JP7263745B2 - Zr合金、Zr合金製造物及びZr合金部品 - Google Patents

Zr合金、Zr合金製造物及びZr合金部品 Download PDF

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Description

本発明は、Zr合金、Zr合金製造物及びZr合金部品に関する。
近年、医療技術の進歩により、術中MRI撮影による精密手術が実用化されている。MRI撮影のような高磁場環境下において高磁化率の金属材料で製造された医療用器具等を使用した場合、アーチファクトを生じる問題がある。このため、アーチファクトが発生しにくい金属材料、すなわち低磁化率の金属材料の開発が進められている。
手術に用いる医療用器具等だけでなく、生体内に埋め込む骨固定材や人工関節・骨頭等の生体用金属材料も、診断や手術においてMRI撮影を行う場合にアーチファクトの問題が生じるため、その発生防止が求められる。さらに、生体用金属材料は、当然ながら生体親和性も要求される。
生体用金属材料としては、現在、TiやZrを含む合金が検討されている。
特許文献1には、Zrを主成分とし、Ti、V、Cr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wの少なくとも1種を0.5~15質量%含む、生体用金属材料に関する記載がある。
特許文献2には、チタンと、ジルコニウムのβ相を安定化させるβ相安定化元素のニオブと、ジルコニウムのω相を抑制させるω相抑制元素のスズおよびアルミニウムの少なくとも1つを含む、生体用超弾性ジルコニウム合金が開示されている。
これらの文献には、当該合金がMRI撮影におけるアーチファクトの抑制に有効であることが記載されている。
特開2010-075413号公報 国際公開第2013/035269号
医療用や生体用の金属材料は、使用環境に耐えうる強度に加えて、生体内での腐食による金属イオン溶出と細胞毒性の発現とを抑制するために高い耐食性が要求される。
特許文献1に記載の金属材料は、ω相に着目したものであり、ω相がほとんどなくβ相のみの金属材料は、比較例として記載されている。
特許文献2においては、生体適合性、加工性及び超弾性の観点から合金組成を検討しているが、耐食性に着目したものではない。
従来のTi合金は、高強度特性と高耐食性とを兼ね備え、さらに生体親和性の高い優れた合金であるが、MRI撮影でアーチファクトを生じる点で改善の余地がある。
本発明の目的は、強度と耐食性とを兼ね備え、かつMRI撮影におけるアーチファクトが発生しにくい、すなわち磁化率の低いZr合金並びにこれを用いたZr合金製造物及びZr合金部品を提供することにある。
本発明のZr合金は、質量基準で、3%以上12%以下のTiと、3%以上18%以下のNbと、60%以上94%以下のZrと、を含む。また、質量基準で、0%超3%以下のCr、Ni若しくはCo、0%超4%以下のFe、又は0%超15%以下のMoの少なくともいずれか一種を更に含み、残部がZr及び不可避的不純物からなるものとすることができる。
本発明によれば、強度と耐食性とを兼ね備え、かつ磁化率の低い、すなわちMRI撮影におけるアーチファクトが発生しにくいZr合金並びにこれを用いたZr合金製造物及びZr合金部品を得ることができる。
本発明のZr合金であって鋳造した後に溶体化熱処理を施した製造物の表面研磨面のX線回折チャートである。 本発明に係るZr合金製造物(鋳造材)の製造方法の一例を示す工程図である。 本発明に係るZr合金製造物(熱間加工材(棒状材))の製造方法の一例を示す工程図である。 本発明に係るZr合金製造物(粉末造形体(円柱材))の製造方法の一例を示す工程図である。 本発明に係るZr合金製造物(圧粉成形体(円柱材))の製造方法の一例を示す工程図である。 本発明に係るZr合金を用いた工業製品(Zr合金部品)の一例(血管用ステント)を示す模式図である。 本発明に係るZr合金を用いた工業製品(Zr合金部品)の一例(ガイドワイヤー)を示す模式図である。 Ti及びNbを含むZr合金のTi含有量と質量磁化率との関係を示すグラフである。
本発明者は、Zr、NbおよびTiを主要成分とするZr基合金、特に、Zrを80質量%以上含むZr合金を用いた製造物において、化学組成、金属組織形態、質量磁化率、耐食性および引張強度(引張強さ、および破断伸び)の関係について鋭意調査検討し、本発明を完成させた。
なお、本明細書において「Zr合金」は、有形、無形のものを含む。「Zr合金製造物」は、Zr合金の粉末(粉体)、成形体、造形体等を含む。よって、「Zr合金製造物」は、他の材料、例えばセラミックス、金属材料等を含む成形体、造形体等をも含む用語であり、Zr合金を含む部材を含む。また、「Zr合金部品」とは、構成要素の一部にZr合金製造物を含むものをいう。よって、「Zr合金部品」は、Zr合金を含む部材を構成要素として含むものであってもよく、Zr合金を含む部材と他の部材とを用いて組み立てられた物品をも含む用語である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、同義の状態・工程については、同じ符号を付して重複する説明を省略する。また、本発明は、ここで取り挙げた実施形態に限定されるものではなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で公知技術と適宜組み合わせたり公知技術に基づいて改良したりすることが可能である。
[本発明のZr合金の化学組成]
最初に、本発明のZr合金の組成限定理由について説明する。なお、以下の説明においては、元素の含有量を質量基準(単位:質量%)で表している。なお、本明細書においては、「A%超」とは、A%よりも含有量が高いことをいい、A%はその数値範囲に含まれない。
Zr:60%以上94%以下
Zrは、本発明のZr合金の主要成分の1つであり、Zr合金の質量磁化率の低減に寄与する。このようなZrの効果を得るには、Zrの比率を60%以上94%以下とする必要がある。Zrが60%未満になると、Zr合金の低質量磁化率特性が不十分になる。一方、Zr含有率が94%超になると、Zr合金の機械的特性(例えば、引張強度、破断伸び)が低下する。前述のZrの効果をより確実に得るための好ましい下限は65%であり、好ましい上限は78%である。
Nb:3%以上18%以下
Nbも、本発明のZr合金の主要成分の1つであり、機械的特性を確保するための基本成分である。また、Nbは、機械的特性が高いフェライト相の形成に寄与する元素である。このようなNbの効果を得るには、3%以上18%以下とする必要がある。Nbが3%未満になると、Zr合金の機械的特性が不十分になる。一方、Nb含有率が18%超になると、低磁化率特性が低下する。言い換えると、Nbの含有率を3%以上18%以下の範囲に制御することにより、Zr合金の機械的特性および低磁化率特性を確保することができる。前述のNb添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は5%であり、好ましい上限は15%である。
Ti:3%以上12%以下
Tiも、本発明のZr合金の主要成分の1つであり、Nbと共に機械的特性が高いフェライト相の形成に寄与する元素である。また、耐食性の向上に寄与する。このようなTiの効果を得るには、3%以上12%以下とする必要がある。Zr合金の質量磁化率低減を重要視する場合、Tiの含有率は、4%以上11%以下が更に好ましい。Ti含有率が3%未満になると、耐食性が低下する。一方、Ti含有率が12%超になると、Zr合金の低質量磁化率特性が不十分になる。前述のTi添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は5%であり、好ましい上限は10%である。
Cr:0%超3%以下
Crは、本発明のZr合金の副成分の1つであり、耐食性および機械的特性の向上に寄与する。Crは、原子間相互作用により、ZrよりもTiと強く結合する性質を有するため、フェライト相(β相)の安定化に寄与する。しかし、Crが3%超になると、粗大な金属間化合物(例えばZrCr)を形成して機械的特性の低下要因になることから、Crは0%超3%以下とする。Zr合金の機械的特性を重要視する場合、Crの含有率は、0.5%以上3%以下が更に好ましい。前述のCr添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は0.8%であり、好ましい上限は2.0%である。
なお、Crに代えて、フェライト相(β相)を安定化するFe、Ni、CoおよびMoの少なくとも1種が含まれていてもよい。Fe、Ni、Co、CuおよびMoも、Crと同様に、ZrよりもTiと強く結合する性質を有するため、β相の安定化に寄与する。Feは0%超4%以下、Niは0%超3%以下、Coは0%超3%以下、Moは0%超15%以下の範囲において、それぞれ望ましい効果を得ることができる。なお、Cuについては後述する。
Al:0%以上3.0%以下
Alは、本発明のZr合金の副成分の1つであり、機械的特性の向上に寄与し、さらにヤング率を低減する効果がある。しかし、Alが3.0%超になると、粗大な金属間化合物(例えばZrAl)を形成して機械的特性および耐食性の低下要因になることから、Alは0%以上3.0%以下とする。Zr合金の機械的特性を重要視する場合、Alの含有率は、0.5%以上3.0%以下が更に好ましい。前述のAl添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は0.8%であり、好ましい上限は2.5%である。
Sn:0%以上6.0%以下
Snは、本発明のZr合金の副成分の1つであり、機械的特性の向上に寄与し、さらに磁化率を低減する効果がある。しかし、Snが6.0%超になると、粗大な金属間化合物(例えばZrSn)を形成して機械的特性および耐食性の低下要因になることから、Snは0%以上6.0%以下とする。Zr合金の低磁化率特性を重要視する場合、Snの含有率は、1.0%以上6.0%以下が更に好ましい。前述のSn添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は1.5%であり、好ましい上限は5.0%である。
Cu:0%超6.0%以下、Bi:0%超5.0%以下およびAg:0%超9.0%以下
Cu、BiおよびAgは、本発明のZr合金の副成分であり、機械的特性の向上に寄与し、さらに磁化率を低減する効果がある。しかし、Cuが6.0%超、Biが5.0%超およびAgが9.0%超になると、粗大な金属間化合物を形成して機械的特性および耐食性の低下要因になることから、Cuは0%以上6.0%以下、Biは0%以上5.0%以下、Agは0%以上9.0%以下とする。Zr合金の低磁化率特性を重要視する場合、Cu、BiおよびAgの含有率は、それぞれ0.5%以上3.0%以下が更に好ましい。前述のCu、BiおよびAg添加による効果をより確実に得るための好ましい下限は1.0%であり、好ましい上限は2.5%である。
以上、説明する元素以外は不可避的不純物である。本Zr合金における代表的な不可避的不純物としては、Hf、O、C、N、PおよびSが挙げられる。これらの不純物を過度に含有すると、機械的特性や耐食性を劣化させる。このため、Hfは5.0%以下、O、CおよびNは0.5%以下、PおよびSは0.1%以下とすることが好ましい。
[本発明のZr合金製造物の金属組織]
本発明に係るZr合金製造物の金属組織について説明する。
純Zrは、六方細密構造(α相)であるが、添加元素の固溶限が小さく、粗大な金属間化合物を形成して耐食性が低下しやすい。また、純Zrの六方細密構造は機械的強度が低い。本発明のZr合金製造物中のフェライト相(β相)は、それ自体が高い機械的強度(例えば、引張強度)と高耐食特性とを有し、かつ加工し易い利点がある。また、金属間化合物は、フェライト中に分散することで機械的強度を向上する効果がある。
本発明に係るZr合金製造物は、使用される部材に加工した後の使用時には、フェライト相の単相組織、あるいはフェライト相および金属間化合物の2相組織を有する。フェライト相単相組織の場合、上述したフェライト相の利点(高い機械的強度および高い耐食性)を存分に享受できる。一方、フェライト相と金属間化合物の2相組織を有する場合、フェライト相の利点および金属間化合物の利点(高い機械的強度)により、フェライト相単相の場合と比較して高い機械的強度が得られる。
なお、フェライト相以外の脆性の相(例えば、ω相などの異相)は、本発明のZr合金製造物中に検出されないことが望ましいが、機械的特性や耐食性に著しい悪影響を及ぼさない範囲(例えば、異相の占有率が10%以下)ならば許容される。
また、本発明のZr合金製造物は、製造方法に起因する金属組織(結晶粒の形状から判別される微細組織)において特別な限定は無く、鋳造組織であってもよいし、熱間加工組織であってもよいし、急冷凝固組織であってもよいし、焼結組織であってもよい。また、所望の形状に成形した後に、溶体化熱処理および/または硬化熱処理を施した金属組織であってもよい。
図1は、本発明のZr合金(後述の合金番号I-1)であって鋳造した後に溶体化熱処理を施したものの表面研磨面のX線回折チャートである。
本図に示すように、このZr合金は、フェライト相(β相)を有している。
なお、機械的特性の観点からは、フェライト相の結晶粒径が小さい金属組織(例えば、急冷凝固組織および焼結組織)を有する方が有利である。具体的には、平均結晶粒径は40μm以下であることが好ましく、30μm以下がより好ましく、20μm以下が更に好ましい。
本発明におけるフェライト相の平均結晶粒径は、微細組織観察像に対する従前の画像処理技術で解析・算出される平均結晶粒径を採用することができる。例えば、合金バルク試料の研磨面の光学顕微鏡観察像または電子顕微鏡観察像(視野面積100μm×100μm以上の観察像)を画像解析ソフト(例えば、ImageJ、パブリックドメインソフト)で読み込んで、当該視野内の結晶粒の平均面積を解析した後、該平均面積と等価面積の円の直径を平均結晶粒径として算出する。
[本発明のZr合金製造物の製造方法]
次に、本発明のZr合金製造物の製造方法について説明する。
(鋳造材の製造方法)
図2は、本発明に係るZr合金製造物(鋳造材)の製造方法の一例を示す工程図である。
本図に示すように、まず、所望の組成(主要成分+副成分)となるようにZr合金の原料を混合・溶解して溶湯10を形成する原料混合溶解工程(ステップ1:S1)を行う。原料の混合方法や溶解方法に特段の限定はなく、合金の製造における従前の方法を利用できる。溶湯10を精錬してもよい。
また、合金中の不純物成分(O、PおよびS)の含有率をより低減する(合金の清浄度を高める)ため、原料混合溶解工程S1が、Zr合金の原料を混合・溶解して溶湯10を形成した後に一旦凝固させて原料合金塊11を形成する原料合金塊形成素工程(ステップ1a:S1a)と、該原料合金塊11を再溶解して清浄化溶湯12を準備する再溶解素工程(ステップ1b:S1b)とからなることはより好ましい。合金の清浄度を高められる限り再溶解方法に特段の限定はないが、例えば、真空アーク再溶解(VAR)やエレクトロスラグ再溶解(ESR)を好ましく利用できる。
次に、所定の鋳型を用いて溶湯10を鋳造して鋳造成形体20を形成する鋳造工程(ステップ2:S2)を行う。なお、上述したように再溶解素工程S1bを行った場合は、鋳造工程S2は、清浄化溶湯12を鋳造して鋳造成形体20を形成する工程となる。なお、精密鋳造の場合(最終製品形状に近い形状となる鋳造成形体を得ようとする場合)は、原料混合溶解工程S1で成分調整した溶湯10を一旦鋳造して大型の母合金塊を作製し、該母合金塊を適度な大きさに分割した後、再溶解して、精密鋳造用鋳型で鋳造を行うことがある。その場合、最終製品の機械的特性および耐食性の観点から、凝固時の結晶粒粗大化(粗大な鋳造凝固組織)を抑制できる冷却速度を確保することが好ましい。
次に、鋳造成形体20に対して950℃以上1100℃以下の溶体化熱処理を施す硬化工程(ステップ3:S3)を行う。熱処理時間としては、0.1~6時間保持の範囲で適宜調整すればよい。溶体化熱処理を施すことにより、合金中がフェライト相になり、鋳造成形体20の機械的強度を向上させることができる(例えば、500MPa以上の引張強度が得られる。)。また、微細組織としては、溶体化工程S3を行うことにより、再結晶粒が見られる組織(再結晶組織)を示す場合がある。
次に、溶体化した鋳造成形体20に対して所望の形状となるように機械加工を施して機械加工成形体30を形成する機械加工工程(ステップ4:S4)を行う。なお、本発明における機械加工とは、所望形状に成形するために工作機械を用いて行う加工(例えば、切削加工、研削加工、放電加工、レーザー加工、ウォータージェット加工)を意味するものとする。
なお、機械加工工程S4の後に、仕上加工工程として機械加工(例えば、研磨)を行ってもよい。仕上加工工程は、他の製造物に対しても同様である。
(塑性加工材の製造方法)
図3は、本発明に係るZr合金製造物(塑性加工材(棒状材))の製造方法の一例を示す工程図である。図面の簡単化のため、図2の原料合金塊形成素工程S1aおよび再溶解素工程S1bの記載を省略したが、当然のことながらそれらの素工程を行ってもよい。
図3においては、図2の鋳造材の製造方法における鋳造工程S2と溶体化工程S3との間に、塑性加工工程(ステップ5:S5)を有する点で異なり、他の工程を同じとするものである。図3においては、塑性加工として熱間加工を施している。
ここで、塑性加工工程S5についてのみ説明する。
塑性加工材の製造方法では、鋳造工程S2で得られた鋳造成形体20に対して、塑性加工を施して塑性加工成形体40を形成する塑性加工工程S5を行う。塑性加工の種類・方法に特段の限定はなく、従前の種類・方法(例えば、鍛造、押出、引抜、圧延、それぞれ熱間、温間、冷間を含む)を利用できる。
塑性加工を施すことにより、鋳造成形体20の鋳造凝固組織を壊して、鋳造組織の結晶粒よりも平均結晶粒径が小さい微細組織を有するZr合金の塑性加工成形体40を得ることができる。
なお、塑性加工成形体40に機械加工を施した機械加工成形体31は、溶体化工程S3を行うことにより、再結晶粒が見られる微細組織(再結晶組織)となる。
(粉末造形体の製造方法)
図4は、本発明に係るZr合金製造物(粉末造形体(円柱材))の製造方法の一例を示す工程図である。図面の簡単化のため、図2の原料合金塊形成素工程S1aおよび再溶解素工程S1bの記載を省略したが、当然のことながらそれらの素工程を行ってもよい。
まず、所望の組成となるようにZr合金の原料を溶解して溶湯10を形成する溶解工程(ステップ1:S1)を行う。原料の混合方法や溶解方法に特段の限定はなく、高強度合金の製造における従前の方法を利用できる。次に、所定の鋳型を用いて溶湯10を鋳造してアトマイズの母材とする鋳造成形体20を形成する鋳造工程(ステップ2:S2)を行ってもよい。
アトマイズ工程(ステップ6:S6)を行うことにより、溶湯10からZr合金の急冷凝固合金粉末50を得ることができる。アトマイズ工程S6では、母材として鋳造成形体20を使用してもよい。アトマイズ方法に特段の限定はなく、従前のアトマイズ方法を利用できる。例えば、ガスアトマイズ法を用いることができる。アトマイズ工程S6の後、急冷凝固合金粉末50に対して、所望の粒径に揃えるための分級工程S7を行ってもよい。
急冷凝固合金粉末50を用いて金属粉末造形工程(ステップ8:S8)を行うことにより、所望形状を有するZr合金の粉末造形体60を得ることができる。粉末造形方法に特段の限定はなく、従前の金属粉末造形方法(粉末積層造形または三次元プリンティング)を利用できる。例えば、電子ビーム造形やレーザー造形を好ましく用いることができる。
得られた粉末造形体60に対して、所望の形状となるように機械加工を施そうとする場合(例えば、粉末造形体60の形状が最終製品の形状と異なる場合)、機械加工を施す前に、粉末造形体60に対して1000℃以上1100℃以下の溶体化熱処理を施す溶体化工程(ステップ3:S3)を行ってもよい。溶体化工程S3は、必須の工程ではないが、機械加工性向上の観点からは行うことが好ましい。
次に、溶体化した粉末造形体60に対して所望の形状となるように機械加工を施して機械加工成形体32を形成する機械加工工程(ステップ4:S4)を行う。なお、仕上加工工程として機械加工(例えば、研磨)を行ってもよい。
(粉末造形体の製造方法)
図5は、本発明に係るZr合金製造物(圧粉成形体(円柱材))の製造方法の一例を示す工程図である。図面の簡単化のため、図2の原料合金塊形成素工程S1aおよび再溶解素工程S1bの記載を省略したが、当然のことながらそれらの素工程を行ってもよい。
まず、所望の組成となるようにZr合金の原料を溶解して溶湯10を形成する溶解工程(ステップ1:S1)を行う。原料の混合方法や溶解方法に特段の限定はなく、高強度合金の製造における従前の方法を利用できる。次に、所定の鋳型を用いて溶湯10を鋳造してアトマイズの母材とする鋳造成形体20を形成する、鋳造工程(ステップ2:S2)を行ってもよい。
アトマイズ工程(ステップ6:S6)を行うことにより、溶湯10からZr合金の急冷凝固合金粉末50を得ることができる。アトマイズ工程S6では母材として鋳造成形体20を使用してもよい。アトマイズ方法に特段の限定はなく、従前のアトマイズ方法を利用できる。例えば、粉末冶金用途では、不規則形状粉末が得られる水アトマイズ法を用いることができる。アトマイズ工程S6の後、急冷凝固合金粉末50に対して、所望の粒径に揃えるための分級工程S7を行ってもよい。
急冷凝固合金粉末50を用いて圧粉成形工程(ステップ9:S9)を行うことにより、所望形状を有するZr合金の圧粉成形体70を得ることができる。圧粉成形の方法に特段の限定はなく、従前の金属粉末成形方法を利用できる。例えば、プレス成形や射出成形を好ましく用いることができる。
次に、圧粉成形体70に対して、1000℃以上で合金の固相線温度未満の焼結熱処理を施して粉末焼結体80を形成する焼結工程(ステップ10:S10)を行う。焼結熱処理方法に特段の限定はなく、従前の方法を利用できる。また、粉末焼結体80の緻密化の観点から、焼結熱処理は、1000℃以上で合金の固相線温度未満かつ500気圧以上3000気圧以下の熱間等方圧加圧(HIP)処理を含むことがより好ましい。
得られた粉末焼結体80に対して、所望の形状となるように機械加工を施そうとする場合(例えば、粉末焼結体80の形状が最終製品の形状と異なる場合)、機械加工を施す前に、粉末焼結体80に対して1000℃以上1100℃以下の溶体化熱処理を施す溶体化工程(ステップ3:S3)を行ってもよい。溶体化工程S3は、必須の工程ではないが、機械加工性向上の観点からは行うことが好ましい。
次に、溶体化工程を施した粉末焼結体80に対して所望の形状となるように機械加工を施して機械加工成形体33を形成する機械加工工程(ステップ4:S4)を行う。なお、仕上加工工程として機械加工(例えば、研磨)を行ってもよい。
[本発明のZr合金製造物]
本発明のZr合金製造物は、強度と耐食性とを兼ね備え、かつ磁化率の低い、すなわちMRI撮影におけるアーチファクトが発生しにくい。よって、引張強度、耐食性および低磁化率が要求される種々の部材として好適に利用できる。
当該適用部材としては、骨固定材(例えばボーンプレート、スクリュー、ワイヤー、髄内釘、プレート)、人工関節・骨頭、脊椎スペーサー、血管内ステント、ガイドワイヤー、注射器、医療器具、カテーテル、ステープル、陽子線治療装置部材、MRI装置部材などが挙げられる。上記の中でも特に、骨固定具、血管内ステントおよびガイドワイヤーの用途に好適である。
図6Aは、本発明のZr合金部品の例であるステントの一部を示したものである。
本図に示すように、Zr合金は、ステント90の構成部材として好適に利用できる。この構成部材は、塑性加工又は粉末造形により製造することができる。
図6Bは、本発明のZr合金部品の例であるガイドワイヤーの一部を示したものである。
本図に示すように、Zr合金は、ガイドワイヤー100は、例えば、そのコア101として好適に利用できる。コア101は、塑性加工又は粉末造形により製造することができる。
以下、実施例および比較例により本発明を更に具体的に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
表1は、実施例および比較例の化学組成を示したものである。
本表において、各成分の含有率(単位:質量%)は、記載の成分の総和が100質量%となるように換算してある。
実施例I-1~I-3は、所定量のTi及びNbを含むZr合金の例である。実施例I-4~I-7は、さらにCrを含むZr合金である。I-6は、更にSnを含む。一方、I-7は、Alを含む。
なお、比較例C-1は、本発明の組成範囲を外れる純Zrである。比較例C-2は、Ti合金の一例である。比較例C-3は、Tiを含まないZr合金の一例である。
Figure 0007263745000001
(実施例I-1~I-7、比較例C-1、C-3の作製)
表1に示す化学組成となるように、原料を混合し、アーク溶解法(溶解温度1500℃以上、減圧Ar雰囲気中)により溶解して溶湯を形成した後(原料混合溶解工程S1)、銅ハース上で凝固させた鋳造材を作製した(鋳造工程S2)。
(実施例IE-1~IE-7および比較例CP-1、CP-3の作製)
上記I-1~I-7およびC-1、C-3の鋳造材に対して、溶体化熱処理(1000℃で30分間保持した後、水冷)を施して、実施例および比較例の製造物を作製した(溶体化工程S3)。
(比較例C-2(Ti合金)の作製)
上記実施例と同様にして、表1に示す化学組成となるように、原料を混合し、アーク溶解法(溶解温度1500℃以上、減圧Ar雰囲気中)により溶解して溶湯を形成した後(原料混合溶解工程S1)、銅ハース上で凝固させた鋳造材を作製した(鋳造工程S2)。
(比較例CP-2の作製)
上記C-2の鋳造材に対して、溶体化熱処理(900℃で60分間保持した後、水冷)、および時効熱処理(550℃で60分間保持した後、空冷)を施して、比較例の製造物を作製した。
(IE-1~IE-7およびCP-1~CP-3に対する試験・評価)
(1)結晶構造評価
各鋳造製造物から組織観察用の試験片を採取した後、該試験片の表面を鏡面研磨し、X線回折測定(加速電圧48kV、管電流28mA)を行った。
(2)磁化評価
磁化評価として、振動試料型磁力計(RIKEN DENSHI CO., LTD.製 Vibrating Sample Magnetometer)を用いて磁化測定を行った。得られた磁場と磁化の関係から質量磁化率σ(10-6cm/g)を算出した。
磁化測定の結果、「3.0≦σ」をBグレードと評価し、「σ<3.0」をAグレードと評価した。Aグレードを合格と判定し、Bグレードを不合格と判定した。
図7は、実施例および比較例のうち、Ti及びNbを含むZr合金のTi含有量と質量磁化率との関係を示すグラフである。
本図に示すように、Zr合金におけるTiの含有量の増加に従って、質量磁化率が増加することがわかる。Ti含有量が3%以上12%以下の範囲では、質量磁化率は2.2×10-6cm/g未満である。
(3)孔食電位評価
孔食電位評価として、孔食電位測定(JIS T0302(2000)に準拠)を実施した。割り出した分極試験片をすきま腐食防止電極に装着し、生理食塩水中(0.9質量%NaCl溶液)でアノード分極して得た分極曲線から電流密度100mV/cmとなる電位VC100(mV(vs.Ag/AgCl))を求めた。照合電極には、銀/塩化銀電極を使用した。測定後、孔食発生の有無を光学顕微鏡で確認した。孔食電位測定の結果、「VC100<300」をCグレードと評価し、「300≦VC100<800」をBグレードと評価し、「800≦VC100」をAグレードと評価した。
(4)引張強さ評価
引張強さσ(MPa)については、JIS Z2241(2011)に準拠して評価した。
結果については、Dグレード(σ<400)、Cグレード(400≦σ<600)、Bグレード(600≦σ<800)、Aグレード(800≦σ)に分類した。
(5)破断伸び評価
引張強さ評価と同様に、破断伸びA[%]はJIS Z2241(2011)に準拠して評価した。
結果については、Dグレード(A<5)、Cグレード(5≦A<10)、Bグレード(10≦A<20)、Aグレード(20≦A)に分類した。
表2は、Zr合金製造物について、上記(1)~(5)それぞれの評価結果をまとめて示したものである。
Figure 0007263745000002
Nbを含む実施例IE-1~IE-7の結晶構造は、図1と同様にβ相(フェライト相)であった。他方、Nbを含まない比較例CP-1は、六方最密充填構造(Hexagonal Close-Packed structure:HCP構造)すなわちα相であった。また、CP-2は、α相とβ相の混合相であった。
質量磁化率については、TiとNbを含む実施例IE-1~IE-7は、磁化評価が全てAグレード(σ<3.0)となり、低い質量磁化率を有していることが確認された。また、比較例のTi合金であるCP-2の質量磁化率は低くBグレードであった。なお、Zr合金であるCP-1については、Aグレードの低い質量磁化率であった。
孔食電位については、Tiを含む実施例IE-3~IE-7は、孔食電位評価がBグレード以上(300≦VC100)となることを確認した。特に、IE-3~IE-5は、Aグレード(800≦VC100)の高い孔食電位を示した。また、比較例のZr合金であるCP-1はBグレード(300≦VC100<800)、Ti合金であるCP-2はAグレードであった。
さらに、引張強さに関して、Tiを含むがCrを含まないIE-3は、Zr合金であるCP-1より高いグレードのCグレードである。これに対して、Crを添加することにより、引張強さは、更に向上する。Crを含む実施例IE-4~IE-7は、全てBグレード以上(600≦σ)の評価であり、高い引張強さを有している。特に、IE-5およびIE-7は、Aグレード(800≦σ)の高い引張強さを示した。比較例のTi合金であるCP-2は、Aグレードであった。
また、Sn又はAlを添加したIE-6及びIE-7で高い破断伸び評価が示され、機械的特性の向上効果を確認した。
上述した実施形態や実施例は、本発明の理解を助けるために説明したものであり、本発明は、記載した具体的な構成のみに限定されるものではない。例えば、実施形態の構成の一部を当業者の技術常識の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に当業者の技術常識の構成を加えることも可能である。すなわち、本発明は、本明細書の実施形態や実施例の構成の一部について、発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、削除・他の構成による置換・他の構成の追加をすることが可能である。
10:溶湯、20:鋳造成形体、30、31、32、33:機械加工成形体、40:塑性加工成形体、50:急冷凝固合金粉末、60:粉末造形体、70:圧粉成形体、80:粉末焼結体、90:ステント、100:ガイドワイヤー、101:コア。

Claims (10)

  1. 質量基準で、3%以上12%以下のTiと、3%以上18%以下のNbと、
    0%超3%以下のCr、Ni若しくはCo、0%超4%以下のFe、又は0%超15%以下のMoの少なくともいずれか一種と、を含み、
    残部がZr及び不可避的不純物からなる、Zr合金。
  2. 質量基準で、0%超6.0%以下のCu、0%超5.0%以下のBi、又は0%超9.0%以下のAgの少なくともいずれか一種を更に含む、請求項1記載のZr合金。
  3. Alを更に含み、
    前記Alの含有量は、質量基準で3%以下である、請求項1又は2に記載のZr合金。
  4. Snを更に含み、
    前記Snの含有量は、質量基準で6%以下である、請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金。
  5. β相を有する、請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金。
  6. 質量磁化率が2.2×10-6cm/g未満である、請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金。
  7. 孔食電位が300mV(vs.Ag/AgCl)以上である、請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金。
  8. 請求項1~5のいずれか一項に記載のZr合金を含む、Zr合金製造物であって、引張強さが600MPa以上である、Zr合金製造物
  9. 請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金を含むZr合金製造物であって、
    粉体、粉末冶金成形体、鋳造成形体又は粉末造形体である、Zr合金製造物。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載のZr合金を含む部材を構成要素として含む、Zr合金部品。
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