JP7256731B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のポートを有し、いずれかのポートから入力された電力を、変換回路を介して他のポートから出力する電力変換装置に関する。
電力変換装置の中には次のように構成されたものがある。電力変換装置は、筐体に設置されている複数のポートと、それらの各ポートにそれぞれ電気的に接続されている複数の変換回路とを有する。そして、いずれかのポートから入力された電力を、変換回路を介して他のポートから出力する。そして、このような技術を示す文献としては、次の特許文献1がある。
国際公開2015/133201号公報
このような電力変換装置において、筐体にポートを3つ以上設けると共に、変換回路として、次に示す第1仕様の変換回路と第2仕様の変換回路とを設けた場合、次に示す問題が発生し得ることに、本発明者は着目した。
第1仕様は、使用時における負極電位が筐体電位に固定される仕様である。他方、第2仕様は、使用時における負極電位及び正極電位のいずれも筐体電位に固定されない仕様である。
第1仕様の変換回路には、ポートを介して第1仕様の外部回路が接続される。以下では、このように第1仕様の外部回路が第1仕様の変換回路に接続されてなる回路全体を、単に「第1仕様の回路」という。その第1仕様の回路においては、負極電位が筐体電位になるため、負極配線と筐体とが同電位になる。そのため、たとえノイズが発生しても、そのノイズは負極配線と筐体とを含む同電位の領域内で環状に流れるか、当該領域内から正極配線に流れ込み再び当該領域内に流れ込むノーマルモードノイズになる。よって、この第1仕様回路においては、たとえノイズが発生した場合にも、そのノイズは負極配線と正極配線とに分かれて並列に流れることにはなり難い。そのため、この第1仕様の回路には、コモンモードノイズは発生し難く、ノイズとしては主にノーマルモードノイズが発生する。
他方、第2仕様の変換回路には、ポートを介して第2仕様の外部回路が接続される。以下では、このように第2仕様の外部回路が第2仕様の変換回路に接続されてなる回路全体を、単に「第2仕様の回路」という。その第2仕様の回路においては、正極電位及び負極電位のいずれも筐体電位と異なるため、正極配線及び負極配線のいずれも筐体と同電位にはならない。そのため、例えば、第2仕様の回路から浮遊容量等を介して筐体に流れ込み再び筐体からアース配線等を介して第2仕様の回路に流れ込むノイズが発生した場合、そのノイズは筐体から、それとはそれぞれ電位の異なる負極配線と正極配線とに分かれて並列に流れ易い。そのため、第2仕様の回路には、コモンモードノイズが発生し易い。
なお、以上では、第1仕様及び第2仕様の各回路が、負極と正極とを有する直流回路の場合で説明したが、交流回路の場合においても同様である。
そして、筐体にポートを3つ以上設けた場合、スペースが不足するため、それら第1仕様の回路と、第2仕様の回路とが接近し易い。そのため、第1仕様側で発生したノーマルモードノイズが、静電結合や電磁結合等を介して第2仕様側に伝わったり、第2仕様側で発生したコモンモードノイズが、静電結合や電磁結合等を介して第1仕様側に伝わったりするおそれがある。それにより例えば、第1仕様側に対してまで、コモンモードノイズに対する対策が必要になるといった問題等が発生し得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ポートを3つ以上設けつつも、第1仕様側で発生したノーマルモードノイズを第2仕様側に伝わり難くすると共に、第2仕様側で発生したコモンモードノイズを第1仕様側に伝わり難くすることを、主たる目的とする。
本発明の電力変換装置は、筐体と、複数のポートと、複数の変換回路とを有する。複数の前記ポートは、前記筐体に設置されている。複数の前記変換回路は、前記ポート毎に設けられており、自身に対応する前記ポートにそれぞれ電気的に接続されている。そして、前記電力変換装置は、いずれかの前記ポートから入力された電力を、前記変換回路を介して他の前記ポートから出力する。
前記ポート及び前記変換回路は、それぞれ3つ以上ある。3つ以上の前記変換回路のうちの一部は、使用時における一方の電極電位が前記筐体の電位に固定される仕様としての第1仕様の変換回路である。前記第1仕様以外の前記変換回路は、使用時におけるいずれの電極電位も前記筐体の電位に固定されない仕様としての第2仕様の変換回路である。
以下では、前記第1仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第1仕様用のポートとし、前記第2仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第2仕様用のポートとする。
前記筐体の所定方向側の外面である第1外面に、全ての前記第1仕様用のポートが設置されている。そして、前記筐体の前記所定方向とは反対方向側の外面である第2外面に、全ての前記第2仕様用のポートが設置されている。
本発明によれば、筐体の第1外面に、全ての第1仕様用のポートが設置され、その第1外面とは反対側の第2外面に、全ての第2仕様用のポートが設置されているため、第1仕様用のポートと第2仕様用のポートとの間隔を確保し易くなる。
そのため、電力変換装置内においては、第1仕様の変換回路と、第2仕様の変換回路との間隔を確保し易くなる。また、電力変換装置外においては、第1仕様用のポートに接続される第1仕様の外部回路と、第2仕様用のポートに接続される第2仕様の外部回路との間隔を確保し易くなる。そのため、第1仕様側及び第2仕様側の各方で発生したノイズを、他方に伝わり難くすることができる。
以上により、ポートを3つ以上設けつつも、第1仕様側で発生したノーマルモードノイズを第2仕様側に伝わり難くすると共に、第2仕様側で発生したコモンモードノイズを第1仕様側に伝わり難くすることができる。
第1実施形態の電力変換装置を示す平面図 図1に示すII-II線の断面図
次に本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の電力変換装置100を示す平面図である。電力変換装置100は、車両に搭載されている。電力変換装置100は、筐体60と、第1~第4の各ポート10,20,30,40と、第1~第4の各変換回路13,23,33,43と、第1~第4の各コイル17,27,37,47と、トランスコア50とを有する。
図2は、図1に示すII-II線の断面を示す断面図である。筐体60内には、第1基板81と第2基板89とが平行に搭載されている。以下では、図に合わせて、第1基板81及び第2基板89の厚さ方向一方を「上方D5」とし、厚さ方向他方を「下方D6」とし、それら上下方向に直交する方向を「水平方向」として説明する。ただし、電力変換装置100は、以下でいう「上方D5」を「下方」にして設置することも、以下でいう「水平方向」を、上下方向にして設置することもできる。
図2に示すように、筐体60は、筐体本体60aと上蓋(図示略)と下蓋(図示略)とを有する。筐体本体60aは、上下中間部に水平方向に延びる中央壁部74を有する。そして、筐体60内における中央壁部74よりも上方D5には、上方D5に開口した第1凹部71が形成され、筐体60内における中央壁部74よりも下方D6には、下方D6に開口した第2凹部79が形成されている。トランスコア50及び第1基板81は、第1凹部71内に設置され、第2基板89は、第2凹部79内に設置されている。上蓋は、筐体本体60aの上端部に取り付けられ、下蓋は、筐体本体60aの下端部に取り付けられる。
中央壁部74には、収納部75と冷媒流路76とが形成されている。収納部75は、中央壁部74の下面から上方D5に凹む凹部である。この収納部75に、電力変換装置100の構成要素の一部が収納されている。具体的には、第4変換回路43の一部を構成する平滑コンデンサ45が、この収納部75に収納されている。冷媒流路76は、各変換回路13,23,33,43を冷却する冷媒を流す流路である。
図1に示すように、以下では、一水平方向(図では左)を「第1方向D1」とし、第1方向D1の反対方向(図では右)を「第2方向D2」とし、第1方向D1及び第2方向D2に直交する一水平方向(図では前)を「第3方向D3」とし、第3方向D3の反対方向(図では後)を「第4方向D4」とする。そして、筐体本体60aの第1方向D1側の外面を「第1外面61」とし、筐体本体60aの第2方向D2側の外面を「第2外面62」とし、筐体本体60aの第3方向D3側の外面を「第3外面63」とし、筐体本体60aの第4方向D4側の外面を「第4外面64」とする。
詳しくは、筐体60は、筐体本体60aに上蓋と下蓋とが取り付けられている状態においては、6つの外面を有する略直方体の形状をしている。それら6つの外面のうちの最も離れ合っている2つの外面が、上記の第1外面61及び第2外面62である。そして、第1外面61の所定の一辺と第2外面62の所定の一辺とを連結する面が、上記の第3外面63であり、第1外面61の他の一辺と第2外面62の他の一辺とを連結する面が上記の第4外面64である。
第1外面61に、第1ポート10が設置され、第2外面62に、第2~第4の各ポート20,30,40が設置されている。そして、第3外面63に、電力変換装置100に対する指令信号を入力するための信号ポート70が設置されている。
第1基板81には、上下方向に貫通した複数の基板孔81aが形成されている。各コイル17,27,37,47は、その基板孔81aの1つを周囲から巻回する形で、第1基板81に搭載されている。それらの基板孔81aにトランスコア50の複数の脚部が挿通することにより、図2に示すように、第1~第4の各コイル17,27,37,47がそれぞれトランスコア50を巻回した状態で、第1基板81及びトランスコア50が設置されている。
そして、いずれかのコイル17,27,37,47に電流が流れると、その電流によりトランスコア50に磁束が発生する。その電流が交流である場合、トランスコア50に発生する磁束が変化し、その磁束変化により、各コイル17,27,37,47に誘導起電圧が発生する。このようにして、コイル17,27,37,47どうしの間で、磁気結合により交流電力を伝達する。その伝達に伴い、交流電力が、コイル17,27,37,47の巻き数比や磁気結合度等に応じて変圧される。
次に第1ポート10とそれに電気的に接続される各回路について説明する。図2に示すように、第1ポート10には、所定の低圧回路110が電気的に接続される。低圧回路110は、鉛電池等の低圧の電源(図示略)を有すると共に、種々の車載電気機器等の負荷113を有する直流回路である。
第1変換回路13は、第1基板81に搭載されており、第1ポート10と第1コイル17とに電気的に接続されている。そして、低圧回路110から第1ポート10に直流電力が入力される際には、第1変換回路13は、その直流電力を所定周波数の交流電力に変換して、第1コイル17に給電する。他方、第1ポート10から低圧回路110に直流電力を出力する際には、第1変換回路13は、第1コイル17から給電される所定周波数の交流電力を直流電力に変換して、第1ポート10に給電する。
具体的には、図1に示すように、この第1変換回路13は、4つの半導体スイッチ14を有するインバータ回路であり、それら4つの半導体スイッチ14を制御することにより、第1ポート10側で使用される直流と、第1コイル17側で使用される所定周波数の交流との間で、適宜双方向に変換を行う。
図2に示すように、以下では、車体の電位を「ボディ電位Vg」とする。筐体60は、車体に当接することにより、車体と同電位に、すなわちボディ電位Vgになっている。また以下では、低圧回路110が第1ポート10を介して第1変換回路13に接続されてなる回路全体を、「第1ポート回路C1」とする。
低圧回路110の負極配線112は、車体に電気的に接続され、第1変換回路13の負極配線12は、筐体60に電気的に接続されている。よって、これら低圧回路110及び第1変換回路13からなる第1ポート回路C1の負極電位は、ボディ電位Vgに固定される。以下では、各回路において、このように使用時における一方の電極電位がボディ電位Vgに固定される仕様を「第1仕様」という。よって、第1ポート回路C1、並びにその構成要素である低圧回路110及び第1変換回路13は、いずれも第1仕様の回路である。低圧回路110の正極配線111は、第1ポート10を介して第1変換回路13の正極配線11に接続される。
この第1ポート回路C1は、その負極電位がボディ電位Vgになるため、負極配線112,12と筐体60と車体が同電位(Vg)になる。そのため、ノイズNが発生しても、そのノイズNは負極配線112,12と筐体60と車体とからなる同電位の領域内で環状に流れるか、当該領域内から正極配線111,11に流れ込み再び当該領域内に流れ込むノーマルモードノイズN1になる。
よって、この第1ポート回路C1においては、ノイズNが発生した場合にも、そのノイズNは負極配線112,12と正極配線111,11とに分かれて並列に流れることにはなり難い。そのため、この第1ポート回路C1には、コモンモードノイズN2は発生し難く、ノイズNとしては主にノーマルモードノイズN1が発生する。そのため、この第1ポート回路C1については、例えば、低圧回路110や第1変換回路13にノーマルモードノイズフィルタが設置される等の措置がなされている。
次に第2ポート20とそれに電気的に接続される各回路について説明する。図2に示すように、第2ポート20には、所定の高圧回路120が電気的に接続される。高圧回路120は、リチウム電池等の高圧の電源を有すると共に、タイヤを回転させる回転電機を駆動するインバータ等の負荷123を有する直流回路である。
第2変換回路23は、第1基板81に搭載されており、第2ポート20と第2コイル27とに電気的に接続されている。図1に示すように、この第2変換回路23も、第1変換回路13と同様に、4つの半導体スイッチ24を有するインバータ回路であり、それら4つの半導体スイッチ24を制御することにより、第2ポート20側で使用される直流と、第2コイル27側で使用される所定周波数の交流との間で、適宜双方向に変換を行う。
図2に示すように、高圧回路120の負極配線122は、第2ポート20を介して第2変換回路23の負極配線22に電気的に接続され、高圧回路120の正極配線121は、第2ポート20を介して第2変換回路23の正極配線21に電気的に接続される。以下では、このように高圧回路120が第2ポート20を介して第2変換回路23に接続されてなる回路全体を、「第2ポート回路C2」という。
高圧回路120は、使用時における負極と正極との中間電位部分が、アース配線126を介して車体に電気的に接続されている。そのため、第2ポート回路C2は、上記の中間電位がボディ電位Vgに固定され、負極電位及び正極電位のいずれもボディ電位Vgに固定されない。以下では、各回路において、このように使用時におけるいずれの電極電位もボディ電位Vgに固定されない仕様を「第2仕様」という。よって、この第2ポート回路C2、並びにその構成要素である高圧回路120及び第2変換回路23は、いずれも第2仕様の回路である。
この第2ポート回路C2は、その正極配線121,21及び負極配線122,22のいずれもボディ電位Vgにはならない。そのため、例えば、第2ポート回路C2から浮遊容量Fc等を介して筐体60に流れ込み再び筐体60からアース配線126を介して第2ポート回路C2に流れ込むノイズNが発生した場合、そのノイズNは筐体60から、それとはそれぞれ電位が異なる負極配線122,22と正極配線121,21とに分かれて並列に流れ易い。そのため、第2ポート回路C2には、コモンモードノイズN2が発生し易い。そのため、この第2ポート回路C2については、例えば、高圧回路120や第2変換回路23にコモンモードノイズフィルタが設置される等の措置がなされている。
次に第3ポート30とそれに電気的に接続される各回路について説明する。図1に示すように、第3ポート30には、上記の高圧回路120とは別の別高圧回路130が電気的に接続される。別高圧回路130は、例えば、顧客がオプションで車両に追加する回路であり、具体的には、各種触媒やハンドル等を温めるためのヒータ等の負荷や、各種オプションの計器等の負荷や、ソーラパネル等の電源や、ブースタバッテリ等の電源を有する回路である。
第3変換回路33は、第1基板81に搭載されており、第3ポート30と第3コイル37とに電気的に接続されている。この第3変換回路33も、第1変換回路13や第2変換回路23と同様に、4つの半導体スイッチ34を有するインバータ回路であり、それら4つの半導体スイッチ34を制御することにより、第3ポート30側で使用される直流と、第3コイル37側で使用される所定周波数の交流との間で、適宜双方向に変換を行う。
別高圧回路130の負極配線132は、第3ポート30を介して第3変換回路33の負極配線32に電気的に接続され、別高圧回路130の正極配線131は、第3ポート30を介して第3変換回路33の正極配線31に電気的に接続される。以下では、このように別高圧回路130が第3ポート30を介して第3変換回路33に接続されてなる回路全体を、「第3ポート回路C3」という。
この第3ポート回路C3も、第2ポート回路C2と同様に、第2仕様の回路である。よって、この第3ポート回路C3にも、第2ポート回路C2と同様に、コモンモードノイズN2が発生し易い。そのため、この第3ポート回路C3については、例えば、別高圧回路130や第3変換回路33にコモンモードノイズフィルタが設置される等の措置がなされている。
次に第4ポート40とそれに電気的に接続される各回路について説明する。図1に示すように、第4ポート40には、所定の給電回路140が電気的に接続される。その給電回路140は、低圧回路110や高圧回路120や別高圧回路130等の電源を充電するための交流回路である。
図2に示すように、第4変換回路43は、第1基板81及び第2基板89に跨って搭載されており、第4ポート40と第4コイル47とに電気的に接続されている。この第4変換回路43は、第4ポート40から給電される交流電力(例えば50又は60ヘルツ)を、上記の所定周波数の交流電力(例えば数百キロヘルツ)に一方向的に変換して、第4コイル47に給電する。具体的には、この第4変換回路43は、第2基板89に搭載されているAC-DC変換回路43aと、第1基板81に搭載されているDC-AC変換回路43bとを有する。
AC-DC変換回路43aは、第4ポート40から給電される交流を直流に一方向的に変換してDC-AC変換回路43bに給電する回路である。このAC-DC変換回路43aは、例えば、4つの半導体スイッチを備えたインバータであってもよいし、4つのダイオードを備えた整流回路であってもよいし、それらの中間的な構成、すなわち半導体スイッチとダイオードとを2つずつ備えた整流回路であってもよい。このAC-DC変換回路43aは、平滑コンデンサ45を備える。その平滑コンデンサ45は、上記のとおり収納部75に収納されている。そして、このAC-DC変換回路43aの上方D5には、下面がこのAC-DC変換回路43aに当接すると共に上面が中央壁部74に当接する放熱部材94が設置されている。
DC-AC変換回路43bは、AC-DC変換回路43aから給電される直流を所定周波数の交流に一方向的に変換して、第4コイル47に給電する回路である。このDC-AC変換回路43bは、図1に示すように、4つの半導体スイッチ44を備えたインバータである。
図1に示すように、給電回路140の一方の電極配線142は、第4ポート40を介して第4変換回路43の一方の電極配線42に電気的に接続され、給電回路140の他方の電極配線141は、第4ポート40を介して第4変換回路43の他方の電極配線41に電気的に接続される。以下では、このように給電回路140が第4ポート40を介して第4変換回路43に接続されてなる回路全体を、「第4ポート回路C4」という。
この第4ポート回路C4も、第2ポート回路C2や第3ポート回路C3と同様に、第2仕様の回路である。よって、この第4ポート回路C4にも、第2ポート回路C2や第3ポート回路C3と同様に、コモンモードノイズN2が発生し易い。そのため、この第4ポート回路C4については、例えば、給電回路140や第4変換回路43にコモンモードノイズフィルタが設置される等の措置がなされている。
以下では、第1仕様の変換回路13に電気的に接続されているポート、すなわち第1ポート10を「第1仕様用のポート10」とし、第2仕様の変換回路23,33,43に電気的に接続されているポート、すなわち第2~第4の各ポート20,30,40を「第2仕様用のポート20,30,40」とする。以上の通り、第1外面61に、全ての第1仕様用のポート10が設置されており、第2外面62に、全ての第2仕様用のポート20,30,40が設置されている。
次に、各ポートの電圧について説明する。以下では、低圧回路110、高圧回路120、別高圧回路130及び給電回路140を、「外部回路」とする。そして、各ポート10,20,30,40について、当該ポートに電気的に接続されている外部回路110,120,130,140から当該ポートに印加される電圧の最大値、及び当該ポートから当該外部回路に印加する電圧の最大値、のうちの大きい方を「最大電圧」とする。
すなわち、例えば、第1ポート10についていえば、低圧回路110から第1ポート10に印加される電圧の最大値、及び第1ポート10から低圧回路110に印加する電圧の最大値、のうちの大きい方を、第1ポート10の最大電圧とする。なお、第4ポート40についていえば、給電回路140から第4ポート40に印加される電圧の実効値の最大値、及び第4ポート40から給電回路140に印加する電圧の実効値の最大値、のうちの大きい方を、第4ポート40の最大電圧とする。
第1ポート10は、上記の最大電圧が60V未満である。他方、第2~第4の各ポート20,30,40は、上記の最大電圧が60V以上である。よって、第1外面61には、最大電圧が60V未満の全てのポート10が設置され、第2外面62には、最大電圧が60V以上の全てのポート20,30,40が設置されている。
次に、収納部75、冷媒流路76及び各変換回路13,23,33,43の配置について説明する。図1に示すように、平面視で収納部75と重ならない位置に、冷媒流路76が形成されている。平面視で収納部75と重なる位置には、スペース上、冷媒流路76を形成することができないからである。
そして、平面視で収納部75と重なる位置に、第1変換回路13が設置され、平面視で冷媒流路76と重なる位置に、第2~第4の各変換回路23,33,43が設置されている。詳しくは、平面視で収納部75と重なる位置に、第1変換回路13の半導体スイッチ14が設置されており、平面視で冷媒流路76と重なる位置に、第2~第4の各変換回路23,33,43の半導体スイッチ24,34,44が設置されている。
以下では、各ポート10,20,30,40について、当該ポートに電気的に接続される外部回路110,120,130,140から当該ポートに入力される電力の最大値、及び当該ポートから当該外部回路に出力する電力の最大値、のうちの大きい方を「最大電力」とする。すなわち、例えば、第1ポート10についていえば、低圧回路110から第1ポート10に入力される電力の最大値、及び第1ポート10から低圧回路110に出力する電力の最大値、のうちの大きい方を、第1ポート10の最大電力とする。
第1ポート10は、第1~第4のポート20,30,40の中で、上記の最大電力が最も小さい。その第1ポート10に電気的に接続されている第1変換回路13が、上記のとおり、平面視で収納部75と重なる位置に設置されている。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。筐体60の第1外面61に、全ての第1仕様用のポート10が設置され、その第1外面61とは反対側の第2外面62に、全ての第2仕様用のポート20,30,40が設置される。そのため、第1仕様用のポート10と第2仕様用のポート20,30,40との間隔を確保し易くなる。
そのため、電力変換装置100の内部においては、第1仕様の変換回路13と、第2仕様の変換回路23,33,43との間隔を確保し易くなる。また、電力変換装置100の外部においては、第1仕様の外部回路110と第2仕様の外部回路120,130,140との間隔を確保し易くなる。そのため、第1仕様の回路C1及び第2仕様の回路C2,C3,C4の各方で発生したノイズN1,N2を、他方に伝わり難くすることができる。
以上により、ポート10,20,30,40を4つ以上設けつつも、第1仕様の回路C1で発生したノーマルモードノイズN1を第2仕様の回路C2,C3,C4に伝わり難くすると共に、第2仕様の回路C2,C3,C4で発生したコモンモードノイズN2を第1仕様の回路C1に伝わり難くすることができる。そのため、例えば、第1仕様の回路C1について、ノーマルモードノイズに対する措置のみを行い、コモンモードノイズに対する措置は行わないといったこと等が可能になる。
また、次の効果も得られる。第1仕様の回路C1では、上記のとおりコモンモードノイズN2が発生し難くなる。しかし、一方の電極電位(例えば負極電位)をボディ電位Vgにするため、他方の電極電位(例えば正極電位)とボディ電位Vgとの電位差が大きくなってしまう。
他方、第2仕様用の回路C2,C3,C4では、上記のとおり、コモンモードノイズN2が発生し易くなってしまう。しかし、一方の電極電位ではなく、一方の電極電位と他方の電極電位との間の中間電位をボディ電位Vgにすることができるため、一方の電極電位をボディ電位Vgにする場合に比べて、他方の電極電位とボディ電位Vgとの電位差を小さく抑えることができる。そのため、絶縁性をより確保し易くなる。
その点、本実施形態では、上記の最大電圧が60V未満に対応する回路C1については第1仕様にし、上記の最大電圧が60V以上に対応する回路C2,C3,C4については第2仕様にしている。それにより、電力変換装置100全体において、コモンモードノイズN2の発生を極力抑えると共に、絶縁性を確保することができる。
また、別の視点から見れば、次の効果が得られる。第1外面61に、上記の最大電圧が60V未満の全てのポート10が設置され、第2外面62に、上記の最大電圧が60V以上の全てのポート20,30,40が設置されている。そのため、第1外面61側に、ノイズNとして主にノーマルモードノイズN1が発生する回路C1を集め、第2外面62側に、ノイズNとして主にコモンモードノイズN2が発生する回路C2,C3,C4を集めやすくなる。
また、第1仕様のポート10が設置される第1外面61と、第2仕様のポート20,30,40が設置される第2外面62とを、筐体60が有する6つの外面のうちの最も離れ合っている2つの外面にしているため、第1仕様のポート10と第2仕様のポート20,30,40との間隔を、効率的に確保することができる。
また、信号ポート70は、第1外面61と第2外面62との間の第3外面63に設けられているため、指令信号は、第1仕様の回路C1で発生するノーマルモードノイズN1及び第2仕様の回路C2,C3,C4で発生するコモンモードノイズN2のいずれの影響も受け難くなる。
また、次の効果も得られる。本実施形態のように第2仕様用のポート20,30,40が3つもある場合には、それらの設置スペースが不足するので、通常ならそれらを離間させて配置しがちである。それを敢えて、1つの第2外面62に、それら3つの第2仕様用のポート20,30,40を配置することにより、このようなスペースが不足しがちな構成おいても、ノーマルモードノイズN1とコモンモードノイズN2とを交わり難くすることができる。
また、次の効果も得られる。平面視で収納部75と重なる位置には冷媒流路76が設置されていないため、平面視で収納部75と重なる位置では、冷却効率が下がってしまう。しかしながら、全ての変換回路13,23,33,43を、この平面視で収納部75と重なる位置を避けて設置した場合には、電力変換装置100の体格が大きくなってしまう。その点、ここでは、発熱量が小さくなりがちな、第1仕様の一の変換回路13を平面視で収納部75と重なる位置に設け、それ以外の変換回路23,33,43を平面視で冷媒流路76と重なる位置に設けている。そのため、電力変換装置100の体格が大きくなるのを回避しつつも、電力変換装置100全体を、バランスよく冷却することができる。
また、次の効果も得られる。最大電力が最も小さいポートである第1ポート10に接続されている第1変換回路13は、発熱量が小さくなりがちである。その第1変換回路13を、平面視で収納部75と重なる位置に配置することにより、効率的に、発熱量が小さくなりがちな変換回路13を、冷却効率が低い位置に配置することができる。
また、次の効果も得られる。冷媒流路76と重なる位置に配される変換回路23,33,43の各構成要素の中でも、半導体スイッチ24,34,44がより発熱し易い。その点、それら半導体スイッチ24,34,44を平面視で冷媒流路76と重なる位置に配置しているため、より効率的にそれらの変換回路23,33,43を冷却することができる。他方、比較的発熱量が小さくなりがちな第1変換回路13の半導体スイッチ14については、平面視で収納部75と重なる位置に配置しているため、スペースを節約することができる。
[他の実施形態]
以上の実施形態は、次のように変更して実施できる。例えば、電力変換装置100を、車両以外の乗り物や固定物に搭載してもよい。また例えば、第1~第4の各ポート10,20,30,40に、上記の低圧回路110や高圧回路120や別高圧回路130や給電回路140以外の回路を電気的に接続してもよい。また例えば、第1~第3のいずれかのポート10,20,30を出力専用にして、それに対応する変換回路13,23,33を、コイル17,27,37から給電される交流を直流に一方向的に変換する整流回路にしてもよい。
また例えば、電力変換装置100は、第1仕様用のポート10を1つのみではなく、2つ以上有していてもよい。また、電力変換装置100は、第2仕様用のポート20,30,40を3つではなく、1つ又は2つのみ有していてもよいし、4つ以上有していてもよい。ただし、本発明の主たる効果をより顕著に発揮できる点では、ポートを4つ以上有し、第1外面61及び第2外面62のうちの少なくともいずれか一方に、3つ以上のポートが設置されていることが好ましい。なお、このようにポート10,20,30,40の数を変更する場合には、むろん、それに合わせて、変換回路13,23,33,43の数及びコイル17,27,37,47の数も変更する。
また例えば、収納部75に、平滑コンデンサ45に加えて、又は平滑コンデンサ45に代えて、インダクタ等を収納してもよい。
10…第1ポート、13…第1変換回路、20…第2ポート、23…第2変換回路、30…第3ポート、33…第3変換回路、40…第4ポート、43…第4変換回路、60…筐体、61…第1外面、62…第2外面、100…電力変換装置、D1…第1方向、D2…第2方向。

Claims (9)

  1. 筐体(60)と、前記筐体に設置されている複数のポート(10,20,30,40)と、前記ポート毎に設けられており、自身に対応する前記ポートにそれぞれ電気的に接続されている複数の変換回路(13,23,33,43)とを有し、いずれかの前記ポートから入力された電力を、前記変換回路を介して他の前記ポートから出力する電力変換装置(100)において、
    前記ポート及び前記変換回路は、それぞれ3つ以上あり、
    3つ以上の前記変換回路のうちの一部は、使用時における一方の電極電位が前記筐体の電位(Vg)に固定される仕様としての第1仕様の変換回路(13)であり、前記第1仕様以外の前記変換回路は、使用時におけるいずれの電極電位も前記筐体の電位に固定されない仕様としての第2仕様の変換回路(23,33,43)であり、
    前記第1仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第1仕様用のポート(10)とし、前記第2仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第2仕様用のポート(20,30,40)として、
    前記筐体の所定方向(D1)側の外面である第1外面(61)に、全ての前記第1仕様用のポートが設置されており、前記筐体の前記所定方向とは反対方向(D2)側の外面である第2外面(62)に、全ての前記第2仕様用のポートが設置されており
    前記筐体の外面のうち前記第1外面の一辺と前記第2外面の一辺とを連結する面を第3外面(63)として、前記第3外面に、前記電力変換装置に対する指令信号を入力するための信号ポート(70)が設置されている、
    電力変換装置。
  2. 前記電力変換装置の外部にある回路を外部回路(110,120,130,140)とし、各前記ポートについて、当該ポートに電気的に接続される前記外部回路から当該ポートに印加される電圧の最大値、及び当該ポートから当該外部回路に印加する電圧の最大値、のうちの大きい方を最大電圧として、
    前記第1外面に、全ての前記第1仕様用のポートとして、前記最大電圧が60V未満の全ての前記ポートが設置されており、前記第2外面に、全ての前記第2仕様用のポートとして、前記最大電圧が60V以上の全ての前記ポートが設置されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記筐体は、6つの外面を有する略直方体の形状をしており、前記第1外面と前記第2外面とは、前記6つの外面のうちの最も離れ合っている2つの外面である、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記ポート及び前記変換回路は、それぞれ4つ以上あり、前記第1外面及び前記第2外面のうちの少なくともいずれか一方に、3つ以上の前記ポートが設置されている、請求項1~のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記筐体内に、前記電力変換装置の構成要素の一部を収納する収納部(75)が形成されると共に、所定方向(D6)に見た平面視で前記収納部と重ならない位置に、前記変換回路を冷却する冷媒を流す冷媒流路(76)が形成されており、
    前記第1外面に設置されている前記ポートの1つである所定ポート(10)に電気的に接続されている1つの前記変換回路を、所定変換回路(13)として、
    前記平面視で前記収納部と重なる位置に、前記所定変換回路が設置されており、前記平面視で前記冷媒流路と重なる位置に、前記所定変換回路以外の各前記変換回路(23,33,43)が設置されている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 筐体(60)と、前記筐体に設置されている複数のポート(10,20,30,40)と、前記ポート毎に設けられており、自身に対応する前記ポートにそれぞれ電気的に接続されている複数の変換回路(13,23,33,43)とを有し、いずれかの前記ポートから入力された電力を、前記変換回路を介して他の前記ポートから出力する電力変換装置(100)において、
    前記ポート及び前記変換回路は、それぞれ3つ以上あり、
    3つ以上の前記変換回路のうちの一部は、使用時における一方の電極電位が前記筐体の電位(Vg)に固定される仕様としての第1仕様の変換回路(13)であり、前記第1仕様以外の前記変換回路は、使用時におけるいずれの電極電位も前記筐体の電位に固定されない仕様としての第2仕様の変換回路(23,33,43)であり、
    前記第1仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第1仕様用のポート(10)とし、前記第2仕様の変換回路に電気的に接続されている前記ポートを第2仕様用のポート(20,30,40)として、
    前記筐体の所定方向(D1)側の外面である第1外面(61)に、全ての前記第1仕様用のポートが設置されており、前記筐体の前記所定方向とは反対方向(D2)側の外面である第2外面(62)に、全ての前記第2仕様用のポートが設置されており、
    前記筐体内に、前記電力変換装置の構成要素の一部を収納する収納部(75)が形成されると共に、所定方向(D6)に見た平面視で前記収納部と重ならない位置に、前記変換回路を冷却する冷媒を流す冷媒流路(76)が形成されており、
    前記第1外面に設置されている前記ポートの1つである所定ポート(10)に電気的に接続されている1つの前記変換回路を、所定変換回路(13)として、
    前記平面視で前記収納部と重なる位置に、前記所定変換回路が設置されており、前記平面視で前記冷媒流路と重なる位置に、前記所定変換回路以外の各前記変換回路(23,33,43)が設置されている、
    電力変換装置。
  7. 前記電力変換装置の外部にある回路を外部回路(110,120,130,140)とし、各前記ポートについて、当該ポートに電気的に接続される前記外部回路から当該ポートに入力される電力の最大値、及び当該ポートから当該外部回路に出力する電力の最大値、のうちの大きい方を最大電力として、
    前記最大電力が最も小さい前記ポートが前記所定ポートである、請求項5又は6に記載の電力変換装置。
  8. 筐体(60)と、前記筐体に設置されている複数のポート(10,20,30,40)と、前記ポート毎に設けられており、自身に対応する前記ポートにそれぞれ電気的に接続されている複数の変換回路(13,23,33,43)とを有し、いずれかの前記ポートから入力された電力を、前記変換回路を介して他の前記ポートから出力する電力変換装置(100)において、
    前記ポート及び前記変換回路は、それぞれ3つ以上あり、
    前記筐体内に、前記電力変換装置の構成要素の一部を収納する収納部(75)が形成されると共に、所定方向(D6)に見た平面視で前記収納部と重ならない位置に、前記変換回路を冷却する冷媒を流す冷媒流路(76)が形成されており、
    前記電力変換装置の外部にある回路を外部回路(110,120,130,140)とし、各前記ポートについて、当該ポートに電気的に接続される前記外部回路から当該ポートに入力される電力の最大値、及び当該ポートから当該外部回路に出力する電力の最大値、のうちの大きい方を最大電力とし、前記最大電力が最も小さい前記ポート(10)に電気的に接続されている1つの前記変換回路を所定変換回路(13)として、
    前記平面視で前記収納部と重なる位置に、前記所定変換回路が設置されており、前記平面視で前記冷媒流路と重なる位置に、前記所定変換回路以外の各前記変換回路(23,33,43)が設置されている、
    電力変換装置。
  9. 各前記変換回路は、半導体スイッチ(14,24,34,44)を有し、
    前記平面視で前記収納部と重なる位置に、前記所定変換回路の半導体スイッチ(14)が設置されており、前記平面視で前記冷媒流路と重なる位置に、前記所定変換回路以外の各前記変換回路の半導体スイッチ(24,34,44)が設置されている、
    請求項5~8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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