JP7252075B2 - 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法に関する。
車両に故障が発生した場合に、交換すべき部品が自動的に特定され、その部品に対する交換等のメンテナンスが必要な場合に、その車両の利用者は、メンテナンスを実際に受けるのに先立って、情報センターから受信した情報によって表示されるサービス拠点の検索結果画面によって、各サービス拠点の所在位置と、それらサービス拠点毎に個別に算出された予想到着時刻、修理完了予想時刻、修理内容及びその見積金額、交換部品等の情報を把握する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の技術は、遠隔故障診断や車両側単独の故障診断結果に基づき、修理のための標準的な所要時間を算出している。
特開2003-212100号公報
しかし、実際の整備に要する時間は、診断時に把握できなかった要整備箇所が発見された場合等に変動する。また、実際に整備を行う整備担当者が新人等の場合には、標準的な時間内で整備を終了できない事態が懸念される。
整備の終了時間が変動した場合、整備施設のスタッフは、車両の利用者に連絡する作業が必要になる。この連絡が遅くなるほど、車両の利用者にとってスケジュール調整が必要になる等の不便が生じてしまう。
そこで、本発明は、整備完了タイミングに関わる通知に関し、整備側、及び車両の利用側の少なくとも一方の利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、情報処置装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記変更によって前記タイミング情報が予め定めた閾値以上ずれた場合、前記通知処理部は、前記閾値未満の場合と異なる所定の通知処理を行うことを特徴とする。
情報処置装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理と、変更後の前記タイミング情報を、前記整備側端末に通知する処理とを行うことを特徴とする。
情報処置装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記利用者による前記整備後の前記車両の引渡場所を取得する引渡場所取得部と、前記引渡場所まで前記車両を移動あるいは運搬させる要求を受信する移動要求受信部と、前記受信した前記車両の移動あるいは運搬の要求に対し、前記利用者に課金要求を送信する課金要求送信部とを有することを特徴とする。
情報処理装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、前記情報取得部は、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、前記タイミング情報の変更履歴を記憶する記憶部を有し、前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記変更履歴を反映したタイミング情報に補正する第3の補正処理を行うことを特徴とする。
情報処理装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、前記情報取得部は、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、前記情報取得部は、前記整備を行う整備施設への前記利用者の来店履歴を取得し、前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記利用者の来店履歴を反映したタイミング情報に補正する第4の補正処理を行うことを特徴とする。
情報処理装置は、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記整備側端末、及び前記利用端末のいずれかから、前記利用者による前記整備後の前記車両の引取タイミングを取得する引取タイミング取得部と、前記整備完了タイミングから前記引取タイミングまでに要した時間に基づき、前記利用者に対し、次回の車両あるいは車両関連部品を購入する際、または車両関連サービスを受ける際のインセンティブを付与するインセンティブ付与部とを有することを特徴とする。
また、上記構成において、前記記憶部は、前記タイミング情報が所定時間以上、変更した場合の変更履歴を記憶してもよい。
また、上記構成において、前記通知処理部は、前記利用端末に対し、前記整備関連情報によって特定される整備内容を通知する処理と、前記利用者の整備に関する要望を受け付ける処理とを行い、前記情報取得部は、前記要望を、前記整備関連情報の変更を特定可能な前記所定の情報として取得してもよい。
また、上記構成において、前記情報取得部は、前記車両の整備履歴を取得し、前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記車両の整備履歴を反映したタイミング情報に補正する第2の補正処理を行ってもよい。
また、情報処理装置の制御方法において、情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記変更によって前記タイミング情報が予め定めた閾値以上ずれた場合、前記通知処理部が、前記閾値未満の場合と異なる所定の通知処理を行うことを特徴とする。
また、情報処理装置の制御方法において、情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理と、変更後の前記タイミング情報を、前記整備側端末に通知する処理とを行うことを特徴とする。
また、情報処理装置の制御方法において、情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、引渡場所取得部が、前記利用者による前記整備後の前記車両の引渡場所を取得し、移動要求受信部が、前記引渡場所まで前記車両を移動あるいは運搬させる要求を受信し、課金要求送信部が、前記受信した前記車両の移動あるいは運搬の要求に対し、前記利用者に課金要求を送信することを特徴とする。
また、情報処理装置の制御方法において、情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、前記情報取得部が、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、
前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、記憶部に記憶される前記タイミング情報の変更履歴を反映したタイミング情報に補正する第3の補正処理を行うことを特徴とする。
また、情報処理装置の制御方法において、情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、前記情報取得部が、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、前記情報取得部が、前記整備を行う整備施設への前記利用者の来店履歴を取得し、前記タイミング特定部が、前記タイミング情報を、前記利用者の来店履歴を反映したタイミング情報に補正する第4の補正処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、整備完了タイミングに関わる通知に関し、整備側、及び車両の利用側の少なくとも一方の利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る整備側装置を含むサービス提供システムを示す図である。 整備側装置を周辺構成と共に示す図である。 車両の整備作業を開始するまでの整備情報通知サービスに関する動作の説明に供する図である。 タイミング通知処理のフローチャートである。 整備完了日時の算出処理を示すフローチャートである。 顧客端末の表示例を示す図である。 図3中のステップS3Aの処理時の画面例である。 図3中のステップS3Aの処理時の他の画面例である。 車両の整備作業を開始した後の整備情報通知サービスに関する動作の説明に供する図である。 整備完了日時の変更のみを行う場合のタイミング通知処理を示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る整備側装置を含むサービス提供システムを示す図である。 車両引取サービス及び車両引渡サービスの説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る整備側装置を含むサービス提供システムを示す図である。このサービス提供システム1は、車両販売や整備を行うカーディーラ等の事業体が行う場合に好適なシステムとして構成され、各種のサービスを提供するサービス提供サーバーとして機能する整備側装置11を備えている。
整備側装置11は、一台又は複数台のコンピュータ等で構成される情報処理装置であり、所定の通信ネットワークを介して、カーディーラの店舗に併設される整備施設(以下、ピット2と言う)に設けられたカメラ3からの送信データ(後述する作業状況データDA)を取得するデータ取得機能、ピット2で整備を行う整備担当者4(整備スタッフとも言う)が利用する整備側端末21と通信する機能、車両5の利用者である顧客6が利用する顧客端末31と通信する機能等を有している。この整備側装置11は、クラウドサーバなどのオンラインサーバでも実現可能である。なお、顧客6は、車両5の所有者に限定されず、例えば、車両5の所有者の許可の下、車両5を利用する利用者でもよいし、車両5がレンタル契約した車両(レンタル車両とも称する)の場合、その車両5をレンタルした利用者でもよい。
この整備側装置11が顧客6に提供するサービスには、顧客端末31に対し、顧客6が利用する車両5の整備依頼を促すと共に整備を予約する整備案内・予約サービスSP1、顧客6の満足度向上に寄与するインセンティブを付与するインセンティブ付与サービスSP2、及び、整備に関する情報を通知する整備情報通知サービスSP3等がある。
なお、整備側装置11は、顧客端末31に対し、上記サービスSP1~P3等に対応する通知処理等を行う場合に限定されず、車両5に搭載された車載装置8、又は、車両5が備える車両システム9に対し、上記サービスSP1~P3等に対応する通知処理等を行うようにしてもよい。この場合、車載装置8、及び車両システム9は、顧客端末31を通信中継装置として利用することによって整備側装置11と通信し、又は、整備側装置11と直接通信することによって、上記通知等に必要な情報を送受信すればよい。
車載装置8は、例えばナビゲーション装置であり、ナビゲーション装置が有する入力デバイス及び表示デバイス等を利用して情報入力及び情報表示が可能である。また、車両システム9は、乗員が操作可能な入力デバイス、及び計器類等の情報を表示可能な表示デバイスを有し、これらデバイスを利用して情報入力及び情報表示が可能である。つまり、顧客端末31、車載装置8及び車両システム9は、顧客6側の情報処理装置として利用可能である。つまり、顧客端末31、車載装置8及び車両システム9のいずれも顧客6が利用する利用端末となり得る。なお、顧客端末31、車載装置8及び車両システム9の全てを各サービスSP1~SP3で利用可能にしてもよいし、顧客6が選択した顧客端末31、車載装置8及び車両システム9のいずれかだけを各サービスSP1~SP3で利用可能にしてもよい。
図2は、整備側装置11を周辺構成と共に示す図である。ピット2は、複数の車両5を同時に作業可能な作業スペースを有し、図2には2台の車両5が作業中であり、1台分の作業スペースが空いている場合を例示している。なお、ピット2は、複数の車両5を作業可能な施設に限定されず、1台以上の車両5を作業可能な施設であればよい。
カメラ3は、ピット2の作業状況を撮影し、撮影データからなる作業状況データDAをリアルタイムで整備側装置11に送信する。つまり、カメラ3は、ピット2の作業状況、又は整備担当者4の作業状況を示すデータを取得する作業状況取得デバイスとして機能する。このカメラ3は、ピット2又は整備担当者4の作業状況を判別可能な画像を撮影可能な範囲で、複数台のカメラでもよいし、一台のカメラでもよい。なお、カメラ3には公知のカメラを広く適用可能である。
作業状況データDAは、カメラ3の撮影データに限定されず、ピット2又は整備担当者4の作業状況を特定可能な他のデータを適用してもよい。なお、作業状況データDAを取得する作業状況取得デバイスは、カメラ3に限定しなくてもよい。例えば、作業スペース毎に車両5又は整備担当者4等を検出可能な動体センサ、又は人感センサを設置し、これらセンサからのデータを作業状況データDAとして整備側装置11に送信するようにしてもよい。また、作業状況データDAに相当するデータの一部又は全てを、整備側端末21から入力するようにしてもよい。
例えば、作業状況データDAは、ピット2の各作業スペースが作業中か否かを特定したり、各作業スペースで作業中の車両5を特定したり、作業前の車両5を特定したり、作業完了後の車両5(預かり状態の車両5に相当)を特定したり、整備担当者4の手が空いているか否かを特定したりすることが可能な情報である。
整備側端末21及び顧客端末31は、通信機能、情報入力機能、情報出力機能、及び現在位置検出機能等を有する情報処理端末であり、本実施形態ではスマートフォンである。整備側端末21及び顧客端末31が一般的なスマートフォンと特に異なる点は、このサービス提供システム1に対応したアプリケーションプログラムがそれぞれインストールされる点である。
整備側端末21は、この整備側端末21にインストールされたアプリケーションプログラムを実行することにより、整備担当者4から整備関連情報DSを入力する情報入力装置、及び、整備側装置11からの各種情報を整備担当者4に画像等を利用して通知する通知装置等として機能する。なお、整備側端末21の台数は特に限定されず、整備担当者4がそれぞれ整備側端末21を所持するようにしてもよいし、複数人の整備担当者4で整備側端末21を共用してもよい。
顧客端末31は、この顧客端末31にインストールされたアプリケーションプログラムを実行することにより、顧客6から各種情報を入力する情報入力装置、及び、整備側装置11からの各種情報を顧客6に画像等を利用して通知する通知装置等として機能する。
整備側端末21及び顧客端末31は、無線通信機能を利用して整備側装置11と通信可能である。なお、整備側端末21及び顧客端末31は、スマートフォンに限定されず、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)又はパーソナルコンピュータ等でもよい。
整備側装置11は、通信部12、情報処理部13及び記憶部14を備えている。通信部12は、整備側端末21及び顧客端末31等と通信するための通信モジュールを有し、公衆無線通信網等を介してインターネット等にアクセスする機能も有している。
情報処理部13は、記憶部14に記憶された制御プログラム14Aを実行するコンピュータを構成するCPU等を有し、制御プログラム14Aを実行することにより、各種の情報を取得する情報取得部51、整備案内・予約サービスSP1等に対応する処理を行う整備依頼対応処理部61、車両5の整備が完了する整備完了タイミングを特定するタイミング特定部62、各種の通知に関する処理を行う通知処理部63、記憶部14の記憶内容を制御する記憶制御部64、及び整備料金等の決済処理を行う決済部65等として機能する。
記憶部14は、情報処理部13が実行する制御プログラム14A、ピット2の予約情報DYを格納するスケジュールデータベース14B(以下、「データベース」を「DB」と表記する)、車両5の整備関連情報DS等を格納する整備DB14C、インセンティブ情報DVを格納するインセンティブDB14D、顧客情報DPを格納する顧客DB14E、整備担当者4のスキル情報DMを格納する整備担当DB14F、及び、整備履歴DRを格納する整備履歴DB14Gを備えている。
情報取得部51は、顧客端末31からの整備依頼を受け付ける処理を行う依頼受付部52を有し、受け付けた整備依頼の日時を特定する情報が、予約情報DYとしてスケジュールDB14Bに格納される。また、情報取得部51は、整備側端末21から整備項目を特定可能な整備関連情報DS等を取得する整備関連情報取得部53を有し、取得した整備関連情報DSが整備DB14Cに格納される。
整備関連情報DSは、整備内容を示す一以上の整備項目と、整備を行う整備担当者4と、整備対象の車両5と、顧客6とを少なくとも特定可能な情報である。整備DB14Cは、整備関連情報DSを格納することによって、整備内容と整備担当者4と車両5と顧客6とを対応付けたデータベースとなっている。
なお、本実施形態の情報処理部13は、整備関連情報D1に基づいて、整備完了タイミングを示す整備完了日時、及び整備に要する見積もり額を算出可能である。なお、整備関連情報D1に含まれる情報は、整備完了タイミングを算出可能な範囲で適宜に変更してもよい。算出された整備完了日時、見積もり額、及び、整備完了日時の変更履歴DHについても、整備DB14Cに格納される。
なお、整備完了日時の変更履歴DHは、整備完了日時の変更内容を特定可能な情報であればよく、例えば、整備内容の追加等によって生じた変更時間、又は変更回数である。本実施形態では、整備完了日時の変更履歴として、整備完了日時の変更時間を採用している。
情報取得部51は、整備側端末21及び顧客端末31を含む外部装置から各種の情報を取得する外部情報取得部54を有している。この外部情報取得部54が取得する情報は、顧客6に付与するインセンティブを特定可能なインセンティブ情報DVと、顧客情報DPとを含んでおり、インセンティブ情報DVがインセンティブDB14Dに格納され、顧客情報DPが顧客DB14Eに格納される。
インセンティブ情報DVは、顧客6に付与するインセンティブを示す情報である。インセンティブは、各種の商品又はサービス等を受ける際に利用可能なクーポン、各種の商品又はサービス等に交換可能な所定の数値であるポイント情報、仮想通貨、現金又は金券のキャッシュバック等の公知のインセンティブを広く適用可能である。これらのインセンティブは、電子クーポンやポイントの発行等の公知の方法で顧客6に付与可能なインセンティブを含んでいる。なお、インセンティブ情報DVを送信する外部装置は、上記インセンティブの提供者や提案者が操作するパーソナルコンピュータ又はスマートフォン等である。
顧客情報DPは、顧客6に関する情報であり、具体的には、顧客6の個人情報、顧客6が利用する車両5の情報、顧客6の来店日時を特定可能な来店履歴、及び、顧客6が整備案内・予約サービスSP1等を利用するためのログイン情報等を含んでいる。ログイン情報は、顧客6からの要求に応じて整備側装置11が発行した情報であり、このログイン情報を利用することによって、顧客6が顧客端末31を介して整備側装置11にアクセスし、整備の予約等を行うことができる。
ログイン情報を除く顧客情報DPは、顧客6が操作する顧客端末31等から整備側端末21に送信された情報、又は、ピット2側の担当者(カーディーラの営業担当者、整備担当者4)が顧客6から得た情報である。
また、情報取得部51は、整備担当者4のスキル情報DMを取得する整備担当情報取得部55を有しており、取得したスキル情報DMは整備担当DB14Fに格納される。スキル情報DMは、整備担当者4が整備に要する整備時間を特定可能な情報であり、例えば、過去の整備において標準作業時間よりも時間を要した整備項目を特定可能な情報である。
また、情報取得部51は、整備側端末21から整備履歴DRを取得する整備履歴取得部56を有しており、取得した整備履歴DRは整備履歴DB14Gに格納される。整備履歴DRは、過去の整備内容、整備時間、及び顧客6の要望に従って追加した整備(例えば、エンジンオイル交換、ワイパーゴム交換)等を特定可能な情報である。なお、整備履歴DRは、整備担当者4が入力した情報でもよいし、又は、整備関連情報DSから抽出した情報でもよい。
依頼受付部52は、顧客端末31からの整備依頼を入力し、入力結果を整備依頼対応処理部61に出力する。整備依頼対応処理部61は、入力結果に基づいて、顧客6が希望する整備日時の予約を受け付ける処理を行う。例えば、整備依頼対応処理部61は、スケジュールDB14Bに格納されたピット2の予約情報DYに基づいて整備が可能な日時を抽出し、抽出結果を顧客6に提示する処理、顧客6が選択した整備日時をスケジュールDB14Bに格納する処理、及び、予約が完了した旨を顧客6に通知する処理等を行う。この整備の予約に関する処理は、公知の予約処理を広く適用可能である。
また、整備依頼対応処理部61は、整備案内・予約サービスSP1及びインセンティブ付与サービスSP2に対応する処理を行う。例えば、整備依頼対応処理部61は、整備履歴DB14Gに格納される整備履歴DRを利用して整備が必要な車両5を検索し、検索した車両5を利用する顧客6に、整備依頼を促す電子メール等を送信する。なお、電子メールのアドレスは、顧客情報DPから特定可能である。また、整備依頼対応処理部61は、インセンティブDB14Dに格納されたインセンティブ情報DVに基づいて、整備依頼を行った顧客6に所定のクーポン等を付与する処理を行う。このクーポンは、例えば、整備中の待ち時間に利用可能な飲食店等の施設の割引券である。
次に、整備情報通知サービスSP3について説明する。
図3は、車両5の整備作業を開始するまでの整備情報通知サービスSP3に関する動作の説明に供する図である。
図3に示すように、顧客6が予め予約された日時にピット2に来店し、車両5をピット2に引き渡した後、整備担当者4によって車両状況の確認が実施される。なお、本実施形態では、車両5をピット2に引き渡した後に顧客6と整備担当者4が直接話したり、電話で話したりする必要はなく、顧客6は任意の場所に移動できる。この「車両状況の確認」の際、整備情報通知サービスSP3に関わる動作として、整備側端末21と顧客端末31との間で、整備側装置11を介して図3に示す情報の受け渡しが実施され、この受け渡しに伴い、整備側装置11では、図4に示すタイミング通知処理が実施される。以下、図3及び図4等を参照しつつ、「車両状況の確認」の際の動作を説明する。
「車両状況の確認」の際、整備担当者4は、車両状況を実際に確認したり、整備側端末21を利用して、整備対象の車両5に対応する整備履歴DRを閲覧したりすることによって、今回行う整備内容(例えば、12ヶ月点検又は24ヶ月点検等の法定点検であったり、交換対象の部品の有無)を特定する。
次に、整備担当者4は、整備側端末21のアプリケーションプログラムを実行させることにより、整備関連情報DSの入力画面を表示させ、図3のステップS1Aに示すように、整備関連情報DSに相当する情報(整備項目など)を整備側端末21に入力する。整備側端末21に入力された情報は、整備関連情報DSとして、整備側装置11に送信され、整備側装置11の記憶部14(本実施形態では整備DB14C)に記憶される。
整備側端末21のアプリケーションプログラムが実行された場合、図4に示すように、整備側装置11の情報処理部13は、整備担当者4の操作に基づいて、整備関連情報DSの新規入力(今回の整備に関して一回目の入力に相当する)か否かを判定し(ステップS1B)、新規入力であれば(ステップS1B;YES)、ステップS2Bの処理に移行する。図3に示す「車両状況の確認」の際は、通常、整備関連情報DSの新規入力であるので、ステップS2Bの処理に移行する。
一方、整備関連情報DSの新規入力ではなく、既に入力された整備関連情報DSの変更であれば、ステップS10Bの処理に移行する。整備関連情報DSの変更は、新規入力後に行われるものであるため、ステップS10Bの処理については後段で説明する。
ステップS2Bにおいて、情報処理部13は、タイミング特定部62により、入力された整備関連情報DSに基づいて、整備完了タイミングを示すタイミング情報である整備完了日時と、整備に要する見積もり額とを算出する処理を行う(ステップS2B)。なお、このステップS2Bで算出される整備完了日時は、顧客6が車両5を受け取りに来るのに好適なタイミングであり、整備完了直後のタイミングに限定されるものではない。
図5は、整備完了日時の算出処理を示すフローチャートである。
この算出処理は、図5に示すように、標準作業時間に基づく整備完了日時を算出する処理(ステップS1C)と、ステップS1Cで算出した整備完了日時を補正する第1~第4の補正処理(ステップS2C~5C)とを含んでいる。
なお、標準作業時間は、作業時間の目安であり、この標準作業時間内での作業を保証するものではない。
整備DB14Cには、整備項目毎の標準作業時間を示す作業時間テーブルが格納されており、ステップS1Cでは、タイミング特定部62が、整備関連情報DSから整備項目を特定し、作業時間テーブルを参照することによって、整備項目毎の標準作業時間を特定し、これらの加算値を、整備作業の開始予定時刻に加算することによって「標準作業時間に基づく整備完了日時」を算出する。
なお、作業時間テーブルは、例えば、エンジンオイル交換やワイパー交換といった作業項目毎の標準作業時間を特定可能であり、また、12ヶ月点検等の法定点検については、その法定点検に含まれる点検項目を特定でき、かつ、それぞれの点検項目毎の標準作業時間を特定可能なデータである。
ステップS2C(第1の補正処理)において、タイミング特定部62は、「整備関連情報DSから整備担当者4を特定し、特定した整備担当者4のスキル情報DMを整備担当DB14Gから抽出し、抽出したスキル情報DMに基づいて、整備項目毎の作業時間を補正する。
整備担当者4のスキル情報DMは、整備担当者4の技量又は経験を示す情報であり、整備項目毎に標準作業時間で作業可能か否かを特定可能な情報であり、例えば、整備担当者4の過去の整備履歴の情報である。
そして、タイミング特定部62は、スキル情報DMに基づき、整備関連情報DSに含まれる作業内容に、整備担当者4の作業回数が所定回数未満の整備項目、又は、過去に時間を要した整備項目があった場合に、その整備項目については、標準作業時間で整備できないとみなし、予め定めた条件に従って「標準作業時間に基づく整備完了日時」を遅らせる補正を行う。これによって、「標準作業時間に基づく整備完了日時」を、整備担当者4のスキルを反映した整備完了日時に補正する。なお、整備完了日時を遅らせる補正に限定されず、整備担当者4が短時間で対応可能な整備項目がある場合は、整備完了日時を早める補正を行ってもよい。
また、整備担当者4のスキル情報DMを、整備担当者4の整備項目毎に必要な作業時間としてもよい。この場合、タイミング特定部62は、その整備担当者4の作業時間に基づき、整備完了日時を算出すればよい。
このステップS2Cには、上記処理に限定されず、整備担当者4のスキルを反映した整備完了日時を算出可能な処理を広く適用可能である。
ステップS3C(第2の補正処理)において、タイミング特定部62は、整備関連情報DSから整備対象の車両5を特定し、その車両5の整備履歴DRを整備履歴DB14Gから抽出し、抽出した整備履歴DRに基づいて整備完了日時を補正する。
整備履歴DB14Gに格納される整備履歴DRは、その車両5に行った過去の整備に要した作業時間を特定可能な情報であり、特に時間を要した整備項目を特定可能な情報である。例えば、車両5がクラシックカーであったり、ブレーキ周り等をカスタムしている場合、ブレーキ周りの整備に通常よりも時間がかかる場合がある。
そして、タイミング特定部62は、整備履歴DRに基づき、整備関連情報DSに含まれる作業内容に、過去に時間を要した整備項目が含まれる場合、予め定めた条件に従って、整備完了日時を遅らせる補正を行う。遅らせる時間は、予め定めた余裕時間でもよいし、過去の整備履歴DRから特定した整備に要した時間でもよい。なお、過去に短時間で済んだ整備項目が含まれる場合等は整備完了日時を所定時間だけ早める補正を行ってもよい。
また、ステップS3Cの別態様として、整備履歴DB14Gに、同じ車種で、かつ、走行距離等の条件が近い車両5の整備履歴DRが存在した場合、その整備履歴DRを利用して整備完了日時を遅らせる補正を行ってもよい。
このステップS3Cには、同一又は同条件の車両5の整備履歴DRを反映した整備完了日時を算出可能な処理を広く適用可能である。なお、整備履歴DRがない場合、タイミング特定部62は、整備履歴DRに基づく補正を行わない。
ステップS4C(第3の補正処理)において、タイミング特定部62は、整備関連情報DSから車両5を特定し、この車両5の過去の整備完了日時の変更履歴DHを整備DB14Cから抽出し、抽出した変更履歴DHに基づいて整備完了日時を補正する。
変更履歴DHは、整備完了日時の変更内容を特定可能な情報であり、過去に予め定めた許容時間を超える時間変更があった場合、予め定めた条件に従って、整備完了日時を遅らせる補正を行う。遅らせる時間は、予め定めた余裕時間である。これにより、変更履歴DHを反映した整備完了日時にできる。
なお、過去に許容時間を超える時間変更があった場合の要因(例えば、所定箇所の故障)を特定可能にし、この要因が今回は無視できる場合(車両情報等を利用して故障が解消していることを確認した場合)、整備完了日時を遅らせる補正は行わないようにすることが好ましい。この第3の補正処理に使用する変更履歴DHは、前回の変更履歴DH、又は現時点から所定期間内(例えば一年以内)の変更履歴DHに限定してもよい。このステップS4Cには、これまでの整備完了日時の変更履歴DHを反映した整備完了日時を算出可能な処理を広く適用可能である。
ステップS5C(第4の補正処理)において、タイミング特定部62は、整備関連情報DSから顧客6を特定し、その顧客6の顧客情報DPを、顧客DB14Eから抽出し、抽出した顧客情報DPに基づいて整備完了日時を補正する。
顧客情報DPは、ピット2に関連するカーディーラに来店した顧客6の来店日時を特定可能な来店履歴の情報を含んでいる。タイミング特定部62は、顧客6の来店履歴から、顧客6の来店した曜日(週末か否かを含む)、及び時間帯を特定し、特定した曜日(週末か否かでも良い)及び時間帯まで整備完了日時を遅らせる補正を行う。
なお、このステップS5Cの処理に使用する来店履歴を、前回の来店履歴、又は現時点から所定期間内の来店履歴に限定してもよいし、来店履歴から特定した曜日及び時間帯のいずれか一方に整備完了日時を補正してもよい。また、顧客6の前回の来店日時からの経過時間(例えば、前回の来店日時から今回の来店日時までの時間、又は、前回の来店日時から今回の整備依頼日時までの時間)が、所定期間以上経過(例えば一年以上経過)している場合、想定していない不具合等が車両5に生じている可能性があるため、余裕を持った整備時間を設定するように整備完了日時を遅らせる補正を行うと共に、更に、余裕を持った整備時間を設定した旨等を、顧客6に通知する処理を行うようにしてもよい。
また、ステップS5Cの別態様として、整備履歴DB14Gから前回整備時の整備完了日時を取得し、その整備完了日時と同じ曜日(週末か否かでも良い)及び時間帯の少なくともいずれかを、顧客6が来店し易い曜日又は時間帯とみなし、その曜日、又は時間帯に整備完了日時を補正してもよい。例えば、前回整備時の整備完了日時を、顧客6が来店し易い曜日又は時間帯に設定していた場合に、顧客6が来店し易いタイミングに整備完了日時を補正できる。このステップS5Cには、顧客6の過去の来店タイミングを反映した整備完了日時を算出可能な処理を広く適用可能である。
上記ステップS1C~S4Cにより、整備完了日時の算出精度が向上する。また、上記ステップS5Cにより、顧客6により合わせた整備完了日時を設定し易くなる。なお、上記ステップS2C~S4Cの順番は適宜に変更してもよいし、いずれかの処理を省略してもよい。
図4のステップS2Bにおける見積もり額の算出処理は、整備項目毎の費用(部品代と工賃に相当)を示す料金テーブルを整備DB14C等に記憶しておき、この料金テーブルに基づいて見積もり額を算出するようにすればよい。この見積もり額の算出処理は、公知の処理を広く適用可能である。このようにして算出された整備完了日時、及び見積もり額は、整備DB14Cに格納される。なお、整備DB14C以外の場所に格納してもよい。
図4に戻り、ステップS2Bの算出処理を終えると、情報処理部13は、通知処理部63により、整備内容の通知処理を行う(ステップS3B)。これにより、図3のステップS2Aに示すように、顧客端末31に、ステップS1Bで入力した整備関連情報DSによって特定された整備項目、ステップS2Bで算出した整備完了日時、及び見積もり額が表示される。
このステップS3Bの処理は、顧客端末31がアプリケーションプログラムを介してアクセス可能なWeb上の領域に、上記整備内容(整備項目、整備完了日時、見積もり額)を公開する方法、又は、直接アプリケーションプログラムに情報を直接送信する等の公知の方法によって、リアルタイムに各情報を通知する。なお、電子メールを利用した通知方法等の公知の通知方法を広く適用可能である。
ここで、図6は、顧客端末31の表示例を示している。
図6では、整備内容(整備項目、整備完了日時、見積もり額)を含む整備状況を、操作ボタンB1と共に表示した場合を示している。より具体的には、整備完了日時、見積もり額と、整備の開始(図6中の「作業開始」)から完了(図6中の「完了」)までの整備項目を含む全ての工程が表示される。これら工程については、「作業開始」、「初期点検」、「エンジンオイルの交換作業」、・・・、「決済」といったように時系列順で表示され、顧客6は全行程を容易に把握できる。しかも、工程毎に、作業が完了したことを示す「完了」、現在作業中であることを示す「作業中」、又は、作業が未完了であることを示す「未完了」が表示される。これらにより、顧客6は、整備完了日時、及び見積もり額に加え、全行程のうち現在どこまで整備が進んでいるかを容易に把握できる。
また、整備側装置11の情報処理部13は、顧客6から整備に関する要望を受け付ける処理を行い、要望が入力されたか否かを判定する(図4のステップS4B)。例えば、図6に示す操作ボタンB1がタッチ操作されることにより、整備に関する要望(整備の追加に相当)を行うことが可能になる。この場合、通知処理部63は、顧客端末31に対し、顧客6から整備に関する要望を受け付けるための画面を表示させ、顧客6から要望を入力する(図3のステップS3A)。ステップS3Aの処理時の画面例を図7及び図8に示す。
なお、図6では、操作ボタンB1が、顧客端末31に表示されてタッチ操作されるソフトウェア操作子の場合を示しているが、これに限定されず、ハードウェアによって構成された操作子でもよい。
図7では、追加可能な整備項目の一覧を顧客端末31に表示させ、整備項目毎のチェックボックスのチェックの有無により、顧客6からの要望を受け付ける。これにより、エンジンオイル交換、オイルエレメント交換、及びワイパーゴム交換等の要否を顧客6側で検討できる。また、図7に例示するように、法定点検等の法規的に必要な整備(図7中の「12ヶ月点検」)の場合、顧客6が要否選択不可として表示してもよい。さらに、法規的に必要な整備であることを示す所定の情報(例えば、図7中の「法規項目」)を表示することによって、顧客6が法規的に必要な整備であることを容易に認識できる。
なお、法規的に必要な整備や劣化度合いが激しい場合等は、整備側からの設定に基づき、顧客6が対応する整備の要否を検討できる情報表示をするようにしてもよい。例えば、対応する整備項目に「要否検討(必須)」という表示を行うようにしてもよい。
図8では、車両5のエンジンオイルの状態等を通知する画面を顧客端末31に表示させ、チェックボックスのチェックの有無により、エンジンオイルを交換するか否かの選択を受け付ける。顧客6がオイルの状態等を確認できるため、交換の要否を判断し易くなる。このように、顧客端末31を利用して、整備の追加を受け付けるので、顧客6が任意の場所から所望の整備を追加できる。
図4に示すように、整備に関する要望が入力されると(ステップS4B;YES)、情報処理部13は、タイミング特定部62により、整備完了日時の変更処理と、見積もり額の変更処理とを行う(ステップS5B)。整備完了日時の変更処理は、図5の算出処理に従う。
つまり、タイミング特定部62は、図5のステップS1Cの処理に従い、追加された整備に対応する整備項目の標準作業時間を特定し、図5のステップS2C(第1の補正処理)の処理に従い、整備担当者4のスキルを反映した整備完了日時に補正する。次に、タイミング特定部62は、図5のステップS3C(第2の補正処理)の処理に従い、車両5の整備履歴DRを反映した整備完了日時に補正し、図5のステップS4C(第3の補正処理)の処理に従い、整備完了日時の変更履歴DHを反映した整備完了日時に補正し、図5のステップS5C(第4の補正処理)の処理に従い、整備担当者4の来店タイミングを反映した整備完了日時に補正する。
なお、整備の追加前に算出した整備完了日時に、追加された整備に要する時間を加算する方法に限定されず、追加された整備を含む整備完了日時を、最初から算出する方法でもよい。このようにして追加された整備を含む整備完了日時が算出される。
また、見積もり額の変更処理についても、追加された整備に対応する見積もり額を加算する方法、又は、追加された整備を含む整備項目毎の見積もり額を全て算出し直し、これらの加算値を新たな見積もり額として算出する方法のいずれを適用してもよい。
図4に示すステップS5Bの修正処理を行った後、情報処理部13は、通知処理部63により、変更前の整備完了日時と変更後の整備完了日時との時間差が予め定めた閾値以上か否かを判定し(ステップS6B)、この判定結果に応じた通知処理を行う。この閾値は、例えば10分に設定される。
具体的には、変更によって整備完了日時が閾値以上ずれた場合(ステップS6B;YES)、通知処理部63は、顧客端末31に所定の情報を送信することにより、顧客端末31に、音声及びポップアップ表示の少なくともいずれかによって整備完了日時の時間変更があった旨を通知する処理、及び、変更内容を通知する処理を行う(図4のステップS7Bの第1通知処理、図3のステップS4A)。この第1通知処理では、通知処理部63は、整備側端末21に対し、整備側に必要な情報(整備内容、及び整備完了日時)を通知することも行う(図3のステップS5A)。これによって、顧客6及び整備担当者4の双方が、顧客6の要望を反映した整備内容、及び整備完了日時を確認できる。なお、ピット2を有する店舗に設けられた店舗端末に、同様の通知又は表示を行うようにしてもよい。
これに対し、変更によって整備完了日時が閾値未満ずれた場合(ステップS6B;YES)、通知処理部63は、顧客端末31に対し、ステップS7Bの第1通知処理よりも目立たない通知を行う(ステップS8Bの第2通知処理)。例えば顧客端末31のアプリケーションプログラムに従った画面の一部に、整備完了日時の時間変更があった旨を通知する表示を行う。
なお、整備完了日時の変更時間が閾値未満の場合でも、整備の追加が有った場合、通知処理部63は、整備側端末21に対し、音声及びポップアップ表示の少なくともいずれかによって、整備の追加があったことを通知することが好ましい。この場合も、ピット2を有する店舗に設けられた店舗端末に、同様の通知又は表示を行うようにしてもよい。
このように、整備完了日時が大きく変更された場合(例えば10分以上、変更された場合)に、顧客端末31に通知されるので、顧客6が大きな時間変更に気づき易くなる。また、整備の追加が有った場合、整備側端末21に通知されるので、整備担当者4が整備の追加に気づき易くなる。
顧客6は、顧客端末31を介して整備側装置11が算出した整備完了日時、見積もり額、及び整備内容をいつでも確認できるので、整備完了日時の変更が閾値未満の場合、顧客端末31に通知しないようにしてもよい。
整備に関する要望がなかったり、要望の入力が終了した場合(ステップS4B;NO)、情報処理部13は、記憶制御部64により、算出した整備完了日時、見積もり額、及び整備内容等を、整備DB14Cに記憶し、或いは整備DB14Cに記憶された各情報を最新の情報に更新するデータ更新処理を行う(図4のステップS9B)。これにより、顧客6は、顧客端末31を介して最新の整備完了日時、見積もり額、及び整備内容をリアルタイムで確認できる。また、整備DB14Cに格納される整備完了日時の変更履歴DHについても、今回の変更履歴を含む情報にデータ更新される。
また、整備担当者4についても、整備側端末21を介して最新の整備完了日時、見積もり額、及び整備内容をリアルタイムで確認できる。
図9は、車両5の整備作業を開始した後の整備情報通知サービスSP3に関する動作の説明に供する図である。
車両5の整備作業後に整備完了日時の変更が生じる場合として、車両5の不具合箇所や整備すべき箇所が判明して整備追加箇所が判明した場合(第1ケースと表記する)、又は、想定外の要因で整備作業に時間がかかった場合(第2ケースと表記する)が考えられる。まず、第1ケースの場合を説明する。
第1ケースの場合、整備担当者4は、整備側端末21のアプリケーションプログラムを実行させることにより、既に入力された整備関連情報DSの変更箇所(整備追加箇所に相当する整備項目の追加)を入力する。なお、この入力方法には、公知の方法を広く適用可能である。この場合、整備関連情報DSの変更箇所が整備側装置11に通知されると共に、変更箇所を示す情報が、整備側装置11の記憶部14(本実施形態では整備DB14C)に記憶される。
整備関連情報DSの変更箇所が通知された場合、整備側装置11においては、情報処理部13が、既に入力された整備関連情報DSの変更であると判定し(図4のステップS1B;NO)、ステップS10Bの処理に移行する。
ステップS10Bにおいて、情報処理部13は、タイミング特定部62により、入力された整備関連情報DSに基づいて、整備完了日時の修正処理と、見積もり額の修正処理とを行う。この修正処理は、ステップS5Bと同様である。これにより、整備内容の変更に合わせて整備関連情報DSが変更され、この変更に合わせて整備完了日時、及び見積もり額が修正される。
ステップS10Bの修正処理を終えると、情報処理部13は、通知処理部63により、変更後の整備内容の通知処理を行う(ステップS3B)。これにより、図9のステップS2Dに示すように、顧客端末31に、変更された整備関連情報DSに対応する整備項目、ステップS10Bで算出した整備完了日時、及び見積もり額が表示される。これにより、顧客6は、変更後の整備内容(整備項目、整備完了日時、見積もり額)を確認することができる。この場合、図6に例示した表示と同様の表示を行うので、顧客6は変更後の全行程も確認できる。
次に、整備側装置11の情報処理部13は、タイミング特定部62により、図4に示すステップS4Bの処理を行うので、図9のステップS3Dに示すように、顧客6は変更後の整備内容に対する要望を入力したり、整備内容の一部を更に変更したりすることができる。
次いで、情報処理部13は、タイミング特定部62及び通知処理部63により、図4に示すステップS5B~S9Bの処理を行う。これにより、図9のステップS4Dに示すように、顧客端末31に対し、整備完了日時の時間変更があった旨が通知されたり、要望に基づく整備内容(整備項目、整備完了日時、見積もり額)等が表示されたりする。また、図9のステップS5Dに示すように、整備側端末21に対し、整備側に必要な情報(整備内容、及び整備完了日時)を通知することも行われる。これにより、整備内容の変更に合わせて整備関連情報DSが変更され、この変更に合わせた整備完了日時、及び見積もり額等が顧客6及び整備担当者4に通知される。なお、ピット2を有する店舗に設けられた店舗端末に、同様の通知を行うようにしてもよい。
続いて、第2ケース(想定外の要因で整備作業に時間がかかった場合)を説明する。図10は、整備完了日時の変更のみを行う場合のタイミング通知処理である。なお、図10に示す各処理のうち、図3に示す処理と同様の処理は同一の符号を付して示し、重複説明は省略する。
まず、整備担当者4は、整備側端末21のアプリケーションプログラムを実行させることにより、既に入力された整備関連情報DSに対応する整備完了日時の変更日時を入力する。なお、この入力方法には、公知の方法を広く適用可能である。この場合、整備側装置11においては、情報処理部13が、整備完了日時の変更か否かを判定し(ステップS1E)、整備完了日時の変更であれば、記憶制御部64により、整備DB14Cに記憶される整備完了日時を変更する処理を行う(ステップS2E)。
次に、情報処理部13は、ステップS6Bの処理を行い、変更によって整備完了日時が閾値以上ずれた場合にはステップS7Bの第1通知処理を行い、閾値未満ずれた場合にはステップS8Bの第2通知処理を行う。これにより、整備完了日時が大きく変更された場合(例えば10分以上、変更された場合)、顧客端末31にその旨を通知でき、顧客6が整備完了日時の変更に気づき易くなる。
また、整備側端末21に対しても、整備完了日時が大きく変更されたことが通知されるので、整備担当者4は、整備完了日時が適切に変更されたことを確認できる。
図9に示すように、整備が完了すると、車両5の引き渡しが行われる。この場合、顧客6には、整備完了日時が通知されているので、顧客6にスムーズに車両5を引き渡すことが可能になる。この引き渡しの際、決済部65により整備料金の決済が行われる。整備料金は、作業料金、及び部品代を含んでいる。この決済は、顧客端末31を利用した決済、又はクレジットカードを用いたカード決済等の公知の決済方法を広く適用可能である。
以上説明したように、本実施形態の整備側装置11は、情報取得部51により、整備関連情報DSを取得し、タイミング特定部62により、車両5の整備内容を特定可能な整備関連情報DSに基づいて、車両5の整備における整備完了タイミングを示す整備完了日時を特定し、通知処理部63により、特定した整備完了日時を顧客端末31に通知する処理を行う。また、整備側装置11は、タイミング特定部62により、整備関連情報DSが変更された場合に、その変更に合わせて整備完了日時を変更し、通知処理部63により、変更後の整備完了日時を顧客端末31に通知する処理を行う。
これにより、整備内容に変更が生じた場合に、その変更に合わせた整備完了日時を顧客端末31に通知でき、整備担当者4側は整備完了日時を電話連絡する必要がなくなり、顧客6は「いつ整備が終わるのか判らない」というストレスを解消できる。したがって、整備担当者4側、及び顧客6側の双方の利便性を向上させ易くなる。
なお、本実施形態では、タイミング特定部62が、整備完了タイミングを示す整備完了日時を特定し、通知処理部63が、特定した整備完了日時を顧客端末31に通知する処理を行う場合を説明したが、これに限定されない。例えば、タイミング特定部62が、整備が完了した車両5の引き渡しが可能なタイミング(以下、引渡可能タイミングと言う)を示す日時を特定し、通知処理部63が、特定した整備完了日時を顧客端末31に通知する処理を行うようにしてもよい。引渡可能タイミングは、例えば、整備が完了した後、支払い手続(決済処理の手続に相当)を完了する時間を考慮した時間に設定すればよい。
また、整備関連情報DSは、整備内容を示す一以上の整備項目を含み、タイミング特定部62は、整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して整備完了日時を特定するので、整備完了日時を正確に特定し易くなる。
また、通知処理部63は、顧客端末31に対し、整備関連情報DSによって特定される整備内容を通知する処理と、顧客6の整備に関する要望を受け付ける処理とを行い、情報取得部51は、その要望に応じて整備関連情報DSを変更するので、顧客6が整備の要否を選択でき、顧客6に応じた整備が可能になる。
また、情報取得部51は、整備担当者4のスキルを示すスキル情報DMを取得し、タイミング特定部62は、整備項目毎の作業時間を示す作業時間テーブルを利用して特定した整備完了日時を、スキル情報DMに基づいてスキルを反映した整備完了日時に補正する第1の補正処理を行うので、整備担当者4のスキルに起因して、顧客6に通知する整備完了日時を変更する事態を抑制し易くなる。
また、情報取得部51は、車両5の整備履歴DRを取得し、タイミング特定部62は、整備完了日時を、車両5の整備履歴DRを反映した整備完了日時に補正する第2の補正処理を行うので、車両5の過去の整備時に判明した要因に起因して、顧客6に通知する整備完了日時を変更する事態を抑制し易くなる。
また、整備完了日時の変更履歴DHを格納する整備DB14Cを有し、タイミング特定部62は、整備完了日時を、変更履歴DHを反映した整備完了日時に補正する第3の補正処理を行うので、過去の整備時の状況に合わせて整備完了日時を特定できる。これによっても、顧客6に通知する整備完了日時を変更する事態を抑制し易くなる。
なお、変更履歴DHは、整備完了日時が予め定めた所定時間以上、変更した場合の変更履歴に限定してもよい。これにより、変更履歴DHの容量を適切に低減でき、記憶容量の圧迫を抑えやすくなる。
また、情報取得部51は、ピット2への顧客6の来店履歴を含む顧客情報DPを取得し、タイミング特定部62は、整備完了日時を、顧客6の来店履歴を反映した整備完了日時に補正する第4の補正処理を行うので、過去の来店タイミングに合わせて整備完了日時を特定できる。これによっても、顧客6に通知する整備完了日時を変更する事態を抑制し易くなる。
また、変更によって整備完了日時が予め定めた閾値以上ずれた場合、通知処理部63は、閾値未満の場合と異なる所定の通知処理を行うので(図4のステップS7B)、顧客6が整備完了日時の大きな時間変更に気づき易くなる。
また、通知処理部63は、変更後の整備完了日時を、整備担当者4が利用する整備側端末21に通知する処理を更に行うので、整備側でも整備完了日時を確認でき、進捗管理し易くなる。
(第2実施形態)
図11は第2実施形態に係る整備側装置11を含むサービス提供システム1を示す図である。第2実施形態は、引取タイミング取得部71、引渡場所取得部72、移動要求受信部73、及びインセンティブ設定部76を備えると共に、決済部65が課金要求送信部65Sを備える点が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同様の箇所は同一の符号を付して示し、第1実施形態と異なる部分を詳述する。
引取タイミング取得部71は、顧客6による整備後の車両5の引き取りタイミング(車両5を顧客6に引き渡したタイミングに相当し、以下、引取タイミングと表記)を取得し、記憶部14の所定領域に記憶する。引取タイミングは、ピット2側の担当者(カーディーラの営業担当者、整備担当者4等)から、整備側端末21等を介して整備側装置11に送信された情報でもよいし、顧客6から顧客端末31等を介して整備側装置11に送信された情報でもよい。また、カメラ3の画像等の情報を利用して引取タイミングを検出可能な場合には、その自動検出により検出した引取タイミングを引取タイミング取得部71が取得してもよい。
インセンティブ設定部76は、インセンティブ付与サービスSP2として、更に、顧客6が整備後の車両5を引き取るまでに要した時間を算出し、算出した時間に基づいて、顧客6毎に設定するインセンティブを付与するインセンティブ付与処理を行うインセンティブ付与部として機能する。例えば、インセンティブ設定部76は、情報処理部13が算出した整備完了タイミング、又は、ピット2側の担当者(カーディーラの営業担当者、整備担当者4等)から入力された整備完了タイミングを取得し、取得した整備完了タイミングから引取タイミングまでに要した時間を算出する。そして、インセンティブ設定部76は、算出した時間に基づいて、顧客6に対し、次回の車両あるいは車両関連部品を購入する際、または車両関連サービスを受ける際のインセンティブを付与するインセンティブ付与処理を行う。この場合、整備完了タイミングから引取タイミングまでの時間が短いほど、顧客満足度が高いインセンティブが付与され、この付与したインセンティブに関する情報はインセンティブDB14Dに格納される。付与されるインセンティブは、次回の車両あるいは車両関連部品を購入する際、または車両関連サービスを受ける際のインセンティブであり、より具体的には、車両購入サポート(割引サービスなど)、純正用品購入クーポン、洗車やガラスの油膜取り等のサービス利用券等である。
これにより、ピット2では整備完了後の車両5の早期引取が期待でき、整備完了後の車両5による駐車スペースの占有を避けやすくなる。また、顧客6がインセンティブにより次回利用時にメリットを受けることができるので、ピット2への整備依頼の増大、或いはピット2に関連する販売店舗における販売促進につながる。このようにして、効果的な販売促進が可能となると共に、効率的な整備施設の運用が可能になる。
また、第2実施形態のサービス提供システム1は、整備前の車両5を引き取る車両引取サービス、及び、整備後の車両5を顧客6が希望する場所で引き渡す車両引渡サービスに対応している。図11に示す引渡場所取得部72、移動要求受信部73、及び課金要求送信部65Sは、これらサービスに対応するための構成である。
ここで、図12は、車両引取サービス及び車両引渡サービスの説明に供する図である。
図12に示すように、車両引取サービスを希望する顧客6は、車両5の整備前に顧客端末31を利用して車両5の引取要求を行う。この場合、顧客端末31のアプリケーションプログラム、又は、整備側装置11の情報処理部13からの制御によって、顧客6に対し、車両5の引取場所、及び、引取タイミングの入力が促される。引取場所及び引取タイミングの入力は同時でもよいし、異なるタイミングでもよい。
例えば、引取タイミングの入力は、顧客6が引き取りを希望する直前のタイミングでもよく、この場合、顧客6の都合により合わせたタイミングで車両5を引き取り易くなり、顧客6のメリットが増大する。但し、ピット2側の人員負担が増える等の可能性があるため、引取タイミングについては適度な条件を定めることが好ましい。
引渡場所取得部72は、顧客6から入力された引取場所を取得する引取場所取得部として機能し、移動要求受信部73は、顧客6から入力された引取タイミングを取得し、記憶部14の所定領域に、同じ車両5の整備依頼と対応づけてそれぞれ記憶する。
ピット2側では、上記引取タイミングに、上記引取場所で、所定の担当者(営業担当者又は整備担当者4)が顧客6から車両5を引き取る。引き取られた車両5は、車両5の自走、又は運搬車による運搬によってピット2に移動され、整備が実施される。つまり、顧客6から入力される引取タイミングは、車両5の引き取りの要求に加え、引き取った車両5をピット2まで移動あるいは運搬させる要求に相当する。
これにより、顧客6はピット2に立ち寄ることなく、車両5をピット2で整備させることができる。したがって、顧客6は、整備に関連する時間を効率良く自身の予定に利用でき、例えば、ショッピングモールや映画館で過ごしたり、レストランで食事をしたりし易くなる。
図12に示すように、顧客6には、整備側装置11の通知処理部63により、整備完了タイミング、又は引渡可能タイミングを顧客端末31に通知する処理が行われる。
車両引渡サービスを希望する顧客6は、上記整備完了タイミング、又は引渡可能タイミングを見て、若しくは、任意のタイミングで、車両5のお迎え要求を行う。この場合、顧客端末31のアプリケーションプログラム、又は、整備側装置11の情報処理部13からの制御によって、顧客6に対し、車両5の引渡場所及び引渡タイミングの入力が促される。引渡場所及び引渡タイミングの入力は同時でもよいし、異なるタイミングでもよい。
例えば、引渡タイミングの入力は、顧客6が引き渡しを希望する直前のタイミングでもよく、この場合、顧客6の都合により合わせたタイミングで車両5を引き渡しし易くなり、顧客6のメリットが増大する。但し、ピット2側の人員負担が増える等の可能性があるため、引渡タイミングについては適度な条件を定めることが好ましい。
引渡場所取得部72は、顧客6から入力された引渡場所を取得し、移動要求受信部73は、顧客6から入力された引渡タイミングを取得し、記憶部14の所定領域に、同じ車両5の整備依頼と対応づけてそれぞれ記憶する。
ピット2側では、上記引渡タイミングに間に合うように、上記引渡場所へ所定の担当者(営業担当者又は整備担当者4)が、車両5を自走させ、又は運搬車で車両5を運搬させる。これにより、上記引渡タイミングに、上記引渡場所で、整備が完了した車両5が顧客6に引き渡される。つまり、顧客6から入力される受渡タイミングは、引渡場所まで車両5を移動あるいは運搬させる要求に相当する。
課金要求送信部65Sは、顧客6からの上記要求に対し、顧客6に課金要求を送信する処理を行う。より具体的には、課金要求送信部65Sは、顧客6への車両5の引き渡しが完了したタイミング以降に、整備料金の決済に必要な情報を顧客6に送信する。例えば、し、課金要求送信部65Sは、通信部12を利用して、顧客端末31を利用したオンライン決済を可能にする公知の情報を顧客端末31に送信し、決済部65による決済処理を可能にする。また、整備料金の決済に必要な情報は、顧客端末31に限定されず、顧客6が指定した端末(他の利用端末に相当)に送信するようにしてもよい。
これにより、顧客6はピット2に立ち寄ることなく、任意の場所で整備後の車両5を受け取り、支払い手続(決済処理の手続に相当)を完了させることができる。したがって、顧客6が自身の時間を有効利用し易くなり、かつ、ピット2では、整備完了後の車両5による駐車スペースの占有を避け易くなり、駐車スペースへ車両5を移動する手間を軽減することが可能になる。このようにして、効果的な整備依頼の促進が可能となると共に、効率的な整備施設の運用が可能になる。
上記した各実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、整備完了タイミング又は引渡可能タイミングを示すタイミング情報として、日時を算出する方法を例示したが、これに限定されない。例えば、上記タイミング情報を、整備完了タイミング又は引渡可能タイミングまでの残時間としてもよい。
また、整備項目に対応する整備が完了したかどうかを判断する処理として、カメラ3等により作業工程を記録し、機械学習又はディープラーニング等のAI(人工知能)技術を利用して、画像や撮像データから完了を判断する処理を行うようにしてもよい。
また、図6は、整備内容(整備項目、整備完了日時、見積もり額)を表示する場合の一例であり、表示する内容、及び表示方法は適宜に変更してもよい。例えば、整備項目、又は整備状況に興味がない顧客6がいることも考えられるため、最初の表示では、整備完了日時及び見積もり額を表示する一方で、整備項目を表示しない画面とし、「詳細確認ボタン」といった所定の操作ボタンが操作された場合に、整備項目を表示する画面を表示し、又は、整備項目を含む整備状況を表示する画面を表示するようにしてもよい。
また、顧客端末31のアプリケーションプログラム(以下、アプリと表記する)は、顧客端末31の位置情報に基づいて顧客6がこのアプリを用いて予約したピット2に来店したか否かを判定する処理を行い、顧客6が予約したピット2に来店すると、顧客端末31に、図6に示すような表示画面を自動的に表示させ、整備完了日時、及び見積もり額等が算出、又は変更される毎に、これらの情報を自動的に顧客端末31に表示させる処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態において、整備側で急遽対応が必要な整備が発生した場合に、アプリ上に、その整備に対応する整備項目の選択を促す情報を表示し、顧客端末31を介して、その選択が顧客6からなされた場合に、その整備を実際の整備内容に追加するようにしてもよい。なお、急遽対応が必要な整備については、その旨をアプリ上で通知する方法に限定されず、整備担当者4が電話を利用して顧客6に通知するようにしてもよい。また、顧客端末31に代えて、車載装置8及び車両システム9のいずれかを利用して、顧客6が整備側装置11との間で各種情報の入出力を行うようにしてもよい。
また、本発明を図2又は図11等に示す整備側装置11及びその制御方法に適用する場合を説明したが、適宜に変更してもよい。例えば、整備側装置11の各構成は、ハードウェアとソフトウェアの協働等により任意に実現可能である。また、各フローチャートの各ステップに対応する処理を分割してもよいし、併合してもよい。また、車両5は、自動車に限定されず、自動二輪車等の公知の車両を広く適用可能である。また、サービス提供システム1の各構成についても適宜に変更してもよい。
1 サービス提供システム
2 ピット(整備施設)
4 整備担当者
5 車両
6 顧客(車両の利用者)
11 整備側装置(情報処理装置)
12 通信部
13 情報処理部
14 記憶部
14A 制御プログラム
14C 整備DB
31 顧客端末(利用端末)
51 情報取得部
61 整備依頼対応処理部
62 タイミング特定部
63 通知処理部
64 記憶制御部
65 決済部
65S 課金要求送信部
71 引取タイミング取得部
72 引渡場所取得部
73 移動要求受信部
76 インセンティブ設定部(インセンティブ付与部)
DY 予約情報
DS 整備関連情報
DH 変更履歴
DV インセンティブ情報
DP 顧客情報
DM スキル情報
DR 整備履歴

Claims (14)

  1. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、
    前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記変更によって前記タイミング情報が予め定めた閾値以上ずれた場合、前記通知処理部は、前記閾値未満の場合と異なる所定の通知処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理と、変更後の前記タイミング情報を、前記整備側端末に通知する処理とを行うことを特徴とする情報処理装置。
  3. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記利用者による前記整備後の前記車両の引渡場所を取得する引渡場所取得部と、
    前記引渡場所まで前記車両を移動あるいは運搬させる要求を受信する移動要求受信部と、
    前記受信した前記車両の移動あるいは運搬の要求に対し、前記利用者に課金要求を送信する課金要求送信部とを有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
    前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、
    前記情報取得部は、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、
    前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、
    前記タイミング情報の変更履歴を記憶する記憶部を有し、
    前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記変更履歴を反映したタイミング情報に補正する第3の補正処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  5. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
    前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、
    前記情報取得部は、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、
    前記タイミング特定部は、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、
    前記情報取得部は、前記整備を行う整備施設への前記利用者の来店履歴を取得し、
    前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記利用者の来店履歴を反映したタイミング情報に補正する第4の補正処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  6. 車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得する情報取得部と、
    前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定するタイミング特定部と、
    特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行う通知処理部とを備え、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部は、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記整備側端末、及び前記利用端末のいずれかから、前記利用者による前記整備後の前記車両の引取タイミングを取得する引取タイミング取得部と、
    前記整備完了タイミングから前記引取タイミングまでに要した時間に基づき、前記利用者に対し、次回の車両あるいは車両関連部品を購入する際、または車両関連サービスを受ける際のインセンティブを付与するインセンティブ付与部とを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記記憶部は、前記タイミング情報が所定時間以上、変更した場合の変更履歴を記憶することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記通知処理部は、前記利用端末に対し、前記整備関連情報によって特定される整備内容を通知する処理と、前記利用者の整備に関する要望を受け付ける処理とを行い、
    前記情報取得部は、前記要望を、前記整備関連情報の変更を特定可能な前記所定の情報として取得することを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報取得部は、前記車両の整備履歴を取得し、
    前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、前記車両の整備履歴を反映したタイミング情報に補正する第2の補正処理を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  10. 情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、
    タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、
    通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、
    前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、
    前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、前記変更によって前記タイミング情報が予め定めた閾値以上ずれた場合、前記通知処理部が、前記閾値未満の場合と異なる所定の通知処理を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、
    タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、
    通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、
    前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理と、変更後の前記タイミング情報を、前記整備側端末に通知する処理とを行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、
    タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、
    通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、
    前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    引渡場所取得部が、前記利用者による前記整備後の前記車両の引渡場所を取得し、
    移動要求受信部が、前記引渡場所まで前記車両を移動あるいは運搬させる要求を受信し、
    課金要求送信部が、前記受信した前記車両の移動あるいは運搬の要求に対し、前記利用者に課金要求を送信することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、
    タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、
    通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、
    前記情報取得部が、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記タイミング特定部が、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
    前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、
    前記情報取得部が、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、
    前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、
    前記タイミング特定部は、前記タイミング情報を、記憶部に記憶される前記タイミング情報の変更履歴を反映したタイミング情報に補正する第3の補正処理を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 情報取得部が、車両に行う整備内容を特定可能な整備関連情報が入力されると共に前記車両を整備する整備担当者が利用する整備側端末から、前記整備関連情報を取得し、
    タイミング特定部が、前記整備関連情報に基づいて、前記車両の整備における整備完了タイミングを示すタイミング情報を特定し、
    通知処理部が、特定した前記タイミング情報を、前記車両の利用者が利用する利用端末に通知する処理を行い、
    前記情報取得部は、前記通知処理部が前記通知する処理を行った後に、前記利用端末から、前記整備関連情報の変更を特定可能な所定の情報を取得する機能を有し、
    前記タイミング特定部は、前記情報取得部が前記所定の情報を取得した場合に、前記情報取得部により取得された前記整備関連情報が変更された場合として、前記変更に合わせて前記タイミング情報を変更し、前記通知処理部が、変更後の前記タイミング情報を前記利用端末に通知する処理を行い、
    前記整備関連情報は、前記整備内容を示す一以上の整備項目を含み、
    前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して前記タイミング情報を特定し、
    前記情報取得部が、前記整備を行う整備担当者のスキルを示すスキル情報を取得し、
    前記タイミング特定部が、前記整備項目毎の作業時間を示す情報を利用して特定した前記タイミング情報を、前記スキル情報に基づいて、前記スキルを反映したタイミング情報に補正する第1の補正処理を行い、
    前記情報取得部が、前記整備を行う整備施設への前記利用者の来店履歴を取得し、
    前記タイミング特定部が、前記タイミング情報を、前記利用者の来店履歴を反映したタイミング情報に補正する第4の補正処理を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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