JP7257865B2 - 電磁シールド監視装置 - Google Patents
電磁シールド監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7257865B2 JP7257865B2 JP2019082877A JP2019082877A JP7257865B2 JP 7257865 B2 JP7257865 B2 JP 7257865B2 JP 2019082877 A JP2019082877 A JP 2019082877A JP 2019082877 A JP2019082877 A JP 2019082877A JP 7257865 B2 JP7257865 B2 JP 7257865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- electromagnetic
- door
- leaky waveguide
- gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
前記送信器と前記受信器との間の送受信によって前記シールド扉を監視するように構成してあることを特徴としている。
また、本願に開示される電磁シールド監視装置は、電磁シールド室と外部とを区画するシールド壁に形成された出入り口の周縁部に沿って導電性の扉枠が配置されるとともに、前記出入り口を開閉する導電性のシールド扉が前記扉枠に開閉可能に取り付けられ、前記扉枠と前記シールド扉との対面箇所に、導電性のガスケットが枠状に配置されている構造に適用されるものであって、電磁波放射用の漏洩導波線路および前記ガスケットを通じて漏洩する電磁波受信用の漏洩導波線路を備え、前記シールド扉が閉じられた状態において、前記ガスケットを間に挟んで前記漏洩導波線路が共に前記扉枠または前記シールド扉のいずれか一方に配置され、あるいは前記ガスケットを間に挟んで前記漏洩導波線路のいずれか一方が前記扉枠に、他方が前記シールド扉に配置されており、前記電磁波放射用の前記漏洩導波線路には無線周波信号を入力する送信器が、前記電磁波受信用の前記漏洩導波線路には電磁波受信に伴って得られる無線周波信号を受信する受信器がそれぞれ接続されており、前記送信器は、周波数スペクトルの強度が最大となる周波数が時間的に変化する無線周波信号を発生するものであり、前記無線周波信号の周波数スペクトルの強度が最大となる周波数について、前記電磁波放射用の前記漏洩導波線路の長さをL、内部の比誘電率をεとしたとき、光速c(m/s)を、4L(m)とεの平方根の積で除することで得られる周波数Δf(Hz)の幅以上変化させることを特徴としている。
図1は本願の実施の形態1に係る電磁シールド監視装置の概念図であり、図1Aは電磁シールド室の室外側から見た正面図、図1Bは室内側から見た正面図である。また、図2は図1AのX-X線に沿う断面図、図3は実施の形態1の電磁シールド監視装置を構成する漏洩同軸ケーブルの一部を示す斜視図である。
図5は本願の実施の形態2に係る電磁シールド監視装置の部分断面図であり、実施の形態1(図1~図4)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
その他の構成、および作用、効果は実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図6は本願の実施の形態3に係る電磁シールド監視装置の概念図で、図6Aは電磁シールド室の室外側から見た正面図、図6Bは室内側から見た正面図である。また、図7は図6AのY-Y線に沿う断面図であり、実施の形態1(図1~図4)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図9は本願の実施の形態4に係る電磁シールド監視装置の部分断面図であり、実施の形態2(図5)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
なお、図9に示すシールド扉2は、第1のガスケット3aとの接触部と、第2のガスケット3bとの接触部の間に段差があるが、必ずしも段差は無くてもよい。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態2と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図10は本願の実施の形態5に係る電磁シールド監視装置の部分断面図であり、実施の形態4(図9)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態4と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図11は本願の実施の形態6に係る電磁シールド監視装置の部分断面図であり、実施の形態5(図10)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態5と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図12は本願の実施の形態7に係る電磁シールド監視装置の概念図であり、図12Aは電磁シールド室の室外側から見た正面図、図12Bは室内側から見た正面図であり、実施の形態1(図1~図4)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
P1(dBm)-P2(dBm)=[(2x-L)×A2](dB)
となり、この値からガスケット3の欠陥部4の位置x(m)を特定することが可能となる。なお、P1(dBm)とP2(dBm)の減算は、mW標記で考えると、P1(mW)とP2(mW)の除算に対応することに注意を要する。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
図14は本願の実施の形態7に係る電磁シールド監視装置の概念図であり、図14Aは電磁シールド室の室外側から見た正面図、図14Bは室内側から見た正面図であり、実施の形態1(図1~図4)と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
その他の構成、および作用、効果は、実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、本願の実施の形態9に係る電磁シールド監視装置について説明する。
図15は本願の実施の形態9に係る電磁シールド監視装置を構成する電磁波放射用の第1の漏洩同軸ケーブルの反射特性の一例を示す特性図である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも一つの構成要素を変形する場合、追加する場合、または省略する場合、さらには、少なくとも一つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれものとする。
2 シールド扉、2a,2b ケーブル収納溝、3 ガスケット、
3a 第1のガスケット、3b 第2のガスケット、4 欠陥部、
5a 第1の漏洩同軸ケーブル(漏洩導波線路)、
5b 第2の漏洩同軸ケーブル(漏洩導波線路)、
5c 第3の漏洩同軸ケーブル(漏洩導波線路)、
6 スロット、7 送信器、8 終端器、8a 第1の終端器、8b 第2の終端器、
9 受信器、9a 第1の受信器、9b 第2の受信器。
Claims (8)
- 1GHz以上の電磁波を用いて電磁シールド室のシールド扉に対するシールド監視を行う電磁シールド監視装置において、
前記シールド扉に配置してある第1漏洩導波線路と、
前記第1漏洩導波線路の一端側に接続してあり、前記第1漏洩導波線路に1GHz以上の信号を送る送信器と、
前記シールド扉に前記第1漏洩導波線路と隔離して配置してある第2漏洩導波線路と、
前記第2漏洩導波線路の一端側に接続してあり、前記送信器が送った前記信号を受信する受信器とを備え、
前記送信器と前記受信器との間の送受信によって前記シールド扉を監視するように構成してある、電磁シールド監視装置。 - 前記第1漏洩導波線路と前記第2漏洩導波線路は、前記シールド扉が閉じられた状態で前記シールド扉の外周に沿って設けられた扉枠と対面する箇所に設けられている、請求項1に記載の電磁シールド監視装置。
- 前記シールド扉の外周に沿って設けられた扉枠と前記シールド扉との対面箇所には、導電性のガスケットが枠状に配置され、前記ガスケットは、前記扉枠と前記シールド扉との対面する複数の箇所に配置されており、前記第1漏洩導波線路と前記第2漏洩導波線路のいずれか一方が、複数箇所に配置された前記ガスケットの間に位置する、請求項1または請求項2に記載の電磁シールド監視装置。
- 前記第2漏洩導波線路の両端に前記受信器が接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電磁シールド監視装置。
- 前記送信器が送る1GHz以上の前記信号は、周波数スペクトルの強度が最大となる周波数が時間的に変化する無線周波信号である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電磁シールド監視装置。
- 前記送信器が送る1GHz以上の前記信号は、周波数スペクトルの強度が最大となる周波数について、前記第1漏洩導波線路の長さをL、内部の比誘電率をεとしたとき、光速c(m/s)を、4L(m)とεの平方根の積で除することで得られる周波数Δf(Hz)の幅以上変化させる、請求項5に記載の電磁シールド監視装置。
- 前記第1漏洩導波線路と前記第2漏洩導波線路は、中空導体の内部において、前記中空導体と同軸上に内導体を有する漏洩同軸ケーブルである、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電磁シールド監視装置。
- 電磁シールド室と外部とを区画するシールド壁に形成された出入り口の周縁部に沿って導電性の扉枠が配置されるとともに、前記出入り口を開閉する導電性のシールド扉が前記扉枠に開閉可能に取り付けられ、前記扉枠と前記シールド扉との対面箇所に、導電性のガスケットが枠状に配置されている構造に適用される電磁シールド監視装置であって、
電磁波放射用の漏洩導波線路および前記ガスケットを通じて漏洩する電磁波受信用の漏洩導波線路を備え、前記シールド扉が閉じられた状態において、前記ガスケットを間に挟んで前記漏洩導波線路が共に前記扉枠または前記シールド扉のいずれか一方に配置され、あるいは前記ガスケットを間に挟んで前記漏洩導波線路のいずれか一方が前記扉枠に、他方が前記シールド扉に配置されており、前記電磁波放射用の前記漏洩導波線路には無線周波信号を入力する送信器が、前記電磁波受信用の前記漏洩導波線路には電磁波受信に伴って得られる無線周波信号を受信する受信器がそれぞれ接続されており、
前記送信器は、周波数スペクトルの強度が最大となる周波数が時間的に変化する無線周波信号を発生するものであって、前記無線周波信号の周波数スペクトルの強度が最大となる周波数について、前記電磁波放射用の前記漏洩導波線路の長さをL、内部の比誘電率をεとしたとき、光速c(m/s)を、4L(m)とεの平方根の積で除することで得られる周波数Δf(Hz)の幅以上変化させる、電磁シールド監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082877A JP7257865B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 電磁シールド監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082877A JP7257865B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 電磁シールド監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020180837A JP2020180837A (ja) | 2020-11-05 |
JP7257865B2 true JP7257865B2 (ja) | 2023-04-14 |
Family
ID=73023923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019082877A Active JP7257865B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 電磁シールド監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7257865B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183211A (ja) | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Tomoe Corp | 電磁波シールド扉のシールド性能測定装置および測定方法 |
WO2011099457A1 (ja) | 2010-02-12 | 2011-08-18 | 株式会社フジクラ | 漏洩同軸ケーブル |
JP2012145456A (ja) | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Seiwa Electric Mfg Co Ltd | 電磁波シールド性能評価方法 |
JP2012216757A (ja) | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁シールド扉 |
JP2013254863A (ja) | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁シールド用ガスケット及び電磁シールド扉装置 |
JP2017092145A (ja) | 2015-11-05 | 2017-05-25 | 株式会社竹中工務店 | 電磁シールド構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08241495A (ja) * | 1995-03-02 | 1996-09-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 安全走行制御システム |
JPH10239365A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-11 | Tomoe Corp | 電磁波シールドルームのシールド性能検査方法とその装置 |
JPH11248827A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-17 | Hitachi Cable Ltd | 擬レーダ式障害物検知装置 |
-
2019
- 2019-04-24 JP JP2019082877A patent/JP7257865B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183211A (ja) | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Tomoe Corp | 電磁波シールド扉のシールド性能測定装置および測定方法 |
WO2011099457A1 (ja) | 2010-02-12 | 2011-08-18 | 株式会社フジクラ | 漏洩同軸ケーブル |
JP2012145456A (ja) | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Seiwa Electric Mfg Co Ltd | 電磁波シールド性能評価方法 |
JP2012216757A (ja) | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁シールド扉 |
JP2013254863A (ja) | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁シールド用ガスケット及び電磁シールド扉装置 |
JP2017092145A (ja) | 2015-11-05 | 2017-05-25 | 株式会社竹中工務店 | 電磁シールド構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020180837A (ja) | 2020-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101202425B (zh) | 局部放电检测装置 | |
US9093755B2 (en) | Lower power localized distributed radio frequency transmitter | |
GB2474125A (en) | Partial discharge detector for gas insulated electric apparatus | |
JP2008235730A (ja) | 電子機器用試験装置 | |
KR100679084B1 (ko) | 가스 절연 개폐장치의 내장형 부분 방전 검출 센서 | |
JP5170078B2 (ja) | 電子機器用試験装置 | |
US6987392B1 (en) | Electromagnetic protection test and surveillance system | |
EP0354135A1 (fr) | Procédé et dispositif de contrôle d'un écran électromagnétique quasi-fermé | |
JP7257865B2 (ja) | 電磁シールド監視装置 | |
KR20140093034A (ko) | 외장형 부분방전 검출센서 | |
JP2008145176A (ja) | 電子機器用試験装置および電子機器試験方法 | |
Igarashi et al. | Unintentional radiated emissions from unshielded twisted pair cable attributed to twist structure | |
Lozano-Claros et al. | Two planar antennas for detection of partial discharge in gas-insulated switchgear (GIS) | |
JP2000162263A (ja) | ガス絶縁機器の部分放電検出装置 | |
KR100666505B1 (ko) | 가스 절연 개폐장치의 외장형 부분 방전 검출 센서 | |
JP2006220511A (ja) | 放射電磁界イミュニティ試験装置 | |
KR100666503B1 (ko) | 가스 절연 개폐장치의 에폭시 주입구형 부분 방전 검출 센서 | |
JP3664961B2 (ja) | 電磁シールド室システム | |
JP5025688B2 (ja) | マイクロ波無線システム | |
KR20150144949A (ko) | 송신안테나와 emp 방호시설 사이의 거리를 최적화한 emp 방호시설의 차폐효과 측정장치 | |
JP4633476B2 (ja) | 電磁シールド室システム | |
RU2749190C1 (ru) | Экранирующее устройство для уменьшения зон распространения побочного электромагнитного излучения и наводок | |
KR102387732B1 (ko) | 내부의 열화감시를 위한 마이크로 스트립 안테나가 장착된 함체 | |
JP2978718B2 (ja) | 電力ケーブルの普通接続部 | |
KR102561139B1 (ko) | 차폐 효과 측정 시스템 및 차폐 효과 측정 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211102 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20211102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230404 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7257865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |