JP7258630B2 - 制御装置、及び制御システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、制御装置、及び制御システムに関する。
近年、自然エネルギー由来の再生可能エネルギーを用いた発電機によって発電された電力を、電力系統に供給する技術が知られている。ここで、再生可能エネルギーが多すぎるなど場合、発電機によって供給される電力が上昇、又は下降することがあり、電力系統が安定した電力を供給することが困難になる場合があった。この課題を解決する方法として、発電機の近くに二次電池等のエネルギー貯蔵装置を設け、適宜、充放電させることにより、電力系統の電圧変動を抑制する方法や、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT;Insulated Gate Bipolar Transistor)などの自己消弧型の半導体素子を使用した無効電力補償装置(STATCOM;STATic synchronous COMpensator)、或いはサイリスタなどの半導体素子を使用した静止型無効電力補償装置(SVC;Static Var Compensator)等の、無効電力調整装置による無効電力制御で電圧変動を抑制する方法がある。
前者の方法は、エネルギー貯蔵装置の容量には限りがあるため、短周期の出力変動にしか対応できないことや、発電機が発電した電力が電力系統に過剰に供給されることにより発生する逆潮流を抑制できないという問題がある。後者の方法は、連続的かつ高速で無効電力を調整でき、かつエネルギー貯蔵装置の容量といった制約もないため、再生可能エネルギーを用いた発電機による電圧変動を抑制することに適した仕組みである。
しかしながら、後者の方法であっても、発電機からの有効電流と、電力系統のインピーダンス成分により発生する無効電力により、無効電力調整装置の遠隔地点において発生する電圧変動を抑制することが困難である場合があった。
特開2009-11053号公報
本発明が解決しようとする課題は、無効電力調整装置の遠隔地点において発生する電圧変動を抑制することが可能な制御装置、及び制御システムを提供することである。
実施形態の制御装置は、交流系統の外縁部に連系される無効電力調整装置の制御装置であり、指標値算出部と、信号生成部とを持つ。指標値算出部は、前記無効電力調整装置が前記交流系統に連系された位置である第1位置において検出された第1電圧検出値と第1電圧指令値との差分に基づく第1指標値と、前記交流系統の非外縁部である第2位置において検出された第2電圧検出値と第2電圧指令値との差分に基づく第2指標値とを算出する。信号生成部は、前記指標値算出部によって算出された前記第1指標値、及び前記第2指標値と、前記交流系統の電圧指令値とに基づいて前記無効電力調整装置に対する制御信号を生成する。
第1の実施形態の制御装置100が接続される交流系統の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置100-1の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る制御装置100A-1の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態の制御装置100Bが接続される交流系統の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置100B-1の構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る制御装置100C-1の構成の一例を示す図である。 第5の実施形態の制御装置100Dが接続される交流系統の構成の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る制御装置100D-1の構成の一例を示す図である。 変形例に係る母線近傍制御装置300の構成の一例を示す図である。
以下、実施形態の制御装置、及び制御システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
[全体構成]
図1は、第1の実施形態の制御装置100が接続される交流系統の構成の一例を示す図である。交流母線20aには、例えば、上位の電圧階級から降圧された電力が供給される。交流母線20aに供給された電力は、交流母線20aに直接、又は間接的に接続(連系)される複数の送電線30(図示する送電線30a~30d)や、複数の交流母線20(図示する交流母線20b~20d)を介して、需要家に供給される。図1に示される交流母線20a~20dと、送電線30a~30dによって需要家に供給される電力は、交流母線20aに供給される電力と、同一電圧階級の電力である。以下、交流母線20aが交流系統の電気的中心である場合について説明する。交流系統の電気的中心である交流母線20は、交流系統の構成が切り替えられることに伴って変化する場合があるが、交流系統の全体の構成に大規模な改変が加えられない場合、おおよそ一致するものとする。交流系統の電気的中心の位置(この一例では、の交流母線20aの位置)は、「第2位置」の一例である。
交流母線20c~20dには、降圧変圧器40a~40bが接続され、降圧変圧器40a~40bは、交流母線20c~20dによって供給される電力を降圧する。交流母線20aが交流系統の電気的中心であることに対して、交流母線20c~20dは、交流系統の末端(外縁部)の交流母線20である。なお、上述した交流系統の構成は一例であって、これに限られない。
降圧変圧器40a~40bは、再生可能エネルギーを用いた発電機等の分散型電源が接続されることを想定した変圧器である。したがって、降圧変圧器40a~40bは、分散型電源によって発電された有効電力を、交流母線20c~20dや、交流母線20c~交流母線20dに直接、又は間接的に連系される送電線30b~30d、及び交流母線20aに供給する。この場合、分散型電源が出力する有効電力と、送電線30b~30d、及び降圧変圧器40a~40b、変圧器50のインピーダンス成分によっては、無効電力が増加し、交流母線20aに電圧変動が発生する場合がある。制御装置100は、交流母線20aの電圧変動を抑制するように無効電力調整装置200を制御する装置である。
外縁部の交流母線20c~20dには、電圧検出器VD-1~VD-2と、制御装置100-1~100-2と、無効電力調整装置200-1~200-2とがそれぞれ設けられる。制御装置100、無効電力調整装置200、及び電圧検出器VDに係る符号の末尾のハイフン以下数字は、対応する制御装置100と、無効電力調整装置200と、電圧検出器VDとを区別するための識別であるものとする。何れの制御装置100であるかを区別しない場合、単に制御装置100と称し、いずれの無効電力調整装置200であるかを区別しない場合、単に無効電力調整装置200と称し、いずれの電圧検出器VDであるかを区別しない場合、単に電圧検出器VDと称する場合がある。無効電力調整装置200は、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT;Insulated Gate Bipolar Transistor)などの自己消弧型の半導体素子を使用した無効電力補償装置(STATCOM;STATic synchronous COMpensator)等によって実現される。交流系統の電気的中心である交流母線20aには、母線電圧検出器VDB1が設けられ、交流母線20aが供給する電力の電圧を検出する。交流系統のうち、無効電力調整装置200が連系される交流母線20(この一例では、外縁部の交流母線20c~20d)の位置が、「第1位置」の一例である。
制御装置100-1~100-2は、例えば、母線電圧検出器VDB1によって検出された交流母線20aの電圧値(以下、交流母線電圧検出値RTB1)と、電圧検出器VD-1~VD-2によって検出された外縁母線電圧検出値RT-1~RT-2のうち、対応する電圧検出器VDの外縁母線電圧検出値RTとに基づいて、対応する無効電力調整装置200を制御する制御信号(以下、スイッチング信号)を生成する。
[制御装置100の構成]
制御装置100-1~100-2は、対応する電圧検出器VDの検出結果に基づいて、無効電力調整装置200-1~200-2を制御し、交流系統の無効電力を調整することによって、交流系統が供給する電力の電圧変動を抑制する。図2は、第1の実施形態に係る制御装置100-1の構成の一例を示す図である。また、以下では、主に制御装置100-1を中心として説明するが、他の制御装置100についても、それぞれの詳細な機能が異なる場合はあるものの、ほぼ同様の動作を行う。
制御装置100-1は、例えば、第1算出器101と、補正部102と、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105とをその機能部として備える。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
第1算出器101は、例えば、母線電圧検出器VDB1によって検出された交流母線20aの交流母線電圧検出値RTB1を、交流母線電圧指令値CV1から差し引いた差分を算出する。交流母線電圧指令値CV1は、交流母線20aが保持すべき所定の電圧値であり、交流系統の構成や交流母線20aの電圧階級に応じて、予め定められる値である。したがって、第1算出器101が算出した差分は、交流母線電圧指令値CV1から実際の交流母線20aの電圧値がどの程度、上昇、或いは下降しているかを示す値である。
補正部102は、例えば、第1算出器101によって算出された差分に対して、P制御(比例制御:Proportional Controller)やPI制御(比例積分制御:Proportional-Integral Controller)、PID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)等のフィードバック制御による補正を行う。ここで、第1算出器101によって算出された差分を無効電力調整装置200の制御に直接用いると、電圧の変化が急峻となり、交流母線20c~20dや、交流母線20c~交流母線20dに直接、又は間接的に連系される送電線30b~30d、及び交流母線20aの電圧変動に寄与してしまう場合がある。補正部102は、第1算出器101が算出した差分にフィードバック制御を行うことにより、スムーズに交流母線20aの電圧値を目標値(例えば、交流母線電圧指令値CV1)に近づけるような補正値を導出する。なお、補正部102は、補正値に急峻な変化が生じないような補正であれば、上述したフィードバック制御以外の方法によって補正値を導出してもよい。
第2算出器103は、例えば、電圧検出器VD-1によって検出された交流母線20cの外縁母線電圧検出値RT-1を、母線電圧指令値CV2から差し引いた差分を算出する。母線電圧指令値CV2は、交流母線20cが保持すべき所定の電圧値であり、交流系統の構成や交流母線20cの電圧階級に応じて、予め定められる値である。したがって、第2算出器103が算出した差分は、母線電圧指令値CV2から実際の交流母線20cの電圧値がどの程度、上昇、或いは下降しているかを示す値である。そして、第2算出器103は、算出した差分に補正部102によって算出された補正値を足し合わせる。この足し合わせた値は、交流母線20a、又は交流母線20cに生じている電圧の上昇、或いは下降に基づく値であり、基本的には、交流母線20aと交流母線20cとに電圧が上昇している場合には、正の値を示し、交流母線20aと交流母線20cとに電圧が下降している場合には、負の値を示し、交流母線20aと交流母線20cとのうち、一方の電圧が上昇し、他方の電圧が下降している場合において、上昇幅と下降幅とのうち、上昇幅が大きい場合には、正の値を示し、下降幅が大きい場合には負の値を示す。
電圧検出器VDによって検出された外縁母線電圧検出値RTが「第1電圧検出値」の一例であり、母線電圧検出器VDB1によって検出された交流母線電圧検出値RTBが「第2電圧検出値」の一例であり、母線電圧指令値CV2が「第1電圧指令値」の一例であり、交流母線電圧指令値CV1が「第2電圧指令値」の一例であり、第1算出器101と、補正部102と、電圧制御部104とを組み合わせたものが「指標値算出部」の一例であり、第2算出器103によって算出された差分が、「第1指標値」の一例であり、補正部102によって補正された第1算出器101によって算出された差分が、「第2指標値」の一例である。
電圧制御部104は、第2算出器103によって算出された値に基づいて、制御信号を生成する。電圧制御部104は、例えば、第2算出器103によって算出された値が小さくなるように(つまり、交流母線20a、又は交流母線20cに生じている電圧の上昇、或いは下降が小さくなるように)、無効電力調整装置200の出力する無効電力を制御する制御信号を生成する。電圧制御部104は、例えば、比較積分器によって実現される。制御信号は、「電圧指令値」の一例である。
スイッチング信号生成部105は、電圧制御部104によって生成された制御信号に基づいて、無効電力調整装置200が備えるスイッチング素子のスイッチング制御に用いられるスイッチング信号を生成し、無効電力調整装置200に出力する。無効電力調整装置200は、スイッチング信号生成部105により出力されたスイッチング信号に基づいて動作することにより、交流母線20a、又は交流母線20cに生じている電圧の上昇、或いは下降が小さくなるように無効電力を出力することができる。電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105とを組み合わせたものが、「信号生成部」の一例である。
[第1の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御装置100は、第1算出器101と、補正部102と、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105とを持ち、第1算出器101、及び補正部102によって算出された交流母線20aにおける電圧変動を考慮した値と、第2算出器103によって算出された交流母線20cにおける電圧変動を考慮した値とに基づいて、無効電力調整装置200の遠隔地点(この一例では、交流系統の電気的中心)において発生し得る電圧変動を抑制するように、無効電力調整装置200を制御することができる。
また、本実施形態の一例において、交流系統には、制御装置100が複数備えられ、制御装置100のそれぞれは、自装置の制御対象の無効電力調整装置200の連系点の状態と、交流系統の中心の交流母線20aの状態とに基づいて、無効電力調整装置200の遠隔地点(この一例では、交流系統の電気的中心)において発生し得る電圧変動を抑制するように、無効電力調整装置200を制御する。したがって、本実施形態の一例において、複数の制御装置100は、交流系統に生じる電圧変動を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態の制御装置100Aについて、図面を参照して説明する。なお、第2の実施形態において、上述した実施形態と同様の構成につては、同一の符号を付して説明を省略する。
[制御装置100Aの構成]
図3は、第2の実施形態に係る制御装置100A-1の構成の一例を示す図である。制御装置100A-1において、補正部102の補正値には、上限値ULと下限値LLとが設定される。補正部102は、例えば、補正値が上限値ULより大きい値である場合、上限値ULを補正値として導出し、補正値が下限値LLより小さい値である場合、下限値LLを補正値として導出する。上限値ULは、例えば、第1算出器101によって所定時間前に算出された値から+2%程度の値であり、下限値LLは、例えば、第1算出器101によって所定時間前に算出された値から-2%程度の値である。なお、上限値UL、及び下限値LLの値は一例であり、これに限られず、交流系統に予め定められる変化程度(例えば、所定時間における電圧上昇値、又は所定時間における電圧下降値)を超えない値や、無効電力調整装置200の変化程度の許容範囲を超えない値等に基づいて、上限値ULや下限値LLが定められてもよい。
[第2の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御装置100Aにおいて、補正部102は、補正値が上限値ULより大きい値である場合、上限値ULを補正値として導出し、補正値が下限値LLより小さい値である場合、下限値LLを補正値として導出することにより、交流母線電圧検出値RTBと交流母線電圧指令値CV1との差分が大きい場合において、交流系統や、無効電力調整装置200が連系される交流系統の末端(外縁部)の交流母線20に急峻な電圧変動が生じることを抑制することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態の制御装置100Bについて、図面を参照して説明する。なお、第3の実施形態において、上述した実施形態と同様の構成につては、同一の符号を付して説明を省略する。
[全体構成]
図4は、第3の実施形態の制御装置100Bが接続される交流系統の構成の一例を示す図である。図4に示される交流系統では、図1に示される交流系統に比して、制御装置100B-3、無効電力調整装置200-3、及び電圧検出器VD-3が更に設けられている。制御装置100B-3は、制御装置100B-1~100B-2と同様の機能を有する。制御装置100B-3の制御対象の無効電力調整装置200-3は、無効電力調整装置200-1~200-2とは設置位置が異なる。具体的には、無効電力調整装置200-1~200-2は、交流系統の外縁部の交流母線20に連系されることに対して、無効電力調整装置200-3は、交流系統の電気的中心である交流母線20a、及び交流系統の末端(外縁部)の交流母線20c~20d以外の母線(この一例では、交流母線20b)に連系される。
[制御装置100Bの構成]
図5は、第3の実施形態に係る制御装置100B-1の構成の一例を示す図である。制御装置100B-1は、例えば、第1算出器101と、補正部102と、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105と、乗算部106とをその機能部として備える。
乗算部106は、例えば、第1算出器101によって算出された値に、重み付け係数WFを乗算する。重み付け係数WFは、例えば、0<WF≦1の範囲の値である。また、重み付け係数WFは、無効電力調整装置200が無効電力を出力する交流母線20から、交流系統の電気的中心である交流母線20aまでの電気的距離に応じた値であり、交流母線20aに近い交流母線20の制御装置100Bには、交流母線20aから遠い制御装置100Bに比して、小さい値の重み付け係数WFが設定される。したがって、制御装置100B-3の重み付け係数WFは、制御装置100-1~100-2の重み付け係数WFに比して、小さい値である。
重み付け係数WFは、例えば、制御装置100Bが設置される際に、交流母線20aと、制御装置100Bの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に基づいて、予め設置者によって設定されるものであってもよい。また、重み付け係数WFは、制御装置100Bが所定の時間間隔毎に、交流母線20aと、制御装置100Bの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に係る情報を取得し、取得した情報に基づいて、重み付け係数WFを導出するものであってもよい。なお、制御装置100Bが電気的距離に係る情報に基づいて重み付け係数WFを導出する処理は、交流系統の切り替えや、交流系統設備の増設、又は削減によって交流系統の構成が変更されることに伴って行われてもよい。また、重み付け係数WFは、交流系統に設置される制御装置100Bを統括する統括装置が、交流母線20aと、制御装置100Bの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に基づいて導出し、制御装置100Bは、統括装置が供給する重み付け係数WFを無線LAN(Local Area Network)又は有線LAN等のネットワークを介して取得するものであってもよい。
補正部102は、乗算部106によって算出された値に基づいて補正値を導出する。以降の処理は上述した実施形態と同様の処理であるため、説明を省略する。
[第3の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御装置100Bは、乗算部106を更に持つ。乗算部106は、第1位置(交流系統の外縁部の交流母線20に連系される無効電力調整装置200の位置)と、第2位置(交流母線20aの位置)との電気的距離に基づく重み付け係数WFを、第1算出器101によって算出された値に乗算する。補正部102は、乗算部106によって算出された値について、第1算出器101、及び補正部102によって算出された交流母線20aにおける電圧変動(つまり、第1算出器101が算出した値)が小さくなるように補正する。
ここで、交流母線20aから電気的距離が近い交流母線20(例えば、交流母線20b)に連系される無効電力調整装置200によって無効電力が出力される場合と、交流母線20aから電気的距離が遠い交流母線20(例えば、交流母線20c~20d)に連系される無効電力調整装置200によって無効電力が出力される場合とでは、前者の方が交流母線20aに与える影響が大きい場合がある。したがって、交流母線20aから電気的距離が近い無効電力調整装置200については、交流母線20aにおける電圧変動に対して低感度に応答し、交流母線20aから電気的距離が遠い無効電力調整装置200については、交流母線20aにおける電圧変動に対して高感度に応答することが好ましい。本実施形態の制御装置100Bによれば、交流母線20aからの電気的距離に応じて、より適切に交流系統に生じる電圧変動を抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態の制御装置100Cについて、図面を参照して説明する。なお、第4の実施形態において、上述した実施形態と同様の構成につては、同一の符号を付して説明を省略する。
[制御装置100Cの構成]
図6は、第4の実施形態に係る制御装置100C-1の構成の一例を示す図である。制御装置100C-1は、例えば、第1算出器101と、補正部102と、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105と、ローパスフィルタ107とをその機能部として備える。
制御装置100C-1において、第1算出器101は、例えば、ローパスフィルタ107によって交流母線電圧検出値RTB1がフィルタリングされた値から、交流母線電圧検出値RTB1を、差しい引いた差分を算出する。
ローパスフィルタ107は、交流母線電圧検出値RTB1のうち、変化時間が長い(つまり、時定数が長い)電圧変動に係る成分を低減させる。変化時間が長い電圧変動は、例えば、1日のうち電力消費量が時間帯によって異なることや、季節等に起因して生じる電圧変動である。第1算出器101は、交流母線電圧検出値RTB1をローパスフィルタ107によってフィルタリングすることにより得られた値から、交流母線電圧検出値RTB1を差し引いて差分を算出する。
補正部102は、第1算出器101によって算出された値に基づいて補正値を導出する。以降の処理は上述した実施形態と同様の処理であるため、説明を省略する。
[第4の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御装置100Cは、ローパスフィルタ107を更に持つ。ローパスフィルタ107は、交流母線電圧検出値RTB1にフィルタリングを行い、第1算出器101は、ローパスフィルタ107によってフィルタリングされた交流母線電圧検出値RTB1から交流母線電圧検出値RTB1を差し引いた差分を算出することにより、1日のうち電力消費量が時間帯によって異なることや季節等に起因して交流母線20aに生じる電圧変動を除いた、調整対象の交流母線20aの電圧変動を抑制するように、無効電力調整装置200を制御することができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態の制御装置100Dについて、図面を参照して説明する。なお、第5の実施形態において、上述した実施形態と同様の構成につては、同一の符号を付して説明を省略する。
[全体構成]
図7は、第5の実施形態の制御装置100Dが接続される交流系統の構成の一例を示す図である。図7に示される交流系統では、交流母線20aに連系される送電線30aに代えて、変圧器50と、電圧調整継電装置60と、母線電圧検出器VDB2とが設けられている。母線電圧検出器VDB2は、母線電圧検出器VDB1と同様に交流母線20aが供給する電力の電圧を検出する。なお、母線電圧検出器VDB2は、電圧調整継電装置60が、母線電圧検出器VDB1の外縁母線電圧検出値RT-1を取得可能であれば、省略されてもよい。変圧器50は、例えば、タップ付き変圧器によって実現され、電圧調整継電装置60の制御に基づいて、タップが切り替えられることにより、交流母線20aの電圧を調整する。
電圧調整継電装置60は、交流母線電圧検出値RTB2に基づいて、交流母線20aの電圧を一定の電圧範囲に調整するよう、変圧器50にタップ切換を制御し、電圧を調整する。具体的には、電圧調整継電装置60は、交流母線電圧検出値RTB2が不感帯上限閾値VTUを超過し超過量の時間積分値がタップ動作閾値を超える場合、タップ動作指令(タップ下げ指令)を変圧器50に出力し、不感帯上限閾値VTUが不感帯下限閾値VTLを超過し超過量の時間積分値がタップ動作閾値を超えると、タップ動作指令(タップ上げ指令)を変圧器50に出力する。なお、タップ上げ指令とは変圧器50の二次側の電圧(つまり、交流母線20aの電圧)が増加(増幅)するようにタップを切り替えることであり、タップ下げ指令とは、変圧器50の二次側の電圧が減少(減衰)するようにタップを切り替えることである。
[制御装置100Dの構成]
図8は、第5の実施形態に係る制御装置100D-1の構成の一例を示す図である。制御装置100D-1は、例えば、第1算出器101と、補正部102と、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105と、切替部108とをその機能部として備える。
切替部108は、例えば、補正部102と、第2算出器103との間の接続を切り替える。具体的には、切替部108は、閉状態において補正部102と、第2算出器103との間を接続し、補正部102によって導出された補正値を第2算出器103に供給する。また、切替部108は、開状態において補正部102と、第2算出器103との間を切断し、補正部102によって導出された補正値を第2算出器103に供給しない。切替部108は、無効電力調整装置200が無効電力を出力する交流母線20から、交流系統の電気的中心である交流母線20aまでの電気的距離に応じて開閉状態が定められ、交流母線20aに近い交流母線20の制御装置100Dの場合、切替部108が開状態に設定され、交流母線20aから遠い制御装置100Dの場合、切替部108が閉状態に設定される。したがって、制御装置100D-3の切替部108は、開状態に設定され、制御装置100-1~100-2の切替部108は、閉状態に設定される。
交流母線20aから近いか否かの判定には、所定のしきい値が用いられ、所定のしきい値は、例えば、交流母線20aの位置から、各無効電力調整装置200の位置までの電気的距離の統計値(例えば、平均値、中央値、最頻値)に基づいて、算出される。
切替部108の開閉状態は、例えば、制御装置100Dが設置される際に、交流母線20aと、制御装置100Dの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に基づいて、予め設置者によって設定されるものであってもよい。また、切替部108の開閉状態は、制御装置100Dが所定の時間間隔毎に、交流母線20aと、制御装置100Dの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に係る情報を取得し、取得した情報に基づいて、切替部108の開閉状態を設定(変更)するものであってもよい。なお、制御装置100Dが電気的距離に係る情報に基づいて切替部108の開閉状態を設定する処理は、交流系統の切り替えや、交流系統設備の増設、又は削減によって交流系統の構成が変更されることに伴って行われてもよい。また、切替部108の開閉状態は、交流系統に設置される制御装置100Dを統括する統括装置が、交流母線20aと、制御装置100Dの制御対象の無効電力調整装置200が連系される交流母線20との電気的距離に基づいて設定し、制御装置100Dは、統括装置が供給する切替部108の開閉状態を示す情報を、無線LAN又は有線LAN等のネットワークを介して取得するものであってもよい。
第2算出器103は、切替部108が閉状態の場合、電圧検出器VD-1によって検出された交流母線20cの外縁母線電圧検出値RT-1を母線電圧指令値CV2から差し引いた差分と、補正部102によって算出された補正値とを足し合わせた値を、電圧制御部104に供給する。また、第2算出器103は、切替部108が開状態の場合、電圧検出器VD-1によって検出された交流母線20cの外縁母線電圧検出値RT-1のみを、電圧制御部104に供給する。電圧制御部104は、第2算出器103によって算出された値に基づいて、制御信号を生成する。以降の処理は上述した実施形態と同様の処理であるため、説明を省略する。
[第5の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御装置100Dの第2算出器103は、第1位置(交流系統に連系される無効電力調整装置200の位置)と、第2位置(交流母線20aの位置)との電気的距離に基づいて、電気的距離が所定のしきい値以上である場合には、外縁母線電圧検出値RT-1と、交流母線電圧検出値RTB1と、母線電圧指令値CV2とに基づく値(差分)を算出し、電気的距離が所定のしきい値未満である場合には、外縁母線電圧検出値RT-1と、母線電圧指令値CV2とに基づく値(差分)を算出する。
上述したように、交流母線20aから電気的距離が近い交流母線20(例えば、交流母線20b)に連系される無効電力調整装置200-3が出力する無効電力は、交流母線20aに与える影響が大きい場合がある。したがって、交流母線20aから電気的距離が近い無効電力調整装置200については、交流母線20aにおける電圧変動に対して応答せず、電圧調整継電装置60に変圧器50を制御させることによって交流母線20aの電圧変動に対して応答させ、交流母線20aから電気的距離が遠い無効電力調整装置200については、交流母線20aにおける電圧変動に対して高感度に応答することが好ましい。本実施形態の制御装置100Dによれば、交流母線20aからの電気的距離に応じて、より適切に交流系統に生じる電圧変動を抑制することができる。
(変形例)
以下、第5の実施形態の変形例について、図面を参照して説明する。なお、変形例において、上述した実施形態と同様の構成につては、同一の符号を付して説明を省略する。
[母線近傍制御装置300の構成]
図9は、変形例に係る母線近傍制御装置300の構成の一例を示す図である。母線近傍制御装置300は、例えば、交流系統の電気的中心である交流母線20a、及び交流系統の末端(外縁部)の交流母線20c~20d以外の母線(この一例では、交流母線20b)に連系される無効電力調整装置200(この一例では、無効電力調整装置200-3)の動作を制御する装置である。母線近傍制御装置300は、例えば、制御装置100、100B-3~100D-3に代えて用いられる。
母線近傍制御装置300は、例えば、第2算出器103と、電圧制御部104と、スイッチング信号生成部105と、ローパスフィルタ109とをその機能部として備える。ローパスフィルタ109は、例えば、外縁母線電圧検出値RT-3のうち、変化時間が長い(つまり、時定数が長い)電圧変動に係る成分を低減させる。変化時間が長い電圧変動は、例えば、1日のうち電力消費量が時間帯によって異なることや、季節等に起因して生じる電圧変動である。第2算出器103は、外縁母線電圧検出値RT-3をローパスフィルタ109によってフィルタリングすることにより得られた値から、外縁母線電圧検出値RT-3を差し引いて差分を算出する。電圧制御部104は、第2算出器103によって算出された値に基づいて、制御信号を生成する。以降の処理は上述した実施形態と同様の処理であるため、説明を省略する。
[変形例]
以上説明したように、変形例の母線近傍制御装置300は、交流系統の非外縁部に連系される無効電力調整装置200(この一例では、無効電力調整装置200-3)の制御装置であり、無効電力調整装置200-3が交流系統に連系された位置である第1位置において検出された外縁母線電圧検出値RT-3と、外縁母線電圧検出値RT-3にローパスフィルタによるフィルタリングを行った後の値との差分を算出する第2算出器103と、第2算出器103によって算出された値に基づいて無効電力調整装置200-3に対する制御信号を生成する電圧制御部104と、電圧制御部104によって生成された制御信号に基づいて、無効電力調整装置200が備えるスイッチング素子のスイッチング制御に用いられるスイッチング信号を生成し、無効電力調整装置200に出力するスイッチング信号生成部105とを備える。
上述したように、交流母線20aから電気的距離が近い交流母線20(例えば、交流母線20b)に連系される無効電力調整装置200-3が出力する無効電力は、交流母線20aに与える影響が大きい場合がある。したがって、交流母線20aから電気的距離が近い無効電力調整装置200-3については、交流母線20aにおける電圧変動に対して応答せず、電圧調整継電装置60に変圧器50を制御させることによって交流母線20aの電圧変動に対して応答させ、交流母線20aから電気的距離が遠い無効電力調整装置200については、交流母線20aにおける電圧変動に対して高感度に応答することが好ましい。また、交流母線20aから電気的距離が近い交流母線20bには、1日のうち電力消費量が時間帯によって異なることや季節等に起因して電圧変動が生じる場合がある。変形例の形態によれば、交流母線20aへの影響が小さい交流母線20に係る制御装置100、100A~100Dは、連携される交流母線20、及び交流母線20aの電圧変動に対して無効電力を調整し、交流母線20aへの影響が大きい交流母線20に係る母線近傍制御装置300は、連系される交流母線20のみの電圧変動に基づく無効電力を調整し、且つ1日のうち電力消費量が時間帯によって異なることや季節等に起因して生じる電圧変動を除いた、調整対象の交流母線20bの電圧変動を抑制するように、無効電力調整装置200-3を制御することができる。
本発明の実施形態やその変形を説明したが、これらの実施形態やその変形は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態やその変形は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
20、20a、20b、20c、20d…交流母線、30、30a、30b、30c、30d…送電線、40a、40b…降圧変圧器、50…変圧器、60…電圧調整継電装置、100、100-1、100-2、100A、100A-1、100B、100B-1、100B-2、100B-3、100C、100C-1、100D、100D-1、100D-3…制御装置、101…第1算出器、102…補正部、103…第2算出器、104…電圧制御部、105…スイッチング信号生成部、106…乗算部、107、109…ローパスフィルタ、108…切替部、200、200-1、200-2、200-3…無効電力調整装置、300…母線近傍制御装置、CV1…交流母線電圧指令値、CV2…母線電圧指令値、UL…上限値、LL…下限値、RT、RT-1、RT-2、RT-3…外縁母線電圧検出値、RTB、RTB1、RTB2…交流母線電圧検出値、VD、VD-1、VD-2、VD-3…電圧検出器、VDB1、VDB2…母線電圧検出器、WF…重み付け係数

Claims (6)

  1. 交流系統の外縁部に連系される無効電力調整装置の制御装置であり、
    前記無効電力調整装置が前記交流系統に連系された位置である第1位置において検出された第1電圧検出値と第1電圧指令値との差分に基づく第1指標値と、前記交流系統の非外縁部である第2位置において検出された第2電圧検出値と第2電圧指令値との差分に基づく第2指標値とを算出する指標値算出部と、
    前記指標値算出部によって算出された前記第1指標値、及び前記第2指標値と、前記交流系統の電圧指令値とに基づいて前記無効電力調整装置に対する制御信号を生成する信号生成部と、
    を備え、
    前記指標値算出部は、前記第2電圧検出値と前記第2電圧指令値との差分が小さくなるように補正した補正値を前記第2指標値として算出し、前記補正値が所定の上限値より大きい値である場合、前記所定の上限値を前記第2指標値として算出し、前記補正値が所定の下限値より小さい値である場合、前記所定の下限値を前記第2指標値として算出する、 制御装置。
  2. 前記指標値算出部は、前記第1位置と前記第2位置との電気的距離に基づく重み付け係数を前記第2電圧検出値と前記第2電圧指令値との差分に乗算し、前記第2電圧検出値と前記第2電圧指令値との差分が小さくなるように、乗算した値を補正した補正値を前記第2指標値として算出する、
    請求項に記載の制御装置。
  3. 前記指標値算出部は、前記補正値にローパスフィルタによるフィルタリングを行った後の値を前記第2指標値として算出する、
    請求項に記載の制御装置。
  4. 交流系統の外縁部に連系される無効電力調整装置の制御装置であり、
    前記無効電力調整装置が前記交流系統に連系された位置である第1位置において検出された第1電圧検出値と第1電圧指令値との差分に基づく第1指標値と、前記交流系統の非外縁部である第2位置において検出された第2電圧検出値と第2電圧指令値との差分に基づく第2指標値とを算出する指標値算出部と、
    前記指標値算出部によって算出された前記第1指標値、及び前記第2指標値と、前記交流系統の電圧指令値とに基づいて前記無効電力調整装置に対する制御信号を生成する信号生成部と、
    を備え、
    前記信号生成部は、前記第1位置と前記第2位置との電気的距離に基づいて、前記電気的距離が所定のしきい値以上である場合には、前記第1指標値と、前記第2指標値と、前記交流系統の電圧指令値とに基づいて、前記制御信号を生成し、前記電気的距離が所定のしきい値未満である場合には、前記第1指標値と、前記交流系統の電圧指令値とに基づいて、前記制御信号を生成する、
    制御装置。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載の制御装置が制御する無効電力調整装置が連携する交流系統の非外縁部に連系される第2無効電力調整装置の第2制御装置であり、
    前記第2無効電力調整装置が前記交流系統に連系された位置である第3位置において検出された第3電圧検出値と、前記第3電圧検出値にローパスフィルタによるフィルタリングを行った後の値との差分を第3指標値として算出する第2指標値算出部と、
    前記指標値算出部によって算出された前記第3指標値に基づいて前記第2無効電力調整装置に対する制御信号を生成する第2信号生成部、
    を備える第2制御装置。
  6. 請求項1から請求項4のうち一部または全部の制御装置、および/または請求項5に記載の第2制御装置を備え、
    前記交流系統の無効電力を調整する、
    制御システム。
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