JP7256575B1 - 遮蔽部材付複合シート - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の複合シートでは、前記複合シート相互の間の重ね代の部分に隙間が発生し、その隙間に日光や水を受けることになれば、前記複合シートが覆っている地面に種子が発芽して草木へと成長することになり、草木が成長すれば、前記複合シートを変形させて前記の隙間はさらに広くなるという問題があった。【解決手段】遮蔽部材付複合シート1は、二枚のシートの間に硬化性材料を内包させた略方形の複合シート10と、複合シート10の略方形の長さ方向に延びる両方の辺の近傍に設けられた遮蔽部材21、22とで構成されている。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、令和4年11月4日及び令和4年11月9日、日新興業株式会社で販売
本発明は、並べて敷設するに適した複数の硬化性材料を内包させた複合シートに関する。
近年の異常気象による台風やゲリラ豪雨の多発による山間部の斜面崩落や、道路盛土体、鉄道盛土体や河川堤防の決壊氾濫等、社会インフラの豪雨被災が相次いでいる。社会資本は一国の活力基盤であり、活発な経済活動や豊かで安全な生活がそのうえに築かれるものであるから、その充実と安全・維持管理は極めて重要である。豪雨被災ではブルーシートでの法面表層保護やフレコンバッグ、土嚢等による盛土体の応急修理が行われ、重宝されているが、あくまで、仮の復旧であり、長く安全に保護できるものではない。
法面、道路路体、側溝、河川堤防、護岸等の応急修理は、いかに早く安く有効に応急修理・仮復旧するかにあり、後日、本格的なコンクリート護岸工事をする本復旧予算を申請、事業決定し、恒久護岸補強工事を行うのが一般的であった。
また、従来の河川堤防や地山斜面の応急修理に使用されるブルーシートや土嚢袋は、ポリエチレンやポリエステル、ポリプロピレン等の繊維シートで構成され、盛土工事等の仮復旧工事等に広く活用されているが、あくまで仮復旧工事用であり、そのままでは長期間の使用に耐えられないものであった。早く本格復旧工事の着手が必要だが、近年予算が乏しいために、仮復旧のまま、長期間放置されることが増えており、シート素材の経年劣化による風化破損が問題となっている。
建設業界のインフラ形成の主要資材、生コンクリートやアスファルトは運搬時流動性ボリュームがあり、重たく特殊な運搬が必要で、形成固化強度発現にボリューム厚が必要なため、現場への運搬・施工に多大な労力を要する欠点がある。利点は長期間の耐久性・安定性である・一方、仮設に利用されるブルーシートや土嚢袋は運搬時には薄く柔軟性があり、現場で簡易に設置できる利点があるが、欠点は劣化しやすく耐久性が短くもろい。ブルーシートの素材は、ポリエチレンやポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂系繊維シートで構成され、斜面崩壊や盛土工事等の仮復旧工事、又、工事中の河川現場の流れからの分離仮堤防等、広く活用されているが、あくまで仮復旧工事であり、そのままでは長期間の使用に耐えられないものであった。早く本格復旧工事の着手が必要だが、近年予算が乏しいために、仮復旧のまま、長期間放置されることが増えており、繊維シートは経年劣化による風化破損に弱く、豪雨時の流木等の衝突等による破損にも弱く、耐久性が問題となっている。
本出願人においても、硬化性材料を内包させた複合シートとして実施できる特許文献1の発明を出願している。
前記の硬化性材料を内包させた複合シートは、原材料調達、製造設備の選定、運搬等の利便性のために所定の幅にすることが好ましいものであった。
このため、所定の広さの、山の自然の斜面若しくは、山や丘の一部を削るか土砂を盛り土して造成された法面(人工的な斜面)や表面(以下、地面と呼ぶ。)に前記の硬化性材料を内包させた複合シートを敷設する場合には、複数の前記硬化性材料を内包させた複合シートを並べて敷設する必要があった。
そして、複数の前記硬化性材料を内包させた複合シートを並べて敷設する場合には、前記の地面に対して隙間なく覆うために、前記硬化性材料を内包させた複合シートの相互に所定の幅の重ね代を設けて、重ね合わせて敷設する必要があった。
また、硬化性材料を内包させた複合シートを地面に貼り付けるためには、杭を用いて前記硬化性材料を内包させた複合シートに貫通させて地面に留める方法が用いられる。
そのため、この前記硬化性材料を内包させた複合シートの相互を、所定の幅に重ね合わせた重ね代の部分に前記の杭を打ち込むことで、効率良く相互の硬化性材料を内包させた複合シートを留めることができる。そのため、この前記硬化性材料を内包させた複合シート相互の重ね代については、杭で留めること可能であることを考慮する必要がある。
この重ね代については、もちろん広くできれば良いが、無駄に二重に敷設する箇所を増やすことにもなり経費の増加になることから、前記硬化性材料を内包させた複合シートの全体の幅から求められる経済的に効率の良い重ね代の幅にする必要があった。
特開2020-070608号公報
しかしながら、従来複数の硬化性材料を内包させた複合シートの相互に重ね代を設けて敷設する場合については、当初は重ね合わせ箇所があることで、地面を隙間なく覆うことが出来るが、複合シートは変化しなくても、雨や風等の自然環境に晒されることにより地面の形状が変化することが発生した。そのため前記複数の硬化性材料を内包させた複合シート相互の重ね合わせ部分について、隙間が生じることになった。前記隙間が発生すれば、さらに、雨や風等により地面の形状が変化して前記隙間が大きくなるという悪循環に陥るという問題があった。
特に前記硬化性材料を内包させた複合シートにおいては、前記複合シート全体が水分により硬化するため、当初の地面の形状に合わせた状態でその形状を維持することになり、経年変化した後の地面形状に合わなくなるので、前記複数の硬化性材料を内包させた複合シートの相互の間の重ね代の部分に隙間が発生し易いという問題があった。
もちろん、多数の杭を打つことにより、隙間の発生を少なくすることも可能であるが、杭は地面に留められているので、地面の表面の土砂が抉れた場合には、完全に隙間を防止することは出来なかった。そもそも、杭の数を増加させることは、杭を打つ工数及び杭の材料代が増加し、経済的ではないという問題があった。
また、複合シートの相互の間の重ね代の部分に隙間が発生すれば、地面に元からあった種子に日光や水を受けることができ、その種子が発芽して草木へと成長することになった。その上、複合シートの相互の間の重ね代の部分に隙間があれば外部から風に草木の種子が運ばれて地面に蒔かれることになり、草木が発生する可能性は大きくなった。さらに、草木が成長すれば、複合シートを変形させて前記の隙間はさらに広くなるという悪循環に陥るという問題もあった。そして、最悪の場合は、前記草木の成長により複合シートを破損させることにもなった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の遮蔽部材付複合シートは、二枚のシートの間に硬化性材料を内包させた略方形の複合シートと、前記略方形の複合シートの少なくとも略方形の一辺側の近傍に設けられた遮蔽部材とで構成されている。
第2発明の遮蔽部材付複合シートは、請求項1記載の発明において、前記略方形の複合シートは前記略方形の長さ方向の一辺の長さが幅方向の一辺の長さの2倍以上の長尺に形成されており、前記遮蔽部材は前記略方形の長さ方向に延びる少なくとも一辺の近傍に連続して遮蔽部材が設けられている。
第3発明の遮蔽部材付複合シートは、請求項2記載の発明において、前記遮蔽部材が前記複合シートと同様の柔軟性を備えている。
第4発明の遮蔽部材付複合シートは、請求項3記載の発明において、前記遮蔽部材が前記複合シートの前記略方形の長さ方向に延びる両方の辺の近傍に設けられている。
第5発明の遮蔽部材付複合シートは、請求項1から請求項4の何れか1項記載の発明において、前記遮蔽部材が設けられている前記略方形の一辺の近傍に重ね代を表示する印が表示されている。
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
複合シートを適切な個所に杭を打つことで敷設するに際し、適切な重ね代を保ちつつ、硬化性材料を内包させた複合シート相互の間の重ね代の部分に発生する可能性のある隙間を防止することができる。
本発明に係る第1の実施形態の遮蔽部材付複合シートの外観図である。 本発明に係る第1の実施形態の遮蔽部材付複合シートの図1の断面図である。 本発明に係る第1の実施形態の遮蔽部材付複合シートの図2の拡大図である。 本発明に係る第1の実施形態の遮蔽部材付複合シートの組立説明図である。 本発明に係る第1の実施形態の遮蔽部材付複合シートの敷設説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の遮蔽部材付複合シートの組立説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の遮蔽部材付複合シートの敷設説明図である。 本発明に係る第3の実施形態の遮蔽部材付複合シートの組立説明図である。 本発明に係る第3の実施形態の遮蔽部材付複合シートの敷設説明図である。 本発明に係る第4の実施形態の遮蔽部材付複合シートの組立説明図である。 本発明に係る第4の実施形態の遮蔽部材付複合シートの敷設説明図である。 本発明に係る第5の実施形態の遮蔽部材付複合シートの組立説明図である。 本発明に係る第5の実施形態の遮蔽部材付複合シートの敷設説明図である。
本発明に係る遮蔽部材付複合シートの実施の形態について図1乃至図13に基づき説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について、図1乃至図5に基づき説明する。まず、図1の斜視図を用いて本発明の遮蔽部材付複合シート1の外観を説明する。
図1において、遮蔽部材付複合シート1の概略の構成を説明する。図1において、遮蔽部材付複合シート1は、略方形の複合シート10と、複合シート10の長辺側の対向する両側面から張り出すように取り付けられた2枚(個)の遮蔽部材21、22から構成されている。また、複合シート10の表側(後述する上側シートの表面)には、重ね代を示す印である印11が表示されている。
複合シート10は、調達できる原材料の制限を考えなければ、長さ方向については、制限なく長尺に製造することが可能である。ただ、運搬作業の利便性から、2~20m程度の単位としている。そして、長さ方向を連続して製造するとすれば、その幅については、製造機械やその原材料の制限が発生するため、本実施形態では0.5~2m程度の範囲で、好ましくは0.6mで実施している。
遮蔽部材付複合シート1の構造を説明するために、図1のA-A断面の図2と、図2の丸で囲んだBの部分の拡大図である図3を用いて遮蔽部材付複合シート1の構造を説明する。図2においては、複合シート10の厚みは、複合シート10の幅方向に対して薄く形成されているので、複合シート10の断面構造を説明するためには、微細になる。また、遮蔽部材付複合シート1については、図2において左右対称となるので、遮蔽部材付複合シート1の右端付近を適当に拡大して図示した図3を用いて遮蔽部材付複合シート1の内部構造について説明する。なお、説明において、左または右についての説明は、図に向かっての左または右のことである(以下、同様とする。)。
図3において、遮蔽部材付複合シート1の複合シート10は、通水性を有する上側シート12と、遮水性を有する下側シート13の間に、粉体または粒体若しは粉体と粒体の混合物で、水分を吸収すると硬化する、例えばセメント系材料と砂の混合物である硬化性材料14が内包されている。通水性を有する上側シートと遮水性を有する下側シートの間の端部を除く部分には、複合シート10の変形を防止するために波状に加工された網の補強部材15が設けられ、両側の端部には、前記硬化性材料を封入するために、所定の幅で複合シート10の厚みを保てる程度の厚みを有したフェルト材(自然繊維や化学繊維を圧縮して、シート状に加工されているもの。)の封止部材16が複合シート10の側面を塞ぐように接着剤やホットメルト等により接着されている。
なお、複合シート10の厚みについては、3~20mm、好ましくは5mmとしている。
複合シート10を長尺に製造すると、運送・運搬作業の利便性のために複合シート10は巻物状態にすることになる。そのため、複合シート10の端部に柔軟性を有したフェルト材の封止部材16を用いることにより、巻物状態においても、硬化性材料14の封入性能を維持できる。また、複合シート10の端部の封止部材16は、地面に敷設時においては、硬化せず柔軟性を有したままなので、封止部材16の部分については、複合シート10が硬化後の地面変形に対応することができる。
ただし、複合シート10は、硬化して地面を覆うことで、地面の変形を防止する必要があるので、封止部材16は所定の幅、本実施形態においては、10~30mm、好ましくは20mmとしている。なお、前記の封止部材16の幅については、後述する重ね代よりも少なくとも短く(狭く)する方が好ましい。硬化性材料14の部分に重ね代があることで、重ね代の部分で変形した状態で硬化し、遮蔽部材付複合シート1の形状を敷設当初の状態に維持させることができるからである。
また、複合シート10の通水性を有する上側シートの表面には、複合シート10の幅方向の端から、所定の幅の重ね代を表示するための印11(線や連続する複数の点の印。)が表示されている(図1及び図3参照)。重ね代を表示するための印11を設けることが、敷設時の作業が容易になるとともに、敷設後の品質を安定させることができる。重ね代については、複合シート10を地面に固定させるために杭を用いるので、杭の形状や太さとも関係するが、本実施形態においては、40~80mm、好ましくは50mmとしている。
なお、杭については、前記の封止部材16の箇所よりも内側に取り付けることが好ましいので、封止部材16の幅と、印11の位置については、関連させて設定する。
遮蔽部材21、22は、遮光性を有するように黒色に着色されたポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニルなどの合成樹脂のフィルムである。遮蔽部材21、22については後述するように、基本的には、複合シート10と地面の間になるように敷設するので、機械的強度については余り必要がないが、柔軟性を有すれば、黒色に着色された前述の合成樹脂のシートであっても良い。
なお、フィルムで良い理由としては、後述するが杭を打ち込む箇所に貼り付けられ。二重又は三重に重なるので、作業性の向上が図れることや、原材料費が低減できるからである。
本出願書類において前述の「シート」として呼ぶものは、英語の「sheet」のことであり、フィルムよりは厚いが、柔軟性を備えている平板の材料のこととして用いている。
また、前述のフィルムとして呼ぶものは、英語の「film」のことであり、合成樹脂などの高分子成分など薄い膜状に成形された材料で、厚みが250マイクロ(0.25mm)以下の材料のこととして用いている。
また、本出願書類において接合する方法として、「接着、溶着」と説明するものは、素材を変性劣化がし難い、熱溶着、超音波溶着、接着剤、溶射、ホットメルト接着シート等のこととして用いている。
図4(a)、(b)、(c)と図5(a)、(b)を用いて、遮蔽部材付複合シート1の製造方法及びその敷設方法について説明する。図4(a)、(b)、(c)と図5(a)、(b)については、図2の遮蔽部材付複合シート1のA-A断面図と同じ方向から見た図であるが、複合シート10の内部の図示については、図を簡潔明瞭にするため省略し、複合シート10の厚みと幅で構成される略方形の形状として図示している。
図4(a)については、複合シート10に遮蔽部材21、22を複合シート10の裏側(前述の下側シート13の表面)に接着又は溶着する状態について示した図である。図4における例としては、複合シート10の幅を600mmとし、遮蔽部材21、22の幅200mmで、複合シート10と同じ長さの長尺のフィルムである。そして、複合シート10の幅側(長さ方向に延びる側面)の両端から50mm被さるようにして接着又は溶着されていることを示している。また、接着又は溶着する箇所は、複合シート10の下側シートの左側の取付箇所31に遮蔽部材21を、右側の取付箇所32に遮蔽部材22を取り付けている。なお、取付箇所を図示する方法としては、2個の並列の矢印の間の範囲で、点線の枠で表している。(以下、同様に図示する。)。
図4(b)は、図4(a)の状態から、遮蔽部材21、22が接着又は溶着された後の状態であり、前述のように、複合シート10に遮蔽部材21、22を接着又は溶着していることにより、遮蔽部材付複合シート1としては、複合シート10の長さ方向に延びる側面(幅側)の両側から、150mm張り出していることになる。
図4(c)は、図4(b)の状態の遮蔽部材付複合シート1を地面に敷設するための準備として、図4(b)の左側の遮蔽部材21については、図4(b)の矢印と破線で示している様に、遮蔽部材21の張り出している部分を下方向に折り曲げ、複合シート10の下側シートに重ねるようにした後の図である。
なお、本実施形態においては、遮蔽部材21と遮蔽部材22を複合シート10の下側シートに接着又は溶着して取り付けるものとして説明しているが、複合シート10の下側シートを遮光性が有る材料にし、複合シート10の長さ方向に延びる両側面から、150mm張り出すようにして実施しても良い。
図5(a)は、図4(c)の状態にした遮蔽部材付複合シート1aを地面6の基準となる適当な個所に仮置きをする。さらに、図4(c)の状態にした遮蔽部材付複合シート1bを追加するために、基準として置いた遮蔽部材付複合シート1aに並べて敷設する方法について説明する図である。図5(a)における、遮蔽部材付複合シート1aは、地面6に敷設する場合の基準として最初に置く一枚となるので、遮蔽部材付複合シート1aの図5(a)における左側には、遮蔽部材付複合シート1を敷設する予定はないので、遮蔽部材21については、設けなくても良いが、2種類の遮蔽部材付複合シート1を作らなければならなくなり、区別することが面倒であることと、遮蔽部材付複合シート1aの図5(a)における左側の遮蔽効果も期待できることから、遮蔽部材21を設けている。なお、前述の内容を考慮しなければ、遮蔽部材21のない遮蔽部材付複合シートで実施しても良い。
図5(a)において、遮蔽部材付複合シート1aの上側シートには、図1や図3で示した様に重ね代の印11(印11の位置については、先端に三角形を付けた引き出し線で図示している。以下、同様に図示する。)が設けられているので、これを目印として、遮蔽部材付複合シート1bの左側の端を合わせて遮蔽部材付複合シート1aの上に遮蔽部材付複合シート1bを置く。
図5(b)は、図5(a)の状態から遮蔽部材付複合シート1aの図5(a)における右側に、重ね代の分重ね合わせて遮蔽部材付複合シート1bを置いた状態を示した図である。遮蔽部材付複合シート1a、1bについては、まだ硬化していないので、柔軟性があり、遮蔽部材付複合シート1bの図5(b)における左側の端部は遮蔽部材付複合シート1aの上に屈曲して乗り上げて変形し、乗り上げてない部分については地面6に沿うようにして置かれることになる。
さらに図5(b)において、遮蔽部材付複合シート1aの図5(b)における左側の重ね代を示す印11を目印として、印11と遮蔽部材付複合シート1aの図5(b)における左側の端の間の適当な個所、見栄え等を考慮すれば中間の位置に、杭40を地面6まで貫通して、杭40が地面6の固定されるようにして打ち込む。そして、遮蔽部材付複合シート1aと遮蔽部材付複合シート1bが重ね合わされた箇所についても、見栄え等を考慮して適当な位置に杭40を地面6まで貫通して、地面6に杭40が固定されるように打ち込む。なお、杭40については、固定を確実にするために固定板(ワッシャ)を同時に用いる方が好ましい。
杭40の遮蔽部材付複合シート1における長さ方向における杭40の打ち込み間隔(ピッチ)については、適当で良いが、0.5~1m程度が好ましい。
もちろん、打ち込み間隔を短くすれば、より頑強に地面6に固定することが出来るが作業工数と、杭40の材料費が増加することになる。そして、ある程度前記の打ち込み間隔広い場合で、遮蔽部材付複合シート1aと遮蔽部材付複合シート1bとの間に隙間が発生しても、遮蔽部材21、22があることで、隙間を防ぐことができ、地面6に対する遮蔽効果を得ることができる。
なお、2枚の遮蔽部材付複合シート1aと遮蔽部材付複合シート1bを敷設する方法を説明したが、3枚目以降の遮蔽部材付複合シート1c以降を敷設する場合については、これを繰り返して実施すれば良いので説明を省略する。
以上の敷設方法から、遮蔽部材付複合シート1bの遮蔽部材21が遮蔽部材付複合シート1bの下側で折り曲げられていることにより、遮蔽部材付複合シート1aと遮蔽部材付複合シート1bが重なった部分では、遮蔽部材付複合シート1bの遮蔽部材21が、遮蔽部材付複合シート1と遮蔽部材付複合シート1aの重なり部分に発生する恐れがある隙間を防ぎ、地面6に対する長期間の遮蔽効果を得ることができる。
また、遮蔽部材付複合シート1aの遮蔽部材22についてもこれだけで、発生する恐れがある隙間に対する地面6に対する遮蔽効果を有している。その上、遮蔽部材付複合シート1aの幅150mmの遮蔽部材22には、遮蔽部材付複合シート1bの折り曲げられた遮蔽部材21は幅が約100mm重なることになる。そして、遮蔽部材21、22は合成樹脂のフィルムであることから、太陽熱に晒されるなどの経年変化により溶着し易くなる。また、遮蔽部材21、22は合成樹脂のフィルムであることから帯電により両方が吸着する効果があり、より隙間を塞ぐ効果に優れ、地面6に対する遮蔽効果がさらに得られることになる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の遮蔽部材付複合シート2について、図6と図7に基づき説明する。遮蔽部材付複合シート2の複合シート10と遮蔽部材22の構造や原材料については、遮蔽部材付複合シート1と同様であり、同一の符号を附して説明を省略する。遮蔽部材付複合シート2については、遮蔽部材付複合シート1における一方の遮蔽部材22だけが取り付けられている場合である。
図6(a)は複合シート10の取付箇所32に遮蔽部材22を接着又は溶着する状態を説明している。図6(a)の複合シート10の下側シートに遮蔽部材22が接着又は溶着された後の状態が図6(b)になる。
なお、本実施形態においては、遮蔽部材22を複合シート10の下側シートに接着又は溶着して取り付けるものとして説明しているが、複合シート10の下側シートを遮光性が有る材料にし、複合シート10の長さ方向に延びる右側面から、150mm張り出すようにして実施しても良い。
図7(a)は、図6(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート2aを地面6の基準となる適当な個所に仮置きをする。さらに、図6(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート2bを追加するために、基準として置いた遮蔽部材付複合シート2aに並べて敷設する方法について説明する図である。
図7(a)において、遮蔽部材付複合シート2aの上側シートには、第1の実施形態と同様に、印11が設けられているので、これを目印として、遮蔽部材付複合シート2bの図7(a)における左側の端を合わせて遮蔽部材付複合シート2aの上に遮蔽部材付複合シート2bを置く。
図7(b)は、図7(a)の状態から遮蔽部材付複合シート2aの図7(a)における右側に、重ね代の分重ね合わせて遮蔽部材付複合シート2bを置いた状態を示した図である。遮蔽部材付複合シート2a、2bについては、まだ硬化していないので、柔軟性があり、遮蔽部材付複合シート2bの図7(b)における左側の端部は遮蔽部材付複合シート2aの上に屈曲して乗り上げて変形し、乗り上げてない部分については地面6に沿うようにして置かれることになる。
杭40や杭40を打ち込む方法等についての説明は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を附して説明を省略する。
以上から、第2の実施形態においては、図7(a)で、遮蔽部材付複合シート2aが第1の実施形態の遮蔽部材付複合シート1同様に、図5(a)(b)から遮蔽部材21がない状態であり、図7(a)(b)において、遮蔽部材付複合シート2aと遮蔽部材付複合シート2bの重なりあった箇所については、遮蔽部材付複合シート2aの遮蔽部材22が地面6の表面を遮蔽部材付複合シート2bの下側で塞ぐことができるので、発生する恐れがある隙間からの地面6に対する長期間の遮蔽効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の遮蔽部材付複合シート3について、図8と図9に基づき説明する。遮蔽部材付複合シート3の複合シート10と遮蔽部材21の構造や原材料については、遮蔽部材付複合シート1と同様であり、同一の符号を附して説明を省略する。遮蔽部材付複合シート3については、遮蔽部材付複合シート1における一方の遮蔽部材21だけが取り付けられている場合である。
図8(a)は複合シート10の取付箇所31に遮蔽部材21を接着又は溶着する状態を説明している。図8(a)の複合シート10に遮蔽部材21が接着又は溶着された状態が図8(b)になる。
なお、本実施形態においては、遮蔽部材21を複合シート10の下側シートに接着又は溶着して取り付けるものとして説明しているが、複合シート10の下側シートを遮光性が有る材料にし、複合シート10の長さ方向に延びる左側面から、150mm張り出すようにして実施しても良い。
図8(c)は、図8(b)の状態の遮蔽部材付複合シート3を地面に敷設するための準備として、図8(b)の左側の遮蔽部材21については、図8(b)の矢印や破線でしめしている様に、遮蔽部材21の張り出している部分を下方向に折り曲げ、複合シート10の下側シートに重ねるようにした図である。
図9(a)は、図8(c)の状態にした遮蔽部材付複合シート3aを地面6の基準となる適当な個所に仮置きをする。さらに、図8(c)の状態にした遮蔽部材付複合シート3bを追加するために、基準として置いた遮蔽部材付複合シート3aに並べて敷設する方法について説明する図である。
図9(a)において、遮蔽部材付複合シート3aの上側シートには、第1の実施形態と同様に、印11が設けられているので、これを目印として、遮蔽部材付複合シート3bの図9(a)における左側の端を合わせて遮蔽部材付複合シート3aの上に遮蔽部材付複合シート3bを置く。
図9(b)は、図9(a)の状態から遮蔽部材付複合シート3aの図9(a)における右側に、重ね代の分重ね合わせて遮蔽部材付複合シート3bを置いた状態を示した図である。遮蔽部材付複合シート3a、3bについては、まだ硬化していないので、柔軟性があり、遮蔽部材付複合シート3bの図9(b)における左側の端部は遮蔽部材付複合シート3aの上に屈曲して乗り上げて変形し、乗り上げてない部分については地面6に沿うようにして置かれることになる。杭40や杭40を打ち込む方法等についての説明は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を附して説明を省略する。
以上から、第3の実施形態において、図9(a)(b)における遮蔽部材21だけであっても、第1の実施形態の図4(c)と同様に、遮蔽部材21の張り出している部分を下方向に折り曲げ、複合シート10の下側シートに重ねるようにするのみでも、図9(a)(b)のように、遮蔽部材付複合シート3bの遮蔽部材21が、遮蔽部材付複合シート3aの右側面に垂れ下がり、遮蔽部材付複合シート3aと、遮蔽部材付複合シート3bの重なり部分の隙間を柔軟性が有る遮蔽部材付複合シート3bの遮蔽部材21が塞ぐことができる。これにより、遮蔽部材付複合シート3bの遮蔽部材21は、発生する恐れがある隙間からの地面6に対する長期間の遮蔽効果を得ることができる。
なお、遮蔽部材21については柔軟性を有していることで、遮蔽部材付複合シート3aと遮蔽部材付複合シート3bの重なり部分の間に挟まれて発生する恐れのある隙間を塞ぐ効果を考えるならば、所定の厚みのウレタンやスポンジ等の弾性を有するものによっても実施することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の遮蔽部材付複合シート4について、図10と図11に基づき説明する。遮蔽部材付複合シート4の複合シート10の構造や原材料については、遮蔽部材付複合シート1と同様であり、同一の符号を附して説明を省略する。遮蔽部材付複合シート4については、遮蔽部材付複合シート1における遮蔽部材21の接着又は溶着位置である取付箇所31に取付箇所31と同じ広さの接着剤がシート状にされた遮蔽部材23と、遮蔽部材23の接着面を保護するための剥離紙(接着面保護紙)24が取り付けられている場合である。
取付箇所31と遮蔽部材23の広さについては、遮蔽部材付複合シート4の上側シートの所定の幅の重ね代を表示するための印11に対応する幅を基準とする広さとほぼ等しいものとなる。また、遮蔽部材23と剥離紙24の組み合わせについては、屋外用の両面テープを使用して実施しても良い。なお、剥離紙24については、遮蔽部材付複合シート4の運搬時と敷設時に接着力が低下しないためである。
図10(a)は複合シート10の取付箇所31に剥離紙24で下面を覆った遮蔽部材23を遮蔽部材23の接着機能により取付箇所31に取り付ける状態を説明している。図10(a)の複合シート10に剥離紙24で下面を覆った遮蔽部材23を取り付けた状態が図10(b)になる。
図11(a)は、図10(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート4aを地面6の基準となる適当な個所に仮置きをする。さらに、図10(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート4bを追加するために、基準として置いた遮蔽部材付複合シート4aに並べて敷設する方法について説明する図である。図10(a)における、遮蔽部材付複合シート4aは、地面6に敷設する場合の基準として最初に置く一枚となるので、遮蔽部材付複合シート4aの左側には、遮蔽部材付複合シート4を敷設する予定はないので、剥離紙24で下面を覆った遮蔽部材23を設けず複合シート10だけでも良いが、複合シート10と遮蔽部材付複合シート4の2種類を用意する必要があり、区別することが面倒であるので、1種類の遮蔽部材付複合シート4で敷設する内容としている。なお、前述の内容を考慮しなければ、基準の一枚は複合シート10とし、これ以降敷設するものは、遮蔽部材付複合シート4として実施しても良い
図11(a)において、遮蔽部材付複合シート4aの上側シートには、第1の実施形態と同様に印11が設けられているので、これを目印として、遮蔽部材付複合シート4bの図11(a)における左側の端を合わせて遮蔽部材付複合シート4aの上に遮蔽部材付複合シート4bを仮置きする。その後、遮蔽部材付複合シート4bの剥離紙24を剥がすことで、図11(b)のように、遮蔽部材付複合シート4aの上側シート右端の所定幅と、遮蔽部材付複合シート4bの下側シート左端の所定幅は接着される。
図11(b)は、図11(a)の状態から遮蔽部材付複合シート4aの図11(a)における右側に、重ね代の分重ね合わせて遮蔽部材付複合シート4bを置いて接着した状態を示した図である。遮蔽部材付複合シート4a、4bについては、まだ硬化していないので、柔軟性があり、遮蔽部材付複合シート4bの図11(b)における左側の端部は遮蔽部材付複合シート4aの上に屈曲して乗り上げて変形し、乗り上げてない部分については地面6に沿うようにして置かれることになる。杭40や杭40を打ち込む方法等についての説明は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を附して説明を省略する。
以上から、第4の実施形態において、図11(a)(b)における接着剤である遮蔽部材23で、図11(b)の様に遮蔽部材付複合シート4aの上側シート右端の所定幅と、遮蔽部材付複合シート4bの下側シート左端の所定幅は接着されるので、遮蔽部材付複合シート4aと、遮蔽部材付複合シート4bの重なり部分に経年変化によって発生する隙間が生じることを防止し、地面6に対する長期間の遮蔽効果を得ることができる。
なお、遮蔽部材23については、面ファスナーを使用する方法もある。さらに、説明すると、複合シート10の上側シートは通水性を有しておりこれを繊維でループ状の材質を用いている場合は、面ファスナーのフック側を遮蔽部材23として実施することもできる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の遮蔽部材付複合シート5について、図12と図13に基づき説明する。遮蔽部材付複合シート5の複合シート10の構造や原材料については、遮蔽部材付複合シート1と同様であり、同一の符号を附して説明を省略する。遮蔽部材付複合シート5については、遮蔽部材付複合シート1における遮蔽部材21を遮蔽部材25に、遮蔽部材22を遮蔽部材26にし、その取り付け位置を取付箇所33、34に変更したものである。
図12(a)は複合シート10の取付箇所33に遮蔽部材25を、取付箇所34と遮蔽部材26を接着又は溶着する状態を説明している。第5の実施形態においても、複合シート10の厚みを5mm、重ね代を50mmであるとして説明すると、取付箇所33については、複合シート10の左端から70mm内側に50mmの幅で設けられ、取付箇所34については、複合シート10の右端から70mm内側に50mmの幅で設けられている。遮蔽部材25と遮蔽部材26については、幅120mmで、取付箇所33と取付箇所34に接着又は溶着で取り付けると、遮蔽部材25は複合シート10左端の線上に、遮蔽部材26は複合シート10の右端の線上に、ほぼ同一になるように取り付けられることになる。遮蔽部材25と遮蔽部材26の材質については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
また、遮蔽部材25の上側表面については、左端から50mmの位置に重ね代を示す印27が、遮蔽部材26の上側表面については、右端から50mmの位置に重ね代を示す印27が、表示されている。図12(a)の状態の複合シート10に遮蔽部材25と遮蔽部材26が取り付けられた後状態が図12(b)になる。
図13(a)は、図12(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート5aを地面6の基準となる適当な個所に仮置きをする。さらに、図12(b)の状態にした遮蔽部材付複合シート5bを追加するために、基準として置いた遮蔽部材付複合シート5aに並べて敷設する方法について説明する図である。
図13(a)では、遮蔽部材付複合シート5aの複合シート10の右端については、遮蔽部材26の印27が見える程度に上方に折り曲げて(捲り上げて)、遮蔽部材付複合シート5bを並べて敷設するための準備を行っている。
図13(a)において、遮蔽部材付複合シート5aの遮蔽部材26の印27を目印として、遮蔽部材付複合シート5bの左端を合わせて遮蔽部材付複合シート5aの遮蔽部材26の上に遮蔽部材付複合シート5bを置く。
その後、図13(b)においては、図13(a)の状態から遮蔽部材付複合シート5bの左端については、遮蔽部材26の印27が見える程度に上方に折り曲げる(捲り上げる)。そして、遮蔽部材付複合シート5aの複合シート10の上方に折り曲げられた右端を元に戻す。
図13(c)は、図13(b)の状態から遮蔽部材付複合シート5bの複合シート10の上方に折り曲げられた左端を元に戻した状態を示した図である。遮蔽部材付複合シート5a、5bについては、まだ硬化していないので、柔軟性があり、遮蔽部材付複合シート5bの図13(c)における左端部は遮蔽部材付複合シート5aの上に屈曲して乗り上げて変形し、乗り上げてない部分については地面6に沿うようにして置かれることになる。杭40や杭40を打ち込む方法等についての説明は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を附して説明を省略する。
以上から、第5の実施形態においては、図13(c)で図示した様に、遮蔽部材付複合シート5aと遮蔽部材付複合シート5bの重なり部分については、上から、遮蔽部材付複合シート5bの複合シート10、遮蔽部材付複合シート5aの複合シート10、遮蔽部材付複合シート5bの遮蔽部材25、遮蔽部材付複合シート5aの遮蔽部材26が、所定の幅で4重に重なり合うことになる。特に遮蔽部材付複合シート5aの複合シート10の右端部と遮蔽部材26が、遮蔽部材付複合シート5bの遮蔽部材25を挟み込み、遮蔽部材付複合シート5bの複合シート10の左端部と遮蔽部材25が、遮蔽部材付複合シート5aの複合シート10の右端部を挟み込む構造になるので、前記の重なり部分が外力に対して強固になり、重なり部分における隙間が発生し難くなる。そして、経年変化によって発生する隙間が生じることを防止し、地面6に対する長期間の遮蔽効果を得ることができる。
以上、本発明について、第1~第5の実施形態に基づき説明してきたが、本発明は何らこれらの実施形態の構成に限定するものではない。例えば、第1~第5の実施形態の組み合わせについては適宜組合せを変えて実施可能である。
さらには、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本件出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
[1]付記1は、二枚のシートの間に硬化性材料を内包させた略方形の複合シートと、前記略方形の複合シートの少なくとも略方形の一辺側の近傍に設けられた遮蔽部材とで構成されている遮蔽部材付複合シートである。
[2]付記2は、前記略方形の複合シートは前記略方形の長さ方向の一辺の長さが幅方向の一辺の長さの2倍以上の長尺に形成されており、前記遮蔽部材は前記略方形の長さ方向に延びる少なくとも一辺の近傍に連続して遮蔽部材が設けられている請求項1記載の遮蔽部材付複合シートである。
[3]付記3は、前記遮蔽部材が前記複合シートと同様の柔軟性を備えている請求項2記載の遮蔽部材付複合シートである。
[4]付記4は、前記遮蔽部材が前記複合シートの前記略方形の長さ方向に延びる両方の辺の近傍に設けられている請求項3記載の遮蔽部材付複合シートである。
[5]付記5は、前記遮蔽部材が設けられている前記略方形の一辺の近傍に重ね代を表示する印が表示されている請求項1から請求項4の何れか1項記載の遮蔽部材付複合シートである。
重要な社会インフラである河川護岸の洪水による浸食対策に迅速化、効率化とコスト低減に多大の貢献をなすものである。又、台風、豪雨による宅地の法面崩壊防止、送電線の鉄塔基礎地盤又管理道、公共の道路路体に限らず、鉄道等の路体盛土等の補強に幅広く利用が可能である。
1、1a、1b、2、2a、2b、3、3a、3b、4、4a、4b、5、5a、5b:遮蔽部材付複合シート
6:地面
10:複合シート
11、27:印
12:上側シート
13:下側シート
14:硬化性材料
15:補強部材
16:封止部材
20、20a:遮蔽部材
21、22、23、25、26:遮蔽部材
24:剥離紙(接着面保護紙)
31、32、33、34:取付箇所
40:杭

Claims (5)

  1. 二枚のシートの間に硬化性材料を内包させた略方形の複合シートと、前記略方形の複合シートの少なくとも略方形の一辺側の近傍に設けられた遮蔽部材とで構成された遮蔽部材付複合シート。
  2. 前記略方形の複合シートは前記略方形の長さ方向の一辺の長さが幅方向の一辺の長さの2倍以上の長尺に形成されており、前記遮蔽部材は前記略方形の長さ方向に延びる少なくとも一辺の近傍に連続して遮蔽部材が設けられている請求項1記載の遮蔽部材付複合シート。
  3. 前記遮蔽部材が前記複合シートと同様の柔軟性を備えている請求項2記載の遮蔽部材付複合シート。
  4. 前記遮蔽部材が前記複合シートの前記略方形の長さ方向に延びる両方の辺の近傍に設けられている請求項3記載の遮蔽部材付複合シート。
  5. 前記遮蔽部材付複合シートには、前記遮蔽部材が設けられている前記略方形の一辺の近傍に重ね代を表示する印が表示されている請求項1から請求項4の何れか1項記載の遮蔽部材付複合シート。
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