JP7257867B2 - 回路基板およびこれを備える電子装置 - Google Patents

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Description

本開示は、回路基板およびこれを備える電子装置に関する。
消費電力の少ない発光素子として、LED(発光ダイオード)が用いられている。そして、このような発光素子の搭載には、絶縁性の基板と、この基板上に位置する金属層と、この金属層に繋がって位置する素子搭載部と、回路形成のための配線層と、を備える回路基板が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
発光素子は、動作時に熱を生じるものである。発光素子が有する性能(輝度)を最大限に発揮させるには、回路基板が放熱特性に優れている必要がある。
特開2005-347355号公報
回路基板の放熱特性を向上させるには、発光素子の直下に位置する金属層の面積を広げればよいが、絶縁性の基板上においては、金属層だけではなく、回路形成のための配線層の配置領域も必要であることから、金属層の面積を単に広げることができない。
また、絶縁性の基板に貫通孔を設け、ビア導体を形成し、発光素子が搭載される側と反対側の面を利用すれば、放熱特性を向上させることができるが、ビア用の孔開け、ビア埋め、上記反対面への金属層の印刷は、作業性を含めて作製コストが掛かってしまう。
本開示は、このような事情を鑑みて案出されたものであり、放熱特性に優れた回路基板と、この回路基板を備える電子装置とを提供することを目的とする。
本開示の回路基板は、第1面を有する基板と、前記第1面上に位置する第1金属層と、該第1金属層上において繋がって位置する素子搭載部と、前記第1金属層上に位置するガラス層と、該ガラス層上に位置する第2金属層と、を備える。また、前記第1金属層は、前記第1面に交わる断面において、端部形状がR状である。
また、本開示の電子装置は、上記回路基板と、該回路基板上に位置する素子とを備える。
本開示の回路基板は、放熱特性に優れる。
また、本開示の電子装置は、素子が有する性能を十分に発揮することができる。
本開示の電子装置の一例を模式的に示す平面図である。 図1のii-ii線における断面図である。 本開示の電子装置の他の例を示す、断面図である。 本開示の電子装置の他の例を示す、断面図である。 本開示の電子装置の他の例を示す、断面図である。 本開示の電子装置の他の例を示す、断面図である。
以下、本開示の回路基板および電子装置について、各図を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、素子として発光素子、装置として発光装置を例に説明する。図1は、本開示の電子装置である発光装置の一例を模式的に示す平面図である。図2は、図1のii-ii線における断面図である。図3~図6は、発光装置の構成の他の例を示す、断面図であり、切断箇所は図1に示すii-ii線と同様である。
なお、図3~図6においては、図2と異なる部分を有する構成部材は、アルファベットを付して示している。また、図3~図6においては、回路基板に付す符号も変えている。
本開示の発光装置20は、回路基板10と、回路基板上に位置する発光素子7とを備える。なお、図1の平面図においては、本開示の回路基板10を構成する部材を明瞭に示すため、本開示の回路基板10を構成する部材以外(例えば、電力供給経路や抵抗体など)は省略している。
本開示の回路基板10は、第1面1aを有する基板1と、第1面1aに位置する第1金属層2と、第1金属層2上において繋がって位置する素子搭載部3と、第1金属層2上に位置するガラス層4と、ガラス層4上に位置する第2金属層5と、を備える。ここで、発光素子7は、素子搭載部3上に搭載され、ボンディングワイヤ6により第2金属層5に電気的に接続されている。第2金属層5は、言い換えれば、回路形成のための配線層である。そして、第1金属層2は、素子搭載部3を介して、発光素子7の動作時の熱が伝わる部分であり、熱を逃がすものであることから、放熱層と言えるものである。なお、素子搭載部3は、素子を搭載する部分であればよく、第1金属層2と別の材料からなるものであってもよいが、第1金属層2と同じ材料であり、第1金属層2から突出した凸部であってもよい。
上記構成を満たす回路基板10は、基板1における第1面1aにおいて、これまで少な
くとも第1金属層2および第2金属層5の配置領域が必要であったところ、第1金属層2を覆ったガラス層4上を第2金属層5の配置領域としたことにより、第1面1a上を第1金属層2の配置領域とすることができることから、第1金属層2の配置領域を広く取ることができる。そのため、本開示の回路基板10は、優れた放熱特性を有する。具体的には、基板1の第1面1aの面積に対する面積占有率は、50面積%以上でもよく、70面積%以上でもよく、90面積%以上でもよい。
また、第2金属層5においても、ガラス層4上を配置領域とすることができることから、回路の設計の自由度が向上する。ガラス層4上において、第2金属層5の配置を必要としない領域があるとすれば、ガラス層4上に第3金属層を配置し、ビア導体を介して第1金属層2に繋げれば、さらに放熱特性が高まる。
本開示の回路基板10は、基板1の第1面1aにおいて、第1金属層2を広く配置すれば、第1面1aに向かって視た平面透視において、第1金属層2と第2金属層5とが、重なって存在する。上記平面透視において、第2金属層5のすべてが第1金属層2と重なっているときは、第1面1aにおいて、これまで少なくとも第1金属層2および第2金属層
5の配置領域が必要であったときに比べ、有効な配置であり、放熱特性に優れる。
さらに、本開示の回路基板10は、ビア用の孔開け、ビア埋め、第1面1aと反対面への金属層の印刷などを行わずとも、基板1の第1面1a上の構成のみにおいて、放熱特性
に優れるものであるため、作業性がよく、作製コストが少ない。
また、第1金属層2は、第1面1aに交わる断面において、端部形状がR状であってもよい。ここで、第1面1aに交わる断面とは、図2~図6に示すような断面のことである。図3においては、図2との形状の違いを明確にするため、第1金属層2a、回路基板11と記載している。なお、ここでいうR状とは、凸R状のことである。図3に示す第1金属層2aのように、端部形状がR状であるときには、放熱特性に優れながら、熱膨張差による亀裂が入りにくいため、回路基板11は高い信頼性を有する。
また、ガラス層4は、金属を含有するものであってもよい。ガラス層4が、金属を含有するときには、熱伝導率が向上するため、放熱特性が向上する。なお、ガラス層4に含まれる金属は、ガラス層4を形成するガラスペーストの段階から含まれているものであっても、焼成時において、第1金属層2から拡散してきたものであってもよい。上記金属が、第1金属層2から拡散してきたものであるときには、ガラス層4において第1金属層2に近い部分に存在することとなる。このように、第1金属層2に近い部分に金属を含有しているときには、放熱特性の向上に加えて、ガラス層4と第1金属層2とが剥がれにくくなる。
また、素子搭載部3は、基板1に向かって径が拡がっていてもよい。図4においては、図2との形状の違いを明確にするため、素子搭載部3a、回路基板12と記載している。なお、基板1に向かって径が拡がっているとは、図3に示すように、発光素子7を搭載する部分から第1金属層2に繋がる部分までである厚みの全てにおいて、漸増するものに限らない。例えば、厚みの半分の位置から第1金属層2に繋がる部分までが径が拡がっているものでもよい。素子搭載部3aのように、基板1に向かって径が拡がっているときには、発光素子7で生じた熱を第1金属層2に伝えやすくなり、伝熱速度が向上するため、回路基板12は、さらに高い放熱特性を有する。
次に、図5を用いて説明する。図5に示す素子搭載部3bは、素子搭載面Aと、素子搭載面Aか記第1金属層2にわたる周面Bとを備える。周面Bは、素子搭載面Aに繋がる部分を含み、素子搭載面Aに向かって径が小さくなる第1部位B1を有する。そして、このとき、ガラス層4が、第1部位B1に接していてもよい。このような構成を満たす回路基板13は、ガラス層4と素子搭載部3との接触面積の増加により、密着力が向上し、ガラス層4が剥がれにくくなる。また、発光素子7の動作によって生じた熱の入側の径が小さく、第1金属層側に向かって大きくなっていることから、伝熱速度が向上し、さらに放熱特性が向上する。
次に、図を用いて説明する。図6に示す素子搭載部3cは、素子搭載面Aと、素子搭載面Aか記第1金属層2にわたる周面Bとを備える。周面Bは、第1金属層2に繋がる部分を含み、第1金属層2に向かって径が小さくなる第2部位B2を有する。そして、このとき、ガラス層4が、第2部位B2に接していてもよい。このような構成を満たす回路基板14は、ガラス層4が剥がれにくくなることから、信頼性に優れる。
ここまで、素子として発光素子7を例に説明してきたが、これに限らず、例えば、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)素子、インテリジェント・パワー・モジュール(IPM)素子、金属酸化膜型電界効果トランジスタ(MOSFET)素子、フリーホイーリングダイオード(FWD)素子、ジャイアント・トランジスタ(GTR)素子、ショットキー・バリア・ダイオード(SBD)、高電子移動トランジスタ(HEMT)素子、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)等の半導体素子、昇華型サーマルプリンタヘッドまたはサーマルインクジェットプリンタヘッド用の発熱素子、ペルチェ素子等を用いることができる。
そして、本開示の発光装置20は、回路基板10~14と、回路基板10~14上に位置する発光素子7とを備え、回路基板10~14が、放熱特性に優れたものであることから、発光素子7が有する性能を十分に発揮することができる。
以下に、各構成部材について説明する。
基板1は、絶縁体であればよく、例えば、セラミックスからなるものであってもよい。
ここで、セラミックスとしては、例えば、酸化アルミニウム質セラミックス、酸化ジルコニウム質セラミックス、酸化アルミニウムおよび酸化ジルコニウムの複合セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラミックスまたはムライト質セラミックス等が挙げられる。
なお、基板1が酸化アルミニウム質セラミックスからなるときには、基体1に要求される機械的強度を有しつつ、加工性に優れる。また、基板1が窒化アルミニウム質セラミックスからなるときには、放熱性に優れる。
ここで、例えば、酸化アルミニウム質セラミックスとは、セラミックスを構成する全成分100質量%のうち、酸化アルミニウムを70質量%以上含有するものである。そして、本開示の回路基板10における基板1の材質は、以下の方法により確認することができる。まず、X線回折装置(XRD)を用いて、基板1を測定し、得られた2θ(2θは、回折角度である。)の値よりJCPDSカードを用いて同定を行なう。次に、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析装置(ICP)または蛍光X線分析装置(XRF)を用いて、含有成分の定量分析を行なう。そして、例えば、上記同定により酸化アルミニウムの存在が確認され、XRFで測定したAlの含有量から酸化アルミニウム(Al)に換算した含有量が70質量%以上であれば、酸化アルミニウム質セラミックスである。なお、他のセラミックスに関しても、同じ方法で確認できる。
次に、第1金属層2は、金属が主成分である。金属が銅または銀であるときには、電気抵抗率が低く、熱伝導率が高いことから、発熱量の大きい発光素子7の搭載が可能となる。また、金属がタングステンであるときには、セラミックスからなる基板1と同時に焼成を行なうことができる。さらに、金属がモリブデン-マンガンであるときには、セラミックスからなる基板1との接合強度が高い。
次に、素子搭載部3は、金属が主成分である。上述したように、素子搭載部3は、第1金属層2と別の材料からなるものであってもよいし、第1金属層2と同じ材料であってもよい。
次に、第2金属層5は、金属が主成分であり、金属としては銅または銀が挙げられる。なお、第1金属層2、素子搭載部3、第2金属層5において、金属が主成分であるとは、第1金属層2、素子搭載部3、第2金属層5をそれぞれ構成する全成分100質量%のうち、金属が50質量%以上占めることをいう。それぞれの含有量は、ICPまたはXRFを用いて測定することにより確認できる。
次に、ガラス層4は、主成分として、RO-B-SiO系(R:アルカリ金属元素)、SiO-Bi-B系、RO-SiO-B-Bi系のいずれかが挙げられる。また、ガラス層4が含有する金属としては、銅、銀などが挙げられる。第1金属層2の主成分と同じ金属であるとよい。
また、ガラス層4は、白色を呈するものであってもよい。このように、ガラス層4が白色を呈するものとするには、チタンおよび酸素を含む化合物を含有させればよい。ガラス層4が、白色を呈するときには、可視光領域において高い反射率を有する。上記化合物の大きさは、例えば、直径が0.2μm以上 2.0μm以下である。
ガラス層4の主成分は、ICPまたはXRFを用いて測定することにより確認できる。また、ガラス層4に含まれる金属の存在は、電子線マイクロアナライザ(EPMA)を用いて確認すればよい。EPMAであれば、ガラス層4の全体を確認することにより、第1金属層2の近くに位置しているか否かを確認することができる。
さらに、ガラス層4に含まれる化合物は、XRDを用いてガラス層4を測定し、得られた結果をJCPDSカードと照合することにより確認すればよい。
または、走査型電子顕微鏡(SEM)に付設のエネルギー分散型X線分析装置(EDS)を用いて、ガラス層4に含まれる化合物を確認することもできる。まず、回路基板10~14を切断し、クロスセクションポリッシャー(CP)にて研磨する。次に、研磨した断面を観察面として、SEMを用いて1000倍以上10000倍以下の倍率で観察する。次に、SEMに付設のEDSにより、粒子として視認される箇所にX線を照射する。そして、この箇所にTiおよびOの存在が確認されば、チタンおよび酸素を含む化合物が存在しているとみなすことができる。
以下、本開示の回路基板の製造方法の一例について説明する。
まず、基板として、公知の成形方法および焼成方法により、例えば、窒化アルミニウム質セラミックスや酸化アルミニウム質セラミックス等の第1面を有するセラミックスを準備する。なお、酸化アルミニウム質セラミックスの作製にあたっては、基板の反射率を向上させるべく、酸化バリウム(BaO)や酸化ジルコニウム(ZrO)等を含有させてもよい。なお、基板の厚みは、例えば、0.15mm以上1.5mm以下である。
次に、銅を主成分とする金属ペーストを用いて、基体1の第1面1aにスクリーン印刷した後、焼成することによって第1金属層を形成することができる。なお、第1金属層の厚みは、例えば、10μm以上18μm以下である。この方法によれば、第1金属層の形状は図3に示す形状のものとなる、また、金属ペーストの印刷と乾燥とを繰り返した重ね塗りを行ない、厚みの厚い部分を形成して焼成してもよいし、金属ペーストの印刷、乾燥、焼成を繰り返すことにより、素子搭載部を形成してもよい。第1金属層に加えて素子搭載部を形成する場合、合計の厚みとしては、例えば、10μm以上200μm以下である。
次に、ガラスペーストを準備する。まず、RO-B-SiO系(R:アルカリ金属元素)、SiO-Bi-B系、RO-SiO-B-Bi系のいずれかを主成分とするガラス粉末を準備する。なお、ガラス粉末の平均粒径としては、例えば、2μm以上4μm以下である。
また、ガラス層が白色を呈するものとするには、平均粒径が0.1μm以上2.0μm以下である酸化チタン粉末を準備し、ガラス粉末100質量部に対して15質量部以上25質量部以下となるように酸化チタン粉末を秤量して添加すればよい。
次に、有機ビヒクルを準備する。なお、有機ビヒクルとは、有機バインダを有機溶剤に溶解したものであり、例えば、有機バインダと有機溶剤との質量比率は、有機バインダ1に対し、有機溶剤が2~6である。そして、有機バインダとしては、例えば、ポリブチル
メタクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル類、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ブチルセルロース等のセルロース類、ポリオキシメチレン等のポリエーテル類、ポリブタジエン、ポリイソプレン等のポリビニル類から選択される1種もしくは2種以上を混合して用いることができる。
また、有機溶剤としては、例えば、カルビトール、カルビトールアセテート、テルピネオール、メタクレゾール、ジメチルイミダゾール、ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルホルムアミド、ジアセトンアルコール、トリエチレングリコール、パラキシレン、乳酸エチル、イソホロンから選択される1種もしくは2種以上を混合して用いることができる。
そして、ガラス粉末、酸化チタン粉末、有機ビヒクルを所望量秤量して混合することにより、ガラスペーストを作製する。このときの配合量としては、例えば、ガラスペースト100質量部に対し、ガラス粉末および酸化チタン粉末の混合粉末の量を60質量部以上80質量部以下とし、残部を有機ビヒクルとすればよい。
また、ガラス層4に金属を含有させるには、平均粒径が0.1μm以上5μm以下である金属粉末を準備し、ガラス粉末100質量部に対して0.1質量部以上30質量部以下となるように秤量し、上記ガラスペーストに添加すればよい。
そして、得られたガラスペーストを、第1金属層における所望領域を覆うように印刷し、80℃以上140℃以下の温度で乾燥、脱脂を行なう。次に、印刷したガラスペーストを、窒素雰囲気下で800℃以上950℃以下の最高温度で2分以上15分以下保持して熱処理することによりガラス層を形成することができる。
なお、第1金属層の形成時に素子搭載部を形成していないときには、ガラス層形成後に、第1金属層に到達するように穴加工を行ない、形成された穴に金属ペーストを流し込み、乾燥・焼成することによって、素子搭載部を形成することができる。
次に、第2金属層については、銅を主成分とする金属ペーストを用いて、ガラス層上に回路パターンをスクリーン印刷した後、焼成することによって形成することができる。
このように、第2金属層までを形成することによって、本開示の回路基板を得ることができる。
なお、図4に示す素子搭載部とするには、金属ペーストの印刷による重ね塗り時に層毎に印刷面積を小さくしたり、基板に向かって径が拡がるようなマスクに金属ペーストを流し込んだりした後に乾燥させて焼成すればよい。
また、図5に示す素子搭載部とするには、金属ペーストの印刷による重ね塗り時に、素子搭載部の上部に位置する辺りから印刷面積を小さくしたり、図5に示す素子搭載部となるようなマスクに金属ペーストを流し込んだりした後に乾燥させて焼成すればよい。
また、図6に示す素子搭載部とするには、素子搭載部となる領域を確保できるようにガラス層を先に形成した後に、確保した領域に金属ペーストを流し込み、その後、乾燥して焼成すればよい。若しくは、ガラス層形成後に、第1金属層に到達するように穴加工を行ない、形成された穴に金属ペーストを流し込み、乾燥・焼成することによって形成してもよい。
次に、本開示の電子装置の一例である発光装置は、例えば、本開示の回路基板上に発光素子を搭載することによって得ることができる。
1:基板
2:第1金属層
3:素子搭載部
4:ガラス層
5:第2金属層
6:ボンディングワイヤ
7:素子(発光素子)
10~14:回路基板
20:電子装置(発光装置)

Claims (7)

  1. 第1面を有する基板と、
    前記第1面上に位置する第1金属層と、
    該第1金属層上において繋がって位置する素子搭載部と
    前記第1金属層上に位置するガラス層と、
    該ガラス層上に位置する第2金属層と、を備え
    前記第1金属層は、前記第1面に交わる断面において、端部形状がR状である、回路基板。
  2. 前記ガラス層は、金属を含有する、請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記素子搭載部は、前記基板に向かって径が拡がっている、請求項1または2に記載の回路基板。
  4. 前記素子搭載部は、素子搭載面と、該素子搭載面から前記第1金属層にわたる周面とを備え、該周面は、前記素子搭載面に繋がる部分を含み、該素子搭載面に向かって径が小さくなる第1部位を有し、前記ガラス層は、前記第1部位に接している、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の回路基板。
  5. 前記素子搭載部は、素子搭載面と、該素子搭載面から前記第1金属層にわたる周面とを備え、該周面は、前記第1金属層に繋がる部分を含み、前記第1金属層に向かって径が小さくなる第2部位を有し、前記ガラス層は、前記第2部位に接している、請求項1、2、4のいずれか1つに記載の回路基板。
  6. 第1面を有する基板と、
    前記第1面上に位置する第1金属層と、
    該第1金属層上において繋がって位置する素子搭載部と、
    前記第1金属層上に位置するガラス層と、
    該ガラス層上に位置する第2金属層と、を備え、
    前記ガラス層は、金属を含有する、回路基板。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の回路基板と、該回路基板上に位置する素子とを備える電子装置。
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