JP7264469B2 - 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース - Google Patents

基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース Download PDF

Info

Publication number
JP7264469B2
JP7264469B2 JP2019142652A JP2019142652A JP7264469B2 JP 7264469 B2 JP7264469 B2 JP 7264469B2 JP 2019142652 A JP2019142652 A JP 2019142652A JP 2019142652 A JP2019142652 A JP 2019142652A JP 7264469 B2 JP7264469 B2 JP 7264469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base oil
oil diffusion
diffusion inhibitor
grease
compound represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019142652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021024919A (ja
Inventor
雅子 神保
雅高 服部
弘明 小原
隆彦 伊藤
Original Assignee
株式会社フロロテクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フロロテクノロジー filed Critical 株式会社フロロテクノロジー
Priority to JP2019142652A priority Critical patent/JP7264469B2/ja
Publication of JP2021024919A publication Critical patent/JP2021024919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7264469B2 publication Critical patent/JP7264469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Description

本発明は、ポリαオレフィンを基油とするグリースの基油の拡散を防止するために用いる基油拡散防止剤に関するものである。
各種機器の急速な高性能化及び小型化に伴って、その機械的な回転部や摺動部等に使用されるグリースに対して、従来よりも優れた特性が求められている。たとえば、小型化された各種機構部、モーター類、各種ベアリング類、接点類又はスイッチ類等に使用するグリースでは、特に、耐熱性、低温安定性及び軽トルク性等の特性が求められている。
これらの特性を満足するために、エステル系又はポリαオレフィン系等の合成潤滑油を基油として、ウレア系又は石鹸系等の増ちょう剤を添加したグリースが市販されている。しかしながら、かかる市販のグリースは、基油が比較的低粘度であるため、グリース塗布後に、時間の経過と共に基油が塗布面から拡散してしまうという問題があった。特に、小型化された機器に適用されるグリースでは、基油の拡散は防止されるべき事項である。このため、特許文献1には、基油拡散防止剤としてフッ素系界面活性剤を用いることが提案されている。また、特許文献2には、オキシアルキレン基の両端にパーフルオロアルキル基を結合したフッ素系化合物よりなる基油拡散防止剤が提案されている。さらに、特許文献3には、オキシアルキレン基の片端のみにパーフルオロアルキル基を結合したフッ素系化合物よりなる基油拡散防止剤が提案されている。
特開昭63-57693号公報 特開平10-140173号公報 特開平11-335689号公報
本発明の課題は、先行文献に記載されているフッ素系化合物化合物とは異なるフッ素系化合物を採用することにより、基油拡散防止性能のより向上した基油拡散防止剤を提供することにある。
本発明は、ポリオキシエチレン基の側鎖にフルオロアルキル基を結合させたフッ素系化合物を基油拡散防止剤とすることにより、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、ポリαオレフィンよりなる基油の拡散防止剤であって、化1で表されるフッ素含有化合物を含む基油拡散防止剤及びこの基油拡散防止剤を含有するグリースに関するものである。
Figure 0007264469000001
(式中:Rfはすべての水素原子がフッ素原子で置換されている炭素数~6のアルキル基を表し、XはCH 2 又はCH 2 OCH 2 CH 2 を表し、Yは水素原子又は1個以上の水素原子がフッ素原子で置換されている炭素数1~8のアルキル基を表し、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は水素原子又はメチル基を表し、nは2~10の整数を表し、mは0~22の整数を表す。)
本発明で用いる化1で表されるフッ素系化合物の具体例としては、以下の化合物を挙げることができる。
Figure 0007264469000002
Figure 0007264469000003
Figure 0007264469000004
Figure 0007264469000005
Figure 0007264469000006
Figure 0007264469000007
Figure 0007264469000008
Figure 0007264469000009
Figure 0007264469000010
Figure 0007264469000011
Figure 0007264469000012
基油及び増ちょう剤に、本発明に係る基油拡散防止剤を添加混合して、グリースが得られる。基油としては、ポリαオレフィンが採用される。この基油の場合、より優れた基油拡散防止効果が得られるからである。増ちょう剤としては、従来公知のものが採用される。たとえば、リチウム石けんやカルシウム石けん等の金属石けん系増ちょう剤又はポリテトラフロロエチレン(PTFE)やベントン等の非石けん系増ちょう剤等が採用される。
本発明に係る基油拡散防止剤は、市販グリースに添加して、本発明に係るグリースを得てもよい。市販グリースとしては、スミテック331、スミテック308、スミテック108(住鉱潤滑剤株式会社製)等のポリαオレフィン系グリースを挙げることができる。
本発明に係る基油拡散防止剤は、グリースの総重量に対して、0.1~10重量%程度添加され、特に0.5~5重量%程度添加されるのが好ましい。この程度の添加量で、満足しうる基油拡散効果を得ることができる。
本発明に係る基油拡散防止剤を含有するグリースは、グリースの潤滑特性を損なわせることなく、基油の拡散を良好に防止することができる。したがって、かかるグリースは小型化された機器にも十分に適用しうるものである。
実施例1
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)15. 87g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン50. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 17gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン50. 00gを滴下した。そして、フラスコ内温度を40℃に保ちながら4時間攪拌し、反応を進行させた。その後、反応液に水を投入し反応を停止させた後、水層を除去し、有機層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで脱水乾燥した後、エバポレーターで溶剤を溜去し、化6で表される化合物を含む基油拡散防止剤Aを得た。
Figure 0007264469000013
なお、含フッ素ポリエチレングリコールのn数は、プロトン核磁気共鳴分光法(日本電子株式会社製「JNM-ECS400」、1H-NMR、CDCl3、TMS、390MHz)にて、n=3であることを確認した。
実施例2
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)2.66g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-ペルフルオロヘキシル-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化3で表される化合物を含む基油拡散防止剤Bを得た。
Figure 0007264469000014
実施例3
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコール(EO≒4.5モル)2.66g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-ペルフルオロヘキシル-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化4で表される化合物を含む基油拡散防止剤Cを得た。
Figure 0007264469000015
実施例4
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)1.52g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-ペルフルオロヘキシル-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化5で表される化合物を含む基油拡散防止剤Dを得た。
Figure 0007264469000016
実施例5
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒22モル)15.87g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 07gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン20. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化9で表される化合物を含む基油拡散防止剤Eを得た。
Figure 0007264469000017
実施例6
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリプロピレングリコール(PO≒7モル)6.35g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 07gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン20. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化7で表される化合物を含む基油拡散防止剤Fを得た。
Figure 0007264469000018
実施例7
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)4.78g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-ペルフルオロブチル-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化2で表される化合物を含む基油拡散防止剤Gを得た。
Figure 0007264469000019
実施例8
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 12gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン12. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化11で表される化合物を含む基油拡散防止剤Hを得た。
Figure 0007264469000020
実施例9
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、トリエチレングリコールモノメチルエーテル1.29g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化8で表される化合物を含む基油拡散防止剤Iを得た。
Figure 0007264469000021
実施例10
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)1.98g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 07gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン20. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化10で表される化合物を含む基油拡散防止剤Jを得た。
Figure 0007264469000022
実施例11
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8トリデカフルオロオクタン-1-オール3.54g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 07gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン20. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化12で表される化合物を含む基油拡散防止剤Kを得た。
Figure 0007264469000023
比較例1
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(EO≒9モル)9.51g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながら3-[2-(ペルフルオロヘキシル) エトキシ]-1,2-エポキシプロパン10. 00gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化13で表される化合物を含む基油拡散防止剤Lを得た。
Figure 0007264469000024
比較例2
市販のフッ素系ノニオン界面活性剤[C613CH2(OCH2CH2)OHを主成分とするもの]を、基油拡散防止剤Mとして準備した。
比較例3
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8トリデカフルオロオクタン-1-オール9.10g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながらエチレングリコールジグリシジルエーテル2.82gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化14で表される化合物を含む基油拡散防止剤Nを得た。
Figure 0007264469000025
比較例4
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8トリデカフルオロオクタン-1-オール9.10g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン10. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 04gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながらポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(EO≒4モル)4.62gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化15で表される化合物を含む基油拡散防止剤Nを得た。
Figure 0007264469000026
比較例5
攪拌装置を備えたガラスフラスコに、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8トリデカフルオロオクタン-1-オール18.20g、1, 3-ビス(トリフルオロメチル) ベンゼン20. 00g及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0. 07gを仕込んだ。次いで、フラスコ内を40℃に昇温し、攪拌しながらポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(EO≒9モル)13.40gを滴下した。その後は、実施例1と同様にして、化16で表される化合物を含む基油拡散防止剤Oを得た。
Figure 0007264469000027
[基油拡散防止性能の評価]
実施例1~11で得られた基油拡散防止剤A~K及び比較例1~5で得られた基油拡散防止剤L~Oの各々を、ポリαオレフィン系グリース(住鉱潤滑剤株式会社製、商品名「スミテック331」)に1重量%添加し、均一に攪拌して16種類のグリースを得た。
得られた各グリースを、図1に示す如く、直径6mmで高さ1mmの円柱状になるようにポリエステルフィルム(ソマール株式会社製、商品名「ソマブラックフィルム R100MD」)に塗布した。なお、ポリαオレフィン系グリース(住鉱潤滑剤株式会社製、商品名「スミテック108」)を、基油拡散防止剤を添加することなく、そのまま塗布したものを比較例6とした。次いで、80℃の恒温器に入れて促進試験を行い、24時間後の基油の拡散状態を評価した。この評価は、図1に示すように、基油が滲み出し拡散した直径Ammを測定し、Amm-6mm=拡散幅(mm)を計算した。この結果を表1に示した。拡散幅(mm)の値が小さいほど、基油拡散防止性能に優れる。
[表1]
━━━━━━━━━━━━━━━━
拡散幅(mm)
━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 0mm
実施例2 0mm
実施例3 0mm
実施例4 0mm
実施例5 0mm
実施例6 0mm
実施例7 0mm
実施例8 0mm
実施例9 0mm
実施例10 0mm
実施例11 0mm
比較例1 10mm
比較例2 10mm
比較例3 20mm
比較例4 10mm
比較例5 10mm
比較例6 20mm
━━━━━━━━━━━━━━━━
表1から明らかなように、実施例に係る基油拡散防止剤を添加したグリースは、基油の拡散が顕著に防止されていることが分かる。
実施例及び比較例に係る各グリースの基油拡散試験を行った際のグリースの塗布状態及び基油の拡散状態を示した模式的平面図である。

Claims (3)

  1. ポリαオレフィンよりなる基油の拡散防止剤であって、化1で表されるフッ素含有化合物を含む基油拡散防止剤。
    Figure 0007264469000028
    (式中:
    Rfはすべての水素原子がフッ素原子で置換されている炭素数~6のアルキル基を表し、
    XはCH 2 又はCH 2 OCH 2 CH 2 を表し、
    Yは水素原子又は1個以上の水素原子がフッ素原子で置換されている炭素数1~8のアルキル基を表し、
    R1は水素原子又はメチル基を表し、
    R2は水素原子又はメチル基を表し、
    nは2~10の整数を表し、
    mは0~22の整数を表す。)
  2. RfがC613である請求項1記載の基油拡散防止剤。
  3. ポリαオレフィンよりなる基油、増ちょう剤及び請求項1又は2に記載の基油拡散防止剤を含有するグリース。
JP2019142652A 2019-08-02 2019-08-02 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース Active JP7264469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142652A JP7264469B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142652A JP7264469B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021024919A JP2021024919A (ja) 2021-02-22
JP7264469B2 true JP7264469B2 (ja) 2023-04-25

Family

ID=74664978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019142652A Active JP7264469B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7264469B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194006A (ja) 2013-02-28 2014-10-09 Cosmo Oil Lubricants Co Ltd 基油拡散防止性能を有する熱伝導性グリース
JP2014231548A (ja) 2013-05-28 2014-12-11 住鉱潤滑剤株式会社 パーフルオロポリエーテル油の拡散防止剤、並びにフッ素系潤滑剤
JP2020002211A (ja) 2018-06-26 2020-01-09 住友金属鉱山株式会社 熱伝導性グリース

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2540393B2 (ja) * 1991-05-15 1996-10-02 株式会社日本礦油 非拡散性潤滑組成物
JP3538909B2 (ja) * 1994-09-16 2004-06-14 大日本インキ化学工業株式会社 オイル非拡散用添加剤
JP3758766B2 (ja) * 1996-11-08 2006-03-22 セイミケミカル株式会社 グリースおよびグリースの基油拡散防止剤
EP0856594B1 (de) * 1997-01-07 2001-06-13 Siegfried Dr. Strämke Vorrichtung zur Plasma-Oberflächenbehandlung von Werkstücken
JPH11335689A (ja) * 1998-05-27 1999-12-07 Asahi Glass Co Ltd グリースおよびグリースの基油拡散防止剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194006A (ja) 2013-02-28 2014-10-09 Cosmo Oil Lubricants Co Ltd 基油拡散防止性能を有する熱伝導性グリース
JP2014231548A (ja) 2013-05-28 2014-12-11 住鉱潤滑剤株式会社 パーフルオロポリエーテル油の拡散防止剤、並びにフッ素系潤滑剤
JP2020002211A (ja) 2018-06-26 2020-01-09 住友金属鉱山株式会社 熱伝導性グリース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021024919A (ja) 2021-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7186185B2 (ja) 浸漬冷却用流体
KR101477832B1 (ko) 냉동기용 윤활유 조성물 및 이것을 사용한 압축기
JP5035315B2 (ja) パーフルオロポリエーテル油組成物
ES2547327T3 (es) Nuevos éteres de alquil-perfluoroalqueno y usos de los mismos
US6403149B1 (en) Fluorinated ketones as lubricant deposition solvents for magnetic media applications
JP5128958B2 (ja) フルオロケミカルポリマー界面活性剤
KR100287584B1 (ko) 냉동기유 조성물
US20060163532A1 (en) Compositions based on perfluoropolyether oils for forming lubricating films
JP2013535529A (ja) 新規なアルキルパーフルオロアルケンエーテルおよびその使用
JPH0446999B2 (ja)
US10301293B2 (en) Amine-containing cyclic hydrofluoroethers and methods of using the same
EP0488273B1 (en) Electrical device containing a lubricant or heat conducting composition.
JP2744470B2 (ja) 潤滑油組成物
WO2017095732A1 (en) Allylic terminally unsaturated hydrofluoroamine and allylic terminally unsaturated hydrofluoroether compounds and methods of using the same
JP6363925B2 (ja) グリース基油拡散防止剤を配合したグリース組成物
JP7264469B2 (ja) 基油拡散防止剤及びそれを含有するグリース
JP3918520B2 (ja) 含油軸受用潤滑剤組成物
JPH10140173A (ja) グリースおよびグリースの基油拡散防止剤
CN114981236A (zh) 氢氟醚及其使用方法
JP6028201B2 (ja) パーフルオロポリエーテル油の拡散防止剤、並びにフッ素系潤滑剤
CN113412252B (zh) 氢氟烯烃及其使用方法
US20140093641A1 (en) Lubricant compositions containing fluorooxiranes
JP2020019852A (ja) フッ素系グリースの基油拡散防止剤
JP2008038108A (ja) フッ素系組成物
WO2005110957A2 (en) Fluorinated ethers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7264469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150