JP7265913B2 - 地下浸透防止設備 - Google Patents
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Description
しかし、この地下浸透防止設備の内部の液体は施設や配管からの漏えい液、あるいは、漏えい液と雨水との混合液である可能性は否定できず、各種測定や分析を行って雨水などの、環境汚染を生じるおそれのない液体であることを確認した後に排出する必要があった。
(1)
不浸透性の底部と、当該底部と一体ないし一体的に設けた、前記底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部とからなる地下浸透防止設備であって、
前記堤部で囲まれた内部に、特定成分を含む液体を収容する施設あるいは前記液体が流れる配管が設置されており、前記施設あるいは前記配管から前記液体が漏えいした際に、当該液体の地下浸透を防止し、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能、および前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が前記特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を有するセンサを備え、
前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサであることを特徴とする
地下浸透防止設備。
(2)
前記地下浸透防止設備の内部の液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含まないときに、前記排出手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出制御手段と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の地下浸透防止設備。
(3)
前記地下浸透防止設備の内部の液体を当該地下浸透防止設備の外部に送液する送液手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含むときに、前記送液手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に送液する送液制御手段と、
を備えることを特徴とする(1)または(2)に記載の地下浸透防止設備。
(4)
前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねることを特徴とする
(1)ないし(3)のいずれかに記載の地下浸透防止設備。
また、上記構成に加え、前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサである構成とすることができ、このとき、様々な特定成分に対応することが可能となる。
図1に示すように、本発明の地下浸透防止設備の一例である防液堤3は、不浸透性の底部3aと、この底部3aと一体に設けた、底部3aから上方に突出する不浸透性の堤部3bからなる。
この防液堤3の内部には、漏えいした場合に周囲の環境を汚染するおそれのある特定成分を含む液体2を収容する施設1が設置されている。この防液堤3は施設1に収容された液体2の液量に対して十分な容量を有しており、施設1から液体2が漏えいした場合であっても周囲の環境の汚染を防止することができる。
なお、防液堤として底部を含まず、堤部のみを指す場合があるが、本発明での防液堤は、不浸透性の底部と、この底部と一体ないし一体的に設けた、底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部からなるものを指す。
特定成分は、たとえば酸やアルカリ、消毒剤、各種有機物など、さらには液体に可溶な成分だけではなく、分散媒とともに懸濁液を構成する成分、液体とともに乳濁液を構成する成分、あるいは、液体とともにスラリーを構成する成分などを含むが、本発明の特定成分はこれらに限定されない。
なお、以下の説明では一部、特定成分を含む液体2として、特定成分が水の電気伝導率を高める成分であり、そして、液体2がこの特定成分により雨水や用水、水道水などの清水よりも電気伝導率の高い水の場合の例について説明しているが、本発明はこれらに限定されない。
また、施設1の図中左側にセンサ4としてこの例では電気伝導率計と、防液堤3の内部の液体を防液堤3の外部に送液する送液手段として、防液堤3の内部の液体をその外部、たとえば特定成分を含む液体を環境の汚染を引き起こさないように処理する排水処理施設やタンクなどに送液する、この例では、送液ポンプ8aが接続する送液配管8を備えている。
さらに、電気伝導率計は、その2つの電極の間に液体がない場合には電気伝導率が通常0mS/mと低い値となるため、電極が防液堤3の底部3aないし底部3a近くに位置するように電気伝導率計を設置することで、防液堤3の内部の液体の有無を検知することができる。
排出制御手段C1は、一端が信号線S1とこの信号線S1から分岐した信号線S1aとによってセンサ4と、他端は信号線S2によって排出配管6の電動弁5と、それぞれ接続している。
送液制御手段C2は、一端が信号線S1とこの信号線S1から分岐した信号線S1bとによってセンサ4と、他端は信号線S3によって送液配管8に接続する、防液堤3の底部3a上に設置した水中ポンプである送液ポンプ8aと、それぞれ接続している。
なお、この例では電動弁を用いているが、これは防液堤3の内部の液体にはゴミなどの固形物が含まれている可能性があり、その場合であっても、電動弁は、いわゆる「噛み込み」による動作不良を起こす可能性が電磁弁に比して少ないためであるが、本発明では電磁弁を用いることもできる。また、上記例で排出手段として排出配管6に電動弁5を設けたが、この電動弁に代えてポンプを用いることもできる。
初期状態では電動弁5は閉じており、また、送液ポンプ8aは停止している。雨水や用水、水道水などの液体が防液堤3の内部に溜まるとセンサ4が防液堤3の内部の液体を検知するとともに、この防液堤3の内部の液体に施設1の液体2が含む特定成分を検知しないときには、これらの情報をセンサ4から信号線S1およびS1bを介して受けた排出制御手段C1は、信号線S2を介して排出配管6の電動弁5を開けて防液堤3内の液体を排出溝7に排出し、その後、全部の液体の排出をセンサ4が検知したときに電動弁5を閉める。
そのようなセンサとしては、前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、糖度計、および、液面計等が挙げられ、特定成分の種類に応じて適宜選択する。
このとき、液面計は防液堤3の内部に液体があるか否かを検知するセンサとして機能し、pH計やイオン選択性電極は防液堤3の内部に液体があったときにその液体が特定成分を含むか否かを検知するセンサとして機能する。
なお、防液堤3内に溜まった液体が特定成分を有していたときには、この液体を防液堤3外部に送液手段により送液した後にも容器4b内にはその特定成分を有する液体が残留するが、この液体をたとえば図示しない自動化設備によりに特定成分を含まない液体に置換するようにしてもよい。
2 液体
3 防液堤
3a 底部
3b 堤部
4 センサ
4a 検知部
4b 容器
4c 凹部
5 電動弁
6 排出配管
7 排出溝
8 送液配管
8a 送液ポンプ
9 液面計
C1 排出制御手段
C2 送液制御手段
S1 信号線
S1a 信号線
S1b 信号線
S2 信号線
S3 信号線
11 トレンチ
12a 排出ポンプ
12 排出配管
Claims (4)
- 不浸透性の底部と、当該底部と一体ないし一体的に設けた、前記底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部とからなる地下浸透防止設備であって、
前記堤部で囲まれた内部に、特定成分を含む液体を収容する施設あるいは前記液体が流れる配管が設置されており、前記施設あるいは前記配管から前記液体が漏えいした際に、当該液体の地下浸透を防止し、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能、および前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が前記特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を有するセンサを備え、
前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサであることを特徴とする
地下浸透防止設備。 - 前記地下浸透防止設備の内部の液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含まないときに、前記排出手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の地下浸透防止設備。 - 前記地下浸透防止設備の内部の液体を当該地下浸透防止設備の外部に送液する送液手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含むときに、前記送液手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に送液する送液制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地下浸透防止設備。 - 前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の地下浸透防止設備。
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