JP7255780B2 - スーツケース用ジッパー錠及びスーツケース - Google Patents

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Description

本発明は、スーツケースの分野、特にスーツケース用ジッパー錠及びスーツケースに関する。
ダイヤル錠は、錠前の1種類であり、一連の数字や記号を利用して施錠、解錠するものであり、機械式ダイヤル錠、デジタル式ダイヤル錠等に分けられている。
ダイヤル錠のパスワードは、実際の数字等の組み合わせではなく、単なる順列である。ダイヤル錠は、1つのダイヤルのみを使用して錠内のいくつのディスク又はカムを回せるタイプ、及び数字が刻印される1組のダイヤルホイールを回せて錠前内部の機械を直接駆動するタイプがある。
現在、市販のスーツケース錠は、ジッパーの引き手をスーツケース錠に締めることで施錠する。その原理としては、引き手の穴の部分を錠前本体に挿入し、錠前内部の施錠フックで引き手を係止する。このような操作は、鍵穴を見つける必要があるため、ユーザーにとって操作が面倒で間違えやすい。
スーツケース錠の操作が複雑で間違えやすい問題を解決するために、本発明は、スーツケース用ジッパー錠及びスーツケースを提供する。
本発明の技術的特徴は、以下である。
本発明のスーツケース用ジッパー錠は、錠前及びジッパーを有する。
前記ジッパーは、スライダー及び引き手を有する。前記引き手は、前記スライダーに設けられる。前記スライダーの第1端は、前記錠前に対応する施錠部を有する。
施錠状態では、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠する。
解錠状態では、前記錠前を解錠し、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前内から引き抜く。
1つの実施例において、前記錠前は、ダイヤル錠である。前記ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有する。前記施錠/解錠機構は、錠ケース、施錠フック差し込み片、施錠フック部、ダイヤル錠機構をさらに有する。
前記錠ケースは、前記施錠フック部に対応する鍵穴及びダイヤル錠穴を有する。前記鍵穴は、前記ジッパーを前記施錠部に挿入するために用いられる。前記ダイヤル錠機構は、前記ダイヤル錠穴内に設けられる。
前記施錠フック差し込み片、前記施錠フック部、及び前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケース内に設けられる。
前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤル錠機構に接続される。前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制御する。
前記施錠フック差し込み片は、各前記施錠フック部に接続され、前記錠ケースと各前記施錠フック部との相対位置の移動を制限する。各前記施錠フック部は、前記鍵穴に挿入された前記施錠部の位置を制限する。
施錠状態では、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を制御し、前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続され、各前記施錠フックを施錠状態に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が各前記施錠フック部によって制限される。
解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を移動させ、移動された前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続されなく、各前記施錠フック部を解錠位置に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が前記施錠フック部によって制限されない。
1つの実施例において、前記ダイヤル錠機構は、ダイヤル、ダイヤル位置制限ブロック、ダイヤルシャフトを有する。前記ダイヤルシャフトは、前記錠ケース内に設けられる。各前記ダイヤルの内圏は、それぞれ各前記ダイヤル位置制限ブロックの第1端に対応接続される。各前記ダイヤルと各前記ダイヤル位置制限ブロックとの相対位置が固定される。各前記ダイヤルは、数字に対応する凹溝を有する。各前記ダイヤル位置制限ブロックは、それぞれ前記ダイヤルシャフトが通過する穿孔、及びノッチを有し、前記穿孔を介して前記ダイヤルシャフトに接続される。
前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤルを受容する受容穴、及び凸起部を有する。各前記ダイヤルは、各前記受容穴内に設けられる。前記施錠フック差し込み片の各前記凸起部は、対応の各前記ダイヤル位置制限ブロックのノッチに挿入可能である。
解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記施錠フック差し込み片の凸起部を前記ダイヤル位置制限ブロックのノッチに挿入し、前記施錠フック差し込み片を下に移動させる。
1つの実施例において、前記施錠フック差し込み片の一端が前記施錠フック部を有し、若しくは前記施錠フック差し込み片の両端がそれぞれ前記施錠フック部を有する。
1つの実施例において、前記施錠フック部は、施錠フックを有する。前記施錠フックの前記施錠フック差し込み片に向かう一端は、位置制限ノッチを有する。前記施錠フック差し込み片の前記位置制限ノッチに向かう一端は、前記位置制限ノッチに対応する位置制限ロッドを有する。施錠状態では、前記位置制限ロッドが前記位置制限ノッチ内に係止され、前記施錠フック差し込み片によって前記施錠フックの移動を制限する。
1つの実施例において、前記施錠フックの前記鍵穴に向かう一端は、施錠ノッチを有する。前記施錠フックは、前記施錠ノッチを前記施錠部に係止することで、前記スライダーを施錠する。
1つの実施例において、前記施錠フックは、第1施錠ブロック、第2施錠ブロック、及び第1伝動部を有する。
前記第1伝動部の第1端は、前記位置制限ノッチを有する。前記第1伝動部の第2端の両側は、それぞれ第1斜面及び第2斜面を有する。前記第1施錠ブロックの第1端は、前記第1斜面に対応する第3斜面を有する。前記第1施錠ブロックの第2端は、前記施錠部を施錠するための前記施錠ノッチを有する。前記第1施錠ブロック及び前記第1伝動部は、前記第1斜面及び前記第3斜面を介して接続される。前記第2施錠ブロックの第1端は、前記第2斜面に対応する第4斜面を有する。前記第2施錠ブロックの第2端は、前記施錠部を施錠するための前記施錠ノッチを有する。前記第2施錠ブロック及び前記第1伝動部は、前記第2斜面及び前記第4斜面を介して接続される。
1つの実施例において、前記施錠フック部は、バネをさらに有する。前記バネの第1端は、前記施錠フックに接続される。前記バネの第2端は、前記錠ケース内に固定される。前記バネは、前記施錠部を施錠するための施錠力を前記施錠フックに加える。
1つの実施例において、南京錠をさらに有する。前記錠ケースは、南京錠穴をさらに有する。前記南京錠のシリンダーは、前記南京錠穴内に設けられ、前記施錠フック差し込み片に接続され、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制限する。
1つの実施例において、前記施錠部は、前記スライダーの第1端に設けられる柱状凸起部である。前記施錠部の第1端は、球面である。前記施錠部の第2端は、前記スライダーに接続される。前記施錠部は、前記施錠フック部に対応する施錠溝を有する。
本発明のスーツケースは、上記のいずれか1項に記載のスーツケース用ジッパー錠を有する。前記スーツケース用ジッパー錠は、前記スーツケースに設けられる。前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠することで、前記スーツケースを施錠する。
従来技術と比べて、本発明は、下記利点及び効果を有する。
本発明の1つ実施例において、錠前及びジッパーを有する。ジッパーは、スライダー及び引き手を有する。引き手は、スライダーに設けられる。スライダーの第1端は、錠前に対応する施錠部を有する。施錠状態では、スライダーの施錠部を錠前に挿入して施錠する。解錠状態では、錠前を解錠し、スライダーの施錠部を錠前内から引き抜く。
施錠部品の設置箇所が引き手からスライダーに変更されるため、スライダーを引くだけで施錠機能を実現し、引き手を施錠フックに締める施錠操作と比べてより簡単である。また、施錠部が錠前に対応し、ジッパーを引くだけで済むため、操作を間違えにくい。
本発明のスーツケース用ジッパー錠の解錠状態を示す模式図である。 本発明のスーツケース用ジッパー錠の解錠状態を示す断面図である。 本発明のスーツケース用ジッパー錠の施錠状態を示す模式図である。 本発明のスーツケース用ジッパー錠の施錠状態を示す断面図である。 本発明のスーツケース用ジッパー錠のジッパーの模式図である。 本発明のスーツケース用ジッパー錠の分解図である。 本発明のスーツケースの施錠状態を示す模式図である。 本発明のスーツケースの解錠状態を示す模式図である。 本発明の実施例7のスーツケース用ジッパー錠の模式図である。 本発明の実施例7のスーツケース用ジッパー錠のもう1つの模式図である。 本発明の実施例7のスーツケース用ジッパー錠の分解図である。 本発明の実施例7の施錠フック差し込み片の模式図である。 本発明の実施例7の第1伝動部の模式図である。 本発明の実施例7の第1施錠ブロックの模式図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠の模式図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠のもう1つの模式図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠の分解図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠の第2施錠フック差し込み片の模式図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠の第3施錠ブロックの模式図である。 本発明の実施例9のスーツケース用ジッパー錠の第5施錠ブロックの模式図である。 本発明の実施例10のスーツケースの開状態を示す模式図である。 本発明の実施例10のスーツケースの施錠状態を示す模式図。
以下、図面及び実施例を開示しながら本発明のスーツケース用ジッパー錠及びスーツケースを詳しく説明する。
図1~図6を参照しながら説明する。スーツケースは、錠前及びジッパー1を有する。ジッパー1は、スライダー101及び引き手103を有する。引き手103は、スライダー101に設けられる。スライダー101の第1端は、施錠部102を有する(例えば、スライダー101の端部は、施錠部102と一体形成されてもよい)。錠前の対応位置に鍵穴を有する。施錠状態では、スライダー101の施錠部102を鍵穴に挿入して施錠する。解錠状態では、錠前を解錠し、スライダー101の施錠部102を鍵穴内から引き抜く。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更されるため、スライダー101を引くだけで施錠機能を実現し、引き手103を施錠フック18に締める施錠操作より簡単である。また、施錠部102が鍵穴に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。
本実施例において、錠前は、ダイヤル錠である。ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有する。施錠/解錠機構は、錠ケース3、施錠フック差し込み片10、施錠フック18、ダイヤル錠機構2をさらに有する。錠ケース3は、鍵穴及びダイヤル錠穴を有する。鍵穴は、ジッパー1を施錠部102に挿入するために用いられる。ダイヤル錠機構2は、ダイヤル錠穴内に設けられる。施錠フック差し込み片10、施錠フック18、及びダイヤル錠機構2は、錠ケース3内に設けられる。施錠フック差し込み片10は、ダイヤル錠機構2に接続される。ダイヤル錠機構2は、施錠フック差し込み片10と錠ケース3との相対位置の移動を制御する。施錠フック差し込み片10の第1端は、施錠フック18に接続され、施錠フック18と錠ケース3との相対位置の移動を制限する。施錠フック18は、ジッパー1の施錠部102の位置を制限する。錠ケース3の内部における施錠フック18の位置が制限されてその進行方向が変わらないため、施錠フック18が施錠部102を施錠できない状況を避けることができる。
施錠状態では、ダイヤル錠機構2が施錠フック差し込み片10を制御し、施錠フック差し込み片10が施錠フック18に接続され、施錠フック18を施錠状態に位置させ、錠ケース3内に挿入された施錠部102の位置が施錠フック18によって制限される。
解錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、ダイヤル錠機構2が施錠フック差し込み片10を移動させ、移動された施錠フック差し込み片10が施錠フック18に接続されなく、施錠フック18を解錠位置に位置させ、錠ケース3内に挿入された施錠部102の位置が施錠フック18によって制限されない。
ダイヤル錠機構2は、ダイヤル23、ダイヤル位置制限ブロック24、ダイヤルシャフト22を有する。ダイヤルシャフト22は、錠ケース3内に設けられる。ダイヤル23の内圏は、ダイヤル位置制限ブロック24の第1端に設けられる。ダイヤル23とダイヤル位置制限ブロック24との相対位置が固定される。ダイヤル23は、数字に対応する凹溝を有する。ダイヤル位置制限ブロック24は、ダイヤルシャフト22が通過する穿孔を有し、穿孔を介してダイヤルシャフト22に接続される。ダイヤルシャフト22は、ダイヤル位置制限ブロック24の位置制限部品として用いられる。そのため、ダイヤル位置制限ブロック24及びダイヤル23は、錠ケース3内においてダイヤルシャフト22の周りでのみ回転し、他の方向に移動することができない。ダイヤル位置制限ブロック24は、ダイヤル23の位置を限定するために用いられ、ダイヤル23に接続することでそれらの相対位置を固定することができる。各ダイヤル位置制限ブロック24は、ノッチを有する。施錠フック差し込み片10を前記ノッチに滑り込ませる又は前記ノッチから滑り出させることができる。
施錠フック差し込み片10の施錠フック18に向かう一端は、位置制限ロッドを有する。施錠フック差し込み片10は、ダイヤル23を受容する受容穴16、及び凸起部を有する。施錠フック差し込み片10は、受容穴16を介してダイヤル23に設けられる。施錠フック差し込み片10の凸起部は、ダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入可能である。施錠フック18の施錠フック差し込み片10に向かう一端は、位置制限ロッドに対応する位置制限ノッチを有する。施錠フック18の鍵穴に向かう一端は、施錠ノッチ19を有する。施錠フック18を施錠ノッチ19を介して施錠部102の施錠溝104内に係止することで、施錠部102を施錠することができる。解錠する時に、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、施錠フック差し込み片10の凸起部をダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入し、施錠フック差し込み片10を下に移動させる。施錠フック差し込み片10の位置制限ロッドを施錠フック18の位置制限ノッチから外し、施錠フック18の位置が施錠フック差し込み片10によって制限されず、施錠フック18が移動可能となる。施錠ノッチ19を施錠部102の施錠溝104から滑り出させて、スライダー101に対する施錠を解除する。
本実施例の施錠/解錠機構は、錠ケース3、並びに錠ケース3に設けられる施錠フック差し込み片10、施錠フック18、ダイヤル錠機構2、及びジッパー1を有し、ジッパー1のスライダー101に施錠部102を設け、施錠部102を挿入するための穿孔を錠ケース3に設けることで、スライダー101の施錠部102を錠ケース3の穿孔に滑り込ませるだけで施錠できる。また、鍵の代わりにダイヤル錠を利用し、ダイヤル錠機構2によって施錠フック差し込み片10を移動させ、施錠フック差し込み片10によって施錠フック18の施錠状態を制御する。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更されるため、スライダー101を引くだけで、施錠フック18によって施錠できる。引き手103を施錠フック18に締める施錠操作と比べてより簡単である。なお、施錠部102が錠ケース3の穿孔に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。さらに、施錠/解錠機構に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって壊れ易い問題を避けることができる。
本実施例において、施錠/解錠機構は、バネ21をさらに有する。バネ21の第1端は、施錠フック18に接続される。バネ21の第2端は、錠ケース3内に固定される。施錠フック18にバネ21を設けることで、バネ力を錠フック18に加え、施錠状態又は非施錠状態では施錠フック18がある程度の変位を許容し、スライダー101の施錠部102が施錠状態で施錠フック18を押し開けて鍵穴に挿入することで、ジッパー1を施錠することができる。本実施例は、バネ21に限定されず、他の類似の構造を有する弾性部品を利用してもよい。
バネ21が鍵穴に向かう力を施錠フック18に加えるため、施錠フック18が常に施錠状態となる。スライダー101の施錠部102を鍵穴に挿入する時に、施錠部102が施錠フック18を押し開けて鍵穴内に挿入され、施錠フック18がバネ21のバネ力によって施錠部102を係止することで、スライダー101を施錠する。
本実施例において、ダイヤル錠機構2は、ダイヤル板バネ25をさらに有する。ダイヤル板バネ25は、凸起部を有する。ダイヤル板バネ25の凸起部は、それぞれダイヤル23の凹溝内に挿入される。ダイヤル板バネ25の機能は、ダイヤル23が回転する時にダイヤル23を正しい位置に維持され、使用感及び位置決める精度を高める。ダイヤル板バネ25の凸起部がダイヤル23の凹溝に係止される。回転する時に、ダイヤル板バネ25をダイヤル23の凹溝から滑り出させて、板バネの弾力ですぐ次の凹溝内に滑り込ませる。
本実施例において、南京錠4をさらに有する。錠ケース3は、南京錠穴をさらに有する。南京錠4のシリンダーは、南京錠穴内に設けられ、施錠フック差し込み片10に接続され、施錠フック差し込み片10と錠ケース3との相対位置の移動を制限する。パスワードが施錠状態となる場合、施錠フック18の位置が施錠フック差し込み片10によって制限される。鍵を利用してシリンダーを回転させ、シリンダーの凸起部が施錠フック差し込み片10を押し上げて位置制限の範囲から離れ、施錠フック18による位置制限が無効となり、スライダー101を開くことができる。
図5を参照しながら説明する。本実施例において、施錠部102は、スライダー101の第1端に設けられる柱状凸起部である。施錠部102の第1端は、球面である。施錠部102の第2端は、スライダー101に接続される。施錠部102は、施錠フック18に対応する施錠溝104を有する。施錠溝104は、施錠部102に設けられてもよい。また、施錠部102とスライダー101との接続箇所に施錠溝104として凹溝を形成してもよい。
本実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定される。他の実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定されなく、2つのジッパー1の施錠部102を錠ケース3内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠する。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。そのため、引き手103が壊れてスーツケースを施錠できない状況を避けることができる。
パスワードを変更する場合、ダイヤル突片26を押して、3つのダイヤル位置制限ブロック24の噛み合い面をダイヤル23から滑り出させる。パスワードを変更した後、ダイヤル突片26を放して、3つのダイヤル位置制限ブロック24がダイヤル23内部に戻ってダイヤル23に噛み合う(即ち、施錠する)。それによって、パスワードを変更できる。
図7及び図8を参照しながら説明する。スーツケースは、実施例のスーツケース用ジッパー錠を有する。前記スーツケース用ジッパー錠のジッパー1は、スーツケースに設けられる。錠ケース3は、箱体に設けられてもよく、箱体に設けられなくてもよい。スーツケース用ジッパー錠を設けることで、スライダー101を引くだけで施錠フック18によって施錠できる。引き手103を施錠フック18に締める施錠操作と比べてより簡単である。なお、施錠部102が錠ケース3の穿孔に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。錠前に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって損傷し易い問題を避けることができる。本スーツケース用ジッパー錠は、箱体に固定されてもよく、箱体に固定されなくてもよい。2つのジッパー1の施錠部102を錠ケース3内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠してもよい。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。
スーツケースジッパー1は、スライダー101及び引き手103を有する。引き手103は、スライダー101に設けられる。スライダー101は、スーツケースの錠前に対応する施錠部102を有する。
スーツケース錠は、施錠部を有する。施錠部は、スーツケースのスライダー101の施錠部102に対応する。
スーツケース錠は、ジッパー1及び錠前を有する。ジッパー1のスライダー101は、施錠部102を有する。錠前は、施錠部102に対応する施錠部を有する。施錠部102を施錠部に挿入して施錠する。
スーツケースは、実施例5のスーツケース錠を有する。施錠状態では、スライダー101の施錠部102を錠前の施錠部内に挿入して施錠する。スーツケースの錠前の設置方向は、ジッパー1の引き方向に対応する。施錠部は、ジッパー1の引き方向に設けられる。そのため、ジッパー1の施錠部102を錠前の施錠部内に挿入して施錠できる。
図9~図11を参照しながら説明する。本実施例において、スーツケース用ジッパー錠は、ジッパー1及び錠前を有する。ジッパー1のスライダー101は、施錠部102を有する。錠前は、施錠部102に対応する施錠部を有する。施錠状態では、スライダー101の施錠部を錠前に挿入して施錠する。解錠状態では、施錠部102を解錠し、スライダー101の施錠部102を施錠部内から引き抜く。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更させるため、スライダー101を引くだけで施錠機能を実現し、引き手103を施錠フックに締める施錠操作と比べてより簡単である。また、施錠部102が錠前に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。
本実施例において、錠前は、ダイヤル錠である。ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有する。施錠/解錠機構は、第1錠ケース17、第1施錠フック差し込み片11、第1施錠フック9、ダイヤル錠機構2をさらに有する。第1錠ケース17の一端の両側は、対向に設けられる2つの鍵穴を有する。第1錠ケース17は、ダイヤル錠穴をさらに有する。2つの鍵穴は、それぞれ2つのジッパー1の施錠部102を挿入するために用いられる。ダイヤル錠機構2は、ダイヤル錠穴内に設けられる。第1施錠フック差し込み片11、第1施錠フック9、及びダイヤル錠機構2は、第1錠ケース17内に設けられる。第1施錠フック差し込み片11は、ダイヤル錠機構2に接続される。ダイヤル錠機構2は、第1施錠フック差し込み片11と第1錠ケース17との相対位置の移動を制御する。第1施錠フック差し込み片11の第1端は、第1施錠フック9に接続され、第1施錠フック9と第1錠ケース17との相対位置の移動を制限する。第1施錠フック9は、鍵穴内に挿入された2つのジッパー1の施錠部102の位置を同時に制限する。第1錠ケース17の内部における第1施錠フック9の位置が制限されてその進行方向が変わらないため、第1施錠フック9が施錠部102を施錠できない状況を避けることができる。
施錠状態では、ダイヤル錠機構2が第1施錠フック差し込み片11を制御し、第1施錠フック差し込み片11が第1施錠フック9に接続され、第1施錠フック9を施錠状態に位置させ、第1錠ケース17内に挿入された施錠部102の位置が第1施錠フック9によって制限される。
解錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、ダイヤル錠機構2が第1施錠フック差し込み片11を移動させ、移動された第1施錠フック差し込み片11が第1施錠フック9に接続されなく、第1施錠フック9を解錠位置に位置させ、第1錠ケース17内に挿入された施錠部102の位置が第1施錠フック9によって制限されない。
本実施例において、ダイヤル錠機構2は、ダイヤル23、ダイヤル位置制限ブロック24、ダイヤルシャフト22を有する。ダイヤルシャフト22は、第1錠ケース17内に設けられる。各ダイヤル23の内圏は、それぞれ各ダイヤル位置制限ブロック24の第1端に対応接続される。各ダイヤル23と各ダイヤル位置制限ブロック24との相対位置が固定される。各ダイヤル23は、数字に対応する凹溝を有する。各ダイヤル位置制限ブロック24は、それぞれダイヤルシャフト22が通過する穿孔を有し、穿孔を介してダイヤルシャフト22に接続される。ダイヤルシャフト22は、ダイヤル位置制限ブロック24の位置制限部品として用いられる。そのため、ダイヤル位置制限ブロック24及びダイヤル23は、第1錠ケース17内においてダイヤルシャフト22の周りでのみ回転し、他の方向に移動することができない。各ダイヤル位置制限ブロック24は、各ダイヤル23の位置を限定するために用いられ、各ダイヤル23に接続することでそれらの相対位置を固定することができる。各ダイヤル位置制限ブロック24は、ノッチを有する。第1施錠フック差し込み片11を前記ノッチに滑り込ませることができる。
図12を参照しながら説明する。第1施錠フック差し込み片11の第1施錠フック9に向かう一端は、第1位置制限ロッド111を有する。第1施錠フック差し込み片11は、ダイヤル23を受容する受容穴16、及び凸起部を有する。各ダイヤル23は、各受容穴16内に設けられる。第1施錠フック差し込み片11の凸起部は、各ダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入可能である。第1施錠フック9の第1施錠フック差し込み片11に向かう一端は、第1位置制限ロッド111に対応する第1位置制限ノッチ913を有する。第1施錠フック9の鍵穴に向かう一端は、第1施錠ノッチ94を有する。スライダー101の施錠部102を鍵穴に挿入した後、鍵穴内の第1施錠フック9の第1施錠ノッチ94によって係止される。解錠する時に、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、第1施錠フック差し込み片11の凸起部を各ダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入し、第1施錠フック差し込み片11を下に移動させる。第1施錠フック差し込み片11の第1位置制限ロッド111を第1施錠フック9の第1位置制限ノッチ913から外し、第1施錠フック9の位置が第1施錠フック差し込み片11によって制限されず、第1施錠フック9が移動可能となる。第1施錠ノッチ94を施錠部102の施錠溝104から滑り出させて、スライダー101に対する施錠を解除する。
解錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、第1施錠フック差し込み片11の凸起部をダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入し、第1施錠フック差し込み片11を下に移動させる。第1位置制限ロッド111を第1位置制限ノッチ913から外し、第1施錠フック差し込み片11が第1施錠フック9に接続されなく、第1施錠フック9を解錠位置に位置させ、第1錠ケース17内に挿入された施錠部102の位置が第1施錠フック9によって制限されない。
施錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しくない状態となり、第1施錠フック差し込み片11の凸起部がダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入されず、第1施錠フック差し込み片11の位置が限定される。第1位置制限ロッド111が第1位置制限ノッチ913内に係止されることで、第1位置制限ロッド111の一端は、第1位置制限ノッチ913の側壁面と接触する。第1施錠フック9の移動が第1施錠フック差し込み片11によって制限され、第1施錠フック9を施錠状態に位置させる。第1施錠フック9が第1施錠ノッチ94を介して施錠部102の施錠溝104内に係止されることで、施錠部102を施錠することができる。
本実施例の施錠/解錠機構は、第1錠ケース17、並びに第1錠ケース17に設けられる第1施錠フック差し込み片11、第1施錠フック9、ダイヤル錠機構2、及びジッパー1を有し、ジッパー1のスライダー101に施錠部102を設け、施錠部102を挿入するための穿孔を第1錠ケース17に設けることで、スライダー101の施錠部102を第1錠ケース17の穿孔に滑り込ませるだけで施錠できる。また、鍵の代わりにダイヤル錠を利用し、ダイヤル錠によって第1施錠フック差し込み片11を移動させ、第1施錠フック差し込み片11によって第1施錠フック9の施錠状態を制御する。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更されるため、スライダー101を引くだけで、第1施錠フック9によって施錠できる。引き手103を第1施錠フック9に締める施錠操作と比べてより簡単である。なお、施錠部102が第1錠ケース17の穿孔に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。さらに、錠前に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって壊れ易い問題を避けることができる。
図13及び図14を参照しながら説明する。本実施例において、第1施錠フック9は、第1施錠ブロック92、第2施錠ブロック93、及び第1伝動部91を有する。第1伝動部91を第1錠ケース17内に設ける場合に、第1伝動部91の運動方向が第1錠ケース17によって制限され、第1錠ケース17内において、第1伝動部91がその進行方向に移動するしかない。第1伝動部91の第1端は、第1位置制限ノッチ913を有する。第1位置制限ノッチ913は、第1施錠フック差し込み片11の第1位置制限ロッド111に接続される。第1伝動部91の第2端の両側は、それぞれ第1斜面911及び第2斜面912を有する。そのため、第1伝動部91の第2端の両側に2つの斜台を形成する。第1施錠ブロック92の第1端は、第1斜面911に対応する第3斜面921を有する。第1施錠ブロック92の第2端は、施錠部102を施錠するための第1施錠ノッチ94を有する。第1施錠ブロック92を第1錠ケース17内に設ける場合に、第1施錠ブロック92の運動方向が第1錠ケース17によって制限され、第1錠ケース17内において、第1施錠ブロック92がその進行方向に移動するしかない。第1施錠ブロック92は、第1斜面911及び第3斜面921を介して第1伝動部91に接続される。第1伝動部91が移動する時に、第1斜面911と第3斜面921との組み合わせによって第1施錠ブロック92が上昇又は下降する。第2施錠ブロック93の第1端は、第2斜面912に対応する第4斜面を有する。第2施錠ブロック93の第2端は、施錠部102を施錠するための第1施錠ノッチ94を有する。第2施錠ブロック92を第1錠ケース17内に設ける場合に、第2施錠ブロック93の運動方向が第1錠ケース17によって制限され、第1錠ケース17内において、第2施錠ブロック93が第1伝動部91に垂直する進行方向に移動するしかない。第2施錠ブロック93は、第2斜面912及び第4斜面を介して第1伝動部91に接続される。第1伝動部91が移動する時に、第2斜面912と第4斜面との組み合わせによって第2施錠ブロック93が上昇又は下降する。第1施錠ブロック92、第2施錠ブロック93、及び第1伝動部91が垂直に設けられるため、第1伝動部91の横方向移動が第1施錠ブロック92及び第2施錠ブロック93の上下方向移動に変換され、第1施錠ブロック92及び第2施錠ブロック93を利用して施錠部102を施錠することができる。
本実施例において、施錠/解錠機構は、バネ21をさらに有する。バネ21の第1端は、第1伝動部91に接続される。バネ21の第2端は、第1錠ケース17内に固定される。そのため、施錠状態又は非施錠状態では第1伝動部91がある程度の変位を許容し、スライダー101の施錠部102が施錠状態で施錠ブロックを押し開けて鍵穴に挿入することで、ジッパー1を施錠することができる。他の実施例において、バネ21として他の類似の構造を有する弾性部品を利用してもよい。
本実施例において、ダイヤル錠機構2は、ダイヤル板バネ25をさらに有する。ダイヤル板バネ25は、凸起部を有する。ダイヤル板バネ25の凸起部は、それぞれダイヤル23の凹溝内に挿入される。ダイヤル板バネ25の機能は、ダイヤル23が回転する時にダイヤル23を正しい位置に維持され、使用感及び位置決める精度を高める。ダイヤル板バネ25の凸起部がダイヤル23の凹溝に係止される。回転する時に、ダイヤル板バネ25をダイヤル23の凹溝から滑り出させて、板バネの弾力ですぐ次の凹溝内に滑り込ませる。
本実施例において、施錠部102は、スライダー101の第1端に設けられる柱状凸起部である。施錠部102の第1端は、球面である。施錠部102の第2端は、スライダー101に接続される。施錠部102は、第1施錠フック9に対応する施錠溝104を有する。
本実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定される。他の実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定されなく、2つのジッパー1の施錠部102を第1錠ケース17内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠する。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。
パスワードを変更する場合、ダイヤル突片26を押して、3つのダイヤル位置制限ブロック24の噛み合い面をダイヤル23から滑り出させる。パスワードを変更した後、ダイヤル突片26を放して、3つのダイヤル位置制限ブロック24がダイヤル23内部に戻ってダイヤル23に噛み合う(即ち、施錠する)。それによって、パスワードを変更できる。
図9~図11を参照しながら説明する。本実施例において、スーツケースは、実施例7のスーツケース用ジッパー錠を有する。施錠状態では、スライダー101の施錠部102が錠前の施錠部内に挿入される。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更させるため、スライダー101を引くだけで施錠機能を実現し、引き手103を第1施錠フック9に締める施錠操作より簡単である。また、施錠部102が錠前に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。さらに、錠前に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって壊れ易い問題を避けることができる。本スーツケース用ジッパー錠は、箱体に固定されてもよく、箱体に固定されなくてもよい。2つのジッパー1の施錠部102を第1錠ケース17内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠してもよい。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。そのため、引き手103が壊れてスーツケースを施錠できない状況を避けることができる。
図15、図16、及び図17を参照しながら説明する。本実施例において、スーツケース用ジッパー錠は、ジッパー1及び錠前を有する。ジッパー1のスライダー101の第1端は、施錠部102を有する。錠前は、ツインロックである。ツインロックの両端は、施錠部102に対応する第1施錠部5及び第2施錠部6を有する。施錠状態では、スライダー101の施錠部102をそれぞれ第1施錠部5及び第2施錠部6に挿入して施錠する。解錠状態では、ツインロックを解錠し、スライダー101の施錠部102をそれぞれ第1施錠部5及び第2施錠部6内から引き抜く。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更させるため、スライダー101を引くだけで施錠機能を実現し、引き手103を施錠フック18に締める施錠操作と比べてより簡単である。また、施錠部102が錠前に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。
本実施例において、ツインロックは、施錠/解錠機構をさらに有する。施錠/解錠機構は、第2錠ケース12、第2施錠フック差し込み片13、第2施錠フック14、第3施錠フック15、ダイヤル錠機構2をさらに有する。第2錠ケース12の両端は、対向に設けられる2つの鍵穴を有する。第2錠ケース12は、ダイヤル錠穴をさらに有する。4つの鍵穴は、ジッパー1の施錠部102を挿入して施錠するために用いられる。ダイヤル錠機構2は、ダイヤル錠穴内に設けられる。第2施錠フック差し込み片13、第2施錠フック14、第3施錠フック15、及びダイヤル錠機構2は、第2錠ケース12内に設けられる。第2施錠フック差し込み片13は、ダイヤル錠機構2に接続される。ダイヤル錠機構2は、第2施錠フック差し込み片13と第2錠ケース12との相対位置の移動を制御する。第2施錠フック差し込み片13の両端は、それぞれ第2施錠フック14及び第3施錠フック15に接続され、第2施錠フック14及び第3施錠フック15と第2錠ケース12との相対位置の移動を制限する。第2施錠フック14及び第3施錠フック15は、第2錠ケース12の両側の鍵穴内に挿入されたジッパー1の位置を制限する。第2錠ケース12の内部における第2施錠フック14及び第3施錠フック15の位置が制限されてその進行方向が変わらないため、第2施錠フック14及び第3施錠フック15が施錠部102を施錠できない状況を避けることができる。
施錠状態では、ダイヤル錠機構2が第2施錠フック差し込み片13の移動を制御し、第2施錠フック差し込み片13が第2施錠フック14及び第3施錠フック15に接続され、第2施錠フック14及び第3施錠フック15を施錠状態に位置させる。第2錠ケース12の両側の鍵穴に挿入された施錠部102の位置が第2施錠フック14及び第3施錠フック15によって制限される。
解錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、ダイヤル錠機構2が第2施錠フック差し込み片13を移動させ、移動された第2施錠フック差し込み片13が第2施錠フック14及び第3施錠フック15に接続されなく、第2施錠フック14及び第3施錠フック15を解錠位置に位置させ、第2錠ケース12の両側に挿入された施錠部102の位置が第2施錠フック14及び第3施錠フック15によって制限されない。
本実施例において、ダイヤル錠機構2は、ダイヤル23、ダイヤル位置制限ブロック24、ダイヤルシャフト22を有する。ダイヤルシャフト22は、第2錠ケース12内に設けられる。各ダイヤル23の内圏は、それぞれ各ダイヤル位置制限ブロック24の第1端に対応接続される。各ダイヤル23と各ダイヤル位置制限ブロック24との相対位置が固定される。各ダイヤル23は、数字に対応する凹溝を有する。各ダイヤル位置制限ブロック24は、それぞれダイヤルシャフト22が通過する穿孔を有し、穿孔を介してダイヤルシャフト22に接続される。ダイヤルシャフト22は、ダイヤル位置制限ブロック24の位置制限部品として用いられる。そのため、ダイヤル位置制限ブロック24及びダイヤル23は、第2錠ケース12内においてダイヤルシャフト22の周りでのみ回転し、他の方向に移動することができない。各ダイヤル位置制限ブロック24は、各ダイヤル23の位置を限定するために用いられ、各ダイヤル23に接続することでそれらの相対位置を固定することができる。各ダイヤル位置制限ブロック24は、ノッチを有する。第2施錠フック差し込み片13を前記ノッチに滑り込ませることができる。
図18を参照しながら説明する。本実施例において、第2施錠フック差し込み片13の第1端は、第2位置制限ロッド131を有する。第2施錠フック差し込み片13の第2端は、第3位置制限ロッド132を有する。第2施錠フック差し込み片13は、ダイヤル23を受容する受容穴16、及び凸起部を有する。各ダイヤル23は、各受容穴16内に設けられる。第2施錠フック差し込み片13の凸起部は、各ダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入可能である。
第2施錠フック14の第1端は、第2施錠ノッチ144を有する。スライダー101の施錠部102を鍵穴に挿入した後、鍵穴内の第2施錠フック14の第2施錠ノッチ144によって係止される。第2施錠フック14の第2端は、第2位置制限ロッド131に対応する第2位置制限ノッチ1413を有する。
第3施錠フック15の第1端は、第3施錠ノッチ154を有する。スライダー101の施錠部102を鍵穴に挿入した後、鍵穴内の第3施錠フック15の第3施錠ノッチ154によって係止される。第3施錠フック15の第2端は、第3位置制限ロッド132に対応する第3位置制限ノッチ1513を有する。前記第2施錠ノッチ144及び第3施錠ノッチ154は、円形のノッチ又は正方形のノッチであり、ノッチの両側で施錠部102を係止して施錠部102の位置を制限すればよい。
解錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しい状態となり、第2施錠フック差し込み片13の凸起部がダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入し、第2施錠フック差し込み片13を下に移動させる。第2位置制限ロッド131及び第3位置制限ロッド132をそれぞれ第2位置制限ノッチ1413及び第3位置制限ノッチ1513から外し、第2施錠フック差し込み片13が第2施錠フック14及び第3施錠フック15に接続されなく、第2施錠フック14及び第3施錠フック15を解錠位置に位置させる。第2錠ケース12内に挿入された施錠部102の位置が第2施錠フック14及び第3施錠フック15によって制限されない。
施錠状態では、ダイヤル錠機構2のダイヤルパスワードが正しくない状態となり、第2施錠フック差し込み片13の凸起部がダイヤル位置制限ブロック24のノッチに挿入されず、第2施錠フック差し込み片13の位置が限定される。第2位置制限ロッド131及び第3位置制限ロッド132がそれぞれ第2位置制限ノッチ1413及び第3位置制限ノッチ1513内に係止されることで、第2位置制限ロッド131及び第3位置制限ロッド132は、それぞれ第2施錠フック14及び第3施錠フック15の側壁面と接触する。第2施錠フック14及び第3施錠フック15の移動が第2施錠フック差し込み片13によって制限され、第2施錠フック14及び第3施錠フック15を施錠状態に位置させる。第2施錠フック14及び第3施錠フック15が施錠ノッチを介して施錠部102の施錠溝104内に係止されることで、施錠部102を施錠することができる。
本実施例の施錠/解錠機構は、第2錠ケース12、並びに第2錠ケース12に設けられる第2施錠フック差し込み片13、第2施錠フック14、第3施錠フック15、及びダイヤル錠機構2を有し、ジッパー1のスライダー101に施錠部102を設け、施錠部102を挿入するための穿孔を第2錠ケース12に設けることで、スライダー101の施錠部102を第2錠ケース12の穿孔に滑り込ませるだけで施錠できる。また、鍵の代わりにダイヤル錠を利用し、ダイヤル錠が第2施錠フック差し込み片13の移動を制御し、第2施錠フック差し込み片13によって第2施錠フック14及び第3施錠フック15の施錠状態を制御する。施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更されるため、スライダー101を引くだけで、施錠フック18によって施錠できる。引き手103を施錠フック18に締める施錠操作と比べてより簡単である。なお、施錠部102が第2錠ケース12の穿孔に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。さらに、錠前に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって壊れ易い問題を避けることができる。
図19及び図20を参照しながら説明する。本実施例において、第2施錠フック14は、第3施錠ブロック142、第4施錠ブロック143、及び第2伝動部141を有する。第2伝動部141を第2錠ケース12内に設ける場合に、第2伝動部141の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第2伝動部141がその進行方向に移動するしかない。第2伝動部141の第1端は、第2位置制限ノッチ1413を有する。第2位置制限ノッチ1413は、第2施錠フック差し込み片13の第2位置制限ロッド131に接続される。第2伝動部141の第2端の両側は、それぞれ第5斜面1411及び第6斜面1412を有する。そのため、第2伝動部141の第2端の両側に2つの斜台を形成する。第3施錠ブロック142の第1端は、第5斜面1411に対応する第7斜面1421を有する。第3施錠ブロック142の第2端は、施錠部102を施錠するための第2施錠ノッチ144を有する。第3施錠ブロック142を第2錠ケース12内に設ける場合に、第3施錠ブロック142の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第3施錠ブロック142が第2伝動部141に垂直する進行方向に移動するしかない。第3施錠ブロック142は、第5斜面1411及び第7斜面1421を介して第2伝動部141に接続される。第2伝動部141が移動する時に、第5斜面1411と第7斜面1421との組み合わせによって第3施錠ブロック142が上昇又は下降する。第4施錠ブロック143の第1端は、第6斜面1412に対応する第8斜面1431を有する。第4施錠ブロック143の第2端は、施錠部102を施錠するための第2施錠ノッチ144を有する。第4施錠ブロック143を第2錠ケース12内に設ける場合に、第4施錠ブロック143の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第4施錠ブロック143が第2伝動部141に垂直する進行方向に移動するしかない。第4施錠ブロック143は、第6斜面1412及び第8斜面1431を介して第2伝動部141に接続される。第2伝動部141が移動する時に、第6斜面1412と第8斜面1431との組み合わせによって第4施錠ブロック143が上昇又は下降する。第3施錠ブロック142、第4施錠ブロック143、及び第2伝動部141が垂直に設けられるため、第2伝動部141の横方向移動が第3施錠ブロック142及び第4施錠ブロック143の上下方向移動に変換され、第3施錠ブロック142及び第4施錠ブロック143を利用して施錠部102を施錠することができる。
第3施錠フック15は、第5施錠ブロック152、第6施錠ブロック153、及び第3伝動部151を有する。第3伝動部151を第2錠ケース12内に設ける場合に、第3伝動部151の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第3伝動部151がその進行方向に移動するしかない。第3伝動部151の第1端は、第3位置制限ノッチ1513を有する。第3位置制限ノッチ1513は、第2施錠フック差し込み片13の第3位置制限ロッド132に接続される。第3伝動部151の第2端の両側は、それぞれ第9斜面1511及び第10斜面1512を有する。そのため、第3伝動部151の第2端の両側に2つの斜台を形成する。第5施錠ブロック152の第1端は、第9斜面1511に対応する第11斜面1521を有する。第5施錠ブロック152の第2端は、施錠部102を施錠するための第3施錠ノッチ154を有する。第5施錠ブロック152を第2錠ケース12内に設ける場合に、第5施錠ブロック152の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第5施錠ブロック152が第3伝動部151に垂直する進行方向に移動するしかない。第5施錠ブロック152は、第9斜面1511及び第11斜面1521を介して第3伝動部151に接続される。第3伝動部151が移動する時に、第9斜面1511と第11斜面1521との組み合わせによって第5施錠ブロック152が上昇又は下降する。第6施錠ブロック153の第1端は、第10斜面1512に対応する第12斜面1531を有する。第6施錠ブロック153の第2端は、施錠部102を施錠するための第3施錠ノッチ154を有する。第6施錠ブロック153を第2錠ケース12内に設ける場合に、第6施錠ブロック153の運動方向が第2錠ケース12によって制限され、第2錠ケース12内において、第6施錠ブロック153が第3伝動部151に垂直する進行方向に移動するしかない。第6施錠ブロック153は、第10斜面1512及び第12斜面1531を介して第3伝動部151に接続される。第3伝動部151が移動する時に、第10斜面1512と第12斜面1531との組み合わせによって第6施錠ブロック153が上昇又は下降する。第5施錠ブロック152、第6施錠ブロック153、及び第3伝動部151が垂直に設けられるため、第3伝動部151の横方向移動が第5施錠ブロック152及び第6施錠ブロック153の上下方向移動に変換され、第5施錠ブロック152及び第6施錠ブロック153を利用して施錠部102を施錠することができる。
本実施例において、施錠/解錠機構は、第1バネ及び第2バネをさらに有する。第1バネの第1端は、第2伝動部141に接続される。第1バネの第2端は、第2錠ケース12内に固定される。第2バネの第1端は、第3伝動部151に接続される。第2バネの第2端は、第2錠ケース12内に固定される。施錠状態又は非施錠状態では第2伝動部141及び第3伝動部151がある程度の変位を許容し、スライダー101の施錠部102が施錠状態で施錠ブロックを押し開けて鍵穴に挿入することで、ジッパー1を施錠することができる。他の実施例において、バネとして他の類似の構造を有する弾性部品を利用してもよい。
本実施例において、ダイヤル錠機構2は、ダイヤル板バネ25をさらに有する。ダイヤル板バネ25は、凸起部を有する。ダイヤル板バネ25の凸起部は、それぞれダイヤル23の凹溝内に挿入される。ダイヤル板バネ25の機能は、ダイヤル23が回転する時にダイヤル23を正しい位置に維持され、使用感及び位置決める精度を高める。ダイヤル板バネ25の凸起部がダイヤル23の凹溝に係止される。回転する時に、ダイヤル板バネ25をダイヤル23の凹溝から滑り出させて、板バネの弾力ですぐ次の凹溝内に滑り込ませる。
本実施例において、施錠部102は、スライダー101の第1端に設けられる柱状凸起部である。施錠部102の第1端は、球面である。施錠部102の第2端は、スライダー101に接続される。施錠部102は、施錠フック18に対応する施錠溝104を有する。
本実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定される。他の実施例において、スーツケース用ジッパー錠が箱体に固定されなく、2つのジッパー1の施錠部102を第1錠ケース17内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠する。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。
パスワードを変更する場合、ダイヤル突片26を押して、3つのダイヤル位置制限ブロック24の噛み合い面をダイヤル23から滑り出させる。パスワードを変更した後、ダイヤル突片26を放して、3つのダイヤル位置制限ブロック24がダイヤル23内部に戻ってダイヤル23に噛み合う(即ち、施錠する)。それによって、パスワードを変更できる。
図21及び図22を参照しながら説明する。スーツケースは、実施例9のいずれかのスーツケース用ジッパー錠、第1箱体、第2箱体、及び中間箱体を有する。ジッパー1は、第1ジッパー7及び第2ジッパー8である。第1箱体及び中間箱体の第1側は、第1ジッパー7を介して接続される。第1ジッパー7は、第1スライダー71及び第2スライダー72を有する。第2箱体及び中間箱体の第2側は、第2ジッパー8を介して接続される。第2ジッパー8は、第3スライダー81及び第4スライダー82を有する。ツインロックは、中間箱体に設けられる。第1スライダー71及び第2スライダー72は、第1施錠部5に対応する。第3スライダー81及び第4スライダー82は、第2施錠部6に対応する。
施錠部品の設置箇所が引き手103からスライダー101に変更させるため、スライダー101を引くだけで施錠機能を実現し、引き手103を施錠フック18に締める施錠操作と比べてより簡単である。また、施錠部102が錠前に対応し、ジッパー1を引くだけで済むため、操作を間違えにくい。さらに、錠前に関連するのは、スライダー101だけである。スライダー101の頂端の施錠部102を錠前本体の内部に滑り込ませて施錠するため、衝撃がスライダー101に影響を及ぼさない。そのため、錠前本体の外部の引き手103が衝撃によって損傷し易い問題を避けることができる。前記スーツケース用ジッパー錠は、箱体に固定されてもよく、箱体に固定されなくてもよい。2つのジッパー1の施錠部102を第2錠ケース12内に位置させ、開けられないようにスーツケースを施錠してもよい。前記方法では、ジッパー1の施錠状態について特に限定されない。引き手103が壊れた場合、引き手103の代わりとして任意の物品(例えば、ロープ)を利用してもよい。施錠された部分がスライダー101であり、引き手103の機能は、スライダー101のスライドを案内することだけである。そのため、引き手103が壊れてスーツケースを施錠できない状況を避けることができる。
以上、図面を開示しながら本発明の実施例を詳しく説明したが、本発明は、上記実施例に限定されない。当業者が本発明に基づいてなされた変更、改良は、いずれも本発明に含む。
1 ジッパー
101 スライダー
102 施錠部
103 引き手
104 施錠溝
2 ダイヤル錠機構
21 バネ
22 ダイヤルシャフト
23 ダイヤル
24 ダイヤル位置制限ブロック
25 ダイヤル板バネ
26 ダイヤル突片
3 錠ケース
4 南京錠
5 第1施錠部
6 第2施錠部
7 第1ジッパー
71 第1スライダー
72 第2スライダー
8 第2ジッパー
81 第3スライダー
82 第4スライダー
9 第1施錠フック
91 第1伝動部
911 第1斜面
912 第2斜面
913 第1位置制限ノッチ
92 第1施錠ブロック
921 第3斜面
93 第2施錠ブロック
94 第1施錠ノッチ
10 施錠フック差し込み片
11 第1施錠フック差し込み片
111 第1位置制限ロッド
12 第2錠ケース
13 第2施錠フック差し込み片
131 第2位置制限ロッド
132 第3位置制限ロッド
14 第2施錠フック
141 第2伝動部
1411 第5斜面
1412 第6斜面
1413 第2位置制限ノッチ
142 第3施錠ブロック
1421 第7斜面
143 第4施錠ブロック
1431 第8斜面
144 第2施錠ノッチ
15 第3施錠フック
151 第3伝動部
1511 第9斜面
1512 第10斜面
1513 第3位置制限ノッチ
152 第5施錠ブロック
1521 第11斜面
153 第6施錠ブロック
1531 第12斜面
154 第3施錠ノッチ
16 受容穴
17 第1錠ケース
18 施錠フック
19 施錠ノッチ

Claims (6)

  1. 錠前及びジッパーを有し、
    前記ジッパーは、スライダー及び引き手を有し、
    前記引き手は、前記スライダーに設けられ、
    前記スライダーの第1端は、前記錠前に対応する施錠部を有し、
    施錠状態では、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠し、
    解錠状態では、前記錠前を解錠し、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前内から引き抜くものであり
    前記錠前は、ダイヤル錠であり、
    前記ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有し、
    前記施錠/解錠機構は、錠ケース、施錠フック差し込み片、施錠フック部、ダイヤル錠機構をさらに有し、
    前記錠ケースは、前記施錠フック部に対応する鍵穴及びダイヤル錠穴を有し、
    前記鍵穴は、前記ジッパーを前記施錠部に挿入するために用いられ、
    前記ダイヤル錠機構は、前記ダイヤル錠穴内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片、前記施錠フック部、及び前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケース内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤル錠機構に接続され、
    前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制御し、
    前記施錠フック差し込み片は、各前記施錠フック部に接続され、前記錠ケースと各前記施錠フック部との相対位置の移動を制限し、
    各前記施錠フック部は、前記鍵穴に挿入された前記施錠部の位置を制限し、
    施錠状態では、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を制御し、前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続され、各前記施錠フックを施錠状態に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が各前記施錠フック部によって制限され、
    解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を移動させ、移動された前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続されなく、各前記施錠フック部を解錠位置に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が前記施錠フック部によって制限されておらず、
    前記ダイヤル錠機構は、ダイヤル、ダイヤル位置制限ブロック、ダイヤルシャフトを有し、
    前記ダイヤルシャフトは、前記錠ケース内に設けられ、
    各前記ダイヤルの内圏は、それぞれ各前記ダイヤル位置制限ブロックの第1端に対応接続され、
    各前記ダイヤルと各前記ダイヤル位置制限ブロックとの相対位置が固定され、
    各前記ダイヤルは、数字に対応する凹溝を有し、
    各前記ダイヤル位置制限ブロックは、それぞれ前記ダイヤルシャフトが通過する穿孔、及びノッチを有し、前記穿孔を介して前記ダイヤルシャフトに接続され、
    前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤルを受容する受容穴、及び凸起部を有し、
    各前記ダイヤルは、各前記受容穴内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片の各前記凸起部は、対応の各前記ダイヤル位置制限ブロックのノッチに挿入可能であり、
    解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記施錠フック差し込み片の凸起部を前記ダイヤル位置制限ブロックのノッチに挿入し、前記施錠フック差し込み片を下に移動させることを特徴とする、
    スーツケース用ジッパー錠。
  2. 錠前及びジッパーを有し、
    前記ジッパーは、スライダー及び引き手を有し、
    前記引き手は、前記スライダーに設けられ、
    前記スライダーの第1端は、前記錠前に対応する施錠部を有し、
    施錠状態では、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠し、
    解錠状態では、前記錠前を解錠し、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前内から引き抜くものであり、
    前記錠前は、ダイヤル錠であり、
    前記ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有し、
    前記施錠/解錠機構は、錠ケース、施錠フック差し込み片、施錠フック部、ダイヤル錠機構をさらに有し、
    前記錠ケースは、前記施錠フック部に対応する鍵穴及びダイヤル錠穴を有し、
    前記鍵穴は、前記ジッパーを前記施錠部に挿入するために用いられ、
    前記ダイヤル錠機構は、前記ダイヤル錠穴内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片、前記施錠フック部、及び前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケース内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤル錠機構に接続され、
    前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制御し、
    前記施錠フック差し込み片は、各前記施錠フック部に接続され、前記錠ケースと各前記施錠フック部との相対位置の移動を制限し、
    各前記施錠フック部は、前記鍵穴に挿入された前記施錠部の位置を制限し、
    施錠状態では、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を制御し、前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続され、各前記施錠フックを施錠状態に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が各前記施錠フック部によって制限され、
    解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を移動させ、移動された前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続されなく、各前記施錠フック部を解錠位置に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が前記施錠フック部によって制限されておらず、
    前記施錠フック差し込み片の一端は、前記施錠フック部を有し、若しくは
    前記施錠フック差し込み片の両端は、それぞれ前記施錠フック部を有し、
    前記施錠フック部は、施錠フックを有し、
    前記施錠フックの前記施錠フック差し込み片に向かう一端は、位置制限ノッチを有し、
    前記施錠フック差し込み片の前記位置制限ノッチに向かう一端は、前記位置制限ノッチに対応する位置制限ロッドを有し、
    施錠状態では、前記位置制限ロッドが前記位置制限ノッチ内に係止され、前記施錠フック差し込み片によって前記施錠フックの移動を制限し、
    前記施錠フックの前記鍵穴に向かう一端は、施錠ノッチを有し、
    前記施錠フックは、前記施錠ノッチを前記施錠部に係止することで、前記スライダーを施錠し、
    前記施錠フックは、第1施錠ブロック、第2施錠ブロック、及び第1伝動部を有し、
    前記第1伝動部の第1端は、前記位置制限ノッチを有し、
    前記第1伝動部の第2端の両側は、それぞれ第1斜面及び第2斜面を有し、
    前記第1施錠ブロックの第1端は、前記第1斜面に対応する第3斜面を有し、
    前記第1施錠ブロックの第2端は、前記施錠部を施錠するための前記施錠ノッチを有し、
    前記第1施錠ブロック及び前記第1伝動部は、前記第1斜面及び前記第3斜面を介して接続され、
    前記第2施錠ブロックの第1端は、前記第2斜面に対応する第4斜面を有し、
    前記第2施錠ブロックの第2端は、前記施錠部を施錠するための前記施錠ノッチを有し、
    前記第2施錠ブロック及び前記第1伝動部は、前記第2斜面及び前記第4斜面を介して接続されることを特徴とする、スーツケース用ジッパー錠。
  3. 前記施錠フック部は、バネをさらに有し、
    前記バネの第1端は、前記施錠フックに接続され、
    前記バネの第2端は、前記錠ケース内に固定され、
    前記バネは、前記施錠部を施錠するための施錠力を前記施錠フックに加えることを特徴とする、
    請求項に記載のスーツケース用ジッパー錠。
  4. 錠前及びジッパーを有し、
    前記ジッパーは、スライダー及び引き手を有し、
    前記引き手は、前記スライダーに設けられ、
    前記スライダーの第1端は、前記錠前に対応する施錠部を有し、
    施錠状態では、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠し、
    解錠状態では、前記錠前を解錠し、前記スライダーの前記施錠部を前記錠前内から引き抜くものであり、
    前記錠前は、ダイヤル錠であり、
    前記ダイヤル錠は、施錠/解錠機構をさらに有し、
    前記施錠/解錠機構は、錠ケース、施錠フック差し込み片、施錠フック部、ダイヤル錠機構をさらに有し、
    前記錠ケースは、前記施錠フック部に対応する鍵穴及びダイヤル錠穴を有し、
    前記鍵穴は、前記ジッパーを前記施錠部に挿入するために用いられ、
    前記ダイヤル錠機構は、前記ダイヤル錠穴内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片、前記施錠フック部、及び前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケース内に設けられ、
    前記施錠フック差し込み片は、前記ダイヤル錠機構に接続され、
    前記ダイヤル錠機構は、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制御し、
    前記施錠フック差し込み片は、各前記施錠フック部に接続され、前記錠ケースと各前記施錠フック部との相対位置の移動を制限し、
    各前記施錠フック部は、前記鍵穴に挿入された前記施錠部の位置を制限し、
    施錠状態では、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を制御し、前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続され、各前記施錠フックを施錠状態に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が各前記施錠フック部によって制限され、
    解錠状態では、前記ダイヤル錠機構のダイヤルパスワードが正しい状態となり、前記ダイヤル錠機構が前記施錠フック差し込み片を移動させ、移動された前記施錠フック差し込み片が各前記施錠フック部に接続されなく、各前記施錠フック部を解錠位置に位置させ、前記錠ケースに挿入された前記施錠部の位置が前記施錠フック部によって制限されておらず
    南京錠をさらに有し、
    前記錠ケースは、南京錠穴をさらに有し、
    前記南京錠のシリンダーは、前記南京錠穴内に設けられ、前記施錠フック差し込み片に接続され、前記錠ケースと前記施錠フック差し込み片との相対位置の移動を制限することを特徴とする、
    スーツケース用ジッパー錠。
  5. 前記施錠部は、前記スライダーの第1端に設けられる柱状凸起部であり、
    前記施錠部の第1端は、球面であり、
    前記施錠部の第2端は、前記スライダーに接続され、
    前記施錠部は、前記施錠フック部に対応する施錠溝を有することを特徴とする、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のスーツケース用ジッパー錠。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載のスーツケース用ジッパー錠を有するスーツケースであって、
    前記スーツケース用ジッパー錠は、前記スーツケースに設けられ、
    前記スライダーの前記施錠部を前記錠前に挿入して施錠することで、前記スーツケースを施錠することを特徴とする、
    スーツケース。
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