JP7265913B2 - 地下浸透防止設備 - Google Patents

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Description

本発明は、特定成分を含む液体を収容する施設やその液体が流れる配管を内部に設置した地下浸透防止設備に関する。
廃液水槽、薬液タンク、水処理施設、膜処理施設、あるいは、排水処理施設などの各種施設では、薬品等の特定成分を含む液体を収容しているものが多く、また、必要に応じてこのような施設から液体を配管で排水、必要箇所あるいは処理箇所に送液する。
このような特定成分を含む液体が施設や配管から漏えいすると、周囲の土壌や地下水、河川、海などを汚染する可能性がある。このような汚染を未然に防止するために、たとえば施設を防液堤内に、また、配管をトレンチ内に設置する(特許文献1、非特許文献1)。
ここで、このような防液堤やトレンチなどの地下浸透防止設備が屋外にある場合、降雨により地下浸透防止設備の内部に雨水が溜まり、その状態で施設や配管から液体が漏えいした場合には、漏液した液体が堤部から越流し、地下浸透防止設備の外部に流出するおそれがある。このため、地下浸透防止設備の内部の雨水を速やかに外部に排出する必要がある。
しかし、この地下浸透防止設備の内部の液体は施設や配管からの漏えい液、あるいは、漏えい液と雨水との混合液である可能性は否定できず、各種測定や分析を行って雨水などの、環境汚染を生じるおそれのない液体であることを確認した後に排出する必要があった。
特開2017-007711号公報
環境省 水・大気環境局地下水・地盤環境室、「講演1 水質汚濁防止法改正(構造等規制制度)の概要」、[online]、環境省、[平成31年2月1日検索]、インターネット〈URL:https://www.env.go.jp/water/chikasui/brief2012/manual/kouen_full.pdf〉、(第3頁下側の図、第24頁上側の表参照)
本発明は、このような従来技術の問題点を解決する、すなわち、特定成分を含む液体を収容する施設あるいはこのような液体が流れる配管が設置された地下浸透防止設備において、液体の有無、そして液体がある場合には、その液体が特定成分を含むか否かを判別することが可能となる地下浸透防止設備を提供することを目的とする。
本発明の地下浸透防止設備は上記課題を解決するために、
(1)
不浸透性の底部と、当該底部と一体ないし一体的に設けた、前記底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部とからなる地下浸透防止設備であって、
前記堤部で囲まれた内部に、特定成分を含む液体を収容する施設あるいは前記液体が流れる配管が設置されており、前記施設あるいは前記配管から前記液体が漏えいした際に、当該液体の地下浸透を防止し、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能、および前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が前記特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を有するセンサを備え
前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサであることを特徴とする
地下浸透防止設備。
(2)
前記地下浸透防止設備の内部の液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含まないときに、前記排出手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出制御手段と、
を備えることを特徴とする(1)に記載の地下浸透防止設備。
(3)
前記地下浸透防止設備の内部の液体を当該地下浸透防止設備の外部に送液する送液手段と、
前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含むときに、前記送液手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に送液する送液制御手段と、
を備えることを特徴とする(1)または(2)に記載の地下浸透防止設備。
(4)
前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねることを特徴とする
(1)ないし(3)のいずれかに記載の地下浸透防止設備。
本発明の地下浸透防止設備は、上記構成で、センサを備えるので、地下浸透防止設備の内部の液体の有無、そして内部に液体がある場合には、その液体が特定成分を含むか否かを判別することが可能となる。
また、上記構成に加え、前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサである構成とすることができ、このとき、様々な特定成分に対応することが可能となる。
また、上記構成に加え、地下浸透防止設備の内部の液体を地下浸透防止設備の外部に排出する排出手段と、地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、液体が特定成分を含まないときに、排出手段により液体を地下浸透防止設備の外部に排出する排出制御手段と、を備える構成とすることにより、雨水や用水、水道水などの清水が地下浸透防止設備の内部に長時間貯留することを防ぐことができ、万一特定成分を含む液体を収納する施設や配管から当該液体が漏えいした際に、外部への流出を確実に防止することが可能となる。
また、上記構成に加え、地下浸透防止設備の内部の液体を地下浸透防止設備の外部に送液する送液手段と、地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、液体が特定成分を含むときに、送液手段により液体を地下浸透防止設備の外部に送液する送液制御手段と、を備える構成とすることにより、特定成分を含む液体が漏えいした際に当該液体を排水処理施設やタンクなどに速やかに送液することが可能となる。
また、上記構成に加え、地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねる構成とすることにより、地下浸透防止設備の構成を簡単なものとすることができ、そしてその制御を容易なものとすることが可能となる。
本発明の地下浸透防止設備の一例である防液堤を示すモデル図である。 図1の防液堤の動作についての説明図である。 図1の防液堤のセンサの検知部を液体中に保つ方法の一例について示す説明図である。 防液堤のセンサの検知部を液体中に保つ方法の他の例について示す説明図である。 本発明の地下浸透防止設備の他の例であるトレンチを示すモデル断面図である。
本発明における地下浸透防止設備とは、貯留タンクや反応釜等の内部の液体が漏えいした際に、当該液体の拡散や地下浸透を防止するための防液堤や、液体が流れる配管から内部の液体が漏えいした際に、当該液体の拡散や地下浸透を防止するためのトレンチ(U字溝)等のことを指すが、これに限定されない。
本発明の地下浸透防止設備について以下に図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の地下浸透防止設備の一例である防液堤3は、不浸透性の底部3aと、この底部3aと一体に設けた、底部3aから上方に突出する不浸透性の堤部3bからなる。
この防液堤3の内部には、漏えいした場合に周囲の環境を汚染するおそれのある特定成分を含む液体2を収容する施設1が設置されている。この防液堤3は施設1に収容された液体2の液量に対して十分な容量を有しており、施設1から液体2が漏えいした場合であっても周囲の環境の汚染を防止することができる。
なお、防液堤として底部を含まず、堤部のみを指す場合があるが、本発明での防液堤は、不浸透性の底部と、この底部と一体ないし一体的に設けた、底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部からなるものを指す。
本発明において、特定成分とは、施設1の液体2に含まれ、防液堤3内に溜まる可能性がある雨水や施設1を備えたプラントで用いる用水や水道水などの清水にはほとんどないし全く含まれていない成分であり、また、外部に漏えいした場合に環境を汚染するおそれのある成分である。
特定成分は、たとえば酸やアルカリ、消毒剤、各種有機物など、さらには液体に可溶な成分だけではなく、分散媒とともに懸濁液を構成する成分、液体とともに乳濁液を構成する成分、あるいは、液体とともにスラリーを構成する成分などを含むが、本発明の特定成分はこれらに限定されない。
なお、以下の説明では一部、特定成分を含む液体2として、特定成分が水の電気伝導率を高める成分であり、そして、液体2がこの特定成分により雨水や用水、水道水などの清水よりも電気伝導率の高い水の場合の例について説明しているが、本発明はこれらに限定されない。
図1に示した例では、防液堤3の内部の液体を防液堤3の外部に排出する排出手段として施設1の防液堤3の底部3aの図中右側に開口し、電動弁5を有し、防液堤3の内部の液体を防液堤3の外部の排出溝7に排出する排出配管6を備える。
また、施設1の図中左側にセンサ4としてこの例では電気伝導率計と、防液堤3の内部の液体を防液堤3の外部に送液する送液手段として、防液堤3の内部の液体をその外部、たとえば特定成分を含む液体を環境の汚染を引き起こさないように処理する排水処理施設やタンクなどに送液する、この例では、送液ポンプ8aが接続する送液配管8を備えている。
電気伝導率計は一対の電極を備え、これら電極の間の液体の電気伝導率を測定するセンサであり、たとえば、施設1に収容した特定成分を含む液体2が、特定成分として電気伝導率を高くする物質を含む液体の場合、防液堤3内に溜まった水の電気伝導率を、あらかじめ測定した雨水などの特定成分を含まない液体の電気伝導率と比較することにより施設1からの液体2の漏えいの有無を検知することが可能となる。
さらに、電気伝導率計は、その2つの電極の間に液体がない場合には電気伝導率が通常0mS/mと低い値となるため、電極が防液堤3の底部3aないし底部3a近くに位置するように電気伝導率計を設置することで、防液堤3の内部の液体の有無を検知することができる。
このように、この例で用いている電気伝導率計は防液堤3の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、防液堤3の内部に液体があったときに防液堤3の内部の液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を兼ねているセンサであるが、これらの検知を2つ以上のセンサを用いても行うことができ、その場合も本発明に含まれる。
さらにこの防液堤3は、図2に示すように、排出制御手段C1および送液制御手段C2を備えている。
排出制御手段C1は、一端が信号線S1とこの信号線S1から分岐した信号線S1aとによってセンサ4と、他端は信号線S2によって排出配管6の電動弁5と、それぞれ接続している。
送液制御手段C2は、一端が信号線S1とこの信号線S1から分岐した信号線S1bとによってセンサ4と、他端は信号線S3によって送液配管8に接続する、防液堤3の底部3a上に設置した水中ポンプである送液ポンプ8aと、それぞれ接続している。
なお、この例では電動弁を用いているが、これは防液堤3の内部の液体にはゴミなどの固形物が含まれている可能性があり、その場合であっても、電動弁は、いわゆる「噛み込み」による動作不良を起こす可能性が電磁弁に比して少ないためであるが、本発明では電磁弁を用いることもできる。また、上記例で排出手段として排出配管6に電動弁5を設けたが、この電動弁に代えてポンプを用いることもできる。
また、上記例では送液ポンプ8aとして水中ポンプを防液堤3の内部に設置したが、送液配管8の防液堤3の外部部分に送液ポンプを接続してもよい。この場合、送液ポンプ8a停止時に、送液配管8内の液体の逆流や、防液堤3の内部の液体の送液配管8を通じての外部への流出を防止するために、送液ポンプ8aの動作に連動する、電動弁や電磁弁等の開閉手段を送液配管8に設置する。
排出制御手段C1および送液制御手段C2は、この例ではそれぞれCPU、ROM、RAM、および、各種インターフェース等の構成部品を備える。なお、図2では排出制御手段C1および送液制御手段C2の2つの制御手段を示したが、これら制御手段は構成部品を共有して一体となっていてもよい。
この地下浸透防止設備は次のように動作する。
初期状態では電動弁5は閉じており、また、送液ポンプ8aは停止している。雨水や用水、水道水などの液体が防液堤3の内部に溜まるとセンサ4が防液堤3の内部の液体を検知するとともに、この防液堤3の内部の液体に施設1の液体2が含む特定成分を検知しないときには、これらの情報をセンサ4から信号線S1およびS1bを介して受けた排出制御手段C1は、信号線S2を介して排出配管6の電動弁5を開けて防液堤3内の液体を排出溝7に排出し、その後、全部の液体の排出をセンサ4が検知したときに電動弁5を閉める。
また、施設1からの液体2の漏えいがあったときには、センサ4は防液堤3の内部の液体に、施設1の液体2中の特定成分が含まれていること、すなわち、施設1内の液体2が漏えいしていることを検知する。この情報を信号線S1およびS1aを介して受けた排出制御手段C1は電動弁5の開動作を行なわず、あるいは、電動弁5が開いている場合には電動弁5を閉める。
一方、センサ4から信号線S1およびS1bを介して、防液堤3の内部に液体があり、その液体に施設1に収容された液体2の特定成分が含まれていることを検知したとの情報を受けた送液制御手段C2は信号線S3を介して送液配管8の送液ポンプ8aを起動して、防液堤3の内部の液体を所定の排水処理施設やタンクなどへ送液する。そして、送液により防液堤3の内部の液体がなくなったことをセンサ4が検知したときに送液ポンプ8aを停止する。
なお、降雨時に防液堤3内に施設1からその液体2の漏えいが生じる可能性もあり、その場合には防液堤3の内部の液体中の特定成分の濃度は施設1内の液体の特定成分の濃度よりも低くなるが、その場合であっても特定成分を含む液体が排出溝7へ流れないよう、センサ4の種類や上記の各制御手段の制御の閾値を適宜決定する。
また、図1に示した例では、送液手段として送液配管8に送液ポンプ8aを備えたことにより、防液堤3内部の液体を防液堤3の底部3aよりも高い位置へ送液することができるが、このような高所への送液が不要である場合には送液ポンプ8aに代えて電磁弁や電動弁等の他の開閉手段を用いることができる。
なお、上記の例では、センサ4として防液堤3の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、防液堤3の内部に液体があったときに防液堤3の内部の液体が電気伝導率を高くする特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねることのできる電気伝導率計を用いたが、液体2に含まれる特定成分の種類により、他の1つ以上のセンサを適宜選択することができる。
そのようなセンサとしては、前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、糖度計、および、液面計等が挙げられ、特定成分の種類に応じて適宜選択する。
ここでイオン選択性電極としては、Na,Cl,Br,I,CN,Cd2+,Cu2+,Ag,S2-,F,K,Ca2+、NO ,NH ,CO 2-,HCO などを選択的に検出する電極が知られている。
これらセンサのうち、pH計やイオン選択性電極等の検知部が乾燥すると障害が起きる可能性があるセンサでは、図3にモデル的に示すようにセンサ4の検知部4aを液体中に保つ容器4b、および、液面計9を併用して、防液堤3の内部の液面高さが容器4bの高さよりも高くなったときにセンサ4による特定成分の検知を行うことができる。
このとき、液面計は防液堤3の内部に液体があるか否かを検知するセンサとして機能し、pH計やイオン選択性電極は防液堤3の内部に液体があったときにその液体が特定成分を含むか否かを検知するセンサとして機能する。
なお、防液堤3内に溜まった液体が特定成分を有していたときには、この液体を防液堤3外部に送液手段により送液した後にも容器4b内にはその特定成分を有する液体が残留するが、この液体をたとえば図示しない自動化設備によりに特定成分を含まない液体に置換するようにしてもよい。
図3では、センサ4の検知部4aを液体中に保つために容器4bを用いる例を示している。この場合、防液堤3内の液面高さが容器4bの高さより高くないときには防液堤3の内部の液体が特定成分を含むか否かを検知することができない。このような検知の遅れを防ぐために、容器4bを用いる代わりに防液堤3の底部3aに凹部4cを設け、この凹部4c内に検知部4aが位置するようにセンサ4を設置してもよい。
特定成分を含む液体は上記で説明した施設以外にも配管内に存在することがあり、このような配管からの漏えいを防止するために、配管を地下浸透防止設備としてU字溝状のトレンチ内に設置する。図5にこのような配管を内部に設置したトレンチのモデル断面図を示す。
トレンチ11は不浸透性の底部3aと、底部3aと一体に設けた、底部3aから上方に突出する不浸透性の堤部3bと、からなり、トレンチ11内には特定成分を含む液体を送液する配管10が設置してある。また、トレンチ11の内部に液体があるか否かを検知し、トレンチ11の内部に液体があったときに、その液体が特定成分を含むか否かを検知するセンサ4が設けてある。
そして、このトレンチ11に雨水などの特定成分を含まない液体が溜まったときに外部に排出するための排出ポンプ12aを備えた排出配管12、および、特定成分を含む液体が溜まったときにトレンチ11から外部に送液するための送液ポンプ8aを備えた送液配管8が設けてある。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の地下浸透防止設備は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の地下浸透防止設備を適宜改変することができる。このような改変によってもなお、本発明の地下浸透防止設備の構成を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
1 施設
2 液体
3 防液堤
3a 底部
3b 堤部
4 センサ
4a 検知部
4b 容器
4c 凹部
5 電動弁
6 排出配管
7 排出溝
8 送液配管
8a 送液ポンプ
9 液面計
C1 排出制御手段
C2 送液制御手段
S1 信号線
S1a 信号線
S1b 信号線
S2 信号線
S3 信号線
11 トレンチ
12a 排出ポンプ
12 排出配管

Claims (4)

  1. 不浸透性の底部と、当該底部と一体ないし一体的に設けた、前記底部から上方ないし略上方に突出する不浸透性の堤部とからなる地下浸透防止設備であって、
    前記堤部で囲まれた内部に、特定成分を含む液体を収容する施設あるいは前記液体が流れる配管が設置されており、前記施設あるいは前記配管から前記液体が漏えいした際に、当該液体の地下浸透を防止し、
    前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能、および前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が前記特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を有するセンサを備え
    前記第二センサ機能を有する前記センサが、電気伝導率計、pH計、濁度計、透視度計、色差計、吸光光度計、蛍光光度計、COD計、BOD計、TOC計、各種イオン選択性電極、屈折計、塩分計、および、糖度計から選ばれる1つ以上のセンサであることを特徴とする
    地下浸透防止設備。
  2. 前記地下浸透防止設備の内部の液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出手段と、
    前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含まないときに、前記排出手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に排出する排出制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の地下浸透防止設備。
  3. 前記地下浸透防止設備の内部の液体を当該地下浸透防止設備の外部に送液する送液手段と、
    前記地下浸透防止設備の内部に液体があり、かつ、当該液体が前記特定成分を含むときに、前記送液手段により前記液体を前記地下浸透防止設備の外部に送液する送液制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地下浸透防止設備。
  4. 前記地下浸透防止設備の内部に液体があるか否かを検知する第一センサ機能と、前記地下浸透防止設備の内部に液体があったときに、当該液体が特定成分を含むか否かを検知する第二センサ機能と、を1つのセンサが兼ねることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の地下浸透防止設備。
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