して配置されており、それぞれ平行に並んでいる。
図4Cに示すように、経路補正部39は、経路作成部38が作成した複数の飛行経路Kの数や位置を変更補正する。図4Bに示すように、経路補正部39は、経路作成部38で作成された複数の飛行経路Kの間隔Iの合計IK1、即ち複数の飛行経路Kの間隔Iの数と飛行経路Kの間隔Iとの積IK1が、撮像エリアE2における飛行経路Kが並ぶ方向に対応する長さ(撮像エリアE2の第1方向の長さ)EK1よりも短い場合に、図4Cに示すように、ラップ率X1を変更することで撮像エリアE2の複数の飛行経路Kを増加させる。例えば、経路補正部39は、ラップ率X1を増加させ、両端(外方)の飛行経路Kが撮像エリアE2の両端の辺と一致するよう複数の飛行経路Kを増加させる。例えば、本実施形態においては、経路補正部39は、ラップ率X1を変更することで撮像エリアE2の複数の飛行経路Kを6本から7本に増加させる。なお、経路補正部39は、ラップ率X1を増加させ、複数の飛行経路Kを増加させればよく、両端の飛行経路Kは、撮像エリアE2の両端の辺と一致しなくともよい。
図4Dに示すように、削除補正部40は、所定の条件に基づいて、複数の飛行経路Kのうち圃場eと重複していない部分を飛行経路Kから削除する。具体的には、削除補正部40は、飛行経路Kのうち一端側又は他端側が複数の圃場eと重複していない部分を飛行経
路Kから削除する。また、図4Gに示すように、削除補正部40は、飛行経路Kのうち一の飛行経路Kが複数の圃場eと重複している部分の間に位置する空白部Bを有し、且つ空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも短い場合、空白部Bを飛行経路Kから削除せず、図4Hに示すように、空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも長い場合、空白部Bを飛行経路Kから削除する。
図4Eに示すように、延長補正部41は、飛行経路Kの一端側及び他端側を所定距離延長して補正する。具体的には、延長補正部41は、削除補正部40が削除を行い、削除補正部40の削除の対象にならなかった飛行経路K、即ち削除補正部40の補正後の飛行経路Kを延長する。つまり、延長補正部41が延長した部分は、圃場eと重複していない部分である。
第1位置取得部42は、飛行体10の離陸位置T1を取得する。第1位置取得部42は、情報設定部32が設定した離陸位置T1の位置情報をサーバ記憶部31から取得する。
第2位置取得部43は、飛行体10の着陸位置T2を取得する。第2位置取得部43は、情報設定部32が設定した着陸位置T2の位置情報をサーバ記憶部31から取得する。なお、本実施形態において、離陸位置T1と着陸位置T2は同一の位置であるが、離陸位置T1と着陸位置T2が異なる位置に設定されていてもよい。
図4Fに示すように、ルート作成部44は、複数の飛行経路Kに基づいて飛行ルートLを作成する。ルート作成部44は、飛行体10の離陸位置T1、着陸位置T2、及び複数の飛行経路Kに基づいて、複数の飛行経路Kの端部を連結し、始点及び終点を有する一本の経路となるよう飛行ルートLを作成する。具体的には、ルート作成部44は、第1位置取得部42が取得した飛行体10の離陸位置T1と、両側に位置する飛行経路Kの端部のうち当該着陸位置T2に近い端部とを結ぶ直線を飛行ルートLの始点側として作成する。ルート作成部44は、飛行ルートLの始点側から順に、飛行経路Kの端部と、当該端部に隣接する飛行経路Kの端部であって、他の飛行経路Kと接続されていない飛行経路Kの端部とを連結することで飛行ルートLを作成する。さらに、ルート作成部44は、第2位置取得部43が取得した飛行体10の着陸位置T2と、複数の飛行経路Kのうち一の飛行経路Kの端部とを結ぶ直線を飛行ルートLの終点側として作成する。
また、図1に示すように、管理装置30は、時間算出部45と、警告部46と、を有している。時間算出部45は、飛行体10が飛行する飛行時間を算出する。具体的には、時間算出部45は、情報設定部32が設定した飛行体10の飛行速度と、ルート作成部44が作成した飛行ルートLの距離に基づいて飛行時間を算出する。
警告部46は、時間算出部45が算出した飛行時間が予め設定された時間(飛行可能時間)よりも短い場合に警告を行う。飛行可能時間は、サーバ記憶部31に予め記憶されており、警告部46は、時間算出部45から飛行時間を取得し、サーバ記憶部31から飛行可能時間を取得する。例えば、飛行可能時間は、15分や20分であり、飛行体10が飛行を継続することができる時間と対応している。警告部46は、飛行時間が飛行可能時間を超過しているか否かを判断し、飛行時間が飛行可能時間を超過している場合、外部端末50を介して警告を行う。具体的には、外部端末50の表示部51に警告画面73を表示することで、飛行ルートLを作成する管理者や作業者に警告を行う。
以下、飛行体の支援システム1の一連の流れ及び外部端末50の表示部51に表示される画面について説明する。図5に示すように、まず、管理装置30が外部端末50に対して撮像計画に関する情報を送信し、外部端末50の表示部51に計画画面D1を表示させる。図6に示すように、計画画面D1には、例えば作業名入力部60、作業日入力部61、圃場マップ部62、圃場一覧部63、切換タブ64が表示される。作業名入力部60は、任意の作業名を入力可能である。作業日入力部61は、飛行体10による圃場eの撮像を行う日程を入力可能である。圃場マップ部62は、外部端末50が管理装置30から圃場eに関する情報を取得し、当該情報に基づいて、複数の圃場eを例えば鳥瞰図で表示する部分である。圃場一覧部63は、複数の圃場eを圃場名称で表示する一覧である。管理者又は作業者等は、外部端末50を操作して、圃場マップ部62に表示された圃場eを操作(たとえばクリック操作)、又は圃場一覧部63のチェックボックスを操作することで
撮像を行う圃場eを選択操作する。また、切換タブ64を操作すると、外部端末50は、図7A、図7Bに示すように、離陸位置T1、飛行方位、撮影バッファ、高度、ラップ率X1、及び飛行速度を入力する設定入力部(第1設定入力部)65と、焦点距離、画素数、及びセンサーサイズを入力する設定入力部(第2設定入力部)66と、を切り換え可能に表示する。外部端末50を操作して、設定入力部65,66に情報の入力操作が行われると、図5に示すように、外部端末50が入力された情報を管理装置30に送信する。情報設定部32は、受信した情報に基づいて個々の情報を設定する。
図5に示すように、情報設定部32が個々の情報のうち、センサーサイズ、高度、及び焦点距離を設定すると、画素寸法算出部33が、情報設定部32の設定したセンサーサイズ、高度(撮影高度)、及び焦点距離によって撮像装置15の地上画素寸法を算出する。図7Bに示すように、画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法は、設定入力部65,66に表示される。
図5に示すように、画素寸法算出部33が地上画素寸法を算出すると、解像度算出部34が、画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法と、情報設定部32が設定した画素数に基づいて解像度を算出する。図7Bに示すように、解像度算出部34が算出した解像度は、設定入力部65,66に表示される。
図5に示すように、複数の圃場eを選択操作すると、外部端末50から選択された圃場eの情報が管理装置30に送信され、圃場選択部35が選択操作された圃場eを選択する。圃場選択部35が圃場eを選択すると、圃場領域設定部36が当該圃場eに基づいて、撮像する圃場領域E1を設定する。圃場領域設定部36は、外部端末50に圃場領域E1の情報を送信し、調整画面D2を表示させる。図8A、図8Bに示すように、調整画面D2は、圃場マップ部62、圃場一覧部63、編集ボタン67、戻すボタン68、クリアボタン69、圃場数表示部70、及びルート計算ボタン71を表示する。表示部51は、調整画面D2において、圃場マップ部62に表示されている圃場eのうち、選択された圃場eの表示形態を異ならせる。また、表示部51は、圃場一覧部63に表示された圃場eのうち、選択された圃場eのチェックボックスにチェックマークを表示することで、選択された圃場eの表示形態を異ならせる。
また、圃場マップ部62には、外周輪郭CL1の外周頂点Uiに対応するマーカー62aが表示され、圃場領域E1は、当該マーカー62aを結ぶ枠で表示される。編集ボタン67を操作すると、マーカー62a(外周頂点Ui)を任意に移動、追加、削除することができる。このため、調整画面D2は、撮像する圃場領域E1を変更、調整操作を行うことができる。戻すボタン68を操作すると、マーカー62aの移動、追加、削除の操作を行う前の状態に戻ることができる。クリアボタン69を操作すると、調整画面D2で行ったマーカー62aの移動、追加、削除の操作を全て元の状態に戻す(クリアする)ことができる。圃場数表示部70は、圃場選択部35で選択された圃場eの数を表示する部分である。
図5に示すように、調整画面D2での撮像する圃場領域E1の変更、調整操作を行い、ルート計算ボタン71を操作すると、外部端末50が当該操作の情報を管理装置30に送信する。管理装置30が操作の情報を受信すると、圃場領域設定部36が圃場領域E1を設定する。
圃場領域設定部36が圃場領域E1を設定すると、エリア設定部37が圃場選択部35で選択された複数の圃場e(圃場領域E1)を所定の向きに反時計回りに回転させ、当該複数の圃場eを囲むエリアを撮像エリアE2として設定する。
図5に示すように、エリア設定部37が撮像エリアE2を設定すると、図4Bに示すように、経路作成部38は、画素寸法算出部33が算出した地上画素寸法のうち第1方向(幅方向)の大きさとラップ率X1との積を算出することで、飛行経路Kの間隔Iを設定し、当該設定された間隔Iに応じて撮像エリアE2に複数の飛行経路Kを作成する。
図5に示すように、経路作成部38が飛行経路Kを作成すると、経路補正部39は、経路作成部38で作成された複数の飛行経路Kの間隔Iの合計、即ち複数の飛行経路Kの間隔Iの数と飛行経路Kの間隔Iとの積IK1が、撮像エリアE2における飛行経路Kが並
ぶ方向に対応する長さ(撮像エリアE2の第1方向の長さ)EK1よりも短いか否かを判断する。経路補正部39が、複数の飛行経路Kの間隔Iの数と飛行経路Kの間隔Iとの積は撮像エリアE2の第1方向の長さよりも短いと判断した場合、図4Cに示すように、ラップ率X1を変更することで撮像エリアE2の複数の飛行経路Kを増加させる。なお、経路補正部39が、複数の飛行経路Kの間隔Iの数と飛行経路Kの間隔Iとの積は撮像エリアE2の第1方向の長さと等しいと判断した場合、複数の飛行経路Kの補正を行わない。
図5に示すように、経路補正部39の処理が終了すると、削除補正部40は、所定の条件に基づいて、複数の飛行経路Kのうち圃場eと重複していない部分を飛行経路Kから削除する。具体的には、削除補正部40は、複数の飛行経路Kのうち圃場eと重複していない部分があるか否かを判断する。削除補正部40は、圃場eと重複していない部分がある場合、当該部分が複数の圃場eと重複している部分の間に位置する空白部Bではないかを判断する。削除補正部40は、当該部分は空白部Bではないと判断した場合、当該部分を削除補正する。
一方、削除補正部40は、当該部分は空白部Bであると判断した場合、空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも短いか否かを判断する。削除補正部40は、空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも短いと判断すると、図4Gに示すように、空白部Bを飛行経路Kから削除しない。一方、図4Hに示すように、削除補正部40は、空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも長いと判断すると、空白部Bを飛行経路Kから削除する。
削除補正部40の処理が完了すると、図4Eに示すように、延長補正部41は、削除補正部40の削除の対象にならなかった飛行経路K、即ち削除補正部40の補正後の飛行経路Kを延長する。
図5に示すように、延長補正部41の処理が完了すると、第1位置取得部42が情報設定部32の設定した離陸位置T1の位置情報をサーバ記憶部31から取得し、第2位置取得部43が情報設定部32の設定した着陸位置T2の位置情報をサーバ記憶部31から取得する。
図5に示すように、第1位置取得部42が離陸位置T1を取得し、第2位置取得部43が着陸位置T2を取得すると、ルート作成部44が複数の飛行経路Kに基づいて飛行ルートLを作成する。ルート作成部44は、飛行体10の離陸位置T1、着陸位置T2、及び複数の飛行経路Kに基づいて、複数の飛行経路Kの端部を連結し、始点及び終点を有する一本の経路となるよう飛行ルートLを作成する。
図5に示すように、ルート作成部44が飛行ルートLを作成すると、時間算出部45が飛行体10の飛行速度及び飛行ルートLの距離に基づいて飛行時間を算出する。時間算出部45が飛行時間を算出すると、警告部46が時間算出部45から飛行時間を取得し、サーバ記憶部31から飛行可能時間を取得する。警告部46は、飛行時間が飛行可能時間を超過しているか否かを判断し、飛行時間が飛行可能時間以下である場合、管理装置30は、飛行ルートLに関する情報を外部端末50に送信し、表示部51に作成完了画面D3を表示させる。
図9に示すように、作成完了画面D3は、例えば圃場マップ部62、圃場一覧部63、及び登録ボタン72を表示する。作成完了画面D3において圃場マップ部62は、ルート作成部44が作成した飛行ルートLを表示する。管理装置30が外部端末50の表示部51に作成完了画面D3を表示させると、管理者又は作業者は、表示部51に表示された登録ボタン72を操作することで、飛行ルートLの登録を行う。外部端末50が管理装置30に対して登録ボタン72の操作、即ち飛行ルートLの確定を送信する。管理装置30は、外部端末50から飛行ルートLの確定を受信すると、作業名、作業予定日、選択された圃場e、及び作成された飛行ルートLを対応付けてサーバ記憶部31に記憶する。
一方、飛行時間が飛行可能時間超過している場合、警告部46は、図10に示すように、外部端末50の表示部51に警告画面73を表示させる。本実施形態において、警告画面73は、作成完了画面D3の一部にポップアップして表示される。なお、警告画面73は、外部端末50を操作する管理者や作業者が警告内容を認識することができればよく、その表示方法は、ポップアップ表示に限定されない。表示部51に警告画面73が表示さ
れると、管理者又は作業者は、再度撮像を行う圃場eを選択し、飛行ルートLの作成を修正する。
上述した飛行体の支援システム1は、圃場eを撮像する撮像装置15を有する飛行体10の飛行ルートLの作成を支援する飛行体の支援システム1であって、複数の圃場eを選択する圃場選択部35と、圃場選択部35で選択された複数の圃場eを囲むエリアを撮像エリアE2として設定するエリア設定部37と、撮像装置15が撮像する撮像画像のラップ率X1に基づいて飛行体10が飛行する飛行経路Kの間隔Iを設定し、当該設定された間隔Iに応じて撮像エリアE2に複数の飛行経路Kを作成する経路作成部38と、経路作成部38で作成された複数の飛行経路Kの間隔Iの合計IK1が、撮像エリアE2における飛行経路Kが並ぶ方向に対応する長さEK1よりも短い場合に、ラップ率X1を変更することで撮像エリアE2の複数の飛行経路Kを増加させる経路補正部39と、飛行経路Kに基づいて飛行ルートLを作成するルート作成部44と、を備えている。上記構成によれば、圃場選択部35で選択された複数の圃場eに合わせて、飛行ルートLを作成することができる。また、飛行経路Kの間隔Iを予め設定されているラップ率X1よりも高くなるよう変更するため、飛行体10による撮像の効率性と確実性との両立を実現することができる。
また、複数の飛行経路Kは、圃場選択部35が選択した圃場eの外周輪郭CL1のうち所定の辺である基準辺と平行である。上記構成によれば、複数の飛行経路Kうち、一の飛行経路Kから他の飛行経路Kへの移動回数を減らす事ができ、飛行体10は、より効率よく圃場eを飛行して、当該圃場eの撮像を行うことができる。
また、飛行体の支援システム1は、圃場eの位置に応じて複数の飛行経路Kを補正する削除補正部40を備え、削除補正部40は、飛行経路Kのうち一の飛行経路Kが複数の圃場eと重複している部分の間に位置する空白部Bを有し、且つ空白部Bが飛行経路Kの間隔Iよりも長い場合、空白部Bを当該飛行経路Kから削除する。上記構成によれば、飛行体10は、圃場eと重複していない箇所、即ち撮像の必要がない箇所のうち、比較的距離が長い箇所を回避して飛行することができる。これによって、飛行体10は、無駄な飛行を回避することができる。
また、飛行体の支援システム1は、複数の飛行経路Kの一端側及び他端側を所定距離延長して補正する延長補正部41を備え、ルート作成部44は、延長補正部41が補正した飛行経路Kに基づいて飛行ルートLを作成する。上記構成によれば、圃場eの環境等に起因して飛行体10が飛行ルートLからずれた場合に、圃場eの撮像を失敗する虞を抑制することができる。
また、ルート作成部44は、複数の飛行経路Kの端部を連結し、始点及び終点を有する一本の経路となるよう飛行ルートLを作成する。上記構成によれば、飛行体10の一度の飛行で、撮像装置15が複数の圃場eを撮像できるため、飛行体10による圃場eの撮像の作業性を向上させることができる。
また、飛行体の支援システム1は、飛行体10の離陸位置T1を取得する第1位置取得部42を備え、ルート作成部44は、両端に位置する飛行経路Kの端部うち第1位置取得部42が取得した離陸位置T1に近い端部と、当該離陸位置T1とを結ぶ直線を飛行ルートLの始点側として作成する。上記構成によれば、ルート作成部44は、飛行体10の離陸位置T1から飛行経路Kまでの経路をより短く設定するため、飛行体10は、撮像装置15による撮像以外の飛行時間を短縮することができる。
また、飛行体の支援システム1は、飛行体10の着陸位置T2を取得する第2位置取得部43を備え、ルート作成部44は、複数の飛行経路Kのうち一の飛行経路Kの端部と着陸位置T2とを結ぶ直線を飛行ルートLの終点側として作成する。上記構成によれば、ルート作成部44が着陸位置T2までの飛行ルートLを作成するため、飛行体10は圃場eの撮像から着陸までを容易に行うことができる。
また、飛行体の支援システム1は、飛行体10の飛行速度と、ルート作成部44が作成した飛行ルートLの距離に基づいて飛行体10が飛行する飛行時間を算出する時間算出部45と、時間算出部45が算出した飛行時間が予め設定された時間よりも長い場合に警告
を行う警告部46と、を備えている。上記構成によれば、飛行体10の飛行時間が所定時間を超過している場合、飛行時間が長いことを予め認識することができる。
また、飛行体の支援システム1は、サーバ30に設けられ、圃場eに関する情報を記憶するサーバ記憶部31を備え、圃場選択部35は、サーバ記憶部31から圃場eに関する情報を取得し、複数の圃場eを選択する。上記構成によれば、予め記憶されている圃場eに関する情報に基づいて、撮像を行う必要がある圃場eを任意に選択することができる。このため、飛行体10による圃場eの撮像の計画を柔軟に行うことができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 飛行体の支援システム
10 飛行体(マルチコプター)
15 撮像装置
30 管理装置(サーバ)
31 サーバ記憶部
35 圃場選択部
37 エリア設定部
38 経路作成部
39 経路補正部
40 削除補正部
41 延長補正部
42 第1位置取得部
43 第2位置取得部
44 ルート作成部
45 時間算出部
46 警告部
B 空白部
CL1 外周輪郭
E2 撮像エリア
K 飛行経路
L 飛行ルート
T1 離陸位置
T2 着陸位置
X1 ラップ率
e 圃場

Claims (9)

  1. 圃場を撮像する撮像装置を有する飛行体の飛行ルートの作成を支援する飛行体の支援システムであって、
    複数の前記圃場を選択する圃場選択部と、
    前記圃場選択部で選択された複数の前記圃場を囲むエリアを撮像エリアとして設定するエリア設定部と、
    前記撮像装置が撮像する撮像画像について、前記飛行体が飛行する飛行経路と直交する方向に互いに隣接する撮像画像のラップ率を設定する情報設定部と、
    前記撮像装置の地上画素寸法のうちの前記飛行経路と直交する方向の地上画素寸法と前記ラップ率との積に基づいて前記飛行体が飛行する飛行経路の間隔を設定し、当該設定された間隔に応じて前記撮像エリアに複数の前記飛行経路を作成する経路作成部と、
    前記経路作成部で作成された前記複数の前記飛行経路の間隔の合計が、前記撮像エリアにおける前記飛行経路が並ぶ方向に対応する長さよりも短い場合に、前記ラップ率を前記情報設定部にて設定した値から変更することで前記飛行経路の間隔を変更し、前記撮像エリアの複数の前記飛行経路の数を増加させる経路補正部と、
    前記飛行経路に基づいて前記飛行ルートを作成するルート作成部と、
    を備えている飛行体の支援システム。
  2. 複数の前記飛行経路は、前記圃場選択部が選択した前記圃場の外周輪郭のうち所定の辺である基準辺と平行である請求項1に記載の飛行体の支援システム。
  3. 前記圃場の位置に応じて複数の前記飛行経路を補正する削除補正部を備え、
    前記削除補正部は、
    前記飛行経路のうち一の飛行経路が複数の前記圃場と重複している部分の間に位置する空白部を有し、且つ前記空白部が前記飛行経路の間隔よりも長い場合、前記空白部を当該飛行経路から削除する請求項1又は2に記載の飛行体の支援システム。
  4. 複数の前記飛行経路の一端側及び他端側を所定距離延長して補正する延長補正部を備え、
    前記ルート作成部は、前記延長補正部が補正した前記飛行経路に基づいて前記飛行ルートを作成する請求項1~3のいずれか1項に記載の飛行体の支援システム。
  5. 前記ルート作成部は、複数の前記飛行経路の端部を連結し、始点及び終点を有する一本の経路となるよう前記飛行ルートを作成する請求項1~4のいずれか1項に記載の飛行体の支援システム。
  6. 前記飛行体の離陸位置を取得する第1位置取得部を備え、
    前記ルート作成部は、両端に位置する前記飛行経路の端部うち前記第1位置取得部が取得した前記離陸位置に近い端部と、当該離陸位置とを結ぶ直線を前記飛行ルートの前記始点側として作成する請求項5に記載の飛行体の支援システム。
  7. 前記飛行体の着陸位置を取得する第2位置取得部を備え、
    前記ルート作成部は、複数の前記飛行経路のうち一の飛行経路の端部と前記着陸位置とを結ぶ直線を前記飛行ルートの前記終点側として作成する請求項5又は6に記載の飛行体の支援システム。
  8. 前記飛行体の飛行速度と、前記ルート作成部が作成した前記飛行ルートの距離に基づいて前記飛行体が飛行する飛行時間を算出する時間算出部と、
    前記時間算出部が算出した前記飛行時間が予め設定された時間よりも長い場合に警告を行う警告部と、
    を備えている請求項1~7のいずれか1項に記載の飛行体の支援システム。
  9. サーバに設けられ、前記圃場に関する情報を記憶するサーバ記憶部を備え、
    前記圃場選択部は、前記サーバ記憶部から前記圃場に関する情報を取得し、複数の前記圃場を選択する請求項1~8のいずれか1項に記載の飛行体の支援システム。
JP2019150703A 2019-08-20 2019-08-20 飛行体の支援システム Active JP7274978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019150703A JP7274978B2 (ja) 2019-08-20 2019-08-20 飛行体の支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019150703A JP7274978B2 (ja) 2019-08-20 2019-08-20 飛行体の支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021033482A JP2021033482A (ja) 2021-03-01
JP7274978B2 true JP7274978B2 (ja) 2023-05-17

Family

ID=74676558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019150703A Active JP7274978B2 (ja) 2019-08-20 2019-08-20 飛行体の支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7274978B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114677859B (zh) * 2022-03-23 2023-07-18 广州中科云图智能科技有限公司 无人机航线自动校正方法和装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105591A (ja) 2006-10-26 2008-05-08 Hiroboo Kk 自律制御無人飛行体の飛行管理方法
JP2013108927A (ja) 2011-11-24 2013-06-06 Topcon Corp 航空写真撮像方法及び航空写真撮像装置
JP2018000015A (ja) 2016-06-28 2018-01-11 日本ユニシス株式会社 ドローンを用いた自動防霜システム
JP2018169995A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 株式会社スカイマティクス ドローンを用いた作業を支援するシステムおよび方法
JP2019060827A (ja) 2017-09-28 2019-04-18 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd モバイルプラットフォーム、撮像経路生成方法、プログラム、及び記録媒体
JP2019120986A (ja) 2017-12-28 2019-07-22 エヌ・ティ・ティ・データ・カスタマサービス株式会社 無人飛行機の飛行経路制御システム及び無人飛行機の飛行経路制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105591A (ja) 2006-10-26 2008-05-08 Hiroboo Kk 自律制御無人飛行体の飛行管理方法
JP2013108927A (ja) 2011-11-24 2013-06-06 Topcon Corp 航空写真撮像方法及び航空写真撮像装置
JP2018000015A (ja) 2016-06-28 2018-01-11 日本ユニシス株式会社 ドローンを用いた自動防霜システム
JP2018169995A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 株式会社スカイマティクス ドローンを用いた作業を支援するシステムおよび方法
JP2019060827A (ja) 2017-09-28 2019-04-18 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd モバイルプラットフォーム、撮像経路生成方法、プログラム、及び記録媒体
JP2019120986A (ja) 2017-12-28 2019-07-22 エヌ・ティ・ティ・データ・カスタマサービス株式会社 無人飛行機の飛行経路制御システム及び無人飛行機の飛行経路制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021033482A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6572618B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、情報処理方法、端末装置、設定方法、設定プログラム
US11644839B2 (en) Systems and methods for generating a real-time map using a movable object
JP5947634B2 (ja) 航空写真撮像方法及び航空写真撮像システム
JP2018152737A (ja) 無人飛行撮影装置
JP7152836B2 (ja) 無人飛行体のアクションプラン作成システム、方法及びプログラム
US11689808B2 (en) Image synthesis system
US20180218534A1 (en) Drawing creation apparatus and drawing creation method
WO2018198634A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、画像処理装置および画像処理システム
JP6675537B1 (ja) 飛行経路生成装置、飛行経路生成方法とそのプログラム、構造物点検方法
KR101767648B1 (ko) 한국형 수심측량장비의 데이터 전처리를 위한 데이터 처리 소프트웨어가 탑재된 드론 비행 장치
JPWO2019082519A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム
JP7274978B2 (ja) 飛行体の支援システム
JP7079125B2 (ja) 空中写真撮影管理システム及びプログラム
US20240166349A1 (en) Methods and Systems for Cloud-Based Management of Images Captured by Aerial Vehicles
AU2022271430A1 (en) Method and System for Collection of Photographic Data
CN112106112A (zh) 一种点云融合方法、设备、系统及存储介质
CN111868656B (zh) 一种作业控制系统、作业控制方法、装置、设备及介质
JP4523833B2 (ja) 撮影計画支援装置及びそのためのプログラム
JP2020076674A (ja) 現況測量図作成システム、方法及びプログラム
CN110940318A (zh) 航空遥感实时成像方法、电子设备以及存储介质
JP6833005B2 (ja) 無人飛行撮影装置
KR20150006752A (ko) 회전익 구조체를 이용한 공중관측 지형자료 구축 방법 및 그 시스템
KR102204564B1 (ko) 측량 안테나를 사용하여 위치 정보를 획득하는 무인 비행체를 제어하는 방법 및 무인 비행체로부터 획득된 위치 정보에 기반하여 위치 정합 이미지를 생성 방법
JP2023100107A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2023121893A (ja) 着陸システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7274978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150