JP7270119B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品をノズルによって吸着して基板に装着する部品実装装置に関する。
基板に部品を実装する部品実装装置では、装着ヘッドによって部品供給部から部品を取り出して基板に装着する部品実装動作が反復して実行される。この部品実装動作においては、装着ヘッドに取り付けられたノズルによって部品を吸着して保持し、基板に対して部品を押圧することにより、保持した部品を実装位置に装着する(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、部品を基板に押圧する実装荷重が小さい軽実装荷重の部品を装着対象に含めることが可能な構成が記載されている。一般に基板に実装される部品の実装荷重は部品の種類によって異なっており、これら実装荷重が異なる複数種類の部品を対象とする部品実装システムでは、異なる実装荷重に対応可能なように、対象荷重範囲が異なる複数種類のノズルが準備される。
そして他の従来技術例として、部品実装作業の実行の過程において部品実装装置に備えられた荷重計測部に装着ヘッドをアクセスさせ、ノズルの押し付け荷重をノズルごとに計測し、正しいノズルが使用されているか否かの判定を行うことが知られている。ここでは計測結果が予め当該ノズルが割り当てられた部品の実装荷重の範囲から外れていた場合には、当該ノズルを使用することができない「バッドノズル」と判定して、使用対象から除外するようにしている。
特開2002-151893号公報
しかしながら上述の荷重計測を行う従来技術例には、荷重計測の目的および意味合いの相違に起因して、以下のような不都合があった。すなわち従来技術における荷重計測の目的は、ノズルの昇降を保持する摺動部の摺動状態が正常であるか否かを判定することにある。これにより、摺動不良により過大な荷重が部品に作用することによる実装品質の悪化を防止することができる。ところがこの運用例では、上述の判定の結果、当該ノズルを使用するかしないかの2択選択しか許容されない。このため、「バッドノズル」として使用しないと判定された場合には、このノズルは使用対象から除外される。この結果、他の部品に対しては問題なく使用できる可能性があるにもかかわらず使用可能なノズル数が減少し、動作タクトタイムを遅延させて生産性を低下させることとなっていた。このように、従来技術においては、適正なノズルを使用して実装品質を確保しつつ生産性の低下を防止することが困難であった。
そこで本発明は、適正なノズルを使用して実装品質を確保しつつ生産性の低下を防止することができる部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、部品を装着ヘッドに取り付けられたノズルで吸着し前記部品を下方に押し込むことによって基板に装着する部品実装装置において、前記部品が受ける押し込み荷重の下限値および上限値である第1の下限値および第1の上限値を記憶する部品情報記憶部と、複数のノズルが作用させる押し込み荷重を計測する荷重計測部と、前記荷重計測部によって計測された前記複数のノズルが作用させる押し込み荷重の下限値および上限値である第2の下限値および第2の上限値を記憶するノズル情報記憶部と、前記部品情報記憶部に記憶された第1の下限値および第1の上限値と前記ノズル情報記憶部に記憶された前記複数のノズルの第2の下限値および第2の上限値とに基づいて、前記第2の下限値が前記第1の下限値以上且つ前記第2の上限値が前記第1の上限値以下、又は前記第2の下限値が前記第1の上限値以下、又は前記第2の上限値が前記第1の下限値以上の条件を満たすノズルを選択することにより、前記複数のノズルのうち前記部品に割り当てられたノズルとは別のノズルを前記部品に割り当てる再割り当てを行うノズル割当部と、を備える。
本発明によれば、適正なノズルを使用して実装品質を確保しつつ生産性の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備えた装着ヘッドの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における荷重計測の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるノズル情報および部品情報の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるノズルの部品への割り当て処理のフロー図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装装置1の全体構成について説明する。図1において、基台1aの中央部には、基板搬送機構2がX方向(基板搬送方向)に設けられている。基板搬送機構2は上流側装置から受け渡された基板3をX方向下流側へ搬送し、部品装着機構17(図3参照)による実装作業位置に位置決め保持する。
基板搬送機構2の両側方には、基板3に実装される部品を供給する部品供給部4が設けられている。部品供給部4には複数のテープフィーダ5が配置されており、テープフィーダ5は部品を収納保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、これらの部品を部品装着機構による部品取り出し位置に供給する。
基台1aのX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル7がY方向に水平に配設されている。Y軸移動テーブル7には同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル8が、Y方向にスライド自在に結合されている。X軸移動テーブル8には、複数のノズルユニット10を備えた多連型の装着ヘッド9が、X方向にスライド自在に装着されている。
図2に示すように、装着ヘッド9が備えた複数のノズルユニット10には、それぞれノズルホルダ15が設けられている。ノズルホルダ15の下端部には、ノズル16が着脱自在に取り付けられる。ノズルユニット10はノズルホルダ15を個別に昇降させることが可能となっており、ノズルユニット10を駆動してノズル16を下降させることにより、ノズル16に保持された部品は基板3に対して押し込まれる。
図1において、Y軸移動テーブル7およびX軸移動テーブル8を駆動することにより、装着ヘッド9はX方向及びY方向に水平移動する。これにより装着ヘッド9は、ノズル16によって部品供給部4のテープフィーダ5から部品を吸着して取り出す。そして基板3に移動した装着ヘッド9が部品を下方に押し込むことにより、基板搬送機構2に位置決め保持された基板3に部品を装着する。Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8および装着ヘッド9は、基板3に部品を装着する部品装着機構17を構成する。
X軸移動テーブル8の下面側には、装着ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が配置されている。装着ヘッド9が基板搬送機構2の基板3上に移動することにより、基板認識カメラ11は基板3を撮像する。また部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ12、ノズルチェンジャ13およびロードセルなどの荷重センサを備えた荷重計測ユニット14が配置されている。
部品供給部4から部品を取り出した装着ヘッド9が部品認識カメラ12の上方に位置することにより、部品認識カメラ12は装着ヘッド9に保持された状態の部品を撮像する。そして基板認識カメラ11の撮像結果を認識処理部(図示省略)によって認識処理することにより、基板3における部品実装位置が認識される。また部品認識カメラ12の撮像結果を認識処理することにより、装着ヘッド9に保持された状態の部品の識別や位置ずれ検出が行われる。部品装着機構17による部品装着動作においては、これらの認識結果を加味して装着位置が補正される。
荷重計測ユニット14は、ロードセルなどの荷重計測センサである。ノズル16が取り付けられた装着ヘッド9を荷重計測ユニット14の上方に移動させ、ノズル16を下降させて荷重計測ユニット14に押し付けることにより、荷重計測ユニット14はノズル16の摺動荷重に応じた計測信号を出力する。この計測信号を荷重計測処理部26(図3参照)によって計測処理をすることにより、ノズル16による部品の押し込み荷重を計測することができる。
部品装着機構17による部品装着動作において良好な装着品質を確保するためには、ノズル16による押し込み荷重を部品の特性に応じた適正値に設定する必要がある。このため、装着対象の部品に対して適正な押し込み荷重を有するノズル16を割り当てるノズル割り当てが行われる。このノズル割り当てにおいては、生産の実行に先立って作成される生産データにて、部品とノズル16との組み合わせを示すノズル割り当てデータが作成される。そして部品装着作業に際しては、このノズル割り当てデータにしたがって部品装着作業が実行される。
しかしながら、ノズル16の作動状態において摺動荷重は必ずしも一定ではなく、使用による汚損などによって摺動荷重の変動が生じやすいという特性を有している。このように摺動不良の状態で部品装着動作を実行すると、押し込み荷重を部品に適合した適正な荷重値に制御することができず、装着品質の不良を招く原因となる。
このような装着品質の不良を防止することを目的として、本実施の形態では、新たな生産の開始に際し、装着ヘッド9に取り付けられた全てのノズル16について、荷重計測ユニット14を用いた摺動荷重の計測を実行することにより、ノズル16の摺動不良に起因する装着品質の不良を防止するようにしている。すなわち摺動荷重の計測の結果により、部品に設定された荷重閾値から外れていた場合には、ノズル16の部品に対する再割り当てを実行する。これにより、部品の押し込み荷重を適正に制御するとともに、摺動荷重が適正値から外れていることに起因して生産に使用されずに遊休状態となる、いわゆる「バッドノズル」の発生を極力防止することができる。
次に部品実装装置1の制御系の構成を図3を参照して説明する。図3において、部品実装装置1は、実装制御部20、記憶部21、荷重計測処理部26、ノズル割当部27、操作・入力部28、表示部29を備えている。実装制御部20は、記憶部21に記憶されたデータに基づいて部品装着機構17を制御することにより、基板3へ部品を装着する部品装着作業を実行させる。記憶部21には、設備構成情報22、生産データ23、部品情報24、ノズル情報25が、外部の上位装置から入力されて記憶されている。
設備構成情報22は、部品実装装置1における設備構成を示す情報であり、本実施の形態においては当該装置における荷重計測ユニット14の有無を特定する情報が含まれている(図4参照)。生産データ23は、生産対象となる実装基板の生産に必要な基板や部品に関する情報である。生産データ23には、部品実装装置1によって装着される部品に関する部品情報24が含まれている。
部品情報24には当該部品が受ける押し込み荷重の荷重範囲に関する情報が含まれており(図5(b)参照)、ここでは部品が受ける押し込み荷重の下限値および上限値である第1の下限値24aおよび第1の上限値24bが記憶されている。すなわち、記憶部21は上述の部品情報24を記憶する部品情報記憶部となっている。本実施の形態では、さらに部品情報24には部品とノズル16との組み合わせを特定するノズル割り当てデータが含まれる。
ノズル情報25は、装着ヘッド9に取り付けられるノズル16に関する情報であり、ノズル情報25にはノズル16が作用させる押し込み荷重の荷重範囲に関する情報が含まれている(図4(a)参照)。ここでは、複数のノズル16が作用させる押し込み荷重の下限値および上限値である第2の下限値25aおよび第2の上限値25bを記憶する。すなわち記憶部21は、上述のノズル情報25を記憶するノズル情報記憶部となっている。
荷重計測ユニット14は、ロードセルなどの荷重計測センサである。図4に示すように、複数のノズル16が取り付けられた装着ヘッド9を荷重計測ユニット14の上方に移動させ、計測対象のノズル16*を順次下降させて荷重計測ユニット14に押し付けることにより、荷重計測ユニット14はノズル16の摺動荷重に応じた計測信号を出力する。この計測信号を荷重計測処理部26(図3参照)によって計測処理をすることにより、ノズル16による部品の押し込み荷重を複数のノズル16毎に計測することができる。荷重計測ユニット14および荷重計測処理部26は、ノズル16が作用させる押し込み荷重を計測する荷重計測部を構成する。
ノズル割当部27は、ノズル16の部品への割り当てを変更するノズル再割り当ての機能を有している。本実施の形態では、上述の荷重計測部によって計測された押し込み荷重が、部品情報24にて規定される荷重範囲を外れている場合、すなわちノズル16の部品への前記第1の下限値24aよりも小さい若しくは第1の上限値24bよりも大きい場合には、既に取り付けられているノズル16とは別のノズル16を当該部品に割り当てるノズル再割り当てを行う。
操作・入力部28は、タッチパネルなどの入力装置であり、当該部品実装装置への操作入力やデータ入力を行う。表示部29は、液晶パネルなどの表示装置であり、操作・入力部28による操作入力時の案内画面や各種の報知画面を表示する。この報知画面には、適切なノズル再割り当てができずに生産不可を報知する画面が含まれる(図6参照)。
ここで図5を参照して、記憶部21に記憶されるノズル情報25および部品情報24について説明する。なお部品情報24についての説明では、ノズル情報25および部品情報24に基づいて、ノズル割当部27によって実行されるノズル割り当ての実行形態を、「ノズル選択肢」24dにて例示している。
図5(a)は、ノズル情報25の構成を示している。ここでは、A、B、C、Dの4種類のノズル16について、「第2の下限値」25a、「第2の上限値」25bが規定されている。なお、以下の記述においては、A、B、C、Dで示されるノズル16を、単にノズルA、B、C、Dと略記する。
「第2の下限値」25a、「第2の上限値」25bは、図3において記憶部21に記憶される「第2の下限値」25a、「第2の上限値」25bに対応しており、A、B、C、Dのそれぞれについて1対で設定されている。すなわち、ノズルA、B、C、Dのそれぞれは、(0.5~3N)、(1~3N)、(0.5~5N)、(5~100N)の荷重範囲で押し込み荷重を作用させて使用することが許容されている。
図5(b)は、部品情報24の構成を示している。ここでは、a、b、c、d、eの5種類の部品について、「荷重設定」24c、「第1の下限値」24a、「第1の上限値」24bが規定されている。なお「ノズル選択肢」24dは、これらの部品に対して図5(a)に示すノズル16を割り当てる場合に許容されるノズル選択肢の例を示している。
「荷重設定」25cは、部品サプライヤによって推奨的に指定される押し込み荷重である。ここに示す例では、汎用部品である部品a以外のb、c、d、eのそれぞれについて、1N、1N、8N、50Nの固定値が設定されている。
「第1の下限値」24a、「第1の上限値」24bは、図3において記憶部21に記憶される「第1の下限値」24a、「第1の上限値」24bに対応しており、b、c、d、eのそれぞれについて1対で設定されている。すなわち、b、c、d、eで示される部品のそれぞれは、(0.5~1N)、(1~3N)、(3~10N)、(50~100N)の荷重範囲で押し込み荷重を受けることが許容されている。
ノズル16の部品への再割り当てに際しては、ノズル割当部27は、前述の部品情報記憶部に記憶された第1の下限値24aおよび第1の上限値24bと、前述のノズル情報記憶部に記憶された複数のノズル16の第2の下限値25aおよび第2の上限値25bとに基づいて、複数のノズル16のうち部品に対して使用可能なノズル16を選択して部品に割り当てる機能を有している。
ここで図5(b)の「ノズル選択肢」24dに示すノズル選択の実行形態について説明する。部品aについては、「荷重設定」24cにて荷重設定がないことから、ノズル情報25にて示す全てのノズル16、すなわちノズルA、B、C、Dのいずれをも部品aに割り当てることが許容される。
また部品bでは、荷重範囲が(0.5~1N)であり、ノズルCの荷重範囲(0.5~5N)と部分的に重なる範囲が存在する。これにより、部品bについてのノズル選択肢としてノズルCが挙げられる。また部品cでは、荷重範囲が(1~3N)であり、ノズルBの荷重範囲(1~3N)と完全に重なっており、またノズルCの荷重範囲(0.5~5N)とは部分的に重なる範囲が存在する。これにより、部品cについてのノズル選択肢としてノズルB、Cが挙げられる。
また部品dでは、荷重範囲が(3~10N)であり、ノズルCの荷重範囲(0.5~5N)と部分的に重なる範囲が存在し、またノズルDの荷重範囲(5~100N)とも部分的に重なる範囲が存在する。これにより、部品dについてのノズル選択肢としてノズルC、Dが挙げられる。さらに部品eでは、荷重範囲が(50~100N)であり、ノズルDの荷重範囲(5~100N)とは部分的に重なる範囲が存在する。これにより、部品eについてのノズル選択肢としてノズルDが挙げられる。
上述のノズル選択の実行形態において、部品cに対してノズルBを割り当てる例では、部品cについての荷重範囲がノズルBについての荷重範囲に完全に含まれる形態となっている。すなわちこの形態では、ノズル割当部27は、第2の下限値25aが第1の下限値24a以上且つ第2の上限値25bが第1の上限値24b以下の条件を満たすノズル16を選択するようになっている。
なおノズル選択においては、部品についての荷重範囲がノズルについての荷重範囲に含まれることが望ましいが、常にこのような割り当てが可能であるとは限らない。このような場合には、部品についての荷重範囲とノズルについての荷重範囲に重なる範囲が存在するような組合わせで部品にノズルを割り当てるようにする。
例えば図5(b)に示すノズル選択肢の例では、部品bに対してノズルCを割り当てる例、部品dに対してノズルC,Dを割り当てる例、また部品eに対してノズルDを割り当てる例においては、部品についての荷重範囲とノズルについての荷重範囲とは部分的に重なる形態となっている。すなわちこれらの形態では、ノズル割当部27は、第2の下限値25aが第1の上限値24b以下又は第2の上限値25bが第1の下限値24a以上の条件を満たすノズル16を選択するようになっている。
次に図6を参照して、部品実装装置1におけるノズル16の部品への再割り当て処理について説明する。先ず対象基板の生産データを取得する(ST1)。すなわち、記憶部21に予め記憶された生産データ23を読み出す。次いで生産データ23を参照して、装着対象の部品に押し込み荷重の設定があるか否かを判断する(ST2)。ここで押し込み荷重の設定がない場合には、以下の処理は不要であると判断してスキップする。
次に対象となる部品実装ラインの設備構成情報を取得する(ST3)。すなわち、同様に記憶部21に予め記憶された設備構成情報22を読み出して参照し、当該装置には荷重計測ユニット14はあるか否かを判断する(ST4)。当該装置に荷重計測ユニット14がある場合には、ノズル16による押し込み荷重の計測を全てのノズル16を対象として実施する(ST5)。
そして対象部品の荷重閾値に計測結果が収まらないノズルがあるか否かを判断する(ST6)。ここで該当するノズルがある場合には、このノズルに代替可能なノズルが存在するか否かを判断する。すなわち、対象部品の荷重閾値に計測結果が収まる別のノズルがあるか否かを判断する(ST7)。ここで該当するノズルがある場合には、対象部品の荷重閾値の範囲に収まるようにノズルの再割り当てをノズル割当部27によって実施する(ST9)。
(ST7)にて該当する別のノズルがない場合には、生産対象となる基板の当該装置での生産が不可である旨を、表示部29を介して作業者に報知する(ST8)。そして(ST2)、(ST4)、(ST6)にて該当しない場合には、いずれの場合にも再割り当て無しと判断し(ST10)、当初の割り当てに基づいて部品装着作業を実行する。
上記説明したように、本実施の形態では、部品を装着ヘッド9に取り付けられたノズル16で吸着し部品を下方に押し込むことによって基板3に装着する部品実装装置1において、部品が受ける押し込み荷重の下限値および上限値である第1の下限値24aおよび第1の上限値24bを記憶する部品情報記憶部としての記憶部21と、ノズル16が作用させる押し込み荷重を計測する荷重計測ユニット14および荷重計測処理部26よりなる荷重計測部と、この荷重計測部によって計測された押し込み荷重が第1の下限値24aよりも小さい若しくは第1の上限値24bよりも大きい場合に、既に取り付けられているノズル16とは別のノズル16を部品に割り当てるノズル割当部27とを備えた構成としている。
これにより、当初のノズル振り分けによるノズル16と部品との組み合わせにおいて適正な荷重範囲から外れて「バッドノズル」と判定されたノズル16をも含めて再振り分けの対象とする運用が可能となる。この結果、使用可能なノズル数を極力確保することができ、適正なノズルを使用して実装品質を確保しつつ生産性の低下を防止することができる。
本発明の部品実装装置は、適正なノズルを使用して実装品質を確保しつつ生産性の低下を防止することができるという効果を有し、部品をノズルによって吸着して基板に装着する分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
9 装着ヘッド
14 荷重計測ユニット
16 ノズル

Claims (1)

  1. 部品を装着ヘッドに取り付けられたノズルで吸着し前記部品を下方に押し込むことによって基板に装着する部品実装装置において、
    前記部品が受ける押し込み荷重の下限値および上限値である第1の下限値および第1の上限値を記憶する部品情報記憶部と、
    複数のノズルが作用させる押し込み荷重を計測する荷重計測部と、
    前記荷重計測部によって計測された前記複数のノズルが作用させる押し込み荷重の下限値および上限値である第2の下限値および第2の上限値を記憶するノズル情報記憶部と、
    前記部品情報記憶部に記憶された第1の下限値および第1の上限値と前記ノズル情報記憶部に記憶された前記複数のノズルの第2の下限値および第2の上限値とに基づいて、前記第2の下限値が前記第1の下限値以上且つ前記第2の上限値が前記第1の上限値以下、又は前記第2の下限値が前記第1の上限値以下、又は前記第2の上限値が前記第1の下限値以上の条件を満たすノズルを選択することにより、前記複数のノズルのうち前記部品に割り当てられたノズルとは別のノズルを前記部品に割り当てる再割り当てを行うノズル割当部と、を備える、部品実装装置。
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