JP7265313B2 - 療養支援システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、療養支援システムに関する。
高齢者などの被介護者が、家、病院、または、介護施設などにおいて療養する。療養において、被介護者、家族、医療従事者及び介護スタッフなどに対して、より良いサービスが提供できる療養支援システムが望まれる。
特開2002-41671号公報
本発明の実施形態は、より良いサービスが提供できる療養支援システムを提供する。
実施形態によれば、療養支援システムは、対象者の生体状態を検出する生体センサと、前記対象者の声を検出する音センサと、を含む。前記療養支援システムは、前記生体状態及び前記声の少なくともいずれかに基づいて推定された前記対象者の感情状態に応じて変化する、視覚情報及び聴覚情報の少なくともいずれかを含む出力情報を提供する。
本発明の実施形態は、より良いサービスが提供できる療養支援システムを提供できる。
図1(a)~図1(d)は、第1実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。 図2は、実施形態に係る療養支援システムで用いられる情報を例示する模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係る療養支援システムの動作を例示する模式図である。 図4(a)~図4(c)は、第2実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。 図5(a)~図5(d)は、第3実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。 図6(a)~図6(c)は、第4実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。 図7(a)~図7(c)は、第5実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1(a)~図1(d)は、第1実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
図1(b)~図1(d)は、療養支援システムにおける各種の情報(データまたは信号)を模式的に例示している。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る療養支援システム110は、生体センサ20と、音センサ11と、を含む。
生体センサ20は、対象者81の生体状態を検出する。
対象者81は、療養者である。対象者81は、支援者80から支援を受ける。支援者80は、例えば、医師83、看護師82a、介護士82b及び家族等82cの少なくともいずれかを含む。看護師82a(または介護士82b)は、例えば、認識タグ82s(例えば、IDタグなど)を有している。
対象者81は、例えば、対象者81の家、病院、または、介護施設などにおいて、支援者80からの支援を受ける。対象者81は、例えば、被介護者である。
実施形態に係る療養支援システム110により、例えば、対象者81及び支援者80の少なくともいずれかが、サービス(対象者81の療養に関するサービス)を受ける。
例えば、対象者81は、例えば、ベッド70の使用者である。ベッド70は、例えば、電動ベッドである。この例では、ベッド70は、ボトム71及びマットレス76を含む。ボトム71の上にマットレス76が置かれる。マットレス76の上において、対象者81が横になる。
この例では、生体センサ20は、ボトム71とマットレス76との間に設けられる。生体センサ20は、例えば、生体センサ20に加わる力(振動などを含む)を検出する。例えば、マットレス76の上に居る対象者81の状態に応じた力(振動など)が、生体センサ20により検出される。例えば、ベッド70に設けられる荷重センサなどにより、対象者81の生体状態の少なくとも一部が検出されても良い。
生体状態は、例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位の少なくともいずれかを含む。血液の酸素飽和度は、例えば、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)を含む。生体状態は、例えば、連続的に、自動的に検出されても良い。
生体センサ20として、対象者81の体(または衣服)などに付着または装着されたセンサなどが用いられても良い。
生体センサ20で得られた信号(情報)は、例えば、通信装置25に送信される。この送信には、有線または無線の任意の方法が適用される。
音センサ11は、対象者81の声V0を検出する。音センサ11は、支援者80(例えば、看護師82a、介護士82b及び家族等82cの少なくともいずれか)の声をさらに検出しても良い。音センサ11は、例えば、マイクロフォンである。
音センサ11は、例えば、支援装置10に含まれる。支援装置10は、筐体14を含む。筐体14に音センサ11が設けられる。この例では、支援装置10において、音発生部12、近距離通信部15及び送受信部13がさらに設けられている。
音発生部12は、例えば、スピーカである。後述するように、音発生部12から、例えば、対象者81または支援者80(例えば、看護師82a、介護士82b及び家族等82cの少なくともいずれか)などに対しての音声が出力される。
近距離通信部15は、看護師82a(または介護士82bなど)の認識タグ82sを認識する。看護師82aの認識により、支援装置10の動作の少なくとも一部が制御されても良い。
送受信部13は、例えば、通信装置25と、信号の送受信(通信)を行う。この通信には、有線または無線の任意の方法が適用される。
音センサ11により検出された対象者81の声V0に関する信号(情報)が、通信装置25を介して、音声情報データベースDB1に供給される。一方、生体センサ20で得られた信号(情報)が、通信装置25を介して、生体情報データベースDB2に供給される。これらのデータベースは、例えば、クラウド上に設けられても良い。
音声情報データベースDB1に基づいて、音声認識処理が行われる。対象者81の声V0に対応する音声が、物理的特徴量により解析される。物理的特徴量解析に基づいて、対象者81の感情が推定される。例えば、対象者81の音声データから、感情の傾向が解析される。物理的特徴量は、例えば、音声のスペクトルの概形、音声のスペクトルパワー、音声の音高F0、及び、音声のスペクトル平坦度SFMなどの少なくともいずれかを含む。感情は、例えば、複数の種類により分類される。複数の種類は、例えば、平常、喜び、怒り及び悲しみの少なくともいずれかを含む。対象者81の感情が、感情の種類に応じた数値(例えば、感情パラメータ)に変換される。例えば、感情の高まりが、感情パラメータ(数値)により表現される。例えば、感情は、Russellの円環モデルなどに基づいて解析されてもよい。解析の結果から数値が導出される。対象者81の感情に対応する感情パラメータの時間的な変化が導出される。
一方、生体情報データベースDB2に基づいて、対象者81の生体状態の時間的な変化が導出される。例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位のそれぞれについて、生体情報パラメータD1が導出される。例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位のそれぞれの生体情報パラメータD1について、しきい値が設定される。生体情報パラメータD1の測定値がしきい値を超えると、異常状態であると、判断される。または、複数の生体情報パラメータD1の2つ以上の組み合わせについて、測定値がしきい値を超えた場合が、異常状態と判断されても良い。
図1(b)は、対象者81の声V0に対応する音声信号V1の時間的な変化を模式的に例示している。図1(c)は、音声信号V1から導出される感情パラメータE1の時間的な変化を模式的に例示している。図1(d)は、対象者81の生体状態に対応する生体情報パラメータD1の時間的な変化を模式的に例示している。これらの図の横軸は、時間tである。
例えば、図1(d)に示すように、生体情報パラメータD1がしきい値DL1を超えている状態(異常状態)が検出される。この例では、生体情報パラメータD1は、血圧である。この例では、第1時刻t1及び第2時刻t2において、異常状態が生じている。血圧の異常状態には、身体の異常の他に、感情の異常が影響を与えると、考えられる。
本実施形態においては、音声信号V1の時間的な変化(図1(b)参照)に基づいて、感情パラメータE1が導出される(図1(c)参照)。この例では、第1時刻t1において、感情パラメータE1が大きく変化している。第2時刻t2においては、感情パラメータE1の変化は小さい。
例えば、以下のような状況が考えられる。対象者81の孫がスポーツ競技会に出場した。第1時刻t1の前後に、テレビジョンで、そのスポーツ競技会が放映された。対象者81は、その放映を観戦した。このため、第1時刻t1において、対象者81の感情パラメータが大きく変化した。
第2時刻t2においては、感情パラメータE1は異常ではない。このため、第2時刻t2における、生体情報パラメータD1の異常状態(血圧の高い状態)は、身体の異常が原因していることが考えられる。例えば、第2時刻t2における生体情報パラメータD1の異常状態は、危険状態を示している可能性が高い。
これに対して、第1時刻t1においては、感情パラメータE1が異常である。このため、第1時刻t1における生体情報パラメータD1の異常状態(血圧の高い状態)は、上記のテレビジョンの放映の影響によると考えられる。
生体情報パラメータD1に加えて、感情パラメータE1に着目することで、対象者81の状態をより正確に把握することができると考えられる。例えば、医師83が、対象者81の生体状態を把握することで、対象者81の状態を把握する。このとき、生体状態とともに、対象者81の感情の変化を把握することで、対象者81の状態をより正確に把握することができる。
図1(a)に示すように、実施形態においては、例えば、医師83(支援者80)が使用する表示装置83D(例えば、提供部)に、生体情報パラメータD1に加えて、感情パラメータE1に対応する感情情報ES1が表示される。例えば、感情情報ES1として、感情パラメータE1に基づくピクトグラムなどが表示されても良い。これにより、医師83は、例えば、感情の影響を除いて、生体情報パラメータD1をより正確に把握することができる。
このように、実施形態に係る療養支援システム110は、例えば、対象者81の感情状態に対応する感情情報ES1を、対象者81の生体状態の少なくとも一部に基づく生体情報(例えば生体情報パラメータD1)と共に提供する。上記のように、この感情状態は、音センサ11により検出された、対象者81の声V0に基づいて推定される。例えば、声V0に基づく音声が音声認識処理されることで、対象者81の感情状態が推定される。
実施形態によれば、支援者80(例えば医師83など)は、感情の変化の影響を除いて、生体状態をより正確に把握することができる。これにより、支援者80は、より適正な療養のための処置を、対象者81に提供できる。実施形態によれば、より良いサービスが提供できる療養支援システムが提供できる。
例えば、実施形態に係る療養支援システム110から表示装置83D(例えば、提供部)に出力情報OSが提供されることで、表示装置83Dにおいて、上記の表示が行われる。この場合の出力情報OSは、視覚情報VSに対応する。後述するように、療養支援システム110から、聴覚情報が提供されても良い。例えば、療養支援システム110は、視覚情報VS及び聴覚情報の少なくともいずれかを含む出力情報OSを提供する。この出力情報OSは、対象者81の感情状態に応じて変化する。対象者81の感情状態は、生体状態及び声V0の少なくともいずれかに基づいて推定されている。例えば、視覚情報VSは、画像信号(データ)、または、映像信号(データ)を含む。視覚情報VSを表示装置に供給することで、表示装置において、視覚情報VSに応じた表示が行われる。視覚情報VSは、表示された、画像または映像を含んでも良い。
実施形態において、対象者81の感情状態に対応する感情情報ES1の導出は、例えば、処理部60により行われる。そして、対象者81の生体状態の少なくとも一部に基づく生体情報(例えば生体情報パラメータD1)の導出は、例えば、処理部60により行われる。処理部60は、例えば、クラウド上に設けられても良い。処理部60は、例えば、支援装置10に設けられても良い。処理部60は、例えば、表示装置83Dを含むコンピュータに設けられても良い。
実施形態においては、声V0の検出、または、声V0から得られる音声の音声認識、または、感情状態の推定の少なくともいずれかは、生体センサ20による検出結果に基づいて開始されても良い。例えば、音声認識が常時行われていると、処理部60において、高い処理能力(処理速度を含む)が要求される。さらに、処理部60との間の通信において、高い通信速度が要求される。このとき、必要なときに音声認識などを行うことで、処理部60及び通信速度に対する要求が緩和される。
例えば、生体センサ20により検出された生体状態が異常状態と判定されたら、声V0の検出が開始される。または、生体状態が異常状態と判定されたら、感情状態の推定が開始されても良い。感情状態の推定は、例えば、音声認識の処理の少なくとも一部を含む。これにより、より使いやすい療養支援システムが提供できる。
例えば、生体状態は、連続的に検出される。そして、生体状態が異常であると判断されたときをトリガにして、声V0に基づく感情状態が推定される。効率的な感情状態の推定が可能になる。
例えば、近距離通信部15により、看護師82a(または介護士82bなど)の認識タグ82sが認識されたら、声V0の検出、または、感情状態の推定(音声認識を含む)が開始されても良い。
例えば、支援装置10に、人感センサ16が設けられても良い。人感センサ16により、支援者80が対象者81に近づいたことが検出されたら、声V0の検出、または、感情状態の推定(音声認識を含む)が開始されても良い。
例えば、音センサ11により、支援者80が対象者81に向けて声をかけたことが検出されたら、感情状態の推定(音声認識を含む)が開始されても良い。
さらに、実施形態において、対象者81の要支援状態が推定されても良い。要支援状態は、例えば、生体状態及び声V0の少なくともいずれかに基づいて推定される。要支援状態は、対象者81の、健康状態の悪化、不穏、排泄、褥瘡、及び、転落可能性の少なくともいずれかを含む。例えば、対象者81の生体状態を検出することで、例えば、健康状態の悪化、不穏、排泄、褥瘡、及び、転落の少なくともいずれかの直前に、それらを把握(予測)することができる。例えば、対象者81の声V0を基にした音声認識処理により、例えば、健康状態の悪化、不穏、排泄、褥瘡、及び、転落の少なくともいずれかの直前に、それらを把握(予測)することができる。
実施形態において、療養支援システム110は、このような、対象者81の要支援状態をさらに、支援者80に知らせても良い。例えば、支援装置10に設けられる音発生部12(スピーカ)またはランプなどにより、要支援状態が報知されても良い。例えば、対象者81が居る施設に設けられるナースステーションなどのディスプレイなどに、要支援状態であることを示す表示(または、音または振動の発生など)が行われても良い。支援者80(例えば、医師83、看護師82a、介護士82b及び家族等82c)などが所有する端末装置(例えば、表示装置83D等でも良い)に表示(または、音または振動の発生など)が行われても良い。
このように、要支援状態を知らせることで、より適正な支援を、適正な時期に、迅速に提供できる。
本実施形態において、音発生部12(例えばスピーカ)から、対象者81に向けた音声S1(例えば聴覚情報)が出力されても良い。例えば、音発生部12は、対象者81への質問及び呼びかけの少なくともいずれかの内容を含む音声S1を発生する(図1(a)参照)。この内容は、対象者81の健康安全状態に関係している。この内容は、対象者81の生体状態、及び、対象者の声V0の少なくともいずれかに基づいて定められる。
例えば、対象者81の生体状態が体温である場合、体温が平熱よりも高いときに、音発生部12から「熱が高いようですよ。具合はいかがですか?」などの、質問の内容の音声S1が出力される。例えば、対象者81が苦しそうな声V0を発生している場合がある。このような場合に、音発生部12から「具合はいかがですか?」などの、質問の内容の音声S1が出力される。
そして、音センサ11は、この音声S1の発生の後の、対象者81の別の声をさらに検出しても良い。そして、感情状態は、その別の声にさらに基づいて推定されても良い。
このように、生体状態が生体センサ20により検出され、検出された生体状態が異常であったときに、対象者の声V0の音声認識が開始され、感情状態が推定される。これに加えて、対象者81に健康安全状態に関する質問などの内容の音声S1が発生しても良い。そして、この音声S1に応じて生じた、対象者81の別の声(回答)がさらに音声処理され、感情状態が推定される。これにより、より正確に感情状態を推定することができる。
療養支援システム110においては、例えば、音声から感情が推定され、一時的な感情による生体情報の異常値が除去される。これにより、生体情報について、異常値の検出の精度を向上できる。
音声S1(例えば聴覚情報)は、療養支援システム110から提供(出力)される出力情報OSの少なくとも一部に対応する。このように、療養支援システム110は、視覚情報VS及び聴覚情報(例えば音声S1)の少なくともいずれかを含む出力情報OSを提供する。出力情報OSは、生体状態及び声V0の少なくともいずれかに基づいて推定された対象者81の感情状態に応じて変化する。例えば、聴覚情報は、音声S1を生成するための信号(例えば電気信号)を含んでも良い。聴覚情報は、音発生部12(スピーカ)で発生する音波を含んでも良い。
例えば、音声情報データベースDB1とケア情報データベースDB4とが関係づけられても良い。例えば、感情情報ES1及び生体情報(例えば生体情報パラメータD1)の提供の際に、ケア情報データベースDB4が参照されても良い。
ケア情報データベースDB4は、例えば、マスタデータベースである。ケア情報データベースDB4は、基本情報(対象者81を特定する情報、または、対象者81の状態に関する任意の情報)を含む。例えば、対象者81が居る施設などに応じて、ケアの詳細情報が変更可能でも良い。ケアの詳細情報が、ケア情報データベースDB4に保存される。このような場合に、ケア情報データベースDB4に基づいて、感情情報ES1が、生体情報(例えば生体情報パラメータD1)と共に提供されても良い。
図2は、実施形態に係る療養支援システムで用いられる情報を例示する模式図である。 図2は、ケア情報の例として、ケアコードを例示している。
図2に示すように、ケアコードは、大分類CL1、中分類CL2、及び、小分類CL3などを含む。大分類CL1は、例えば、「入浴・清潔保持整容・更衣」などである。この他、大分類CL1は、「移動・移乗・体位交換」、「食事」、「排泄」、「生活自立支援」、「社会生活支援」、「行動上の問題」、「医療」、「機能訓練」、または、「対象者に直接関わらない業務」を含んでも良い。大分類CL1が、「入浴・清潔保持整容・更衣」の場合、中分類CL2は、例えば、「入浴」、及び、「清拭」などを含む。中分類CL2が、「清拭」である場合、小分類CL3は、「準備」、「言葉による働きかけ」、「介助」、「見守り等」、及び、「後始末」などを含む。複数の小分類CL3のそれぞれに、コードCNが定められている。
このようなコードCNに従って、対象者81の状態が表現され、記録される。
療養支援システム110においては、生体情報、及び、音声認識情報に加えて、ケア情報データベースDB4に保存されたケアコード(ケア情報)を用いて、対象者81の状態が、より正確に把握される。
療養支援システム110において、音声に関する情報が付加(学習)可能でも良い。例えば、ケア分類の1つの介助をすることにより対象者81が奇声を発する場合などがある。このような場合に、その奇声(音声)は、音声情報としては、ノイズ扱いとされる。このようなノイズ扱いとされる音声に関する情報が、付加(学習)可能でも良い。これにより、音声から、対象者81の状態をより正確に推定できる。
図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係る療養支援システムの動作を例示する模式図である。
図3(a)に例示するように、実施形態に係る療養支援システム110においては、例えば、医師83(支援者80)が使用する表示装置83D(例えば、提供部)に、問診内容の案I1が表示される。問診内容の案I1は、例えば、生体センサ20で検出された生体状態、及び、音センサ11で検出された声V0(すなわち、それの音声認識処理結果)の少なくともいずれかに基づいている。
例えば、生体センサ20で検出された生体状態、及び、音センサ11で検出された声V0(または音声認識処理結果)の少なくともいずれかに基づいて、問診内容の案I1が導出される。例えば、問診内容に関するデータベースが設けられる。このデータベースから、問診内容の、いくつかの案が抽出される。抽出された案が、案I1として、医師83などに提案される。これにより、より適切な診察が支援できる。
例えば、既に説明したように、図1(a)に例示した生体情報(生体情報パラメータD1)及び感情情報ES1が、医師83に提供される。このような情報が、問診の判断の材料、または、処方の判断の材料とされる。さらに、問診内容の案I1、及び、その案I1に対する対象者81の回答が、処方の判断の材料とされる。例えば、訪問医師による対象者81の状況の把握を、より適正に行うことを支援できる。
図3(b)に例示するように、表示装置82D(例えば、提供部)に、対象者81への質問または声かけの案I2を表示可能でも良い。表示装置82Dは、例えば、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなどが使用する表示装置(携帯型の端末など)である。この案I2は、例えば、生体センサ20で検出された生体状態、及び、音センサ11で検出された声V0(及びその音声認識処理)の少なくともいずれかに基づいている。
例えば、対象者81への質問または声かけの案I2が、支援者80(看護師82a、介護士82bまたは家族等82c)に提案される。例えば、案I2として、「痛いところはありますか?と訊いてみましょう」、「窓際の花が開いてきましたよ、と声をかけてみましょう」、または、「私が誰だかわかりますか?と訊いてみましょう」などの質問(または声かけ)の案が表示される。この案I2に基づいて支援者80が対象者81と会話する。これにより、対象者81の状態をより正確に知ることができる。
例えば、対象者81のおける認知症による不穏行動の予兆が推定できる。例えば、痛みなどの状況の緩和のために医師83などへ相談するタイミングなどを、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなどに示唆できる。
このように、実施形態に係る療養支援システム110は、対象者81との会話の内容(話題など)に関する案(案I1または案I2など)を提供可能である。この提供は、例えば、上記の表示装置83Dまたは表示装置82Dなどにより行われる。この案の提供は、音声などにより行われても良い。
対象者81との会話の内容は、例えば、対象者81の健康安全状態に関係している。提供される案(案I1または案I2など)は、検出された生体状態、及び、声V0の少なくともいずれかに基づいている。
このような案に基づいて、支援者80(医師83、看護師82a、介護士82bまたは家族等82c)が問診または会話を行う。そして、問診、または、会話に応じて、対象者81が回答する。この回答の声がさらに音声認識されても良い。
例えば、音センサ11は、対象者81の支援者80の声(案I2等に基づく質問など)、及び、支援者80の声に応じて発生された対象者81の別の声(回答)をさらに検出する。支援者80のこの声は、上記の提供された案(案I1または案I2など)の少なくとも一部に基づく内容を含んでいる。そして、感情状態が、その別の声(回答)にさらに基づいて推定されても良い。
さらに、対象者81の支援者80の声(案I2等に基づく質問など)、及び、支援者80の声に応じて発生された対象者81の別の声(回答)が、再生されて、医師83などに提供されても良い。例えば、対象者81の支援者80の声、及び、対象者81の別の声(回答)が音声認識処理されて、文章となって表示可能でも良い。この表示が、医師83などに提供されても良い。
例えば、図1(a)に例示した第2時刻t2において、生体状態が異常であると判断される。このとき、看護師82aが所有する表示装置82Dに、上記のような質問の案I2が表示される。看護師82aは、その案I2に基づいて、対象者81に質問する。その質問に対する、対象者81の回答の声が検出される。その回答の声が音声処理される。音声処理により、例えば、対象者81の痛みの状態が、情報として、音声情報データベースDB1などに保存される。その後、音声処理されて得られた対象者81の状態が、医師83などに提供される。このように、実施形態においては、上記の別の声(対象者81の回答)に対応する内容の少なくとも一部をさらに提供可能である。
例えば、1つの例では、生体状態が異常であると判定された後に時間が経過してから、医師83による診察が行われる。別の例では、医師83による診察が、1週に1回などのように定期的に行われ、医師83は、1週の間の生体状態の変化を知る。このとき、生体状態が異常であったときに、案I2等に基づく質問の声に応じた、対象者81の声から得られる情報を受け取ることで、対象者81の状態をより正確に知ることができる。支援者80(例えば医師83など)により、対象者81に、より良いサービスが提供できる。
上記の案I1及び案I2は、出力情報OSの少なくとも一部に対応する。案I1及び案I2は、例えば、視覚情報VS及び聴覚情報(例えば音声S1)の少なくともいずれかに含まれても良い。この場合も、療養支援システム110は、出力情報OSを提供する。出力情報OSは、生体状態及び声V0の少なくともいずれかに基づいて推定された対象者81の感情状態に応じて変化する。
(第2実施形態)
図4(a)~図4(c)は、第2実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
図4(a)に示すように、本実施形態に係る療養支援システム120も、生体センサ20と、音センサ11と、を含む。この例でも、生体センサ20は、対象者81のベッド70に設けられる。以下、療養支援システム120について、療養支援システム110とは異なる部分について、説明する。
療養支援システム120においては、対象者81との会話の内容に関する案(案I1または案I2など)は、検出された生体状態、及び、声V0の少なくともいずれか、に加えて、ケア情報に基づいている。ケア情報は、例えば、ケア情報データベースDB4に保存されている。
例えば、生体センサ20で検出された生体状態、音センサ11で検出された声V0(及びその音声認識処理)、または、ケア情報に基づいて、問診内容の案I1が医師83などに提案される。例えば、生体センサ20で検出された生体状態、音センサ11で検出された声V0(及びその音声認識処理)、または、ケア情報に基づいて、対象者81への質問または声かけの案I2を提案可能である。
療養支援システム120においては、生体情報、及び、音声認識情報に加えて、ケアコード(ケア情報)を用いて、対象者81の状態がより正確に把握される。
療養支援システム120において、音発生部12(スピーカ)からの音声S1は、生体情報、及び、音声認識情報に加えて、ケアコード(ケア情報)に基づいても良い。この音声S1は、対象者81への質問及び呼びかけの少なくともいずれかの内容(対象者81の健康安全状態に関係する内容)を含む。より適切な質問または呼びかけの音声S1が得られる。
療養支援システム120において、対象者81の感情状態に対応する感情情報(図1(a)に例示した感情情報ES1など)が、生体状態の少なくとも一部に基づく生体情報(例えば図1(a)に例示した生体情報パラメータD1)と共に提供されても良い。この感情情報は、声V0に加えて、ケア情報に基づいて推定されても良い。療養支援システム120においても、より良いサービスが提供できる。
療養支援システム120において、例えば、認知症による不穏行動の予兆などが推定できる。例えば、適切な「ケア応対ナレッジ」を、瞬時に、看護師82a、介護士82b及び家族等82cなどに提案できる。例えば、問診などの判断の参考になる「ナレッジ」を医師83が用いる表示装置83D(例えば、提供部)に表示できる。例えば、訪問医師による患者状況の把握を支援できる。
療養支援システム120において、日報情報データベースDB3が用いられても良い。例えば、療養支援システム120において、介護記録(例えば、日報情報など)がさらに利用される。例えば、介護記録は、対象者81の支援者80により、記録、または、入力される。支援者80は、例えば、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなどである。例えば、支援者80による対象者81への支援(作業)が記録(または入力)される。記録(または入力)された介護記録が、日報情報データベースDB3に供給される。
日報情報データベースDB3が用いられることで、さらにより良いサービスが提供できる。例えば、音声情報データベースDB1、日報情報データベースDB3及びケア情報データベースDB4は互いに関係づけられても良い。ケア情報データベースDB4に記憶された情報を用いることで、対象者81の状態が、より正確に把握される。さらにより良いサービスが提供できる。
(第3実施形態)
図5(a)~図5(d)は、第3実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
図5(b)~図5(d)は、療養支援システムにおける各種の情報(データまたは信号)を模式的に例示している。
図5(a)に示すように、本実施形態に係る療養支援システム130は、生体センサ20を含む。療養支援システム130は、表示装置83D(提供部の例)をさらに含んでも良い。
この例においても、生体センサ20は、対象者81の生体状態を検出する。この例においても、生体センサ20は、対象者81のベッド70に設けられる。既に説明したように、生体センサ20は、対象者81の体(または衣服)などに、付着または装着されても良い。
本実施形態においても、療養支援システム130(例えば表示装置83Dなど)は、対象者81の感情状態に対応する感情情報(例えば感情パラメータE1)を、生体状態の少なくとも一部に基づく生体情報(例えば、生体情報パラメータD1)と共に提供する。本実施形態においては、感情情報は、生体状態の少なくとも一部に基づいて推定される。例えば、感情情報は、生体状態の少なくとも一部から導出された自律神経状態に基づいて推定される。
例えば、対象者81の生体状態(例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位)は、対象者81の自律神経状態と関連がある。自律神経状態は、交感神経の状態、及び、副交感神経の状態を含む。対象者81の自律神経状態は、対象者81の感情状態(平常、喜び、怒り及び悲しみの少なくともいずれかの状態)と関連がある。
例えば、対象者81の生体状態が、生体センサ20により検出される。検出結果(生体情報であり、例えば、生体情報パラメータD1)が、通信装置25を介して、生体情報データベースDB2に供給される。生体情報(生体情報パラメータD1)から、対象者81の自律神経状態N1が導出される。自律神経状態N1は、自律神経解析部61に供給される。自律神経解析部61において、自律神経状態N1に基づいて、対象者81の感情状態(例えば、感情パラメータE1)が導出される。感情パラメータE1から、感情情報ES1が導出される。
図5(a)に示すように、例えば、表示装置83Dに、感情パラメータE1が、生体情報パラメータD1と共に表示される。これにより、医師83は、例えば、感情の変化の影響を除いて、生体情報パラメータD1をより正確に把握することができる。
本実施形態においては、例えば、音センサ11が省略できる。生体状態を検出する生体センサ20により、自律神経状態が導出される。この自律神経状態に基づいて、対象者81の感情状態が推定される。このため、療養支援システム130においては、構成が簡単になる。
療養支援システム130において、対象者81の要支援状態を知らせても良い。この場合、要支援状態は、生体状態、及び、自律神経状態の少なくともいずれかに基づいて推定される。要支援状態は、対象者81の、健康状態の悪化、不穏、排泄、褥瘡、及び、転落可能性の少なくともいずれかを含む。
例えば、生体センサ20から得られた生体状態に基づいて、対象者81の自律神経状態N1が導出される。例えば、生体状態(例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位)、及び、自律神経状態N1の少なくともいずれかに基づいて、対象者81の要支援状態の報知が行われても良い。報知は、例えば、対象者81が居る施設のナースステーションなどのディスプレイなどにより行われる。報知は、例えば、支援者80(例えば、医師83、看護師82a、介護士82b及び家族等82c)などが所有する端末装置により行われても良い。報知は、表示、音及び振動の少なくともいずれかを含んでも良い。
療養支援システム130においても、対象者81との会話の内容の案(案I1または案I2など、図2(a)及び図2(b)参照)が提供されても良い。その内容は、対象者81の健康安全状態に関係した内容である。その案は、例えば、生体状態、及び、自律神経状態N1の少なくともいずれかに基づいている。
療養支援システム130においては、例えば、生体情報(状態)から自律神経状態が導出され、感情が推定される。これにより、例えば、一時的な感情の変化による生体情報の異常値が除去される。例えば、生体情報の異常値の検出の精度が向上できる。これにより、対象者81の生体状況をより正確に把握できる。
例えば、生体情報(状態)に基づく自律神経状態は、例えば、人工知能などによるデータの分析に基づいて、導出されても良い。この場合、分析者が生体情報に関する波形または数値を見ながら自律神経の状態が推定される場合に比べて、より効率的に、より正確に、自律神経が導出できる。
本実施形態に係る療養支援システム130において、療養支援システム110のように、音センサ11(図1(a)参照)をさらに設けても良い。
この場合も、音センサ11は、対象者81の声V0を検出する。そして、感情情報ES1が、上記の自律神経状態N1に加えて、この声V0に基づいて推定されても良い。これにより、例えば、より正確に対象者81の感情状態を推定できる。
さらに、音センサ11は、対象者81の支援者80の声、及び、支援者80の声に応じて発生された対象者81の声を検出しても良い。支援者80の声は、上記の案(案I1または案I2など)の少なくとも一部に基づく内容(例えば質問など)を含む。支援者80の声に応じて発生された対象者81の声は、質問などに応じた回答を含む。この場合、感情情報ES1は、上記の自律神経状態N1に加えて、対象者81の声(回答)に基づいてさらに推定されても良い。これにより、例えば、より正確に対象者81の感情状態を推定できる。
例えば、対象者81の支援者80の声(案I2等に基づく質問など)、及び、支援者80の声に応じて発生された対象者81の別の声(回答)が、再生されて、医師83などに提供されても良い。例えば、これらの声が音声認識処理されて、文章となり、この文章が医師83などに提供されても良い。
療養支援システム130において、療養支援システム130のように、音センサ11、及び、音発生部12(スピーカ、図1(a)参照)が設けられても良い。この場合、音発生部12は、対象者81への質問及び呼びかけの少なくともいずれかを含む内容を含む音声S1(図1(a)参照)を発生する。この内容は、対象者81の健康安全状態に関係した内容である。この内容は、生体状態、及び、自律神経状態N1の少なくともいずれかに基づいている。音センサ11は、音声S1の発生の後の対象者81の声(音声S1に対する回答)を検出する。感情状態は、対象者81のこの声(回答)に基づいてさらに推定されても良い。これにより、例えば、より正確に対象者81の感情状態を推定できる。
療養支援システム130において、対象者81の上記の声(回答)に対応する内容の少なくとも一部が、提供されても良い。例えば、音発生部12から発生された音声S1、及び、音声S1に応じて発生された対象者81の別の声(回答)が、再生されて、医師83などに提供されても良い。例えば、対象者81の別の声(回答)が音声認識処理されて、文章となり、この文章が、音声S1に対応する文章と共に、医師83などに提供されても良い。
(第4実施形態)
図6(a)~図6(c)は、第4実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
本実施形態に係る療養支援システム140は、音センサ11と、提供部(例えば、表示装置83Dまたは表示装置82Dなど)と、を含む。
音センサ11は、例えば、対象者81の周辺の音声を収集する。例えば、音センサ11は、対象者81の声V0を検出する。提供部(例えば、表示装置83Dまたは表示装置82Dなど)は、音センサ11で収集した音声に基づいて、第1案を提供する。第1案は、例えば、対象者81の健康安全状態に関する回答を、その対象者81に促すための案である。例えば、提供部は、対象者81との会話の内容に関する第1案を提供する。対象者81との会話の内容は、対象者81の健康安全状態に関する内容である。この第1案は、音センサ11により検出された、対象者81の声V0に基づいている。
例えば、療養支援システム140を利用する支援者80が医師83である場合、上記の第1案として、問診内容の案I1が提供される(図6(b)参照)。例えば、療養支援システム140を利用する支援者80が看護師82a、介護士82bまたは家族等82cである場合、上記の第1案は、対象者81への質問または声かけの案I2である。
例えば、音センサ11により検出された、対象者81の声V0が音声認識処理される。音声認識処理の結果により、対象者81の状態(例えば、健康安全状態)が推定される。推定された、対象者81の状態に基づいて、対象者81との会話の内容に関する第1案が提供される。これにより、支援者80(医師83、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなど)により、より適切な支援が対象者81に提供できるようになる。
療養支援システム140においては、近距離通信部15により、看護師82a(または介護士82bなど)の認識タグ82sが認識されたら、声V0の検出、または、声V0の音声認識が開始されても良い。または、支援装置10などに設けられた人感センサ16により、支援者80が対象者81に近づいたことが検出されたら、声V0の検出、または、声V0の音声認識が開始されても良い。例えば、音センサ11により、支援者80が対象者81に向けて声をかけたことが検出されたら、音声認識が開始されても良い。
療養支援システム140においては、例えば、スタッフ(看護師82a、介護士82bまたは家族等82c)のICタグ(認識タグ82s)により、話者が識別される。療養支援システム140において、例えば、ICタグ(認識タグ82s)を検知することにより、音声認識の会話情報取得のトリガーとなる。
療養支援システム140において、音センサ11は、対象者81の支援者80の声(質問または声かけ)、及び、支援者80の声に応じて発生された対象者81の別の声(回答)をさらに検出しても良い。支援者80のこの声は、上記の第1案(問診内容の案I1、または、対象者81への質問または声かけの案I2)の少なくとも一部に基づく内容を含む。
このとき、療養支援システム140(例えば、提供部)は、上記の内容に関する第2案をさらに提供しても良い。例えば、この第2案は、上記の別の声(対象者81の回答)に基づいている。例えば、この第2案の内容は、対象者81の回答に基づいて、対象者81の状態をより詳しく聞き出すための内容である。
例えば、療養支援システム140を利用する支援者80が医師83である場合、第1案により、対象者81の状態の概要が把握される。そして、第2案として、第1案の問診で得られた概要に基づいて、より詳しく聞き出すための案が提供される。
例えば、第1案に基づいて、医師83は、対象者81に、「家族に似たような症状はありませんでしたか?」と訊く。これが、支援者80の声(質問または声かけ)に対応する。この質問に対して、対象者81は、「父が似た病気でした」と回答する。この回答が上記の別の声(対象者81の回答)に対応する。このとき、第2案として、例えば、「お父さんには、他にも病気がありましたか?と訊いてみましょう」、または、「頭痛の他に、他の部分で痛いところはありませんか?と訊いてみましょう」などが提案される。例えば、表示装置83Dにこのような第2案が表示される。医師83は、このような第2案に基づいて、例えば、「他の部分で痛いところはありませんか?」と、対象者81にさらに質問する。このような案が、さらに繰り替えてして提案されても良い。
例えば、療養支援システム140を利用する支援者80が看護師82a、介護士82bまたは家族等82cである場合、第1案に基づいて、支援者80は、対象者81に、「どこが痛みますか?」と訊く。これが、支援者80の声(質問または声かけ)に対応する。この質問に対して、対象者81は、「頭が痛い」と回答する。この回答が上記の別の声(対象者81の回答)に対応する。このとき、第2案として、例えば、「いつからですか?と訊いてみましょう」、または、「だんだん酷くなっていますか?と訊いてみましょう」などが提案される。例えば、表示装置82Dにこのような第2案が表示される。支援者80(看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなど)は、このような第2案に基づいて、例えば、「だんだん酷くなっていますか?」と、対象者81にさらに質問する。このような案が、さらに繰り替えてして提案されても良い。
上記のように、第1案に基づく質問などに応じて、対象者81が回答する。対象者81の回答に基づいて、第2案が提供される。例えば、対象者81の回答により、対象者81の状態の概要が絞り込まれる。対象者81の、絞り込まれた状態に基づいて、さらに、第2案が提供される。第2案は、第1案よりも詳しい質問を含む。第2案は、第1案に含まれていなかった内容を含んでも良い。例えば、第2案の少なくとも一部は、第1案とは異なる。
本実施形態においては、対象者81の声V0の音声認識処理は、対象者81の健康安全状態に関係するように、行われる。例えば、一般にコンピュータなどで行われる音声認識では、特定の言葉(例えば、そのコンピュータに付与された名前など)を発したときに、音声認識が行われる。そして、検出された声V0は、広い範囲の内容を含む。このため、声V0に基づく音声を音声認識処理する場合には、広い範囲の内容に適用できるように設計される。
これに対して、実施形態においては、健康安全状態に関係した認識が優先して行われる。例えば、「痛い」、「苦しい」、「気分」、「熱」、または、「震える」などの意味の音声認識が、優先的に行われる。これに対して、「今流行しているファッションは?」などのように、健康安全状態に直接関係しない音声の認識率が低くなっても良い。例えば、音声認識で用いられる統計モデルにおいて、健康安全状態に関係する言葉などの優先度が高められても良い。例えば、音声認識で用いられる単語辞書に、健康安全状態に関係する言葉(及び発声)が優先的に登録されても良い。例えば、自動学習における学習モデルにおいて、健康安全に関係する言葉(及び発声)に高い重み付けが行われても良い。例えば、音声認識で用いられる言語モデルにおいて、健康安全状態に関係する単語の連鎖の記憶が優先的に行われても良い。
健康安全状態に関係した認識が優先して行われることにより、療養に関係する音声認識がより効率的に行われる。
(第5実施形態)
図7(a)~図7(d)は、第5実施形態に係る療養支援システムを例示する模式図である。
本実施形態に係る療養支援システム150は、音センサ11と、提供部(例えば、表示装置83Dまたは表示装置82Dなど)と、を含む。音センサ11は、支援装置10に設けられる。療養支援システム150においては、支援装置10は、移動機構17を含む。療養支援システム150のこれ以外の構成は、療養支援システム140と同様とすることができる。
移動機構17により、支援装置10は移動可能である。支援装置10は、自走式のロボットである。支援装置10は、音発生部12、送受信部13、筐体14、近距離通信部15及び人感センサ16を含んでも良い。療養支援システム150における支援装置10は、療養支援システム140における支援装置10と同様の動作を実施しても良い。
移動機構17により支援装置10は移動可能であるため、種々の動作がさらに可能になる。
例えば、支援装置10は、コミュニケーションロボットとして機能しても良い。例えば、支援装置10は、対象者81の話相手となる。例えば、対象者81が、ベッド70から食堂のテーブルに移動する。対象者81は、食事が出るのを待つ。支援装置10は、対象者81が待っている間の話相手となる。支援装置10は、例えば、作業の合間を埋めるコミュニケーションロボットとなる。
例えば、対象者81がコミュニケーション障害を有する場合がある。例えば、脳卒中または他の病気、または、頭部外傷など原因で、コミュニケーション障害が生じる場合がある。支援装置10は、このような対象者81のリハビリテーションを支援できる。
支援装置10は、在宅の対象者81のリハビリテーションを支援可能でも良い。支援装置10は、例えば、トレーニング装置として機能しても良い。支援装置10は、対象者81のそれぞれに合わせたリハビリテーションの支援を提供できる。
支援装置10は、例えば、言葉を思い出す訓練、または、自分の発語を聞きなおす訓練を支援できる。
支援装置10は、音センサ11、近距離通信部15及び人感センサ16などにより検出された情報に基づいて、支援装置10の位置を変更可能である。例えば、支援装置10は、対象となる対象者81の移動と連動して、自走により移動可能でも良い。
療養支援システム150によれば、より良いサービスが提供できる療養支援システムを提供できる。
(第6実施形態)
本実施形態に係る療養支援システムは、音センサ11と、生体センサ20と、提供部(例えば、表示装置83Dまたは表示装置82Dなど)と、を含む。この療養支援システムにおいて、音センサ11及び生体センサ20の一方が省略されても良い。
療養支援システムにおいては、介護記録(例えば、日報情報など)がさらに利用される。これ以外は、上記の実施形態に係る任意の療養支援システム、と同様とすることができる。
例えば、介護記録は、対象者81の支援者80により、記録、または、入力される。支援者80は、例えば、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなどである。例えば、支援者80による対象者81への支援(作業)が記録(または入力)される。記録(または入力)された介護記録が、日報情報データベースDB3に供給される。
例えば、療養支援システム120においては、対象者81の声V0に関する音声情報データベースDB1、生体センサ20により検出された生体状態に関する生体情報データベースDB2、及び、日報情報データベースDB3などに基づいて、対象者81との会話の内容に関する案(例えば、案I1または案I2など)が提供される。案は、ケア情報にさらに基づいても良い。
例えば、支援者80(看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなど)において、例えば、対象者81のおける認知症による不穏行動の予兆が推定できる。例えば、痛みなどの状況の緩和のために医師83などへ相談するタイミングなどを、看護師82a、介護士82bまたは家族等82cなどに示唆できる。
例えば、支援者80(医師83)に、対象者81との会話の内容に関する案(問診内容の案I1など)が提供される。提供された案が、問診の判断の材料、または、処方の判断の材料とされる。さらに、問診内容の案I1及び、その案I1に対する対象者81の回答が、処方の判断の材料とされる。例えば、訪問医師による対象者81の状況の把握を、より適正に行うことを支援できる。
上記の実施形態及びその変形において、介護記録(例えば日報情報)が用いられても良い。例えば、音発生部12から生じる音声S1は、対象者81の声V0の他に、介護記録にさらに基づいても良い。音発生部12から生じる音声S1は、生体情報から導出された自律神経状態N1の他に、介護記録にさらに基づいても良い。例えば、提供される案(案I1、案I2、第1案または第2案)は、介護記録にさらに基づいても良い。
(第6実施形態)
本実施形態においては、生体センサ20及び音センサ11の少なくともいずれかを含む組みが、複数設けられる。例えば、1つの施設に、複数の対象者81が入居し、複数の対象者81のそれぞれに、生体センサ20及び音センサ11の少なくともいずれかを含む組みが設けられる。または、例えば、複数の対象者81のそれぞれが自宅で療養している。複数の対象者81のそれぞれに、生体センサ20及び音センサ11の少なくともいずれかを含む組みが設けられる。このように、複数の組みは、複数の対象者81にそれぞれ対応して設けられる。
このような場合に、療養支援システムは、複数の対象者81に対する対応の優先順位を、複数の組みのそれぞれから得られる生体状態(または生体情報)及び感情状態(または感情情報)に基づいて提供しても良い。例えば、緊急度の高い対象者81に、支援者80(医師83、看護師82a、または、介護士82b)が、優先的に処置を行う。
例えば、複数の対象者81を支援する際に、複数の支援者80(看護師82aまたは介護士82b)の適正な配置の案を提案できる。より効率的な支援が可能になる。
実施形態によれば、より良いサービスが提供できる療養支援システムが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、療養支援システムに含まれる、音センサ、生体センサ及び提供部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述した療養支援システムを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての療養支援システムも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
10…支援装置、 11…音センサ、 12…音発生部、 13…送受信部、 14…筐体、 15…近距離通信部、 16…人感センサ、 17…移動機構、 20…生体センサ、 25…通信装置、 60…処理部、 61…自律神経解析部、 70…ベッド、 71…ボトム、 76…マットレス、 80…支援者、 81…対象者、 82D…表示装置、 82a…看護師、 82b…介護士、 82c…家族等、 82s…認識タグ、 83…医師、 83D…表示装置、 110、120、130、140、150…療養支援システム、 CL1…大分類、 CL2…中分類、 CL3…小分類、 D1…生体情報パラメータ、 DB1…音声情報データベース、 DB2…生体情報データベース、 DB3…日報情報データベース、 DB4…ケア情報データベース、 DL1…しきい値、 E1…感情パラメータ、 ES1…感情情報、 I1、I2…案、 N1…自律神経状態、 S1…音声(聴覚情報)、 OS…出力情報、 V0…声、 V1…音声信号、 VS…視覚情報、 t…時間、 t1、t2…第1、第2時刻

Claims (1)

  1. 対象者の体状態を検出する第1センサと、
    前記対象者の声を検出する第2センサと、
    を備え、
    前記対象者の感情状態に対応する感情情報と、前記体状態の少なくとも一部に基づく体情報と、を含む視覚情報を提供し、
    前記感情状態は、前記声に基づいて推定され、
    前記体状態は、前記対象者の、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、血圧、血液の酸素飽和度、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位の少なくともいずれかを含み、
    体状態が異常状態であり、前記声に基づいて推定された前記対象者の感情の高まりがない場合は、質問の案を含む表示を行う第1動作を実施し、前記異常状態は、前記心拍数、前記脈拍数、前記呼吸数、前記体温、前記血圧、前記血液の酸素飽和度、前記体重、前記睡眠、前記覚醒、前記離床、前記起上り及び前記端座位の1つまたは2つ以上についての測定値がしきい値を超える異常値となる状態であり、
    前記声に基づいて推定された前記対象者の感情の高まりがある場合は、前記心拍数、前記脈拍数、前記呼吸数、前記体温、前記血圧、前記血液の酸素飽和度、前記体重、前記睡眠、前記覚醒、前記離床、前記起上り及び前記端座位の前記1つまたは2つ以上についての前記測定値の前記異常値が除去されて前記第1動作を実施しない、療養支援システム。
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