JP7272315B2 - 参拝設備 - Google Patents

参拝設備 Download PDF

Info

Publication number
JP7272315B2
JP7272315B2 JP2020082777A JP2020082777A JP7272315B2 JP 7272315 B2 JP7272315 B2 JP 7272315B2 JP 2020082777 A JP2020082777 A JP 2020082777A JP 2020082777 A JP2020082777 A JP 2020082777A JP 7272315 B2 JP7272315 B2 JP 7272315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
worship
transport mechanism
transport
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020082777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021177051A (ja
Inventor
秀信 新中
英紀 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2020082777A priority Critical patent/JP7272315B2/ja
Priority to CN202110492643.2A priority patent/CN113622740A/zh
Publication of JP2021177051A publication Critical patent/JP2021177051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7272315B2 publication Critical patent/JP7272315B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H13/00Monuments; Tombs; Burial vaults; Columbaria
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H13/00Monuments; Tombs; Burial vaults; Columbaria
    • E04H13/001Accessories for grave sites, e.g. liners, covers, vault lowering devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、参拝設備に関する。
従来、遺骨のような物品を保管する保管棚を備えた参拝設備において、複数の参拝室が設けられ、複数の参拝者が並行して参拝することを可能とした参拝設備が、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-234616号公報
しかしながら、例えば中国の清明節のように参拝者が大幅に増加する時期に対応するには、より多くの参拝室が必要になるとともに、物品のより迅速な搬送が必要となる。
そこで、本発明は、例えば参拝者が多い場合にも参拝者の待ち時間を短くすることができるなど、より改善された参拝設備を提供することを、目的の一つとする。
本発明の参拝設備は、第一方向と交差して広がる搬送路に沿って設けられ、それぞれに物品を保管可能な複数の保管区画を有した、保管棚と、前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第一支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第一支持部による前記物品の第一支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第一搬送機構と、当該第一搬送機構とは別に作動可能であり、前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第二支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第二支持部による前記物品の第二支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第二搬送機構と、前記第一方向と交差した第二方向に並んだ複数の参拝ブースのそれぞれに設けられた参拝位置と、当該参拝位置のそれぞれに対応して設けられ前記第一搬送機構または前記第二搬送機構との間で前記物品を受け渡し可能な受渡位置と、の間でそれぞれ前記物品を搬送可能な、複数の第三搬送機構と、前記参拝位置と前記保管棚との間で前記物品を搬送するよう、前記第一搬送機構および前記第二搬送機構のうち少なくとも一方と、前記第三搬送機構とを制御する搬送制御部と、を備える。
図1は、実施形態の参拝設備の一つのフロアの例示的かつ模式的な平面図である。 図2は、実施形態の参拝設備の保管棚およびスタッカクレーンの模式的かつ例示的な側面図である。 図3は、実施形態の参拝設備の保管棚の模式的かつ例示的な側面図である。 図4は、図1のIV-IV断面図である。 図5は、実施形態の参拝設備のブロック図である。 図6は、実施形態の参拝設備における参拝時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、図1のVII部の拡大図である。 図8は、第1変形例の参拝設備の図7と同等位置での例示的かつ模式的な平面図である。 図9は、第2変形例の参拝設備の図7と同等位置での例示的かつ模式的な平面図である。 図10は、第2変形例の参拝設備のX方向において図9とは反対側の位置での例示的かつ模式的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態および変形例が開示される。以下に示される実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成から得られる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態および変形例に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、下記の構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図中には、参拝設備における各方向が矢印で示されている。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに、互いに直交している。Z方向は、鉛直方向に略沿っており、矢印Zは、鉛直上方を指している。X方向およびY方向は、水平方向に略沿っている。また、X方向は、左右方向あるいは長手方向と称され、Y方向は、前後方向あるいは短手方向と称され、Z方向は、上下方向と称されうる。
また、各図において、物品Aの各位置を示す符号は、物品Aを示す符号に付随して括弧内に示される場合がある。
[実施形態]
[物品、搬送路、保管棚、保管区画、および参拝ブース]
図1は、参拝設備10の一つのフロアの平面図であって、より詳しくは、図4のI-I線において参拝設備10をZ方向の反対方向に見た平面図である。図1に示されるように、参拝設備10は、複数の保管棚Rを備えている。また、保管棚Rは、それぞれ、物品Aを保管する複数の保管区画1を有している。なお、以下の各図では、簡単のため、保管区画1を単なる四角形で表している。
参拝設備10において、物品Aは、例えば、遺骨を収容した骨壺や、遺品、位牌等を収容した容器である。
物品Aは、それぞれ、当該物品Aの識別情報を示す識別体(不図示)を有し、保管区画1のそれぞれには、当該識別情報を取得するリーダ51(図5参照)が設けられている。識別体は、例えば、バーコードや2次元コードのようなコードが付与されたラベルや、識別情報を保持するRFID(radio frequency identifier)タグである。リーダ51は、例えば、コード画像を撮影するカメラを有したコードリーダや、RFIDタグとの無線通信により識別情報を取得するRFIDリーダである。なお、本実施形態では、各保管区画1には、一つの物品Aの保管位置が設けられているが、これには限定されず、各保管区画1には、互いにY方向にずれた複数の保管位置が設けられてもよい。
参拝設備10には、スタッカクレーン20が移動して物品Aを搬送する空間として、搬送路Tが設けられている。搬送路Tは、Y方向に略一定の幅で、X方向に延びるとともにZ方向に延びている。すなわち、搬送路Tは、X方向およびZ方向に広がっており、言い換えると、Y方向に交差して広がっている。スタッカクレーン20は、物品Aを搬送する搬送機構の一例である。Y方向は、第一方向の一例である。
図1に示されるように、参拝設備10には、四つの搬送路T(T1~T4)が設けられている。各搬送路TのY方向の両側には、保管棚Rが設けられている。各保管棚Rでは、搬送路Tに沿って、複数の保管区画1が設けられている。保管棚Rは、第一保管棚R1と、第二保管棚R2とを有している。
搬送路T(T1~T4)および当該搬送路Tの両側の保管棚Rのそれぞれに対応して、参拝ブース3の列L(L1~L4)が設けられている。参拝ブース3の列Lは、第一保管棚R1に対して搬送路TとはY方向の反対側に設けられている。言い換えると、第一保管棚R1は、搬送路Tと参拝ブース3の列Lとの間に設けられている。また、第二保管棚R2は、搬送路Tに対して第一保管棚R1および参拝ブース3の列Lとは反対側に設けられている。
各列Lでは、一例として、複数の参拝ブース3が、X方向に沿って、一列に、略一定の間隔で並んでいる。すなわち、複数の参拝ブース3のX方向の長さWは、略同じである。なお、各参拝ブース3には、参拝者が所持する携帯情報端末やRFIDタグ等から無線通信により参拝者の識別情報を読み取るリーダ52(図5参照)が設けられている。X方向は、第二方向の一例である。
各参拝ブース3に対応して、第一保管棚R1をY方向に貫通するコンベヤ4が設けられている。コンベヤ4は、各参拝ブース3と搬送路Tとの間で物品Aを搬送する。具体的に、コンベヤ4は、物品Aの受渡位置Pdと参拝ブース3に対応した参拝位置Poとの間で、物品Aを搬送する。参拝位置Poは、例えば、参拝ブース3内に位置するか、参拝ブース3と面するか、あるいは参拝ブース3と隣接している。なお、第一保管棚R1において、コンベヤ4による搬送空間には、保管区画1は設けられていない。コンベヤ4は、第三搬送機構の一例である。
第一保管棚R1では、コンベヤ4が設けられた部位を除き、複数の保管区画1が、X方向を行としかつZ方向を列とするマトリクス状に、配置されている。言い換えると、第一保管棚R1では、複数の保管区画1が、X方向に並ぶとともに、Z方向にも並んでいる。
第二保管棚R2でも、第一保管棚R1と同様、複数の保管区画1が、X方向を行としかつZ方向を列とするマトリクス状に、配置されている。言い換えると、第二保管棚R2でも、複数の保管区画1が、X方向に並ぶとともに、Z方向にも並んでいる。また、第一保管棚R1の保管区画1と、第二保管棚R2に含まれる保管区画1とは、搬送路Tを挟んでY方向に並んでいる。
[スタッカクレーン]
図1に示されるように、参拝設備10は、各搬送路Tについて、二つのスタッカクレーン20(20-1,20-2)を備えている。本実施形態では、一例として、二つのスタッカクレーン20-1,20-2は、同じ構造を有しているが、これには限定されず、それぞれ別の構造を有してもよい。スタッカクレーン20-1は、第一搬送機構の一例であり、スタッカクレーン20-2は、第二搬送機構の一例である。
図2は、保管棚R(R1,R2)およびスタッカクレーン20の側面図である。図1,2に示されるように、スタッカクレーン20は、それぞれ、走行体21と、マスト22と、荷台23と、移載装置24と、を有している。搬送路Tの下部および上部のうち少なくとも一方には、X方向に延びたガイドレール25が設けられている。スタッカクレーン20は、ガイドレール25に沿ってX方向に移動することができる。
走行体21は、X方向に移動可能にガイドレール25に支持されている。走行体21には、X方向に互いに離間してZ方向に延びる二本のマスト22が固定されている。走行体21およびマスト22は、当該走行体21およびマスト22のX方向への移動の駆動源としてのモータ(不図示)の回転に応じてガイドレール25に沿ってX方向に移動することができるとともに、当該モータの停止に応じてX方向の複数の位置で停止することができる。
荷台23は、Z方向に移動可能に二本のマスト22に支持されている。荷台23は、二本のマスト22間で架け渡されている。荷台23は、当該荷台23のZ方向への移動の駆動源としてのモータ(不図示)の回転に応じてマスト22に沿ってZ方向に移動することができるとともに、当該モータの停止に応じてZ方向の複数の位置で停止することができる。
移載装置24は、Y方向に伸縮可能に荷台23に取り付けられている。移載装置24は、物品Aを支持する支持部24aを有している。移載装置24のY方向への伸縮に応じて、支持部24aおよび当該支持部24aに支持された物品AのY方向の位置が変化する。移載装置24の伸縮状態は、モータ(不図示)の回転に応じて変化する。すなわち、支持部24aは、当該モータの回転に応じてY方向に移動することができるとともに、当該モータの停止に応じてY方向の複数の位置で停止することができる。なお、スタッカクレーン20-1の支持部24aは、第一支持部の一例であり、スタッカクレーン20-2の支持部24aは、第二支持部の一例である。
図2に示されるように、移載装置24の収縮状態(収納状態)にあっては、支持部24aおよび物品Aは、搬送路T内に位置している。収縮状態での走行体21およびマスト22を駆動するモータならびに荷台23を駆動するモータの制御により、物品Aは、搬送路T内の各保管区画1と面した対向位置Pfに移動し、かつ停止することができる。各対向位置Pfは、搬送路T内での支持部24aによる物品Aの支持位置Phでもある。なお、スタッカクレーン20-1における支持位置Phは、第一支持位置の一例であり、スタッカクレーン20-2における支持位置Phは、第二支持位置の一例である。
支持部24aと各保管区画1との間での物品Aの移動は、支持部24aのY方向への移動と、移載装置24の少なくとも一部のY方向と交差する方向への作動と、の組み合わせによって、実現されうる。
一例として、移載装置24が互いにY方向にスライド可能な複数部材を有した公知のスライドフォークであり、支持部24aが当該スライドフォークの先端部材であり、かつ移載装置24が各保管区画1と干渉することなくZ方向に移動可能に構成されている場合の物品Aの搬送について、説明する。この場合、移載装置24の伸縮による支持部24aのY方向での移動と、荷台23のZ方向での移動に伴う支持部24aのZ方向での移動と、の組み合わせによって、支持部24aと各保管区画1との間で物品Aを受け渡すことができる。移載装置24は、搬送路Tに対してY方向の両側に伸縮することができるとともに、第一保管棚R1および第二保管棚R2の双方の保管区画1に対して、当該保管区画1における物品Aの保管位置に対応した長さに伸長可能である。保管区画1から対向位置Pfへの物品Aの搬出に際し、物品Aを支持していない支持部24aは、まず、移載装置24のY方向での伸長に応じて、保管区画1に保管されている物品Aの僅かに下側に移動する。次に、支持部24aは、荷台23のZ方向(上方)への移動に伴って僅かに上側へ移動し物品Aを保管区画1から受け取る。次に、支持部24aは、移載装置24のY方向での収縮に伴ってY方向に沿って搬送路T内へ移動し、物品Aを対向位置Pfへ移動する。他方、対向位置Pfから保管区画1への物品Aの搬入に際し、物品Aを支持した支持部24aは、まず、移載装置24のY方向での伸長に応じて、空の保管区画1において物品Aの保管予定位置の僅かに上側に移動する。次に、支持部24aは、荷台23のZ方向の反対方向(下方)への移動に伴って保管区画1の僅かに下側へ移動して物品Aを当該保管区画1へ渡す(載置する)。次に、支持部24aは、移載装置24のY方向での収縮に伴ってY方向に沿って搬送路T内へ移動する。移載装置24は、搬送路T内の物品Aの支持位置Ph(対向位置Pf)と、搬送路Tに対してY方向の両側の保管区画1との間で、物品Aを搬送することができる。
なお、支持位置Ph(対向位置Pf)と各保管区画1との間で物品Aを搬送する機構は、スライドフォークには限定されない。例えば、保管区画1や荷台23が、物品AのY方向での移動を補助するフリーローラコンベヤを有している場合、移載装置24の伸縮によってフリーローラコンベヤ上で物品Aを移動させてもよい。この場合、移載装置24の少なくとも一部である接続部を、Y方向と交差する方向、例えばZ方向に動かすことにより、当該接続部と物品Aとが接続された接続状態と、当該接続部と物品Aとが離間した離間状態と、を切り替えてもよい。接続状態において、移載装置24は物品Aを動かすことができ、離間状態において、移載装置24は物品Aを動かすことができない。
また、スタッカクレーン20は、支持位置Phとコンベヤ4上の受渡位置Pdとの間でも、支持位置Phと保管区画1との間での搬送と同様に、物品Aを搬送することができる。
[スタッカクレーンの作動可能範囲および物品の中継]
図1から明らかとなるように、同じガイドレール25上を移動するスタッカクレーン20-1(の支持部24a)およびスタッカクレーン20-2(の支持部24a)は、X方向に互いに追い越すことができない。
図3は、搬送路T4に対応した第一保管棚R1の保管区画1をY方向の反対方向に見た側面図である。各スタッカクレーン20の作動可能範囲は、互いに干渉しないように設定される。図3の例では、図3において相対的に左側に位置するスタッカクレーン20-1(図3には不図示)の作動可能範囲C1は、相対的に右側に位置するスタッカクレーン20-2(図3には不図示)との干渉を避けるため、図3における保管区画1の最も左側の列から最も右側の列よりも五つ左側の列までの範囲である。また、同様に、図3において右側のスタッカクレーン20-2の作動可能範囲C2は、左側のスタッカクレーン20-1との干渉を避けるため、図3における保管区画1の最も右側の列から最も左側の列よりも五つ右側の列までの範囲である。すなわち、スタッカクレーン20-1は、作動可能範囲C1外のX方向の前端に位置する不達範囲Cn1内の保管区画1との間では、物品Aの搬送を実行することができず、スタッカクレーン20-2は、作動可能範囲C2外のX方向の後端に位置する不達範囲Cn2内の保管区画1との間では、物品Aの搬送を実行することができない。なお、図3では、第一保管棚R1に属する保管区画1について、作動可能範囲C1,C2、重複範囲Co、および不達範囲Cn1,Cn2が示されているが、第二保管棚R2に属する保管区画1についても、例えば、図示されている作動可能範囲C1,C2、重複範囲Co、および不達範囲Cn1,Cn2に対してそれぞれY方向に略並ぶ範囲に、作動可能範囲C1,C2、重複範囲Co、および不達範囲Cn1,Cn2が設定される。不達範囲Cn1は、第一不達領域の一例であり、不達範囲Cn2は、第二不達領域の一例であり、重複範囲Coは、中間領域の一例である。
そこで、本実施形態では、図3に示されるように、スタッカクレーン20-1の作動可能範囲C1とスタッカクレーン20-2の作動可能範囲C2とが重なる重複範囲Co内に位置する空の保管区画1に、中継位置Prが割り当てられる。これにより、スタッカクレーン20-1が中継位置Prとの間で物品Aを搬送し、スタッカクレーン20-2が当該中継位置Prと不達範囲Cn1内の保管区画1との間で当該物品Aを搬送することにより、物品Aは、スタッカクレーン20-1の支持部24aと不達範囲Cn1内の保管区画1との間で移動することができる。同様に、スタッカクレーン20-2が中継位置Prとの間で物品Aを搬送し、スタッカクレーン20-1が当該中継位置Prと不達範囲Cn2内の保管区画1との間で物品Aを搬送することにより、物品Aは、スタッカクレーン20-2の支持部24aと不達範囲Cn2内の保管区画1との間で移動することができる。なお、空の保管区画1に対する中継位置Prの割り当ては、参拝設備10における物品Aの保管状況、すなわち保管棚Rの保管区画1の空き状況に応じて変更可能である。中継位置Prは、重複範囲Co内の任意の位置に設定されうる。中継位置Prは、第二中継位置の一例である。
図4は、参拝設備10の縦断面図であって、より詳しくは、図1のIV-IV線において参拝設備10をX方向に見た断面図である。図4に示されるように、参拝設備10では、複数のフロアFが積層されている。参拝設備10は、各フロアFにおいて、図1と同様の構成を備えている。参拝者は、各フロアFに対して、不図示の階段や、エスカレータ、エレベータ等を介してアクセスすることができる。スタッカクレーン20(20-1,20-2)は、Z方向に延びており、複数のフロアFの参拝ブース3に対応して設けられたコンベヤ4の受渡位置Pdとの間で、物品Aを受け渡すことができる。一例として、本実施形態の参拝設備10では、搬送路T1については、図1に示されるように1つのフロアFあたりの参拝ブースの数が8であり、図4に示されるようにフロアFの数が4であるから、スタッカクレーン20は、合計32(=8×4)の参拝ブース3に対応して、作動する。なお、参拝ブース3の数や、フロアFの数は、これには限定されない。
[制御装置]
図5は、参拝設備10のブロック図である。図5に示されるように、参拝設備10は、制御装置5を備えている。制御装置5は、処理決定部5a、搬送制御部5b、読取部5c,5d、入力制御部5e、および出力制御部5f、を備えている。
処理決定部5aは、搬送機構としてのスタッカクレーン20(20-1,20-2)およびコンベヤ4による処理手順や、各保管区画1に対する物品Aの割り当て、保管区画1に対する中継位置Prの割り当て等を、決定する。
搬送制御部5bは、スタッカクレーン20(20-1,20-2)およびコンベヤ4を、処理決定部5aによって決定された処理手順および設定に従って作動するよう、制御する。
読取部5cは、リーダ51によって読み取られた情報を取得し、読取部5dは、リーダ52によって読み取られた情報を取得する。
入力制御部5eは、参拝者によるタッチパネルや、スイッチ、ボタン、キーボードのような入力デバイス53の操作によって入力された情報を取得する。
出力制御部5fは、ディスプレイや、ランプ、スピーカのような出力デバイス54を、所定の出力を実行するよう制御する。
制御装置5は、コンピュータによって構成されうる。コンピュータは、少なくとも、プロセッサ(回路)、RAM(random access memory)やROM(read only memory)のような主記憶部5g、およびHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)のような補助記憶装置5h等を有し、プロセッサは、主記憶部5gのROMや補助記憶装置5hに記憶されたプログラム(アプリケーション)を読み出して実行する。プロセッサは、プログラムにしたがって作動することにより、処理決定部5a、搬送制御部5b、読取部5c,5d、入力制御部5e、および出力制御部5fとして作動する。この場合、プログラムは、処理決定部5a、搬送制御部5b、読取部5c,5d、入力制御部5e、および出力制御部5fに対応するプログラムモジュールを含む。また、補助記憶装置5hは、保管区画1毎の物品Aの有無(保管あるいは空)や当該保管区画1に保管されている物品Aを示す情報(以下、保管状況情報と称する)や、搬送中である物品Aの識別情報、参拝位置Poに位置している物品Aの識別情報、中継位置Prとして割り当てている保管区画1の識別情報(以下、割当情報と称する)、参拝設備10内に保管されている物品Aの属性情報(以下、物品データベースと称する)等を、記憶する。各情報は、随時、例えば処理決定部5aによって書き換えられる。なお、保管状況情報は、空き状況情報とも称されうる。
プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されうる。記録媒体は、プログラムプロダクトとも称されうる。また、プログラムは、通信ネットワークに接続されたコンピュータの記憶部に記憶され、ネットワーク経由でダウンロードされることによってコンピュータに導入されうる。また、プログラムは、ROM等に予め組み込まれてもよい。
また、コンピュータの少なくとも一部がハードウエアによって構成される場合、当該コンピュータには、例えば、FPGA(field programmable gate array)や、ASIC(application specific integrated circuit)等が含まれてもよい。
主記憶部5gのROMまたは補助記憶装置5hには、処理決定部5a、搬送制御部5b、読取部5c,5d、入力制御部5e、および出力制御部5fによる演算処理で用いられる情報が、記憶されている。また、当該演算処理で用いられる情報は、プログラム内で記述されてもよい。
[参拝時の処理手順]
図6は、参拝時の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6の例では、所定の開始待機状態で、読取部5dが参拝ブース3に設けられたリーダ52の検出信号に対応した情報を取得するか、あるいは入力制御部5eが入力デバイス53に入力された情報を取得すると(S1)、処理決定部5aは、ステップS1で取得された情報を物品データベースにおいて検索する(S2)。ステップS1で取得される情報は、例えば、参拝者の識別情報のような、物品Aの属性情報である。
ステップS2での検索において、ステップS1で取得された情報が物品データベース内に存在し、当該ステップS1で取得された情報に対応した物品Aが参拝設備10内に有ることが判明した場合(S3でYes)、処理決定部5aは、物品Aを当該保管区画1から対応する参拝ブース3の参拝位置Poへ搬送する際の処理手順を決定する(S4)。このステップS4において、処理決定部5aは、当該物品Aの搬送に使用するスタッカクレーン20およびコンベヤ4、ならびにそれらの作動手順を決定する。また、中継が必要である場合、処理決定部5aは、保管状況情報(空き状況情報)を参照して、重複範囲Co内で物品Aを保管していない空いている保管区画1に対して、中継位置Prを割り当てる。言い換えると、処理決定部5aは、重複範囲Co内で物品Aを保管していない空いている保管区画1の中から、中継位置Prとして用いる保管区画1を決定する。処理決定部5aは、第二割当決定部の一例である。
さらに、このステップS4において、処理手順の決定後、処理決定部5aは、物品Aの保管されていた保管区画1に対する割り当てを解除する。具体的に、処理決定部5aは、例えば、保管状況情報において、当該保管区画1のステータスを「保管」から「空き」に変更するとともに、保管していた物品Aの識別情報を消去するなどにより当該保管区画1と当該物品Aとの関連付けを無くす。処理決定部5aは、第一割当決定部の一例である。
次に、搬送制御部5bは、ステップS4で決定された処理手順にしたがって当該物品Aが当該保管区画1から参拝位置Poに搬送されるよう、スタッカクレーン20-1,20-2およびコンベヤ4を制御する(S5)。その後、入力制御部5eは、参拝終了を示す情報を取得する待機状態となる。
参拝者による参拝が終了し、入力制御部5eが、参拝者による入力デバイス53の操作に対応した参拝終了を示す情報を取得すると(S6)、搬送制御部5bは、物品Aを保管する保管区画1、および物品Aを参拝位置Poから当該保管区画1へ搬送する際の処理手順を決定する(S7)。このステップS7において、処理決定部5aは、保管状況情報(空き状況情報)を参照して、保管棚R内の空いている保管区画1に対して物品A(の保管)を割り当てることができる。言い換えると、処理決定部5aは、参拝位置Poから保管棚Rへ搬入しようとする物品Aの保管区画1を決定することができる。具体的に、処理決定部5aは、例えば、保管状況情報において、当該保管区画1のステータスを「空き」から「保管」に変更するとともに、当該保管区画1に対応する情報として保管する物品Aの識別情報を追加するなどにより当該保管区画1と当該物品Aとを関連付ける。
次に、搬送制御部5bは、ステップS7で決定された処理手順にしたがって当該物品Aが参拝位置Poから決定された(割り当てられた)保管区画1に搬送されるよう、スタッカクレーン20-1,20-2およびコンベヤ4を制御する(S8)。
ステップS2の検索において、ステップS1で取得された情報が物品データベース内に存在しなかった場合には(S3でNo)、出力制御部5fが、エラーメッセージを出力するようディスプレイやスピーカ等を制御する(S9)。
上記ステップS8またはステップS9を経て、一連の処理手順が終了する。なお、搬送制御部5bは、物品Aの戻り時の搬送手順をステップS4で決定してもよい。この場合、ステップS7は省略され、ステップS8において、搬送制御部5bは、ステップS4で決定された処理手順に従って物品Aが参拝位置Poから決定された(割り当てられた)保管区画1へ搬送されるよう、スタッカクレーン20-1,20-2およびコンベヤ4を制御する。
図7は、図1のVII部の拡大図である。図7において、スタッカクレーン20-2は、X方向の前端に位置する保管区画1aとの間で物品Aの受け渡しが可能な位置Pe22に、位置している。制御装置5は、当該位置Pe22よりもX方向の前方に移動しないよう、スタッカクレーン20-2を制御する。よって、スタッカクレーン20-2に対してX方向の後方に隣接するかあるいは離間するスタッカクレーン20-1も、図7に示される位置Pe12よりもX方向の前方に移動することができない。位置Pe12,Pe22は、X方向の前方の限界位置である。
ここで、参拝ブース3に対応した受渡位置Pdは、図1に示されるようにX方向に並ぶ複数の参拝ブース3のそれぞれに対応して設けられている。このため、図3に示されるように、第一保管棚R1においては、複数の受渡位置Pd(およびコンベヤ4)が、X方向に並んでいる。受渡位置Pdおよびコンベヤ4は、それぞれ、一つの保管区画1に替えて設けられている。図7に示される受渡位置Pd2は、X方向に並ぶ複数の受渡位置PdのうちX方向の前端に位置している。上述したように、図7には、スタッカクレーン20-1,20-2のX方向の前方の限界位置が示されている。したがって、図7から、受渡位置Pd2との間では、スタッカクレーン20-2は、物品Aを受け渡すことができるが、スタッカクレーン20-1は、物品Aを受け渡すことができないことが理解できよう。逆に、本実施形態では、図3中、X方向に並ぶ複数の受渡位置PdのうちX方向の後端に位置する受渡位置Pd1との間では、スタッカクレーン20-1は、物品Aを受け渡すことができるが、スタッカクレーン20-2は、物品Aを受け渡すことができない。そして、受渡位置Pd1と受渡位置Pd2との間の受渡位置Pd3については、スタッカクレーン20-1,20-2の双方が、物品Aを受け渡すことができる。受渡位置Pd1は、第一受渡位置の一例であり、受渡位置Pd2は、第二受渡位置の一例であり、受渡位置Pd3は、第三受渡位置の一例である。
したがって、上述したような構成にあっては、スタッカクレーン20-1の不達範囲Cn1内の保管区画1とスタッカクレーン20-2が物品Aを受け渡すことができない受渡位置Pd1との間で物品Aを搬送する場合、およびスタッカクレーン20-2の不達範囲Cn2内の保管区画1とスタッカクレーン20-1が物品Aを受け渡すことができない受渡位置Pd2との間で物品Aを搬送する場合においては、中継位置Prを介しての搬送が必要となる。この場合も、処理決定部5aは、保管状況情報(空き状況情報)を参照して、重複範囲Co内で物品Aを保管していない空いている保管区画1に対して、中継位置Prを割り当てる。言い換えると、処理決定部5aは、重複範囲Co内で物品Aを保管していない空いている保管区画1の中から、中継位置Prとして用いる保管区画1を決定する。この場合も、中継位置Prは、重複範囲Co内の任意の位置に設定されうる。当該中継位置Prは、第一中継位置の一例であり、処理決定部5aは、第一割当決定部の一例である。
また、仮に、ガイドレール25のX方向(長手方向)の端部25aに対してY方向に並ぶ位置Pnに参拝ブースを設けた場合にあっては、Y方向に延びるコンベヤ4によっては物品Aを搬送することが難しくなり、Y方向に対して傾斜した経路や折れ曲がった経路で物品Aを搬送するコンベヤが必要となり、製造コストが増大する虞がある。そこで、本実施形態では、図1,7に示されるように、参拝ブース3のX方向の列L2,L3に対して、X方向の前方および後方にそれぞれ隣接する位置には、参拝ブース3とは異なる区画6が設けられている。この区画6は、例えば、トイレや、物置、機械室等として構成することができる。これにより、搬送路Tおよびガイドレール25とのX方向の端部に隣接したスペースを、より有効に活用することができる。なお、区画6は、列L2,L3の前端および後端のうち少なくとも一方のみに隣接して設けられてもよい。
以上、説明したように、本実施形態の参拝設備10は、搬送路T内で物品Aを搬送可能なスタッカクレーン20-1(第一搬送機構)と、スタッカクレーン20-2(第二搬送機構)とを備えている。
このような構成によれば、二つのスタッカクレーン20-1,20-2により、一つのスタッカクレーン20のみが設けられた場合に比べて、物品Aの搬送能力を高めることができる。よって、多数の参拝ブース3が設けられた参拝設備10において多くの参拝者が参拝する状況にあっても、参拝者のそれぞれの待ち時間をより短くすることができる。すなわち、本実施形態によれば、より改善された参拝設備10が得られる。
また、本実施形態では、例えば、処理決定部5a(第一割当決定部)は、保管棚Rへ搬入しようとする物品Aの保管区画1への割り当てを複数の保管区画1の空き状況にしたがって決定するとともに、保管棚Rから搬出された物品Aの保管区画1への割り当てを解除する。
仮に、保管区画1に対して物品Aの保管位置が固定的に割り当てられた場合、物品Aと参拝位置Poとの間の搬送距離が長くなり、ひいては搬送時間が長くなってしまう場合がある。この点、本実施形態では、物品Aを保管棚Rから搬出する際に保管区画1に対する物品Aの保管位置としての割り当てを解除し、物品Aを保管棚Rへ搬入する際に空いている保管区画1の中から適宜に保管区画1を選択することができる。このため、例えば、距離が短い保管区画1を割り当てるなどにより、搬送時間をより短くすることができる。
また、本実施形態では、例えば、スタッカクレーン20-1の支持部24a(第一支持部)とスタッカクレーン20-2の支持部24a(第二支持部)とが、X方向(第二方向)には互いに追い越し不能に構成されている。
このような構成によれば、スタッカクレーン20-1の支持部24aと、スタッカクレーン20-2の支持部24aとが、互いに追い越し可能に構成された場合に比べて、例えば、参拝設備10をよりコンパクトに構成できたり、参拝設備10の製造の手間やコストを低減できたりといった利点が得られる。
また、本実施形態では、例えば、スタッカクレーン20-1とスタッカクレーン20-2との間で物品Aを受け渡す際に物品Aを載置する中継位置Pr(第一中継位置、第二中継位置)が設定される。
このような構成によれば、例えば、スタッカクレーン20-1が受渡位置Pd1(第一受渡位置)との間では、物品Aの受け渡しが不能であり、かつスタッカクレーン20-2が受渡位置Pd2(第二受渡位置)との間では、物品Aの受け渡しが不能である構成にあっても、受渡位置Pd1,Pd2と二つのスタッカクレーン20-1,20-2との間での物品Aの受け渡しが可能となる。
また、このような構成によれば、例えば、スタッカクレーン20-1が不達範囲Cn1内の保管区画1との間では、物品Aの受け渡しが不能であり、かつスタッカクレーン20-2が不達範囲Cn2内の保管区画1との間では、物品Aの受け渡しが不能である構成にあっても、不達範囲Cn1,Cn2内の保管区画1と二つのスタッカクレーン20-1,20-2との間での物品Aの受け渡しが可能となる。
また、本実施形態では、例えば、参拝ブース3のX方向(第二方向)の列L2,L3に対してX方向の前方および後方のうち少なくとも一方に隣接して、参拝ブース3とは異なる区画6が設けられている。
このような構成によれば、例えば、搬送路Tおよびガイドレール25とのX方向の端部に隣接したスペースを、より有効に活用することができる。
[第1変形例]
図8は、第1変形例の参拝設備10Aの図7と同等位置での平面図である。図8を図7と比較すれば明らかとなるように、本変形例では、区画6の部分をX方向の前端の参拝ブース3Aに組み込んで、当該参拝ブース3AのX方向の長さW1を他の参拝ブース3の長さW(図1,7参照)よりも長くしている。この点以外、参拝設備10Aは、参拝設備10と同じ構成を備えている。参拝ブース3Aは、第一参拝ブースの一例である。本変形例によっても、上記実施形態と同様、搬送路Tおよびガイドレール25とのX方向の端部に隣接したスペースを、より有効に活用することができる。
[第2変形例]
図9は、第2変形例の参拝設備10Bの図7と同等位置での平面図である。図9に示されるように、本変形例では、位置Pe12、すなわちX方向の前方の限界位置に位置したスタッカクレーン20-1は、X方向の前端の受渡位置Pd2との間で物品Aの受け渡しが可能である。スタッカクレーン20-2も、受渡位置Pd2との間で物品Aの受け渡しが可能である。
図9に示されるように、搬送路Tには、スタッカクレーン20-1が受渡位置Pd2との間で物品Aを受け渡し可能な位置Pe12にある状態で、スタッカクレーン20-2がスタッカクレーン20-1に対してX方向の前方に隣接するかあるいは離間して位置する第二待避スペースSe2が設けられている。このような第二待避スペースSe2の設定により、スタッカクレーン20-1およびスタッカクレーン20-2の双方が、受渡位置Pd2との間で、物品Aを受け渡すことができる。
図10は、参拝設備10Bの図9とはX方向の反対側での平面図である。図10では、スタッカクレーン20-1は、X方向の後方の限界位置である位置Pe11に位置し、スタッカクレーン20-2は、X方向の後方の限界位置である位置Pe21に位置している。図10から明らかとなるように、スタッカクレーン20-2は、X方向の後端の受渡位置Pd1との間で物品Aの受け渡しが可能であり、スタッカクレーン20-1も、受渡位置Pd1との間での物品の受け渡しが可能である。
図10に示されるように、搬送路Tには、スタッカクレーン20-2が受渡位置Pd1との間で物品Aを受け渡し可能な位置Pe21にある状態で、スタッカクレーン20-1がスタッカクレーン20-2に対してX方向の後方に隣接するかあるいは離間して位置する第一待避スペースSe1が設けられている。このような第一待避スペースSe1の設定により、スタッカクレーン20-1およびスタッカクレーン20-2の双方が、受渡位置Pd1との間で、物品Aを受け渡すことができる。
以上のように、本変形例では、スタッカクレーン20-1およびスタッカクレーン20-2の双方が、第一保管棚R1をY方向に貫通した全ての受渡位置Pdとの間で、物品Aの受け渡しが可能である。このような構成によれば、中継位置Prでの物品Aの中継が不要となるため、物品Aのより迅速な搬送が可能となる場合がある。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、物品は、容器には限定されない。他方、物品が容器である場合、参拝設備は、さらに、当該容器内に収容される収容部の収容状態を管理してもよい。
また、物品の参拝設備のレイアウトは、種々に設定することができる。
また、参拝設備には、第二方向に追い越し可能な複数の搬送機構が含まれてもよい。この場合にも、中継が必要な複数の搬送機構や、第二方向に追い越し不能な複数の搬送機構に対して、本発明を適用することができる。また、搬送機構は、スタッカクレーンには限定されず、例えば、昇降装置を有した自走可能な台車等であってもよい。
1,1a…保管区画
3…参拝ブース
3A…参拝ブース(第一参拝ブース)
4…コンベヤ(第三搬送機構)
5a…処理決定部(第一割当決定部、第二割当決定部)
5b…搬送制御部
6…区画
10,10A,10B…参拝設備
20-1…スタッカクレーン(第一搬送機構)
20-2…スタッカクレーン(第二搬送機構)
24a…支持部(第一支持部、第二支持部)
A…物品
Cn1…不達範囲(第一不達領域)
Cn2…不達範囲(第二不達領域)
Co…重複範囲(中間領域)
L,L1~L4…列
Pd…受渡位置
Pd1…受渡位置(第一受渡位置)
Pd2…受渡位置(第二受渡位置)
Pd3…受渡位置(第三受渡位置)
Ph…支持位置(第一支持位置、第二支持位置)
Pr…中継位置(第一中継位置、第二中継位置)
R…保管棚
R1…第一保管棚
R2…第二保管棚
Se1…第一待避スペース
Se2…第二待避スペース
T,T1~T4…搬送路
W,W1…長さ
X…方向(第二方向)
Y…方向(第一方向)

Claims (12)

  1. 第一方向と交差して広がる搬送路に沿って設けられ、それぞれに物品を保管可能な複数の保管区画を有した、保管棚と、
    前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第一支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第一支持部による前記物品の第一支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第一搬送機構と、
    当該第一搬送機構とは別に作動可能であり、前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第二支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第二支持部による前記物品の第二支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第二搬送機構と、
    前記第一方向と交差した第二方向に並んだ複数の参拝ブースのそれぞれに設けられた参拝位置と、当該参拝位置のそれぞれに対応して設けられ前記第一搬送機構または前記第二搬送機構との間で前記物品を受け渡し可能な受渡位置と、の間でそれぞれ前記物品を搬送可能な、複数の第三搬送機構と、
    前記参拝位置と前記保管棚との間で前記物品を搬送するよう、前記第一搬送機構および前記第二搬送機構のうち少なくとも一方と、前記第三搬送機構とを制御する搬送制御部と、
    を備え
    前記第一支持部と前記第二支持部とが前記第二方向には互いに追い越し不能に構成された、参拝設備。
  2. 前記第一搬送機構は、前記複数の保管区画のうち前記第二方向の前端に位置する第一不達領域内の前記保管区画との間では前記物品の搬送が不能であり、
    前記第二搬送機構は、前記複数の保管区画のうち前記第二方向の後端に位置する第二不達領域内の前記保管区画との間では前記物品の搬送が不能であり、
    前記第一搬送機構および前記第二搬送機構の双方は、前記第一不達領域と前記第二不達領域との間の中間領域内の前記保管区画との間では前記物品の搬送が可能であり、
    前記中間領域内に、前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との間で前記物品を受け渡す際に一時的に前記物品を載置する第二中継位置が設定された、請求項に記載の参拝設備。
  3. 前記物品が前記第一支持部と前記第二支持部との間で中継される際に前記複数の保管区画の空き状況にしたがって、前記中間領域内で空いている前記保管区画のいずれかに前記第二中継位置を割り当てる第二割当決定部を備えた、請求項に記載の参拝設備。
  4. 前記第一搬送機構は、前記受渡位置のうち前記第二方向の後端に位置する第一受渡位置との間では前記物品の受け渡しが不能であり、
    前記第二搬送機構は、前記受渡位置のうち前記第二方向の前端に位置する第二受渡位置との間では前記物品の受け渡しが不能であり、
    前記第一搬送機構および前記第二搬送機構の双方は、前記受渡位置のうち前記第一受渡位置と前記第二受渡位置との間の第三受渡位置との間では前記物品の受け渡しが可能であり、
    前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との間で前記物品を受け渡す際に一時的に前記物品を載置する第一中継位置が設定された、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  5. 第一方向と交差して広がる搬送路に沿って設けられ、それぞれに物品を保管可能な複数の保管区画を有した、保管棚と、
    前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第一支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第一支持部による前記物品の第一支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第一搬送機構と、
    当該第一搬送機構とは別に作動可能であり、前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第二支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第二支持部による前記物品の第二支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第二搬送機構と、
    前記第一方向と交差した第二方向に並んだ複数の参拝ブースのそれぞれに設けられた参拝位置と、当該参拝位置のそれぞれに対応して設けられ前記第一搬送機構または前記第二搬送機構との間で前記物品を受け渡し可能な受渡位置と、の間でそれぞれ前記物品を搬送可能な、複数の第三搬送機構と、
    前記参拝位置と前記保管棚との間で前記物品を搬送するよう、前記第一搬送機構および前記第二搬送機構のうち少なくとも一方と、前記第三搬送機構とを制御する搬送制御部と、
    を備え、
    前記第二搬送機構が前記受渡位置のうち前記第二方向の後端に位置する第一受渡位置との間で前記物品を受け渡し可能な位置にある状態で、前記第一搬送機構が当該第二搬送機構に対して前記第二方向の後方に隣接するかあるいは離間して位置する第一待避スペース、および、
    前記第一搬送機構が前記受渡位置のうち前記第二方向の前端に位置する第二受渡位置との間で前記物品を受け渡し可能な位置にある状態で、前記第二搬送機構が当該第一搬送機構に対して前記第二方向の前方に隣接するかあるいは離間して位置する第二待避スペースのうち、少なくとも一方が設けられた参拝設備。
  6. 第一方向と交差して広がる搬送路に沿って設けられ、それぞれに物品を保管可能な複数の保管区画を有した、保管棚と、
    前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第一支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第一支持部による前記物品の第一支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第一搬送機構と、
    当該第一搬送機構とは別に作動可能であり、前記物品を支持し前記搬送路に沿って搬送する第二支持部を有するとともに、前記保管区画のそれぞれと前記搬送路内での前記第二支持部による前記物品の第二支持位置との間で前記物品を搬送可能な、第二搬送機構と、
    前記第一方向と交差した第二方向に並んだ複数の参拝ブースのそれぞれに設けられた参拝位置と、当該参拝位置のそれぞれに対応して設けられ前記第一搬送機構または前記第二搬送機構との間で前記物品を直接受け渡し可能な受渡位置と、の間でそれぞれ前記第一方向に延びて前記物品を搬送可能な、複数の第三搬送機構と、
    前記参拝位置と前記保管棚との間で前記物品を搬送するよう、前記第一搬送機構および前記第二搬送機構のうち少なくとも一方と、前記第三搬送機構とを制御する搬送制御部と、
    を備えた、参拝設備。
  7. 前記第二搬送機構が前記受渡位置のうち前記第二方向の後端に位置する第一受渡位置との間で前記物品を受け渡し可能な位置にある状態で、前記第一搬送機構が当該第二搬送機構に対して前記第二方向の後方に隣接するかあるいは離間して位置する第一待避スペース、および、
    前記第一搬送機構が前記受渡位置のうち前記第二方向の前端に位置する第二受渡位置との間で前記物品を受け渡し可能な位置にある状態で、前記第二搬送機構が当該第一搬送機構に対して前記第二方向の前方に隣接するかあるいは離間して位置する第二待避スペースのうち、少なくとも一方が設けられた、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  8. 前記第三搬送機構は、それぞれ、前記参拝位置と前記第一搬送機構または前記第二搬送機構との間で前記物品を直接受け渡し可能な前記受渡位置との間で前記第一方向に延びた、請求項1~5、7のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  9. 前記第一搬送機構および前記第二搬送機構の双方が、全ての前記受渡位置との間で前記物品の受け渡しが可能である、請求項1~3、5、6のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  10. 前記保管棚へ搬入する前記物品の前記保管区画への割り当てを前記複数の保管区画の空き状況にしたがって決定するとともに、前記保管棚から搬出された前記物品の前記保管区画への割り当てを解除する第一割当決定部を備えた、請求項1~9のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  11. 前記参拝ブースとして、前記参拝ブースの前記第二方向の列の前端および後端のうち少なくともいずれか一方において前記第二方向の長さが他のいずれか一つの参拝ブースよりも長い第一参拝ブースが設けられた、請求項1~10のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
  12. 前記参拝ブースの前記第二方向の列に対して前記第二方向の前方および後方のうち少なくとも一方に隣接して、前記参拝ブースとは異なる区画が設けられた、請求項1~11のうちいずれか一つに記載の参拝設備。
JP2020082777A 2020-05-08 2020-05-08 参拝設備 Active JP7272315B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020082777A JP7272315B2 (ja) 2020-05-08 2020-05-08 参拝設備
CN202110492643.2A CN113622740A (zh) 2020-05-08 2021-05-06 参拜设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020082777A JP7272315B2 (ja) 2020-05-08 2020-05-08 参拝設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021177051A JP2021177051A (ja) 2021-11-11
JP7272315B2 true JP7272315B2 (ja) 2023-05-12

Family

ID=78377939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020082777A Active JP7272315B2 (ja) 2020-05-08 2020-05-08 参拝設備

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7272315B2 (ja)
CN (1) CN113622740A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115059341A (zh) * 2022-07-30 2022-09-16 江西广泉钢艺集团有限公司 一种存储式骨灰盒存放架

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030185656A1 (en) 2002-03-29 2003-10-02 Rudolf Hansl Support frame for a telescopic arm of a load-handling system and a method of manipulating storage units
JP2004204647A (ja) 2002-12-26 2004-07-22 Kito Corp 納骨墓自動搬送礼拝装置及びその運転方法
JP2004345838A (ja) 2003-05-26 2004-12-09 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 自動倉庫におけるスタッカクレーンの運転方法
JP2005273153A (ja) 2004-03-23 2005-10-06 Daifuku Logistic Technology:Kk 慰霊施設
JP2006248690A (ja) 2005-03-10 2006-09-21 Sharp Corp 複数台スタッカクレーンの走行制御方法
JP2017031742A (ja) 2015-08-05 2017-02-09 茂雄 早▲崎▼ 自動納骨堂参拝施設
JP2018159189A (ja) 2017-03-22 2018-10-11 株式会社ダイフク 参拝設備

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030185656A1 (en) 2002-03-29 2003-10-02 Rudolf Hansl Support frame for a telescopic arm of a load-handling system and a method of manipulating storage units
JP2004204647A (ja) 2002-12-26 2004-07-22 Kito Corp 納骨墓自動搬送礼拝装置及びその運転方法
JP2004345838A (ja) 2003-05-26 2004-12-09 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 自動倉庫におけるスタッカクレーンの運転方法
JP2005273153A (ja) 2004-03-23 2005-10-06 Daifuku Logistic Technology:Kk 慰霊施設
JP2006248690A (ja) 2005-03-10 2006-09-21 Sharp Corp 複数台スタッカクレーンの走行制御方法
JP2017031742A (ja) 2015-08-05 2017-02-09 茂雄 早▲崎▼ 自動納骨堂参拝施設
JP2018159189A (ja) 2017-03-22 2018-10-11 株式会社ダイフク 参拝設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021177051A (ja) 2021-11-11
CN113622740A (zh) 2021-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6929876B2 (ja) 保管システム
JP6739299B2 (ja) 搬送システム及び搬送方法
JP6155970B2 (ja) 物品保管設備
JP2599063B2 (ja) 立体倉庫
TW202017822A (zh) 改良式儲存和取回系統
JP6589649B2 (ja) 物品保管設備
JP5083382B2 (ja) 自動倉庫
JP6074769B2 (ja) 積付設備
JP7272315B2 (ja) 参拝設備
JP2022172392A (ja) 自動倉庫システム
JPWO2007132535A1 (ja) 天井搬送保管システム及び天井搬送保管方法
JP6908683B2 (ja) 倉庫管理システム、および移動体
JP2004307111A (ja) 物品の積付方法およびその設備
JP5930406B2 (ja) ピッキング設備
JP7226391B2 (ja) 参拝設備
JP2003285906A (ja) 搬送システム
CN217101531U (zh) 搬运设备及仓储系统
JP7188358B2 (ja) 物品保管設備および物品の搬送制御方法
JP6783407B1 (ja) 自動倉庫システム
JP3760756B2 (ja) 棚設備
JP7347109B2 (ja) 自動倉庫
JP2005138957A (ja) 自動倉庫における入出庫管理方法
JP3989119B2 (ja) 物品保管管理システム
JP7444138B2 (ja) 物品収容設備
JP2005272053A (ja) 物品収納設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7272315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150