JP7270471B2 - 潮流発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、海中において潮流エネルギーを利用して発電することのできる潮流発電装置に関する。
近年、再生エネルギーによる発電装置が見直されている。例えば海洋基本法に基づき策定された「海洋基本計画」では、管轄海域に賦存し、将来のエネルギー源となる可能性のある自然エネルギーに関し、地球温暖化対策の観点からも必要な取組や検討を進めるとして、政府として取り組む方向が示されている。
潮汐によって引き起こされる潮流や黒潮や親潮等のように定常な流れである海流のエネルギーで、プロペラやタービンを回すことにより潮流発電することができる。また、日本近海には関門海峡や明石海峡といった流速が速くて時間によって潮の流れが逆転する海峡が多くあり、潮流発電に好適であるといえる。
例えば特許文献1に記載された潮流発電装置は、中央部に設けられた角筒状または円筒状の空間の両側にそれぞれ端部の開口に向かって容積が拡大する第一拡大筒部及び第二拡大筒部を有する筒状体が海中に設置されている。この筒状体の四隅に設けられた係留ワイヤを介してアンカーを海底に設置している。筒状体の内側中央部に設けられた水車が第一拡大筒部及び第二拡大筒部内を流通する潮流を受けて回転することで、発電機で発電することができる。
特開2005-240786号公報
しかしながら、特許文献1に記載された潮流発電装置では、筒状体は第一拡大筒部、中央部、第二拡大筒部がパイプによる骨組みに耐蝕鋼板を取り付けて形成され、その上部の浮体に発電機等の発電設備を設置している。そのため、筒状体が複雑な形状を有する上に発電設備を筒状体と別個に設置する必要があり、構造が複雑でコスト高になるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、効率よく発電できる上に、構造が簡単で製造コスト及び設置コストを低廉にすることができる潮流発電装置を提供することを目的とする。
本発明による潮流発電装置は、外筒と、外筒の内側に配設されていてその端部は外筒に向けてテーパ状に拡径されている内筒と、内筒内に設けられていて潮流によって回転する水車と、水車の回転によって発電する発電装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、外筒から流入する潮流がテーパ状に傾斜する端部で収束させられて内筒内を高速で流れるため水車が高速で回転させられて発電装置で発電され、その後、潮流は内筒のテーパ状の端部で拡散させられて外筒から流出する。
また、外筒と内筒の間は周方向の仕切り壁と支持台で仕切られており、仕切り壁と支持台で仕切られた空間内にバラストが収納されていることが好ましい。
外筒が円筒状でも潮流発電装置の姿勢をバラストで維持でき、海中での設置高さも調整できる。
また、水車は同一方向または逆方向の向きに複数個設置されていることが好ましい。
水車が同一方向に複数個設置されていると回転による発電のパワーを向上でき、逆方向に複数個設置されていると潮流の向きが変化しても水車の回転による発電を継続できる。
また、水車は内筒内で回転可能であることが好ましい。
水車が内筒内で回転可能であると潮流の向きが変化したとしても水車の向きを変えることで発電を継続できる。
本発明による潮流発電装置は、外筒と、外筒の内側に配設されていてその端部は外筒に向けてテーパ状に拡径されている内筒と、内筒内に設けられていて潮流によって回転する水車と、水車の回転によって発電する発電装置と、を備えた発電ユニットが複数個連結されていることを特徴とする。
外筒内に内筒や水車や発電装置を設けた発電ユニットを複数個連結して配列することで、発電をより高効率で行える上に海中でも安定した姿勢で保持できる。
また、発電装置は外筒と内筒の間に設置されていてもよい。
別個に発電装置を液密に収納する設備を設置する必要がなく製造コストの低減に役立つ。
また、外筒と内筒は略円弧版状のセグメントを周方向及び軸方向に連結することで形成されており、内筒のテーパ状の端部は鋼板で形成されていることが好ましい。
本発明は、外筒と内筒をセグメントを組み立てることで形成でき、組み立てが容易で海中での耐久性が高い。
本発明による潮流発電装置は、外筒と内筒を二重に配設させており、内筒の内部に水車を配設して発電装置で発電するため、潮流によって効率よく発電できる上に構造が簡単で製造コストと設置コストを低廉にすることができる。
本発明の第一実施形態による潮流発電装置の概略斜視図である。 図1に示す外筒及び内筒の断面図である。 外筒及び内筒を示す斜視図である。 外筒及び内筒の長手方向に直交する断面図である。 第二実施形態による潮流発電装置の断面図である。 第三実施形態による潮流発電装置の断面図である。 第四実施形態による潮流発電装置の斜視図である。 (a)、(b)は変形例による潮流発電装置を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態による潮流発電装置について添付図面により説明する。
図1~図4は本発明の第一実施形態による潮流発電装置1を示すものである。
図1に示す潮流発電装置1は、海中に設置された二重管タイプの発電用筒体2と、発電用筒体2を海中の所定位置に係留するためのアンカー3と、発電用筒体2を海中に支持するための浮き4とを概略で備えている。アンカー3は係留ロープ6を介して発電用筒体2の下部に連結されている。浮き4は吊りロープ7を介して発電用筒体2の上部に連結されていて、発電用筒体2の上下方向位置が変動することを抑制している。なお、アンカー3が設置されていれば、浮き4は設置しなくてもよい。
次に潮流発電装置1の発電用筒体2について図2から図4により詳細に説明する。
発電用筒体2は図2~図4に示すように、略円筒状の外筒9と外筒9の内部に装着された内筒10とを備えている。外筒9と内筒10はいずれも例えばトンネル工事等に用いられるセグメントとしてRCセグメント11を用いて周方向及び軸方向に千鳥に組み立てている。
RCセグメント11は鋼材部分が腐食しないようにコンクリートの内側に配設され、表面はコンクリートで覆われている。RCセグメント11は板状で円弧版状に形成されており、複数のRCセグメント11を周方向及び軸方向に連結することで略円筒状に形成されている。
外筒9と内筒10は複数枚のRCセグメント11を継手を介して継手面同士を周方向に連結することでそれぞれセグメントリングを構築し、RCセグメント11の円弧状をなす主桁面同士を継手を介して千鳥に連結することで軸方向に連結してそれぞれ筒状に形成されている。内筒10は外筒9よりも少ない枚数でセグメントリングを構築するため比較的小径であり、しかもその軸方向長さも外筒9よりも短い。なお、セグメントとしてRCセグメント11に代えてコンクリートセグメントを採用してもよい。
図2に示すように、発電用筒体2は、外筒9の内部中央の下側に長手方向の所定間隔に略扇型の隔壁として複数の支持台13を設置して固定し、各支持台13の上部凹曲部13aに内筒10の底部を連結する。外筒9と内筒10と支持台13との間に挟まれた空間で支持台13の周方向両側は仕切り壁14によって封止されている。これら外筒9及び内筒10及び仕切り壁14で仕切られた空間内で支持台13に区分けされた複数の小空間内にはそれぞれバラスト15が収納されている。
バラスト15は砂利や土砂、石、コンクリ-ト、鉄材等でもよいし、海水や真水等でもよい。一対の仕切り壁14で区画されたバラスト15の空間は外筒9及び内筒10の底部の周方向で例えば1/4円程度の幅に設定されている(図4参照)。これにより、外筒9及び内筒10の1/4円の底部にバラスト15が収納されるため、外筒9が円筒形状でも海中でのバランスが良く、ローリングに対してバラスト15が底部に着座する正しい位置、姿勢を確保できる。
また、内筒10の長手方向両端部には外筒9の両側端部の内面に向けて次第に拡径するラッパ状の傾斜面部17が固定されている(図2,3参照)。傾斜面部17は断面視テーパ状であって例えば耐蝕鋼板等の鋼板からなり、予め工場等で製造されている。傾斜面部17は内筒10の端部から外筒9の端部の内側に固定されてもよいし、外筒9の端部に到達して固定されてもよい。
内筒10の内部には複数本、例えば2本の水車20が設置されている。各水車20は軸部21と軸部21に固定された複数枚のスクリュー22とを備えている。軸部21の長手方向に対してスクリュー22は潮流A方向側に固定されている。
内筒10と外筒9の間の上部空間24内には各水車20に接続された発電装置25が設置されている。発電装置25は水車20の回転の伝達を受けて発電することができる。内筒10内には複数の水車20が直列に配列されている。本実施形態では、内筒10内には複数の水車20が直列に配列され、上部空間24内に各水車20に接続された発電装置25を複数台設置したため発電能力をパワーアップすることができる。
なお、図2及び図4に示すように、上部空間24は内筒10と外筒9と内筒10の前後に設けた傾斜面部17と左右両側の仕切り壁14によって液密の閉鎖空間を形成している。これによって、上部空間24内に設置した発電装置25に海水が接触して漏電や故障等することを防止できる。発電装置25を設置する上部空間24はその周方向の両端部を仕切り壁14とは別個に設置した隔壁によって液密に仕切ってより小さいスペースに設定してもよい。
本第一実施形態による潮流発電装置1は上述の構成を有しており、次にその設置方法と使用方法について説明する。
発電用筒体2として、それぞれRCセグメント11から構成される外筒9の内側中心に比較的小径で長さも短い内筒10を例えば地上で組み立てる。そのため、まずRCセグメント11によって外筒9の下側部分を断面円弧状に組み立てる。次に外筒9の下側部分の中央に支持台13を所定間隔で配列し、その上に外筒9のRCセグメント11より曲率半径の小さいRCセグメント11で内筒10の下側部分を断面円弧状にセットする。支持台13の間にバラスト15を収納すると共に支持台13の周方向両端を仕切り壁14で閉鎖する。
そして、内筒10内の上側部分に水車20を所定間隔で設置し、更に内筒10の上側部分をRCセグメント11で組み立てて円筒状に形成する。ついで、内筒10の両端にラッパ状の傾斜面部17を連結し、内筒10の上部に発電装置25を設置する。更に、外筒9の上側部分をRCセグメント11で組み立てて上部空間24を液密に封止する。
その後、完成された発電用筒体2をタグボートによって所要の海流エネルギーの得られる海域に搬送し、発電用筒体2に係留ロープ6を連結してアンカー3を海底に打設する。更に、浮き4を吊りロープ7を介して発電用筒体2に連結して浮力を得て潮流発電装置1を海中に設置する。
本第一実施形態による潮流発電装置1では、図2に示すように、潮流が発電用筒体2の外筒9の一方の開口から他方の開口へ向けてA方向に流れる。外筒9の一方の開口から流入する潮流はラッパ状の傾斜面部17を通過することによって収束させられて流速が増大し、内筒10内で水車20の回転速度をより高速化させる。これにより、発電装置25による発電効率を向上させることができる。しかも、内筒10内には複数の水車20が直列に配列されているため、発電装置25による発電効率と発電出力を向上できる。
水車20を通過した潮流は内筒10からラッパ状の傾斜面部17に移行することで潮流の流れが拡散し、水圧が低下して潮流の流速が低下し、外筒9の他方の開口から流出させられる。また、潮流の向きが変化して逆方向(B方向)から潮流が流れる場合に対応できるように、別個の潮流発電装置1を設置して水車20の向きを逆向きに配設したものを設けるとよい。
上述したように本第一実施形態による潮流発電装置1によれば、外筒9が単純な円筒形状でその内部にラッパ状の傾斜面部17と内筒10を設け、内筒10内に複数の水車20を設置した。そのため、外筒9から流入して傾斜面部17を介して内筒10内を流れる潮流が増速されて複数の水車20を高速で回転させて発電できるため発電効率が高い。
しかも、外筒9の周囲を流れる潮流の抵抗が小さく、内筒10と外筒9の間の下側部分にバラスト15を収納しているため、ローリングに対して正しい姿勢を維持できる上に設置高さの調整を容易に行える。また、水車20の発電装置25は外筒9及び内筒10の間の液密の上部空間24内に設置したため漏電や故障等を防止できる。
以上、本発明の第一実施形態による潮流発電装置1について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
図5は本発明の第二実施形態による潮流発電装置1Aを示すものである。
図5に示す潮流発電装置1Aの発電用筒体2において、潮流は、外筒9に対して左側から流れ込むA方向の潮流と右側から流れ込むB方向の潮流とに切り換わる。本第二実施形態では、両方の潮流の流れに対応できる。潮流発電装置1Aにおいて、内筒10内に設置された複数、例えば2つの水車20は第一水車20A、第二水車20Bとされ、軸部21の長手方向に対してスクリュー22が逆向きに設置されている。
即ち、図5において、内筒10内で左側に設置された第一水車20AはA方向の潮流に対応できるように軸部21の左側にスクリュー22が設置され、右側に設置された第二水車20BはB方向の潮流に対応できるように軸部21の右側にスクリュー22が設置されている。
本第二実施形態による潮流発電装置1Aによれば、A方向の潮流が発電用筒体2の外筒9内に流入するとラッパ状の傾斜面部17を通過することで集束させられて流速を増大させて内筒10内に流入する。そして、左側に設置されたA方向を向く第一水車20Aでスクリューが高速回転させられ、発電装置25Aにより効率よく発電させられる。第一水車20Aを通過した潮流は第二水車20Bを通過して内筒10から傾斜面部17に拡散されて外筒9の開口から流出する。
同様に潮流がA方向の潮流からB方向の潮流に切り換わった場合、B方向の潮流が外筒9内に流入するとラッパ状の傾斜面部17で集められて流速を増大させて内筒10内に流入する。そして、B方向を向く第二水車20Bでスクリューが高速回転させられ、発電装置25Bにより効率よく発電させられる。潮流は第二水車20Bから第一水車20Aを通過して内筒10から傾斜面部17に拡散されて流速が低下し、外筒9の開口から流出する。そのため、潮流の方向が切り換えられても潮流発電装置1Aによって効率よく発電できる。
次に本発明の第三実施形態による潮流発電装置1Bを図6により説明する。
本実施形態による潮流発電装置1Bでは、発電用筒体2の内筒10内に複数、例えば2台の水車20が直列に設置されている。これらの水車20は軸部21にスクリュー22が固定され、内筒10と外筒9の間の上部空間24内には発電装置25がそれぞれ設置されている。各水車20の軸部21は内筒10の上下方向に設置された旋回軸28によって回転可能に連結されている。しかも、旋回軸28の一端は上部空間24内に設置された駆動モータMに連結され、旋回軸28によって水車20を正逆回転させることができる。
そのため、駆動モータMの制御により、外筒9から内筒10内を流れる潮流の向きがA方向の場合には、旋回軸28によって水車20のスクリュー22がA方向側を向くように回転させる。また、潮流の向きがB方向の場合には、旋回軸28によって水車20のスクリュー22がB方向側を向くように回転させる。これにより、潮流がA方向とB方向とで切り換わっても水車20を対応させて効率よく発電することができる。
次に本発明の第四実施形態による潮流発電装置1Cを図7により説明する。
本第四実施形態による潮流発電装置1Cは、上述したいずれかの実施形態による潮流発電装置1、1A、1Bの少なくともいずれかを複数本(図では3本)並列に連結したものである。この場合、例えば潮流発電装置1の発電用筒体2を3本連結したとして、隣り合う外筒9同士の接線部分を内面からボルト29とナット30等で連結すればよい。或いは3本の外筒9の外周面を枠体31や鋼材、線材等で囲うことで連結してもよい。
本実施形態による潮流発電装置1によれば、発電用筒体2を複数本並列に連結したため、海中での姿勢がより安定する上に、水車20による発電効率が一層高くなる。
また、第四実施形態による潮流発電装置1Cの変形例として、図8(a)に示すように、3本の発電用筒体2を略三角形を構成するように配列して互いに連結してもよい。或いは、図8(b)に示すように、3本以上の複数本の発電用筒体2が四角形やその他の多角形を構成するように互いに当接させて連結してもよい。この場合、発電用筒体2は少なくとも2個以上の複数個が並列配列されている。
上述した各実施形態等では、内筒10内に水車20を複数個配設したが、1個でもよいことはいうまでもない。
なお、各潮流発電装置1~1Cの発電用筒体2の組み立ては工場やドッグだけでなく洋上の施工現場等で構築して、海中に沈めることができる。また、発電用筒体2は発電ユニットに含まれる。
1 潮流発電装置
2 発電用筒体
3 アンカー
9 外筒
10 内筒
13 支持台
14 仕切り壁
15 バラスト
17 傾斜面部
20 水車
20A 第一水車
20B 第二水車
21 軸部
22 スクリュー
24 上部空間
25 発電装置
28 旋回軸
M 駆動モータ

Claims (6)

  1. 外筒と、
    前記外筒の内側に配設されてい内筒と、
    前記内筒の両端部に固定され、前記外筒に向けてテーパ状に拡径されている傾斜面部と、
    前記内筒内に設けられていて潮流によって回転する水車と、
    前記水車の回転によって発電する発電装置と
    備え
    前記外筒と内筒は、円弧版状のセグメントを、継手面同士を周方向に連結するとともに、主桁面同士を軸方向に連結することで形成されている、
    ことを特徴とする潮流発電装置。
  2. 前記外筒と内筒の間は周方向の仕切り壁と支持台で仕切られており、前記仕切り壁と支持台で仕切られた空間内にバラストが収納されている請求項1に記載された潮流発電装置。
  3. 前記水車は同一方向または逆方向の向きに複数個設置されている請求項1または2に記載された潮流発電装置。
  4. 前記水車は前記内筒の上下方向に設置された旋回軸の回りで回転可能である請求項1または2に記載された潮流発電装置。
  5. 外筒と、
    前記外筒の内側に配設されてい内筒と、
    前記内筒の両端部に固定され、前記外筒に向けてテーパ状に拡径されている傾斜面部と、
    前記内筒内に設けられていて潮流によって回転する水車と、
    前記水車の回転によって発電する発電装置と、
    を備え
    前記外筒と内筒は、円弧版状のセグメントを、継手面同士を周方向に連結するとともに、主桁面同士を軸方向に連結することで形成されている、
    発電ユニットが並列に複数個連結されていることを特徴とする潮流発電装置。
  6. 前記発電装置は前記外筒と内筒の間に設置されている請求項1から5のいずれか1項に記載された潮流発電装置。
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