JP7251418B2 - カバー付き端子及び電気接続箱 - Google Patents

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本開示は、カバー付き端子及び電気接続箱に関する。
従来、自動車に搭載される電気接続箱は、電子部品を収容するケースを備える。電子部品には、例えば給電用の電線に接続された端子が接続される。特許文献1に記載の電気接続箱は、端子を内部に保持した状態でケースに装着されるカバー部材を備える。端子は、カバー部材を介してケースに装着された後、ボルト締めなどにより電子部品に接続される。
特開2019-103215号公報
ところで、端子がカバー部材内でずれると、例えば電子部品のボルトに挿入できなかったり、斜めに挿入されたりして、電子部品と正しく接続できない可能性がある。なお、この事象は、ボルト締め以外の方法で接続される端子にも発生し得る。
本開示は、カバー部材内で端子のずれを抑制可能にしたカバー付き端子及び電気接続箱を提供することを目的とする。
本開示のカバー部材は、電線が接続された端子と、前記端子を保持するカバー部材と、を備え、前記端子が接続される電子部品を収容するケースに前記カバー部材が装着されるカバー付き端子であって、前記カバー部材は、第1カバーと、前記第1カバーに固定された第2カバーとを備え、前記端子が前記第1カバーと前記第2カバーとによって挟持されている。
本開示の電気接続箱は、上記カバー付き端子と、前記端子が接続される前記電子部品を収容する前記ケースと、を備える。
本開示によれば、カバー部材内で端子のずれを抑制可能にしたカバー付き端子及び電気接続箱を提供することが可能となる。
図1は、一実施形態の電気接続箱の斜視図である。 図2は、同実施形態のカバー付き端子の分解斜視図である。 図3は、同実施形態の第2カバーの正面図である。 図4は、同実施形態の端子の第1延在部を拡大した上面図である。 図5は、同実施形態のカバー付き端子の分解斜視図である。 図6は、同実施形態のカバー付き端子の斜視図である。 図7は、同実施形態のカバー付き端子の上面図である。 図8は、図7のI-I断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のカバー付き端子は、
[1]電線が接続された端子と、前記端子を保持するカバー部材と、を備え、前記端子が接続される電子部品を収容するケースに前記カバー部材が装着されるカバー付き端子であって、前記カバー部材は、第1カバーと、前記第1カバーに固定された第2カバーとを備え、前記端子が前記第1カバーと前記第2カバーとによって挟持されている。
上記態様によれば、第1カバーと第2カバーとが端子を挟持することによって、カバー部材内での端子のずれを抑制できる。
[2]前記第1カバーは、前記端子に当接しつつ、前記第2カバーへ向かって前記端子を付勢する付勢部を有していることが好ましい。
上記態様によれば、付勢部によって第2カバー側へ端子を押し付けることができる。そのため、カバー部材内での端子のずれを好適に抑制できる。
[3]前記第1カバーは、カバー本体と、前記カバー本体の前記第2カバーに対向する位置に設けられた端子収容部と、を有し、前記カバー本体は、前記ケースへの装着状態において前記ケースの外郭の一部を構成するものであり、前記端子収容部は、前記第2カバーとの間に前記端子の収容空間を形成し、前記付勢部は、前記端子収容部から前記収容空間内へ突出していることが好ましい。
上記態様によれば、端子収容部及び第2カバーの間に形成された端子の収容空間内に付勢部を設けるので、付勢部をより確実に端子に当接させることができる。これにより、カバー部材内での端子のずれをより好適に抑制できる。
[4]前記端子は、前記第1カバーと前記第2カバーとが対向する第1方向に延在する第1延在部と、前記第1方向に直交する第2方向に延在する第2延在部と、を有し、前記第1延在部は、前記電子部品に接続され、前記第2延在部は、前記電線に接続され、前記端子における前記第2延在部が前記第1カバーと前記第2カバーとによって挟持されていることが好ましい。
上記態様によれば、L字型に構成された端子における第2延在部を、第1カバー及び第2カバーによって第1方向に挟持することにより、端子が第1方向にずれることを抑制できる。
[5]前記第2カバーは、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において、前記第1延在部を挟んで対向する一対のガイド壁を有し、前記各ガイド壁は、前記第3方向において前記第1延在部に当接することが好ましい。
上記態様によれば、ガイド壁によって、端子の第3方向へのずれを抑制することができる。
[6]前記一対のガイド壁はそれぞれ、前記第1延在部に向かって突出する突出部を有し、前記各突出部は、前記第3方向において前記第1延在部に当接していることが好ましい。
上記態様によれば、第3方向において、突出部が第1延在部に当接することによって、第3方向における端子のずれをより好適に抑制できる。
[7]前記第2カバーは、前記第1方向に沿って前記第1延在部が貫通された貫通孔を有していることが好ましい。
上記態様によれば、第1延在部が、第1方向に直交する第2方向及び第3方向の四方を、貫通孔の内面に囲われた構成にできる。そのため、第1延在部が貫通孔の内面と当接することによって、第2方向及び第3方向において端子のずれを抑制することができる。
本開示の電気接続箱は、
[8]上記カバー付き端子と、前記端子が接続される前記電子部品を収容する前記ケースと、を備えることが好ましい。
上記態様によれば、上記いずれか1つのカバー付き端子と同様な作用を奏する。したがって、端子のずれを抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示のカバー付き端子及び電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、電気接続箱1は、ケース2と、ケース2に装着されるカバー付き端子3と、を備えている。ケース2の内部には、図示しない電子部品が収容されている。電気接続箱1の一例は、例えば車両に搭載され、複数の車載装置の間の接続を行うリレーボックスである。カバー付き端子3は、ケース2への装着状態において、電気接続箱1の外郭の一部を構成している。電気接続箱1は、対向する2つの面が開口している。電気接続箱1は、これらの開口を、それぞれ図示しないカバーによって塞がれる。
図2に示すように、カバー付き端子3は、電線4が接続された端子5と、端子5を保持するカバー部材6とを備えている。カバー部材6は、絶縁樹脂製である。カバー部材6は、第1カバー10と、第1カバー10に固定される第2カバー20とを備えている。第1カバー10及び第2カバー20は互いに対向している。第1カバー10及び第2カバー20は、端子5を挟持している。なお、電気接続箱1において、第1カバー10及び第2カバー20が対向する方向を第1方向とする。また、第1方向に直交するとともに互いに直交する2方向を、それぞれ第2方向及び第3方向とする。以降、「第1方向」をX方向、「第3方向」をY方向、「第2方向」をZ方向と記載する。また、電気接続箱1において、図2のZ方向に沿った紙面上方を上方、Z方向に沿った紙面下方を下方とする。なお、直交とは厳密な意味での直交を意味するものではなく、直交とみなされる範囲であれば本開示の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。
第1カバー10は、電気接続箱1の外側に露出する。第2カバー20は、ケース2及び第1カバー10の間に配置される。カバー付き端子3において、X方向に沿って、第1カバー10が配置される側を、X方向外側とし、第2カバー20が配置される側を、X方向内側とする。
本実施形態の端子5は、カバー付き端子3に2つ設けられている。これら端子5は、Y方向に沿って並べられている。各端子5は、それぞれ、X方向に延びる第1延在部5aと、Z方向に延びる第2延在部5bとを有している。すなわち、第1延在部5a及び第2延在部5bは、互いに直交するように延在している。第1延在部5aは、第2延在部5bの上端部に設けられている。各端子5は、Y方向から見て略L字型に構成されている。各端子5が第1カバー10及び第2カバー20に挟まれて保持された保持状態で、第1延在部5aは、第2カバー20側に延びるように配置される。
第1延在部5aは、電子部品に接続される。第2延在部5bは、電線4に接続される。電線4は、例えば給電用であり、ケース2内の電子部品へ電力の供給を行うものである。第1延在部5aは、例えばボルト及びナットなどの締結部材を用いて、ケース2内の電子部品に接続される。第1延在部5aは、下側からボルトが挿通され、挿通されたボルトに上側から螺合するナットによって締結される。
図2及び図3に示すように、第2カバー20は、端子5の第1延在部5aに沿ってX方向に延びた第1区画部21と、端子5の第2延在部5bに沿ってZ方向に延びた第2区画部22と、を有している。第1区画部21は、第2区画部22の上側に設けられている。したがって、第2カバー20は、第2区画部22及び第1区画部21が端子5に沿って略L字状に設けられている。第2カバー20は、X方向に沿った貫通孔23を有している。貫通孔23には、端子5の第1延在部5aが貫通される。貫通孔23は、第2区画部22及び第1区画部21との間に設けられている。
第2区画部22には、Z方向に延びる底壁部24と、底壁部24のY方向両側に設けられた一対の側壁部25と、一対の側壁部25同士の間に設けられた隔壁部26とが設けられている。各側壁部25及び隔壁部26は、底壁部24からX方向に沿って延びている。各端子5の第2延在部5bは、側壁部25と隔壁部26との間にそれぞれ配置されている。また、両側の側壁部25において、隔壁部26に対向する面とは反対側の面には、第1カバー10に係止される複数の係止部31と、第1カバー10に嵌合される複数の嵌合片32が設けられている。
図4及び図5に示すように、第1区画部21は、Y方向において第1延在部5aを挟んで対向する一対のガイド壁27を備えている。一対のガイド壁27は、貫通孔23のX方向内側に設けられ、第1延在部5aの側面に沿ってX方向に延びている。対向するガイド壁27の各々は、第1延在部5aに向かって突出する突出部27aを有している。第1延在部5aは、両側の突出部27aに対して圧入され、一対のガイド壁27の間に配置されている。すなわち、突出部27aは、第1延在部5aに当接している。また、第1区画部21は、ガイド壁27のZ方向上側に、例えばボルトやナットなどの締結部材が挿通される挿通部28を備えている。挿通部28は、ボルトやナットを内部に挿通可能に構成されるとともに、第1延在部5aを上側から覆っている。
図2及び図5に示すように、第1カバー10は、カバー本体11と、カバー本体11の第2カバー20と対向する位置に設けられた端子収容部12とを備えている。カバー本体11は、ケース2への装着状態において、ケース2の外郭の一部を構成する。
カバー本体11には、電線4を外部へ引き出す引出口13が設けられている。引出口13は、カバー本体11に対して斜めに設けられている。引出口13には、引出口13に電線4を保持する、例えばバンドなどの保持部材が取り付けられる。電線4は、Z方向に沿って端子5に接続された部分から、引出口13までの間で、X方向及びY方向側へ屈曲するように配置されている。
カバー本体11には、ケース2に取り付けられる際に、ケース2に係止する取付部14を複数設けられている。本実施形態の場合、カバー付き端子3は、ケース2に対してZ方向にスライドされて、取付部14がケース2側の形状に嵌合されることにより、ケース2に係止される。
端子収容部12は、第2区画部22と係合している。端子収容部12には、第2区画部22の端子収容部12に係止する複数の係止爪33と、第2区画部22の嵌合片32が嵌合される複数の嵌合溝34とが設けられている。第1カバー10及び第2カバー20は、嵌合溝34及び嵌合片32の嵌合によって、位置決めされるとともに、複数の係止爪33及び係止部31の係止により係止される。これにより、第1カバー10に対して第2カバー20が保持されている。また、端子収容部12と第2区画部22との間には、端子5の収容空間が形成されている。
第1カバー10は、端子5に当接するとともに、端子5を第2カバー20へ向かって付勢する付勢部15を備えている。付勢部15は、端子収容部12に設けられ、端子5の収容空間内へ突出している。付勢部15は、端子収容部12の上縁に設けられ、Z方向下側に延びる基部17と、基部17からX方向内側に突出した突部16とを有している。付勢部15の突部16は、端子5に当接する。基部17は、端子収容部12の上縁に片持ち状に設けられるとともに、基部17のX方向外側の面と端子収容部12の内面との間に隙間を有するように設けられている。基部17は、この隙間に向かって屈曲可能になっている。
本実施形態の作用について説明する。
図6から図8に示すように、カバー部材6は、第1カバー10及び第2カバー20の間に端子5を挟んで保持した保持状態で、ケース2に取り付けられる。第1カバー10及び第2カバー20は、複数の係止爪33及び係止部31の係止によって、保持状態を保つ。
保持状態において、第1カバー10と第2カバー20との間には収容空間が形成されている。収容空間は、側壁部25、底壁部24、及び端子収容部12によって囲われている。また、収容空間は、隔壁部26によって、各端子5に対応して2つの部分に、分けられている。2つの端子5は、各々の第2延在部5bが、収容空間の2つの部分にそれぞれ収容されている。第1延在部5aは、下面がカバー部材6の外部に露出し、ケース2に取り付けられた際、この下面が電子部品と接触する。
ところで、端子5に接続された電線4は、第1カバー10の引出口13から、斜めに引き出されている。そのため、例えば電線4がX方向やY方向に引っ張られることがあり、これにより端子5がカバー部材6内でX方向及びY方向にずれる可能性があった。一方、本実施形態の場合、第1カバー10及び第2カバー20によって、端子5のずれを抑制する。
第1延在部5aは、保持状態において、第2カバー20の貫通孔23に貫通されている。第1延在部5aは、貫通孔23を貫通した先が、第1区画部21の一対のガイド壁27の間に配置され、両側の突出部27aに対して圧入されている。これにより、第1延在部5aは、カバー部材6に対してY方向への移動が規制される。すなわち、第1延在部5aのY方向へのずれが抑制される。
第1延在部5aは、貫通孔23内において、Y方向及びZ方向の四方が第2カバー20に囲われている。そのため、端子5は、貫通孔23の内面が当接することにより、Z方向及びY方向の移動が規制される。また、第1延在部5aは、その上側を覆う第1区画部21の挿通部28の下面に当接することによって、Z方向上側への移動がさらに規制されている。
保持状態において、付勢部15は、突部16が端子5の第2延在部5bに当接している。このとき、付勢部15は、端子5によって押され、保持状態前の元の位置よりも、基部17がカバー本体11側、すなわちX方向外側へ屈曲している。付勢部15は、基部17が元の位置に戻ろうとする復元力によって、端子5の第2延在部5bを、第2カバー20側、すなわちX方向内側へ向かって付勢する。端子5は、付勢部15によって付勢され、第2カバー20に当接している。端子5は、第2カバー20において、第2区画部22の底壁部24に当接している。すなわち、端子5の第2延在部5bは、付勢部15によって、底壁部24に押し付けられている。これにより、端子5は、X方向の移動が規制される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)カバー付き端子3のカバー部材6は、第1カバー10と、第1カバー10に固定された第2カバー20とを備えている。第1カバー10及び第2カバー20は、端子5を挟持している。これによれば、第1カバー10と第2カバー20とが端子5に当接することによって、X方向における移動が規制される。したがって、カバー部材6内での端子5のずれを抑制できる。
(2)第1カバー10は、端子5に当接しつつ、第2カバー20へ向かって端子5を付勢する付勢部15を有している。これによれば、付勢部によって第2カバー20側へ端子5を押し付けることができる。そのため、カバー部材6内での端子5のずれを好適に抑制できる。
(3)第1カバー10は、カバー本体11と、カバー本体11の第2カバー20に対向する位置に設けられた端子収容部12とを有している。カバー本体11は、ケース2への装着状態において、ケース2の外郭の一部を構成するものである。端子収容部12は、第2カバー20との間に端子5の収容空間を形成する。また、付勢部15は、端子収容部12から収容空間内へ突出している。これによれば、端子収容部12及び第2カバー20の間に形成された端子5の収容空間内に付勢部15を設けるので、付勢部15をより確実に端子5に当接させることができる。これにより、カバー部材6内での端子5のずれをより好適に抑制できる。
(4)端子5は、X方向に延在する第1延在部5aと、Z方向に延在する第2延在部5bとを有している。第1延在部5aは、電子部品に接続される。第2延在部5bは、電線4に接続される。第1カバー10及び第2カバー20は、第2延在部5bを挟持している。これによれば、L字型に構成された端子5を、第1カバー10及び第2カバー20によってX方向に挟持することにより、端子5がX方向にずれることを抑制できる。
(5)第2カバー20は、Y方向において、第1延在部5aを挟んで対向する一対のガイド壁27を有している。各ガイド壁27は、Y方向において第1延在部5aに当接する。これによれば、ガイド壁27によって、Y方向において端子5のずれを抑制することができる。
(6)一対のガイド壁27はそれぞれ、第1延在部5aに向かって突出する突出部27aを有している。各突出部27aは、Y方向において第1延在部5aに当接している。これによれば、Y方向において、突出部27aが第1延在部5aを挟んで当接することによって、Y方向における端子5のずれをより好適に抑制できる。
(7)第2カバー20は、X方向に沿って第1延在部5aが貫通された貫通孔23を有している。これによれば、第1延在部5aが、X方向に直交するY方向及びZ方向の四方を貫通孔23の内面に囲われた構成にできる。そのため、第1延在部5aが貫通孔23の内面と当接することによって、Y方向及びZ方向への端子5のずれを抑制することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2カバー20において、第1区画部21のガイド壁27は、突出部27aを有していなくてもよい。また、ガイド壁27自体も省略してもよい。
・第2カバー20において、第1区画部21の挿通部28は、省略可能である。
・第2区画部22の構成は、上記実施形態に限定されず、底壁部24、側壁部25及び隔壁部26はそれぞれ変更可能である。
・第2カバー20の形状は、上記実施形態に限定されない。例えば、第1区画部21及び第2区画部22に分けられていなくてもよいし、貫通孔23を有していなくてもよい。
・第1カバー10において、付勢部15は、端子収容部12に設けてもよいし、カバー本体11に設けてもよい。
・付勢部15は、第2カバー20側へ端子5を付勢できれば、基部17が屈曲されて付勢する構成に限定されず、バネなどの付勢部材を用いてもよい。
・第1カバー10において、付勢部15が端子5に当接することに限定されず、カバー本体11が当接してもよいし、端子収容部12が当接してもよい。また、付勢部15は、省略してもよい。
・第1カバー10は、端子収容部12を有さなくてもよく、カバー本体11と第2カバー20とが係止してもよい。また、カバー本体11と第2カバー20との間に、端子5の収容空間が形成されてもよい。
・端子5が配置される収容空間は、第1カバー10及び第2カバー20で囲われた空間であることに限定されない。
・第1カバー10及び第2カバー20の係止構造は、実施形態に限定されず、種々の係止構造に変更可能である。
・第1カバー10及び第2カバー20は、第1延在部5aに当接してもよいし、端子5の第2延在部5bに当接してもよい。
・端子5は、L型に限定されず、種々の端子に変更可能である。
・端子5の電子部品に対する固定方法は、特に限定されない。例えば、ボルト締めでもよいし、溶接でもよい。
・電気接続箱1は、車両に搭載されるものに限定されない。また、電気接続箱1は、リレーボックスでもよいし、ジャンクションボックスでもよいし、ヒューズボックスでもよい。
1…電気接続箱
2…ケース
3…カバー付き端子
4…電線
5…端子
5a…第1延在部
5b…第2延在部
6…カバー部材
10…第1カバー
11…カバー本体
12…端子収容部
13…引出口
14…取付部
15…付勢部
16…突部
17…基部
20…第2カバー
21…第1区画部
22…第2区画部
23…貫通孔
24…底壁部
25…側壁部
26…隔壁部
27…ガイド壁
27a…突出部
28…挿通部
31…係止部
32…嵌合片
33…係止爪
34…嵌合溝

Claims (7)

  1. 電線が接続された端子と、
    前記端子を保持するカバー部材と、を備え、
    前記端子が接続される電子部品を収容するケースに前記カバー部材が装着されるカバー付き端子であって、
    前記カバー部材は、第1カバーと、前記第1カバーに固定された第2カバーとを備え、
    前記端子が前記第1カバーと前記第2カバーとによって挟持されており、
    前記端子は、前記第1カバーと前記第2カバーとが対向する第1方向に延在する第1延在部と、前記第1方向に直交する第2方向に延在する第2延在部と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第1延在部に沿って前記第1方向に延びた第1区画部と、前記第2延在部に沿って前記第2方向に延びた第2区画部と、を有し、
    前記第2カバーは、前記第2区画部及び前記第1区画部との間に設けられ、前記第1方向に沿って前記第1延在部が貫通された貫通孔を有し、
    前記第1区画部は、前記第1延在部の上側を覆い、締結部材が挿通される挿通部を備え、
    前記第1延在部は、前記挿通部の下面に当接している、カバー付き端子。
  2. 前記第1カバーは、前記端子に当接しつつ、前記第2カバーへ向かって前記端子を付勢する付勢部を有している、請求項1に記載のカバー付き端子。
  3. 前記第1カバーは、カバー本体と、前記カバー本体の前記第2カバーに対向する位置に設けられた端子収容部と、を有し、
    前記カバー本体は、前記ケースへの装着状態において前記ケースの外郭の一部を構成するものであり、
    前記端子収容部は、前記第2カバーとの間に前記端子の収容空間を形成し、
    前記付勢部は、前記端子収容部から前記収容空間内へ突出している、請求項2に記載のカバー付き端子。
  4. 記第1延在部は、前記電子部品に接続され、
    前記第2延在部は、前記電線に接続され、
    前記端子における前記第2延在部が前記第1カバーと前記第2カバーとによって挟持されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカバー付き端子。
  5. 前記第2カバーは、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において、前記第1延在部を挟んで対向する一対のガイド壁を有し、
    前記各ガイド壁は、前記第3方向において前記第1延在部に当接する、請求項4に記載のカバー付き端子。
  6. 前記一対のガイド壁はそれぞれ、前記第1延在部に向かって突出する突出部を有し、
    前記各突出部は、前記第3方向において前記第1延在部に当接している、請求項5に記載のカバー付き端子。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカバー付き端子と、
    前記端子が接続される前記電子部品を収容する前記ケースと、を備える、電気接続箱。
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