JP7258138B2 - ガス検出装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月28日に日本国に特許出願された特願2019-122008の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本開示は、ガス検出装置に関する。
従来、匂いを検出可能な匂いセンサ、又はガスの濃度を検出するガス濃度センサのようなセンサが知られている。このようなセンサにおいて、ヒータの機能が必要になることがある。例えば、半導体式ガスセンサは、電気伝導度の変化を抵抗値の変化として捉えることにより、ガスの濃度を検出する。この電気伝導度の変化は、ヒータにより加熱されて活性化した感ガス膜に吸着した酸素と、サンプルガスとの間に生じる酸素の吸脱着に伴うものである。
ガスセンサがヒータとともに使用される構成も、従来知られている。例えば、特許文献1は、ガスセンサの上流側に、センサ加温ヒータを設けることを開示している。また、例えば、特許文献2は、ヒータにより加熱された感ガス膜の抵抗値変化によりガス濃度を検出するガスセンサを開示している。
特開2017-67538号公報 特開2004-37180号公報
一実施形態に係るガス検出装置は、
ガスがポンプによって所定方向に流れる流路と、
ガスを加熱するヒータを有する第1タイプの1つ以上のガスセンサと、
ガスを加熱するヒータを有さない第2タイプの1つ以上のガスセンサと、を備えている。
前記流路において、前記第1タイプのガスセンサは、前記第2タイプのガスセンサよりも、前記ポンプによるガス流の上流に位置している。
一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。 一実施形態に係るガス検出装置の構成を概略的に示す図である。
ガスを検出する環境において、ガスの温度を安定させることができれば、ガス検出装置がガスを検出する機能を向上し得る。本開示の目的は、ガスを検出する機能を向上し得るガス検出装置を提供することにある。一実施形態によれば、ガスを検出する機能を向上し得るガス検出装置を提供することができる。
本開示において、「ガス検出装置」は、流路を流れるガスを検出する装置としてよい。本開示において、「ガスを検出する」とは、例えば、ガスの種類及び/又はガスの濃度を検出することとしてよい。また、本開示において、「ガスを検出する」とは、例えば、特定のガスの含有の有無を検出したり、ガスの特定の匂い(臭い)又は香りなどを検出したり、ガスの特定の成分の有無及び/又は含有量などを検出したりするものとしてもよい。本開示において、ガス検出装置は、電力駆動されるガスセンサによって、ガスを検出する装置としてよい。また、本開示において、「ガスセンサ」とは、後述のように、種々のセンサを採用してよい。以下、一実施形態に係るガス検出装置について、図面を参照して説明する。また、各図には、説明の便宜のために、直交座標系XYZを付している。
図1は、一実施形態に係るガス検出装置の簡単な構成の一例を示す図である。
図1に示すように、一実施形態に係るガス検出装置1Aは、例えば、筒状部材5Aによって構成される流路と、ガスセンサ10と、ガスセンサ20とを備えている。以下、筒状部材5Aによって構成される流路を、単に「流路5A」のようにも記す。
図1に示すガス検出装置1Aは、左側にガスの流入口を有し、右側にガスの流出口を有する。すなわち、図1に示すガス検出装置1Aは、流入口から流出口に向けて(図に示すY軸の正方向に)流路5Aを流れるガスを検出する。このように、一実施形態に係るガス検出装置1は、ガスが所定方向に流れる流路5Aを備えている。
図1に示すように、流路5Aにおいてガスが所定方向(例えばY軸の正方向)に流れる場合、ガスの流入口に近い方を「上流」とし、ガスの流出口に近い方を「下流」とする。「上流」及び「下流」は、相対的な概念である。すなわち、流路5Aにおいて、ある位置(地点)を基準として、当該位置よりもガスの流入口に近い方を「上流」としてよい。一方、流路5Aにおいて、ある位置(地点)を基準として、当該位置よりもガスの流出口に近い方を「下流」としてよい。
一実施形態において、ガス検出装置1Aの流入口付近を含む上流部分、及び/又は、ガス検出装置1Aの流出口付近を含む下流部分は、求められる用途及び/又は仕様等に応じて、各種の構成とすることができる。例えば、ガス検出装置1Aの流入口付近を含む上流部分には、当該流入口にガスを流入するポンプを設けてもよい。このポンプは、ガスを流入口に送出することができれば、任意のものを採用してよい。同様に、例えば、ガス検出装置1Aの流出口付近を含む下流部分には、当該流出口からガスを流出させるポンプを設けてもよい。このポンプは、ガスを流出口から送出することができれば、任意のものを採用してよい。一実施形態において、ガス検出装置1Aは、ガスを流入するポンプ及びガスを流出させるポンプの双方を備えてもよい。また、一実施形態において、ガス検出装置1Aは、ガスを流入するポンプ及びガスを流出させるポンプのうち一方のみを備えてもよい。上述のポンプは、例えばダイヤフラムポンプなどの任意のポンプとしてよい。図1においては、このようなポンプの図示は省略している。
流路5Aを形成する筒状部材5Aは、ガスが所定方向に流れる流路を有する、例えばチューブ状の部材としてよい。ここで、筒状部材5Aは、各種の素材で構成してよい。例えば、筒状部材5Aは、アルミニウム、銅若しくはチタンなどの金属、セラミックス、ガラス、フッ素樹脂若しくはシリコーン樹脂などの樹脂、又はガラスエポキシ樹脂などで構成してよい。後述のように、ガス検出装置1Aは、ガスセンサを備え、当該ガスセンサの少なくとも1つは1以上のヒータを備える。したがって、流路5Aを形成する筒状部材5Aは、流路5Aに流入されたガスがヒータによって加熱されても、変形などしない素材で構成してよい。
図1において、流路5Aは、Y軸に垂直な断面を円形とする筒状としている。このように、一実施形態に係るガス検出装置1Aの流路5Aは、筒状に形成されてもよい。一方、流路5AのY軸に垂直な断面は、円形に限定されない。一実施形態において、流路5Aは、Y軸に垂直な断面を、例えば楕円形などとしてもよい。また、一実施形態において、流路5Aは、Y軸に垂直な断面を、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形などの多角形状としてもよい。
また、図1において、流路5Aは、Y軸方向に直線状に延在している。一方、流路5Aの形状は、Y軸方向に直線状に延在するものに限定されない。一実施形態において、流路5Aは、屈曲した形状としてもよいし、曲線状に延在してもよい。流路5Aは、例えばガス検出装置1Aが設置される態様、及び/又は、ガス検出装置1Aによるガスの検出に求められる仕様等に応じて、各種の形状としてよい。
図1に示すように、一実施形態に係るガス検出装置1Aにおいて、流路5Aの内側には、ガスセンサ10及びガスセンサ20が取り付けられる。一実施形態において、図1に示すように、ガスセンサ10は、ガスセンサ20よりも上流側に配置する。すなわち、一実施形態において、図1に示すように、ガスセンサ20は、ガスセンサ10よりも下流側に配置する。
ガスセンサ10及びガスセンサ20は、例えば流路5Aの内壁に取り付けられてよい。ガスセンサ10及びガスセンサ20は、例えば接着剤又は溶接などにより、流路5Aの内壁に取り付けられてよい。また、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、例えばビス止めなどにより、流路5Aの内壁に取り付けられてもよい。また、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、例えば流路5Aの内壁に嵌合する部材を設けることにより、取り付けられてもよい。ガスセンサ10及びガスセンサ20は、例えば筒状部材5Aの外側から給電されるようにしてよい。図1においては、ガスセンサ10及びガスセンサ20に給電するための部材及び配線などは、図示を省略している。
ガスセンサ10は、図1に示すように、ヒータ12を有している。ヒータ12は、ガスを加熱するヒータとしてよい。一実施形態において、ヒータ12は、ガスセンサ10によって検出されるガスを加熱するものとしてよい。以下、「ガスを加熱するヒータ」は、単に「ヒータ」とも記す。ヒータ12は、ガスセンサ10によって検出されるガスを加熱可能なものであれば、任意のものを採用してよい。例えば、ヒータ12は、ガス検出装置1Aがガスを検出するのに必要な温度まで、ガスセンサ10の内部及び周囲に存在するガスを加熱してよい。ヒータ12は、ガス検出装置1Aがガスを検出するのに必要な温度として、例えば30℃から350℃程度まで加熱する機能を有してよい。ヒータ12の加熱機構は、既知の任意のものを採用してよい。
ヒータ12は、ガスセンサ10に内蔵されていてもよいし、ガスセンサ10の外部に取り付けられてもよいし、ガスセンサ10の近傍に取り付けられてもよい。ガスセンサ10は、例えば、半導体式センサ、又は接触燃焼式センサなどとしてよい。ヒータ12は、例えばガスセンサ10から給電されるようにしてよい。また、ヒータ12は、例えば筒状部材5Aの外側から給電されるようにしてもよい。図1においては、ヒータ12に給電するための部材及び配線などは、図示を省略している。
このように、ガスセンサ10は、ガスを加熱するヒータ12を1つ以上有してよい。本開示において、ガスセンサ10のように、ガスを加熱するヒータ12を有するガスセンサを、「第1タイプのガスセンサ」とも記す。
ガスセンサ20は、図1に示すように、ヒータ12を有していない。一実施形態において、ガスセンサ20は、ガスセンサ10によって検出されるガスを加熱するヒータを有さないものとしてよい。また、ガスセンサ20は、ガスの温度及び又は周囲環境の温度などのような温度に影響を受けるタイプのものを含んでもよい。ガスセンサ20は、例えば、電気化学式センサ、又は相対湿度センサ(静電容量型)などとしてよい。また、ガスセンサ20は、例えば、上述した半導体式センサ、又は接触燃焼式センサなどのうち、ガスを加熱するヒータを有さないものとしてもよい。
このように、ガスセンサ20は、(例えばヒータ12のような)ガスを加熱するヒータを有さなくてよい。また、ガスセンサ20は、温度の影響を受けるガスセンサを含んでもよい。本開示において、ガスセンサ20のように、ガスを加熱するヒータを有さないガスセンサを、「第2タイプのガスセンサ」とも記す。第2タイプのガスセンサは、温度の影響を受けるガスセンサを含んでもよい。
図1に示すように、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、流路5Aにおいてガスが流れる方向とほぼ平行に配置されてよい。図1において、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、流路5Aにおいてガスが流れる方向であるY軸と平行な直線上に並べて配置されている。このように、一実施形態において、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、流路5Aを形成する筒状部材5Aの内側において、筒状部材5Aの中心軸と平行な母線(直線)上に配置されてよい。一方、他の実施形態において、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、流路5Aを形成する筒状部材5Aの中心軸と平行な母線(直線)上に配置されていなくてもよい。また、流路5Aを形成する筒状部材5Aが屈曲した形状、又は曲線状である場合、ガスセンサ10及びガスセンサ20は、当該屈曲又は曲線に合わせて、流路5Aを形成する筒状部材5Aの内側に配置されてよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置1Aは、流路5Aと、第1タイプのガスセンサ10と、第2タイプのガスセンサ20と、を備える。また、一実施形態に係るガス検出装置1Aの流路5Aにおいて、第1タイプのガスセンサ10は、第2タイプのガスセンサ20よりも上流に配置される。
一実施形態に係るガス検出装置1Aによれば、流路5Aにおいて上流側に配置されるガスセンサ10のヒータ12によって、ガスが一定の温度に加熱される。このため、ガス検出装置1Aによれば、下流側のガスセンサ20は、ガスを測定する環境の温度、及び/又は、ガスの温度の影響を受けにくくなる。したがって、下流側のガスセンサ20は、ガス検出の出力(例えば電圧値など)の安定化が期待できる。また、一実施形態に係るガス検出装置1Aによれば、ヒータ12を有するガスセンサ10を上流側に配置することで、ガスの加熱を安定させることができる。さらに、一実施形態に係るガス検出装置1Aによれば、流路5Aの上流側において、ガスの温度を効率良く上昇させることができる。このため、下流側のガスセンサ20において、ガス検出の出力(例えば電圧値など)の安定性の向上が期待できる。
以下、他の実施形態について、いくつかの例を挙げて説明する。以下、図1に示したような、ガスセンサ10及びガスセンサ20のような複数のガスセンサの直線的な一列の配置を、「センサアレイ」とも記す。また、以下、例えばガスセンサ10及びガスセンサ20を含むセンサアレイを、「センサアレイ(10,20)」のようにも記す。一実施形態において、センサアレイ(10,20)のようなセンサアレイは、図1に示したように、流路5Aを形成する筒状部材5Aの内側(例えば内壁)において、筒状部材5Aの中心軸と平行な母線(直線)上に配置されてよい。後述のように、一実施形態において、センサアレイ(10,20)は、ガスセンサ10及びガスセンサ20をそれぞれ2つ以上含んでもよい。
図1は、ガス検出装置1Aの流路5Aにおいてガスが左側から右側に(Y軸の正方向に)流れる様子を示した。一方、図2は、ガス検出装置1Bの流路5Bにおいてガスが手前側から奥側に(Y軸の正方向に)流れる様子を示す。すなわち、図2に示すガス検出装置1Bの流路5Bにおいて、手前側が上流であり、奥側が下流としてよい。
図2に示すガス検出装置1Bにおいて、流路5Bは、図1に示した流路5Aと同様に構成されてよい。図2に示すガス検出装置1Bは、図1に示したようなセンサアレイを2つ備えている。すなわち、図2に示すガス検出装置1Bは、図1に示したガス検出装置1Aと同様に、流路5Bを形成する筒状部材5Bの内側において、Z軸の負方向側に、センサアレイ(10,20)を備えている。一方、図2に示すガス検出装置1Bは、流路5Bを形成する筒状部材5Bの内側において、Z軸の正方向側にも、ガスセンサ10’及びガスセンサ20’を含むセンサアレイ(10’,20’)を備えている。ここで、ガスセンサ10’は、ガスセンサ10と同様に、ガスを加熱するヒータ12を有してよい。一方、ガスセンサ20’は、ガスセンサ20と同様に、(例えばヒータ12のような)ガスを加熱するヒータを有さなくてよい。
図2に示すガス検出装置1Bのセンサアレイ(10,20)において、上流側(Y軸の負方向側)にガスセンサ10が配置され、下流側(Y軸の正方向側)にガスセンサ20が配置される。同様に、図2に示すガス検出装置1Bのセンサアレイ(10’,20’)において、上流側(Y軸の負方向側)にガスセンサ10’が配置され、下流側(Y軸の正方向側)にガスセンサ20’が配置される。
図2に示すガス検出装置1Bのセンサアレイ(10,20)は、筒状部材5Bの内側において、180°の中心角の間隔で配置されている。ただし、ガス検出装置1Bにおいて、センサアレイ(10,20)が配置される中心角の間隔は、180°の角度に限定されない。例えば、一実施形態に係るガス検出装置1Bのセンサアレイ(10,20)は、筒状部材5Bの内側において、互いの近傍に並べて(例えばY軸方向に2列になるように)配置されてもよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置1Bは、流路5Bにおいて第1タイプのガスセンサ10及び第2タイプのガスセンサ20が一列に配置されたセンサアレイを備えてもよい。また、一実施形態に係るガス検出装置1Bの流路5Bにおいても、第1タイプのガスセンサ10は、第2タイプのガスセンサ20よりも上流に配置される。したがって、ガス検出装置1Bによっても、ガス検出装置1Aと同様の効果を得ることができる。
図3は、図2に示したガス検出装置1Bの変形例を示す図である。図3に示す各種記号の意味は、図2と同様である。
図2に示したガス検出装置1Bは、2つのセンサアレイを備えていた。これに対し、図3に示したガス検出装置1Cは、3つのセンサアレイを備えている。
図3に示すように、ガス検出装置1Cは、流路5Bを形成する筒状部材5Cの内側において、3つ目のセンサアレイとして、ガスセンサ10”及びガスセンサ20”を含むセンサアレイ(10”,20”)を備えている。ここで、ガスセンサ10”は、ガスセンサ10と同様に、ガスを加熱するヒータ12を有してよい。一方、ガスセンサ20”は、ガスセンサ20と同様に、(例えばヒータ12のような)ガスを加熱するヒータを有さなくてよい。図3に示すガス検出装置1Cのセンサアレイ(10”,20”)において、上流側(Y軸の負方向側)にガスセンサ10”が配置され、下流側(Y軸の正方向側)にガスセンサ20”が配置される。
図3に示したガス検出装置1Cの3つのセンサアレイは、筒状部材5Cの内側において、60°の中心角の間隔で3つ配置されている。ただし、ガス検出装置1Cにおいて、センサアレイが配置される中心角の間隔は、60°の角度に限定されない。ガス検出装置1Cにおいて、センサアレイは、任意の中心角の間隔で配置されてよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置1Cにおいても、第1タイプのガスセンサ10は、第2タイプのガスセンサ20よりも上流に配置される。したがって、ガス検出装置1Cによっても、ガス検出装置1A及びガス検出装置1Bと同様の効果を得ることができる。
図3に示すガス検出装置1Cは、センサアレイ(10,20)、センサアレイ(10’,20’)、及びセンサアレイ(10”,20”)のように、3つのセンサアレイを備えている。ただし、一実施形態に係るガス検出装置1は、3つよりも多いセンサアレイを備えてもよい。
図4は、図3に示したガス検出装置1Cの変形例を示す図である。図4に示す各種記号の意味は、図3と同様である。
図4に示すガス検出装置1Dは、図3に示したガス検出装置1Cにおいて、さらに3つのセンサアレイを追加したものである。図4に示すように、ガス検出装置1Dは、例えば、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10’,20’)との間に、センサアレイ30を備えてよい。また、ガス検出装置1Dは、例えば、センサアレイ(10’,20’)とセンサアレイ(10”,20”)との間に、センサアレイ30’を備えてよい。さらに、ガス検出装置1Dは、例えば、センサアレイ(10”,20”)とセンサアレイ(10,20)との間に、センサアレイ30”を備えてよい。以下、センサアレイ(10,20)、センサアレイ(10’,20’)、及びセンサアレイ(10”,20”)の少なくともいずれかを、単に「センサアレイ(10,20)など」と記す。また、センサアレイ30、センサアレイ30’、及びセンサアレイ30”の少なくともいずれかを、単に「センサアレイ30など」と記す。
上述したセンサアレイ(10,20)などは、いずれも、ガスを加熱するヒータを有するガスセンサ(例えばガスセンサ10)及びガスを加熱するヒータを有さないガスセンサ(例えばガスセンサ20)を備えていた。これに対し、センサアレイ30などは、いずれも、(例えばヒータ12のような)ガスを加熱するヒータを有さないガスセンサを含んでよい。すなわち、センサアレイ30などにおいては、例えば図1に示したようなガスセンサ10の位置に配置する(つまり上流側の)ガスセンサであっても、ガスを加熱するヒータを有さなくてよい。センサアレイ30などにおいて、たとえ上流側に配置されるガスセンサがヒータを有さなくても、これらセンサアレイ30などは、センサアレイ(10,20)などに挟まれるように配置される。したがって、センサアレイ30などにおいては、例えば、図1に示したようなガスセンサ10の位置にヒータを有さないガスセンサを配置しても、当該ガスセンサは、ヒータを有するガスセンサ10に挟まれるように配置される。また、センサアレイ30は、ガスセンサ20のような温度の影響を受けるガスセンサを含んでもよい。
図4に示したガス検出装置1Dは、センサアレイ30などを3つ備えている。ただし、ガス検出装置1Dが備えるセンサアレイ30などは、3つに限定されず、それよりも多くしてもよいし、少なくしてもよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置1Dは、センサアレイ(10,20)などを複数備えてよい。この場合、複数のセンサアレイ(10,20)などのうち2つのセンサアレイの間において、ガスを加熱するヒータ12を有さないガスセンサが少なくとも1つ配置されてもよい。一方、前述の場合、複数のセンサアレイ(10,20)などのうち2つのセンサアレイの間において、温度の影響を受けるガスセンサが少なくとも1つ配置されてもよい。また、一実施形態に係るガス検出装置1Dにおいても、第1タイプのガスセンサ10は、第2タイプのガスセンサ20よりも上流に配置される。したがって、ガス検出装置1Dによっても、ガス検出装置1Cなどと同様の効果を得ることができる。
図5は、図1に示したガス検出装置1Aの変形例を示す図である。図5に示す各種記号の意味は、図1と同様である。
図5に示すガス検出装置1Eは、図1に示したガス検出装置1Aにおいて、ガスセンサ20を複数配置したものである。図5に示すように、ガス検出装置1Eにおいて、3つのガスセンサであるガスセンサ20A、ガスセンサ20B、及びガスセンサ20Cは一列に配置されている。ただし、ガス検出装置1Eにおいて、任意の複数のガスセンサ20が配置されてもよい。
図6は、図5に示したガス検出装置1Eの変形例を示す図である。図6に示す各種記号の意味は、図5と同様である。
図6に示すガス検出装置1Fは、図5に示したガス検出装置1Eにおいて、ガスセンサ10を複数配置したものである。図6に示すように、ガス検出装置1Fにおいて、3つのガスセンサである、ガスセンサ10A、ガスセンサ10B、及びガスセンサ10Cは、一列に配置されている。ただし、ガス検出装置1Fにおいて、任意の複数のガスセンサ10が配置されてもよい。
また、図6に示すガス検出装置1Fは、図5に示したガス検出装置1Eと同様に、複数のガスセンサ20を備えている。ただし、図6に示すガス検出装置1Fは、ガスセンサ20を1つのみ備えてもよい。
図5に示すガス検出装置1E及び図6に示すガス検出装置1Fのように、第1タイプのガスセンサ10及び第2タイプのガスセンサ20の少なくとも一方は、複数のガスセンサを含んでもよい。
図5及び図6においては、ガスセンサ10及びガスセンサ20を含むセンサアレイ(10,20)が1つのみ配置される例を示している。ただし、ガス検出装置1E及びガス検出装置1Fの少なくとも一方は、図2乃至図4に示したガス検出装置1B乃至1Dと同様に、2つ以上のセンサアレイを備えていてもよい。
図6に示すガス検出装置1Fにおける3つのガスセンサ10は、それぞれヒータ12を備えている。すなわち、ガスセンサ10Aはヒータ12Aを備え、ガスセンサ10Bはヒータ12Bを備え、ガスセンサ10Cはヒータ12Cを備えている。ただし、例えば、ガスセンサ10A、ガスセンサ10B、及びガスセンサ10Cがそれぞれ隣接しているなど近傍に配置されている場合、少なくとも1つのヒータ12を省略してもよい。例えば、ガスセンサ10A、ガスセンサ10B、及びガスセンサ10Cが隣接して配置される場合、ガスセンサ10Bのみがヒータ12Bを備えてもよい。すなわち、この場合、ガスセンサ10Aはヒータ12Aを備えなくてもよく、ガスセンサ10Cはヒータ12Cを備えなくてもよい。
図6においては、ガスセンサ10A、ガスセンサ10B、及びガスセンサ10Cは、Y軸に平行に配置されている。このような配置において、上述のように、複数のガスセンサ10においてヒータ12を共有してもよい。一方、例えば、図6に示すガス検出装置1Fの流路5Fにおいて、Y軸と垂直な方向に(例えば流路5Fの内壁に沿って)複数のガスセンサ10を配置してもよい。このような配置において、上述のように、複数のガスセンサ10においてヒータ12を共有してもよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置1Fの第1タイプのガスセンサ10において、ガスを加熱するヒータ12の1つは、複数のガスセンサによって共有されてもよい。このように、複数のガスセンサ10においてヒータ12を共有するようにすれば、消費電力を低減し得る。
次に、上述の各実施形態とは異なる構成の実施形態について、いくつかの例を挙げて説明する。以下、上述した実施形態と同一又は類似となる説明は、適宜、簡略化又は省略する。
図7は、上述した実施形態とは異なる構成の実施形態に係るガス検出装置の一例を示す図である。
図7に示すように、一実施形態に係るガス検出装置2Aは、板状部材7A及び9Aによって構成される流路と、ガスセンサ10と、ガスセンサ20とを備えている。以下、板状部材7A及び9Aによって構成される流路を、単に「流路(7A,9A)」のようにも記す。
図7に示すように、ガス検出装置2Aは、手前側にガスの流入口を有し、奥側にガスの流出口を有する。すなわち、図7に示すガス検出装置2Aは、流入口から流出口に向けて(図に示すY軸の正方向に)流路(7A,9A)を流れるガスを検出する。図7では、流路(7A,9A)は、左右の両端部分を解放させて示している。ただし、流路(7A,9A)は、左右の両端部分が閉じられていてもよい。
流路(7A,9A)を形成する板状部材7A及び9Aは、ガスが所定方向に流れる流路を形成する例えば薄型の板状の部材としてよい。ここで、板状部材7A及び9Aは、各種の素材で構成してよい。例えば、板状部材7A及び9Aは、アルミニウム、銅若しくはチタンなどの金属、セラミックス、ガラス、フッ素樹脂若しくはシリコーン樹脂などの樹脂、又はガラスエポキシ樹脂などからなる一般的な電気回路基板などで構成してもよい。上述した実施形態と同様に、ガス検出装置2Aも、ガスセンサを備え、当該ガスセンサの少なくとも1つはヒータを備える。したがって、流路(7A,9A)を形成する板状部材7A及び9Aは、流路(7A,9A)に流入されたガスがヒータによって加熱されても、変形などしない素材で構成してよい。このように、一実施形態に係るガス検出装置2Aにおいて、流路(7A,9A)は、対向する2面の間において形成されてもよい。
図7では、板状部材7A及び9Aは、互いに平行な2面として示している。ただし、板状部材7A及び9Aは、必ずしも互いに平行でなくてもよい。
また、図7において、板状部材7A及び9Aは、それぞれ平面状に延在している。一方、板状部材7A及び9Aの少なくとも一方の形状は、必ずしも平面状に延在するものに限定されない。一実施形態において、板状部材7A及び9Aの少なくとも一方は、屈曲した形状としてもよいし、曲面状に延在してもよい。板状部材7A及び9Aの少なくとも一方は、例えばガス検出装置2Aが設置される態様、及び/又は、ガス検出装置2Aによるガスの検出に求められる仕様等に応じて、各種の形状としてよい。
図7に示すように、一実施形態に係るガス検出装置2Aにおいて、流路(7A,9A)の内側には、ガスセンサ10及びガスセンサ20が取り付けられる。一実施形態において、図7に示すように、ガスセンサ10は、ガスセンサ20よりも上流側に配置する。すなわち、一実施形態において、図7に示すように、ガスセンサ20は、ガスセンサ10よりも下流側に配置する。
ガスセンサ10は、図7に示すように、ヒータ12を有している。ヒータ12は、ガスを加熱するヒータとしてよい。一実施形態において、ガスセンサ10は、ガスを加熱するヒータ12を有する第1タイプのガスセンサとしてよい。
ガスセンサ20は、図7に示すように、ヒータ12を有していない。一実施形態において、ガスセンサ20は、ガスを加熱するヒータを有さない第2タイプのガスセンサとしてよい。また、第2タイプのガスセンサは、温度の影響を受けるガスセンサを含んでもよい。
このように、一実施形態に係るガス検出装置2Aは、流路(7A,9A)と、第1タイプのガスセンサ10と、第2タイプのガスセンサ20と、を備える。また、一実施形態に係るガス検出装置2Aの流路(7A,9A)において、第1タイプのガスセンサ10は、第2タイプのガスセンサ20よりも上流に配置される。したがって、ガス検出装置2Aによっても、ガス検出装置1Aなどと同様の効果を得ることができる。
図7は、ガス検出装置2Aにおいて、板状部材7Aに配置されたガスセンサ10及びガスセンサ20の上面と、板状部材9Aとが、離れた状態の例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Aにおいて、板状部材7Aに配置されたガスセンサ10及びガスセンサ20の上面と、板状部材9Aとを接触させてもよいし、接着などしてもよい。この場合であっても、例えばガスセンサ10及びガスセンサ20の右側方及び左側方において、ガスの流路は確保される。
図8は、ガス検出装置2Bの流路(7A,9A)においても、ガスが手前側から奥側に(Y軸の正方向に)流れる様子を示す。すなわち、図8に示すガス検出装置2Bの流路(7A,9A)において、手前側が上流であり、奥側が下流としてよい。
図8に示すガス検出装置2Bにおいて、板状部材7Bは、図7に示した板状部材7Aと同様の構成としてよい。一方、図8に示すガス検出装置2Bにおいて、板状部材9Bも、図7に示した板状部材7Aと同様の構成としてよい。図8に示すように、ガス検出装置2Bにおいて、板状部材7Bと、板状部材9Bとは、ガスセンサ10及びガスセンサ20の配置された面を対向させてよい。図8に示すガス検出装置2Bの板状部材7Bは、ガスセンサ10及びガスセンサ20を含むセンサアレイ(10,20)を備えている。また、図8に示すガス検出装置2Bの板状部材9Bは、ガスセンサ10’及びガスセンサ20’を含むセンサアレイ(10’,20’)を備えている。
図8に示すガス検出装置2Bによっても、ガス検出装置2Aと同様の効果を得ることができる。
図8は、ガス検出装置2Bにおいて、板状部材7Bに配置されたガスセンサ10及びガスセンサ20の上面と、板状部材9Bに配置されたガスセンサ10’及びガスセンサ20’の下面とが、離れた状態の例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Bにおいて、ガスセンサ10及びガスセンサ20の上面と、ガスセンサ10’及びガスセンサ20’の下面とを、接触させてもよいし、接着などしてもよい。この場合であっても、例えば、ガスセンサ10及びガスセンサ20の、右側方及び左側方において、ガスの流路は確保される。したがって、ガス検出装置2Bによっても、ガス検出装置1Aと同様の効果を得ることができる。
図9は、図7に示したガス検出装置2Aの変形例を示す図である。図9に示す各種記号の意味は、図7と同様である。
図7に示したガス検出装置2Aは、センサアレイを1つのみ備えていた。これに対し、図9に示したガス検出装置2Cは、3つのセンサアレイを備えてよい。
図9に示すように、ガス検出装置2Cの板状部材7Cは、図7に示した板状部材7Aと同様に、ガスセンサ10及びガスセンサ20を含むセンサアレイ(10,20)を備えている。また、図9に示すように、ガス検出装置2Cの板状部材7Cは、ガスセンサ10’及びガスセンサ20’を含むセンサアレイ(10’,20’)を備えている。さらに、図9に示すように、ガス検出装置2Cの板状部材7Cは、ガスセンサ10”及びガスセンサ20”を含むセンサアレイ(10”,20”)を備えている。
このような構成においても、図9に示すように、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10’,20’)との間、及び、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10”,20”)との間の少なくとも一方において、ガスの流路は確保される。したがって、ガス検出装置2Cによっても、ガス検出装置1Aなどと同様の効果を得ることができる。
図9は、ガス検出装置2Cが3つのセンサアレイを備える例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Cは、2つのセンサアレイを備えるようにしてもよいし、3つより多くのセンサアレイを備えるようにしてもよい。
また、図9は、ガス検出装置2Cにおいて、板状部材7Cに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Cとが、離れた状態の例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Cにおいて、板状部材7Cに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Cとを接触させてもよいし、接着などしてもよい。この場合であっても、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10’,20’)との間、及び、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10”,20”)との間の少なくとも一方において、ガスの流路は確保される。
また、図9に示すガス検出装置2Cにおいて、板状部材9Cも、板状部材7Cと同様の構成としてよい。すなわち、図9に示すガス検出装置2Cは、板状部材9C上においても、センサアレイ(10,20)などを備えてもよい。この場合、ガス検出装置2Cにおいて、板状部材7Cと、板状部材9Cとは、センサアレイ(10,20)などの配置された面を対向させてよい。また、この場合、板状部材7Cに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Cに配置されたセンサアレイ(10,20)などの下面とは、離れていてもよいし、接触させてもよいし、接着などしてもよい。
図10は、図9に示したガス検出装置2Cの変形例を示す図である。図10に示す各種記号の意味は、図7と同様である。
図10に示すガス検出装置2Dは、図9に示したガス検出装置2Cと同様に、3つのセンサアレイを備えてよい。一方、図10に示すガス検出装置2Dは、図9に示したガス検出装置2Cとは異なるセンサアレイを配置してよい。
図10に示すように、ガス検出装置2Dの板状部材7Dは、ガスセンサ10及びガスセンサ20を含むセンサアレイ(10,20)を備えている。また、図10に示すように、ガス検出装置2Dの板状部材7Dは、ガスセンサ10’及びガスセンサ20’を含むセンサアレイ(10’,20’)を備えている。さらに、図10に示すように、ガス検出装置2Dの板状部材7Dは、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ(10’,20’)との間に、センサアレイ30を備えてよい。
ここで、図10に示すガス検出装置2Dは、図4に示したガス検出装置1Dと同様の原理に基づくものである。したがって、図10に示すガス検出装置2Dのセンサアレイ30は、図4に示したガス検出装置1Dのセンサアレイ30と同様の構成としてよい。すなわち、センサアレイ30においては、例えば図1に示したようなガスセンサ10の位置に配置する(つまり上流側の)ガスセンサであっても、ガスを加熱するヒータを有さなくてよい。センサアレイ30において、たとえ上流側に配置されるガスセンサがヒータを有さなくても、センサアレイ30は、センサアレイ(10,20)などに挟まれるように配置される。したがって、センサアレイ30においては、例えば図1に示したようなガスセンサ10の位置にヒータを有さないガスセンサを配置しても、当該ガスセンサは、ヒータを有するガスセンサ10に挟まれるように配置される。また、センサアレイ30は、ガスセンサ20のような温度の影響を受けるガスセンサを含んでもよい。
図10に示すガス検出装置2Dのような構成においても、図4と同様の原理によって、ガス検出装置1Dと同様の効果を得ることができる。また、図10に示すガス検出装置2Dのような構成においても、センサアレイ(10,20)とセンサアレイ30との間、及び、センサアレイ30とセンサアレイ(10’,20’)との間の少なくとも一方において、ガスの流路は確保される。したがって、ガス検出装置2Dによっても、図9に示したガス検出装置2Cなどと同様の効果を得ることができる。
図10は、ガス検出装置2Dが3つのセンサアレイを備える例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Dは、2つのセンサアレイを備えるようにしてもよいし、3つより多くのセンサアレイを備えるようにしてもよい。
また、図10は、ガス検出装置2Dにおいて、板状部材7Dに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Dとが、離れた状態の例を示している。ただし、一実施形態に係るガス検出装置2Dにおいて、板状部材7Dに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Dとを、接触させてもよいし、接着などしてもよい。この場合であっても、センサアレイ30とセンサアレイ(10,20)との間、及び、センサアレイ30とセンサアレイ(10’,20’)との間の少なくとも一方において、ガスの流路は確保される。
また、図10に示すガス検出装置2Dにおいて、板状部材9Dも、板状部材7Dと同様の構成としてよい。すなわち、図10に示すガス検出装置2Dは、板状部材9D上においても、センサアレイ(10,20)及び/又はセンサアレイ30などを備えてもよい。この場合、ガス検出装置2Dにおいて、板状部材7Dと、板状部材9Dとは、センサアレイ(10,20)などの配置された面を対向させてよい。また、この場合、板状部材7Dに配置されたセンサアレイ(10,20)などの上面と、板状部材9Dに配置されたセンサアレイ(10,20)などの下面とは、離れていてもよいし、接触させてもよいし、接着などしてもよい。
また、図11及び図12に示すように、ガス検出装置1Gは、ガスの流路5Gを覆う収容室4G内に、流路5Gと、第1タイプの1つ以上のガスセンサ(10、10’、10”)と、第2タイプの1つ以上のガスセンサ(20、20’、20”)とを収容してもよい。つまり、一実施形態に係るガス検出装置1Gにおいて、流路5Gの周囲に複数のガスセンサを配置させ、ガスセンサのそれぞれにガスを流入させるようにして、ガスの検出ができるように構成してもよい。そして、検出装置1Gにおいて、流路5Gにおいて第1タイプのガスセンサ(10、10’、10”)を第2タイプのガスセンサ(20、20’、20”)よりも上流に位置させるようにしてもよい。このような構成にすれば、ガス検出装置の小型化及び省ガス化を図ることができる。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。複数の機能部等は、1つに組み合わせられたり、分割されたりしてよい。上述した本開示に係る各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施され得る。
1,2 ガス検出装置
5 流路を形成するチューブ状部材
4G 収容室
7,9 流路を形成する板状部材
10 第1タイプのガスセンサ
12 ヒータ
20 第2タイプのガスセンサ
30 ガスセンサ(センサアレイ)

Claims (11)

  1. ガスがポンプによって所定方向に流れる流路と、
    ガスを加熱するヒータを有する第1タイプの1つ以上のガスセンサと、
    ガスを加熱するヒータを有さない第2タイプの1つ以上のガスセンサと、を備え、
    前記流路において前記第1タイプのガスセンサが前記第2タイプのガスセンサよりも、前記ポンプによるガス流の上流に位置している、ガス検出装置。
  2. 前記第1タイプのガスセンサ及び前記第2タイプのガスセンサの少なくとも一方は、複数のガスセンサを含む、請求項1に記載のガス検出装置。
  3. 前記第2タイプのガスセンサは温度の影響を受けるガスセンサを含む、請求項1又は2に記載のガス検出装置。
  4. 前記第1タイプのガスセンサにおいて、前記ヒータの1つが複数のガスセンサによって共有される、請求項1から3のいずれかに記載のガス検出装置。
  5. 前記流路において前記第1タイプのガスセンサ及び前記第2タイプのガスセンサが一列に配置されたセンサアレイを備える、請求項1から4のいずれかに記載のガス検出装置。
  6. 前記センサアレイを複数備え、
    前記複数のセンサアレイのうち2つのセンサアレイの間において、前記第2タイプのガスセンサが少なくとも1つ配置される、請求項5に記載のガス検出装置。
  7. 前記センサアレイを複数備え、
    前記複数のセンサアレイのうち2つのセンサアレイの間において、温度の影響を受けるガスセンサが少なくとも1つ配置される、請求項5又は6に記載のガス検出装置。
  8. 前記流路は筒状に形成される、請求項1から7のいずれかに記載のガス検出装置。
  9. 前記流路は対向する2面の間において形成される、請求項1から7のいずれかに記載のガス検出装置。
  10. 前記流路の周囲に前記第1タイプのガスセンサ及び前記第2タイプのガスセンサが位置している、請求項1から7のいずれかに記載のガス検出装置。
  11. 前記流路において、前記第1タイプのガスセンサは、前記第2タイプのガスセンサとほぼ同じ高さに配置される、請求項1に記載のガス検出装置。
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