JP7273649B2 - ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7273649B2
JP7273649B2 JP2019141408A JP2019141408A JP7273649B2 JP 7273649 B2 JP7273649 B2 JP 7273649B2 JP 2019141408 A JP2019141408 A JP 2019141408A JP 2019141408 A JP2019141408 A JP 2019141408A JP 7273649 B2 JP7273649 B2 JP 7273649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
link
user
information
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019141408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021025796A (ja
Inventor
範人 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zenrin Datacom Co Ltd
Original Assignee
Zenrin Datacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zenrin Datacom Co Ltd filed Critical Zenrin Datacom Co Ltd
Priority to JP2019141408A priority Critical patent/JP7273649B2/ja
Publication of JP2021025796A publication Critical patent/JP2021025796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7273649B2 publication Critical patent/JP7273649B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラムに関する。
従来から、スマートフォン等の端末を車両のナビゲーション装置(つまり、いわゆるカーナビ)として機能させるアプリケーションプログラムが知られている。このようなアプリケーションプログラムでは、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信することで車両の自車位置を測定し、自車位置の更新や地図の表示更新等を行っている。
ところで、車両がトンネル内を走行中である場合にはGPS衛星からの電波を受信することができない。このため、上記のアプリケーションプログラムでは、例えば、トンネル内では車両が一定の速度(例えば法定速度やトンネルに入る直前の速度)で走行するものと見做して自車位置の更新や地図の表示更新等を行っている。
なお、自律測位のためのセンサを備えていないカーナビで、トンネル内でも自車位置の推定を行うことが可能な技術も従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011-174770号公報
しかしながら、車両を運転するユーザの運転特性や道路の環境(例えば、渋滞状況等)によっては、トンネル内を一定の速度で走行するとは限らない。このため、上記のアプリケーションプログラムでは、トンネル内における自車位置の精度が低い場合があった。
本発明の実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、GPS衛星からの電波を受信できない場合における自車位置の推定精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本実施形態に係るナビゲーションシステムは、端末から受信したプローブ情報に含まれる位置情報と、道路ネットワーク情報とに基づいて、前記端末のユーザが運転する車両が走行する道路を特定する道路特定手段と、前記道路特定手段により特定された道路を構成するリンクの中に、前記位置情報が示す位置から所定の距離以内にあり、かつ、前記車両の進行方向側にあるリンクであって、GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在すると判定された場合、前記リンクの環境におけるユーザの運転特性を示す情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記ユーザの運転特性を示す情報から前記リンクを走行した場合における推定速度を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された推定速度に基づいて、前記リンクを前記車両が走行した場合における各時刻の位置を推定する推定手段と、を有することを特徴とする。
GPS衛星からの電波を受信できない場合における自車位置の推定精度を向上させることができる。
本実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るナビゲーション端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るナビゲーションシステムの機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る自車位置推定処理の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る学習処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、スマートフォン等の端末をカーナビとして利用する場合に、GPS衛星からの電波を受信できないときでも自車位置を高い精度で推定可能なナビゲーションシステム1について説明する。
<全体構成>
まず、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るナビゲーションシステム1には、1台以上のナビゲーション端末10と、1台以上のサーバ装置20と、1台以上の外部サーバ30とが含まれる。ナビゲーション端末10と、サーバ装置20と、外部サーバ30とは、例えばインターネット等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
ナビゲーション端末10は、ユーザが携帯可能で、当該ナビゲーション端末10をカーナビとして機能させることができるアプリケーションプログラム(以降、「ナビアプリ」とも表す。)がインストールされた各種の情報処理端末である。典型的には、スマートフォンをナビゲーション端末10として用いることが可能である。ただし、スマートフォン以外にも、ナビゲーション端末10は、例えば、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、携帯型ゲーム機器等であってもよい。
ナビゲーション端末10は、ユーザ等により指定された出発地及び目的地等に基づいて出発地から目的地までの経路を探索した上で、車両の現在位置(自車位置)を測位又は推定すると共に自車位置の更新や地図の表示更新等を行うことで、当該経路に従った経路案内(ナビゲーション)を提供する。このとき、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、GPS衛星からの電波が受信可能な場所では当該電波を受信することで自車位置を測位する。一方で、GPS衛星からの電波が受信できない場所(例えばトンネル内)では、当該場所の環境におけるユーザの運転特性に応じた速度で当該場所(例えばトンネル内)を走行するものと見做して自車位置を推定する。すなわち、例えばトンネル内を一定の速度で走行するものと見做すのではなく、当該トンネルの環境(例えば渋滞状況等)におけるユーザの運転特性に応じた速度で当該トンネル内を走行するものと見做して自車位置を推定する。これにより、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、GPS衛星からの電波が受信できない場所(例えばトンネル内)でも、より高い精度で自車位置を推定することが可能となる。
なお、以降では、ユーザの運転特性を「ユーザ特性」とも表す。また、道路の環境を表す条件を「環境条件」とも表す。環境条件としては、例えば、道路格(例えば、国道、県道、私道等の区分)、道路の渋滞度、天候、道路の曲率(つまり、道路がどの程度カーブしているかを示す度合い)、中央分離帯の有無、勾配、車線数、車線幅(つまり、1車線あたりの幅)、時間帯等が挙げられる。
サーバ装置20は、ナビゲーション端末10からプローブ情報を収集するコンピュータ又はコンピュータシステムである。プローブ情報とは、例えば、ナビゲーション端末10で測位された自車位置、これらの自車位置から算出された速度、ナビゲーション端末10のユーザを識別する識別情報(以降、「ユーザ識別情報」とも表す。)等が含まれる情報である。なお、これら以外にも、プローブ情報には、ナビゲーション端末10で取得可能な種々の情報が含まれていてもよい。
サーバ装置20は、例えば、車両がトンネルに近付いた場合(つまり、車両の進行方向の先にトンネルがあり、かつ、自車位置とトンネルの入口との間の距離が所定の距離以下となった場合等)に、当該トンネルの環境条件におけるユーザ特性に応じた情報(具体的には、後述するユーザ特性値)をナビゲーション端末10に送信する。ナビゲーション端末10では、サーバ装置20から送信されたユーザ特性値で、当該トンネルに対して決定される速度(例えば、当該トンネル内の法定速度や当該トンネルに入る直前の速度等)を補正することで、当該環境条件におけるユーザ特性に応じた速度が算出される。
外部サーバ30は、サーバ装置20が環境条件等を特定するのに必要な情報を保持及び提供する各種サーバである。外部サーバ30としては、例えば、道路ネットワーク情報を保持及び提供する道路ネットワークサーバ31、渋滞情報を保持及び提供する渋滞情報サーバ32等がある。ただし、これら以外にも、外部サーバ30としては、例えば、天候情報を保持及び提供する天候情報サーバ、地図情報を保持及び提供する地図情報サーバ等があってもよい。
なお、図1に示すナビゲーションシステム1の全体構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、各外部サーバ30が保持及び提供する情報をサーバ装置20でも保持している場合には、ナビゲーションシステム1には、外部サーバ30が含まれなくてもよい。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係るナビゲーションシステム1に含まれるナビゲーション端末10のハードウェア構成とサーバ装置20のハードウェア構成とについて説明する。
≪ナビゲーション端末10≫
図2に示すように、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、入力装置11と、表示装置12と、メモリ装置13と、外部I/F14と、通信I/F15と、プロセッサ16と、GPS受信機17とを有する。これら各ハードウェアは、バス18により相互に通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えば、タッチパネルや各種ボタン等であり、ユーザがナビゲーション端末10に各種入力を行うのに用いられる。表示装置12は、例えば、ディスプレイ等であり、ナビゲーション端末10の処理結果(例えば、自車位置や地図等)を表示する。
メモリ装置13は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等であり、各種データやプログラム等を記憶する。外部I/F14は、記録媒体14a等の外部装置とのインタフェースである。記録媒体14aとしては、例えば、SDメモリカードやUSBメモリ等がある。
通信I/F15は、ナビゲーション端末10を通信ネットワークNに接続するためのインタフェースである。プロセッサ16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等であり、メモリ装置13からプログラムやデータを読み出して、当該プログラムやデータに基づく処理を実行することで、ナビゲーション端末10全体の制御や各種機能を実現する演算装置である。GPS受信機17は、GPS衛星から電波を受信して車両の現在位置(自車位置)を測位することが可能な機器又はモジュールである。なお、本実施形態では一例としてGPS衛星からの電波を受信して自車位置を測位するものとするが、これに限られず、GPS衛星以外のGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から電波を受信して自車位置を測位してもよい。
本実施形態に係るナビゲーション端末10は、図2に示すハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現することができる。なお、図2に示すハードウェア構成は一例であって、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、複数のメモリ装置13を有していてもよいし、複数のプロセッサ16を有していてもよい。
≪サーバ装置20≫
図3に示すように、本実施形態に係るサーバ装置20は、入力装置21と、表示装置22と、RAM23と、ROM24と、外部I/F25と、通信I/F26と、プロセッサ27と、補助記憶装置28とを有する。これら各ハードウェアは、バス29により相互に通信可能に接続されている。
入力装置21は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、各種ボタン等である。表示装置22は、例えば、ディスプレイ等である。なお、サーバ装置20は、入力装置21及び表示装置22のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
RAM23は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM24は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。外部I/F25は、記録媒体25a等の外部装置とのインタフェースである。記録媒体25aとしては、例えば、CDやDVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。
通信I/F26は、サーバ装置20を通信ネットワークNに接続するためのインタフェースである。プロセッサ27は、例えば、CPU等であり、ROM24や補助記憶装置28等からプログラムやデータをRAM23上に読み出して、当該プログラムやデータに基づく処理を実行することで、サーバ装置20全体の制御や各種機能を実現する演算装置である。補助記憶装置28は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリである。
本実施形態に係るサーバ装置20は、図3に示すハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現することができる。なお、図3に示すハードウェア構成は一例であって、本実施形態に係るサーバ装置20は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、本実施形態に係るサーバ装置20は、複数のRAM23や複数のROM24、複数の補助記憶装置28等を有していてもよいし、複数のプロセッサ27を有していてもよい。
なお、各外部サーバ30は、例えば、サーバ装置20と同様のハードウェア構成で実現することが可能である。
<機能構成>
次に、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の機能構成の一例を示す図である。
≪ナビゲーション端末10≫
図4に示すように、本実施形態に係るナビゲーション端末10は、ナビゲーション処理部110と、記憶部120とを有する。ナビゲーション処理部110は、ナビゲーション端末10にインストールされた1以上のプログラム(つまり、ナビアプリ等)がプロセッサ16に実行させる処理により実現される。また、記憶部120は、例えばメモリ装置13等により実現可能である。
ナビゲーション処理部110は、出発地から目的地までの経路の探索や当該経路に従ったナビゲーションの提供等に関する処理を行う。ここで、ナビゲーション処理部110には、プローブ情報送信部111と、自車位置推定部112とが含まれる。
プローブ情報送信部111は、所定の間隔毎(例えば、3分毎や5分毎等)にプローブ情報をサーバ装置20に送信する。プローブ情報には、上述したように、自車位置、速度、及びユーザ識別情報等が含まれる。ここで、自車位置はGPS受信機17により測位され、速度は所定の時間の間の自車位置から算出される。また、ユーザ識別情報は、例えば、ナビアプリに設定される。なお、速度には速さと向き(方向)とが含まれる。
自車位置推定部112は、GPS衛星からの電波が受信できない場所(例えばトンネル内)における自車位置を推定する。このとき、自車位置推定部112は、サーバ装置20から送信されたユーザ特性値で、当該場所(例えばトンネル内)に対して決定される速度を補正することで、当該場所の環境条件におけるユーザ特性に応じた速度を算出する。そして、自車位置推定部112は、この速度を用いて、各時刻における自車位置を推定する。すなわち、例えば、自車位置推定部112は、当該速度でトンネル内を走行するものとして、各時刻における自車位置を推定する。
記憶部120は、各種データ(例えば、ナビゲーションに用いられる経路や地図等の情報、サーバ装置20から送信されたユーザ特性値等)を記憶する。
≪サーバ装置20≫
図4に示すように、本実施形態に係るサーバ装置20は、蓄積部210と、ユーザ特性取得処理部220と、学習部230と、記憶部240とを有する。蓄積部210、ユーザ特性取得処理部220及び学習部230は、サーバ装置20にインストールされた1以上のプログラムがプロセッサ27に実行させる処理により実現される。また、記憶部240は、例えば補助記憶装置28等により実現可能である。なお、記憶部240は、サーバ装置20と通信ネットワークNを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていてもよい。
蓄積部210は、ナビゲーション端末10から送信されたプローブ情報を記憶部240に保存する。このとき、蓄積部210は、例えば、ユーザ識別情報毎に記憶部240に保存する。これにより、記憶部240には、ユーザ識別情報毎にプローブ情報が蓄積される。
ユーザ特性取得処理部220は、GPS衛星からの電波を受信できない場所(例えばトンネル内)に近付いた場合に、この場所の環境条件におけるユーザ特性値を取得するための処理を行う。ここで、ユーザ特性取得処理部220には、道路特定部221と、トンネル判定部222と、環境特定部223と、取得部224とが含まれる。
道路特定部221は、プローブ情報に含まれる自車位置と、道路ネットワークサーバ31から取得した道路ネットワーク情報とを用いて、ナビゲーション端末10のユーザの車両が走行している道路を特定する。また、このとき、道路特定部221は、当該道路の法定速度(又は制限速度)や道路格、中央分離帯の有無、勾配、車線数、車線幅等のうちの少なくとも一部を特定してもよい。
なお、道路ネットワーク情報とは道路網(道路ネットワーク)を表す情報であり、例えば、交差点や分岐点、道路属性が変化する箇所、道路幅が変化する箇所等の各種地点を示すノードに関する情報(以降、「ノード情報」とも表す。)と、ノード間を繋ぐリンクに関する情報(以降、「リンク情報」とも表す。)とが含まれる。ノード情報には、例えば、ノード番号、緯度・経度、交差点の名称(漢字及びその読み)、信号機の有無等が含まれる。また、リンク情報には、例えば、リンク長や座標点列、道路属性(例えば、トンネルか否かを示す情報等)、経路探索に用いられるコスト、リンクの両端にあるノードのノード番号、道路格(例えば、国道、県道、私道等の区分)、中央分離帯の有無、道路幅、勾配、車線数、車線幅、進行方向、高度等が含まれる。
トンネル判定部222は、道路特定部221によって特定された道路と、プローブ情報に含まれる自車位置と、道路ネットワークサーバ31から取得された道路ネットワーク情報とを用いて、当該道路上において当該自車位置よりも所定の距離先にトンネルがあるか否かを判定する。トンネル判定部222は、当該自車位置の進行方向側にあり、かつ、当該自車位置よりも所定の距離以内にあるリンクの道路属性を参照することで、トンネルがあるか否かを判定することができる。
なお、上記の所定の距離は任意に設定することが可能であるが、例えば、数十メートルから数百メートルとすることが考えられる。また、この所定の距離は全ての道路に対して固定的であってもよいが、例えば、道路格等に応じて異ならせてもよい。また、プローブ情報に含まれる速度等に応じて異ならせてもよい。
環境特定部223は、トンネル判定部222によって自車位置よりも所定の距離先にトンネルがあると判定された場合、当該トンネルの環境条件を特定する。例えば、環境特定部223は、渋滞情報サーバ32から混渋情報を取得することで、当該トンネルの環境条件として混雑度を特定する。また、これ以外にも、環境特定部223は、外部サーバ30から取得される各種情報を用いて、環境条件として、例えば、道路格、天候、トンネル内の道路の曲率、中央分離帯の有無、勾配、車線数、車線幅、時間帯等が特定されてもよい。
取得部224は、プローブ情報に含まれるユーザ識別情報と、環境特定部223によって特定された環境条件とを用いて、1以上のユーザ特性値を取得する。ここで、取得部224は、種々の方法でユーザ特性値を取得することができる。例えば、以下のユーザ特性値の取得方法1及び取得方法2が考えられる。
(ユーザ特性値の取得方法1)
例えば、環境条件毎のユーザ特性値で構成されるユーザ特性情報がユーザ識別情報毎に記憶部240に記憶されている場合には、取得部224は、プローブ情報に含まれるユーザ識別情報に対応するユーザ特性情報から該当のユーザ特性値を取得することができる。より具体的には、例えば、或るユーザ識別情報に対応するユーザ特性情報として、環境条件「道路属性」に関するユーザ特性情報α=[α,α,α](ただし、αは「道路属性=国道」である場合のユーザ特性値、αは「道路属性=県道」である場合のユーザ特性値、αは「道路属性=私道」である場合のユーザ特性値)と、環境条件「混雑度」に関するユーザ特性情報β=[β,β,β,β](ただし、混雑度はA~Dに区分されるものとして、βは「混雑度=A」である場合のユーザ特性値、βは「混雑度=B」である場合のユーザ特性値、βは「混雑度=C」である場合のユーザ特性値、βは「混雑度=D」である場合のユーザ特性値)とが記憶部240に記憶されているものとする。この場合、当該ユーザ識別情報のユーザ特性値を取得する場合に、環境特定部223によって特定された環境条件が「道路属性=国道」、「混雑度=C」であったとき、取得部224は、ユーザ特性値αとβとを取得する。
(ユーザ特性値の取得方法2)
例えば、予め学習済みの機械学習モデルがユーザ識別情報毎に存在(又は全てのユーザ識別情報で共通に存在)する場合には、取得部224は、この機械学習モデルの出力としてユーザ特性値を取得してもよい。より具体的には、取得部224は、例えば、環境特定部223によって特定された環境条件(具体的には「道路属性=県道」、「混雑度=C」等を表すベクトルデータや配列データ等)を当該機械学習モデルに入力する。これにより、機械学習モデルの出力としてユーザ特性値が得られる。なお、機械学習モデルとしては任意のモデルを採用することが可能であるが、例えば、ニューラルネットワーク等が挙げられる。
学習部230は、例えばトンネル内等の環境条件におけるユーザ特性に応じてより適切なユーザ特性値が得られるように、ユーザ特性情報又は機械学習モデルのパラメータを学習する。
記憶部240は、各種データ(例えば、ユーザ特性値の取得方法1を用いる場合はユーザ特性情報、ユーザ特性値の取得方法2を用いる場合は機械学習モデル等)を記憶する。
なお、サーバ装置20が有する各部は異なる装置が分散して有していてもよい。例えば、蓄積部210と、ユーザ特性取得処理部220と、学習部230とをそれぞれ異なる装置が有していてもよい。
<ナビゲーションシステムの処理の詳細>
以降では、本実施形態に係るナビゲーションシステム1が実行する処理の詳細について説明する。
≪自車位置推定処理≫
以降では、車両がトンネル等のGPS衛星からの電波を受信することができない場所に近付いた場合に、この場所(トンネル等)における自車位置を推定する処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る自車位置推定処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以降では、出発地から目的地までの経路が短宅された上で、この経路に従ったナビゲーションを提供するための処理がナビゲーション処理部110によって実行されているものとする(つまり、ナビゲーション中であるものとする。)。
ナビゲーション処理部110のプローブ情報送信部111は、所定の間隔毎にプローブ情報をサーバ装置20に送信する(ステップS101)。プローブ情報には、上述したように、GPS受信機17により測位された自車位置と、所定の時間の間の自車位置から算出された速度と、ユーザ識別情報とが含まれる。
蓄積部210は、ナビゲーション端末10からプローブ情報を受信すると、このプローブ情報を記憶部240に保存する(ステップS102)。このとき、蓄積部210は、例えば、ユーザ識別情報毎に記憶部240に保存する。これにより、記憶部240には、ユーザ識別情報毎にプローブ情報が蓄積される。
なお、プローブ情報が必ずしも記憶部240に保存されなくてもよい。プローブ情報が記憶部240に保存されない場合、上記のステップS102は実行されない。
ユーザ特性取得処理部220の道路特定部221は、ナビゲーション端末10から受信したプローブ情報に含まれる自車位置と、道路ネットワークサーバ31から取得した道路ネットワーク情報とを用いて、ナビゲーション端末10のユーザの車両が走行している道路を特定(つまり、例えば、リンクの列を特定)する(ステップS103)。また、このとき、道路特定部221は、上述したように、当該道路の法定速度(又は制限速度)や道路格、中央分離帯の有無、勾配、車線数、車線幅等のうちの少なくとも一部を特定してもよい。なお、道路ネットワーク情報は、道路ネットワークサーバ31から予め取得しておいたものを用いてもよいし、ステップS103の特定(道路の特定)を行う都度、道路ネットワークサーバ31から取得してもよい。
ユーザ特性取得処理部220のトンネル判定部222は、上記のステップS103で特定された道路と、ナビゲーション端末10から受信したプローブ情報に含まれる自車位置と、道路ネットワークサーバ31から取得された道路ネットワーク情報とを用いて、当該道路上において当該自車位置よりも所定の距離先にトンネルがあるか否かを判定する(ステップS104)。
上記のステップS104で自車位置よりも所定の距離先にトンネルがあると判定されなかった場合、サーバ装置20は何もしない。一方で、上記のステップS104で自車位置よりも所定の距離先にトンネルがあると判定された場合、サーバ装置20は、後述するステップS105~ステップS107を実行する。これにより、後述するステップS108において、ナビゲーション端末10で、例えばトンネル内等の環境条件におけるユーザ特性に応じた速度が算出され、この速度に応じた自車位置が推定される。
ユーザ特性取得処理部220の環境特定部223は、上記のステップS104で自車位置よりも所定の距離先にあると判定されたトンネルの環境条件を特定する(ステップS105)。例えば、環境特定部223は、渋滞情報サーバ32から渋滞情報を取得することで、当該トンネルの環境条件として混雑度を特定する。なお、混雑度はトンネル内がどの程度混雑しているかを表す値であり、例えば、渋滞情報が表す交通量を複数の区分のいずれかに分類することで特定される。
また、上述したように、環境特定部223は、外部サーバ30から取得される各種情報を用いて、環境条件として、例えば、道路格、天候、トンネル内の道路の曲率、中央分離帯の有無、勾配、車線数、車線幅、時間帯等が特定されてもよい。
次に、ユーザ特性取得処理部220の取得部224は、プローブ情報に含まれるユーザ識別情報と、上記のステップS105で特定された環境条件とを用いて、1以上のユーザ特性値を取得する(ステップS106)。ここで、取得部224は、上述したように、「ユーザ特性値の取得方法1」又は「ユーザ特性値の取得方法2」のいずれかの方法によりユーザ特性値を取得すればよい。
次に、ユーザ特性取得処理部220の取得部224は、上記のステップS106で取得したユーザ特性値をナビゲーション端末10に送信する(ステップS107)。なお、「ユーザ特性値の取得方法1」を用いる場合(つまり、ユーザ特性情報が記憶部240に記憶されている場合)には、上記のステップS106でユーザ特性値を取得せずに、ユーザ特性情報と上記のステップS105で特定された環境条件とをナビゲーション端末10に送信してもよい。この場合、ナビゲーション端末10で、当該環境条件を用いて、ユーザ特性情報からユーザ特性値が取得されればよい。
ナビゲーション処理部110の自車位置推定部112は、サーバ装置20から受信した1以上のユーザ特性値を用いて、例えばトンネル内の速度を算出し、この速度から各時刻におけるトンネル内の自車位置を推定する(ステップS108)。
例えば、サーバ装置20から受信したユーザ特性値をα及びβ、vを車両の現在の速さとして、自車位置推定部112は、v´=v×α×βをトンネル内の速さとした上で、この速さv´に対してトンネルの進行方向を考慮することでトンネル内の速度を算出する。そして、自車位置推定部112は、この速度v´から各時刻におけるトンネル内の自車位置を推定(算出)する。なお、上記のvは、車両の現在の速さの代わりに、例えば、トンネル内の法定速度(制限速度)であってもよいし、トンネルへの進入直前の速さ(つまり、トンネルの入口から所定の距離前の時点における速さ)であってもよい。
また、例えば、トンネルを複数の区間に分割した上で、これらの区間毎にトンネル内の速度が算出されてもよい。特に、トンネル内に直線やカーブが混在している場合には、直線区間とカーブ区間とに分割した上で、これらの区間毎にトンネル内の速度が算出されることが好ましい。また、カーブ区間であっても、その曲率が異なる場合には、曲率の或る幅単位でカーブ区間を分類してもよい(例えば、「急カーブ区間」や「緩やかなカーブ区間」等)。
以上により、本実施形態に係るナビゲーションシステム1では、GPS衛星からの電波が受信できない場所(例えばトンネル内)における速度を、当該場所の環境条件におけるユーザ特性に応じて算出する。そして、本実施形態に係るナビゲーションシステム1では、この速度から当該場所における各時刻の自車位置を推定する。これにより、環境条件やユーザ特性に応じた高い精度の自車位置を推定することが可能となる。したがって、例えばトンネル内においても、自車位置の更新や地図の表示更新等のナビゲーションを高い精度を提供することが可能となる。
≪学習処理≫
以降では、「ユーザ特性値の取得方法1」の場合はユーザ特性情報、「ユーザ特性値の取得方法2」の場合は機械学習モデルのパラメータを学習する処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る学習処理の一例を示すフローチャートである。この学習処理の繰り返すことで、GPS衛星からの電波が受信できない場所(例えばトンネル内)における速度をより高い精度で算出することができるようになる(つまり、当該場所における自車位置をより高い精度で推定することができるようになる。)。
なお、図6に示す学習処理は、図5に示す自車位置推定処理のステップS101でプローブ情報をナビゲーション端末10から受信する度に実行が開始される(つまり、図6に示す学習処理は、図5に示す自車位置推定処理のステップS101以降に、当該自車位置推定処理のバックグラウンドで実行される。)。
まず、学習部230は、所定の学習条件を満たすか否かを判定する(ステップS201)。ここで、学習条件とは、ユーザ特性情報の更新(学習)又は機械学習モデルのパラメータの更新(学習)を行うか否かを表す条件のことで、この条件を満たす場合にユーザ特性情報の更新又は機械学習モデルのパラメータの更新が行われる。
学習条件としては任意の条件を設定可能であるが、例えば、以下の「学習条件1」~「学習条件3」等が挙げられる。
学習条件1:所定の地点を通過した場合。この場合、車両が所定の地点を通過する毎に、ユーザ特性情報の更新又は機械学習モデルのパラメータの更新が行われる。
学習条件2:所定の距離を走行した場合。この場合、車両が所定の距離走行する毎に、ユーザ特性情報の更新又は機械学習モデルのパラメータの更新が行われる。なお、所定の距離を走行したか否かは、例えば、ユーザ識別情報毎に、プローブ情報に含まれる自車位置を記録することで判定することが可能である。
学習条件3:GPS衛星からの電波が受信できない場所を出た場合(例えば、トンネルを出た場合等)。この場合、当該場所を出る度に、ユーザ特性情報の更新又は機械学習モデルのパラメータの更新が行われる。
上記のステップS201で学習条件を満たすと判定されなかった場合、学習部230は学習処理を終了する。一方で、上記のステップS201で学習条件を満たすと判定された場合は、学習部230は、後述するステップS202を実行する。
次に、学習部230は、ユーザ特性情報の更新又は機械学習モデルのパラメータの更新を行う(ステップS202)。
「ユーザ特性値の取得方法1」の場合は、学習部230は、例えば、該当の環境条件における更新用ユーザ特性値を算出した上で、この更新用ユーザ特性値を用いて、ユーザ特性情報に含まれる該当のユーザ特性値を更新する。より具体的には、或る環境条件において、プローブ情報に含まれる速度がv、当該プローブ情報に含まれる自車位置から特定される道路の法定速度がvであったとする。この場合、学習部230は、例えば、更新用ユーザ特性値pをp=v/v等と算出する。そして、学習部230は、該当のユーザ識別情報に対応するユーザ特性情報に含まれるユーザ特性値のうち、同一環境条件のユーザ特性値を、更新用ユーザ特性値pを用いて更新する。
このとき、更新対象のユーザ特性値と、更新用ユーザ特性値pとにそれぞれ所定の重みが用いられてもよい。例えば、更新対象のユーザ特性値をα、更新後のユーザ特性値をα´として、α´=w×α+w×pとしてよい。ここで、w及びwは重みであり、0≦w≦1、0≦w≦1、w+w=1を満たす。
重みの決定方法は任意の方法を採用することができるが、例えば、更新対象のユーザ特性値αがこれまでに更新された回数が多いほど1に近くする。これにより、ユーザ特性値を更新回数で平滑化することが可能となる。
「ユーザ特性値の取得方法2」の場合は、学習部230は、例えば、該当の環境条件における更新用ユーザ特性値を算出した上で、この更新用ユーザ特性値と、ユーザ特性情報に含まれる該当のユーザ特性値との誤差を用いて機械学習モデルのパラメータを更新する。なお、当該機械学習モデルがニューラルネットワークで実現されている場合、例えば、誤差逆伝播法等によりパラメータを更新すればよい。また、例えば、上記の「学習条件3」を満たしたことによりパラメータの更新を行う場合には、誤差として、例えば、トンネルの出口における自車位置の推定結果と、トンネルの出口においてGPS衛星から受信した電波により測位した自車位置との誤差を用いてもよい。
以上により、本実施形態に係るナビゲーションシステム1では、上記の学習処理を繰り返すことで、例えばトンネル内等の環境条件におけるユーザ特性に応じた速度をより高い精度で算出するためのユーザ特性値を得ることが可能となる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更等が可能である。
1 ナビゲーションシステム
10 ナビゲーション端末
20 サーバ装置
30 外部サーバ
31 道路ネットワークサーバ
32 渋滞情報サーバ
110 ナビゲーション処理部
111 プローブ情報送信部
112 自車位置推定部
120 記憶部
210 蓄積部
220 ユーザ特性取得処理部
221 道路特定部
222 トンネル判定部
223 環境特定部
224 取得部
230 学習部
240 記憶部
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 端末から受信したプローブ情報に含まれる位置情報と、道路ネットワーク情報とに基づいて、前記端末のユーザが運転する車両が走行する道路を特定する道路特定手段と、
    前記道路特定手段により特定された道路を構成するリンクの中に、前記位置情報が示す位置から所定の距離以内にあり、かつ、前記車両の進行方向側にあるリンクであって、GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在すると判定された場合、現時点の前記リンクの環境として、天候、時間帯、前記リンクの混雑状況を表す混雑度の少なくとも1つを特定する環境特定手段と、
    前記環境特定手段により特定された環境におけるユーザの運転特性を示す情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記ユーザの運転特性を示す情報から前記リンクを走行した場合における推定速度を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された推定速度に基づいて、前記リンクを前記車両が走行した場合における各時刻の位置を推定する推定手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 記取得手段は、
    前記環境特定手段により特定された環境を示す情報と前記ユーザを識別する識別情報とに基づいて、予め記憶された複数の前記ユーザの運転特性を示す情報の中から1以上の前記ユーザの運転特性を示す情報を取得する、又は、予め学習された機械学習モデルに前記環境を示す情報と前記識別情報とを入力することで、前記ユーザの運転特性を示す情報を前記機械学習モデルの出力として取得する、ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記端末から受信したプローブ情報に基づいて、予め記憶された複数の前記ユーザの運転特性を示す情報又は前記機械学習モデルのパラメータを学習する学習手段を有し、
    前記学習手段は、
    所定の学習条件を満たす度に、予め記憶された複数の前記ユーザの運転特性を示す情報又は前記機械学習モデルのパラメータの学習を繰り返し行う、ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記ユーザの運転特性を示す情報は、前記環境を示す情報に応じて決定される係数であり、
    前記算出手段は、
    前記リンクに対して予め決定された速度又は前記プローブ情報に含まれる速度のいずれかを前記係数で補正することで、前記推定速度を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のナビゲーションシステム。
  5. 端末から受信したプローブ情報に含まれる位置情報と、道路ネットワーク情報とに基づいて、前記端末のユーザが運転する車両が走行する道路を特定する道路特定手順と、
    前記道路特定手順で特定された道路を構成するリンクの中に、前記位置情報が示す位置から所定の距離以内にあり、かつ、前記車両の進行方向側にあるリンクであって、GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順で前記GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在すると判定された場合、現時点の前記リンクの環境として、天候、時間帯、前記リンクの混雑状況を表す混雑度の少なくとも1つを特定する環境特定手順と、
    前記環境特定手順で特定された環境におけるユーザの運転特性を示す情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得された前記ユーザの運転特性を示す情報から前記リンクを走行した場合における推定速度を算出する算出手順と、
    前記算出手順で算出された速度に基づいて、前記リンクを前記車両が走行した場合における各時刻の位置を推定する推定手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とするナビゲーション方法。
  6. 端末から受信したプローブ情報に含まれる位置情報と、道路ネットワーク情報とに基づいて、前記端末のユーザが運転する車両が走行する道路を特定する道路特定手順と
    前記道路特定手順で特定された道路を構成するリンクの中に、前記位置情報が示す位置から所定の距離以内にあり、かつ、前記車両の進行方向側にあるリンクであって、GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在するか否かを判定する判定手順と
    前記判定手順で前記GNSS衛星からの電波が受信できない道路属性が付与されたリンクが存在すると判定された場合、現時点の前記リンクの環境として、天候、時間帯、前記リンクの混雑状況を表す混雑度の少なくとも1つを特定する環境特定手順と、
    前記環境特定手順で特定された環境におけるユーザの運転特性を示す情報を取得する取得手順と
    前記取得手順で取得された前記ユーザの運転特性を示す情報から前記リンクを走行した場合における推定速度を算出する算出手順と
    前記算出手順で算出された速度に基づいて、前記リンクを前記車両が走行した場合における各時刻の位置を推定する推定手順と
    をコンピュータを実行させることを特徴とするプログラム。
JP2019141408A 2019-07-31 2019-07-31 ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム Active JP7273649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019141408A JP7273649B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019141408A JP7273649B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021025796A JP2021025796A (ja) 2021-02-22
JP7273649B2 true JP7273649B2 (ja) 2023-05-15

Family

ID=74663800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019141408A Active JP7273649B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7273649B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031046A (ja) 2007-07-25 2009-02-12 Hitachi Ltd 自動車の燃料消費量推定システム、経路探索システム、及び運転指導システム
JP2011174770A (ja) 2010-02-24 2011-09-08 Clarion Co Ltd トンネル内位置推定機能付きナビゲーション装置
JP2013205348A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Toyota Mapmaster:Kk 移動体端末装置の位置推定装置及びその方法、並びに移動体端末装置の位置を推定するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体
JP2018118672A (ja) 2017-01-26 2018-08-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理システム、情報処理方法、プログラムおよび車両

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3627499B2 (ja) * 1998-02-10 2005-03-09 日産自動車株式会社 車両制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031046A (ja) 2007-07-25 2009-02-12 Hitachi Ltd 自動車の燃料消費量推定システム、経路探索システム、及び運転指導システム
JP2011174770A (ja) 2010-02-24 2011-09-08 Clarion Co Ltd トンネル内位置推定機能付きナビゲーション装置
JP2013205348A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Toyota Mapmaster:Kk 移動体端末装置の位置推定装置及びその方法、並びに移動体端末装置の位置を推定するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体
JP2018118672A (ja) 2017-01-26 2018-08-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理システム、情報処理方法、プログラムおよび車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021025796A (ja) 2021-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10643462B2 (en) Lane level traffic information and navigation
US10762776B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for determining vehicle lane speed patterns based on received probe data
US10551199B2 (en) Utilizing artificial neural networks to evaluate routes based on generated route tiles
EP3318844B1 (en) Method, apparatus, and computer program product for verifying and/or updating road map geometry based on received probe data
US9200910B2 (en) Ranking of path segments based on incident probability
US9824580B2 (en) Method, computer readable storage medium and system for producing an uncertainty-based traffic congestion index
US10446022B2 (en) Reversible lane active direction detection based on GNSS probe data
US11460312B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for determining lane level traffic information
US11022457B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for lane-level route guidance
US20180240335A1 (en) Analyzing vehicle sensor data
US10445610B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for determining vehicle lanes of a road segment based on received probe data
US10982969B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for lane-level route guidance
EP2659228B1 (en) Generation of a seamless network of road or line segments in a digital map
JP7124704B2 (ja) 交通状況推定装置、交通状況推定方法、プログラムおよび出力装置
CN108680940B (zh) 一种自动驾驶车辆辅助定位方法及装置
JP5892425B2 (ja) コスト算出装置、コスト算出プログラム、及びナビゲーション装置
US9810539B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for correlating probe data with map data
JP7273649B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法及びプログラム
US20190033083A1 (en) Route analysis device, route analysis method, and computer-readable recording medium
CN117222863A (zh) 用于确定通过可导航网络的估计行进时间的方法及系统
US20230080592A1 (en) Navigation System
JP6778612B2 (ja) 情報処理システム、および情報処理方法
JP2017168040A (ja) 保険条件決定装置、保険条件決定方法、およびプログラム
JP6718811B2 (ja) 情報処理システム、および情報処理方法
US20240104121A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for map data conflation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7273649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150