JP6114921B2 - 部品実装システムおよび部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の部品実装ラインを備えた部品実装システムおよびこの部品実装システムにおける部品実装方法に関するものである。
実装基板を生産する部品実装システムは、一般に複数の部品実装装置を連結した部品実装ラインを複数備えており、各部品実装ラインでは予め作成された生産計画にしたがって部品実装作業が実行される。このような部品実装システムにおいては、計画変更によって生産計画外の基板種が生産対象となるいわゆる割り込み生産が必要とされる場合がある。このような割り込み生産に際しての生産設備の段取り替えを極力効率よく実行するため、各種の対処方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、現生産基板の生産に使用されている部品のうちで次生産基板の生産に流用可能な部品の情報を取得するとともに、不足する部品を供給するパーツフィーダを空フィーダスロットに予め搭載するようにしている。これにより、現基板生産中に割り込み生産の基板の生産準備を行うことができる。
特開2007−103734号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め、従来技術においては割り込み生産に割り当てる部品実装ラインの選定に際して以下のような困難があった。すなわち一般に部品実装システムは設備構成の異なる多数の部品実装ラインによって構成されており、さらに個々の部品実装ラインにおける部品配置は既定の生産計画によって多様であることから、割り込み生産の新規基板種をどの部品実装ラインに割り当てるべきかを合理的に判断することが難しい。このため、割り込み生産への対応は従来より専ら作業者の経験等に基づいて行われており、段取り替え作業負荷や生産タクトタイムの観点からは必ずしも適正な決定がなされているとはいえず、有効な対処策が望まれていた。
そこで本発明は、複数の部品実装ラインを備えた部品実装システムにおいて、割り込み生産時に新規基板種を割り当てる部品実装ラインの選定を合理的に行うことができる部品実装システムおよび部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装システムは、基板に部品を実装する複数の部品実装装置を連結して構成された部品実装ラインを複数備え、これらの複数の部品実装ラインにそれぞれ割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装システムであって、前記基板に実装される部品の部品種についてのデータを少なくとも含む基板データを前記基板種毎に記憶する記憶部と、新規に前記複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の前記基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を前記既定基板種から新規基板種へ切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を前記部品実装ライン毎に算出する段取り替え作業負荷算出部と、前記新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを前記部品実装ライン毎に算出する生産タクト算出部と、前記部品実装ライン毎に前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを表示する表示部とを備えた。
本発明の部品実装方法は、基板に部品を実装する複数の部品実装装置を連結して構成された部品実装ラインを複数備え、これらの複数の部品実装ラインにそれぞれ割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装方法であって、前記基板に実装される部品の部品種についてのデータを少なくとも含む基板データを前記基板種毎に記憶する基板データ記憶工程と、新規に前記複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の前記基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を前記既定基板種から新規基板種へ切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を前記部品実装ライン毎に算出する段取り替え作業負荷算出工程と、前記新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを前記部品実装ライン毎に算出する生産タクト算出工程と、前記部品実装ライン毎に前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを表示する表示工程とを含み、作業者が前記表示工程において表示された前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを参照することにより、前記新規基板種が割り当てられる部品実装ラインを決定する。
本発明によれば、複数の部品実装ラインに割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装において、生産計画外の割り込み生産に際して新規に複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を部品実装ライン毎に算出し、さらに新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを部品実装ライン毎に算出し、画面表示された段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを作業者が参照して新規基板種が割り当てられる部品実装ラインを決定することにより、割り込み生産時に新規基板種を割り当てる部品実装ラインの選定を合理的に行うことができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装ラインを構成する部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける上位システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部品供給部におけるフィーダ配置の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける部品実装ライン決定処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおける段取り替えシミュレーション画面を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおけるライン別シミュレーション結果比較画面を示す図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装システム1について説明する。図1において、部品実装システム1は、複数の部品実装装置M1〜M4を連結して構成された複数の部品実装ラインL1,L2,L3を備えている。部品実装ラインL1,L2,L3は、通信ネットワーク2を介して相互に接続されており、さらに上位システム3によって統括して管理される。部品実装システム1の稼働状態では、これらの部品実装ラインL1,L2,L3にそれぞれ割り当てられた基板種A,B,Cの実装基板を製造する。
図2を参照して、部品実装装置M1〜M4の構造を説明する。図2において基台4の中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構5が配設されている。基板搬送機構5は上流側から搬入された基板6を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構5の両側方には、部品供給部7が配置されており、それぞれの部品供給部7には複数のテープフィーダ8が並列に装着されている。テープフィーダ8は、電子部品を収納したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構13に電子部品を供給する。
基台4上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル10が配設されており、Y軸移動テーブル10には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル11が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動テーブル11には、それぞれ実装ヘッド12がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド12は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、電子部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル(図示省略)が装着されている。
Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11を駆動することにより、実装ヘッド12はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド12は、それぞれ対応した部品供給部7のテープフィーダ8のピックアップ位置から電子部品を取り出して、基板搬送機構5に位置決めされた基板6の実装点に移送搭載する。Y軸移動テーブル10、X軸移動テーブル11および実装ヘッド12は、電子部品を保持した実装ヘッド12を移動させることにより、電子部品を基板6に移送搭載する部品実装機構13を構成する。
部品供給部7と基板搬送機構5との間には、部品認識カメラ9が配設されている。部品供給部7から電子部品を取り出した実装ヘッド12が部品認識カメラ9上方を移動する際に、部品認識カメラ9は実装ヘッド12に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。実装ヘッド12にはX軸移動テーブル11の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド12と一体的に移動する基板認識カメラ14が装着されている。実装ヘッド12が移動することにより、基板認識カメラ14は基板搬送機構5に位置決めされた基板6の上方に移動し、基板6撮像して認識する。実装ヘッド12による基板6への部品実装動作においては、部品認識カメラ9による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ14による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
次に図3を参照して、上位システム3の制御系の構成を説明する。ここでは上位システム3の機能のうち、計画変更によって当初の生産計画外の基板種が生産対象となるいわゆる割り込み生産の発生時に、作業者が当該基板を複数の部品実装ラインL1.L2,L3のうちの1つに割り当てる際に提供される支援機能についてのみ示している。
図3において、上位システム3は演算処理部20、基板データ記憶部25、操作・入力部28、表示部29および通信部30を備えている。演算処理部20は、内部処理機能として部品実装ライン指定部21、段取り替え作業負荷算出部22、生産タクト算出部23、作業開始可能時間算出部24を含む個別処理部を備えている。基板データ記憶部25は、部品実装作業を実行するに際して参照される各種のデータを基板種毎に記憶する。ここでは、基板データ記憶部25にはフィーダ配置データ26および生産管理データ27が含まれている。演算処理部20が基板データ記憶部25に記憶されたフィーダ配置データ26や生産管理データ27を参照して上述各部を機能させることにより、割り込み生産発生時において作業者が当該基板の割り当て対象となる部品実装ラインを決定する際に参照する支援情報が提供される。
ここでフィーダ配置データ26について、図4を参照して説明する。フィーダ配置データ26は、部品供給部7におけるテープフィーダ8の配列を当該テープフィーダ8が収納する部品の部品種と関連づけたデータであり、作業対象とする基板種毎に記憶される。図4において、部品供給部7に設けられたフィーダベースには、部品供給部7におけるテープフィーダ8の装着位置を特定するフィーダ番地7a(a1,a2,a3・・・)が設定されている。
そしてフィーダ配置データによってテープフィーダ8が配置されるフィーダ番地7aには、当該フィーダ番地7aに割り当てられるテープフィーダ8が供給する部品の種類を示す部品種P(Pa,Pb,Pc・・・)が対応している。すなわちフィーダ配置データ26を記憶する基板データ記憶部25は、基板6に実装される部品の部品種Pについての部品種データを少なくとも含む基板データを、基板種毎に記憶する記憶部となっている。
部品実装作業では、実装されるべき部品種Pに対応したフィーダ番地7aが指定されることにより、部品取り出し対象となるテープフィーダ8が特定される。なお部品供給部7におけるテープフィーダ8の配置に際しては、全てのフィーダ番地7aにテープフィーダ8が割り当てられるとは限らず、対象とする基板種によっては、テープフィーダ8が装着される使用スロット7bと、テープフィーダ8が装着されない空きスロット7cとが存在する。
本実施の形態では、割り込み生産における新規基板種の基板データに含まれる部品種のうち、割り込みの対象となる部品実装ラインの既定基板種の基板データには含まれない新規部品種を空きスロット7cに追加装着することにより、段取り替え作業を行う。なお、このとき新規部品種の数が空きスロット7cの数よりも大きく追加装着に不足する場合には、使用スロット7bに既装着のテープフィーダ8のうち、新規基板種の基板データに含まれない部品種を収納したテープフィーダ8を追加装着に不足する分だけ取り外して新たなテープフィーダ8と交換する作業を行う。
生産管理データ27は各部品実装ラインにて実行される生産作業を管理するために参照されるデータである。この生産管理データ27には、部品実装作業の生産タクトタイムを算出するためのタクト演算シミュレーションにおいて参照されるタクトタイムデータや、当該部品実装ラインについての生産計画に示される生産スケジュールデータなどが含まれる。これらのデータを参照することにより、割り込み生産時に際しての段取り替え作業の開始可能タイミングや、段取り替え後の当該部品実装ラインの生産タクトタイムの予測が可能となっている。
次に演算処理部20の各個別処理部の機能を説明する。部品実装ライン指定部21は、複数の部品実装ラインのうち、新規基板種の割り当ての対象となる部品実装ラインを作業者が選択して指定するための処理を行う。この処理は、割り当て対象として適切と思われる部品実装ラインを作業者が候補ラインとして選択し、操作・入力部28を介して入力して指定することにより行われる。
段取り替え作業負荷算出部22は、割り込み生産発生の際に、当該部品実装ラインの生産基板種を既定基板種から新規基板種へ切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を部品実装ライン毎に算出する処理を行う。この処理は、新規に複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の基板データと、既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較することにより行われる。
本実施の形態では、段取り替え作業負荷として、新規基板種への切り替えに際して追加が必要とされるテープフィーダ8の本数を用いている。このとき、必要とされる本数のテープフィーダ8を追加するために既装着のテープフィーダ8を取り外して新規部品種のテープフィーダ8と交換する必要がある場合には、実際の段取り替え作業はテープフィーダ8の新規装着と交換の2種類の作業となる。
生産タクト算出部23は、新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを、周知のタクトタイム演算シミュレーション手法を用いて、生産管理データ27を参照して部品実装ライン毎に算出する。作業開始可能時間算出部24は、割り込み生産に際して実行される段取り替え作業の作業開始可能時間を、生産管理データ27に記憶された生産スケジュールデータを参照して算出する処理を行う。
なお段取り替え作業負荷算出部22および生産タクト算出部23は、部品実装ライン指定部21によって指定された部品実装ラインを対象として、段取り替え作業負荷の算出および生産タクトタイムの算出を行う。すなわち、作業者が割り込み生産の対象として明らかに不適であると判断した部品実装ラインは、シミュレーションの対象から除外される。
操作・入力部28は、キーボードやマウス、表示部29の表示パネルに組み込まれたタッチパネルなどの入力装置であり、操作コマンドや部品実装ライン指定部21への指定入力などの入力処理を行う。表示部29は、液晶パネルなどの表示装置であり、部品実装ライン指定部21への指定入力など各種入力操作時の案内画面(図6参照)を表示するほか、段取り替え作業負荷算出部22、生産タクト算出部23、作業開始可能時間算出部24によって各部品実装ライン毎に算出されたシミュレーション結果(段取り替え作業負荷、生産タクトタイムおよび作業開始可能時間)の比較画面(図7参照)などを表示する。通信部30は、通信インターフェイスであり、部品実装システム1を構成する各部品実装ラインとの間での信号の授受を通信ネットワーク2を介して行う。
次に図5を参照して、部品実装システム1による部品実装方法での割り込み生産時における部品実装ライン決定処理のフローについて説明する。なお生産開始に先立って、基板に実装される部品の部品種についてのデータを少なくとも含む基板データを、基板種毎に記憶する(基板データ記憶工程)。ここでは図1に示す部品実装ラインL1,L2,L3にそれぞれ割り当てられた基板種A,B,Cおよびこれらとは異なる基板種Dについての基板データが含まれている。
割り込み生産に際しては、まず最初に対象となる基板種を特定するために、新規基板種の基板データを選択する(ST1)。この選択は、図6に示すように、表示部29に表示された段取り替えシミュレーション画面29a上にて、作業者が基板種入力枠31に基板種を入力することにより行われる。ここでは、図1に示す部品実装ラインL1,L2,L3にそれぞれ割り当てられた基板種A,B,Cとは異なる基板種Dが、新規基板種として入力されている。
次に、候補となる部品実装ラインを選択して指定する(ST2)(部品実装ライン指定工程)。すなわち段取り替えシミュレーション画面29a上にて、作業者がライン番号入力枠32に候補となる部品実装ラインのライン番号を入力する。ここに示す例では、作業者が割り込み生産の対象として不適当と判断した部品実装ラインL3を予め除外して、ライン番号1,2が入力されている。そして段取り替えシミュレーション画面29a上の実行操作ボタン33を操作することにより、段取り替え作業負荷算出部22、生産タクト算出部23、作業開始可能時間算出部24による演算処理が実行される。
この演算処理では、まず指定した部品実装ラインL1の既定基板種の基板データを読み出す(ST3)。ここでは最初に部品実装ラインL1の既定基板種である基板種Aについての基板データが読み出される。次いで新規基板種の基板データと指定した部品実装ラインL1の既定基板種の基板データを比較する(ST4)。すなわち新規基板種として入力された基板種Dの基板データと基板種Aの基板データとが比較される。
次いで上述の比較結果に基づいて、指定した部品実装ラインL1の段取り替え作業負荷を段取り替え作業負荷算出部22により算出するとともに(ST5)(段取り替え作業負荷算出工程)、指定した部品実装ラインの生産タクトタイムを生産タクト算出部23により算出する(ST6)(生産タクト算出工程)。さらに指定した部品実装ラインの段取り替え作業開始可能時間を作業開始可能時間算出部24により算出する(ST7)。
そして指定した全ての部品実装ラインについて処理完了したか否かを判断する(ST8)。処理未完了であれば(ST3)に戻って残余の部品実装ラインについて同様の演算処理を反復実行する。すなわち本実施の形態では、段取り替え作業負荷算出部22、生産タクト算出部23、作業開始可能時間算出部24は、部品実装ライン指定部21にによって指定された部品実装ラインを対象として、段取り替え作業負荷の算出、生産タクトタイムの算出、段取り替え作業開始可能時間の算出を行うようにしている。
そして(ST8)にて全ての部品実装ラインについて処理完了が確認されたならば、段取り替え作業負荷、生産タクトタイム、段取り替え作業開始可能時間を部品実装ライン毎に表示する(表示工程)(ST9)。すなわち図7に示すライン別シミュレーション結果比較画面29bには、確認表示欄37に示す基板種D、ライン番号1,2についてのライン別シミュレーション結果が表示される。
ここでは、段取り替え作業負荷情報34として、部品実装ラインL1,L2のそれぞれを対象とする場合において追加または交換が必要とされるテープフィーダ8の作業本数が表示される。作業本数には、新規のテープフィーダ8の追加本数、既装着のテープフィーダ8との交換本数が含まれている。ここに示す例では、部品実装ラインL1,L2のそれぞれについて、算出された作業本数が10本、25本となっている。
また生産タクト情報35としては、生産管理データ27に規定されたタクト算定データに基づいてタクトシミュレーション演算を行った結果の生産タクトタイムが表示される。ここに示す例では、部品実装ラインL1,L2のそれぞれについて、基板1枚あたりの所要時間を示す生産タクトタイムの演算結果が、20s/枚、18s/枚となっている。
さらに作業開始可能時間36としては、各部品実装ラインにて実行中の生産作業を中断して割り込み生産のための段取り替え作業を開始できるタイミングを示す作業開始可能時間が、生産管理データ27に記憶されたスケジュールデータに基づき表示される。すなわち、生産スケジュール中における基板種毎のロット切り替えタイミングなど、作業中断が許容されるタイミングを予め設定された基準に基づいて抽出し、そのタイミングに対応する具体的な時刻を生産計画上の生産予定枚数と生産タクトタイムより算出して、作業開始可能時間として部品実装ライン毎に表示する。ここに示す例では、部品実装ラインL1,L2のそれぞれについて、13:00、12:50から段取り替え作業を開始可能であることが示されている。
そしてこの表示結果を参照して、新規基板種が割り当てられる部品実装ラインを決定する(ST10)。すなわち、作業者は新規基板種である基板種Dの割り込み生産の対象とすべき部品実装ラインを、画面表示されたシミュレーション結果を参照して決定する。この部品実装ラインの決定においては、設備ユーザに判断が委ねられており、作業者は当該生産現場の状況を勘案して、シミュレーション結果の項目のうちいずれを優先させるかを判断する。
例えば図7に示す例において、部品実装ラインL1は段取り替え作業負荷は部品実装ラインL2よりも格段に大きいものの、生産開始後の生産性を示す生産タクトの面では、部品実装ラインL2よりも優れている。このような場合にて、当該生産現場において段取り替え作業に投入できる作業者数が確保されている場合には、段取り替え作業負荷が大きいことは必ずしも作業効率面での妨げとはならないことから、部品実装ラインL1が割り込み生産の対象として決定される。これに対し、段取り替え作業に投入できる作業者数が少ない場合には、段取り替え作業の遅延を避けるため、段取り替え作業負荷が小さい部品実装ラインL2を優先して、割り込み生産の対象として決定する。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装システムおよび部品実装方法では、複数の部品実装ラインに割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装において、生産計画外の割り込み生産に際して新規に複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を部品実装ライン毎に算出し、さらに新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを部品実装ライン毎に算出し、作業者が段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを参照して新規基板種が割り当てられる部品実装ラインを決定するようにしている。これにより、割り込み生産時に新規基板種を割り当てる部品実装ラインの選定を合理的に行うことができる。
本発明の部品実装システムおよび部品実装方法は、複数の部品実装ラインを備えた部品実装システムにおいて、割り込み生産時に新規基板種を割り当てる部品実装ラインの選定を合理的に行うことができるという効果を有し、複数の部品実装ラインにそれぞれ割り当てられた基板種の実装基板を製造する分野において有用である。
1 部品実装システム
2 通信ネットワーク
6 基板
7 部品供給部
8 テープフィーダ
L1〜L3 部品実装ライン
M1〜M4 部品実装装置

Claims (4)

  1. 基板に部品を実装する複数の部品実装装置を連結して構成された部品実装ラインを複数備え、これらの複数の部品実装ラインにそれぞれ割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装システムであって、
    前記基板に実装される部品の部品種についてのデータを少なくとも含む基板データを前記基板種毎に記憶する記憶部と、
    新規に前記複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の前記基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を前記既定基板種から新規基板種へ切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を前記部品実装ライン毎に算出する段取り替え作業負荷算出部と、
    前記新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを前記部品実装ライン毎に算出する生産タクト算出部と、
    前記部品実装ライン毎に前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを表示する表示部とを備えたことを特徴とする部品実装システム。
  2. 複数の前記部品実装ラインのうち、前記新規基板種の割り当ての対象となる部品実装ラインを作業者が選択して指定する部品実装ライン指定部を備え、
    前記段取り替え作業負荷算出部および前記生産タクト算出部は、前記部品実装ライン指定部によって指定された部品実装ラインを対象として、前記段取り替え作業負荷の算出および前記生産タクトタイムの算出を行うことを特徴とする請求項1記載の部品実装システム。
  3. 基板に部品を実装する複数の部品実装装置を連結して構成された部品実装ラインを複数備え、これらの複数の部品実装ラインにそれぞれ割り当てられた基板種の実装基板を製造する部品実装方法であって、
    前記基板に実装される部品の部品種についてのデータを少なくとも含む基板データを前記基板種毎に記憶する基板データ記憶工程と、
    新規に前記複数の部品実装ラインのいずれかに割り当てられる新規基板種の前記基板データと既に部品実装ラインに割り当てられている既定基板種の基板データとを比較し、当該部品実装ラインの生産基板種を前記既定基板種から新規基板種へ切り替えるために必要とされる段取り替え作業負荷を前記部品実装ライン毎に算出する段取り替え作業負荷算出工程と、
    前記新規基板種の生産について予想される生産タクトタイムを前記部品実装ライン毎に算出する生産タクト算出工程と、
    前記部品実装ライン毎に前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを表示する表示工程とを含み、
    作業者が前記表示工程において表示された前記段取り替え作業負荷および生産タクトタイムを参照することにより、前記新規基板種が割り当てられる部品実装ラインを決定することを特徴とする部品実装方法。
  4. 複数の前記部品実装ラインのうち、前記新規基板種の割り当ての対象となる部品実装ラインを作業者が選択して指定する部品実装ライン指定工程を含み、
    前記段取り替え作業負荷算出工程および前記生産タクト算出工程において、前記部品実装ライン指定工程において指定された部品実装ラインを対象として、前記段取り替え作業負荷の算出および前記生産タクトタイムの算出を行うことを特徴とする請求項3記載の部品実装方法。
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