JP7272062B2 - 水処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、水処理システムに関する。
半導体の製造工程、電子部品や医療器具の洗浄等においては、不純物を含まない高純度の純水が使用される。この種の純水は、一般に、地下水や水道水等の原水(延いては供給水)を、膜分離装置としての逆浸透膜モジュール(以下、「RO膜モジュール」ともいう)で逆浸透膜処理することにより製造される。
従来、供給水をRO膜モジュール及び電気式脱イオン装置により処理して純水を製造する水処理システムが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。また、供給水を直列に接続された2つのRO膜モジュールにより処理して純水を製造する水処理システムも知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001-259376号公報 特開2006-255650号公報 特許第6056370号公報
2つのRO膜モジュールが直列に接続された水処理システムにおいて、2つのRO膜モジュールを中間タンク無しで直結して運転する際に、前段及び後段でそれぞれ定流量フィードバック制御をすると、誤差等で流量バランスが崩れるため、安定して運転できなかった。そのため前段で処理水圧力フィードバック制御をする必要があったが、そのためには、高価な処理水圧力センサが必要であった。
本発明は、複数の膜処理装置を直結した水処理システムにおいて、高価な処理水圧力センサを用いなくても、安定した運転をすることが可能な水処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、供給水から第1透過水を製造する第1純水ユニットと、供給水を前記第1純水ユニットに向けて吐出する第1ポンプと、前記第1純水ユニットの膜入口における供給水の圧力である膜入口圧力を、検出圧力値として出力する圧力検出手段と、前記第1純水ユニットで製造された第1透過水から第2透過水を製造する第2純水ユニットと、第1透過水を前記第2純水ユニットに向けて吐出する第2ポンプと、前記第2純水ユニットで製造された第2透過水の流量を検出流量値として出力する流量検出手段と、第1透過水の目標流量値、第1透過水の目標圧力値である第2目標圧力値、平均透過流束、モジュール差圧、及び浸透圧に基づいて、前記膜入口圧力の第1目標圧力値を算出する目標圧力算出部と、前記圧力検出手段から出力された検出圧力値が前記第1目標圧力値となるように、前記第1ポンプを駆動する第1制御部と、前記流量検出手段から出力された検出流量値が予め設定された目標流量値となるように、前記第2ポンプを駆動する第2制御部と、を備える水処理システムに関する。
また、上記の水処理システムは、入力された指令信号に対応する駆動周波数を前記第1ポンプに出力する第1インバータと、入力された指令信号に対応する駆動周波数を前記第2ポンプに出力する第2インバータと、を備え、前記第1ポンプは、前記第1インバータから入力された駆動周波数に応じて駆動され、前記第2ポンプは、前記第2インバータから入力された駆動周波数に応じて駆動され、前記第1制御部は、前記圧力検出手段から出力された前記検出圧力値が予め設定された前記第1目標圧力値となるように前記第1ポンプの駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を前記第1インバータに出力するように構成され、前記第2制御部は、前記流量検出手段から出力された前記検出流量値が予め設定された前記目標流量値となるように前記第2ポンプの駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を前記第2インバータに出力するように構成されることが好ましい。
本発明によれば、複数の膜処理装置を直結した水処理システムにおいて、高価な処理水圧力センサを用いなくても、安定した運転をすることが可能となる。
本実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。 本発明の実施形態で用いられる流量調整弁に係る圧力と流量の関係を示す図である。 第1膜処理装置D1が実行する、第1加圧ポンプ5の定圧フィードバック制御の動作を示す図である。 第2膜処理装置D2が実行する、第2加圧ポンプ11の定流量フィードバック制御の動作を示す図である。
〔1 実施形態の構成〕
図1は、本実施形態に係る水処理システム1の全体構成図である。
図1に示すように、水処理システム1は、第1膜処理装置D1と、第2膜処理装置D2と、制御部30(第1制御部、第2制御部)と備える。
また、第1膜処理装置D1は、給水ポンプ2と、給水側インバータ3と、給水圧力調整弁4と、第1圧力センサPS1と、第1加圧ポンプ5(第1ポンプ)と、第1加圧側インバータ6(第1インバータ)と、第2圧力センサPS2(圧力検出手段)と、第1逆浸透膜モジュール7(第1純水ユニット)と、第1流量調整弁8と、排水流量調整弁9と、第1流量センサFM1と、第2流量センサFM2と、第1三方弁10とを備える。
また、第1膜処理装置D1は、ラインとして、給水ラインL1と、第1供給水ラインL2と、第1濃縮水ラインL3と、循環水ラインL4と、濃縮排水ラインL5と、第1透過水ラインL6とを備える。「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。また、その由来(出所)やその水質によらず、給水ラインL1、第1濃縮水ラインL3又は循環水ラインL4を流通する水を、「給水」ともいい、第1濃縮水ラインL3、循環水ラインL4又は濃縮排水ラインL5を流通する水を、「濃縮水」ともいう。
給水ラインL1は、給水W1を、第1供給水ラインL2との合流部であるJ1まで供給するラインである。給水ラインL1の上流側の端部は、給水W1の供給源(不図示)に接続されている。給水ラインL1には、上流側から下流側に向けて順に、給水ポンプ2、給水圧力調整弁4、接続部J1が設けられている。
なお、給水ラインL1を流通する給水W1には、給水W1の供給源(不図示)から直接供給される給水に限らず、例えば、給水W1を濾過処理装置(除鉄除マンガン装置、活性炭濾過装置等)、硬水軟化装置等の前処理装置により前処理された給水も含まれる。
給水ポンプ2は、給水ラインL1を流通する給水W1を吸入し、第1供給水W2として第1加圧ポンプ5へ向けて圧送(吐出)する装置である。給水ポンプ2には、給水側インバータ3から周波数が変換された駆動電力が供給される。給水ポンプ2は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
給水側インバータ3は、給水ポンプ2に、周波数が変換された駆動電力を供給する電気回路(又はその回路を持つ装置)である。給水側インバータ3は、制御部30と電気的に接続されている。給水側インバータ3には、制御部30から指令信号が入力される。給水側インバータ3は、制御部30により入力された指令信号(電流値信号又は電圧値信号)に対応する駆動周波数の駆動電力を、給水ポンプ2に出力する。
給水圧力調整弁4は、給水ラインL1を流通する給水W1の圧力を調整する弁である。給水圧力調整弁4は、制御部30と電気的に接続されている。給水圧力調整弁4の開度は、制御部30により制御される。給水圧力調整弁4は、例えば電磁弁でもよい。
とりわけ本実施形態において、給水圧力調整弁4の開度は、後述の第1圧力センサPS1によって測定される第1供給水W2の圧力値が一定値となるような開度に調整される。
第1供給水ラインL2は、給水W1を、第1供給水W2として第1逆浸透膜モジュール7に供給するラインである。第1供給水ラインL2の上流側の端部は、接続部J2に接続されている。第1供給水ラインL2の下流側の端部は、第1逆浸透膜モジュール7の一次側入口ポートに接続されている。第1供給水ラインL2には、上流側から下流側に向けて順に、接続部J1、第1圧力センサPS1、第1加圧ポンプ5、第2圧力センサPS2、第1逆浸透膜モジュール7が設けられている。
第1圧力センサPS1は、第1供給水ラインL2中、接続部J1から第1加圧ポンプ5までの給水W1の圧力を検出する機器である。第1圧力センサPS1で検出された第1供給水W2の圧力(以下、「第1検出圧力値」ともいう)は、制御部30へ検出信号として送信される。
第1加圧ポンプ5は、第1供給水ラインL2に設けられる。第1加圧ポンプ5は、第1供給水ラインL2において、給水W1を吸入し、第1供給水W2として、第1逆浸透膜モジュール7へ向けて圧送(吐出)する装置である。第1加圧ポンプ5には、第1加圧側インバータ6から周波数が変換された駆動電力が供給される。第1加圧ポンプ5は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
とりわけ本実施形態において、第1加圧ポンプ5は、後述の第2圧力センサPS2によって測定される第1供給水W2の圧力値が一定となるような回転速度で駆動される。
第1加圧側インバータ6は、第1加圧ポンプ5に、周波数が変換された駆動電力を供給する電気回路(又はその回路を持つ装置)である。第1加圧側インバータ6は、制御部30と電気的に接続されている。第1加圧側インバータ6には、制御部30から指令信号が入力される。第1加圧側インバータ6は、制御部30により入力された指令信号(電流値信号又は電圧値信号)に対応する駆動周波数の駆動電力を、第1加圧ポンプ5に出力する。
第1逆浸透膜モジュール7は、第1加圧ポンプ5から吐出された第1供給水W2を、溶存塩類が除去された第1透過水W6と、溶存塩類が濃縮された第1濃縮水W3とに膜分離処理する設備である。第1逆浸透膜モジュール7は、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。第1逆浸透膜モジュール7は、これらRO膜エレメントにより第1供給水W2を膜分離処理し、第1濃縮水W3及び第1透過水W6を製造する。
第1濃縮水ラインL3は、第1逆浸透膜モジュール7で分離された第1濃縮水W3を送出するラインである。第1濃縮水ラインL3の上流側の端部は、第1逆浸透膜モジュール7の一次側出口ポートに接続されている。また、第1濃縮水ラインL3の下流側は、接続部J2において、循環水ラインL4及び濃縮排水ラインL5に分岐している。第1濃縮水ラインL3には、上流側から下流側に向けて順に、第1流量調整弁8、接続部J2が設けられている。
第1流量調整弁8は、当該第1流量調整弁8における差圧によらず、実質的に定流量の第1濃縮水W3を流通させる定流量要素と、当該第1流量調整弁8における差圧に実質的に比例して第1濃縮水W3の流量が高くなる比例要素とを備える。第1流量調整弁8における差圧は、具体的には、第1流量調整弁8の前後のラインの水圧の差圧である。定流量要素は、補助動力や外部操作を必要とせずに一定流量値を保持し、例えば水ガバナの名称で呼ばれるものを用いてもよい。また、比例要素としては、例えばオリフィスの名称で呼ばれるものを用いてもよく、オリフィスから流れる第1濃縮水W3の流量が、当該第1流量調整弁8における差圧に比例する。
図2は、第1逆浸透膜モジュール7の入口圧力と、第1流量調整弁8を流れる濃縮水の流量との関係の例を示すグラフである。第1流量調整弁8は、定流量要素を備えることから、入口圧力が発生すると、第1流量調整弁8を流れる濃縮水の流量は一気にA点まで上昇する。すなわち近似的には、入口圧力の発生と同時にA点の高さの流量が第1流量調整弁8に流れる。同時に、第1流量調整弁8は比例要素を備えることから、以降、入口圧力が上昇するに従い、第1流量調整弁8を流れる濃縮水の流量は、一次関数的に上昇する。
なお、第1流量調整弁8において、定流量要素と比例要素とは一体的に構成されていてもよく、別体として構成されていてもよい。一体的に構成されている場合には、例えば、比例要素の流れ方向が、第1流量調整弁8の長軸方向と一致し、定流量要素の流れ方向が第1流量調整弁8の長軸方向に直交するように構成してもよい。あるいは、比例要素の流れ方向が第1流量調整弁8の長軸方向に直交し、定流量要素の流れ方向が第1流量調整弁8の長軸方向と一致するように構成してもよい。あるいは、定流量要素の流れ方向と比例要素の流れ方向が、共に第1流量調整弁8の長軸方向と一致するように構成してもよい。
循環水ラインL4は、第1濃縮水ラインL3に接続され、給水としての濃縮水(循環水W4)を給水ラインL1に返送するラインである。本実施形態においては、循環水ラインL4は、第1濃縮水ラインL3を流通する第1濃縮水W3を循環水W4として、第1供給水ラインL2における第1加圧ポンプ5よりも上流側に返送(循環)させるラインである。循環水ラインL4の上流側の端部は、接続部J2において第1濃縮水ラインL3に接続されている。また、循環水ラインL4の下流側の端部は、接続部J1において、給水ラインL1及び第1供給水ラインL2に接続されている。
濃縮排水ラインL5は、第1濃縮水ラインL3に接続され、濃縮排水W5としての濃縮水を系外へ排出するラインである。本実施形態においては、濃縮排水ラインL5は、接続部J2において第1濃縮水ラインL3に接続され、第1逆浸透膜モジュール7で分離された第1濃縮水W3を、濃縮排水W5として装置外(系外)に排出するラインである。濃縮排水ラインL5には、排水流量調整弁9と第1流量センサFM1が設けられる。
第1流量センサFM1は、濃縮排水ラインL5を流通する濃縮排水W5の流量を第1検出流量値として検出する機器である。第1流量センサFM1は、濃縮排水ラインL5に接続されている。第1流量センサFM1は、制御部30と電気的に接続されている。第1流量センサFM1で検出された濃縮排水W5の第1検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第1流量センサFM1として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
排水流量調整弁9は、濃縮排水ラインL5から装置外に排出される濃縮排水W5の流量を調節する弁である。排水流量調整弁9は、制御部30と電気的に接続されている。排水流量調整弁9の弁開度は、制御部30から送信される駆動信号により制御される。制御部30から電流値信号(例えば、4~20mA)を排水流量調整弁9に送信して、弁開度を制御することにより、濃縮排水W5の排水流量を調節することができる。
とりわけ本実施形態において、排水流量調整弁9の開度は、後述の第1流量センサFM1によって測定される濃縮排水W5の流量値が一定値となるような開度に調整される。
第1透過水ラインL6は、第1逆浸透膜モジュール7で分離(製造)された第1透過水W6を送出するラインである。第1透過水ラインL6の上流側の端部は、第1逆浸透膜モジュール7の二次側ポートに接続されている。第1透過水ラインL6の下流側の端部は、第1三方弁10に接続されている。第1透過水ラインL6には、第2流量センサFM2(以下、「第2流量検出手段」とも呼称する)が設置される。
第2流量センサFM2は、第1透過水ラインL6を流通する第1透過水W6の流量を第2検出流量値として検出する機器である。第2流量センサFM2は、第1透過水ラインL6に接続されている。第2流量センサFM2は、制御部30と電気的に接続されている。第2流量センサFM2で検出された第1透過水W6の第2検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第2流量センサFM2として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
第1三方弁10は、第1透過水ラインL6と、第1透過排水ラインL7と、第2膜処理装置D2に第2供給水W8を供給する第2供給水ラインL8とを接続する。第1三方弁10は、第1透過水ラインL6を流れる第1透過水W6の供給先を、第1透過排水ラインL7と第2膜処理装置D2とで切り替える。すなわち、第1三方弁10により第1透過水ラインL6から第1透過排水ラインL7への流路を閉止した状態では、第1透過水ラインL6を流通する第1透過水W6の全量が、第2供給水ラインL8側に流れる。第1三方弁10が流路を切り替えると、第1三方弁10により第1透過水ラインL6から第2供給水ラインL8への流路を閉止した状態では、第1透過水ラインL6を流通する第1透過水W6の全量が、第1透過排水ラインL7側に流れる。このように、第1三方弁10は、第1透過排水ラインL7と第2供給水ラインL8とで流路を切り替える。
第2膜処理装置D2は、第3圧力センサPS3と、第2加圧ポンプ11(第2ポンプ)と、第2加圧側インバータ12(第2インバータ)と、第2逆浸透膜モジュール13(第2純水ユニット)と、第2流量調整弁14と、第3流量センサFM3と、第2三方弁15と、第4流量センサFM4(流量検出手段)とを備える。
また、第2膜処理装置D2は、ラインとして、第2供給水ラインL8と、第2濃縮水ラインL9と、第2透過水ラインL10と、第2透過排水ラインL11と、第3透過水ラインL12とを備える。
第2供給水ラインL8は、第2供給水W8を、第2逆浸透膜モジュール13に供給するラインである。第2供給水ラインL8の上流側の端部は、第1三方弁10に接続されている。第2供給水ラインL8の下流側の端部は、第2逆浸透膜モジュール13の一次側入口ポートに接続されている。第2供給水ラインL8には、上流側から下流側に向けて順に、第3圧力センサPS3と、第2加圧ポンプ11とが設けられている。
第3圧力センサPS3は、第2供給水ラインL8中、第1三方弁10から第2加圧ポンプ11までの第2供給水W8の圧力を検出する機器である。第3圧力センサPS3で検出された第2供給水W8の圧力(以下、「第3検出圧力値」ともいう)は、制御部30へ検出信号として送信される。
第2加圧ポンプ11は、第2供給水ラインL8において、第2供給水W8を吸入し、第2逆浸透膜モジュール13へ向けて圧送(吐出)する装置である。第2加圧ポンプ11には、第2加圧側インバータ12から周波数が変換された駆動電力が供給される。第2加圧ポンプ11は、供給(入力)された駆動電力の周波数(以下、「駆動周波数」ともいう)に応じた回転速度で駆動される。
とりわけ本実施形態において、第2加圧ポンプ11は、後述の第4流量センサFM4によって測定される第3透過水W12の流量値が一定となるような回転速度で駆動される。
第2加圧側インバータ12は、第2加圧ポンプ11に、周波数が変換された駆動電力を供給する電気回路(又はその回路を持つ装置)である。第2加圧側インバータ12は、制御部30と電気的に接続されている。第2加圧側インバータ12には、制御部30から指令信号が入力される。第2加圧側インバータ12は、制御部30により入力された指令信号(電流値信号又は電圧値信号)に対応する駆動周波数の駆動電力を、第2加圧ポンプ11に出力する。
第2逆浸透膜モジュール13は、第2加圧ポンプ11から吐出された第2供給水W8を、溶存塩類が除去された第2透過水W10と、溶存塩類が濃縮された第2濃縮水W9とに膜分離処理する設備である。第2逆浸透膜モジュール13は、単一又は複数のRO膜エレメント(不図示)を備える。第2逆浸透膜モジュール13は、これらRO膜エレメントにより第2供給水W8を膜分離処理し、第2濃縮水W9及び第2透過水W10を製造する。
第2濃縮水ラインL9は、第2逆浸透膜モジュール13で分離された第2濃縮水W9を送出するラインである。第2濃縮水ラインL9の上流側の端部は、第2逆浸透膜モジュール13の一次側出口ポートに接続されている。第2濃縮水ラインL9には、上流側から下流側に向けて順に、第2流量調整弁14、第3流量センサFM3が設けられている。
第2流量調整弁14は、当該第2流量調整弁14における差圧によらず、実質的に定流量の第2濃縮水W9を流通させる定流量要素と、当該第2流量調整弁14における差圧に実質的に比例して第2濃縮水W9の流量が高くなる比例要素とを備える。
なお、第2流量調整弁14の構成及び機能は、第1流量調整弁8と同一であるため、その説明を省略する。
第3流量センサFM3は、第2濃縮水ラインL9を流通する第2濃縮水W9の流量を第3検出流量値として検出する機器である。第3流量センサFM3は、制御部30と電気的に接続されている。第3流量センサFM3で検出された第2濃縮水W9の第3検出流量値は、制御部30へ検出信号として送信される。第3流量センサFM3として、例えば、流路ハウジング内に軸流羽根車又は接線羽根車(不図示)を配置したパルス発信式の流量センサを用いることができる。
第2透過水ラインL10は、第2逆浸透膜モジュール13で分離(製造)された第2透過水W10を送出するラインである。第2透過水ラインL10の上流側の端部は、第2逆浸透膜モジュール13の二次側ポートに接続されている。第2透過水ラインL10の下流側の端部は、第2三方弁15に接続されている。第2透過水ラインL10には、第4流量センサFM4(以下、「第4流量検出手段」とも呼称する)が設置される。
第2三方弁15は、第2透過水ラインL10と、第2透過排水ラインL11と、第3透過水ラインL12とを接続する。第2三方弁15は、第2透過水ラインL10を流れる第2透過水W10の供給先を、第2透過排水ラインL11と第3透過水ラインL12とで切り替える。すなわち、第2三方弁15により第2透過水ラインL10から第2透過排水ラインL11への流路を閉止した状態では、第2透過水ラインL10を流通する第2透過水W10の全量が、第3透過水ラインL12側に流れる。第2三方弁15が流路を切り替えると、第2三方弁15により第2透過水ラインL10から第3透過水ラインL12への流路を閉止した状態では、第2透過水ラインL10を流通する第2透過水W10の全量が、第2透過排水ラインL11側に流れる。このように、第2三方弁15は、第2透過排水ラインL11と第3透過水ラインL12とで流路を切り替える。
第3透過水ラインL12は、第2三方弁15で分離された第3透過水W12を送出するラインである。第3透過水ラインL12の上流側の端部は、第2三方弁15に接続されている。第3透過水ラインL12の下流側の端部は、需要箇所の装置等に接続されている。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは水処理システム1を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納された各種プログラムを、バスを介して読み出し、該各種プログラムに従って水処理システム1全体を制御することで、上記の各フィードバック制御を実現するように構成される。
より詳細には、CPUは、給水圧力調整弁4の開度を、第1圧力センサPS1によって測定される給水W1の圧力値が一定値となるような開度に調整する。また、CPUは、第1加圧ポンプ5を、第2圧力センサPS2によって測定される第1供給水W2の圧力値が一定値となるような回転速度で駆動させる。また、CPUは、排水流量調整弁9の開度を、第1流量センサFM1によって測定される濃縮排水W5の流量値が一定値となるような開度に調整する。また、CPUは、第2加圧ポンプ11を、第4流量センサFM4によって測定される第3透過水W12の流量値が一定となるような回転速度で駆動させる。
RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、水処理システム1の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
〔2 実施形態の動作〕
図3は、第1膜処理装置D1が実行する、第1加圧ポンプ5の定圧フィードバック制御の動作を示す図である。また、図4は、第2膜処理装置D2が実行する、第2加圧ポンプ11の定流量フィードバック制御の動作を示す図である。以下、図3及び図4を参照することにより、水処理システム1の動作について詳述する。
〔2.1 定圧フィードバック制御〕
上記のように、制御部30は、第1加圧ポンプ5を、第2圧力センサPS2によって測定される第1供給水W2の圧力が一定値となるような回転速度で駆動させる。より詳細には、制御部30は、第2圧力センサPS2によって測定される第1供給水W2の圧力が、以下の数式(1)で算出される目標圧力値となるように、第1加圧ポンプ5を駆動させる。
Figure 0007272062000001
ここで、「目標処理流量」とは、第1膜処理装置D1によって生成される処理水、すなわち第1透過水W6の流量の目標値である。なお、目標処理流量は、第2流量センサFM2の測定流量としてもよい。
「バックアップ係数」とは、第3流量センサFM3及び第4流量センサFM4の流量誤差を補うために必要に応じて設定する。例えば、第3流量センサFM3及び第4流量センサFM4がそれぞれ実際よりも5%低く流量を検知している場合には、バックアップ係数を105%とする。
「平均透過流束」とは、第1逆浸透膜モジュール7の透過流束と、第2逆浸透膜モジュール13の透過流束の平均値である。なお「透過流束」とは、第1逆浸透膜モジュール7又は第2逆浸透膜モジュール13の膜の詰まり状態を示す指標であり、単位時間当たり、単位膜面積を通過する水の量を単位膜差圧当たりとして標準温度条件下に換算したものである。
温度補正は、以下の理由のために行われる。例えば水温が低いほど透過流束が低くなる等、水温によって透過流束は変化する。数式(1)中にある平均透過流束値は25℃補正値であり、実際の測定水温での透過流束で目標圧力値の演算が必要である。例えば、実際の水温が5℃であれば透過流束は約50%となるため、目標圧力値は高く計算される。
「膜本数」とは、第1逆浸透膜モジュール7及び第2逆浸透膜モジュール13の双方に含まれる膜の本数の合計値である。
「モジュール差圧」とは、第1逆浸透膜モジュール7の一次側入口と一次側出口との間の差圧のことである。
「処理水圧力」とは、第1膜処理装置D1によって生成される処理水、すなわち第1透過水W6の圧力の目標値である。
「浸透圧」とは、第1逆浸透膜モジュール7の膜の一次側の第1供給水W2の浸透圧であり、例えば、電気伝導率センサ(不図示)で検出された第1供給水W2の電気伝導率を、換算式や換算テーブル等を用いて、浸透圧に換算してもよい。
制御部30は、目標圧力算出部(不図示)を備え、当該目標圧力算出部は、目標処理流量、目標とする処理水圧力等を上記の数式(1)に代入して、第1逆浸透膜モジュール7において必要とされる膜入口圧力の目標値を算出する。制御部30は、第2圧力センサPS2によって測定される圧力値が、当該目標値となるように、第1加圧ポンプ5を駆動させる。
次に、制御部30による上記の圧力フィードバック制御を、図3を参照して説明する。図3に示すフローチャートの処理は、水処理システム1の運転中において、繰り返し実行される。
ステップS11において、制御部30は、上記の数式(1)に基づいて、第1供給水W2の目標圧力値P´を算出する。
ステップS12において、制御部30は、内部のタイマ(不図示)による計時tが制御周期である100msに達したか否かを判定する。このステップS12において、制御部30により、タイマによる計時が100msに達した(YES)と判定された場合に、処理はステップS13へ移行する。また、ステップS12において、制御部30により、タイマによる計時が100msに達していない(NO)と判定された場合に、処理はステップST102へ戻る。なお、ここで、制御部30はタイマによる計時tが100msに達したか否かを判定するが、これは一例であって、他の長さの時間を計時してもよい。
ステップS13(ステップS12:YES判定)において、制御部30は、第2圧力センサPS2で検出された第1供給水W2の検出圧力値Pを取得する。
ステップS14において、制御部30は、ステップS13で取得した検出圧力値(フィードバック値)PとステップS11で取得した目標圧力値P´との偏差がゼロとなるように、速度形デジタルPIDアルゴリズムにより操作量U1を演算する。なお、速度形デジタルPIDアルゴリズムでは、制御周期(100ms)毎に操作量の変化分を演算し、これを前回の操作量に加算することで今回の操作量を決定する。
ステップS15において、制御部30は、操作量U1、目標圧力値P´及び第1加圧ポンプ5の最大駆動周波数(50Hz又は60Hzの設定値)に基づいて、第1加圧ポンプ5の駆動周波数F1を演算する。
ステップS16において、制御部30は、駆動周波数F1の演算値を、対応する電流値信号(4~20mA)に変換する。
ステップS17において、制御部30は、変換した電流値信号を第1加圧側インバータ6に出力する。なお、ステップS17において、制御部30が電流値信号を第1加圧側インバータ6へ出力すると、第1加圧側インバータ6は、入力された電流値信号に対応する周波数に変換された駆動電力を第1加圧ポンプ5に供給する。その結果、第1加圧ポンプ5は、第1加圧側インバータ6から入力された駆動周波数に応じた回転速度で駆動される。これにより本フローチャートの処理は終了する(ステップS11へリターンする)。
〔2.2 定流量フィードバック制御〕
次に、制御部30による上記の定流量フィードバック制御を、図4を参照して説明する。図4に示すフローチャートの処理は、水処理システム1の運転中において、繰り返し実行される。
図4に示すステップS21において、制御部30は、第3透過水W12の目標流量値Q´を取得する。この目標流量値Q´は、例えば、システムの管理者がユーザーインターフェース(不図示)を介して制御部30のメモリに入力した設定値である。
ステップS22において、制御部30は、内部のタイマ(不図示)による計時tが制御周期である100msに達したか否かを判定する。このステップS22において、制御部30により、タイマによる計時が100msに達した(YES)と判定された場合に、処理はステップS23へ移行する。また、ステップS22において、制御部30により、タイマによる計時が100msに達していない(NO)と判定された場合に、処理はステップS22へ戻る。なお、ここで、制御部30はタイマによる計時tが100msに達したか否かを判定するが、これは一例であって、他の長さの時間を計時してもよい。
ステップS23(ステップS22:YES判定)において、制御部30は、第4流量センサFM4で検出された第3透過水W12の検出流量値Qを取得する。
ステップS24において、制御部30は、ステップS23で取得した検出流量値(フィードバック値)Q´とステップS21で取得した目標流量値Qとの偏差がゼロとなるように、速度形デジタルPIDアルゴリズムにより操作量U2を演算する。なお、速度形デジタルPIDアルゴリズムでは、制御周期(100ms)毎に操作量の変化分を演算し、これを前回の操作量に加算することで今回の操作量を決定する。
ステップS25において、制御部30は、操作量U2、目標流量値Q´及び第2加圧ポンプ11の最大駆動周波数(50Hz又は60Hzの設定値)に基づいて、第2加圧ポンプ11の駆動周波数F2を演算する。
ステップS26において、制御部30は、駆動周波数F2の演算値を、対応する電流値信号(4~20mA)に変換する。
ステップS27において、制御部30は、変換した電流値信号を第2加圧側インバータ12に出力する。これにより本フローチャートの処理は終了する(ステップS21へリターンする)。
なお、ステップS27において、制御部30が電流値信号を第2加圧側インバータ12へ出力すると、第2加圧側インバータ12は、入力された電流値信号に対応する周波数に変換された駆動電力を第2加圧ポンプ11に供給する。その結果、第2加圧ポンプ11は、第2加圧側インバータ12から入力された駆動周波数に応じた回転速度で駆動される。
また、単一の制御部30が、図3に記載の定圧フィードバック制御と、図4に記載の定流量フィードバック制御を実行するとしたが、これには限定されない。例えば二つの制御部の各々が、図3に記載の定圧フィードバック制御と、図4に記載の定流量フィードバック制御を実行してもよい。
更に、第1逆浸透膜モジュール7の後段(例えば、第1逆浸透膜モジュール7と第2流量センサFM2との間)に、第1透過水の圧力を測定するための処理水圧力センサが設置されている場合、例えば断線により当該処理水圧力センサが故障した際に、制御部30は、バックアップ運転として上記の動作を実行してもよい。この場合、後段の第2膜処理装置D2は、前段の第1膜処理装置D1に設置された処理水圧力センサ故障を判別する必要がない。
上述した本実施形態に係る水処理システム1によれば、例えば、以下のような効果が得られる。
本実施形態に係る水処理システム1は、第1供給水W2から第1透過水W6を製造する第1逆浸透膜モジュール7と、第1供給水W2を第1逆浸透膜モジュール7に向けて吐出する第1加圧ポンプ5と、第1逆浸透膜モジュール7の膜入口における第1供給水W2の圧力である膜入口圧力を、検出圧力値として出力する第2圧力センサPS2と、第1逆浸透膜モジュール7で製造された第1透過水W6から第2透過水W10を製造する第2逆浸透膜モジュール13と、第1透過水W6を第2逆浸透膜モジュール13に向けて吐出する第2加圧ポンプ11と、第2逆浸透膜モジュール13で製造された第3透過水W12の流量を検出流量値として出力する第4流量センサFM4と、第2圧力センサPS2から出力された検出圧力値が予め設定された第1目標圧力値となるように、第1加圧ポンプ5を駆動する第1制御部(制御部30)と、第4流量センサFM4から出力された検出流量値が予め設定された目標流量値となるように、第2加圧ポンプ11を駆動する第2制御部(制御部30)と、を備える。
これにより、第1逆浸透膜モジュール7の後段に、第1透過水の圧力を測定するための処理水圧力センサを用いなくても、安定して直結運転ができる。また、処理水圧力フィードバック制御を行う際に、処理水圧力センサが故障した場合のバックアップ運転としても実施できる。
また、本実施形態に係る水処理システム1は、第1透過水W6の目標流量値、第1透過水W6の目標圧力値である第2目標圧力値、平均透過流束、モジュール差圧、及び浸透圧に基づいて、第1逆浸透膜モジュールの膜入口圧力の第1目標圧力値を算出する目標圧力算出部を更に備えてもよい。
第1透過水W6の第2目標圧力値を一定に保つための、第1逆浸透膜モジュール7への第1供給水W2の第1目標圧力値を簡便に算出すると共に、第1供給水W2の圧力が算出された第1目標圧力値となるように運転することにより、処理水圧力を確保することが可能となる。
また、本実施形態に係る水処理システム1は、入力された指令信号に対応する駆動周波数を第1加圧ポンプ5に出力する第1加圧側インバータ6と、入力された指令信号に対応する駆動周波数を第2加圧ポンプ11に出力する第2加圧側インバータ12と、を備え、第1加圧ポンプ5は、第1加圧側インバータ6から入力された駆動周波数に応じて駆動され、第2加圧ポンプ11は、第2加圧側インバータ12から入力された駆動周波数に応じて駆動され、第1制御部(制御部30)は、第2圧力センサPS2から出力された検出圧力値が予め設定された第1目標圧力値となるように第1加圧ポンプ5の駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を第1加圧側インバータ6に出力するように構成され、第2制御部(制御部30)は、第4流量センサFM4から出力された検出流量値が予め設定された目標流量値となるように第2加圧ポンプ11の駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を第2加圧側インバータ12に出力するように構成されている。
第1加圧ポンプ5を、第1逆浸透膜モジュール7や管路抵抗の状態に応じて駆動することが出来るため、膜入口圧力を安定して第1目標圧力値に保つことができる。また第2加圧ポンプ11を、需要先における第3透過水W12の水量を常に確保するように駆動することができる。そのため、第2逆浸透膜モジュール13において、より安定した流量の第2透過水W10を製造することができる。
〔3 変形例〕
上記の実施形態は、1段目に第1逆浸透膜モジュール7を備え、2段目に第2逆浸透膜モジュール13を備えるものであったが、これには限定されない。本発明の水処理システムは、2段の純水ユニットを備えるものに制限されない。段数は、3段以上であってもよい。純水ユニットは、電気再生式イオン交換装置、脱炭酸膜装置であってもよい。
段数及び純水ユニットの組合せの例を以下に示す。
RO:逆浸透膜モジュール
EDI:電気再生式イオン交換装置
脱炭酸膜:脱炭酸膜装置
Figure 0007272062000002
1 水処理システム
4 給水圧力調整弁
5 第1加圧ポンプ(第1ポンプ)
6 第1加圧側インバータ(第1インバータ)
7 第1逆浸透膜モジュール(第1純水ユニット)
11 第2加圧ポンプ(第2ポンプ)
12 第2加圧側インバータ(第2インバータ)
13 第2逆浸透膜モジュール(第2純水ユニット)
30 制御部(第1制御部、第2制御部)
PS1 第1圧力センサ
PS2 第2圧力センサ(圧力検出手段)
PS3 第3圧力センサ
FM1 第1流量センサ
FM2 第2流量センサ
FM3 第3流量センサ
FM4 第4流量センサ(流量検出手段)
W2 第1供給水(供給水)
W6 第1透過水
W10 第2透過水

Claims (2)

  1. 供給水から第1透過水を製造する第1純水ユニットと、
    供給水を前記第1純水ユニットに向けて吐出する第1ポンプと、
    前記第1純水ユニットの膜入口における供給水の圧力である膜入口圧力を、検出圧力値として出力する圧力検出手段と、
    前記第1純水ユニットで製造された第1透過水から第2透過水を製造する第2純水ユニットと、
    第1透過水を前記第2純水ユニットに向けて吐出する第2ポンプと、
    前記第2純水ユニットで製造された第2透過水の流量を検出流量値として出力する流量検出手段と、
    第1透過水の目標流量値、第1透過水の目標圧力値である第2目標圧力値、平均透過流束、モジュール差圧、及び浸透圧に基づいて、前記膜入口圧力の第1目標圧力値を算出する目標圧力算出部と、
    前記圧力検出手段から出力された検出圧力値が前記第1目標圧力値となるように、前記第1ポンプを駆動する第1制御部と、
    前記流量検出手段から出力された検出流量値が予め設定された目標流量値となるように、前記第2ポンプを駆動する第2制御部と、
    を備える水処理システム。
  2. 入力された指令信号に対応する駆動周波数を前記第1ポンプに出力する第1インバータと、入力された指令信号に対応する駆動周波数を前記第2ポンプに出力する第2インバータと、を備え、
    前記第1ポンプは、前記第1インバータから入力された駆動周波数に応じて駆動され、前記第2ポンプは、前記第2インバータから入力された駆動周波数に応じて駆動され、
    前記第1制御部は、前記圧力検出手段から出力された前記検出圧力値が予め設定された前記第1目標圧力値となるように前記第1ポンプの駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を前記第1インバータに出力するように構成され、前記第2制御部は、前記流量検出手段から出力された前記検出流量値が予め設定された前記目標流量値となるように前記第2ポンプの駆動周波数を演算し、当該駆動周波数の演算値に対応する指令信号を前記第2インバータに出力するように構成される、
    請求項に記載の水処理システム。
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