JP5458414B2 - 光トランシーバ - Google Patents

光トランシーバ Download PDF

Info

Publication number
JP5458414B2
JP5458414B2 JP2010151142A JP2010151142A JP5458414B2 JP 5458414 B2 JP5458414 B2 JP 5458414B2 JP 2010151142 A JP2010151142 A JP 2010151142A JP 2010151142 A JP2010151142 A JP 2010151142A JP 5458414 B2 JP5458414 B2 JP 5458414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
optical
optical transceiver
movable member
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010151142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012013998A (ja
Inventor
秀己 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Device Innovations Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Device Innovations Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Device Innovations Inc filed Critical Sumitomo Electric Device Innovations Inc
Priority to JP2010151142A priority Critical patent/JP5458414B2/ja
Publication of JP2012013998A publication Critical patent/JP2012013998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5458414B2 publication Critical patent/JP5458414B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ケージに対して挿抜可能に構成される光トランシーバに関する。
特許文献1には、プラガブル光トランシーバに取り付けられるEMI(Electromagnetic Interference)用シールド部品(EMI collar)が記載されている。このシールド部品は、ハウジングに取り付けられた複数の弾性フィンガを有し、ケージへの挿入の際に複数の弾性フィンガの先端がゲージに接触することにより、シールド性能を高めている。
米国特許第7597590号明細書
近年、SFP(Small Form-Factor Pluggable)トランシーバに代表される光通信用の挿抜可能な光トランシーバにおいて、EMIに対するシールド性を高めるために、特許文献1に記載された弾性フィンガのような導電フィンガを設けることが多く行われている。このような導電フィンガによるシールド性を更に高めるには、導電フィンガの面積や本数をより大きく(多く)したり、或いは導電フィンガとケージとの接触力を大きくするとよい。しかし、導電フィンガの面積や数の増加、或いは接触力の増大によって、光トランシーバをケージに挿入する際や引き抜く際により大きな摩擦力が発生する。光トランシーバをケージに挿入する際の力および引き抜く際の力は規格により定められているので、これらの対策には限度がある。
なお、ケージの材質や形状は種々存在するので、導電フィンガとケージとの間に生じる摩擦力を光トランシーバのみから見積もることは難しい。しかし、摩擦力が小さいと、導電フィンガとケージとが確実には接触せず、シールド性能が低下する場合がある。一方、上述したように、摩擦力を大きくすると挿入力および抜去力が大きくなってしまう。このように、導電フィンガとケージとの摩擦力に関する設計は極めて難しい。現在市販されている光トランシーバの中には、導電フィンガの本数を少なくしたり、或いは接触力を小さくしたりして挿抜容易性を優先しているものがある。その結果、シールド性能が不安定となり、ケージの材質や形状によってはノイズが漏れ出すおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、挿抜容易性を保ちつつシールド性能をより高めることができる光トランシーバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による光トランシーバは、光コネクタを受け入れる光レセプタクルと、光レセプタクルに一端部が固定され、当該光トランシーバがケージに挿入された際に該ケージの内面と接触する可撓性の導電フィンガとを有する当該ケージに対し挿抜可能な光トランシーバであって、光レセプタクルの外面に配置された可動部材を備え、可動部材が、ケージへの挿入時にケージの縁に当接する第一当接面と、導電フィンガと光レセプタクルとの間に延びる第二当接面とを有し、第一当接面とケージとが当接することにより、可動部材がケージへの挿入方向と交差する第1の軸を中心として回転し、第二当接面が導電フィンガの端部を押し上げることを特徴とする。
この光トランシーバがケージに挿入されると、光レセプタクルに固定された導電フィンガがケージの内壁と接触する。このとき、導電フィンガは、可撓性を有するので内側に(すなわち、上記可動部材の第二当接面へ向けて)撓む。一方、上記可動部材の第一当接面とケージとが当接することにより、上記可動部材が回転して第二当接面がケージの内面に近づき、第二当接面が導電フィンガの端部を押し上げる。これにより、導電フィンガとケージ内壁との接触圧が増し、シールド性が高まる。また、光トランシーバをケージから引き抜く際には、光トランシーバを僅かに引き抜いた時点で上記可動部材の第一当接面とケージとが離れるので、第二当接面が導電フィンガの端部を押し上げる作用がなくなり、光トランシーバを小さな力で引き抜くことができる。すなわち、この光トランシーバによれば、挿抜容易性を保ちつつシールド性能をより高めることができる。
また、光トランシーバは、可動部材が金属製であり、光トランシーバがケージに挿入された状態で、第一当接面が光レセプタクルの外面とケージとの隙間の少なくとも一部を塞ぐことを特徴としてもよい。これにより、シールド性能を更に高めることができる。
また、光トランシーバは、可動部材の第一当接面と第二当接面との成す角が鋭角であることを特徴としてもよい。これによって、第一当接面とケージとの当接により第二当接面がケージの内面に近づく構成を好適に実現できる。
また、光トランシーバは、可動部材が金属製であり、ケージへの挿入方向と交差する第2の軸のまわりに回転可能なベールを更に備え、可動部材が、光トランシーバがケージに挿入された状態でベールに接触する部分を更に有することを特徴としてもよい。これにより、上記可動部材を介して導電フィンガとベールとが電気的に接続されるので、シールド性を更に高めることができる。
本発明による光トランシーバによれば、挿抜容易性を保ちつつシールド性能をより高めることができる。
図1は、第1実施形態に係る光トランシーバの斜視図である。 図2は、図1に示した光トランシーバを分解して示す斜視図である。 図3は、光レセプタクルの外観を示す斜視図である。 図4は、導電部材(グランドフィンガ)を示す斜視図である。 図5は、可動部材を示す図である。図5(a)は可動部材の斜視図であり、図5(b)は可動部材の側面図である。 図6は、ケージへ挿入された状態における光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図である。 図7は、比較のため、可動部材を備えない光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図であって、ケージへ挿入された状態を示している。 図8は、第2実施形態に係る光トランシーバが備える光レセプタクルの外観を示す斜視図である。 図9は、第2実施形態に係る光トランシーバが備える可動部材を示す図である。図9(a)は可動部材の斜視図であり、図9(b)は可動部材の側面図である。 図10は、未挿入状態における光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図である。 図11は、ケージへ挿入された状態における光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図である。 図12は、光トランシーバがケージに挿入された状態において、可動部材付近を拡大して示す側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光トランシーバの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1実施形態に係る光トランシーバの斜視図である。図2は、図1に示した光トランシーバを分解して示す斜視図である。図1及び図2に示す光トランシーバ10の筐体は、SFPの規格に合致するものである。この光トランシーバ10は、ホストシステムのケージに収容されて使用されるものである。
光トランシーバ10は、軸Zに沿って各部品を備えている。この軸Zは、光トランシーバ10が備える発光モジュール及び受光モジュールの光軸と略平行である。光トランシーバ10は、光レセプタクル16Aを軸Z方向の一端側に有しており、当該軸Z方向における他端側に電気コネクタプラグ20pを有する。なお、以下の説明では、光トランシーバ10の該光レセプタクル16Aを備えている側を前方側、他端側を後方側ということがある。
光レセプタクル16Aは、光ファイバの先端に設けられた光コネクタを受け入れる。電気コネクタプラグ20pは、この光トランシーバ10を搭載するホストシステムの基板上の電気コネクタと係合する。
光トランシーバ10では、カバー28が他の部品を覆っている。光トランシーバ10は、ホストシステムの基板上に設けられた金属製のケージに後方側から挿入される。このときの挿入方向は軸Zの方向と一致している。そして、ケージの最深部に搭載されたホスト電気コネクタと光トランシーバ10の電気コネクタプラグ20pとが互いに結合することによって、光トランシーバ10とホストシステムとの間の電気的な通信経路が確立される。この結合は、ホストシステムの電源をオフすること無く行えるので、かかる光トランシーバ10は、ホットプラガブル(活線挿抜可能な)光トランシーバと呼ばれている。
光レセプタクル16Aは、一端側から挿入される一芯の光コネクタと係合する。また、光トランシーバ10は、光レセプタクル16Aの前方側を通るように回転運動(ピボット運動)可能なベール12を有する。ベール12は、ケージへの挿入方向(軸Z)と交差する方向に延びる回転軸Y1(第2の軸)のまわりに光レセプタクル16Aの側面に取り付けられている。ベール12は、軸回転動作によって、光トランシーバ10の底面に付属するアクチュエータ14にシーソー運動を誘起し、このシーソー運動がアクチュエータ14とケージの係合状態を解除することによって、ホストシステムから取り出される。
光レセプタクル16Aの後方部には、導電部材30の複数の接地フィンガ(導電フィンが)が突き出ている。光トランシーバ10をケージに挿入すると、これら接地フィンガがケージの内面に当接して、光トランシーバ10の筐体がホストシステムのグランドに接続される。これにより、光トランシーバ10内で発生した電磁雑音が周囲へ発散することが抑制され、且つ、外来雑音が光トランシーバ10内に混入することが抑制される。さらに、筐体を筐体内の回路グランド(信号グランド)とは別のグランド(筐体グランド)に接地することで、送信側と受信側との間の信号クロストークを低減できる。
図2に示すように、光トランシーバ10は、ベール12、アクチュエータ14、光レセプタクル16A、光モジュール18a及び18b、回路基板(Printed Circuit Board:PCB)20、ベース22、サブベース24、カバー28、導電部材30、並びに、可動部材32を備えている。
ベール12及びアクチュエータ14は、光レセプタクル16Aに組付けられている。本実施形態では、ベール12とアクチュエータ14は金属製のものであるが、樹脂製であってもよい。
光レセプタクル16Aは、光コネクタと光モジュール18a及び18bとを光学的に結合するための空間を画成する。光レセプタクル16Aは、樹脂製の部品である。光レセプタクル16Aは、一端側から光コネクタを受容し、他端側から光モジュール18a及び18bを受容する。
光レセプタクル16Aは、後壁を有する。当該後壁には2つの円形の孔が形成されている。この孔には、光モジュール18a及び18bの筒状の光結合部の前方側が挿入される。これによって、光モジュール18a及び18bは、その軸Z方向に交差する方向において、光レセプタクル16Aに対して高精度に位置決めされる。
また、光トランシーバ10では、ベース22を光レセプタクル16Aに係合させることによって、光モジュール18a及び18bを光レセプタクル16Aに押し付ける応力が誘起される。これによって、光モジュール18a及び18bが光レセプタクル16Aに対して位置決めされ、且つ、固定される。さらに、カバー28が光レセプタクル16Aに係合されることにより、光レセプタクル16Aとベース22とが互いに固定されるので、光モジュール18a及び18bが光レセプタクル16Aとベース22との間に安定して保持される。
ベース22は、光モジュール18a及び18bを保持する金属製の部品である。ベース22の前方壁は大きく切り込まれており、この切り込みに光モジュール18a及び18bの光結合部がセットされる。さらに、セットされた光結合部をベース22の前方壁が光レセプタクル16Aに向けて押し付けることで、ベース22が光モジュール18a及び18bを光レセプタクル16Aに対して固定する。
サブベース24は、ベース22に係合することによって、PCB20を、ベース22と当該サブベース24との間に挟持する。また、サブベース24の平坦部と、PCB20上に搭載された集積回路IC(駆動回路)20aとが熱拡散部材76を介して接触する。このサブベース24の後端部はカバー28の後方側に露出している。この後端部が提供する面(放熱面)は、光トランシーバ10をケージ内の所定位置にセットすると、ケージの奥壁に接触する。これにより、PCB20上のIC20aからホストシステムのケージまでの放熱経路が確保される。
カバー28は、軸Z方向に延びる空間を画成している。カバー28は、前方側及び後方側に開口している。カバー28は、その内部の空間に、PCB20、ベース22、及び、サブベース24を収容している。カバー28は、PCB20を挟みこんだベース22とサブベース24とを覆うように光トランシーバ10の後方側から組立てられる。カバー28は、その前方側の開口28aを光レセプタクル16Aの側面の突起16nに係合させることによって、光レセプタクル16Aに組み付けられる。
以上のように、光トランシーバ10では、各部品が全て嵌め合わせにより組立てられている。即ち、光トランシーバ10の組立には、ねじによる固定、接着、溶接等の付帯的工程は用いられていない。したがって、製造プロセスが簡易であり、コストダウンが容易となる。
図3は、光レセプタクル16Aの外観を示す斜視図である。光レセプタクル16Aは、樹脂製の部品である。本実施の形態の光レセプタクル16Aは、めっき等の表面処理を施されていない。図3に示すように、光レセプタクル16Aは、前方部16a、中間部16b、後方部16cを含む。前方部16a、中間部16b、及び後方部16cは、軸Zに沿って前方側から後方側へと順に並んでいる。
前方部16aには、光コネクタを受け入れる開口16d及び16eが、当該前方部16aの前方端の中央に設けられている。これらの開口16d及び16eは、光コネクタと光モジュール18a及び18bとを光学的に結合するための空間に連続している。なお、本例では、光レセプタクル16Aは、LC型の光コネクタに準拠する形態を有する。前方部16aは、軸Z方向に延びる一対の側壁16fを含んでいる。側壁16fは、上記の空間の一部を画成している。側壁16fそれぞれの外面には、突起16gが設けられている。突起16gは、ベール12を回転可能に支持するためのものである。この突起16gを中心として、ベール12は、開口16d及び16eの前方を通るように回転することができる。
後方部16cには、光モジュール18a及び18bを取り付けるための後壁と、この後壁の上側縁部から延びる天板部16hとが設けられている。天板部16hの前端外面には、凹部16iが形成されている。凹部16iは、軸Z方向と直交する方向に延びている。この凹部16iには、後述する可動部材32が収容される。後方部16cの凹部16iの両端には、軸受16jが形成されている。軸受16jは、可動部材32が有する円柱状の回転軸を支える為に設けられる。軸受16jは、半円形断面の溝が軸Z方向と直交する方向に延びることにより構成されている。なお、軸受16jの形状は図に示されたものに限らず、軸Zと直交する軸まわりに可動部材32を揺動可能に支持できる形状であればよい。
図4は、導電部材(グランドフィンガ)30を示す斜視図である。導電部材30は、一枚の金属板について切断/折り曲げ加工のみによって作製された部品であり、接着、溶接等による加工は施されていない。
導電部材30は、中央片30aを有する。中央片30aは、軸Zに交差する面に沿っている。本例では、中央片30aは、略矩形の平面形状を有する。この中央片30aには、2つの開口30m及び30nが形成されている。これらの開口30m及び30nを光モジュール18a及び18bの光結合部が貫通することによって、中央片30aが光モジュール18a及び18bと光レセプタクル16Aとの間に挟まれ、光モジュール18a及び18bと接触する。中央片30aの上側の縁部には後方部30cが連続している。後方部30cは、断面コの字状をなしており、光レセプタクル16Aの天板部16hをトレースする形状である。この後方部30cは、天板部16hの下面をなぞる下側後方片30dと、天板部16hの上面をなぞる上側後方片30eを含んでいる。上側後方片30eの前方端からは複数の上側フィンガ部(導電フィンガ)30fが前方側に突き出している。上側フィンガ部30fは、外側へ膨らんだ形状を有する。
また、中央片30aの両側の縁部には、前方へ延びるサイドフィンガ部30hが連続している。サイドフィンガ部30hも、中心軸Zに対して外側へ膨らんだ形状を有する。このサイドフィンガ部30hには、開口30iが形成されている。この開口30iには、光レセプタクル16Aの突起16nが嵌り込む。また、サイドフィンガ部30hの後方下端には、前方へ延びる下側フィンガ部30jが連続している。この下側フィンガ部30jも同様に軸外側へ膨らんだ断面形状を有する。以上のような構造の導電部材30は、光レセプタクル16Aの周面を覆うように設けられている。この導電部材30のフィンガ部30f、30h、及び30jは、光トランシーバ10がホストシステムのケージに挿入された際に、導電性のケージの内面に接触して光トランシーバ10の筐体のホストシステムへの接地を確実なものとする。そのために、フィンガ部30f、30h、及び30jは、可撓性を有する薄い金属板からなる。上側後方片30eを含む後方部30cが光レセプタクル16Aの天板部16hをトレースしていることによって、フィンガ部30f、30h、及び30jの一端部は光レセプタクル16Aに固定される。また、後方部30cがカバー28の前端と接触することにより、光モジュール18a及び18bからカバー28に伝えられた熱は、この導電部材30の後方部30c、および上側フィンガ部30fを介してケージに伝えられる。
図5は、可動部材32を示す図である。図5(a)は可動部材32の斜視図であり、図5(b)は可動部材32の側面図である。図6は、ケージCへ挿入された状態における光トランシーバ10の側面の一部を拡大して示す図である。
可動部材32は、光レセプタクル16Aの外面上に配置される。一実施例では、可動部材32は、光レセプタクル16Aの凹部16iに収容される。図5に示されるように、可動部材32は、軸Zと交差する方向に延びる形状を有しており、該方向における可動部材32の両端には、突起状の軸32aが設けられている。突起状の軸32aは、可動部材32の両側面において軸Zと交差する方向に突出しており、光レセプタクル16Aの軸受16jに収容される。したがって、可動部材32は、軸Y2(第1の軸)のまわりでピボット運動することができる。
可動部材32は、第一当接面32bおよび第二当接面32cを有する。図6に示されるように、第一当接面32bは、光トランシーバ10がケージへ挿入される際に、ケージの縁に当接する。そのため、図5に示されるように、第一当接面32bは、挿入方向に沿った軸Zと交差する方向に延びている。また、第一当接面32bは、ケージの縁に当接した際にその上端側が前方へ移動できるように、非当接時には軸Zと直交する平面に対して僅かに後方に倒れる。
図6に示されるように、第二当接面32cは、光トランシーバ10がケージへ挿入されたときに、ケージCへ近づき、光レセプタクル16Aの上側フィンガ部30fと当接する。そのため、第二当接面32cは、導電部材30の上側フィンガ部30fの先端部(すなわち、上側後方片30eに固定された一端部とは反対側の他端部)と、光レセプタクル16Aとの間に延びており、上側フィンガ部30fの先端部と対向する。この第二当接面32cは、第一当接面32bがケージCの縁に当接していない状態では軸Zと略平行である。そして、第一当接面32bがケージCの縁に当接すると、可動部材32が軸Y2を中心として回転し、第二当接面32cが軸Y2を回転中心として持ち上げられる。一方、光トランシーバ10がケージCへ挿入される際、上側フィンガ部30fは、ケージCの内面に押さえ付けられるので光レセプタクル16Aへ向けて内側に撓む。したがって、上側フィンガ部30fの先端と第二当接面32cとが最終的に当接し、第二当接面32cが上側フィンガ部30fを押し上げる。
上述したように、第二当接面32cは、非挿入時には軸Zと略平行であり、挿入時には軸Y2まわりに回転して持ち上がる。一方、第一当接面32bは、ケージCに当接したときに軸Z方向と直交する面に沿った状態で停止することが好ましい。その為に、第一当接面32bと第二当接面32cとの成す角θ1は、図5(b)に示されるように鋭角(θ1<90°)となっている。また、軸Y2に垂直な断面において、第一当接面32bを含む平面と第二当接面32cを含む平面との交線を基準とする、第一当接面32bの端部までの距離L1と第二当接面32cの端部までの距離L2とは、L1<L2の関係を満たすことが好ましい。
また、図6に示されるように、挿入時において、第一当接面32bは、光レセプタクル16Aの外面と、ケージCとの隙間を塞いでいる。このように、第一当接面32bは、光レセプタクル16Aの外面とケージCとの隙間の少なくとも一部を塞ぐような形状であるとよい。
以上に説明した、本実施形態の光トランシーバ10により得られる効果について説明する。図7は、可動部材32を備えない光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図であって、ケージCへ挿入された状態を示している。
図7に示されるように、光トランシーバをケージCに挿入すると、上側フィンガ部30fが内側に撓み、光レセプタクル16Aの上面とケージCとの隙間に挟まれる。そして、この隙間が狭いほど、上側フィンガ部30fとケージCとの接触圧が高まり、より効果的にシールドできる。しかし、このように接触圧を高めるとケージCに対して光トランシーバを挿入/抜去する際に必要な力も増加する。ケージCに対する光トランシーバの挿入/抜去力の上限値は規格で定められているので、上側フィンガ部30fとケージCとの接触圧を十分に高めることは難しい。
このような問題に対し、本実施形態の光トランシーバ10においては、光トランシーバ10の挿入を開始する際、可動部材32の第一当接面32bとケージCとが当接するまでは第二当接面32cが挿入方向(軸Z)と略平行なので、上側フィンガ部30fに外力が与えられることなく光トランシーバ10を小さな力で挿入することができる。その後、可動部材32の第一当接面32bとケージCとが当接することにより、可動部材32が動いて第二当接面32cがケージCの内面に近づき、第二当接面32cとケージCとの隙間が狭くなる。また、上側フィンガ部30fと第二当接面32cとが互いに当接して停止する。これにより、狭い隙間でもって上側フィンガ部30fが第二当接面32cに支持されるので、上側フィンガ部30fとケージCの内面との接触圧が増し、シールド性を高めることができる。また、光トランシーバ10をケージCから引き抜く際には、光トランシーバ10を僅かに引き抜いた時点で可動部材32の第一当接面32bとケージCとが離れ、第二当接面32cもケージCの内面から遠ざかるので、上側フィンガ部30fとケージCとの接触圧が小さくなり、光トランシーバ10を小さな力で引き抜くことができる。
すなわち、この光トランシーバ10によれば、ケージCへの挿入途中では挿入に必要な力が小さくて済み、その後、光トランシーバ10とケージCとがラッチするときに、上側フィンガ部30fとケージCとの接触圧が増加する。そして、光トランシーバ10をケージCから引き抜く際には、挿入時と同様に小さな力で済む。このように、本実施形態の光トランシーバ10によれば、挿抜容易性を保ちつつ、シールド性能をより高めることができる。
また、本実施形態のように、可動部材32は金属製であり、ケージCへの挿入時に、第一当接面32bが光レセプタクル16Aの外面とケージCとの隙間の少なくとも一部を塞ぐことが好ましい。可動部材32はケージCと当接することによってケージCと電気的に接続されるので、可動部材32が光レセプタクル16Aの外面とケージCとの隙間を塞ぐことによってシールド性能を更に高めることができる。
(第2の実施の形態)
図8は、第2実施形態に係る光トランシーバが備える光レセプタクル16Bの外観を示す斜視図である。図9は、本実施形態に係る光トランシーバが備える可動部材33を示す図である。図9(a)は可動部材33の斜視図であり、図9(b)は可動部材33の側面図である。図10は、未挿入状態における光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図である。図11は、ケージCへ挿入された状態における光トランシーバの側面の一部を拡大して示す図である。
本実施形態の光レセプタクル16Bは、次の点を除いて、第1実施形態の光レセプタクル16Aと同様の構成を有する。すなわち、図8に示されるように、光レセプタクル16Bは、第1実施形態の軸受16jに代えて、突起状の軸16kを有する。突起状の軸16kは、前方部16aの両側壁16fに形成されている。この突起状の軸16kは、可動部材33が有する孔に挿通され、可動部材33を揺動可能に支える為に設けられる。突起状の軸16kは、円形断面の柱状突起が軸Z方向と直交する方向に延びることにより構成されている。なお、突起状の軸16kの形状は図に示されたものに限らず、軸Zと直交する軸まわりに可動部材33を揺動可能に支持できる形状であればよい。
可動部材33は、一枚の金属板について切断/折り曲げ加工のみによって作製された部品であり、接着、溶接等による加工は施されていない。可動部材33は、光レセプタクル16Bの外面上に配置される。一実施例では、可動部材33は、光レセプタクル16Bの凹部16iに収容される。図9(a)に示されるように、可動部材33は、軸Zと交差する方向に延びる形状を有する。また、該方向における可動部材33の両端には、軸Zに沿った側板部33aが設けられている。側板部33aは、光レセプタクル16Bの側壁16fに沿って延びる平板形状を有する。側板部33aの前縁33eは、ベール12の後縁に沿って延びている。また、この側板部33aには、軸Zと交差する方向に穿設された孔33bが形成されている。孔33bには、上述した突起状の軸16kが挿通される。したがって、可動部材33は、軸Y3のまわりにピボット運動することができる。
可動部材33は、第一当接面33cおよび第二当接面33dを有する。図11に示されるように、第一当接面33cは、光トランシーバ10がケージへ挿入される際に、ケージCの縁に当接する。そのため、図9に示されるように、第一当接面33cは、挿入方向に沿った軸Zと交差する方向に延びている。また、第一当接面33cは、ケージの縁に当接した際にその上端側が前方へ移動できるように、非当接時には軸Zと直交する平面に対して僅かに後方に倒れる(図10)。
第二当接面33dは、光トランシーバがケージへ挿入されたときに、ケージCへ近づき、光レセプタクル16Bの上側フィンガ部30fと当接する。そのため、第二当接面33dは、導電部材30の上側フィンガ部30fの先端部と光レセプタクル16Bとの間に延びており、上側フィンガ部30fの先端部と対向する。この第二当接面33dは、第一当接面33cがケージCの縁に当接していない状態(図10)では軸Zと略平行である。そして、第一当接面33cがケージCの縁に当接すると、可動部材33が軸Y3を中心として回転し、第二当接面33dが軸Y3を中心として持ち上げられる。一方、光トランシーバがケージCへ挿入される際、上側フィンガ部30fは、ケージCの内面に押さえ付けられるので光レセプタクル16Bへ向けて内側に撓む。したがって、上側フィンガ部30fの先端と第二当接面33dとが最終的に当接し、第二当接面33dが上側フィンガ部30fを押し上げる。
上述したように、第二当接面33dは、非挿入時には軸Zと略平行であり、挿入時には軸Y3まわりに回転して持ち上がる。一方、第一当接面33cは、ケージCに当接したときに軸Zと直交する面に沿った状態で停止することが好ましい。その為に、第一当接面33cと第二当接面33dとの成す角θ2は、図9(b)に示されるように鋭角(θ2<90°)となっている。また、軸Y3に垂直な断面において、第一当接面33cを含む平面と第二当接面33dを含む平面との交線を基準とする、第一当接面33cの端部までの距離L3と第二当接面33dの端部までの距離L4とは、L3<L4の関係を満たすことが好ましい。また、挿入時において、可動部材33の側板部33aは、第一当接面33cとケージCとの当接により可動部材33が動くことによって、光トランシーバがケージCに挿入された状態でベール12に接触する。本実施形態では側板部33aの前縁33eがベール12の後縁に沿っているので、側板部33aとベール12とが互いに密に接触する。
以上に説明した、本実施形態の光トランシーバにより得られる効果について説明する。本実施形態においても第1実施形態と同様に、可動部材33の第一当接面33cとケージCとが当接することにより、可動部材33が動いて第二当接面33dがケージCの内面に近づき、第二当接面33dとケージCとの隙間が狭くなる。また、上側フィンガ部30fと第二当接面33dとが互いに当接して停止する。これにより、狭い隙間でもって上側フィンガ部30fが第二当接面33dに支持されるので、上側フィンガ部30fとケージCの内面との接触圧が増し、シールド性を高めることができる。また、光トランシーバをケージCから引き抜く際には、光トランシーバを僅かに引き抜いた時点で可動部材33の第一当接面33cとケージCとが離れ、第二当接面33dもケージCの内面から遠ざかるので、上側フィンガ部30fとケージCとの接触圧が小さくなり、光トランシーバを小さな力で引き抜くことができる。
また、本実施形態のように、可動部材33が金属製であり、光トランシーバがケージCに挿入された状態で、第一当接面33cが光レセプタクル16Bの外面とケージCとの隙間の少なくとも一部を塞ぐことが好ましい。可動部材33はケージCと当接することによってケージCと電気的に接続されるので、可動部材33が光レセプタクル16Bの外面とケージCとの隙間を塞ぐことによってシールド性能を更に高めることができる。
また、本実施形態のように、金属製の可動部材33が、第一当接面33cとケージCとの当接により動く際にベール12に接触する部分(側板部33aの前縁33e)を有することが好ましい。ここで、図12は、光トランシーバがケージCに挿入された状態において、可動部材33付近を拡大して示す側面図である。図12に示されるように、可動部材33はケージCに当接されることにより、ケージCと電気的に接続される。一方、可動部材33は、その前縁33eにおいてベール12と密に接触している。従って、光レセプタクル16Bの前方部16aを覆うベール12がケージCのフレームグランド(Frame Ground)と電気的に接続されることとなり、シールド効果を更に高めることができる。特に、本実施形態では光レセプタクル16Bが非導電性の樹脂製であるため、このようなシールド効果が顕著となる。
10…光トランシーバ、12…ベール、14…アクチュエータ、16A,16B…光レセプタクル、16a…前方部、16b…中間部、16c…後方部、16d…開口、16f…側壁、16g…突起、16h…天板部、16i…凹部、16j…軸受、16k…軸、16n…突起、18a,18b…光モジュール、20…回路基板、22…ベース、24…サブベース、28…カバー、30…導電部材、30f…上側フィンガ部、30h…サイドフィンガ部、32,33…可動部材、32a…軸、32b,33c…第一当接面、32c,33d…第二当接面、33a…側板部、33b…孔、33e…前縁、76…熱拡散部材、C…ケージ、E1…縁部。

Claims (4)

  1. 光コネクタを受け入れる光レセプタクルと、前記光レセプタクルに一端部が固定され、当該光トランシーバがケージに挿入された際に該ケージの内面と接触する可撓性の導電フィンガとを有する当該ケージに対し挿抜可能な光トランシーバであって、
    前記光レセプタクルの外面に配置された可動部材を備え、
    前記可動部材が、
    前記ケージへの挿入時に前記ケージの縁に当接する第一当接面と、
    前記導電フィンガと前記光レセプタクルとの間に延びる第二当接面とを有し、
    前記第一当接面と前記ケージとが当接することにより、前記可動部材が前記ケージへの挿入方向と交差する第1の軸を中心として回転し、前記第二当接面が前記導電フィンガの端部を押し上げることを特徴とする、光トランシーバ。
  2. 前記可動部材が金属製であり、
    前記光トランシーバが前記ケージに挿入された状態で、前記第一当接面が前記光レセプタクルの外面と前記ケージとの隙間の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とする、請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記可動部材の前記第一当接面と前記第二当接面との成す角が鋭角であることを特徴とする、請求項1または2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記可動部材が金属製であり、
    前記ケージへの挿入方向と交差する第2の軸のまわりに回転可能なベールを更に備え、
    前記可動部材が、前記光トランシーバが前記ケージに挿入された状態で前記ベールに接触する部分を更に有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
JP2010151142A 2010-07-01 2010-07-01 光トランシーバ Active JP5458414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010151142A JP5458414B2 (ja) 2010-07-01 2010-07-01 光トランシーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010151142A JP5458414B2 (ja) 2010-07-01 2010-07-01 光トランシーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012013998A JP2012013998A (ja) 2012-01-19
JP5458414B2 true JP5458414B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=45600486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010151142A Active JP5458414B2 (ja) 2010-07-01 2010-07-01 光トランシーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5458414B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5845946B2 (ja) * 2012-02-10 2016-01-20 住友電気工業株式会社 プラガブル光トランシーバ
JP6861062B2 (ja) * 2017-03-22 2021-04-21 日本ルメンタム株式会社 サブマウント、光送信モジュール、光モジュール、光伝送装置、並びに、それらの制御方法
JP6920851B2 (ja) * 2017-03-29 2021-08-18 日本ルメンタム株式会社 半導体光素子、光送信モジュール、光モジュール、及び光伝送装置、並びにそれらの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584110U (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 株式会社高岳製作所 引出形回路遮断器の回路接地装置
US7125261B2 (en) * 2004-10-05 2006-10-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver with a pluggable function
JP2007233261A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Sumitomo Electric Ind Ltd プラガブル光トランシーバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012013998A (ja) 2012-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9935401B2 (en) Electrical receptacle connector
US10276982B2 (en) Electrical connector
KR101943946B1 (ko) 커넥터
JP5316234B2 (ja) 光トランシーバ
JP2007287850A (ja) 光トランシーバ
US7738262B2 (en) Plug-in unit and communication apparatus
JP7023499B2 (ja) 電気コネクタ
KR20180024511A (ko) 고속 신호 전송용 플렉시블 케이블 커넥터
JP5458414B2 (ja) 光トランシーバ
JP6749114B2 (ja) コネクタ
JP2011198861A (ja) 電子機器
JP4735342B2 (ja) ホストシステム
JP4586649B2 (ja) 光モジュール
KR101503130B1 (ko) 전자부품
JP6775783B2 (ja) 光コネクタ装置
TWM538265U (zh) 電子連接器
JP2007286195A (ja) 光トランシーバ
JP2021012774A (ja) コネクタ組立体
KR20130021419A (ko) 전자 부품
JP6319657B2 (ja) シールドコネクタ
JP3538834B2 (ja) 光データリンク
JP2013089571A (ja) コネクタ及びそのコネクタの外部シェルの製造方法
JP5223331B2 (ja) プラガブル光送受信モジュールとその実装方法
JP2007286187A (ja) 光トランシーバ
JP2017168407A (ja) プラグコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20130627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5458414

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250