JP7261401B2 - 手動台車、並びに、手動台車用発電ユニット - Google Patents

手動台車、並びに、手動台車用発電ユニット Download PDF

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Description

本発明は、主に物流センターや倉庫等で使用される手動台車に関するものである。また、そのような手動台車に取り付けて使用する手動台車用発電ユニットに関する。
従来、物流センターや倉庫等では、物品が分類分けされた状態で保管される保管棚が配置されており、顧客からの注文情報に基づいて、作業者が保管棚から物品を取り出すピッキング作業が行われている。そして、このようなピッキング作業では、作業を支援するバーコードリーダー、表示装置、プリンタ等が搭載されたピッキングカート(手動台車)が利用されている。
このようなピッキングカートとして、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示されたピッキングカートは、物品に取り付けられたICタグから情報を読み取り可能なICリーダライタや、タブレットPC、ディスプレイ等の備え付けの機器に対し、搭載されたバッテリーから電力を供給可能なものである。
特開2007-15775号公報
ところで、ピッキングカートのバッテリーは、ピッキングカートの不使用時に配線部材を介して外部の充電装置と電気的に接続し、充電することが一般的である。そして、使用時には、バッテリーと充電装置が電気的に接続されていない状態とし、ピッキングカートを自在に移動可能な状態とする。その上で、バッテリーから備え付けの各種機器に電力が供給される状態とする。
したがって、ピッキングカートは、バッテリーの残量が一定量以下となるまで充電を行わずに使用可能であるが、一度の充電による連続稼働時間をより長くしたいという欲求があった。例えば、一日に一度の充電で運用していたのであれば、三日に一度の充電で運用したいといった具合である。
そこで本発明は、手動台車の連続稼働時間をより長くすることが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は動力を持たない車輪と、電子機器と、前記電子機器に電力を供給する蓄電池を有する手動台車において、本体部と、前記手動台車の移動力を電力に変換する発電手段を有し、前記発電手段が発電する電力で前記蓄電池が充電可能であり、前記発電手段は、部材が収容可能な内部空間を有する筐体部材と、車輪部材と、前記車輪部材を走行面に押圧する押圧手段を有し、全体としてユニット体となる部材であり、前記車輪部材の回転力を電力に変換するものであって、前記本体部の下側部分にユニット体である前記発電手段を固定して形成されることを特徴とする手動台車である。
本様相は、手動台車の走行に伴って発電手段の車輪部材を回転させ、手動台車の移動力を電力に変換し、蓄電池を充電することが可能となっている。すなわち、手動台車の使用時に蓄電池の充電が可能であり、連続稼働時間をより長くすることができる。
さらに、本様相は、発電のための車輪部材を走行面に押圧する押圧手段を有しており、手動台車の使用時に車輪部材が走行面に押し当てられる。このことから、例え走行面に微細な段差や凹凸が形成されていても、走行時における車輪部材の回転を維持させることが可能であり、発電動作を確実に実行できる。
上記した様相は、前記筐体部材の底板部に車輪退避用孔が形成されており、前記車輪部材は、上側の一部が前記車輪退避用孔に入り込んだ状態で回転可能であることが好ましい。
上記した様相は、前記発電手段は、ブラシレスモータと、磁極検出手段を有し、前記ブラシレスモータは、回転子と、固定子と、前記回転子又は前記固定子に設けられた永久磁石とを有しており、且つ、前記回転子を外力によって回転させることで電力を発生させるものであり、前記磁極検出手段の出力信号を外部に取り出すことが好ましい。
この好ましい様相では、磁極検出手段の出力信号を外部に取り出すことで、手動台車の運用に係る情報(例えば、手動台車の走行距離、速度)を取得できる。このことから、例えば、メンテナンス時期を報知する報知動作等、取得した情報に基づいて実施される動作を実行可能となる。
上記した様相は、前記発電手段は、モータユニットと、制御基板とを有し、前記モータユニットは、前記車輪部材と、前記車輪部材の回転に伴い回転子が回転するブラシレスモータと、前記ブラシレスモータを収納するケース部材とを備え、前記制御基板は、整流回路と、電流の逆流を防止する逆流防止手段を有し、前記発電手段は、前記モータユニットが前記押圧手段を介して前記筐体部材の下側に取り付けられ、さらに、前記制御基板が前記筐体部材の内部に収納されて形成されるユニット体であることが好ましい。
この好ましい様相では、発電手段がユニット体であり、筐体部材を手動台車の本体部下側に取り付けるだけで、発電手段の取り付けが可能となる。このことから、手動台車の製造が容易であるので好ましい。
上記した様相は、前記車輪を複数有しており、複数の前記車輪の少なくとも二つは、進行方向と交わる方向で間隔を空けて並列配置されており、前記車輪部材は、前記並列配置される二つの前記車輪の間であり、二つの前記車輪のそれぞれから等距離だけ離れた位置に少なくとも一部が位置することが好ましい。
この好ましい様相によると、台車の走行をより安定させることができる。また、手動台車を右折させたり、左折させたりする際においても発電が可能となる。
上記した様相は、前記電子機器として、少なくとも下記(1)乃至(4)のいずれかを備えたものであることが好ましい。
(1) 計量装置
(2) プリンタ
(3) 情報読取装置
(4) 通信装置
本発明に関連する様相は、動力を持たない車輪と、電子機器と、前記電子機器に電力を供給する蓄電池を有する手動台車において、前記手動台車の移動力を電力に変換する発電手段を有し、前記発電手段が発電する電力で前記蓄電池が充電可能であり、前記発電手段は、車輪部材を有すると共に前記車輪部材の回転力を電力に変換するユニット体であり、且つ、前記手動台車の本体部に一体的に取り付け可能であることを特徴とする手動台車である。
本様相においても手動台車の使用時に蓄電池の充電が可能であり、連続稼働時間をより長くすることができる。さらに、ユニット体を手動台車の本体部下側に取り付けるだけで発電手段の取り付けが可能であり、手動台車の製造が容易である。
上記した様相は前記発電手段は、車輪部材を有し、且つ、車輪部材の回転力を電力に変換する発電実施状態と、前記蓄電池から電力を供給することで車輪部材を回転させる車輪駆動状態とを切り替え可能であることが好ましい
本様相においても手動台車の使用時に蓄電池の充電が可能であり、連続稼働時間をより長くすることができる。さらに、発電実施状態と車輪駆動状態とを切り替え可能であるので、坂道等で手動台車を使用する際、一時的に充電を中断すると共に車輪部材を自動回転させることで、使用者が手動台車を容易く移動させることが可能となる。
本発明の他の様相は、動力を持たない車輪と、電子機器と、前記電子機器に電力を供給する蓄電池を有する手動台車の下側部分に取り付け可能な手動台車用発電ユニットであって、前記手動台車の移動力を電力に変換して発電し、発電する電力で前記蓄電池の充電が可能なものであり、部材が収容可能な内部空間を有する筐体部材と、モータユニットと押圧手段を有し、全体としてユニット体となるものであり、前記モータユニットは、車輪部材を有しており、前記車輪部材の回転力を電力に変換するものであり、前記押圧手段は、前記車輪部材を走行面に押圧するものであることを特徴とする手動台車用発電ユニットである。
本様相の手動台車用発電ユニットは、手動台車に取り付けるだけで、手動台車の走行に伴う発電動作により蓄電池を充電可能となる。つまり、手動台車の連続稼働時間をより長くすることができる。また、簡単に取り付け可能であり、手動台車の製造容易化を図ることができる。
本発明によると、連続稼働時間がより長い手動台車を提供できる。
本発明の実施形態に係るピッキングカートを示す斜視図である。 図1のピッキングカートを後方側からみた状態を示す平面図であり、スキャナを省略して示す。 図2の発電ユニットを示す分解斜視図である。 図2の発電ユニットのモータと、制御基板と、ホール素子信号入力部の関係を示す説明図である。 図2の発電ユニット周辺を示す断面図である。 図2の発電ユニットの発電装置が上下方向に移動する様子を示す説明図であり、(a)は発電装置が下方側に位置する様子を示し、(b)は発電装置が(a)の状態から上方へ移動した様子を示す。 図1のピッキングカートのモータ、制御基板、バッテリー、電子機器の関係を示す説明図である。 上記した実施形態とは異なるピッキングカートにおいて、発電用車輪及びキャスタ部の車輪の周辺を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係るピッキングカート1(手動台車)について、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、特に断りのない限り、上下方向、前後方向、左右方向(上下方向及び前後方向と直交する方向)は、図1で示される状態を基準として説明する。さらに、前後方向は、ハンドル部4側(走行方向)を後側とし、その反対側を前側として説明する。
ピッキングカート1は、図1で示されるように、本体部2と、本体部2の下端側部分に取り付けられる走行用のキャスタ部3と、ハンドル部4と、バッテリー5(蓄電池)とが一体となって形成されている。つまり、ピッキングカート1は、作業者がハンドル部4を把持しつつ押すことで走行(移動)する手動式の移動カートである。
また、このピッキングカート1は、特徴的な部分として、図2で示されるように、走行時に発電を行う発電ユニット6(発電手段、手動台車用発電ユニット)を備えている。
このピッキングカート1は、物流センターや倉庫等におけるピッキング作業に好適に使用されるものである。つまり、顧客からの注文情報や管理者からの指示に基づいて作業者が棚から物品を取り出して運搬する作業や、外部から搬入された保管対象となる物品を棚の近くまで運搬する作業等に、好適に使用される。
ピッキングカート1は、図1で示されるように、上下二段の荷台部分を有する。
すなわち、このピッキングカート1の本体部2は、水平方向に広がりを有する枠状又は板状の下側土台部10と、下側土台部10から上方に延びる複数(本実施形態では4つであり、図1では一つを図示しない)の柱状体部11を備えている。加えて、下側土台部10から上方に離れた位置には、水平方向に広がりを有する枠状又は板状の上側土台部12を備えている。
そして、下側土台部10の上側に下部載置部15(計量装置、電子機器)が設けられ、上側土台部12の上側に上部載置部16(計量装置、電子機器)が設けられている。
下部載置部15、上部載置部16は、いずれも物品を載置する荷台部分を形成する。また、これら下部載置部15と上部載置部16は、載置された物品の重量を自動的に検知可能な電子秤量機能を有する。
また、本体部2は、電子機器として、上記した電子秤量が可能な計量装置である下部載置部15、上部載置部16の他、スキャナ20(情報読取装置)と、プリンタ21と、情報表示装置22を備えている。
スキャナ20は、外部の物品に取り付けられたタグから情報を読み取り可能な部材である。
プリンタ21は、ピッキング作業に係る情報を紙媒体に出力可能な印刷装置である。
情報表示装置22は、ピッキング作業に係る情報を表示可能な表示装置であり、本実施形態では、液晶ディスプレイである。
本実施形態のピッキングカート1は、本体部2に図示しない制御用基板を備えており、外部機器に対して各種信号の送受信が可能となっている。つまり、外部機器との間でネットワークが形成され、ピッキングカート1が取得したピッキング作業に係る各種情報に係る信号を外部機器に送信可能となっており、且つ、ピッキング作業に係る各種情報に係る信号を外部機器から受信可能となっている。
なお、上記したネットワークは、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、データ送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。
キャスタ部3は、下側土台部10の下側に取り付けられる部材であり、下側土台部10に直接又は間接的に取り付けられる支持部材3aと、車輪3bを備えている。そして、車輪3bが軸部材を介して支持部材3aに回転可能な状態で取り付けられている。
ここで、ピッキングカート1は、前方側に取り付けられて前輪となる二つのキャスタ部3と、後方側に取り付けられて後輪となる二つのキャスタ部3の合計4つのキャスタ部3を有する(後輪となる二つのキャスタ部3の一方については、図1では図示しない)。この前輪となる二つのキャスタ部3と、後輪となる二つのキャスタ部3は、それぞれ左右方向で離れた位置に一つずつ取り付けられている。
なお、特に限定されるものではないが、前輪となる二つのキャスタ部3は、全体が上下方向に延びる回転軸を中心として旋回可能な状態となるように、下側土台部10に取付用部材を介して固定されている(下側土台部10に間接的に固定されている)。
対して、後輪となる二つのキャスタ部3は、車輪3bの回転軸が左右方向に延びた状態となるように、下側土台部10に直接取り付けられている。
つまり、本実施形態のピッキングカート1は、4つの走行用のキャスタ部3により、自立及び走行可能な手動台車である。
ハンドル部4は、一部が湾曲(又は屈曲)して延びる棒状の部分であり、本実施形態では、平面視で略コ字状となるように延びる部分である。
バッテリー5は、充電によって電気を蓄えることで電池としての使用が可能となる二次電池である。
発電ユニット6は、図2で示されるように、箱状部材25(筐体部材)と、押圧部材26と、発電装置27(モータユニット)を有している。具体的には、箱状部材25の下面に押圧部材26が取り付けられており、押圧部材26を介して発電装置27が取り付けられている。
箱状部材25は、図3で示されるように、有底箱状の部材であり、底板部25aと、底板部25aの縁端部分から上方に延びる4つの側壁部25bを有する。
底板部25aは、平板状の部分であり、適宜な部分に、取付用孔34と、車輪退避用孔35とがそれぞれ形成されている。
取付用孔34、車輪退避用孔35は、いずれも底板部25aを厚さ方向(上下方向)に貫通する貫通孔である。具体的には、取付用孔34は、ボルト70の軸部分(詳しくは後述する)を挿通可能な開口形状が略円形の孔であり、車輪退避用孔35は、開口形状が四角形状の孔である。
箱状部材25の4つの側壁部25bは、対向する2つの側壁部25bが、上下方向に長い長側壁部30となっている。対して、対向する他の2つの側壁部25bが、長側壁部30よりも上下方向の長さが短い短側壁部31となっている。
長側壁部30の上端部分には、水平方向外側へ突出する平板状の取付片部30aが形成されている。すなわち、取付片部30aは、長側壁部30の上端部分と連続する部分であり、同上端部分を外側へ折り曲げたような形状である。
短側壁部31には、それぞれ外部と箱状部材25の内部空間37とを連通する配線挿通孔38が形成されている。すなわち、2つの配線挿通孔38が離間対向するように形成されており、それぞれ箱状部材25の内外を連通している。
なお、一方の配線挿通孔38は、発電装置27から延びる配線部材60(図2等参照)を挿通するための孔であり、もう一方の配線挿通孔38が制御基板40から延びる配線(図示しない)を挿通するための孔となっている。
また、特に限定されるものではないが、本実施形態では、長側壁部30と短側壁部31の境界となる部分の近傍にリブ部材39が一体に固定されている。これら4つのリブ部材39は、箱状部材25の強度を向上させる部材となっている。
箱状部材25の内部空間37には、制御基板40(詳しくは後述する)が収納されている。この制御基板40は、底板部25aに固定される部材となっている。
押圧部材26は、図3で示されるように、押圧板部43と保持部材44を備えた発電装置保持部45と、取付板部46とを有する。
押圧板部43は、金属製の平板状部材であって、適宜の部分に一時締結要素を挿通するための取付用孔が形成されている。具体的には、押圧板部43(発電装置保持部45)を箱状部材25に固定するためのボルト70(締結要素)を挿通する取付用孔と、押圧板部43に保持部材44を固定するためのボルト65(締結要素)を挿通する取付用孔とがそれぞれ形成されている。
なお、ここでいう締結要素とは、ネジ、釘、ボルトといった、複数部材を貫通して(又は少なくとも一部材を貫通すると共に他の一部材内に挿通して)、複数部材を一体に固定する棒状の固定手段とし、以下の記載においても同様のものとする。
保持部材44は、押圧板部43と共に発電装置保持部45を形成する部材であり、二つの平板状の取付片部44aと、二つの取付片部44aの間で湾曲しつつ延びる取付板部44bとを有する。
取付片部44aには、取付片部44aを厚さ方向に貫通する取付用孔47が形成されている。この取付用孔47は、押圧板部43に保持部材44を固定するためのボルト65の軸部分を挿通可能な孔であり、開口形状が略円形となる孔である。
取付板部44bは、発電装置27の装置本体部50(詳しくは後述する)の外形に沿う形状であり、下方へ凸となるように湾曲しつつ延びる部分である。
取付板部46は、発電装置保持部45を箱状部材25に固定するための部材であり、金属製の平板状部材である。この取付板部46は、箱状部材25の内部空間37に収納される部材であり、下面が底板部25aと接触した状態で収納される。
この取付板部46にもまた、取付板部46を厚さ方向に貫通する取付用孔48が形成されている。この取付用孔48は、押圧板部43(発電装置保持部45)を箱状部材25に固定するためのボルト70の軸部分を挿通可能な孔であり、開口形状が略円形となる孔である。
発電装置27は、装置本体部50と、発電用車輪51(車輪部材)と、動力伝達軸52を有する。
装置本体部50は、外郭部材55(ケース部材)の内部にモータ56(図3では図示しない図4参照)と、増速機(図示しない)を内蔵して形成される部材である。
モータ56は、図4で示されるように、具体的にはブラシレスモータであり、磁極検出装置としてホール素子H1,H2,H3(磁極検出手段)を内蔵するものとなっている。
すなわち、モータ56は、回転子58として永久磁石が使用され、固定子59としてコイルW1,W2,W3が使用されている。
換言すると、モータ56は、固定子59として三つのコイルW1,W2,W3を有する構造となっている。そして、ホール素子H1,H2,H3により、回転子58たる永久磁石の回転位置を検出し、外部に検出した回転位置に係る情報を出力することで、回転子58(モータ56)の回転数を取得可能となっている。
ここで、モータ56の回転子58は、動力伝達軸52(図3参照)の回転に伴って回転する部材であり、回転子58と動力伝達軸52の間には増速機として機能するギア部材(図示しない)が設けられている。つまり、増速機は、動力伝達軸52の回転速度を増速させて回転子58に伝えるためのものである。
発電用車輪51は、図2等で示されるように、上記したキャスタ部3の車輪3bよりも径の小さい車輪部材であり、外形が、横倒させた略短円柱形状となる部材である。
また、動力伝達軸52は、水平方向に延びる棒状部材であり、その延び方向は、後輪を形成するキャスタ部3の車輪3bの回転軸と同方向となっている。
そして、発電用車輪51の径方向における中心部分には、動力伝達軸52の一端側が取り付けられており、発電用車輪51の回転に伴って動力伝達軸52が回転する構造となっている。
以上のように、発電装置27は、発電用車輪51、動力伝達軸52、増速機(図示しない)、モータ56(図4参照)が一体となったギアドモータユニットである。そして、発電用車輪51が回転することで、モータ56が発電する構造となっている。また、図2で示されるように、モータ56から延びる配線部材60が制御基板40(図3参照)と接続されており、この制御基板40を介して各種電子機器やバッテリー5に電力が供給される構造となっている(詳しくは後述する)。
ここで、押圧部材26を介して、発電装置27を箱状部材25に固定する際の手順について説明する。
まず、図3で示されるように、取付板部44bの上側に、発電装置27の装置本体部50(詳しくは後述する)の一部を配した状態とする。言い換えると、装置本体部50の外郭部材55の一部を取付板部44bに嵌め込んだ状態とする。
このとき、必要に応じて装置本体部50の上方にスペーサ部材61(図3では図示しない、図5参照)を配置する。なお、スペーサ部材61は、モータ56の回り止め部材としても機能する。
そして、二つの取付片部44aと押圧板部43の下面とを接触させた状態とし、これらを一体に固定する。すなわち、取付片部44aの取付用孔と、押圧板部43の取付用孔にボルト65を挿通し、押圧板部43の上側に位置するナット66と螺合させた状態とする。
このことにより、押圧板部43と保持部材44によって形成される発電装置保持部45に発電装置27が保持された状態となり、これらが外部の部材に対して固定可能なユニット体を形成した状態となる。
さらに、押圧板部43に対し、下方側からボルト70を挿通した状態とする。このとき、押圧板部43の上側部分においてボルト70の軸部分に弾性部材71(押圧手段)が外嵌された状態とする。なお、本実施形態では、この弾性部材71として、弦巻バネを採用している。
そして、押圧板部43に挿通したボルト70の軸部分を、底板部25aの取付用孔34と、取付板部46の取付用孔48にそれぞれ挿通し、取付板部46の上方に配したナット73と螺合させた状態とする。このことにより、箱状部材25に対し、押圧部材26を介して発電装置27が取り付けられた状態となる。
このように取り付けることで、図5で示されるように、押圧板部43と底板部25aの間に弾性部材71が介在した状態となり、この弾性部材71がボルト70によって水平方向の移動を規制された状態となる。つまり、ボルト70は、発電装置保持部45(押圧板部43及び保持部材44)と発電装置27によって形成されるユニット体の取り付け用の部材として機能する他、弾性部材71の収縮方向及び拡張方向を規制する規制部材としても機能する。
さらに、発電装置保持部45(押圧板部43及び保持部材44)と発電装置27によって形成されるユニット体は、上下方向へ移動が可能であり、常時下方側へ付勢された状態となる。このとき、ボルト70は、このユニット体の移動方向を規制する移動規制部材としても機能する。
そして、図6で示されるように、発電装置保持部45と発電装置27によって形成されるユニット体を箱状部材25に固定することで、発電ユニット6が形成される。言い換えると、発電ユニット6は、一部にユニット体(発電装置保持部45と発電装置27によって形成されるユニット体)を有し、全体としてユニット体となる部材となっている。
したがって、本実施形態のピッキングカート1は、本体部2に対してユニット体である発電ユニット6を固定して形成される手動台車である。
そして、発電ユニット6(箱状部材25)が下側土台部10の下面に固定された状態では、長側壁部30の取付片部30a(図3等参照)が下側土台部10の下面と接触した状態となる。その結果、図6で示されるように、短側壁部31の上端部分と下側土台部10の間に空隙部75が形成される。
また、ピッキングカート1を水平面となる走行面に載置した状態では、図2で示されるように、キャスタ部3の車輪3bと、発電用車輪51とがいずれも走行面に接触した状態となる。言い換えると、車輪3bの下側部分と発電用車輪51とがいずれも同一平面上に位置した状態となる。
このことから、ピッキングカート1が走行することで、発電用車輪51が回転し、発電装置27(モータ56)が発電する。
なお、発電用車輪51は、後輪を形成する2つの車輪3bの間に位置した状態となっており、2つの車輪3bのそれぞれから左右方向で中央側に離れた位置に配されている。
具体的には、後輪を形成する2つの車輪3bは、ピッキングカート1の走行方向(進行方向でもあり、前後方向)と交わる方向で間隔を空けて並列配置されている。
そして、発電用車輪51は、この2つの車輪3b(後輪)の間であり、中間となる位置に配されている。つまり、図2で示されるように、2つの後輪の一方における厚さ方向の中心位置から発電用車輪51の厚さ方向の中心位置までの距離をL1とし、他方の厚さ方向の中心位置から発電用車輪51の厚さ方向の中心位置までの距離をL2とする。このとき、L1とL2が同じ長さとなっている。
すなわち、発電用車輪51は、少なくとも一部が2つの車輪3b(後輪)の一方から他方までの間の中心部分近傍となる位置に配されるように配置されている。
ここで、走行面の一部に段差や隆起部分が形成されており、発電用車輪51がこれらに乗り上げてしまった場合について説明する。
この場合、上記したように、発電装置保持部45と発電装置27によって形成されるユニット体の全体が上下方向に移動可能な状態で取り付けられているため、図6で示されるように、少なくとも発電用車輪51(図6ではユニット体の全体)が上方へ移動する。
このとき、上記のように、底板部25aの車輪退避用孔35(図3参照)と発電用車輪51とが上下方向で重なる位置に配されているので、図6(b)のように、発電用車輪51の上側の一部が車輪退避用孔35(図6では図示しない)に入り込んだ状態となる。つまり、発電用車輪51は、回転可能な状態を維持したまま、一部が箱状部材25の内部空間37(図3参照)に配された状態となる。
このように、発電用車輪51(発電装置保持部45と発電装置27によって形成されるユニット体)が上下方向に移動可能状態で取り付けられ、且つ、常時下方側へ付勢されていることから、発電用車輪51が常時走行面に押し当てられた状態を維持できる。このことから、少々走行面に凹凸がある場合であっても、ピッキングカート1の走行時に発電用車輪51が回転を続け、発電装置27(モータ56)が発電を続けることとなる。すなわち、安定的に発電が可能な構造となっている。
また、本実施形態のピッキングカート1は、上記したように、発電用車輪51が2つの後輪の中間部分に配されていることから、ピッキングカート1が右折又は左折するように走行する際にも安定的に発電が可能となっている。
なお、本実施形態では、図3で示されるように、前方側に位置する2つのボルト70及び弾性部材71と、後方側に位置する2つのボルト70及び弾性部材71を有している。そして、前方側に位置する二つのボルト70及び弾性部材71と、後方側に位置する二つのボルト70及び弾性部材71とは、いずれも左右方向で離れた位置にそれぞれ配されている。
つまり、本実施形態では、押圧板部43の四隅それぞれの近傍(複数個所)が下方に付勢されており、四隅それぞれの近傍に位置するボルト70の軸部に沿って各部(複数個所)のそれぞれが上下方向に移動可能となっている。言い換えると、ピッキングカート1の走行方向と、動力伝達軸52の長手方向の少なくとも一方向で離れた二個所を含む複数個所が下方に付勢される部分であり、且つ、上下方向に移動可能な部分となっている。
このことから、押圧板部43等が上方へ移動する場合、全体が上方にスライド移動する他、傾いた姿勢で上方へ移動させることが可能となっている。例えば、押圧板部43の四隅のうち、発電用車輪51側の一つ又は二つのみが大きく上方へ移動し、他の三つ又は二つが小さく上方へ移動するといった具合である。したがって、例えば、走行面の隆起部分が歪な形状であっても、発電用車輪51が走行面に接触する状態をより確実に維持できる。
ここで、発電用車輪51の回転によってモータ56が発電した電力は、図7で示されるように、ピッキングカート1の本体部2備え付けられた電子機器及びバッテリー5に供給される構造となっている。
具体的に説明すると、制御基板40は、第一コネクタ80と、平滑回路81と、定電圧回路82と、調整部83と、逆流防止手段84と、第二コネクタ85とを備えた構造となっている。
第一コネクタ80は、モータ56から延びる配線部材60を接続するためのコネクタである。すなわち、モータ56と制御基板40は、配線部材60を介して電気的に接続された状態となっている。
平滑回路81は、公知のそれと同様であり、整流器(整流回路)の出口側にコンデンサを並列接続して形成されるものであって、三層のブリッジを有する。
定電圧回路82は、公知のそれと同様であり、負荷の状況に関わらず一定の安定化した電圧を出力するための回路である。
調整部83は、第一の定抵抗83aと、可変抵抗83bと、第二の定抵抗83cを有しており、定電圧回路82のグラウンドに対して分圧された電圧を入力する。すなわち、調整部83は、出力電圧を調整する(最大電流を抑制する)ための部分である。
逆流防止手段84は、電流の逆流を防止するための部材であり、具体的には、ダイオードである。
第二コネクタ85は、電子機器やバッテリー5から延びる配線を接続するためのコネクタである。
すなわち、本実施形態のモータ56が発電した電力を介して電子機器、バッテリー5に適宜供給される構造となっている。そして、電力がバッテリー5に供給されることで、バッテリー5が充電される構造となっている。
また、本実施形態のピッキングカート1は、上記したように、ホール素子H1,H2,H3を備えており(図4参照)、モータ56の発電時に回転子58の回転数を取得可能となっている。
なお、ホール素子H1,H2,H3からの出力信号が入力されるホール素子信号入力部は、上記の制御基板40に設けてもよく、本体部2側の制御用基板に設けてもよく、これらとは別に設けた基板に設けてもよい。
このように、本実施形態のピッキングカート1は、回転子58の回転数を取得可能であり、取得した回転数に基づいてピッキングカート1の走行距離やモータ56の発電量等を取得(算出)することができる。
このことから、ピッキングカート1は、これら取得(算出)した情報に基づく動作の実行が可能となっている。このような動作としては、例えば、ピッキングカート1の走行距離が一定以上となったことを条件として、メンテナンス作業や充電を促す報知動作がある。すなわち、情報表示装置22にメンテナンス作業や充電の実行を行う旨、メッセージ等を表示する動作である。
なお、ピッキングカート1は、上記した発電用車輪51の回転によりモータ56が発電を実行する状態(発電実施状態)と、モータ56にバッテリー5から電力を供給することで発電用車輪51を自動駆動させる状態(車輪駆動状態)を切り替え可能としてもよい。
この場合、発電ユニット6は、本体部2のいずれかの部分(例えば、ハンドル部4の近傍)に取り付け可能な操作部を有する切り替えスイッチをさらに設け、操作部を操作することで、発電実施状態と車輪駆動状態が切り替わる構造としてもよい。
すなわち、ピッキングカート1の移動開始時や、ピッキングカート1を登坂で使用するとき、発電用車輪51を駆動させる(アシスト駆動させる)ことで、作業者がピッキングカート1を手軽に手押しすることが可能なものとしてもよい。
上記した実施形態では、発電用車輪51を走行面に対して常時押し当てた状態とする例について説明したが、この他、図8で示されるように、発電用車輪51をキャスタ部3の車輪3bと接触させる構造とすることが考えられる。
すなわち、車輪3bの外周面と発電用車輪51の外周面を接触させた状態とし、ピッキングカートが走行することにより、車輪3b及び発電用車輪51が回転し、発電がおこなわれる構造とすることが考えられる。なお、この場合、発電装置27は、発電用車輪51が車輪3bに接触する位置に取り付けられていればよく、必ずしも弾性部材を介して取り付けられていなくてもよい。
上記した実施形態では、発電装置保持部45と発電装置27によって形成されるユニット体を箱状部材25に固定し、全体としてユニット体となる発電ユニット6を形成する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、箱状部材25は必ずしも設けなくてもよく、下側土台部10に対して発電装置保持部45、発電装置27からなるユニット体を直接取り付けてもよい。すなわち、下側土台部10の下面にボルト70の軸部分を挿通し、下側土台部10の上方に位置するナット73と一体に螺合させ、取り付けてもよい。この場合、制御基板40等の部材は、本体部2の適宜な部分に一体に固定してもよい。
また、箱状部材25を下側土台部10に固定する際には、ボルト等の一時締結要素により固定する他、溶接等の固定手段によって固定してもよい。すなわち、取り外しが不可能な状態に固定してもよい。
同様に、発電装置保持部45、発電装置27からなるユニット体を下側土台部10に直接取り付ける場合においても、ボルト70(一部が大径となる棒状部材)の軸部分を溶接により固定してもよい。
さらにまた、上記した実施形態では、押圧板部43に発電装置27を固定する際、保持部材44を介して取り付けたが、本発明はこれに限るものではない。一時締結要素や溶接等の固定手段により、押圧板部43に対して発電装置27を直接固定してもよい。
上記した実施形態では、三つのホール素子H1,H2,H3によって回転子58の回転数を取得する例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
ホール素子の数は適宜変更してもよく、例えば、一又は三以上のホール素子によって回転子58の回転数を取得してもよい。すなわち、一又は複数のホール素子から出力される信号により、回転子58の回転数を取得ができればよい。
上記した実施形態では、発電装置27と外部の制御基板40を電気的に接続する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、制御基板40に替わって、外郭部材55の内部に平滑回路、逆流防止手段等を備えた小型の基板を配する構造であってもよい。
上記した実施形態では、箱状部材25の一部及び発電装置27が二つのキャスタ部3の間に位置するように箱状部材25を取り付ける例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
箱状部材25(発電ユニット6)は、下側土台部10の下側の適宜な部分に取り付けてもよく、必ずしも発電用車輪51は左右方向で離れた二つのキャスタ部3の間に位置しなくてもよい。例えば、発電用車輪51が前後方向で離れた二つのキャスタ部3の間に配されていてもよく、前後方向及び左右方向でキャスタ部3(車輪3b)と重ならない位置に配されていてもよい。
さらには、左右方向で離れた二つのキャスタ部3の間(中間部分)から、前後方向にずれた位置に配されていてもよい。
しかしながら、横移動を抑制するという観点から、上記の様に、2つの後輪の中間となる位置又はその近傍に発電用車輪51が配されるよう、取り付けることが好ましい。
上記した実施形態では、発電した電力を供給するピッキングカート1の電子機器として、下部載置部15、上部載置部16、スキャナ20、プリンタ21、情報表示装置22の例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、発電した電力が供給される電子機器は、これらに加え、外部機器との間で信号を送受信可能とする通信装置であってもよい。すなわち、ピッキングカート1が備えた電子機器のいずれか一以上の機器であればよい。
上記した実施形態では、発電ユニット6(発電装置27)の発電機として、ブラシレスモータを採用した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、発電機として、整流子モータ等のモータを採用してもよい。すなわち、車輪部材の回転力を電力に変換する発電機であればよい。
また、発電機としてモータを採用する場合、上記のような回転子58に永久磁石が使用されるものに限らず、固定子に永久磁石が使用されるものを採用してもよい。
1 ピッキングカート(手動台車)
2 本体部
3b 車輪
5 バッテリー(蓄電池)
6 発電ユニット(発電手段、手動台車用発電ユニット)
15 下部載置部(計量装置、電子機器)
16 上部載置部(計量装置、電子機器)
20 スキャナ(情報読取装置、電子機器)
21 プリンタ(電子機器)
22 情報表示装置(電子機器)
25 箱状部材(筐体部材)
27 発電装置(モータユニット)
40 制御基板
51 発電用車輪(車輪部材)
55 外郭部材(ケース部材)
56 モータ(ブラシレスモータ)
58 回転子
59 固定子
71 弾性部材(押圧手段)
83 逆流防止手段
H1,H2,H3 ホール素子(磁極検出手段)

Claims (7)

  1. 動力を持たない車輪と、電子機器と、前記電子機器に電力を供給する蓄電池を有する手動台車において、
    本体部と、前記手動台車の移動力を電力に変換する発電手段を有し、前記発電手段が発電する電力で前記蓄電池が充電可能であり、
    前記発電手段は、部材が収容可能な内部空間を有する筐体部材と、車輪部材と、前記車輪部材を走行面に押圧する押圧手段を有し、全体としてユニット体となる部材であり、前記車輪部材の回転力を電力に変換するものであって、
    前記本体部の下側部分にユニット体である前記発電手段を固定して形成されることを特徴とする手動台車。
  2. 前記筐体部材の底板部に車輪退避用孔が形成されており、
    前記車輪部材は、上側の一部が前記車輪退避用孔に入り込んだ状態で回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の手動台車。
  3. 前記発電手段は、ブラシレスモータと、磁極検出手段を有し、
    前記ブラシレスモータは、回転子と、固定子と、前記回転子又は前記固定子に設けられた永久磁石とを有しており、且つ、前記回転子を外力によって回転させることで電力を発生させるものであり、
    前記磁極検出手段の出力信号を外部に取り出すことが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の手動台車。
  4. 前記発電手段は、モータユニットと、制御基板とを有し、
    前記モータユニットは、前記車輪部材と、前記車輪部材の回転に伴い回転子が回転するブラシレスモータと、前記ブラシレスモータを収納するケース部材とを備え、
    前記制御基板は、整流回路と、電流の逆流を防止する逆流防止手段を有し、
    前記発電手段は、前記モータユニットが前記押圧手段を介して前記筐体部材の下側に取り付けられ、さらに、前記制御基板が前記筐体部材の内部に収納されて形成されるユニット体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手動台車。
  5. 前記車輪を複数有しており、
    複数の前記車輪の少なくとも二つは、進行方向と交わる方向で間隔を空けて並列配置されており、
    前記車輪部材は、前記並列配置される二つの前記車輪の間であり、二つの前記車輪のそれぞれから等距離だけ離れた位置に少なくとも一部が位置することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の手動台車。
  6. 前記発電手段は、車輪部材を有し、且つ、車輪部材の回転力を電力に変換する発電実施状態と、前記蓄電池から電力を供給することで車輪部材を回転させる車輪駆動状態とを切り替え可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の手動台車。
  7. 動力を持たない車輪と、電子機器と、前記電子機器に電力を供給する蓄電池を有する手動台車の下側部分に取り付け可能な手動台車用発電ユニットであって、
    前記手動台車の移動力を電力に変換して発電し、発電する電力で前記蓄電池の充電が可能なものであり、
    部材が収容可能な内部空間を有する筐体部材と、モータユニットと押圧手段を有し、全体としてユニット体となるものであり、
    前記モータユニットは、車輪部材を有しており、前記車輪部材の回転力を電力に変換するものであり、前記押圧手段は、前記車輪部材を走行面に押圧するものであることを特徴とする手動台車用発電ユニット。
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