JP7271765B2 - 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置 - Google Patents

異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7271765B2
JP7271765B2 JP2022072981A JP2022072981A JP7271765B2 JP 7271765 B2 JP7271765 B2 JP 7271765B2 JP 2022072981 A JP2022072981 A JP 2022072981A JP 2022072981 A JP2022072981 A JP 2022072981A JP 7271765 B2 JP7271765 B2 JP 7271765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
shield
shielding
coils
pcb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022072981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022115899A (ja
Inventor
クリストフ リュースラ
クリスチャン ファインデクリー
オリバー リップス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2022115899A publication Critical patent/JP2022115899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7271765B2 publication Critical patent/JP7271765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/42Screening
    • G01R33/422Screening of the radio frequency field
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34007Manufacture of RF coils, e.g. using printed circuit board technology; additional hardware for providing mechanical support to the RF coil assembly or to part thereof, e.g. a support for moving the coil assembly relative to the remainder of the MR system
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34046Volume type coils, e.g. bird-cage coils; Quadrature bird-cage coils; Circularly polarised coils
    • G01R33/34076Birdcage coils
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/345Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR of waveguide type
    • G01R33/3453Transverse electromagnetic [TEM] coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/003Printed circuit coils

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、磁気共鳴(MR)撮像システムの分野に係り、特にはMR撮像システムのためのRFコイル及びRF遮蔽体の分野に関する。本発明は、特に、鳥かご(バードケージ)構造又は横電磁(TEM)コイル構造を持つRFコイル装置の設計に関する。本発明は、特に、斯かるRFコイル装置と共に使用するためのRF遮蔽体の設計にも関する。
高磁場の磁気共鳴撮像(MR)において、画像品質は、しばしば、RF場の波動伝搬効果に起因する劣ったB1磁場均質性の影響を受ける。このように、磁場の不均質性は、今日の高磁場磁気共鳴(MR)検査システムにおける、特に3T又は7Tの強磁場を持つ最新のMR検査システムにとり、大きな難題であり続けている。この問題に対処するように設計された種々のRFコイルの中で、当該RFコイルの長手方向に対して非直線的な方向に延びるラング(横木導体)を備えた鳥かご型(バードケージ型)コイルが、MR撮像のための磁場均質性を改善するために導入されている。
しかしながら、提案されたコイル設計は、コイルのラングが当該RFコイルの長手方向に延びる標準的鳥かご型コイル設計を破ることになる。従って、標準的鳥かご型コイルと比較してRFコイルの対称性が破られる。当該RFコイルのラング導体の非直線的延在には典型的に2つの向きが存在する。両方向は、例えば送信又は受信モードに対して、何れも個別に最適にすることができる。しかしながら、標準的鳥かご型から逸脱する場合、何のコイル配置も受信及び送信モードの両方に対しては最適とならない。
上記原理は、鳥かご型コイル以外のRFコイルタイプの場合、特に横電磁(TEM)コイルの場合にも当てはまる。
本発明の目的は、磁気共鳴(MR)検査システムのためのラジオ波(RF)コイル装置、磁気共鳴(MR)検査システムのためのラジオ波(RF)遮蔽装置、並びに前記ラジオ波(RF)コイル装置及び前記ラジオ波(RF)遮蔽装置の少なくとも一方を有する磁気共鳴(MR)検査システムであって、改善されたMR撮像を可能にするものを提供することである。特に、本発明の目的は、RFコイル及び、より広くは、当該MR撮像システムの検査空間におけるMR場の均質性を改善することであり、更に好ましくは、本発明の目的はB1磁場の均質性を改善することである。
この目的は、磁気共鳴(MR)検査システムのためのラジオ波(RF)遮蔽装置であって、当該RF遮蔽装置は第1遮蔽体及び第2遮蔽体を有し、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は共通の中心軸を伴って配置され、前記第1遮蔽体は前記第2遮蔽体の遮蔽構造とは異なる遮蔽構造を有し、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体がRFコイル装置の異なる動作モードに従って設計されるラジオ波(RF)遮蔽装置により達成される。即ち、これらの遮蔽体は、各モードにおける遮蔽の大きな技術的効果をサポートするために、又は当該遮蔽を異なるモードに対して別個に最適化するためにも、導電体パターンの電気的及び幾何学的配置に関して取り計られる。
異なるモードにおけるRF遮蔽は、異なるタイプのラジオ波場から遮蔽する技術的効果を必要とする。RF送信(TX)モードにおけるRF遮蔽は、核スピンの励起(スピンフリップ角にわたり横方向の)、再収束又は反転のため等の高出力RF場から遮蔽することを必要とする。更に、異なるモードは、異なる値の磁気回転比を持つ異なる種の原子核の磁気共鳴に対する適用のために異なるラジオ波帯域を含み得る。また、異なるRF励起モードは、RFコイル装置の異なる共振モードのRF励起にも関係し得る。異なるRF送信モードは、RF送信場の異なる空間分布を発生する個別のラジオ波電流パターンを用いた異なるRFアンテナエレメントの駆動に関連する。例えば、第1、第2及び更なる各場は、直角RFボディコイルの個別の線形モードのRF遮蔽のために最適化することができる。線形モードの各々は、遮蔽が必要とされるボリュームにおけるRF場の相殺(RFコイルに対して周辺的に)を生じさせるための個別の技術的構成を必要とするような異なるRF場分布に関連する。
前記目的は、磁気共鳴(MR)検査システムのためのラジオ波(RF)コイル装置であって、当該RFコイル装置は第1コイル及び第2コイルを有し、前記第1コイル及び前記第2コイルは、鳥かご型コイルとして設けられると共に、共通の中心軸を伴って配置され、前記第1コイル及び前記第2コイルは、当該RFコイル装置の前記中心軸に対して非平行に配置されたラングを有し、前記第1コイルは前記第2コイルのコイル構造とは異なるコイル構造を有し、前記第1コイル及び前記第2コイルが異なる動作モードのために動作するよう切り換え可能である、ラジオ波(RF)コイル装置によっても達成される。
更に、前記目的は、磁気共鳴(MR)検査システムのためのラジオ波(RF)コイル装置であって、当該RFコイル装置は第1コイル及び第2コイルを有し、前記第1コイル及び前記第2コイルは共通の中心軸を伴って配置され、前記第1コイル及び前記第2コイルは、当該RFコイル装置の前記中心軸に対して非平行に配置されたラングを有し、当該RFコイル装置は、前記第1コイル及び前記第2コイルを取り囲むRF遮蔽装置と一体的に設けられ、前記ラングは前記RF遮蔽装置に結合され、前記第1コイルは前記第2コイルのコイル構造とは異なるコイル構造を有し、前記第1コイル及び前記第2コイルが異なる動作モードのために動作するよう切り換え可能である、ラジオ波(RF)コイル装置により達成される。これらの異なる動作モードは、異なるRF場を伴う。RF送信及び受信場は、RF送信場が、例えば核スピンの励起、再収束又は反転のために高出力RF場である点で相違する。受信モードにおけるRF場は、非常に低い電力の磁気共鳴信号である磁気共鳴信号に関連する。更に、異なるモード(TX及びRX)は、例えば異なるタイプの原子核の操作又は異なるタイプの原子核からの信号取得に関係する異なるRF周波数帯域に関連し得る。例えば、本発明は、(i)時計方向円偏光ダイナミック磁場(B1+)励起モード及び(ii)反時計方向ダイナミック磁場(B1-)の空間的均質性を別個に最適化することができる。即ち、本発明は、RF励起場及び磁気共鳴信号に対する均質な受信感度の両方の個別の最適化を可能にする。即ち、これらの(鳥かご型)RFコイルは、各モードにおける場の送信又は受信感度の大きな技術的効果をサポートするために、又は当該遮蔽を異なるモードに対して別個に最適化するためにも、導電体パターンの電気的及び幾何学的配置に関して取り計られる。
前記目的は、更に、上述したラジオ波(RF)コイル装置及び前述したRF遮蔽装置を有するラジオ波(RF)装置により達成される。
前記目的は、更に、内部に関心被写体を配置するために設けられる管状検査空間と、該検査空間を遮蔽するためのRF遮蔽装置と、静止磁場を発生するための主磁石と、前記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するための勾配磁場コイルシステムと、を有する磁気共鳴(MR)撮像システムであって、前記RF遮蔽装置、前記勾配磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順番に前記検査空間の周囲において半径方向外方に向かって同心的に配置され、当該磁気共鳴(MR)撮像システムは前記RF遮蔽装置内に同心的に配置される前述した少なくとも1つのラジオ波(RF)コイル装置を有し、当該磁気共鳴(MR)撮像システムが、更に、前記RFコイル装置を少なくとも2つの異なる動作モードの間で切り換えるための切換装置を有する、磁気共鳴(MR)撮像システムにより達成される。
前記目的は、更に、内部に関心被写体を配置するために設けられる管状検査空間と、静止磁場を発生するための主磁石と、前記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するための勾配磁場コイルシステムと、を有する磁気共鳴(MR)撮像システムであって、前記勾配磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順番に前記検査空間の周囲において半径方向外方に向かって同心的に配置され、当該磁気共鳴(MR)撮像システムは、前記勾配磁場コイルシステム内に同心的に配置された少なくとも1つの前述したラジオ波(RF)コイル装置を有し、当該磁気共鳴(MR)撮像システムが、更に、前記RFコイル装置を少なくとも2つの異なる動作モードの間で切り換えるための切換装置を有する、磁気共鳴(MR)撮像システムにより達成される。
従って、前記RFコイル装置の第1及び第2コイルによれば、2つのコイル構造を単一のRFコイル装置内で組み合わせることができる。当該MR撮像システムにおいては、異なるモード及び各コイルの間を、第1及び第2コイルを必要に応じて該MR撮像システムの信号経路に接続する切換装置を用いて容易に切り換えることができる。従って、TX及び/又はRX信号を第1及び第2コイルに必要に応じて個別に接続することができる。コイル構造の最適な選択を各モードに対して行うことができ、従って、MR画像品質を更に改善することができる。第1及び第2コイルは、均質なB1磁場のための改善されたシミングを可能にする。当該第1及び第2コイルに基づけば、当該RFコイル装置の適切なコイル構造を関心被写体に適用することができる。更に、局部的及び全体的SARの良好な制御を達成することができる。
前記第1及び第2コイルは、鳥かご型(バードケージ)コイルとして又は横電磁(TEM)コイルとして設けることができる。特に、当該RFコイル装置は鳥かご構造を備えることができ、該構造には導電性エンドリングが設けられ、第1及び第2コイルの各々のラングは該導電性エンドリングに接続される。他の例として、当該RFコイル装置はTEM構造を備えることができ、該構造は導電性エンドリングを有さない。従って、TEM構造を有する第1及び第2RFコイルのラングは、接地接続としてのRF遮蔽体に結合される。従って、TEMコイルはラングを結合するために前記RF遮蔽装置を必要とし、かくして、該RF遮蔽装置は接地接続を提供する。前記鳥かご型コイルの場合、RF遮蔽装置は、単に、当該MR撮像システムにおいて発生されるRF場を遮蔽するために働く。
異なるモード(例えば、送信及び受信モード)に対する同時的最適化のための単一のRFコイルは、該RFコイルの中心軸に対して非平行に配置されたラングを備えるRFコイルにとり本質的に不可能であることが分かった。従って、本発明のRFコイル装置によれば、該RFコイル装置の各コイルは、これらモードのうちの1つに関して最適化されたコイル構造を有し得る。従って、改善されたB1磁場均質化のための大きなパラメータ空間が達成され得る。更に、関心被写体における電力吸収の低減及びSNRの改善を達成することができる。
更に、当該RF遮蔽装置の第1及び第2遮蔽体によれば、2つの個別の遮蔽構造を単一のRF遮蔽装置において組み合わせることができる。当該MR撮像システムが異なるモード間で切り換わる場合、当該RF遮蔽装置は、一方が当該RFコイル装置の一方の動作モードに対して最適化される2つの別個の遮蔽体により結果としてのRF場を適切に遮蔽することができる。従って、当該RFコイル装置の動作モードから独立した改善されたRF遮蔽が達成される。当該第1及び第2遮蔽体は、更に、各遮蔽構造に接続される集中(lumped)コンデンサを有することができる。これらコンデンサは、RF電流のために当該第1及び第2遮蔽体に設けられるスリットをブリッジすべく該第1及び第2遮蔽体の遮蔽構造に半田付けすることができる。これらスリットは、当該遮蔽構造に低周波数渦電流を防止するために設けられる。当該RFコイル装置は、勿論、3以上のコイル(例えば、第3及びそれ以上のコイル)を有することができる。斯かる追加のコイルは更なるモードに対して最適化することができるか、又は斯かるコイルは少なくとも1つの他のコイルと一緒に、当該RFコイル装置の1つのモードのための改善されたRF場を発生するために設けることができる。
同様に、前記RF遮蔽装置も、3以上の遮蔽体(例えば、第3及びそれ以上の遮蔽体)を有することができる。斯かる追加の遮蔽体は、他のモードのために最適化することができるか、又は少なくとも1つの他の遮蔽体と一緒に前記RFコイル装置の1つのモードに対して改善された遮蔽を提供することができる。
前記RFコイル装置の第1及び第2コイルは、当該MR撮像システム内に一緒に取り付けられる独立したコイルとして設けることができる。好ましくは、当該RFコイル装置の第1及び第2コイルは互いに対して取り付けられ、かくして、当該MR撮像システム内に容易に取り付けることができるようにする。更に好ましくは、第1及び第2コイルは共通の取付構造に取り付けられるものとする。
前記RFコイル装置と同様に、前記RF遮蔽装置の第1及び第2遮蔽体も、当該MR撮像システム内に一緒に取り付けられる独立した遮蔽体として設けることができる。好ましくは、当該RF遮蔽装置の第1及び第2遮蔽体は互いに対して取り付けられ、かくして、当該MR撮像システム内に容易に取り付けることができるようにする。更に好ましくは、第1及び第2遮蔽体は共通の取付構造に取り付けられるものとする。
好ましい実施態様において、前記RF遮蔽装置及び前記RFコイル装置は、互いに対して取り付けられると共に、単一の要素、例えばRF装置として設けることができる。
一般的に、異なるコイル装置に関して説明される原理は、RF遮蔽装置にも適用可能であり、その逆でもある。更に、鳥かご構造を有するRFコイル装置に関して説明される原理は、一般的に、TEM構造を備えるRFコイル装置にも適用可能である。
好ましい実施態様によれば、前記第1及び第2コイルは少なくとも1つの導電性エンドリングを共有するように構成される。従って、エンドリングに設けられる結合コンデンサは、共有リングに対して1回設けるだけでよく、このことは当該RFコイル装置の設計を容易にする。第1及び第2コイルは、両エンドリングを共有するように構成することもできる。この構成は、使用されるコンデンサの数の高度の低減を可能にする。しかしながら、第1及び第2コイルが1つのエンドリングを共有するよう構成される場合でも、既に、コンデンサの数を低減することができる。他の例として、第1及び第2コイルの各々は個別のエンドリングを有し、この構成は、斯かるコイルの全ての電気的特性の完全な制御を可能にする。
TEMコイル装置の好ましい実施態様によれば、前記ラジオ波(RF)コイル装置のRF遮蔽装置は前述したようなRF遮蔽装置であり、第1及び第2コイルのラングは、第1及び第2遮蔽体に各々結合される。従って、TEM構造を備えるRFコイル装置の場合、各動作モードに対する遮蔽を改善するために、ラングはRF遮蔽装置の第1及び第2遮蔽体に結合することができる。しかしながら、第1及び第2遮蔽体の各々は、適用可能な限り、内側遮蔽体又は外側遮蔽体として設けることができる。
好ましい実施態様によれば、前記RFコイル装置は円筒状コイルPCBを有し、前記第1コイル及び前記第2コイルの前記ラングは、該コイルPCBの内側及び外側における金属化層として設けられる。PCBなる用語は、印刷回路基板を指す。記載された構成によれば、当該RFコイル装置は、コンパクトな寸法の高度に集積化された装置として設けることができる。更に、第1及び第2コイルは、PCB上の金属化層として容易に製造することができる。“金属化層”なる用語は、本質的に如何なる構造も有することができる、前記コイルPCB上に堆積される金属コイル構造を指す。従って、当該金属化層が前記コイルPCBの一方の側を完全に覆うことは必要とされない。該コイルPCBは、第1及び第2コイルの両方に対して構造的完全性を提供する。特に、第1及び第2コイルは、コイルPCB上に小さな厚さで設けることができる。該コイルPCBは、原理的に、典型的な誘電体特性を持つ如何なる種類のPCBとすることもできる。該コイルPCBに対する好ましい誘電体材料は、例えばFR-4として知られている。一般的に、該コイルPCBは多層PCBとすることもでき、その場合、例えば当該RFコイル装置が複数のコイルを有するなら、複数の金属化層を設けることができる。
好ましい実施態様によれば、前記第1コイル及び前記第2コイルは、前記コイルPCBの前記内側及び前記外側における前記金属化層のコイルエレメントを有する。従って、一方のコイルのコイル構造は前記コイルPCBの一方の側に設けられ、他方のコイルのコイル構造は該コイルPCBの他方の側に設けられる。
好ましい実施態様によれば、前記第1コイル及び前記第2コイルは、前記コイルPCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層のコイルエレメントを有して形成される。従って、第1及び第2コイルのコイルエレメントは、コイルPCBの両側に設けることができる。該コイルPCBの内側及び外側における各コイルエレメントは、第1及び第2コイルのコイル構造を形成するように互いに結合される。このRFコイル装置の設計は、該RFコイル装置を金属化のための少量の金属で設けることを可能にする。該コイルPCBの内側及び外側面におけるコイルエレメントを第1及び第2コイルのために効率的に使用することができるからである。更に、送信器及び受信器を、個々のコイル電流パターンの間で独立に切り換えることができる。当該RFコイル装置の中心軸からの金属化層の異なる距離は、インターリーブされた/積層されたコイル設計等を用いて補償することができ、これにより、該コイルPCBの内側及び外側における金属化層のコイルエレメントが、一緒になって対応する第1及び第2コイルを形成する。多層PCBの場合、コイルは、少なくとも2つの金属化層のコイルエレメントを有して形成することができる。原理的に、コイルは、3以上の金属化層のコイルエレメントを有して形成することもできる。
好ましい実施態様によれば、前記第1コイル及び前記第2コイルは、正弦形状、放物線形状、V字形状、螺旋形状若しくはシンク形状のラング、又はこれらの何らかの組み合わせを備えるコイル構造を有する。これらの形状は、3T又は7Tの磁場による今日のMR撮像システムの高磁場強度に対しても効率的な場の発生を可能にすると同時に、B1磁場の均質性を改善する。
好ましい実施態様によれば、前記第1コイルは、前記第2コイルのコイル構造と対照して鏡映されたコイル構造を有する。幾つかのケースにおいて、コイル構造の形状に依存して、第1及び第2コイルの対称性は達成することができない。従って、鏡映は個々のコイルを提供するために適切であることが分かった。鏡映は、当該RFコイル装置の軸方向において円筒状表面に対して(例えば、円筒状表面の中心軸において)、又は該軸に対して垂直な軸に対して実施することができる。
好ましい実施態様によれば、前記異なる動作モードは、当該RFコイル装置のTXモード及びRXモードを有する。
好ましくは、第1コイル及び第2コイルは放物線形状を有し、第1コイル及び第2コイルのうちのTXモードのために動作するコイルには70度の延長部が設けられる一方、RXモードのために動作するコイルには150度の延長部が設けられる。このコイル構造は、例えば2チャンネルRFコイル装置が均質なB1磁場を提供するのに効率的であることが分かった。
好ましくは、前記第1コイル及び前記第2コイルのうちのTXモードのために動作するコイルは多周波数同調コイルとして設けられ、前記第1コイル及び前記第2コイルのうちのRXモードのために動作するコイルは単一周波数同調コイルとして設けられるものとする。第1及び第2コイルが2つの別個のコイルとして設けられることにより、同調を各モードに対して最も適したものとなるように改善することができる。しかしながら、RXコイルの複雑さは低減することができる。二重同調(double tuning)又は更に一層複雑な同調がコイルに限定され、MRスキャン品質の改善を達成することができるからである。例えば、TXモードのために動作するコイルは、例示としてフッ素F19及びH1プロトンで同調される二重同調コイルとすることができる。RXモードのために動作するコイルは、H1プロトンに対してのみ同調される単一同調コイルとすることができる。
好ましくは、第1コイル及び第2コイルは多周波数同調コイルとして設けられ、第1コイル及び第2コイルの少なくとも一方は、他方のコイルが同調されない周波数に対して同調されるようにする。本質的に、如何なる組み合わせの同調周波数も選択することができる。
好ましい実施態様によれば、前記第1コイル及び前記第2コイルのうちのTXモードのために動作するコイルは高出力送信のためのコイル構造を備え、RXモードのために動作するコイルは低出力設計で設けられる。従って、TXモードで動作するコイルは高い最大電流を許容する相対的に厚い金属化で設けることができる一方、RXモードで動作するコイルは、例えば低い最大電流のみを許容する相対的に薄い金属化で設けることができる。更に、TXモードのために動作するコイルのコンデンサも、RXモードのために動作するコイルに対しては典型的に必要とされない高電圧コンデンサを備えることができる。
好ましい実施態様によれば、前記第1及び第2コイルは、各々、少なくとも1つの同調装置を有し、前記第1及び第2コイルの斯かる同調装置は、当該RFコイル装置に対して異なる円筒位置に配置される。異なる同調周波数を達成することができるのみならず、第1及び第2RFコイルを同調させるためのハードウェアも異なることができる。例えば、放射線療法のために、電子部品は照射線ビームの外側に位置されることを要する。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体の各遮蔽体は、1つの動作モードに従って設計される。従って、第1及び第2遮蔽体は、第1及び第2RFコイルにより発生される各場に依存して最適化された遮蔽を行うように適応させることができる。
好ましい実施態様によれば、前記RF遮蔽装置は円筒状遮蔽体PCBを有し、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、該遮蔽体PCBの内側及び外側における金属化層として設けられる。PCBなる用語は、印刷回路基板を指す。記載された構成によれば、当該RF遮蔽装置は、コンパクトな寸法の高度に集積化された装置として設けることができる。更に、第1及び第2遮蔽体は、PCB上の金属化層として容易に製造することができる。“金属化層”なる用語は、前記遮蔽体PCB上に堆積される金属遮蔽構造を指す。該遮蔽体PCBは、第1及び第2遮蔽体の両方に対して構造的完全性を提供する。特に、第1及び第2遮蔽体は、前記遮蔽体PCB上に小さな厚さで設けることができる。該遮蔽体PCBは、原理的に、典型的な誘電体特性を持つ如何なる種類のPCBとすることもできる。該遮蔽体PCBのための好ましい誘電体材料は、例えばFR-4として知られている。一般的に、該遮蔽体PCBは多層PCBとすることもでき、その場合、例えば当該RF遮蔽装置が複数の遮蔽体を有するなら、複数の金属化層を設けることができる。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、前記遮蔽体PCBの前記内側及び前記外側における前記金属化層の遮蔽エレメントを有して形成され、又はその逆である。多層PCBの場合、遮蔽体は少なくとも2つの金属化層の遮蔽エレメントを有して形成することができる。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、前記RFコイル装置の第1及び第2コイルに対応して形成される。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、前記遮蔽体PCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層の遮蔽エレメントを有して形成される。第1及び第2遮蔽体の遮蔽エレメントは、遮蔽体PCBの両側に設けることができる。該遮蔽体PCBの内側及び外側における各遮蔽エレメントは、第1及び第2遮蔽体の遮蔽構造を形成するように互いに結合される。このRF遮蔽装置の設計は、金属化のための少ない金属の量により該RF遮蔽装置を提供することを可能にする。当該遮蔽体PCBの内側及び外側における遮蔽エレメントを、第1及び第2遮蔽体のために効率的に使用することができるからである。多層PCBの場合、遮蔽体は、少なくとも2つの金属化層の遮蔽エレメントを有して形成することができる。原理的に、遮蔽体は、3以上の金属化層の遮蔽エレメントを有して形成することもできる。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、正弦状スリット、放物線状スリット、V字状スリット、シンク状スリット、又はこれらの組み合わせを備える遮蔽構造を有する。
好ましい実施態様によれば、前記第1遮蔽体は、前記第2遮蔽体の遮蔽構造と対照して鏡映された遮蔽構造を有する。鏡映は、当該RF遮蔽体装置の軸方向において円筒状表面に対して(例えば、円筒状表面の中心軸において)実施することができる。
当該磁気共鳴(MR)撮像システムの好ましい実施態様によれば、前記RF遮蔽装置は、上述したラジオ波(RF)遮蔽装置である。
本発明の上記及び他の態様は、後述する実施態様から明らかとなり、斯かる実施態様を参照して解説されるであろう。このような実施態様は必ずしも本発明の全ての範囲を表すものではなく、従って、本発明の範囲を解釈するためには請求項及び本明細書が参照されるものである。
図1は、磁気共鳴(MR)撮像システムの第1の好ましい実施態様の一部の概略図である。 図2aは、独立に図示された第1コイル及び第2コイルを備える第2実施態様によるRFコイル装置の概略図である。 図2bは、第1コイル及び第2コイルが重なり合う配置で図示された、第2実施態様によるRFコイル装置の概略図である。 図3は、重なり合う配置で実際のRFコイル装置として図示された、第1コイル及び第2コイルを備える第3実施態様によるRFコイル装置の図である。 図4aは、第4実施態様によるRFコイル装置の1つのコイル構造の概略図である。 図4bは、第4実施態様によるRFコイル装置の別のコイル構造の概略図である。 図4cは、第4実施態様によるRFコイル装置の別のコイル構造の概略図である。 図4dは、第4実施態様によるRFコイル装置の別のコイル構造の概略図である。 図5は、重なり合う配置で図示された、第1コイル及び第2コイルを備える第5実施態様によるRFコイル装置の詳細図である。 図6は、同調エレメントを備えた第6実施態様によるRFコイル装置の第1コイル及び第2コイルの詳細図である。 図7aは、コイルPCBの内側及び外側上に金属化部として各々配置された第1コイル及び第2コイルを備える第7実施態様によるRFコイル装置の詳細図である。 図7bは、コイルPCBの内側及び外側の両方に沿って金属化部として配置された第1コイル及び第2コイルを備える第8実施態様によるRFコイル装置の詳細図である。 図8は、第9実施態様によるRFコイル装置のための切換構成における信号経路の概略図である。 図9は、第10実施態様によるRFコイル装置のための切換構成の通信の概略図である。 図10は、第11実施態様によるRFコイル装置及びRF遮蔽装置を有するRF装置の概略図である。 図11aは、遮蔽体PCBの内側及び外側上に金属化部として各々配置された第1遮蔽体及び第2遮蔽体を備える第12実施態様によるRF遮蔽装置の詳細図である。 図11bは、遮蔽体PCBの内側及び外側の両方に沿う金属化部として配置された第1遮蔽体及び第2遮蔽体を備える第13実施態様によるRF遮蔽装置の詳細図である。 図12は、独立に及び組み合わせで図示された第1コイル及び第2コイルを備える第14実施態様によるRF遮蔽装置の概略図である。 図13は、TEMコイルとしての構成の、実際のRFコイル装置として重なり合う配置で図示された第1コイル及び第2コイルを備える第15実施態様によるRFコイル装置の図である。
図1は、第1の好ましい実施態様によるMRスキャナ112を有する磁気共鳴(MR)撮像システム110の一部の概略図を示す。MR撮像システム110は、ここでは、全ての記載される実施態様のための基礎として一般的に説明される。
MR撮像システム110は、静止磁場を発生するために設けられた主磁石114を含む。主磁石114は、内部に配置されるべき関心被写体120(通常は、患者)の中心軸118の周りに検査空間116を設ける中心ボアを有している。この実施態様において、該中心ボア、従って主磁石114の静止磁場は、中心軸118に従う水平の向きを有する。他の実施態様において、主磁石114の向きは、例えば垂直な向きの静止磁場を提供するために異なることもできる。更に、MR撮像システム110は、上記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するために設けられた勾配磁場コイルシステム122を有する。勾配磁場コイルシステム122は、当業技術において知られているように、主磁石114のボア内に同心的に配置される。
更に、MR撮像システム110は、管状本体を有する全身コイルとして設計されたラジオ波(RF)コイル装置140を含んでいる。他の実施態様において、RFコイル140は頭部コイル又はMR撮像システム110で使用するための何らかの他の好適なコイル型として設計される。RFコイル装置140は、MR画像によりカバーされるべき関心被写体120の原子核を励起すべくRF送信フェーズの間に検査空間116にRF磁場を印加するために設けられる。RFコイル装置140は、RF受信フェーズの間において励起された原子核からMR信号を受信するためにも設けられる。MR撮像システム110の動作状態においては、RF送信フェーズ及びRF受信フェーズが連続的な態様で生じる。RFコイル140は、主磁石114のボア内に同心的に配置される。円筒状RF遮蔽装置124が、勾配磁場コイルシステム122とRFコイル装置140との間に同軸的に配置される。従って、RF遮蔽装置124はRFコイル140を同軸的に包囲する。幾つかの実施態様において、RFコイル装置140及びRF遮蔽装置124は一体的に設けられ、これにより、ラジオ波(RF)装置142を形成する。RFコイル装置140及びRF遮蔽装置124の構成に関する詳細は後述される。
更に、MR撮像システム110は、当業技術において普通に知られているように、取得されたMR信号からMR画像を再構成するために設けられたMR画像再構成ユニット130、及びMRスキャナ112の機能を制御するために設けられたモニタユニット128を備えるMR撮像システム制御ユニット126を有している。制御ライン138がMR撮像システム制御ユニット126とRF送信器ユニット134との間に設置され、該送信器ユニット134はRF送信フェーズの間にRFコイル装置140にRF切換ユニット136を介してMRラジオ波のRF出力を供給するために設けられている。RF切換ユニット136もMR撮像システム制御ユニット126により制御され、この目的のために、MR撮像システム制御ユニット126とRF切換ユニット136との間に他の制御ライン132が設置されている。RF受信フェーズの間において、RF切換ユニット136は、RFコイル装置140からのMR信号を前置増幅の後にMR画像再構築ユニット130に導く。
図2a及び図2bは、第2実施態様によるRFコイル装置140を示す。図2に見られるように、第2実施態様のRFコイル装置140は、この実施態様では鳥かご型コイルとして設けられた第1コイル200及び第2コイル202を有している。第1コイル200及び第2コイル202は、中心軸118の周りに同心的に配置される。第1コイル200及び第2コイル202はラング204を有し、これらラングは、この実施態様では、当該ラング204の中心領域に設けられたダイオード206を備えている。このように、これらダイオード206は第1及び第2コイル200,202内に各コイル200,202をオン又はオフの何れかに切り換えるために組み込まれる。
ラング204は、エンドリング(端部環)208の間に延び、当該RFコイル装置140の中心軸118に対して非平行に配置される。第1コイル200は、図2bの重ね図に明瞭に見られるように、第2コイル202のコイル構造210とは異なるコイル構造210を有する。
第2実施態様によれば、第1及び第2コイル200,202は導電性エンドリング208を共有するように構成される。他の実施態様において、第1及び第2コイル200,202はエンドリング208のうちの一方のみを共有するように構成される。しかしながら、更に他の実施態様において、第1及び第2コイル200,202は、エンドリング208のうちの自身の個別の対を各々有する。
図2に更に見られるように、第1及び第2コイル200,202は、当該第1及び第2コイル200,202のエンドリング208の間に延びるラング204の放物線形状を持つコイル構造210を有している。第1コイル200の結果的コイル構造210は、第2コイル202のコイル構造210に対して鏡映されたものとなる。鏡映は、RFコイル装置140の軸方向の円筒表面の中心軸(即ち、中心軸118)における円筒表面に関して実施される。本発明のRFコイル装置140によれば、各コイル200,202は、該RFコイル装置140のTXモード及びRXモードに対して最適化されたコイル構造210を有する。
第1コイル200及び第2コイル202は、異なる動作モードに対して(例えば、第1コイル200がTXモードのために及び第2コイル202がRXモードのために又はその逆に)動作するように切り換え可能である。従って、第1コイル200及び第2コイル202のうちのTXモードのために動作するコイル200,202には高出力送信のためのコイル構造210が付与される一方、RXモードのために動作するコイル200,202には低出力設計が付与される。
図3は、第3実施態様によるRFコイル装置140を示す。該第3実施態様のRFコイル装置140の構成は、前記第2実施態様のものと本質的に同一であり、従って、第2及び第3実施態様のRFコイル装置140の間の差のみを詳細に説明する。第3実施態様のRFコイル装置140に関して明示的に説明されていないフィーチャは、第2実施態様に関して前述したものと同様である。
図3に見られるように、第3実施態様のRFコイル装置140は、鳥かご型コイルとして設けられると共に、中心軸118の周りに同心的に配置された第1コイル200及び第2コイル202を有している。第1コイル200及び第2コイル202は、中心領域に設けられたダイオード206を備えるラング204を有している。ラング204は、エンドリング208の間に延在し、当該RFコイル装置140の中心軸118に対し非平行に配置されている。特に、第1コイル200及び第2コイル202は、当該第1及び第2コイル200,202のエンドリング208間に延びるラング204の螺旋形状を備えたコイル構造210を有している。従って、第1コイル200は、第2コイル202のコイル構造210とは異なるコイル構造210を有する。
第1コイル200及び第2コイル202は、異なる動作モードに対して(例えば、第1コイル200がTXモードのために及び第2コイル202がRXモードのために又はその逆に)動作するように切り換え可能である。従って、第1コイル200及び第2コイル202のうちのTXモードのために動作するコイル200,202には高出力送信のためのコイル構造210が付与される一方、RXモードのために動作するコイル200,202には低出力設計が付与される。
図4は、RFコイル装置140の第4実施態様を示す。該第4実施態様は、前記第2及び/又は第3実施態様のRFコイル装置140に基づくものである。該第4実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第2及び/又は第3実施態様に関して前述されている。
図4に見られるように、第1コイル200及び第2コイル202は異なる形状のラング204を備えたコイル構造210を有することができる。このように、第1コイル200及び第2コイル202は、図4aに見られるようにV字状の、図4bに見られるように放物線状の、図4cに見られるように正弦状の、又は図4dに見られるようにシンク(sinc)関数状のコイル構造210を有する。
好ましい実施態様において、第1コイル200及び第2コイル202の両方は放物線形状を有し、第1コイル200及び第2コイル202のうちのTXモードのために動作するコイル200,202は70度の延長部を備え、RXモードのために動作するコイル200,202は150度の延長部を備える。
図5は、RFコイル装置140の第5実施態様を示す。該第5実施態様は、先の第2~第4実施態様のRFコイル装置140に基づくものである。該第5実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第2、第3及び/又は第4実施態様の少なくとも1つに関して前述されている。
該第5実施態様のRFコイル装置140は、前記第2実施態様のRFコイル装置140と本質的に同一である。しかしながら、図5に見られるように、ラング204はV字状の形状を有して設けられている。更に、図5のRFコイル装置140の実施態様は、エンドリング208に沿って設けられた結合コンデンサ212を備えて示されている。特に、結合コンデンサ212は、エンドリング208を、接続されたラング204の間で分割している。
図6は、RFコイル装置140の第6実施態様を示す。該第6実施態様は、前記第2~第5実施態様のRFコイル装置140に基づいている。該第6実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第2~第5実施態様の少なくとも1つに関して前述されている。
該第6実施態様のRFコイル装置140は、前記第2実施態様のRFコイル装置140と本質的に同一である。しかしながら、図6に見られるように、第1及び第2コイル200,202の両コイルのラング204には、当該ラングの長さに沿って3つのダイオード206が設けられている。更に、図6のRFコイル装置140の実施態様も、前記第4実施態様に関して既述したように、一方のエンドリングに沿う結合コンデンサ212を備えて示されている。このように、結合コンデンサ212はエンドリング208に沿って設けられ、該エンドリング208を、接続されたラング204の間で分割している。更に、他方のエンドリングには同調装置214が設けられている。図6には見られないが、第1及び第2コイル200,202の同調装置214は、当該RFコイル装置140に対して異なる円筒位置に配置される。
同調装置214は、第1コイル200及び第2コイル202を同調させるために設けられる。この実施態様における同調装置214は、共振回路を形成する同調コンデンサ216及び同調コイル218を有する。更に、当該共振回路には各共振器の同調を変化させるために同調ダイオード220が設けられている。第1コイル200及び第2コイル202のうちのTXモードのために動作するコイル200,202は多周波数同調コイル200,202として設けられる一方、第1コイル200及び第2コイル202のうちのRXモードのために動作するコイル200,202は単一周波数同調コイル200,202として設けられる。従って、この実施態様において、TXモードのために動作するコイル200,202はフッ素F19及びH1陽子で同調される二重同調コイル200,202である一方、RXモードのために動作するコイル200,202は、H1陽子のみに対して同調される単一同調コイル200,202である。
図7aは、RFコイル装置140の第7実施態様を示す。該第7実施態様は、前記第2~第6実施態様のRFコイル装置140に基づいている。該第7実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第2~第6実施態様の少なくとも1つに関して前述されている。
先の実施態様のRFコイル装置140に加えて、該第7実施態様のRFコイル装置140には円筒状コイルPCB222が設けられる。該コイルPCB222は、この実施態様ではFR-4として知られた誘電体材料を有している。
第1コイル200及び第2コイル202は、当該コイルPCB222の内側226及び外側228における金属化層224として各々設けられる。該金属化層224は、コイルPCB222上に堆積された金属コイル構造210を指し、本質的に任意の好適な構造を有することができる。
第7実施態様において、第1コイル200はTXモードにおいて動作する一方、第2コイル202はRXモードにおいて動作する。従って、第1コイル200は、第2コイル202の相対的に薄い厚さと比較して一層厚い厚さで設けられる。第1コイル200及び第2コイル202の金属化層224は、例えば図7bに示された、コイルエレメント230を有して形成される。当該厚さは、コイルPCB222上に堆積される金属化層224の厚さを指す。
図7bは、RFコイル装置140の第8実施態様を示す。該第8実施態様は、前記第2~第7実施態様のRFコイル装置140に基づいている。該第8実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第2~第7実施態様の少なくとも1つに関して前述されている。
また、第8実施態様のRFコイル装置140にも、FR-4から形成された円筒状コイルPCB222が設けられている。該RFコイル装置140は、コイルPCB222の内側226及び外側228に金属化層224を有している。該金属化層224はコイルPCB222上に堆積される。コイルPCB222の内側226及び外側228における金属化層224は、図7bに示されるように、個別のコイルエレメント230を有して形成されている。
該第8実施態様によれば、第1コイル200及び第2コイル202の各々は、コイルPCB222の内側226及び外側228の両方に金属化層224のコイルエレメント230を有して形成されている。コイルPCB222の内側226及び外側228における各コイルエレメント230は、第1コイル200及び第2コイル202のコイル構造210を形成するために互いに結合されている。
図8は、第9実施態様によるRFコイル装置140のための切換構成における信号経路を示す。これに従って、スイッチマトリクス232が送信経路234及び受信経路236に接続される。スイッチマトリクス232は、切換装置とも称される。送信経路234はTXモードで動作するコイル200,202に接続される一方、受信経路236はRXモードで動作するコイル200,202に接続される。更に、切換可能な共振器238がスイッチマトリクス232に接続される。第1及び第2コイル200,202のコイル構造210は、動作時に、電子スイッチであるスイッチマトリクス232により鏡映反転される。従って、両コイル200,202を、関心被写体120に対する向きに関して最適に選択することができるか又は順次使用することができる。当該向きは、最適なB+及びB-均質化のためにコイル構造を調整すべく送信TX及び受信RXに対して独立に用いられる。切換可能な共振器238とMRIコンソール242との間の信号の流れは、モードスイッチセンサがモード切換を実行すると共に正しい信号の流れを確立するようにインターフェース240を介して実現される。この実施態様におけるMRIコンソール242は、モニタユニット128の一体部分である。
各通信が、第10実施態様に関して図9に示されている。これによれば、切換可能な共振器238、MRIコンソール242及びインターフェース240の間の通信は、シミュレーションデータベース244との通信を含む。事前EMシミュレーション結果又はリアルタイム推定及びシミュレーションデータベース244へのマッピングが計算され、MRシーケンスのための対応するモードが選択される。
図10は、前記実施態様の何れかによるRFコイル装置140及びRF遮蔽装置124を有する第11実施態様のRF装置142を示す。RFコイル装置140は、前記実施態様のうちの1つによるRFコイル装置140である。従って、該第11実施態様におけるRFコイル装置140の技術的細部は繰り返し説明されない。
該第11実施態様によるRF遮蔽装置124は、第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252を有する。第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、中心軸118の周りに同心的に配置される。第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、異なる遮蔽構造254を有すると共に、RFコイル装置140の2つの異なる動作モードに従って設計されている。このように、2つの遮蔽構造254を単一のRF遮蔽装置124において組み合わせることができる。かくして、当該MR撮像システム110が異なる動作モードの間で切り換わる場合、RF遮蔽装置124は結果としてのRF場を、各々がRFコイル装置140の1つの動作モードに対して最適化される2つの別個の遮蔽体250,252により適切に遮蔽する。加えて、図10に示されるように、第1及び第2コイル200,202の各々は、該図10において矢印256により示された異なる共振モードを有することができる。典型的には、鳥かご構造のRFコイル装置140は、矢印256の間の90°位相差により示されるように、1つが正弦状で、もう1つが余弦状の電流分布の、2つの独立に使用可能な共振モード256を有する。これらの異なる共振モード256は、RFコイル装置140を使用する際の自由度を増加させる。
図11aは、RF遮蔽装置124の第12実施態様を示す。該第12実施態様は、前記第11実施態様の遮蔽装置124に基づいている。該第12実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第11実施態様に関して前述されている。
前記実施態様のRF遮蔽装置124に加えて、該第12実施態様のRF遮蔽装置124には円筒状の遮蔽体PCB258が設けられている。該遮蔽体PCB258は、この実施態様ではFR-4として知られた誘電体材料を有している。
第1遮蔽体250及び第2遮蔽252は、遮蔽体PCB258の内側262及び外側264における金属化層260として各々設けられている。該金属化層260とは、遮蔽体PCB258上に堆積されると共に本質的に任意の所望の構造を有することができる金属遮蔽構造254を指す。
図11bは、RF遮蔽装置124の第13実施態様を示す。該第13実施態様は、前記第11及び第12実施態様のRF遮蔽装置124に基づくものである。該第13実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第10~第12実施態様の少なくとも1つに関して前述されている。
また、該第13実施態様のRF遮蔽装置124には、FR-4から形成された円筒状遮蔽体PCB258が設けられている。該RF遮蔽装置124は、遮蔽体PCB258の内側262及び外側264における金属化層260を有している。該金属化層260とは、遮蔽体PCB258上に堆積された金属遮蔽構造254を指す。遮蔽体PCB258の内側262及び外側264における金属化層260は、図11bに示されように、遮蔽エレメント266を有して形成される。
第13実施態様によれば、第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、遮蔽体PCB258の内側262及び外側264の両方における金属化層260の遮蔽エレメント266を有して形成される。遮蔽体PCB258の内側262及び外側264における各遮蔽エレメント266は、第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252の遮蔽構造254を形成するように互いに結合される。
図12は、RF遮蔽装置124の第14実施態様を示す。該第14実施態様は、前記第11又は第12実施態様のRF遮蔽装置124に基づくものである。該第14実施態様に関して明示的に説明されていないフィーチャは、前記第11又は第12実施態様に関して前述されている。
第14実施態様によれば、該第14実施態様のRF遮蔽装置124には円筒状遮蔽体PCB258が設けられる。第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、該遮蔽体PCB258の内側262及び外側264における金属化層260として各々設けられる。金属化層260とは、遮蔽体PCB258上に堆積された金属遮蔽構造254を指す。第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、当該RFコイル装置140の第1及び第2コイル200,202に対応して形成される。従って、第2遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、放物線状スリット268を備えた遮蔽構造を有する。他の実施態様において、第1遮蔽体250及び第2遮蔽体252は、正弦状スリット、V字状スリット、シンク状スリット又はこれらの何らかの組み合わせを持つ遮蔽構造を有する。
説明された実施態様のRF遮蔽装置124によれば、各遮蔽体250,252に、RFコイル装置140のTXモード及びRXモードに対して最適化されたコイル構造210を設けることができる。
図13は、第15実施態様によるRFコイル装置140を示す。該第15実施態様のRFコイル装置140は、以下に更に詳細に説明するように、TEMコイルとして設けられる。しかしながら、該15実施態様のRFコイル装置140に対しても、鳥かご構造を持つRFコイル装置140を参照して実施態様に関し前述した一般的原理が当てはまる。
図13に見られるように、第15実施態様のRFコイル装置140は、中心軸118の周りに同心的に配置された第1コイル300及び第2コイル302を有する。第1コイル300及び第2コイル302は、当該RFコイル装置140の中心軸に対して非平行に配置されたラング304を有している。これらラング304は、この実施態様では、自身の中央領域に設けられたダイオード306を備えている。
ラング304は、当該RFコイル装置140の長手方向の端部間に延在し、該RFコイル装置140の中心軸118に対して非平行に配置されている。第1コイル300は、図13に明瞭に見られるように、第2コイル302のコイル構造310とは異なるコイル構造310を有する。特に、第1コイル300及び第2コイル302は、ラング304の螺旋形状を備えたコイル構造310を有する。該第15実施態様のRFコイル装置140によれば、各コイル300,302は、当該RFコイル装置140のTXモード及びRXモードに対して最適化されたコイル構造310を有する。
該第15実施態様によれば、RFコイル装置140は、第1コイル300及び第2コイル302を取り囲むRF遮蔽装置124と一体的に設けられる。RF遮蔽装置124は、図13には明示的には示されていない。該第15実施態様のRF遮蔽装置124は、第11~第14実施態様のRF遮蔽装置124に従って設けられる。即ち、RF遮蔽装置124は、当該RFコイル装置140の異なるモードに対して最適化された2つのRF遮蔽体250、252を有する。他の実施態様において、RF遮蔽装置124は、当業技術において知られているように、単一のRF遮蔽体しか有さない。
第1及び第2コイル300,302には、自身の端部領域に、ラング304を端部領域においてRF遮蔽装置124に結合する結合装置308が設けられている。特に、第1及び第2コイル300,302のラング304は第1及び第2遮蔽体250,252に各々結合される。これら結合装置308は結合コンデンサを有している。
第1コイル300及び第2コイル302は、異なる動作モードのために動作するように(例えば、第1コイル300がTXモードのために、及び第2コイル302がRXモードのために、又はその逆に)切り換え可能である。従って、第1コイル300及び第2コイル302のうちのTXモードのために動作するコイル300,302には高出力送信のためのコイル構造310が付与される一方、RXモードのために動作するコイル300,302には低出力設計が付与される。
以上、本発明を図面及び上記記載において詳細に図示及び説明したが、このような図示及び説明は解説的又は例示的なもので、限定するものではないと見なされるべきである。即ち、本発明は開示された実施態様に限定されるものではない。開示された実施態様に対する他の変形例は、当業者であれば、請求項に記載の本発明を実施するに際して図面、本開示及び添付請求項の精査から理解し、実施することができるものである。尚、請求項において、“有する”なる文言は他の要素又はステップを排除するものではなく、単数形は複数を排除するものではない。また、特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせを有利に使用することができないということを示すものではない。また、請求項における如何なる符号も、当該範囲を限定するものと見なしてはならない。
以下、本発明の各種形態を付記する。
(付記1)
磁気共鳴検査システムのためのRFコイル装置であって、
当該RFコイル装置は第1コイル及び第2コイルを有し、
前記第1コイル及び前記第2コイルは、鳥かご型コイルとして設けられると共に、共通の中心軸を伴って配置され、
前記第1コイル及び前記第2コイルは、当該RFコイル装置の前記中心軸に対して非平行に配置されたラングを有し、
前記第1コイルは前記第2コイルのコイル構造とは異なるコイル構造を有し、
前記第1コイル及び前記第2コイルが異なる動作モードのために動作するよう切り換え可能である、
RFコイル装置。
(付記2)
前記第1及び第2コイルが少なくとも1つの導電性エンドリングを共有するように配置される、付記1に記載のRFコイル装置。
(付記3)
磁気共鳴検査システムのためのRFコイル装置であって、
当該RFコイル装置は第1コイル及び第2コイルを有し、
前記第1コイル及び前記第2コイルは、共通の中心軸を伴って配置され、
前記第1コイル及び前記第2コイルは、当該RFコイル装置の前記中心軸に対して非平行に配置されたラングを有し、
当該RFコイル装置は、前記第1コイル及び前記第2コイルを取り囲むRF遮蔽装置と一体的に設けられ、
前記ラングは前記RF遮蔽装置に結合され、
前記第1コイルは前記第2コイルのコイル構造とは異なるコイル構造を有し、
前記第1コイル及び前記第2コイルが異なる動作モードのために動作するよう切り換え可能である、
RFコイル装置。
(付記4)
当該RFコイル装置は円筒状コイルPCBを有し、
前記第1コイル及び前記第2コイルの前記ラングが、前記コイルPCBの内側及び外側における金属化層として設けられる、
付記1から3の何れかに記載のRFコイル装置。
(付記5)
前記第1コイル及び前記第2コイルが、前記コイルPCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層のコイルエレメントを有する、
付記4に記載のRFコイル装置。
(付記6)
前記第1コイル及び前記第2コイルが、正弦形状、放物線形状、V字形状、螺旋形状若しくはシンク形状のラング、又はこれらの組み合わせを備えるコイル構造を有する、
付記1から5の何れかに記載のRFコイル装置。
(付記7)
前記第1コイルが、前記第2コイルのコイル構造と対照して鏡映されたコイル構造を有する、
付記1から6の何れかに記載のRFコイル装置。
(付記8)
前記異なる動作モードが、当該RFコイル装置のTXモード及びRXモードを有する、
付記1から7の何れかに記載のRFコイル装置。
(付記9)
前記第1コイル及び前記第2コイルのうちのTXモードのために動作するコイルは高出力送信のためのコイル構造を備え、RXモードのために動作するコイルは低出力設計を備える、
付記8に記載のRFコイル装置。
(付記10)
前記第1及び第2コイルは、各々、少なくとも1つの同調装置を有し、
前記第1及び第2コイルの同調装置が、当該RFコイル装置に対して異なる円筒位置に配置される、
付記1から9の何れかに記載のRFコイル装置。
(付記11)
磁気共鳴検査システムのためのRF遮蔽装置であって、
当該RF遮蔽装置は第1遮蔽体及び第2遮蔽体を有し、
前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、共通の中心軸を伴って配置され、
前記第1遮蔽体は前記第2遮蔽体の遮蔽構造とは異なる遮蔽構造を有し、
前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体がRFコイル装置の異なる動作モードに従って設計されている、
RF遮蔽装置。
(付記12)
前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体の各遮蔽体が、1つの動作モードに従って設計されている、
付記11に記載のRF遮蔽装置。
(付記13)
当該RF遮蔽装置は円筒状遮蔽体PCBを有し、
前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体が、前記遮蔽体PCBの内側及び外側における金属化層として設けられる、
付記11又は付記12に記載のRF遮蔽装置。
(付記14)
前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体が、前記遮蔽体PCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層の遮蔽エレメントを有して形成される、
付記11から13の何れかに記載のRF遮蔽装置。
(付記15)
RF遮蔽装置が付記11から14の何れかに記載のRF遮蔽装置であり、
前記第1及び第2コイルのラングが前記第1及び第2遮蔽体に各々結合される、
付記7に記載のRFコイル装置。
(付記16)
付記5又は付記6に記載のRFコイル装置及び付記11から14の何れかに記載のRF遮蔽装置を有する、RF装置。
(付記17)
内部に関心被写体を配置するために設けられる管状検査空間と、
前記管状検査空間を遮蔽するためのRF遮蔽装置と、
静止磁場を発生するための主磁石と、
前記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するための勾配磁場コイルシステムと、
を有する磁気共鳴撮像システムであって、
前記RF遮蔽装置、前記勾配磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順番に前記管状検査空間の周囲において半径方向外方に向かって同心的に配置され、
当該磁気共鳴撮像システムは、前記RF遮蔽装置内に同心的に配置された付記5又は付記6に記載の少なくとも1つのRFコイル装置を有し、
当該磁気共鳴撮像システムが、更に、前記RFコイル装置を少なくとも2つの異なる動作モードの間で切り換えるための切換装置を有する、
磁気共鳴撮像システム。
(付記18)
前記RF遮蔽装置が、付記11から14の何れかに記載のRF遮蔽装置である、
付記17に記載の磁気共鳴撮像システム。
(付記19)
内部に関心被写体を配置するために設けられる管状検査空間と、
静止磁場を発生するための主磁石と、
前記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するための勾配磁場コイルシステムと、
を有する磁気共鳴(MR)撮像システムであって、
前記勾配磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順番に前記検査空間の周囲において半径方向外方に向かって同心的に配置され、
当該磁気共鳴(MR)撮像システムは、前記勾配磁場コイルシステム内に同心的に配置された付記7又は付記8に記載の少なくとも1つのラジオ波(RF)コイル装置を有し、
当該磁気共鳴(MR)撮像システムが、更に、前記RFコイル装置を少なくとも2つの異なる動作モードの間で切り換えるための切換装置を有する、
磁気共鳴(MR)撮像システム。
110 磁気共鳴(MR)撮像システム
112 磁気共鳴(MR)スキャナ
114 主磁石
116 RF検査空間
118 中心軸
120 関心被写体
122 勾配磁場コイルシステム
124 RF遮蔽装置
126 MR撮像システム制御ユニット
128 モニタユニット
130 MR画像再構成ユニット
132 制御ライン
134 RF送信器ユニット
136 RF切換ユニット
138 制御ライン
140 ラジオ波(RF)コイル装置
142 ラジオ波(RF)装置
200 第1コイル
202 第2コイル
204 ラング
206 ダイオード
208 エンドリング
210 コイル構造
212 結合コンデンサ
214 同調装置
216 同調コンデンサ
218 同調コイル
220 同調ダイオード
222 コイルPCB
224 金属化層(コイルPCB)
226 内側(コイルPCB)
228 外側(コイルPCB)
230 コイルエレメント
232 スイッチマトリクス、切換装置
234 送信経路
236 受信経路
238 切換可能な共振器
240 インターフェース
242 MRIコンソール
244 シミュレーションデータベース
250 第1遮蔽体
252 第2遮蔽体
254 遮蔽構造
256 共振モード、矢印
258 遮蔽体PCB
260 金属化層(遮蔽体PCB)
262 内側(遮蔽体PCB)
264 外側(遮蔽体PCB)
266 遮蔽エレメント
268 スリット
300 第1コイル
302 第2コイル
304 ラング
306 ダイオード
308 結合装置
310 コイル構造

Claims (15)

  1. 磁気共鳴検査システムのためのRFコイル装置であって、
    当該RFコイル装置は第1コイル及び第2コイルを有し、
    前記第1コイル及び前記第2コイルは、共通の中心軸を伴って配置され、
    前記第1コイル及び前記第2コイルは、当該RFコイル装置の前記中心軸に対して非平行に配置されたラングを有し、
    当該RFコイル装置は、前記第1コイル及び前記第2コイルを取り囲むRF遮蔽装置と一体的に設けられ、
    前記ラングは前記RF遮蔽装置に結合され、
    前記第1コイルは前記第2コイルのコイル構造とは異なるコイル構造を有し、
    前記第1コイル及び前記第2コイルが異なる動作モードのために動作するよう切り換え可能である、
    RFコイル装置。
  2. 当該RFコイル装置は円筒状コイルPCBを有し、
    前記第1コイル及び前記第2コイルの前記ラングが、前記コイルPCBの内側及び外側における金属化層として設けられる、
    請求項1に記載のRFコイル装置。
  3. 前記第1コイル及び前記第2コイルが、前記コイルPCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層のコイルエレメントを有する、
    請求項に記載のRFコイル装置。
  4. 前記第1コイル及び前記第2コイルが、正弦形状、放物線形状、V字形状、螺旋形状若しくはシンク形状のラング、又はこれらの組み合わせを備えるコイル構造を有する、
    請求項1から3の何れか一項に記載のRFコイル装置。
  5. 前記第1コイルが、前記第2コイルのコイル構造と対照して鏡映されたコイル構造を有する、
    請求項1から4の何れか一項に記載のRFコイル装置。
  6. 前記異なる動作モードが、当該RFコイル装置のTXモード及びRXモードを有する、
    請求項1から5の何れか一項に記載のRFコイル装置。
  7. 前記第1コイル及び前記第2コイルのうちのTXモードのために動作するコイルは高出力送信のためのコイル構造を備え、RXモードのために動作するコイルは低出力設計を備える、
    請求項に記載のRFコイル装置。
  8. 前記第1及び第2コイルは、各々、前記第1及び第2コイルを同調させるための少なくとも1つの同調装置を有する、
    請求項1から7の何れか一項に記載のRFコイル装置。
  9. 磁気共鳴検査システムのためのRF遮蔽装置であって、
    当該RF遮蔽装置は第1遮蔽体及び第2遮蔽体を有し、
    前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は、共通の中心軸を伴って配置され、
    前記第1遮蔽体は前記第2遮蔽体の遮蔽構造とは異なる遮蔽構造を有し、
    前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体がRFコイル装置の異なる動作モードに従って設計されている、
    RF遮蔽装置。
  10. 前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体の各遮蔽体が、1つの動作モードに従って設計されている、
    請求項に記載のRF遮蔽装置。
  11. 当該RF遮蔽装置は円筒状遮蔽体PCBを有し、
    前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体が、前記遮蔽体PCBの内側及び外側における金属化層として設けられる、
    請求項又は請求項10に記載のRF遮蔽装置。
  12. 前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体が、前記遮蔽体PCBの前記内側及び前記外側の両方における前記金属化層の遮蔽エレメントを有して形成される、
    請求項11に記載のRF遮蔽装置。
  13. 前記RF遮蔽装置が請求項9から12の何れか一項に記載のRF遮蔽装置であり、
    前記第1及び第2コイルのラングが前記第1及び第2遮蔽体に各々結合される、
    請求項に記載のRFコイル装置。
  14. 請求項又は請求項に記載のRFコイル装置及び請求項9から12の何れか一項に記載のRF遮蔽装置を有する、RF装置。
  15. 内部に関心被写体を配置するために設けられる管状検査空間と、
    前記管状検査空間を遮蔽するためのRF遮蔽装置と、
    静止磁場を発生するための主磁石と、
    前記静止磁場に重畳される勾配磁場を発生するための勾配磁場コイルシステムと、
    を有する磁気共鳴撮像システムであって、
    前記RF遮蔽装置、前記勾配磁場コイルシステム及び前記主磁石は、この順番に前記管状検査空間の周囲において半径方向外方に向かって同心的に配置され、
    当該磁気共鳴撮像システムは、前記RF遮蔽装置内に同心的に配置された請求項1又は請求項6に記載の少なくとも1つのRFコイル装置を有し、
    当該磁気共鳴撮像システムが、更に、前記RFコイル装置を少なくとも2つの異なる動作モードの間で切り換えるための切換装置を有し、
    前記RF遮蔽装置が、請求項9から12の何れか一項に記載のRF遮蔽装置である、
    気共鳴撮像システム。
JP2022072981A 2016-12-22 2022-04-27 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置 Active JP7271765B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP16206076 2016-12-22
EP16206076.8 2016-12-22
PCT/EP2017/083987 WO2018115223A1 (en) 2016-12-22 2017-12-21 Rf coil device and rf shield device for different mri modes
JP2019533550A JP7232185B2 (ja) 2016-12-22 2017-12-21 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019533550A Division JP7232185B2 (ja) 2016-12-22 2017-12-21 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022115899A JP2022115899A (ja) 2022-08-09
JP7271765B2 true JP7271765B2 (ja) 2023-05-11

Family

ID=57588871

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019533550A Active JP7232185B2 (ja) 2016-12-22 2017-12-21 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置
JP2022072981A Active JP7271765B2 (ja) 2016-12-22 2022-04-27 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019533550A Active JP7232185B2 (ja) 2016-12-22 2017-12-21 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11402450B2 (ja)
EP (1) EP3559690B1 (ja)
JP (2) JP7232185B2 (ja)
CN (1) CN110312942B (ja)
WO (1) WO2018115223A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11451093B2 (en) * 2017-09-05 2022-09-20 University Of Florida Research Foundation, Incorporated Wireless power transfer to biomedical implants
CN114929103A (zh) * 2019-10-08 2022-08-19 波士顿大学基金会 用于改变共振频率的非线性和智能超材料
WO2022184564A1 (en) * 2021-03-04 2022-09-09 Koninklijke Philips N.V. Radio frequency coil with t-shaped connector between electrical conductors and radio frequency shield
CN113109748A (zh) * 2021-05-08 2021-07-13 苏州众志医疗科技有限公司 用于磁共振成像的射频装置和磁共振成像系统
CN216434341U (zh) * 2021-09-26 2022-05-03 深圳市联影高端医疗装备创新研究院 一种射频线圈

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010035504A1 (en) 2000-04-05 2001-11-01 The University Of Washington Capacitive shield for containing radiofrequency magnetic fields
US20030020476A1 (en) 2001-07-20 2003-01-30 Duensing G. Randy Method and apparatus for magnetic resonance imaging
WO2004060156A1 (ja) 2002-12-27 2004-07-22 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
JP2004523313A (ja) 2001-03-02 2004-08-05 ヴァリアン インコーポレーテッド 複同調バードケージコイル構造及びその製造方法
US20130082709A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 Agilent Technologies, Inc. Parallel magnetic resonance imaging using global volume array coil
WO2013065480A1 (ja) 2011-11-01 2013-05-10 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置およびアンテナ装置
JP2015134211A (ja) 2009-07-15 2015-07-27 ヴューレイ インコーポレイテッド 線形加速器及び磁気共鳴撮像装置を互いに遮蔽する方法及び装置
JP2015532868A (ja) 2012-10-25 2015-11-16 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 別々に制御されるリング部材とラングとを有する、磁気共鳴(mr)撮像システム用の無線周波数(rf)バードケージコイル

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4642569A (en) * 1983-12-16 1987-02-10 General Electric Company Shield for decoupling RF and gradient coils in an NMR apparatus
DE3347597A1 (de) * 1983-12-30 1985-07-18 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Hochfrequenz-spulenanordnung zum erzeugen und/oder empfangen von wechselmagnetfeldern
US4638253A (en) * 1984-10-29 1987-01-20 General Electric Company Mutual inductance NMR RF coil matching device
US5243286A (en) * 1990-06-06 1993-09-07 Advanced Nmr Systems, Inc. Split shield for magnetic resonance imaging
US5680046A (en) 1994-08-05 1997-10-21 General Electric Company Double-sided RF shield for RF coil contained within gradient coils used in high speed NMR imaging
GB9511101D0 (en) 1995-06-01 1995-07-26 British Tech Group Magnetic coil
US6344745B1 (en) 1998-11-25 2002-02-05 Medrad, Inc. Tapered birdcage resonator for improved homogeneity in MRI
US6791328B1 (en) * 2003-06-06 2004-09-14 General Electric Company Method and apparatus for very high field magnetic resonance imaging systems
CN100578250C (zh) 2003-11-18 2010-01-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于mri的混合tem/鸟笼型线圈
JP3699968B2 (ja) * 2003-12-17 2005-09-28 株式会社東芝 多重同調rfコイル
US7145339B2 (en) 2004-10-07 2006-12-05 Invivo Corporation Method and apparatus for discrete shielding of volume RFcoil arrays
WO2006067746A2 (en) * 2004-12-22 2006-06-29 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Radio frequency coil with transmission line end-rings
CN101268379A (zh) * 2005-09-20 2008-09-17 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于在mri中使用的射频线圈的rf陷波器
EP1943536A1 (en) * 2005-10-27 2008-07-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Active decoupling of transmitters in mri
WO2007108914A2 (en) 2006-03-15 2007-09-27 Albert Einstein College Of Medicine Of Yeshiva University Surface coil arrays for simultaneous reception and transmission with a volume coil and uses thereof
CN101583310B (zh) * 2007-01-11 2013-09-04 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于同时进行pet和mr成像的pet/mr扫描器
EP2618170A1 (en) * 2007-02-26 2013-07-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Sinusoidally resonant radio frequency volume coils for high field magnetic resonance applications
US7501828B1 (en) * 2007-12-19 2009-03-10 Varian, Inc. Switchable birdcage coil
CN201190978Y (zh) 2008-03-25 2009-02-04 王保亮 背光光源模组
WO2009125320A1 (en) 2008-04-09 2009-10-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Double layer multi element rf strip coil array for sar reduced high field mr
US7936170B2 (en) * 2008-08-08 2011-05-03 General Electric Co. RF coil and apparatus to reduce acoustic noise in an MRI system
US8026721B2 (en) * 2009-02-25 2011-09-27 Siemens Aktiengesellschaft Remote body arrays for high-performance magnetic resonance imaging and spectroscopy
EP2672286A1 (en) 2012-06-05 2013-12-11 Koninklijke Philips N.V. TEM resonator system especially for use in an MRI system
US11193992B2 (en) * 2017-05-05 2021-12-07 Quality Electrodynamics, Llc Single layer magnetic resonance imaging (MRI) transmit/receive (Tx/Rx) radio frequency (RF) coil with induced current failsafe protection

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010035504A1 (en) 2000-04-05 2001-11-01 The University Of Washington Capacitive shield for containing radiofrequency magnetic fields
JP2004523313A (ja) 2001-03-02 2004-08-05 ヴァリアン インコーポレーテッド 複同調バードケージコイル構造及びその製造方法
US20030020476A1 (en) 2001-07-20 2003-01-30 Duensing G. Randy Method and apparatus for magnetic resonance imaging
WO2004060156A1 (ja) 2002-12-27 2004-07-22 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
JP2015134211A (ja) 2009-07-15 2015-07-27 ヴューレイ インコーポレイテッド 線形加速器及び磁気共鳴撮像装置を互いに遮蔽する方法及び装置
US20130082709A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 Agilent Technologies, Inc. Parallel magnetic resonance imaging using global volume array coil
WO2013065480A1 (ja) 2011-11-01 2013-05-10 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置およびアンテナ装置
JP2015532868A (ja) 2012-10-25 2015-11-16 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 別々に制御されるリング部材とラングとを有する、磁気共鳴(mr)撮像システム用の無線周波数(rf)バードケージコイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP7232185B2 (ja) 2023-03-02
WO2018115223A1 (en) 2018-06-28
CN110312942A (zh) 2019-10-08
US11402450B2 (en) 2022-08-02
JP2022115899A (ja) 2022-08-09
JP2020501808A (ja) 2020-01-23
EP3559690B1 (en) 2021-08-18
EP3559690A1 (en) 2019-10-30
US20190317164A1 (en) 2019-10-17
CN110312942B (zh) 2022-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7271765B2 (ja) 異なるmriモードのためのrfコイル装置及びrf遮蔽装置
US7495443B2 (en) RF coil system for super high field (SHF) MRI
US7268554B2 (en) RF coil for imaging system
US9759788B2 (en) Magnetic resonance coil, device and system
US5574372A (en) Diagnostic magnetic resonance apparatus having a radio frequency shield between the radio frequency antenna and the gradient coil system
US5144241A (en) Circularly polarizing rf antenna for an mri apparatus having a c-magnet
JP2011505956A (ja) エンドリングモードを供給するのに適した二重同調ボリュームコイル
Paška et al. A rigid, stand‐off hybrid dipole, and birdcage coil array for 7 T body imaging
Avdievich et al. Bent folded‐end dipole head array for ultrahigh‐field MRI turns “dielectric resonance” from an enemy to a friend
US8179137B2 (en) Magnetic resonance compatible multichannel stripline balun
Hoffmann et al. Human brain imaging at 9.4 T using a tunable patch antenna for transmission
Avdievich et al. Folded‐end dipole transceiver array for human whole‐brain imaging at 7 T
JP2008532609A (ja) 超短mriボディコイル
Woo et al. Extended monopole antenna array with individual shield (EMAS) coil: An improved monopole antenna design for brain imaging at 7 tesla MRI
JP2008035987A (ja) マルチコイルとこれを用いたmr装置およびrf送受信方法
US8598877B2 (en) System and method for coil disabling in magnetic resonance imaging
EP3652553B1 (en) Passive rf shim resonator for field homogenization of an rf antenna device for tx and rx modes
Puchnin et al. Imaging Capabilities of the ¹H-X-Nucleus Metamaterial-Inspired Multinuclear RF-Coil
US10816620B2 (en) Method for controlling the distribution of the RF magnetic field in a magnetic resonance imaging system
RU2778634C2 (ru) Пассивный радиочастотный шиммирующий резонатор для гомогенизации поля радиочастотного антенного устройства для режима передачи и режима приема

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7271765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150