JP7270677B2 - 電子計測器用筐体 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載の電子計測器用筐体1は、各面が四角形の六面体で形成される筐体2と、
前記筐体2における1つの面である操作面7において隣接する対の隅部14のそれぞれに、該操作面7に直交する側板31に対して平行に固定される基端部15と、該基端部15に対して折れ曲がるとともに、前記側板31に対して傾斜して前記操作面7の四角形外に延出する傾斜腕部32とから形成され、前記操作面7の四角形外に突出する一対の腕部3と、
前記対となる隅部14間の距離に応じた長さに形成され、前記一対の腕部3におけるそれぞれの突出先端部16に長手方向の両端部が固定される棒状のグリップ4と、
を具備することを特徴とする。
前記一対の腕部3と前記グリップ4とが、コ字状の把手17を構成し、
前記操作面7において対となる隅部14と、前記操作面7において他の対となる隅部14との双方に、前記把手17が固定され、
双方の前記把手17は、それぞれの前記腕部3が前記操作面7の四角形外へ突出しつつ、前記操作面7を挟んで前記筐体2と反対側となる手前に傾斜し、かつ前記対となる隅部14をつなぐ辺部5,6と前記グリップ4との間に、手指の入る間隙28を有することを特徴とする。
前記操作面7における対角に固定される前記腕部3が同一形状となることを特徴とする。
前記腕部3が、前記基端部15にコーナー部42を有し、前記コーナー部42は、前記操作面7とそれに隣り合う2つの側面31,46とが交わる3面頂角部37を覆うことを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る電子計測器用筐体1の斜視図である。
本実施形態に係る電子計測器用筐体1は、光パルス試験機やスペクトラムアナライザ等の測定器を収容する。これらの測定器を電子計測器用筐体1に収容した電子計測器は、突起物を除き、一例として幅が426mm、高さが265mm、奥行きが578mmとなる。重量は、最大で50kg程度となる。
電子計測器用筐体1は、例えば操作面7の高さ寸法がH1,H2,H3(H1<H2<H3)で異なる場合、操作面7の高さ寸法に応じグリップ4の長さがL1,L2,L3(L1<L2<L3)が設定される。この場合、グリップ4の上下を固定する腕部3は、グリップ4の長さ違いに関わらず同一のものが使用される。つまり、図2(a)に示す高さ寸法H1の短めの操作面7である場合には短めの長さL1のグリップ4を、図2(b)に示す高さ寸法H2の中程度の操作面7である場合には中程度の長さL2のグリップ4を、図2(c)に示す高さ寸法H3の長めの操作面7である場合には長めの長さL3のグリップ4を、とそれぞれに対応させて、グリップ4の長さ(L1~L3)のみを変えれば、高さ寸法(H1~H3)の異なる筐体2へ対応することができる。
把手17は、腕部3を貫通する固定ねじ18が、筐体2の化粧枠19を貫通して、その内側で重なる前枠20の裏側で螺着される。化粧枠19と前枠20とは、額縁状の前面枠21を構成する。そのため、腕部3には、固定ねじ18が貫通する挿通孔22が穿設される。化粧枠19には、固定ねじ18が貫通する貫通孔23が穿設される。前枠20には、固定ねじ18が貫通する透孔24が穿設される。化粧枠19は、前枠20に前方から被せられる。前枠20は、筐体2の上下左右の外側板となる巻胴25の前面開口26(図6参照)に突き当たる。前枠20には、前面開口26と突き当たる縁部分に、所定断面形状のパッキン27が環状に装着される。パッキン27には、例えば導電性ゴム等が用いられている。パッキン27は、巻胴25の縁部分と前枠20とを隙間なく介在することとなり電磁シールドすることができる。そして、筐体2は、電磁シールド的に弱くなるところを、腕部3が覆う構造となっている。
電子計測器用筐体1において、左右双方の把手17は、それぞれの腕部3が操作面7の四角形外へ突出しつつ、操作面7を挟んで筐体2と反対側となる手前(矢印a方向)に傾斜して突出する。これにより、把手17のグリップ4と、対となる隅部14をつなぐ辺部、すなわち、左辺部5,右辺部6とグリップ4との間には、手指の入る間隙28が形成されている。グリップ4と筐体2とは、筐体2の幅がW、左右のグリップ4の間隔がGであるとき、G>Wであり、グリップ4と筐体2との間隙28は、正面視で(G-W)/2となる。少なくともこの間隙28は、手指から掌の入る大きさ、すなわちグリップ4を握ることのできる間隔を備えた長さとなっている。
腕部3は、基端部15が、操作面7と直交する筐体2の巻胴側板部31と平行になって固定ねじ18により固定される。基端部15には、基端部15に対して折れ曲がり、操作面7よりも手前に延出する傾斜腕部32が形成される。傾斜腕部32は、巻胴側板部31に対して操作面7の四角形外となるように図4に示す傾斜角θで傾斜する。
左右に配置される腕部3は、この傾斜腕部32同士の左右対向面に、締結ねじ33の挿入される締結孔34が穿設されている。上下に配置される腕部3は、傾斜腕部同士の上下対向面に、グリップ4の両端から小径で突出する角軸部35が挿入される角穴となったグリップ孔36が穿設される。グリップ4は、両端部の角軸部35がグリップ孔36に挿入され平坦面同士が接することにより回転が規制される。グリップ孔36に挿入された角軸部35は、締結孔34に挿入された締結ねじ33が側方に螺合して腕部3と一体に固定される。なお、角軸部35は、グリップ4の両端部において、周面の一部に平らな面を切削などで形成した構造とし、回転しないようにしてもよい。
また、角軸部35がグリップ孔36に圧入で固定されていれば、締結ねじ33や締結孔34は必須ではない。
本実施形態は、上述の通り、化粧枠19と前枠20とで額縁状の前面枠21を構成する。化粧枠19は、図3に示すように、巻胴25の巻胴側板部31と略面一となる化粧枠側板部53と、巻胴上下板部46と略面一となる化粧枠上下板部52とを有するとともに、前面となり操作面7の周囲部分を兼ねる前面板部57とを有する断面L字形状が連続する額縁状となって構成されている。
本実施形態における操作面7は、この化粧枠19の前面板部57よりなる中空矩形な外枠状部分、すなわち図1に示す電源スイッチ9が配置される矩形枠状の面と、この前面板部57を周囲に配置して面一に位置する上述した表示画面8、各ボタン10等を備えた面とで構成される。化粧枠19の内側には、前枠20が、化粧枠19に覆われて配置される。
前枠20の枠端面47には、巻胴25の前面開口26の先端面が対向する。巻胴25の先端近傍には、略Z字状のクランク曲げ部48が形成される。巻胴25は、クランク曲げされた先端が前枠20の先端面に対向し当接することで、クランク曲げ部48よりも後方が化粧枠19の外側面と面一となる。つまり、クランク曲げ部48は、化粧枠19の枠端部49を板厚方向で収容する挿入間隙を形成している。この挿入間隙には、上述のパッキン27が装着される。腕部3は、貫通孔23に挿通された固定ねじ18が化粧枠19,前枠20,シャーシ50を貫通してシャーシ50の裏側に配置される雌ねじ部51に螺合される。従って、腕部3は、化粧枠19,前枠20,シャーシ50を共締めして筐体2に強固に固定される。
筐体2には、図7及び図3に示すように、化粧枠上下板部52と化粧枠側板部53との境に折り曲げクリアランス54が存在する。また、前枠上下板部55と前枠側板部56との境にも折り曲げクリアランス54が存在する。電子計測器用筐体1は、化粧枠19と前枠20とが折り曲げ成形であることから、いずれも板部の縁同士間にスリット状のクリアランス54が微小ながら生じ、このクリアランス54を介して筐体2内と外部とが通じてしまう。そこで、電子計測器用筐体1は、筐体2の3面頂角部37が、腕部3のコーナー部42に形成された3面内隅形状で覆われることにより、このクリアランス54が閉塞されている。
なお、図7の縦断面図は一例であり、化粧枠上下板部52と化粧枠側板部53との境に折り曲げクリアランス54がない形状とすることもできる。
グリップ4は、中実丸棒の他、中空丸棒や角材も利用可能である。
また、3面頂角部37を覆うことが可能となることで、上記したクリアランス54が覆われ、この3面頂角部31の電磁シールド性能を向上させることができる。
2…筐体
3…腕部
4…グリップ
5…辺部(左辺部)
6…辺部(右辺部)
7…1つの面(操作面,前面)
14…隅部
15…基端部
16…突出先端部
17…把手
28…間隙
31…側面(巻胴側板部)
37…3面頂角部
42…コーナー部
46…側面(巻胴上下板部)
Claims (4)
- 各面が四角形の六面体で形成される筐体(2)と、
前記筐体における1つの面である操作面(7)において隣接する対の隅部(14)のそれぞれに、該操作面に直交する側板(31)に対して平行に固定される基端部(15)と、該基端部に対して折れ曲がるとともに、前記側板に対して傾斜して前記操作面の四角形外に延出する傾斜腕部(32)とから形成され、前記操作面の四角形外に突出する一対の腕部(3)と、
前記対となる隅部間の距離に応じた長さに形成され、前記一対の腕部におけるそれぞれの突出先端部(16)に長手方向の両端部が固定される棒状のグリップ(4)と、
を具備することを特徴とする電子計測器用筐体。 - 前記一対の腕部と前記グリップとが、コ字状の把手(17)を構成し、
前記操作面において対となる隅部と、前記操作面において他の対となる隅部との双方に、前記把手が固定され、
双方の前記把手は、それぞれの前記腕部が前記操作面の四角形外へ突出しつつ、前記操作面を挟んで前記筐体と反対側となる手前に傾斜し、かつ前記対となる隅部をつなぐ辺部(5,6)と前記グリップとの間に、手指の入る間隙(28)を有することを特徴とする請求項1に記載の電子計測器用筐体。 - 前記操作面における対角に固定される前記腕部が同一形状となることを特徴とする請求項2に記載の電子計測器用筐体。
- 前記腕部が、前記基端部にコーナー部(42)を有し、前記コーナー部は、前記操作面とそれに隣り合う2つの側面(31,46)とが交わる3面頂角部(37)を覆うことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の電子計測器用筐体。
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