JP7266423B2 - 居眠り防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、居眠り防止システムに関する。
近年、居眠り運転による事故を防止するためにドライバの眠気を検知した場合に覚醒誘導を行うシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、かかるシステムとして、運送業者等のドライバを対象とした居眠り防止システムが開示されている。この特許文献1のシステムでは、ドライバの眠気を検知した場合に、その旨を他のドライバに通知することで、その他のドライバに眠気の生じているドライバとの通話を行わせ、それにより当該ドライバの居眠りを防止するようにしている。つまり、特許文献1のシステムでは、他のドライバを話し相手として会話(通話)することで居眠り防止を図るようにしている。
特開2015-095141号公報
ところで、上記特許文献1のシステムを運送業者等ではない一般のドライバに適用することが考えられる。この場合、ドライバが眠気を催した際の話し相手としては、そのドライバの家族や友人、知人などを定めることが考えられる。しかしながら、ドライバの運転中にこれらの人が誰も運転していない場合が想定され、その場合、ドライバが眠気を催した際に話し相手が見つからず、居眠り防止を図れないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、運転者の居眠り防止を確実に図ることができる居眠り防止システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、第1の発明の居眠り防止システムは、
車両を運転する運転者の居眠りを防止するための居眠り防止システムであって、
前記車両において前記運転者の眠気を検出する眠気検出手段と、
前記運転者の通話相手として予め定められた複数の通話対象者がそれぞれ住宅内で通話可能な状態にあるか否かを判定する通話可能判定手段と、
前記眠気検出手段により前記運転者の眠気が検出された場合に、前記通話可能判定手段により通話可能と判定された前記通話対象者である通話可能対象者及び前記運転者のうちいずれか一方に他方との通話を促す通知を行う通話促し通知手段と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、車両を運転する運転者の通話相手として予め複数の通話対象者が定められており、これらの通話対象者が住宅内(通話対象者の家)で通話可能な状態にあるか否かが判定される。これらの通話対象者としては、例えば家族や友人、知人等が考えられる。また、運転者の車両運転中に運転者の眠気が検知された場合に、通話可能と判定された通話対象者(通話可能対象者)及び当該運転者のうちいずれか一方に他方との通話を促す通知処理が行われる。この場合、運転者が眠気を催した際、その運転者と通話対象者との間で通話を行わせることができるため、その通話により運転者の居眠りを防止することができる。また、通話可能対象者は住宅内にいる者であるため、運転者が眠気を催した際、その通話相手を見つけやすく、そのため、通話による居眠り防止を確実に図ることができる。
第2の発明の居眠り防止システムは、第1の発明において、
前記各通話対象者が住宅内で何を行っているかを判定する行動判定手段を備え、
前記通話可能判定手段は、前記行動判定手段の判定結果に基づいて、前記各通話対象者が通話可能な状態にあるか否かを判定することを特徴とする。
第2の発明によれば、各通話対象者が住宅内で何をしているかに基づき、通話可能な状態にあるか否かが判定される。この場合、例えば通話対象者が料理中である場合には、通話対象者が手の放せない通話不能な状態にあると判定したり、通話対象者がテレビを視聴中である場合には、手の空いている通話可能な状態にあると判定したりすることができる。これにより、通話対象者が通話可能か否かを好適に判定することができる。
第3の発明の居眠り防止システムは、第2の発明において、前記行動判定手段は、前記各通話対象者の住宅に設けられた設備の使用状況に基づいて、前記各通話対象者が住宅内で何を行っているかを判定することを特徴とする。
第3の発明によれば、通話対象者の行動を把握するための機器等を新たに導入することなく、上記第2の発明の効果を得ることができる。
第4の発明の居眠り防止システムは、第2又は第3の発明において、
前記通話可能対象者が複数存在する場合に、それら各通話可能対象者についての前記行動判定手段の判定結果に基づき、前記各通話可能対象者のうちいずれを前記運転者の通話相手とするか決定する決定手段を備え、
前記通話促し通知手段は、前記決定手段により決定された通話相手及び前記運転者のうちいずれか一方に他方との通話を促す通知処理を行うことを特徴とする。
第4の発明によれば、通話可能対象者が複数存在する場合、それら各通話可能対象者が何をしているかに基づき、各通話可能対象者のうちいずれかが運転者の話し相手として決定される。この場合、各通話可能対象者のうち、比較的手の空いている通話可能対象者を優先して通話相手とする等、通話可能対象者の状況を考慮して通話相手を決定することができる。
第5の発明の居眠り防止システムは、第1~第4の発明のいずれかにおいて、
前記眠気検出手段により前記運転者の眠気が検出された場合に、その眠気レベルを判定する眠気レベル判定手段を備え、
前記通話促し通知手段は、前記運転者の眠気レベルが低い場合には、前記運転者に対して前記通話可能対象者との通話を促す通知処理を行い、前記運転者の眠気レベルが高い場合には、前記通話可能対象者に対して前記運転者との通話を促す通知処理を行うことを特徴とする。
第5の発明によれば、運転者の眠気レベルが低い場合には、運転者に対して通話可能対象者との通話を促す通知処理が行われる。運転者の眠気レベルが低い場合には、運転者自らが通話開始の操作を行う余裕がある。このため、この場合には、運転者に対して通知処理を行うことで、運転者に通話開始操作を行わせ、それにより、通話可能対象者に対して通話開始操作を行わせる手間をかけさせないようにすることができる。
一方、運転者の眠気レベルが高い場合には、通話可能対象者に対して運転者との通話を促す通知処理が行われる。運転者の眠気レベルが高い場合には、運転者に対して通話を促す通知を行っても運転者がそれに気づかないおそれがある。このため、この場合には、通話可能対象者に対して通知処理を行うことで、通話可能対象者に通話開始操作を行わせ、それにより、運転者と通話可能対象者との通話を確実に行わせるようにすることができる。
居眠り防止システムの構成を示す概略図。 居眠り防止システムのシーケンスチャート。 行動判定処理の処理手順を示すフローチャート。 記憶部に記録される各設備の使用状況に基づいた行動判定基準の概念図。 車両の表示部において表示された通話可能対象者の通知及び選択画面を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は居眠り判定システムの構成を示す概略図である。本実施形態では、住宅10Aには、夫である居住者Xと妻である居住者Yとが居住している。住宅10Aの居住者X,Yは車両30を所有しており、ここでは、各居住者X,Yのうち居住者Xを車両30を運転する運転者として想定している。居住者Xは、例えば車両30を通勤等で使用する。
図1に示すように、住宅10A内には、テレビ11、食洗器12、洗濯機13、給湯器14、浴室照明15などの各種の住宅内設備が設置されている。住宅10Aに設けられたコンロ16には、コンロ16が使用中であるか否かを検出するコンロセンサ16aが設けられている。また、住宅10A内には掃除機17が設けられている。掃除機17には、センサ17aが設けられており、掃除機17が掃除中の場合には、センサ17aにより掃除機17内が使用中であることが検出される。なお、以下では、各設備11~17とまとめて称する場合がある。
住宅10Aには、各設備11~17の使用状況などを検出するための住宅コントローラ20が設けられている。住宅コントローラ20が行動判定手段に相当する。住宅コントローラ20は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備えて構成されている。各設備11~15及び各センサ16a,17aは、住宅コントローラ20に電気的に接続されている。
住宅10A内には、通信端末18が設けられている。通信端末18は、表示部18aと、操作部18bとを備えている。通信端末18は、通話機能を有しており、操作部18bを操作することにより、所望の通話先とハンズフリーでの通話が可能とされている。通信端末18についても住宅コントローラ20に電気的に接続されており、住宅コントローラ20は表示部18aにおける表示を制御する。
なお、住宅10Aには、各設備11~17及び通信端末18以外にも、空調設備、リビング照明等の各機器が設けられている(図示略)。これらの各機器についても住宅コントローラ20に電気的に接続されており、住宅コントローラ20は、住宅10Aにおける電力使用量を検出する。
図1には、居住者Xの親Zが居住する住宅10B、居住者Xの友人Mが居住する住宅10C、居住者Xの友人Pが居住する住宅10Dが図示されている。これらの各住宅10B~10Dにおいても、住宅10Aと同様にして、各設備11~15、各センサ16a,17a、通信端末18及び各機器が設けられており、それらが住宅コントローラ20に接続されている。よって、各住宅10B~10Dにおける各住宅コントローラ20により、各設備11~17の使用状況と、各住宅10B~10Dにおける電力使用量とが検出されている。
住宅コントローラ20は、各設備11~17の使用状況に関する各種情報等を記憶する記憶部21と、通信部22とを有している。住宅コントローラ20は無線通信を可能とする通信部22によってネットワークNに接続可能となっている。
ネットワークNには、住宅コントローラ20の他、車両30に備えられた車両コントローラ31と、本システムの管理を行う管理サーバ40とが接続可能となっている。この場合、住宅コントローラ20は、通信部22を介して車両コントローラ31と、管理サーバ40と通信可能とされている。
管理サーバ40は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備えて構成されている。管理サーバ40は、居住者Xに関連する情報を記憶する記憶部41と、ネットワークNを介して無線通信可能な通信部42とを有している。この場合、管理サーバ40は、通信部42を介して住宅コントローラ20及び車両コントローラ31と接続可能とされている。
記憶部41には、居住者Xに関連する情報として、居住者Xの通話対象者の情報が記録されている。居住者Xの通話対象者とは、居住者Xが車両30を運転する際に通話を行う通話相手として予め定められたものである。本実施形態では、居住者Xの通話対象者として居住者Y、親Z、友人M,Pが登録(記録)され、これら通話対象者の居住する各住宅10A~10Dの情報(例えば、各住宅10A~10Dに設けられた各住宅コントローラ20の情報等)が通話対象者と紐付けされて登録(記録)されている。管理サーバ40が、通話可能判定手段、通話促し通知手段及び決定手段に相当する。
車両30には、車両コントローラ31と、ネットワークNを介して無線通信可能な通信部32と、ナビゲーション装置33とが設けられている。車両コントローラ31は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備えて構成されている。この場合、車両コントローラ31は、通信部32を介して住宅コントローラ20と、管理サーバ40と通信可能とされている。
ナビゲーション装置33は、表示部33aと、操作部33bとを備えている。ナビゲーション装置33は、通話機能を有しており、操作部33bを操作することにより、所望の通話先とハンズフリーでの通話が可能とされている。これにより、車両30に設けられたナビゲーション装置33と、各住宅10A~10Dに設けられた各通信端末18とにより、各住宅10A~10D内にいる人(例えば、居住者Y)と車両30内にいる人(例えば、運転者である居住者X)とが通話可能とされている。
ここで、車両30には、運転時の生体情報を取得する生体情報検出部34が設けられている。生体情報検出部34は、車両コントローラ31に接続されている。生体情報検出部34により取得された生体情報は、車両コントローラ31に逐次入力される。
生体情報検出部34は、例えば、運転者を撮影するカメラである。カメラは、例えば、ハンドルやルームミラー等に設けられており、このカメラによる撮影画像を車両コントローラ31において画像処理することにより、運転者の顔の向き、顔の動き、瞼の動きなどが認識される。これら認識される情報を生体情報として、車両コントローラ31においては、運転者の眠気の有無、及び眠気があるとされた場合には眠気レベルが算出される。車両コントローラ31が眠気検出手段及び眠気レベル判定手段に相当する。ここでは、生体情報検出部34としてカメラのみを例示したが、運転者の体温を検出する温度センサ、脈拍や呼吸を検出する体動センサ(磁気センサ)などの他のセンサを利用してもよく、またそれらを併用して生体情報を検出して運転者の眠気の有無及び眠気レベルが算出されてもよい。
車両コントローラ31により眠気があるとされた場合には、運転者が眠気を有している旨が眠気レベルとともに車両コントローラ31に備えられた通信部32を介して、管理サーバ40に送信される。
次に、本実施形態の要部である、住宅コントローラ20と車両コントローラ31と管理サーバ40との間での無線通信が実行される手順について、図2に示すシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。なお、図2では、住宅10Aに設けられた住宅コントローラ20のみが例示されているが、各住宅10B~10Dにおいて各住宅コントローラ20が、住宅10Aの住宅コントローラ20と同様にして各自処理を行う。本処理は、所定の時間周期で繰り返し実行される。
まず、車両30側(車両コントローラ31)において、運転者である居住者Xの眠気を検出したか否かを判定する(S111)。ここで、眠気が検出されていない場合には本処理を終了する。眠気が検出された場合には、眠気レベルを判定した後(S112)、車両30において眠気が検出された旨と眠気レベルとを管理サーバ40に対して通知処理(眠気発生通知処理)を行う(S113)。
眠気発生通知を受信した管理サーバ40側では、記憶部41に記録された各通話対象者の居住する住宅10A~10Dの住宅コントローラ20に対して、忙しさレベルを要求する通知を行う(S121)。
忙しさレベルの要求を通知された各住宅10A~10D側では、各住宅コントローラ20が行動判定処理を行う(S131)。行動判定処理は、各住宅10A~10Dにおける機器の使用状況に基づいて、住宅10A~10D内における通話対象者の行動を判定する処理である。図4には、記憶部21に記録された各設備11~17の使用状況に基づいた行動判定基準の概念図が示されている。本実施形態では、図4に示すように、各行動に対して、忙しさレベルが定められている。各住宅10A~10D内にいる各通話対象者の行動が判定された後、この行動判定基準を用いて、各通話対象者の忙しさレベルが判定されるようになっている。以下、図3の行動判定処理のフローチャートと、図4の概念図とに基づき、行動判定処理について説明する。なお、以下では、住宅10Aの住宅コントローラ20を例として、行動判定処理の説明を行う。
図3に示すように、行動判定処理では、まずステップS11において、通話対象者が在宅しているか否かを判定する。ここで、本実施形態では、住宅10Aの電力使用量に基づいて、通話対象者が在宅か否かを判定する。住宅10Aの電力使用量が所定の閾値以上の場合には、通話対象者が在宅と判定され、ステップS12に進む。住宅10Aの電力使用量が所定の閾値未満の場合には、通話対象者が不在であると判定され、この場合は通話対象者として対応可能な状態でない(通話可能な状態)でないとして行動判定処理を終了する。
ステップS12では、住宅10A内にいる通話対象者(すなわち、居住者Y)が入浴中か否かを判定する。ここで、図4に示すように、入浴中の条件は、給湯器14の電源がオンとされた状態で、浴室照明15がオンとされている場合である。そして、入浴中である場合には、忙しさレベル5とされている。よって、ステップS12では、給湯器14の電源がオンとされた状態で、浴室照明15がオンとされている場合には、入浴中であると判定され、ステップS22に進む。ステップS22では、忙しさレベル5と判定された後、行動判定処理を終了する。ステップS12で給湯器14の電源がオンとされていない、又は浴室照明15がオンとされていない場合には、入浴中でないと判定され、ステップS13に進む。
ステップS13では、居住者Yが料理中か否かを判定する。図4に示すように、料理中の条件は、コンロ16が使用されている場合であり、よって、コンロセンサ16aによりコンロ16の使用が検出されている場合である。そして料理中である場合には、忙しさレベル4とされている。よって、ステップS13では、コンロセンサ16aによりコンロ16の使用が検出されている場合には、料理中であると判定され、ステップS23に進む。ステップS23では、忙しさレベル4と判定された後、行動判定処理を終了する。ステップS13でコンロセンサ16aによりコンロ16の使用が検出されていない場合には、料理中でないと判定され、ステップS14に進む。
ステップS14では、居住者Yが掃除中か否かを判定する。図4に示すように、掃除中の条件は、掃除機17が使用されている場合、すなわち、センサ17aにより掃除機17の使用が検出されている場合である。そして掃除中である場合には、忙しさレベル3とされている。よって、ステップS14では、センサ17aにより掃除機17の使用が検出されている場合には、掃除中であると判定され、ステップS24に進む。ステップS24では、忙しさレベル3と判定された後、行動判定処理を終了する。ステップS14でセンサ17aにより掃除機17の使用が検出されていない場合には、掃除中でないと判定され、ステップS15に進む。
ステップS15では、居住者Yが片づけ中か否かを判定する。図4に示すように、片づけ中の条件は、食洗器12が使用されている場合か、又は洗濯機13が使用されている場合かである。そして片づけ中である場合には、忙しさレベル2とされている。よって、ステップS15では、食洗器12又は洗濯機13の少なくとも一方の使用が検出されている場合には、片づけ中であると判定され、ステップS25に進む。ステップS25では、忙しさレベル2と判定された後、行動判定処理を終了する。ステップS15で食洗器12及び洗濯機13の使用が検出されていない場合には、片づけ中でないと判定され、ステップS16に進む。
ステップS16では、居住者Yがテレビ視聴中か否かを判定する。図4に示すように、テレビ視聴中の条件は、テレビ11がオンとされている場合である。そしてテレビ視聴中である場合には、忙しさレベル1とされている。よって、ステップS16では、テレビ11の使用が検出されている場合には、テレビ視聴中であると判定され、ステップS17に進む。ステップS17では、忙しさレベル1と判定された後、行動判定処理を終了する。
ステップS16でテレビ11の使用が検出されていない場合には、テレビ視聴中でないと判定され、ステップS25に進む。この場合、住宅10A内で具体的にどのような行動をしているのかは不明だが、各設備11~17の使用状況を考慮すると、大きな作業を行っているとは思われない。よって、この場合には、忙しさレベル2とされる。ステップS25で忙しさレベル2と判定された後、行動判定処理を終了する。
以上のように、行動判定処理により住宅10Aにおける通話対象者(居住者Y)の忙しさレベルを算出した後、図2に戻り、住宅コントローラ20は、ステップS132において、通話対象者の忙しさレベルを管理サーバ40に対して通知する。なお、住宅10Aの住宅コントローラ20を例にステップS131及びS132を説明したが、当該ステップは住宅10A以外の各住宅10B~10Dにおける各住宅コントローラ20においても同様に行われる。よって、管理サーバ40には、各住宅10A~10Dにおける各住宅コントローラ20から各通話対象者の忙しさレベルが通知される。
管理サーバ40側では、各住宅10A~10Dにおける各住宅コントローラ20から各通話対象者の忙しさレベルを受信すると、ステップS122~S124の処理を行う。まずステップS122では、忙しさレベルに基づいて、各通話対象者が通話可能な状態にあるか否かを判定する。ここで、図4に示すように、忙しさレベル4,5の場合には通話不可能な状態とされ、忙しさレベル1~3の場合には通話可能な状態とされている。したがって、忙しさレベル1~3とされた通話対象者が通話可能な通話可能対象者とされる。なお、図4は記憶部21に記録された内容の概念図であるが、記憶部41においても同じ基準が記録されている(図示略)。
次に、ステップS123では、車両30における運転者の眠気レベルが高いか否かを判定する。ここで、ステップS113の眠気発生通知において、眠気レベルが通知されているため、当該レベルに基づいて、眠気レベルが低い場合にはステップS124へ進む。眠気レベルが高い場合にはステップS125へ進む。
ステップS124では、運転者に対して通話を促すため、車両コントローラ31に対して、通話を促す通知を行う。車両30側では、管理サーバ40から通話を促す通知を受信すると、S114にて、通知内容をナビゲーション装置33の表示部33aに表示する。例えば、図5に示すように、表示部33aにおいて、「眠気を検出しました。どなたかと会話してみてはいかがでしょうか?」と通話を促す内容が表示されるとともに、通話可能対象者が忙しさレベルの低い順に「1.奥様(忙しさレベル1)、2.友人M(忙しさレベル2)、3.親Z(忙しさレベル3)」と表示される。運転者は、ナビゲーション装置33の操作部33bを操作することにより、通話可能対象者のうちいずれかを選択することができ、選択した通話可能対象者に発信することができる。表示部33aにおける表示処理の後、車両コントローラ31は本処理を終了する。
ステップS125では、管理サーバ40において運転者と通話する通話相手を決定する。ここでは、通話可能対象者のうち、忙しさレベルの低い人を優先して通話相手として決定する。通話相手を決定した後、ステップS126へ進み、管理サーバ40は通話相手に対して通話を促す通知を行う。この場合、通話相手の居住する住宅10A~10Dの住宅コントローラ20に当該通知を行う。
通話を促す通知がされた住宅10A~10D側では、管理サーバ40から通話を促す通知を受信すると、S133にて、通知内容を通信端末18の表示部18aに表示する。例えば、「居住者Xに連絡してください。運転中ですが眠気が高い状態です。」と表示される。表示部18aへの表示処理の後、住宅コントローラ20は本処理を終了する。
また、ステップS124及びステップS126で通話を促す通知処理を行った後、管理サーバ40は本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、車両30を運転する運転者の通話相手として予め複数の通話対象者(居住者Y、親Z、友人M,P)が定められており、これらの各通話対象者が各住宅10A~10Dで通話可能な状態にあるか否か(すなわち、通話対象者が通話可能対象者であるか否か)が判定される。通話可能対象者は住宅10A~10D内にいる者であるため、運転者が眠気を催した際には、その運転者と確実に通話することができる。また、運転者と通話可能対象者との間で通話を行うことにより運転者の居眠りを確実に防止することができる。
(2)本実施形態によれば、各通話対象者が住宅内での行動に基づき、通話可能な状態にあるか否かが判定される。具体的には、各住宅10A~10Dにおける各設備11~17の使用状況に基づいて、各住宅10A~10D内の各通話対象者の行動が判定される。そして、各行動に対する忙しさレベルが定められているため、この忙しさレベルに基づいて、通話可能な状態にあるか否かが判定される。例えば、通話対象者がコンロ16を使用中の場合には料理中であるとして通話不可能な状態にあると判定される。これにより、通話対象者の行動を把握するための機器等を新たに導入することなく、通話対象者が通話可能か否かを好適に判定することができる。
(3)本実施形態によれば、通話可能対象者が複数存在する場合、それら各通話可能対象者の忙しさレベル(行動)に基づいて、各通話可能対象者のうち運転者の話し相手とされる優先度が決定される。通話可能対象者の忙しさレベル(行動)に基づいているため、話し相手とされる通話可能対象者にとっても手が空いている状態であるため、作業の妨げになることがなく快く会話をすることができる。
(4)本実施形態によれば、運転者の眠気レベルが低い場合には、運転者に対して通話可能対象者との通話を促す通知処理が行われる。運転者の眠気レベルが低い場合には、運転者自らが通話開始の操作を行う余裕がある。このため、この場合には、運転者に対して通知処理を行うことで、運転者に通話開始操作を行わせ、それにより、通話可能対象者に対して通話開始操作を行わせる手間をかけさせないようにすることができる。
一方、運転者の眠気レベルが高い場合には、通話可能対象者に対して運転者との通話を促す通知処理が行われる。運転者の眠気レベルが高い場合には、運転者に対して通話を促す通知を行っても運転者がそれに気づかないおそれがある。このため、この場合には、通話可能対象者に対して通知処理を行うことで、通話可能対象者に通話開始操作を行わせ、それにより、運転者と通話可能対象者との通話を確実に行わせるようにすることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、各設備11~17の使用状況に基づいて通話対象者の行動を判定しているが、通話対象者の行動判定の基準としては、各設備11~17に限定されない。例えば、電子レンジ、キッチンに設けられた水道蛇口、キッチンの照明、リビングの照明、寝室の照明、リビングや寝室等に設けられた空調設備等の使用状況等を行動判定に用いてもよい。
(2)上記実施形態では、料理中と入浴中とをそれぞれ忙しさレベル4,5として通話不可能としたが、例えば、浴室内やキッチンにマイク及びスピーカを設けてもよい。この場合、入浴中及び料理中であってもハンズフリーでの通話が可能であるため、通話可能対象者とすることができる。これにより、通話対象者において通話可能となる状況が増えるため、運転者は通話相手(通話可能対象者)をより確実に確保することができる。
(3)上記実施形態では、車両30側で運転者の眠気が検出された場合に管理サーバ40へと通知される構成とされているが、例えば、管理サーバ40は、車両コントローラ31により運転が開始されたことを通知され、その通知を起点として所定時間ごとに各住宅コントローラ20に忙しさレベルを要求する構成としてもよい。この場合、管理サーバ40側では、各通話対象者の忙しさレベルの変化が把握できる。例えば、運転者の眠気が通知されたそのタイミングでコンロが使用されているだけなのか、数分間コンロが使用中であるか等により、通話対象者の行動をより正確に把握することができ、これにより、通話対象者の忙しさレベルがより正確に把握できる。また、この場合、運転者の眠気が高い場合においては、運転者の眠気が通知されてすぐに、管理サーバ40は把握している忙しさレベルに基づいて、通話可能対象者に対して運転者との通話を促す処理をすることができる。これにより、通話可能対象者と運転者との通話がより迅速に開始されることになり、運転者の居眠り防止により高い効果を発揮することができる。
(4)上記実施形態では、眠気レベルの高い場合は住宅コントローラ20に通話を促す通知(ステップS126)を行い、眠気レベルの低い場合は車両コントローラ31に通話を促す通知(ステップS124)を行っているが、通話を促す通知先は当該形態に制限されない。眠気レベルにかかわらず、車両コントローラ31に通話を促す通知(ステップS124)を行ってもよいし、住宅コントローラ20に通話を促す通知(ステップS126)を行ってもよい。
(5)上記実施形態では、眠気レベルの高い場合において管理サーバ40が忙しさレベルに応じて通話相手を決定しているが(ステップS125)、通話相手の決定は眠気レベルの低い場合においても行ってもよい。すなわち、図2のシーケンスチャートにおいて、ステップS123とステップS124との間に、ステップS125の通話相手を決定する処理を行い、その後、ステップS124としては、車両コントローラ31に対してその通話相手との通話を促す通知をする。この場合、ナビゲーション装置33の表示部33aには「眠気が検出されました。奥様と会話してみてはいかがでしょうか?」と表示され、操作部33bを操作することにより、住宅10A内にいる居住者Yに発信することができる。
10A~10D…住宅、16…設備、20…行動判定手段としての住宅コントローラ、30…車両、31…眠気検知手段及び眠気レベル判定手段としての車両コントローラ、33…ナビゲーション装置、34…生体情報検出部、40…通話可能判定手段、通話促し通知手段、及び決定手段としての管理サーバ。

Claims (5)

  1. 車両を運転する運転者の居眠りを防止するための居眠り防止システムであって、
    前記車両において前記運転者の眠気を検出する眠気検出手段と、
    前記運転者の通話相手として予め定められた複数の通話対象者がそれぞれ住宅内で通話可能な状態にあるか否かを判定する通話可能判定手段と、
    前記眠気検出手段により前記運転者の眠気が検出された場合に、前記通話可能判定手段により通話可能と判定された前記通話対象者である通話可能対象者及び前記運転者のうちいずれか一方に他方との通話を促す通知を行う通話促し通知手段と、
    を備えることを特徴とする居眠り防止システム。
  2. 前記各通話対象者が住宅内で何を行っているかを判定する行動判定手段を備え、
    前記通話可能判定手段は、前記行動判定手段の判定結果に基づいて、前記各通話対象者が通話可能な状態にあるか否かを判定する、請求項1に記載の居眠り防止システム。
  3. 前記行動判定手段は、前記各通話対象者の住宅に設けられた設備の使用状況に基づいて、前記各通話対象者が住宅内で何を行っているかを判定する、請求項2に記載の居眠り防止システム。
  4. 前記通話可能対象者が複数存在する場合に、それら各通話可能対象者についての前記行動判定手段の判定結果に基づき、前記各通話可能対象者のうちいずれを前記運転者の通話相手とするか決定する決定手段を備え、
    前記通話促し通知手段は、前記決定手段により決定された通話相手及び前記運転者のうちいずれか一方に他方との通話を促す通知処理を行う、請求項2又は3に記載の居眠り防止システム。
  5. 前記眠気検出手段により前記運転者の眠気が検出された場合に、その眠気レベルを判定する眠気レベル判定手段を備え、
    前記通話促し通知手段は、前記運転者の眠気レベルが低い場合には、前記運転者に対して前記通話可能対象者との通話を促す通知処理を行い、前記運転者の眠気レベルが高い場合には、前記通話可能対象者に対して前記運転者との通話を促す通知処理を行う、請求項1~4のいずれか1項に記載の居眠り防止システム。
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