JP7274056B1 - 配線板 - Google Patents

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Abstract

配線板(10)は、基板(11)と、第1点(1)と第2点(2)とを1本の経路で接続し、第1点から第2点へ信号を伝搬させる配線(51)と、を備える。配線は、信号が伝搬する経路における第1点と第2点との間に配置され、信号を伝搬させる第1配線部(101)及び第2配線部(102)を有する。第1配線部は、基板の面(11a)に沿う第1の向き(A1)に信号を伝搬させ、第2配線部は、基板の面に直交する方向から視て、第1配線部に対し、信号が伝搬する方向と交差する方向に隣接するように配置され、第1の向きに信号を伝搬させる。

Description

本開示は、配線板に関する。
一般に、DDR-SDRAM(Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)に用いられるバス配線等、複数の信号配線によるパラレル伝送を行うプリント配線板は、複数の信号配線のそれぞれによって伝達される信号が出力側の配線端に到達するタイミングを揃えるため、これら複数の信号配線が等長であることが求められる。従来、上述したような複数の信号配線のうち、一部の信号配線を意図的に折り返して蛇行させることで、複数の信号配線長を揃えたミアンダ配線が形成されたプリント配線板が知られている(特許文献1参照)。
特開2006-173401
図1は、一般的な配線板に形成されたミアンダ配線を示す模式図である。図1に示すようなミアンダ配線においては、配線端1Aから信号が入力され、蛇行した配線を経由し、配線端2Aから出力される。このようなミアンダ配線は、互いに隣接する配線で信号の伝送方向が逆向きとなる構造であるため、隣接する配線間で同一の信号が相互干渉することによるノイズが発生しやすく、配線板における信号品質が低下する場合がある。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、従来よりも信号が伝搬する際のノイズの発生を抑制することができる配線板を提供することを目的とする。
本開示に係る配線板は、基板と、信号を送信する送信部と、送信部からの信号を受信する受信部と、を接続する第1配線と、第1点と第2点とを1本の経路で接続し、第1点から第2点へ信号を伝搬させる配線を含み、第1配線と経路長が揃うように形成されて送信部と受信部とを接続する第2配線と、を備え、第2配線は、信号が伝搬する経路における第1点と第2点との間に配置され、信号を伝搬させる第1配線部、第2配線部、第3配線部及び第4配線部を有し、第1配線部は、基板の面に沿う第1の向きに信号を伝搬させ、第2配線部は、基板の面に直交する方向から視て、第1配線部に対し、信号が伝搬する方向と交差する方向に隣接するように配置され、第1の向きに信号を伝搬させ、第3配線部及び第4配線部は、第1配線部及び第2配線部とは基板の厚さ方向の位置が異なる層に形成されており、第3配線部は、第1配線部の下流端と第2配線部の上流端とを接続し、基板の面に沿ってかつ第1の向きとは異なる第2の向きに信号を伝搬させ、第4配線部は、第2配線部の下流端に接続されて、第2の向きに信号を伝搬させることを特徴とするものである。
本開示によれば、従来よりも信号が伝搬する際のノイズの発生を抑制することができる。
一般的なミアンダ配線を示す模式図である。 実施の形態1に係る配線板を示す模式図である。 実施の形態1に係る第2配線を示す模式図である。 実施の形態1に係る第2配線における信号が伝搬する向きの一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る第2配線を示す模式図である。 実施の形態3に係る第2配線を示す模式図である。
以下、本開示に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図2は、実施の形態1に係る配線板10を示す、配線板10の面(後述する基板11の面11a)に直交する方向から視た模式図である。配線板10は、基板11と、基板11に形成されて、信号を伝搬させる第1配線41及び第2配線51と、を備えている。
例えば、配線板10は、基板11の内部に基板の面11aに沿って形成された複数の内層(不図示)を有する多層基板である基板11に、プリント技術によって導体のプリント配線である第1配線41及び第2配線51が形成されたプリント配線板である。また、例えば、第1配線41及び第2配線51は、DDR等、複数の信号配線からなるバス配線である。なお、第1配線41及び第2配線51は、基板11の内層に形成されているが、見易さのため、図2ではいずれも実線を用いて記載している。また、第1配線41及び第2配線が形成されている層は、配線板10の使用時に接地される接地層(不図示)によって挟まれている。
配線板10には、信号を送信する送信部21と、送信部21が送信した信号を受信する受信部31と、が設けられており、配線板10と、送信部21と、受信部31と、によって、プリント回路板10Aを構成している。送信部21及び受信部31は、例えば、IC(Integrated Circuit)、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field―Programmable Gate Array)等の集積回路又は処理装置等である。
送信部21が送信した信号は、第1配線41及び第2配線51を介して、パラレル伝送によって受信部31へ伝搬される。このため、送信部21が送信が受信部31に到達するタイミングを、第1配線41と第2配線51とで揃えるため、送信部21から受信部31までの信号の伝搬経路において、第1配線41と第2配線51とが等長であることが求められる。実施の形態1に係る第2配線51は、敢えて配線長を延長することにより、第1配線41と配線長を合わせるように形成された遅延配線となっている。
第2配線51は、第1点1と第2点2との間が分岐及び合流がなく、同一面に形成された1本の経路で接続されており、送信部21の側の端部から信号が入力された信号が第1点1へ伝搬され、第1点1を通過した信号が第2点2へ伝搬され、第2点2を通過した信号が受信部31へ伝搬されて受信部31の側の端部から受信部31に向けて出力されるように構成されている。
第1点1と第2点2との間の経路を形成する配線は、同一の層に形成されており、送信部21側の端部と第1点との間の経路を形成する配線は、少なくとも一部が第1点1と第2点2との間の経路を形成する配線とは異なる層に形成されている。例えば、第1点1には、第1点1と第2点2との間の経路を形成する配線とは異なる層からの信号が、信号ビア等を介して入力される。
なお、配線板10は、送信部21が送信した信号を、第1配線41及び第2配線51を介して受信部31へ伝搬させるものであればよく、上述した集積回路又は処理装置以外の構成であってもよい。また、配線板10は、送信部21及び受信部31以外の構成を搭載していてもよいし、送信部21から受信部31へ信号を伝搬させる以外の配線が形成されていてもよいし、送信部21と受信部31との間で信号を伝搬させる第1配線41及び第2配線51以外の配線を備えていてもよい。
次に、図3を参照して、実施の形態1に係る第2配線51の詳細について説明する。図3は、実施の形態1に係る第2配線51の一部を示す、基板11の面11aに直交する方向から視た模式図である。なお、以下の第2配線51の説明において、送信部21の側を上流、受信部31の側を下流ともいう。
第2配線51は、第1点1と第2点2との間の経路において、図3に示す第1方向A1に沿って形成された、第1配線部101、第2配線部102、第3配線部103、第4配線部104、第5配線部105、第6配線部106、第7配線部107、第8配線部108を有している。なお、第1方向A1は、実施の形態1における第1の向き及び第2の向きを構成する。
また、第2配線51は、第4配線部104の下流端と第5配線部105の上流端とが、第1方向A1と交差する交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第5配線部105の下流端と第3配線部103の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第3配線部103の下流端と第6配線部106の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第6配線部106の下流端と第2配線部102の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第2配線部102の下流端と第7配線部107の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第7配線部107の下流端と第1配線部101の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続され、第1配線部101の下流端と第8配線部108の上流端とが、交差方向A2に沿って形成された配線によって接続されている。
また、第2配線51は、第1点1から第2点2までの経路が、所定の点Pを中心として、上流から下流へ向かって所定の点Pを周回するにつれて、徐々に点Pから離間するように形成されている。言い換えると、第2配線51は、第1点1から第2点2までの経路が、所定の点Pを中心として、渦巻き状に形成されている。
また、第2配線51において、第2配線部102は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第1配線部101及び第3配線部103に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n1=距離n2)。
また、第2配線51において、第3配線部103は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第2配線部102及び第4配線部104に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n2=距離n3)。
また、第2配線51において、第4配線部104は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第3配線部103及び第5配線部105に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n3=距離n4)。
また、第2配線51において、第5配線部105は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第4配線部104及び第6配線部106に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n4=距離n5)。
また、第2配線51において、第6配線部106は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第5配線部105及び第7配線部107に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n5=距離n6)。
また、第2配線51において、第7配線部107は、第1方向A1に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て第6配線部106及び第8配線部108に対し、交差方向A2に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離n6=距離n7)。
また、第2配線51において、第2配線部102の下流端と第7配線部107の上流端とを接続する部分は、交差方向A2に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て、第1配線部101の下流端と第8配線部108の上流端とを接続する部分、及び第3配線部103の下流端と第6配線部106の上流端とを接続する部分に対し、第1方向A1に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離m1=距離m2)。
また、第2配線51において、第3配線部103の下流端と第6配線部106の上流端とを接続する部分は、交差方向A2に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て、第2配線部102の下流端と第7配線部107の上流端とを接続する部分、及び第4配線部104の下流端と第5配線部105の上流端とを接続する部分に対し、第1方向A1に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離m2=距離m3)。
また、第2配線51において、第6配線部106の下流端と第2配線部102の上流端とを接続する部分は、交差方向A2に沿って形成されている部分のうち、基板の面11aに直交する方向から視て、第7配線部107の下流端と第1配線部101の上流端とを接続する部分、及び第5配線部105の下流端と第3配線部103の上流端とを接続する部分に対し、第1方向A1に最も近い位置に隣接するように配置されている(距離m5=距離m6)。
また、第2配線51において、基板の面11aに直交する方向から視て、第4配線部104の下流端と第5配線部105の上流端とを接続する部分と、第5配線部105の下流端と第3配線部103の上流端とを接続する部分と、の距離m4は、m3及びm5よりも大きい。
このように形成されて、第2配線51は、第1点1から入力された信号が、第4配線部104、第5配線部105、第3配線部103、第6配線部106、第2配線部102、第7配線部107、第1配線部101、第8配線部108の順に伝搬される。第2配線51は、仮に、第1点1と第2点2とが直線状に接続されている場合に比べて、第1点1から入力された信号が第2点2に達する時刻が遅延するように形成されている。
次に、図4を参照して、実施の形態1に係る第2配線51を伝搬する信号の向きについて説明する。図4は、実施の形態1に係る第2配線51における信号が伝搬する向きの一例を示す模式図である。
第2配線51において、第2配線部102は、第1配線部101に対し、信号が伝搬する方向である第1方向A1と交差する方向である交差方向A2に隣接するように配置されており、第1配線部101が信号を伝搬させる向きと同じ向きに信号を伝搬させる。また、第2配線51は、第1配線部101及び第2配線部102が形成されている層において、第1配線部101と第2配線部102との間に、第1配線部101が信号を伝搬させる向きとは逆の向きに信号を送信させる配線を有していない。
例えば、複数回蛇行するように形成された一般的なミアンダ配線(図1参照)のように、近接する配線で互いに逆向きに信号が伝搬される場合、クロストークによるノイズが信号自身に何度も繰り返し重畳する結果、波形エッジが先行したように見える遅延短縮と呼ばれる現象が発生する。
実施の形態1に係る第2配線51は、第1配線部101及び第2配線部102は、同じ向きに信号が伝搬するので、第1配線部101と第2配線部102との間で自己結合によって同一の信号が相互干渉することによるノイズの影響を抑制することができる。これにより、従来よりも信号品質を向上させることができるので、例えば、高速な信号の伝搬が行われるバス配線等において、信号のタイミング設計を行いやすくすることができる。また、信号の干渉を防ぐために近接配置される信号配線間の距離を大きくする必要性が低下することにより、配線板のサイズを小型化することが可能になる。
なお、実施の形態1に係る第1配線41及び第2配線51は、基板11の同一の内層に形成されて、第1配線41及び第2配線51が形成されている内層は、配線板10の使用時に接地される接地層によって挟まれているが、これに限定されない。第1配線及び第2配線は、一部が基板11の表面または裏面に露出した表層に形成されていてもよいし、全部が表層に形成されていてもよいが、第2配線51は、全部が内層に形成されている方が、信号が伝搬する際のノイズの抑制効果が高い。また、第2配線51は、全部が接地層に形成された接地パターンによって挟まれている方がノイズの抑制効果が高いが、一部または全部が接地パターンによって挟まれていなくてもよい。
また、基板が厚さ方向、即ち基板の面11aに直交する方向の位置が互いに異なる第1内層と第2内層とを有している場合、第2配線は、一部が第1内層に形成され、一部が第2内層に形成されていてもよいし、3つ以上の内層に亘って形成されていてもよい。また、第1配線部と第2配線部とが異なる内層に形成されていてもよく、例えば、第1内層に第1配線部が形成され、第2内層に第2配線部が形成されていてもよい。このように、隣接する配線が互いに異なる内層に形成されることにより、更に信号が伝搬する際のノイズの発生を抑制することができる。
また、実施の形態1に係る第2配線51は、渦巻き状に形成された配線の中心である点Pに近い第1点1から、点Pから遠い第2点2に向けて信号が伝搬するように構成されているが、これに限定されない。第2配線は、渦巻き状に形成された中心に向けて、第2点から第1点に信号が伝搬するものであってもよいし、信号が伝搬する向きが送信部21から受信部31へ伝搬する向きと受信部31から送信部21へ伝搬する向きとの間で交互に入れ替わるものであってもよい。
また、実施の形態1に係る第2配線51は、第1配線部101及び第2配線部102、第3配線部103及び第4配線部104のように、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向に互いに隣接するように配置され、同一の向きに信号を伝搬させる部分が複数形成されているが、これに限定されない。第2配線は、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向に互いに隣接するように配置され、同一の向きに信号を伝搬させる部分が1箇所のみであるように形成されていてもよいし、同一の向きに信号を伝搬させる部分の組合せを複数有して、それぞれの組合せにおいて信号が伝搬する向きが異なるように形成されていてもよい。例えば、第1配線部及び第2配線部が互いに同一の向きに信号を伝搬させ、第3配線部及び第4配線部が互いに同一の向きに信号を伝搬させる場合、第1配線部における信号が伝搬する向き(第1の向き)と、第3配線部における信号が伝搬する向き(第2の向き)と、は異なっていてもよく、第1配線部における信号が伝搬する向きと、第3配線部における信号が伝搬する向きと、が逆向きであってもよいし、第1配線部における信号が伝搬する向きと、第3配線部における信号が伝搬する向きと、が交差する向きであってもよい。
また、上述したように、第4配線部104と第5配線部105とは、信号が伝搬する向きが逆向きとなっている。実施の形態1に係る第2配線51は、第4配線部104及び第5配線部105のように、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向において互いに最も近くに配置され、かつ互いに逆向きに信号が伝搬する部分が、1箇所のみとなるように形成されているが、これに限定されない。第2配線は、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向において互いに最も近くに配置され、かつ互いに逆向きに信号が伝搬する部分が1箇所もないように形成されていてもよい。例えば、距離n4が、距離n3よりも大きいように形成されている場合、第2配線は、互いに同一方向に沿って形成されると共に互いに最も近くに隣接配置され、かつ互いに逆向きに信号が伝搬する部分が1箇所もないように形成される。
また、第2配線は、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向において互いに最も近くに配置され、かつ互いに逆向きに信号が伝搬する部分が複数あるように形成されていてもよい。
実施の形態2.
次に、図5を参照して、実施の形態2に係る第2配線51bについて説明する。図5は、実施の形態2に係る第2配線51bの一部を示す、基板11の面11aに直交する方向から視た模式図である。実施の形態2に係る第2配線51bは、実施の形態1に係る第2配線51に対し、信号が伝達する経路が異なるが、他の構成及び特徴については実施の形態1に係る第2配線51と同様であり、実施の形態1と同様の内容については、説明を省略する。
実施の形態2に係る第2配線51bは、基板の面11aに直交する方向から視て、信号が伝搬する方向と交差する方向において互いに最も近くに配置され、かつ互いに逆向きに信号が伝搬する部分が複数あるように形成されている。第2配線51bは、第1点1bから入力された信号が伝搬し、第2点2bから出力される。
なお、実施の形態1に係る第2配線51、及び実施の形態2に係る第2配線51bは、何れも、第1点と第2点との間の経路が同一面(同一の層)に形成されているが、これに限定されない。第2配線は、第1点と第2点との間の経路、言い換えると、他の配線と配線長を合わせるために敢えて配線を延長している部分が、複数の層に亘って形成されていてもよい。
実施の形態3.
次に、図6を参照して、実施の形態3に係る第2配線51cについて説明する。図6は、実施の形態3に係る第2配線51cの一部を示す、基板11の面11aに直交する方向から視た模式図である。実施の形態3に係る第2配線51cは、実施の形態1に係る第2配線51に対し、信号が伝達する経路が異なるが、他の構成及び特徴については実施の形態1に係る第2配線51と同様であり、実施の形態1と同様の内容については、説明を省略する。
実施の形態3に係る第2配線51cは、第1点1cと第2点2cとの間の経路が、複層基板である基板11の複数の層に亘って形成されている。具体的には、第2配線51cは、第1点1cと第2点2cとの間の経路において、第1配線部101c、第2配線部102c、第3配線部103c、第4配線部104c、第5配線部105c、第6配線部106c、第7配線部107cを有している。
また、第2配線51cは、第1配線部101cの下流端と第5配線部105cの上流端とが接続され、第5配線部105cの下流端と第2配線部102cの上流端とが接続され、第2配線部102cの下流端と第6配線部106cの上流端とが接続され、第6配線部106cの下流端と第3配線部103cの上流端とが接続され、第3配線部103cの下流端と第7配線部107cの上流端とが接続され、第7配線部107cの下流端と第4配線部104cの上流端とが接続されている。このように構成されて、第2配線51cは、第1点1cから入力された信号が、第1配線部101c、第5配線部105c、第2配線部102c、第6配線部106c、第3配線部103c、第7配線部107c、第4配線部104cの順に、図6に示す矢印に沿って伝達され、第2点2cから出力される。
第1配線部101c、第2配線部102c、第3配線部103c及び第4配線部104cは、同一の層である第1層(不図示)に形成されており、第5配線部105c、第6配線部106c及び第7配線部107cは、第1層とは基板の面と交差する方向における位置が異なる第2層に形成されている。また、第1配線部101c、第2配線部102c、第3配線部103c及び第4配線部104cは、互いに同じ向きである第3方向A3(第1の向き)に信号を伝搬させ、第5配線部105c、第6配線部106c及び第7配線部107cは、互いに同じ向きかつ第1配線部101cとは異なる向きに信号を伝搬させる。例えば、第5配線部105c、第6配線部106c及び第7配線部107cは、互いに同じ向きかつ第1配線部101cが信号を伝搬させる方向と交差する方向である第4方向A4に沿って信号を伝搬させる。
第2配線51cの配線のうち第1層に形成されている配線において、第2配線部102cは、第3方向A3に沿って形成されている部分のうち、基板の面に直交する方向から視て第1配線部101c及び第3配線部103cに対し、第3方向A3と交差する方向に最も近い位置に隣接するように配置されている。言い換えると、第2配線51cは、第1層において、第1配線部101cと第2配線部102cとの間、及び第2配線部102cと第3配線部103cとの間に、第1配線部101cが信号を伝搬させる向きとは逆の向きに信号を送信させる配線を有していない。
また、第2配線51cの配線のうち第1層に形成されている配線において、第4配線部104cは、第3方向A3に沿って形成されている部分のうち、基板の面に直交する方向から視て第3配線部103cに対し、第3方向A3と交差する方向に最も近い位置に隣接するように配置されている。言い換えると、第2配線51cは、第1層において、第3配線部103cと第4配線部104cとの間に、第3配線部101cが信号を伝搬させる向きとは逆の向きに信号を送信させる配線を有していない。
以上のように構成されて、実施の形態3に係る第2配線51cは、同一の層において、互いに隣接配置された第1配線部101c、第2配線部102c、第3配線部103c及び第4配線部104cが、同じ向きに信号を伝搬させるので、第1配線部101cと第2配線部102cとの間、第2配線部102cと第3配線部103cとの間、及び第3配線部103cと第4配線部104cとの間で、自己結合によって同一の信号が相互干渉することによるノイズの影響を抑制することができる。
また、実施の形態3に係る第2配線51cは、第1点1cと第2点2cとの間の経路において、基板の面に直交する方向から視て、互いに反対の向きに信号を伝搬させる部分を基板の複数の層に亘って有しておらず、自己結合によって同一の信号が相互干渉することによるノイズの影響を抑制することができる。
なお、上述した何れの実施の形態においても、配線が直線状に形成されたものに限定されず、配線が曲線で形成されていてもよいし、直線と曲線との組合わせて形成されていてもよいし、曲線の螺旋状に形成されていてもよい。第2配線が曲線の螺旋状に形成されている場合、中心部分において互いに逆向きに信号が伝搬する部分が小さくなるため、信号が伝搬する際のノイズの発生を抑制する効果が高い。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る配線板は、信号を伝搬させる際の信号品質の向上に利用することができる。
1,1b,1c 第1点、2,2b,2c 第2点、10 配線板、11 基板、11a 基板の面、51,51b,51c 第2配線(配線)、101,101c 第1配線部、102,102c 第2配線部、103,103c 第3配線部、104 第4配線部、A1 第1方向(第1の向き、第2の向き)、A2 交差方向、A3 第3方向(第1の向き)、P 点。

Claims (5)

  1. 基板と、
    信号を送信する送信部と、前記送信部からの信号を受信する受信部と、を接続する第1配線と、
    第1点と第2点とを1本の経路で接続し、前記第1点から前記第2点へ信号を伝搬させる配線を含み、前記第1配線と経路長が揃うように形成されて前記送信部と前記受信部とを接続する第2配線と、を備え、
    前記第2配線は、前記信号が伝搬する経路における前記第1点と前記第2点との間に配置され、前記信号を伝搬させる第1配線部、第2配線部、第3配線部及び第4配線部を有し、
    前記第1配線部は、前記基板の面に沿う第1の向きに前記信号を伝搬させ、
    前記第2配線部は、前記基板の面に直交する方向から視て、前記第1配線部に対し、前記信号が伝搬する方向と交差する方向に隣接するように配置され、前記第1の向きに前記信号を伝搬させ、
    前記第3配線部及び前記第4配線部は、前記第1配線部及び前記第2配線部とは前記基板の厚さ方向の位置が異なる層に形成されており、
    前記第3配線部は、前記第1配線部の下流端と前記第2配線部の上流端とを接続し、前記基板の面に沿ってかつ前記第1の向きとは異なる第2の向きに前記信号を伝搬させ、
    前記第4配線部は、前記第2配線部の下流端に接続されて、前記第2の向きに前記信号を伝搬させる
    ことを特徴とする配線板。
  2. 前記基板は、内層を有する多層基板であり、
    前記第1配線部及び前記第2配線部は、前記内層に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の配線板。
  3. 前記第2配線は、前記基板の面に直交する方向から視て、前記信号が伝搬する方向と交差する方向において互いに最も近くに配置され、かつ互いに逆向きに前記信号が伝搬する部分が1箇所以下となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の配線板。
  4. 前記第1配線部及び前記第2配線部は、同一面上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の配線板。
  5. 前記内層は、第1内層であり、
    前記基板は、前記第1内層とは前記基板の厚さ方向の位置が異なる第2内層を有し、
    前記第1配線部は、前記第1内層に形成され、
    前記第2配線部は、前記第2内層に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の配線板。
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