JP7271275B2 - 超音波観測システム、及び超音波内視鏡 - Google Patents

超音波観測システム、及び超音波内視鏡 Download PDF

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Description

本発明は、超音波観測システム、及び超音波内視鏡に関する。
従来、医療分野においては、患者等の被検体の臓器を観察する際に超音波観測システムが用いられている。超音波観測システムは、被検体へ超音波を送信し、該被検体で反射された超音波を受信する超音波内視鏡と、超音波内視鏡が取得した超音波信号に基づいて超音波画像を生成する超音波観測装置と、を備える(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、超音波内視鏡の圧電素子と超音波観測装置の送受信チャンネルとの接続を切り替える接続切替スイッチを備える超音波観測システムが開示されている。
また、超音波観測システムにおいて、超音波画像を高画質化することが求められている。超音波内視鏡の圧電素子を増やす(多素子化)ことにより、超音波画像を高画質化することができる。
国際公開第2005/002449号
しかしながら、従来の超音波観測システムでは、超音波内視鏡を多素子化しても、接続先の超音波観測装置が多素子化に対応していない場合、超音波画像を高画質化することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、超音波画像を高画質化することができる超音波観測システム、及び超音波内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る超音波観測システムは、超音波内視鏡と超音波観測装置とを備える超音波観測システムであって、前記超音波内視鏡は、超音波を送受信する複数の圧電素子と、前記圧電素子と前記超音波観測装置の複数の送受信チャンネルとの接続を切り替える切替スイッチと、を有し、前記超音波観測装置は、前記超音波内視鏡を接続する接続部と、前記送受信チャンネルを有する送受信部と、前記切替スイッチの接続状態を制御する切替制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測システムは、前記超音波観測装置は、前記超音波内視鏡から前記圧電素子の数に関する情報を取得する取得部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測システムは、前記切替制御部は、前記接続された超音波内視鏡の切替スイッチの接続状態を制御して、前記送受信チャンネルの少なくとも一部をそれぞれ定められた2つの前記圧電素子に所定のタイミングで交互に切り替えて接続する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測システムは、前記切替制御部は、前記送受信チャンネルと接続されない前記圧電素子を等間隔に選択する第1の接続状態と、前記送受信チャンネルと接続される前記圧電素子を所定の領域に連続して選択する第2の接続状態と、を切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波内視鏡は、超音波を送受信するための電気信号を送受信する超音波観測装置と接続する超音波内視鏡であって、前記電気信号に応じて超音波を送受信する複数の圧電素子を有する超音波振動子と、前記超音波観測装置の複数の送受信チャンネルと前記圧電素子との接続を切り替える切替スイッチと、前記切替スイッチの接続状態を制御する切替制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波内視鏡は、前記圧電素子の数は、前記超音波観測装置の複数の送受信チャンネルの数より多いことを特徴とする。
本発明によれば、超音波画像を高画質化することができる超音波観測システム、及び超音波内視鏡を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す回路図である。 図3は、図1に示す超音波振動子の段面図である。 図4は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。 図5は、変形例1に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。 図6は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。 図7は、変形例2に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。 図8は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。 図9は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。 図10は、変形例3に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る超音波観測システム、及び超音波内視鏡の実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。本発明は、超音波観測システム、及び超音波内視鏡一般に適用することができる。
また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、超音波観測システム1は、観測対象である被検体へ超音波を送信し、該被検体で反射された超音波を受信する超音波内視鏡2と、超音波内視鏡2が取得した超音波信号に基づいて超音波画像を生成する超音波観測装置3と、超音波観測装置3が生成した超音波画像を表示する表示装置4と、を備える。
超音波内視鏡2は、その先端部に、超音波観測装置3から受信した電気的なパルス信号を超音波パルス(音響パルス)に変換して被検体へ照射するとともに、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号(超音波信号)に変換して出力する超音波振動子21を有する。超音波振動子21は、ラジアル型、コンベックス型、又はリニア型のいずれであってもよい。また、超音波内視鏡2は、超音波振動子21として超音波を送受信する複数の圧電素子をアレイ状に設け、送受信にかかわる素子を電子的に切り替えたり、各圧電素子の送受信に遅延をかけたりすることで、電子的に走査させるものである。
超音波内視鏡2は、不図示の撮像光学系及び撮像素子を有する撮像部を備えており、被検体の消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、又は呼吸器(気管、気管支)へ挿入され、消化管、呼吸器やその周囲臓器(膵臓、胆嚢、胆管、胆道、リンパ節、縦隔臓器、血管等)を撮像することが可能である。また、超音波内視鏡2は、撮像時に被検体へ照射する照明光を導く不図示のライトガイドを有する。このライトガイドは、先端部が超音波内視鏡2の被検体への挿入部の先端まで達している一方、基端部が照明光を発生する光源装置に接続されている。なお、超音波内視鏡2は、撮像部を備えていない構成であってもよい。
また、超音波内視鏡2は、第1コネクタ22と、第2コネクタ23と、識別情報記憶部24と、を有する。
第1コネクタ22は、切替スイッチ221を有する。切替スイッチ221は、超音波観測装置3の送受信チャンネルと超音波振動子21の圧電素子との接続を切り替える。なお、切替スイッチ221は、超音波内視鏡2に設けられていてもよいが、超音波観測装置3に設けられていてもよく、超音波内視鏡2と超音波観測装置3との間に介在可能な中間装置に設けられていてもよい。
第2コネクタ23は、切替制御部231を有する。切替制御部231は、超音波観測装置3から送信される電気信号に応じて切替スイッチ221を制御する。具体的には、第2コネクタ23は、後述するメカ走査用コネクタ32と接続され、第1コネクタ22の切替スイッチ221を制御する。また、識別情報記憶部24は、超音波振動子21の圧電素子の数に関する情報を記憶する。記憶された情報は例えば、超音波内視鏡2の識別ID(プローブID)、製造No.、使用履歴情報などからなる。
超音波観測装置3は、超音波内視鏡2を接続する接続部としての電子走査用コネクタ31及びメカ走査用コネクタ32と、画像生成部33と、制御部34と、記憶部35と、を備える。
電子走査用コネクタ31は、アレイ状に設けられた複数の圧電素子を電子的に走査させる超音波内視鏡2が接続される接続端子である。電子走査用コネクタ31は、取得部311と、送受信部312と、切替制御部313と、を有する。
取得部311は、超音波内視鏡2から超音波振動子21の圧電素子の数に関する情報を取得する。具体的には、取得部311は、例えば超音波内視鏡2の識別ID(プローブID)を超音波内視鏡2から取得する。超音波内視鏡2の識別IDに対応する超音波振動子21の圧電素子の数は、記憶部35に記憶されている。なお、図1では上記した情報を第1コネクタ22の外部から取得しているが、第1コネクタ22を経由して取得してもよい。
送受信部312は、複数の送受信チャンネルを有し、超音波振動子21と電気信号の送受信を行う。具体的には、送受信部312は、超音波振動子21と電気的に接続され、電気的なパルス信号を超音波振動子21へ送信するとともに、超音波振動子21から電気的な受信信号であるエコー信号を受信する。送受信部312は、予め設定された波形及び送信タイミングに基づいて電気的なパルス信号を生成し、この生成したパルス信号を超音波振動子21へ送信する。また、送受信部312は、撮像部と電気信号の送受信を行う。送受信部312は、撮像部と電気的に接続され、撮像タイミング等の撮像情報を撮像部に送信するとともに、撮像部が生成した撮像信号を受信する。
送受信部312は、受信深度が大きいエコー信号ほど高い増幅率で増幅するSTC(Sensitivity Time Control)補正等を行う。送受信部312は、増幅されたエコー信号に対してフィルタリング等の処理を施した後、A/D変換することによって時間ドメインのデジタル高周波(RF:Radio Frequency)信号を生成して出力する。
切替制御部313は、超音波振動子21の圧電素子の数に応じて、接続された超音波内視鏡2の切替スイッチ221の接続状態を制御する。具体的には、切替制御部313は、超音波振動子21の圧電素子の数が送受信チャンネルと同数である場合、各送受信チャンネルと各圧電素子とを1対1で対応させて、常時接続する。一方、切替制御部313は、超音波振動子21の圧電素子の数が送受信チャンネルより多い場合、切替スイッチ221の接続状態を制御して、送受信チャンネルの少なくとも一部をそれぞれ定められた2つの圧電素子に所定のタイミングで交互に切り替えて接続する制御を行う。切替制御部313は、制御線により切替スイッチ221に電気的に接続されている。
メカ走査用コネクタ32は、超音波振動子21とは異なる構成とされた超音波振動子をメカ的に走査させる形式の、不図示の超音波内視鏡を接続するための接続端子である。本実施の形態の場合は、超音波内視鏡2を超音波観測装置3に接続したときには、第2コネクタ23とメカ走査用コネクタ32とは実質的に接続されず、切替制御部231はこの状態を検出して切替スイッチ221を切り替える。
画像生成部33は、撮像信号に基づく内視鏡画像データ、及び電気的なエコー信号に対応する超音波画像データの生成を行う。さらに、画像生成部33は、内視鏡画像データ及び超音波画像データに種々の情報を重畳して出力し、表示装置4の表示を制御する。画像生成部33は、演算及び制御機能を有するCPU(Central Processing Unit)や各種演算回路等を用いて実現される。
制御部34は、超音波観測システム1全体を制御する。制御部34は、演算及び制御機能を有するCPUや各種演算回路等を用いて実現される。制御部34は、記憶部35が記憶、格納する情報を記憶部35から読み出し、超音波観測装置3の作動方法に関連した各種演算処理を実行することによって超音波観測装置3を統括して制御する。なお、制御部34を画像生成部33等と共通のCPU等を用いて構成することも可能である。
記憶部35は、超音波観測システム1を処理させるための各種プログラム、及び超音波観測システム1の処理に必要な各種パラメータ等を含むデータ等を記憶する。記憶部35は、例えば、超音波画像の書出し位置(超音波の送信開始位置)の初期位置(音線番号)を記憶している。
また、記憶部35は、超音波観測システム1の作動方法を実行するための作動プログラムを含む各種プログラムを記憶する。作動プログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD-ROM、DVD-ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して広く流通させることも可能である。なお、上述した各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。ここでいう通信ネットワークは、例えば既存の公衆回線網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等によって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
以上の構成を有する記憶部35は、各種プログラム等が予めインストールされたROM(Read Only Memory)、及び各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。
表示装置4は、超音波観測装置3に接続されている。表示装置4は、液晶又は有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて構成される。表示装置4は、例えば、超音波観測装置3が出力する超音波画像や、操作にかかる各種情報を表示する。
図2は、図1に示す超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す回路図である。図2に示すように、超音波観測装置3の電子走査用コネクタ31と超音波内視鏡2の第1コネクタ22とが電気的に接続される。電子走査用コネクタ31は、不図示の伝送ケーブルを接続するI/O端子である。そして、電子走査用コネクタ31から第1コネクタ22に、超音波信号、VD(駆動電源)、VL(ロジック電源)、CLK(クロック)、DATA(データ)等の各種電気信号が送信される。これらの電気信号により、第1コネクタ22のレベルシフタ222及びシフトレジスタ223が切替スイッチ221の各切替スイッチ221a、221b、221c・・・を所定のタイミングで切り替える。レベルシフタ222は、切替スイッチ221の各切替スイッチ221a、221b、221c・・・に接続され、VDを超音波信号の送信パルス電圧レベルと同レベルになるように調整する。切替スイッチ221の各切替スイッチ221a、221b、221c・・・は、後述するように超音波信号と所定の圧電素子とが選択的に接続されるように配線されている。
図3は、図1に示す超音波振動子の段面図である。図3は、超音波内視鏡2の挿入部が延在する方向に直交する断面を表す。図3に示すように、超音波振動子21は、例えば圧電素子TD1~TD200の200個の圧電素子が円周状に配置されているラジアル型の超音波振動子である。ただし、超音波振動子21の圧電素子の数は特に限定されず、超音波振動子21はコンベックス型やリニア型の超音波振動子であってもよい。
図4は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。図4に示すように、切替スイッチ221は、領域A~Dがそれぞれ走査されている間は、それぞれ図4に示す対応関係となるように、超音波観測装置3の送受信チャンネルと超音波振動子21の圧電素子とを接続する。例えば、切替スイッチ221は、領域A(圧電素子TD1~TD50)が走査されている間は、送受信チャンネル3chのスイッチSWを圧電素子TD3に接続する。一方、切替スイッチ221は、領域C(圧電素子TD101~TD150)が走査されている間は、送受信チャンネル3chのスイッチSWを圧電素子TD104に接続する。このように、送受信チャンネル3ch、4ch・・・、100chの計50chは、切替スイッチ221を経由して、それぞれ定められた2つの圧電素子のいずれか一方と走査領域に応じたタイミングで交互に接続される。なお、切替スイッチ221は、十分離れた圧電素子間(例えば圧電素子TD3と圧電素子TD104)で切り換えを行うため、切り換えによる超音波画像の画質への影響は極めて小さい。切り換えを行う圧電素子間はラジアル型の場合90度以上離れていることが好ましい。
一方、図4に示した以外の送受信チャンネルch1、ch2、ch5、ch6、・・・、ch98、ch99、のように、離散的な位置の50chと、ch101~ch150の50chの計100chは、1つの圧電素子と常時接続されている。このように、150chの送受信チャンネルを接続することで、送受信チャンネル数よりも多い200個の圧電素子を駆動することが可能になる。なお、本実施の形態では、各送受信チャンネルを経由して常時接続されるが、例えば常時接続するものを送受信チャンネルを経由せずに圧電素子と常時接続するようにしてもよい。この場合は、切替チャンネル数を減らすことができる一方で、常時接続については切替え機能がなくなるといった制限が生じる。
以上説明したように、走査領域に応じて切替制御部313が切替スイッチ221の接続状態を制御し、送受信チャンネルと圧電素子との接続を切り替えることにより、送受信チャンネル(150ch)より圧電素子の数(200個)が多い場合でも、全ての圧電素子を用いて超音波画像を生成することができる。その結果、実施の形態1によれば、高画質な超音波画像を生成することができる。
なお、超音波観測装置3に圧電素子の数が150個の超音波内視鏡が接続された場合、切替制御部313は、切替スイッチ221の接続状態を制御して、送受信チャンネル1~150chのスイッチSWと圧電素子TD1~150とを順に1対1で接続する。
なお、従来の超音波観測装置に多素子化した超音波内視鏡2を接続する場合に、CD等の記録媒体やインターネット回線を用いて超音波観測装置の処理プログラムをアップデートすることにより、実施の形態1に係る超音波観測装置3を実現することができる。
(変形例1)
図5は、変形例1に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。図5に示すように、超音波観測装置3Aの電子走査用コネクタ31Aは、切替制御部を有しない。
図6は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。図6に示すように、第2コネクタ23の切替制御部231は、+5V電源から電力を供給されてシフトレジスタ223を制御する制御部2311と、駆動電源から電力を供給されてレベルシフタ222に駆動電力を供給するVD2312と、+15V電源から電力を供給されてロジック電力をシフトレジスタ223に供給するVL2313と、+5V電源から電力を供給されてクロックを生成するクロック2314と、を有する。なお、制御部2311は、例えばシリアルROM又はマイコンからなる。また、メカ走査用コネクタ32の駆動電源は、メカ的に走査される超音波内視鏡の圧電素子を回転させるモータ用の電源を流用したものである。
切替制御部231は、メカ走査用コネクタ32から電力を供給されて、図4に示すように切替スイッチ221の接続状態を切り替える。従って、超音波内視鏡2は、メカ走査用コネクタ32を用いることにより、切替制御部を有しない超音波観測装置3Aと接続される場合であっても、高画質な超音波画像を生成することができる。このように、切替制御部は、超音波観測装置に設けられていてもよく、超音波内視鏡に設けられていてもよい。また、切替制御部は、超音波内視鏡と超音波観測装置との間に介在可能な中間装置に設けられていてもよい。
なお、第2コネクタ23をメカ走査用コネクタ32に替えて他の電源装置に接続して、超音波内視鏡2を駆動してもよい。この場合、超音波内視鏡2は、超音波振動子21をメカ的に走査させるものであってもよい。
(変形例2)
図7は、変形例2に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。図7に示すように、超音波内視鏡2Bは、制御線を有しないため、送受信部312は、切替スイッチ221を直接制御することができない。その結果、送受信部312は、図4に示すような動的な切替スイッチ221の制御ができない。
超音波内視鏡2Bは、スイッチ24Bを有する。切替制御部313は、スイッチ24Bが押下されると、送受信部312を経由して受動的に切替スイッチ221を切り替えるとともに、プローブIDを変更する。具体的には、切替制御部313は、送受信チャンネルと接続されない圧電素子を等間隔に選択する第1の接続状態と、送受信チャンネルと接続される圧電素子を所定の領域に連続して選択する第2の接続状態と、を切り替える。ここで、プローブIDは、第1のプローブIDと第2のプローブIDとを有し、第1のプローブIDは送受信チャンネルと接続されない圧電素子を等間隔に選択する第1の接続状態に対応し、第2のプローブIDは送受信チャンネルと接続される圧電素子を所定の領域に連続して選択する第2の接続状態に対応している。プローブIDによって超音波観測装置3は切替スイッチ221がどちらの接続状態になっているかを認識することができる。
図8及び図9は、超音波観測装置と超音波振動子との接続状態を表す図である。図8に示す第1の接続状態では、送受信チャンネルと接続されない圧電素子を等間隔に選択する。具体的には、切替制御部313は、送受信チャンネル4chのスイッチSWを圧電素子TD103に接続し、送受信チャンネル8chのスイッチSWを圧電素子TD107に接続する。このように、送受信チャンネルと接続されない圧電素子を等間隔に選択し、送受信チャンネルと接続されない部分においては画像を補完することにより、送受信チャンネル(150ch)より圧電素子の数(200個)が多い場合でも、ラジアル型の超音波内視鏡2の全周の超音波画像を生成することができる。
これに対し、図9に示す第2の接続状態では、送受信チャンネルと接続される圧電素子を所定の領域に連続して選択する。具体的には、切替制御部313は、送受信チャンネル1ch~100chのスイッチSWを圧電素子TD1~100に順に接続する。一方、切替制御部313は、送受信チャンネル101ch~150chのスイッチSWを圧電素子に接続しない。その結果、ラジアル型の超音波内視鏡2の半円分の高画質な超音波画像を生成することができる。
従来、送受信チャンネルより圧電素子の数が多い場合には、第1の接続状態のように、送受信チャンネルと接続されない部分において画像を補完していたため、多素子化した超音波内視鏡を用いても高画質化できないという課題があったが、変形例2によれば、部分的に高画質な超音波画像を生成することができる。
なお、スイッチ24Bを押下することにより、超音波画像の高画質な領域が90度ずつ切り替わる構成であってもよい。具体的には、スイッチ24Bを1度押下すると、送受信チャンネル1ch~100chのスイッチSWは、圧電素子TD51~150に順に接続され、スイッチ24Bをもう1度押下すると、送受信チャンネル1ch~100chのスイッチSWは、圧電素子TD101~200に順に接続される。このように、超音波画像の高画質な領域を切り替え可能とすることにより、ユーザは所望の領域を高画質な超音波画像で観察することができる。
(変形例3)
図10は、変形例3に係る超音波観測システムの構成を示すブロック図である。図10に示すように、超音波内視鏡2Cは、制御線を有しないため、送受信部312は、切替スイッチ221を直接制御することができない。
超音波内視鏡2Cは、使用素子判定部25Cを有する。使用素子判定部25Cは、送受信部312からの電気信号により使用すべき圧電素子を判定して切替スイッチ221のスイッチを第1の接続状態と第2の接続状態とに切り替える。このように、超音波内視鏡2C側で信号を判定してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表し、かつ記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 超音波観測システム
2、2A、2B、2C 超音波内視鏡
3、3A 超音波観測装置
4 表示装置
21 超音波振動子
22 第1コネクタ
23 第2コネクタ
24 識別情報記憶部
24B スイッチ
25C 使用素子判定部
31、31A 電子走査用コネクタ
32 メカ走査用コネクタ
33 画像生成部
34 制御部
35 記憶部
221 切替スイッチ
222 レベルシフタ
223 シフトレジスタ
311 取得部
312 送受信部
231、313 切替制御部
2311 制御部
2312 VD
2313 VL
2314 クロック

Claims (4)

  1. 超音波内視鏡と超音波観測装置とを備える超音波観測システムであって、
    前記超音波内視鏡は、
    超音波を送受信する複数の圧電素子と、
    前記圧電素子と前記超音波観測装置の複数の送受信チャンネルとの接続を切り替える切替スイッチと、を有し、
    前記超音波観測装置は、
    前記超音波内視鏡を接続する接続部と、
    前記送受信チャンネルを有する送受信部と、
    前記切替スイッチの接続状態を制御する切替制御部と、を有し、
    前記圧電素子の数は、前記送受信チャンネルの数より多く、
    前記切替制御部は、
    前記送受信チャンネルと接続されない前記圧電素子を等間隔に選択する第1の接続状態と、前記送受信チャンネルと接続される前記圧電素子を所定の領域に連続して選択する第2の接続状態と、を切り替えることを特徴とする超音波観測システム。
  2. 前記超音波観測装置は、前記超音波内視鏡から前記圧電素子の数に関する情報を取得する取得部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波観測システム。
  3. 前記切替制御部は、前記接続された超音波内視鏡の切替スイッチの接続状態を制御して、前記送受信チャンネルの少なくとも一部をそれぞれ定められた2つの前記圧電素子に所定のタイミングで交互に切り替えて接続する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の超音波観測システム。
  4. 超音波を送受信するための電気信号を送受信する超音波観測装置と接続する超音波内視鏡であって、
    前記電気信号に応じて超音波を送受信する複数の圧電素子を有する超音波振動子と、
    前記超音波観測装置の複数の送受信チャンネルと前記圧電素子との接続を切り替える切替スイッチと、
    前記切替スイッチの接続状態を制御する切替制御部と、
    を備え、
    前記圧電素子の数は、前記送受信チャンネルの数より多く、
    前記切替制御部は、
    前記送受信チャンネルと接続されない前記圧電素子を等間隔に選択する第1の接続状態と、前記送受信チャンネルと接続される前記圧電素子を所定の領域に連続して選択する第2の接続状態と、を切り替えることを特徴とする超音波内視鏡。
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