JP7262797B2 - 両頭式マーカー用中綿ホルダー及びそれを用いた両頭式マーカー - Google Patents

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Description

本発明は、両頭式マーカー用中綿ホルダー及びそれを用いた両頭式マーカー
に関するものであり、より詳細には、2種のインクを無駄なく消費できる両頭式マーカー用中綿ホルダー及びそれを用いた両頭式マーカーに関するものである。
マーカーの一種として、両端に同種又は異種のインク芯(毛筆芯を含む)を備える両頭式マーカーが存在する。この両頭式マーカーは、軸筒内に、色違いの、あるいは、濃さの異なる2種の中綿(インク吸蔵体)を内装し、それぞれにインク芯を差し込んだものである。
かかる構成の両頭式マーカーの場合、軸筒内に、2種の中綿を離隔するための仕切りが必要となる。例えば、特開2007-15140号公報(特許文献1)には、軸筒よりも小径で、壁部が一方方向にのみ延伸する仕切り壁(コップのような形状の仕切り壁)を備える筆記具が開示されており、また、実公平3-8472号公報(特許文献2)には、2本の中綿ホルダーの端部を嵌装する断面H型の隔壁が開示されている。
特開2007-15140号公報 実公平3-8472号公報
上記従来の両頭式マーカーの場合の仕切りは、軸筒の中間部に配置される。換言すれば、従来の両頭式マーカーの場合は、すべての中綿は長さが同じであることを前提としている。しかし、例えば、2色のインクが黒色と赤色の場合、一般に黒色の方が多く用いられるために赤色よりも減りが早く、赤色のインクの方がまだかなり残っているのに、黒色インクが無くなってしまうことが多い。この場合、新品を購入し、黒色については新品を使用し、赤色については既存品を使用することにすれば、無駄が生じにくいが、本数が増えてしまって使い勝手も悪くなるという問題が起こる。また、新品に切り替え、既存品は捨てるという選択肢もあるが、その方法の場合は無駄が出続けることになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、両頭式マーカーにおいて2種のインクを共に無駄なく消費することを可能にする両頭式マーカー用中綿ホルダー及びそれを用いた両頭式マーカーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、インク吸蔵体を樹脂製円筒ケース内に嵌装した2種の中綿を軸筒内において保持する両頭式マーカー用中綿ホルダーであって、
前記中綿ホルダーは、内部に隔離用仕切りを有していて、両端から前記中綿の装入が可能な樹脂製筒体で、前記仕切りが中間位置からずれた位置に配置されることで、深い中綿装填部と浅い中綿装填部とが画成され、
前記仕切りの両面に、スペーサーとして機能する受けリブが複数形成され、また、前記深い中綿装填部と浅い中綿装填部の内周面に、軸方向に延びる縦リブが形成されていることを特徴とする両頭式マーカー用中綿ホルダーである。
一実施形態においては、前記深い中綿装填部と浅い中綿装填部の開口部付近は、外開きのテーパ面となっている。また、一実施形態においては、外周面に、軸筒内への装填方向を指示する手段が設けられる。例えば、前記装填方向指示手段は、一端部の外周面を縮経化して形成した縮径部である。
上記課題を解決するための請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の両頭式マーカー用中綿ホルダーを内装していることを特徴とする両頭式マーカーである。
本発明に係る中綿ホルダーは上記のとおりであって、仕切りが中間位置からずれた位置に配置されていて、深い中綿装填部と浅い中綿装填部とが画成されるため、深い方に減りの早い色の長尺の中綿を装填し、浅い方に減りの遅い色の短尺の中綿を装填するという使い方ができるので、この中綿ホルダーを用いた両頭式マーカーの場合は、2種のインクを共に無駄なく消費することが可能となる効果がある。
本発明に係る中綿ホルダーを用いた両頭式マーカーの構成例を示す部分破断図である。 本発明に係る中綿ホルダーを用いた両頭式マーカーの構成例を示す分解図である。 本発明に係る中綿ホルダーの構成例を示す縦断面図及び平面図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して詳細に説明する。本発明に係る両頭式マーカー用中綿ホルダー11は、色の異なる、あるいは、濃さの異なる2種の中綿2,3を軸筒1内において保持するものである。この中綿ホルダー11は、内部に隔離用仕切り12を有していて、両端から中綿2,3の嵌装が可能な樹脂製筒体であり、仕切り12が中間位置からずれた位置に配置されていることを特徴としている。
図1は、本発明に係る中綿ホルダー11を用いた両頭式マーカー10の構成例を示す部分破断図であり、図2はその分解図である。そこに示されるように、両頭式マーカー10は、一般的な両頭式マーカーと同様に、軸筒1と、軸筒1内に装填される2種の中綿2,3と、後端部が軸筒1の両側から中綿2,3に差し込まれる同種又は異種のインク芯4,5と、インク芯4,5に被着されるキャップ6,7とを備えて構成される。中綿2,3は、インク吸蔵体を薄手の樹脂製円筒ケース内に嵌装したものである。
軸筒1は、その両端開口からインク芯4,5を突出させるものであり、その一端に、一方のインク芯4を保持するための芯ホルダー8が一体に形成される。また、他端は、中綿2,3を装填した中綿ホルダー11を装脱可能にするために開口され、その開口部に、他方のインク芯5を保持するための芯ホルダー9が、着脱可能に嵌め付けられる。
中綿ホルダー11は、軸筒1に内装される2種の中綿2,3を、両端開口から嵌入して保持するもので、中綿2,3を離隔するための仕切り12を有する(図3参照)。本発明に係る両頭式マーカーは、基本的に、使用頻度の異なる2色(減りの異なる2色)が用いられることを想定しているところから、仕切り12は、中央位置ではなく、いずれかの開口側にずらして設けられる。かくして、中綿ホルダー11は、深い中綿装填部13と浅い中綿装填部14とを有することになる。そして、深い中綿装填部13に、使用頻度が高くて減りの早い色の長尺の中綿2が装入され、浅い中綿装填部14に、使用頻度が低くて減りの遅い色の短尺の中綿3が装入される。深い中綿装填部13と浅い中綿装填部14の長さ比は任意に設定でき、例えば、4対3から4対1の範囲内で設定される。
仕切り12の両面に、スペーサーとして機能する受けリブ15が複数形成される。この受けリブ15は、中綿2,3の底面周面部を受けて安定状態に支持すると共に、その下に通気スペースを生成して、中綿2,3からインク芯4,5へのスムーズなインク供給を確保する。また、中綿装填部13,14の内周面に、軸方向に延びる縦リブ16が複数形成される。この縦リブ16は、中綿2,3を確固と保持すると共に、中綿2,3の外周面に、受けリブ15に向かう通気空間を確保する役目を果たす。
中綿ホルダー11には、寸法又は材質の異なる中綿が装入されることが予想されるところ、中綿装填部13,14に一旦中綿2,3を装填すると、中綿2,3の区別がつきにくくなり、軸筒1内への装填方向を誤るおそれがある。ここで誤装填すると、色違い等の不良品となってしまうので、装填方向の誤りをなくすための手段を講じる必要がある。そのために、中綿ホルダー11に、装填方向を示す方向指示手段が設けられる。この方向指示手段は、通例、視覚及び/又は触覚により認識されるものであり、図示した例における方向指示手段は、中綿ホルダー11の一端部の外周面を縮経化することにより形成される縮径部17である。他の方向指示手段としては、中綿ホルダー11の一端部に凹凸部を形成したり、矢印を表現したりすることが考えられる。
本発明に係る両頭式マーカー10は、上記構成の中綿ホルダー11を内装したもので、上述したように、軸筒1と、軸筒1内に装填される2種の中綿2,3と、軸筒1の両側から差し込まれる同種又は異種のインク芯4,5と、インク芯4,5に被着されるキャップ6,7を備えて構成される。その場合、軸筒1に対して着脱可能な芯ホルダー9を外した状態で、中綿2,3を装填した中綿ホルダー11を軸筒1内に挿入し、挿入後、芯ホルダー9を嵌め付ける。次いで、インク芯4,5の後端部をそれぞれ中綿2,3内に没入させる。インク芯4,5はそれぞれ、予め芯ホルダー8,9に固定しておいてもよい。
上述したように、仕切り12を設ける位置、換言すれば、深い中綿装填部13と浅い中綿装填部14の長さ比は任意に設定でき、それに応じて、中綿2,3の長さを変えることになるが、同じ軸筒1(芯ホルダー8,9を含む)を用いる筆記具においては、中綿2と中綿3の長さの和は一定にされる。
なお、本発明に係る両頭式マーカーは、使用頻度の異なる2色(減りの異なる2色)の中綿2,3が用いられることが多いが、同色の中綿2,3を用い、インク芯4,5として異種のものを用いる形態とすることもできる。
本発明は上記のとおりであって、本発明に係る中綿ホルダーは、仕切りが中間位置からずれた位置に配置されることで、深い中綿装填部と浅い中綿装填部が画成された構成であり、使用頻度の高い色の中綿を長尺にして深い中綿装填部に装入し、使用頻度の低い色の中綿を短尺にして浅い中綿装填部に装入する使い方ができるので、この中綿ホルダーを用いた両頭式マーカーの場合はインクの無駄が出にくいという効果があるので、その産業上の利用可能性は大である。
1 軸筒
2,3 中綿ホルダー
4,5 インク芯
6,7 キャップ
8,9 芯ホルダー
10 双頭式マーカー
11 中綿ホルダー
12 仕切り
13 深い中綿装填部
14 浅い中綿装填部
15 受けリブ
16 縦リブ
17 縮径部

Claims (5)

  1. インク吸蔵体を樹脂製円筒ケース内に嵌装した2種の中綿を軸筒内において保持する両頭式マーカー用中綿ホルダーであって、
    前記中綿ホルダーは、内部に隔離用仕切りを有していて、両端から前記中綿の装入が可能な樹脂製筒体で、前記仕切りが中間位置からずれた位置に配置されることで、深い中綿装填部と浅い中綿装填部とが画成され、
    前記仕切りの両面に、スペーサーとして機能する受けリブが複数形成され、また、前記深い中綿装填部と浅い中綿装填部の内周面に、軸方向に延びる縦リブが形成されていることを特徴とする両頭式マーカー用中綿ホルダー。
  2. 前記深い中綿装填部と浅い中綿装填部の開口部付近は、外開きのテーパ面にされている、請求項1に記載の両頭式マーカー用中綿ホルダー。
  3. 外周面に、軸筒内への装填方向を指示する手段が設けられる、請求項1又は2に記載の両頭式マーカー用中綿ホルダー。
  4. 前記装填方向指示手段は、一端部の外周面を縮経化して形成した縮径部である、請求項3に記載の両頭式マーカー用中綿ホルダー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の両頭式マーカー用中綿ホルダーを内装していることを特徴とする両頭式マーカー。
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