JP7273536B2 - バイト工具 - Google Patents
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また、チップホルダの交換を行うことによってバイトチップを交換するため、バイトチップの交換の際にバイトチップに触れることを要さず、バイトチップを安全に交換できるようになった。
例えば、1回目の溝加工を行った後、バイトチップの間隔の半分の距
離だけ径方向に被加工物を移動させて2回目の溝加工を行うことより、溝の間隔がバイトチップの間隔の半分の大きさであるような溝を被加工物に形成することができる。同様にして複数回の溝加工を行い、バイトチップの間隔よりも小さな間隔を有する溝を形成することができる。
被加工物Wに同心円状等の複数の溝を同時に形成することができるバイト工具10の構成について、以下に説明する。図1に示すように、バイト工具10には、バイトチップ22が装着されるチップホルダ2と、一方向(例えば、図1~4におけるY軸方向)に複数のチップホルダ2を密接させてバイトチップ22を所定の間隔Dをあけて等間隔に配列させるガイドユニット3とが備えられている。
チップホルダ22は、例えば、Y軸方向に大きさDの厚みを有しており、図1に示すように、複数の同一のチップホルダ22をガイドユニット3に密着して装着することにより、バイトチップ22が間隔Dをあけて等間隔に配列されることとなる。チップホルダ22の厚みを変えることによって、チップホルダ22の間隔Dを制御することができる。
なお、上記には昇降手段4がホルダ保持部11を昇降させているが、ホルダ保持部11を昇降させないで、保持手段5を昇降させてもよい。
上記の構成のバイト工具10を備えるバイト切削装置1を用いて被加工物Wを切削する際のバイト工具10の動作について、以下に説明する。
形成された隙間Sに+X方向側もしくは+Z方向側からチップホルダ2を挿入して、チップホルダ2の被支持部21と支持部31の背面31bとを嵌合させる。そして、チップホルダ2を-Y方向にスライドさせて、支持部31の-Y方向側の端部まで移動させる。これにより、1つ目のチップホルダ2がガイドユニット3に配設される。
なお、所定の数の複数のチップホルダ2をガイドユニット3の支持部31に密接した状態で配設するために、支持部31の前面31aから嵌入させた後、ストッパ32を基台30に固定させてもよい。
そして、図示しない水平方向への移動手段等を用いて、保持手段5をバイト工具10に対して水平方向に移動させることにより、図3(a)に示すように、バイト工具10に備えるバイトチップ22のうち最も+Y方向側に位置するバイトチップ22Bが被加工物Wの中心Woよりも-Y方向側に位置するように両者の位置関係を調整する。
被加工物Wに対してバイトチップ22の刃部22aが切り込んでいる状態で、保持手段5が一周回転すると、バイトチップ22の間隔Dの大きさと同じ間隔を等間隔に有する複数の同心円状の溝Gを同時に形成することができ、これにより、加工時間を短縮することができる。
このとき、バイトチップ22の間隔Dを2等分した間隔を有する溝を形成したいならば、上記のように1回目の切削を行った後に、保持手段5をバイトチップ22の間隔Dの2分の1の距離だけ径方向(+Y方向)に移動させて2回目の切削を行えばよい。
また、バイトチップ22の間隔Dを3等分した間隔を有する溝を形成したいならば、1回目の切削を行った後に、保持手段5をバイトチップ22の間隔Dの3分の1の距離だけ径方向(+Y方向)に移動させて、2回目の切削を行う。そして、再び保持手段5を同じくバイトチップ22の間隔Dの3分の1の距離だけ径方向(+Y方向)に移動させてから、3回目の切削を行うことによって、バイトチップ22の間隔Dを3等分した間隔を有する溝を形成することができる。
被加工物Wに形成する溝の間隔を予め定めて、上記のように、バイト切削と保持手段5の水平移動とを交互に実施することによって、バイトチップ22の間隔Dを4等分した間隔を有する溝、5等分した間隔を有する溝、といったような所望の間隔を有する複数の溝を形成することが可能となる。
上記のバイト工具10を用いてバイト切削を行うと、バイトチップ22の刃部22aが次第に摩耗していく。そこで、加工精度を維持するために、加工により摩耗したバイトチップ22が装着されているチップホルダ2をガイドユニット3から取り外して、摩耗していないバイトチップ22が装着されているチップホルダ2をガイドユニット3に新たに取り付ける必要がある。以下、チップホルダ2の交換方法について説明する。
そこで、図4(a)に示すように、バイト切削によって、例えば、ガイドユニット3に支持された複数のチップホルダ2のうち、最もストッパ32に近い位置に配置されているチップホルダ2Aに装着されたバイトチップ22Aの刃部22aが、ガイドユニット3に支持されている他のチップホルダ2に装着されたバイトチップ22の刃部22aよりも相対的に大きく摩耗したと仮定する。以下、摩耗したバイトチップ22Aを取り外して新たなバイトチップ22Cを取り付ける方法について記す。
なお、もっとも-Y方向側に位置している押し出されたチップホルダ2Aは、支持部31から脱落しない位置で-Y方向に飛び出されることで、容易に取り外すことができる。
2、2A~2C:チップホルダ 2a:チップホルダ上部
20:凹部 200:ネジ穴
21:被支持部 22、22A~22C:バイトチップ 22a:刃部 220:穴
23:ネジ
3:ガイドユニット 30:基台 30a:基台の上面 30b:基台の背面
300:ネジ穴
31:支持部 31a:支持部の上面 31b:支持部の背面 31d:支持部の断面
32:ストッパ 320:穴 33:ネジ 34:押さえ手段 35:軸
350:大筒部
36:押さえプレート 37:バネ 38:つまみ
4:昇降手段 40:ボールネジ 42:モータ 43:可動板 44:ナット
45:回転軸
5:チャックテーブル 52:支持部材 54:吸引路 56:吸引源
6:回転手段 65:回転軸
W:被加工物 Wa:被加工物の上面 D:バイトチップの間隔
S:支持部と押さえプレートとの隙間
Claims (1)
- 被加工物に複数の溝を形成するバイト工具であって、
バイトチップが装着されるチップホルダと、一方向に複数の該チップホルダを密接させ該バイトチップを所定の間隔で配列させるガイドユニットと、を備え、
該ガイドユニットは、
該チップホルダを該一方向に摺動可能とし該一方向に対し直交する方向に該チップホルダを支持する支持部と、
該支持部の一方の端側に配設されるストッパと、
該支持部に支持される複数の該チップホルダのうち、該支持部の他方の端側の該チップホルダに接触し該ストッパに向かって押す押さえ手段と、を備え、
該チップホルダは、該支持部の断面形状に対応した形状の被支持部を備え、
該支持部に支持される複数の該チップホルダを該押さえ手段により該ストッパに向かって押しつけ、該複数の該チップホルダを密接させ、複数の該バイトチップを所定の間隔で配列した状態で、個々の該バイトチップを該チップホルダに対して脱着可能とするバイト工具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019031508A JP7273536B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | バイト工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019031508A JP7273536B2 (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | バイト工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020131405A JP2020131405A (ja) | 2020-08-31 |
JP7273536B2 true JP7273536B2 (ja) | 2023-05-15 |
Family
ID=72277330
Family Applications (1)
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Citations (1)
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KR101398197B1 (ko) * | 2012-03-16 | 2014-05-26 | 두산중공업 주식회사 | 핑거형 툴 피치 조절장치 |
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Patent Citations (1)
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