JP7251270B2 - 配線ダクト取付物 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、配線ダクトに取り付けられる取付物に関する。
天井などの設置面に配設された長尺のレール状の取付部材に取り付けられる照明装置が知られている。このような照明装置は、取付部材に取り付けるためのプラグが配設されており、このプラグを取付部材に固定することで、照明装置全体を取付部材に取り付け、固定される。
しかしこのような照明装置においては、従来の設置面に直付けされる照明装置と比較して、取付部材やプラグの厚みにより設置状態での設置面からの突出量が大きくなるという問題点があった。照明装置に限らず、設置面からの突出量が大きくなることで意匠性が悪くなる虞があった。
特開2018-073555号公報
本発明は、設置面からの突出量を小さくすることが可能な、配線ダクト取付物を提供する。
実施形態の配線ダクト取付物は、長尺に形成され、長手方向に直交する方向における一方側に収容部が設けられる本体部と、収容部内で本体部に配設され、配線ダクトに取り付けられるプラグと、収容部内に配設され、プラグを介して電力が供給される電源部と、を備える。そして、プラグを配線ダクトに取り付けることで、収容部内に配線ダクト収納する。
実施形態の配線ダクト取付物によれば、取付物の設置面からの突出量を小さくすることが期待できる。
第1の実施形態の照明装置を示す断面図である。 第1の実施形態の照明装置を配線ダクトに取り付けた状態を示す断面図である。 第2の実施形態の照明装置を配線ダクトに取り付けた状態を示す断面図である。
以下、第1の実施形態を参照して説明する。本実施形態は、配線ダクト取付物に関する。本実施形態での配線ダクト取付物とは、配線ダクトに取付られ、配線ダクトを介して電源が供給されることで機能するものであることが望ましい。なお、以下では、配線ダクト取付物として照明装置を用いて説明する。また、照明装置からの光が照射される方向を前方、前方とは反対の方向であって、照明装置から設置面に向かう方向を後方と定義する。また、前方、後方と交差する方向を側方と定義する。
本実施形態における照明装置の断面構造を図1に示す。本実施形態における照明装置1は、配線ダクト100に取り付けられる、例えば、照明装置である。配線ダクト100は、配線レールとも呼ばれ、レール状で長尺に設けられており、天井面などの設置面に設置され、長手方向の任意の位置に電気機器を機械的および電気的に接続して使用可能としている。本実施形態における照明装置1は、この電気機器の一例である。
照明装置1は配線ダクト100の取付物としての照明装置で、配線ダクト100の長手方向の任意の位置に機械的および電気的に接続されて使用される。照明装置1は、例えば、2フィート、4フィート、8フィートの長さとする長尺な照明装置である。照明装置1は、例えば、発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続するベースライトである。
照明装置1は長尺な光源ユニット10と、光源ユニット10が取り付けられる本体部であるシャーシ20と、シャーシ20に取り付けられる給電プラグユニット30と、および光源ユニット10を覆ってシャーシ20に取り付けられるカバー40とを備えている。なお、本体部であるシャーシ20は平板で構成されることが好ましく、1枚の平板を折り曲げ加工して構成されていても良いし、複数の平板を取り付けて構成されていても良い。また、厚みのある平板で構成されていても良い。厚みのある平板の場合は、後述する給電プラグ30をシャーシ20に取り付ける際に、ネジ止めするための厚みを確保することができる。
そして、光源ユニット10は、基板11、この基板11の一面11aに実装された発光素子(半導体発光素子)12、および基板11の他面11bに実装された電源回路13を備えている。電源回路13は図示しない複数の電源回路部品から構成されている。
基板11は、一面11aと他面11bの両面に配線パターンが形成された両面実装基板が用いられている。基板11の一面11aには発光素子12を実装する配線パターンが形成され、他面11bには電源回路13を構成している電源回路部品を実装する配線パターンが形成されている。基板11の一面11aの配線パターンと他面11bの配線パターンとはスルーホールなどで電気的に接続されている。基板11の一面11aの発光素子12を実装する実装領域は、基板11の長手方向に直交する幅方向の中央位置で基板11の長手方向に沿って設けられている。
基板11の他面11bの電源回路13を実装する実装領域は、基板11の一面11aの発光素子12が実装された実装領域に対応した基板11の他面11bの位置からずれた位置であって、基板11の幅方向の中央位置から幅方向にずれた位置に設けられている。すなわち、基板11の一面11aの発光素子12の実装領域と基板11の他面11bの電源回路13の実装領域とは、基板11を挟んで互いに重ならない位置に設けられている。
発光素子12は、面実装形のLEDが用いられている。複数の発光素子12が、基板11の幅方向の中央位置で基板11の長手方向に沿って1列(複数列でもよい)に実装されている。なお、発光素子12は、面実装形であれば、LEDに限らず、例えば有機ELなどの他の素子でもよい。
電源回路13は、例えば交流電源などの外部電源を、発光素子12を点灯させる直流電源などの所定の点灯電源に変換して、発光素子12に供給するもので、外部電源を整流する整流回路、力率を改善する力率改善回路、および点灯電源を生成する降圧チョッパ回路など備えている。電源回路13は、1つもしくは複数の発光素子12に対して1つの電源回路13用いられても良い。その場合、所定数の発光素子12毎に1つずつとして複数の電源回路13が用いられる場合がある。そのため、複数の電源回路13が用いられていても良い。
電源回路13を構成する電源回路部品には、面実装形部品が用いられている。電源回路部品は、電源回路13の上述した各回路を構成するために、外部電源を入力するコネクタ、整流器、各種のスイッチング素子、各種のトランス、および制御部などが含まれている。電源回路13は、これら電源回路部品を一組として備えている。コネクタは、基板11の長手方向の外側から図示しない電源ケーブルが接続される。
電源回路部品は、基板11の他面11bで、基板11の一面11aの発光素子12が実装された位置に対応した基板11の他面11bの位置からずれた位置であって、基板11の幅方向の中央位置から幅方向にずれた位置に実装されている。すなわち、基板11の一面11aの発光素子12と基板11の他面11bの電源回路部品とは、基板11を挟んで互いに重ならない位置に実装されている。
そして、発光素子12および電源回路13は、基板11に対してリフローもしくはフローはんだ付けにより実装されて電気的に接続されている。
電源回路部品のうち、トランスなどは、基板11から突出高さが高く、他の電源回路部品に比べても発熱量が大きい方の発熱部品である。この発熱部品である電源回路部品の上面は例えば熱伝導シートなどの熱伝導部材を介在してシャーシ20に熱的に接続されても良い。
そして、光源ユニット10は、電源回路13をシャーシ20との間に配置してシャーシ20に取り付けられる。シャーシ20に対する光源ユニット10の取付構造は、爪を用いた係止構造やねじ止めなどのいずれでもよい。
シャーシ20は、金属製で、長尺に設けられている。シャーシ20は設置部21を有している。設置部21は少なくとも、一面11aの発光素子12が実装された位置に対応した基板11の他面11bの位置にて基板11と接触する。つまり、基板11に発光素子12が実装された状態で、発光素子12の裏面側の基板11の他面11bがシャーシ20の設置部21と接触する。このとき、基板11とシャーシ20は平行に接触し、その間に介在物がなく直接接続されることが望ましい。また、このシャーシ20と基板11の接触は、基板11の長手方向の長さと同等(同じまたは略同じ)の長さを有している。また、シャーシ20の幅方向の両側には、基板11の幅方向の両側が接触するとともにカバー40が接触して取り付けられる取付面部22と、取付面部22から立ち上がるシャーシ取付部23が設けられている。
シャーシ20の設置部21と両側のシャーシ取付部23で囲われた空間が、断面図において、四角形の上辺が開放された形となり、この空間を収容部2とする。収容部2は最も大きくなるように考えられることが望ましい。つまり、シャーシ20において、最も前方に位置する面もしくは部位を両側方に仮想的に延長し、最も両側方に位置する面もしくは部位を前方・後方に仮想的に延長し、断面図において、これら仮想的に延長した面もしくは部位によって3辺が囲われる空間が収容部2となることが望ましい。なお、収容部2もシャーシ20に沿って長手に形成される。
さらに、シャーシ20の幅方向の取付面部22より内側には、基板11との間に電源回路13を収容する囲み部24が設けられている。囲み部24は、設置部21から立ち上がる両側の囲み側面部25、およびこれら両側の囲み側面部25の上端間に設けられる囲み上面部26を有する断面略コ字形に形成されている。囲み部24の内側には、電源回路13が収容されている。囲み上面部26の下面には、一部の電源回路13を構成する電源回路部品が熱伝導部材を介して熱的に接続されるように構成されていても良い。
給電プラグ30は、プラグ部31、基礎部32、操作部33を備えており、シャーシ20に、例えば、ネジ止めなどで取り付けられる。本実施形態において、給電プラグ30は給電と固定の機能を有しており、基板11の一面11aの発光素子12とは基板11とシャーシ20を挟んで互いに重ならない位置に実装されている。しかし、この形態に限定されるものではなく、発光素子12と重なる位置に実装されても良い。
また、シャーシ20の長手方向の両端部には図示しないシャーシ端板が設けられていても良い。シャーシ端板はシャーシと同じ材質であっても、異なる材質で形成されていても良い。
給電プラグ30は発光素子12の給電のために用いられ電気が流れるため、電源回路13と比べると少ないが発熱する虞がある。そのため、給電プラグ30での発熱を発光素子12が直接受けないように重ならない位置に実装することが好ましい。給電プラグ30の発熱が無視できる場合は、重なる位置に実装しても良い。重なる位置に実装する場合は、発光素子12の配置できる領域が広がるため、設計の自由度が上昇する。
プラグ部31は、配線ダクト100の開口部105の幅よりも小さい幅の突部34、この突部34の側面から突出する一対の係合部35および一対の端子36を有している。一対の係合部35は、突部34から反対向きに突出され、幅は配線ダクト100の開口部105の幅よりも小さく突部34と同じ幅に設けられており、配線ダクト100の支持縁部106に係脱可能とする。なお、一対の係合部35それぞれの突出方向の両端を結ぶ長さは、配線ダクト100の開口部105の幅よりも大きくなるように構成されている。一対の端子36は、突部34から反対向きで一対の係合部35と同じ方向に突出されており、配線ダクト100の一対の導体103に接続可能とする。
操作部33は、基礎部32の側部に取り付けられており、基礎部32の接線方向に長いレバー状に設けられている。操作部33は、プラグ部31を回動させ、配線ダクト100に対しての接続位置と、接続解除位置との間で回動可能とする。例えば、プラグ部31を回動させ、配線ダクト100の導体103に対して端子36を着脱操作するとともに、配線ダクト100の支持縁部106に対して係合部35を係合操作する。配線ダクト100に着脱可能に取り付けることができる。
操作部33によってプラグ部31が回動し、一対の端子36が導体103に接触した状態において、一対の端子36は、光源ユニット10の電源回路13と電気的に接続されるように構成されている。基板11には電源回路13から給電プラグ30の直下まで配線パターンが形成されている。また、給電プラグ30の内部では、一対の端子36から、基礎部32の下部まで図示しない配線が設けられている。基礎部32の下部には、この配線と電気的に接続された、例えばピン状の電極が設けられており、このピン状の電極が基板11の配線パターンと接触することで、一対の端子36と電源回路13が電気的に接続される。この構成により配線ダクト100に対して端子36が接続された際には、電源回路13に通電することが可能となる。このとき、基板11と給電プラグ30の間に配設されているシャーシ20は、ピン状の電極が挿通される部分に孔が設けられていることが望ましい。
カバー40は、透光性および拡散性を有する例えば樹脂製で、長尺に設けられている。カバー40は、カバー本体41と、このカバー本体41の両端を閉塞する図示しないカバー端板を備えている。カバー本体41の幅方向の中央域は下方に突出するように湾曲され、カバー本体41の幅方向の両端部は互いに内側に向けて屈曲されている。カバー本体41の幅方向の両端部には、シャーシ20の幅方向の両側部に係合して取り付けられるカバー取付部42が設けられている。カバー取付部42は、シャーシ20の取付面部22に当接するカバー当接部43、およびシャーシ取付部23と係合するカバー係合部44を有している。カバー当接部43は、基板11と同一平面とされており、シャーシ20の取付面部22に基板11とともに取り付けられる構造となっている。シャーシ取付部23とカバー係合部44の係合は、爪で係合されても良いし、シャーシ取付部23がカバー係合部44の方向に屈曲もしくは突出しており、その屈曲部もしくは突出部で係合する構造となっていても良い。
図示しないカバー端板は、非透光性または透光性のいずれでも良く、カバー本体41の長手方向の端部に取付けられている。
配線ダクト100は、ダクト本体101、このダクト本体101内の長手方向に交差する幅方向(短手方向)の両側に配設される一対の絶縁体102、およびこれら絶縁体102に取り付けられた一対の導体103を備えている。また、ダクト本体101には、例えば、天井面といった設置面に取り付けられるダクト取付部104が設けられる。ダクト取付部104は設置面と平行に形成され、例えば、ネジやボルトを用いて、設置面とダクト取付部104が接触するように、配線ダクト100が設置面に固定される。
ダクト本体101は、金属製で、略四角形の中空状に設けられている。ダクト本体101の下面中央には、開口部105が長手方向に沿って設けられている。ダクト本体101の下部には開口部105の両側に支持縁部106が設けられている。
一対の絶縁体102は、導体103を支持し、ダクト本体101内で開口部105の両側に配置されている。
一対の導体103は、金属板によって構成され、一対の絶縁体102によりダクト本体101内で開口部105の両側に互いに対向して配置されている。そして、一対の導体103には、交流電源や直流電源などの電気機器に供給する所定の外部電源が通電される。
照明装置1を組み立てる場合、一体的に構成された光源ユニット10を、電源回路13がシャーシ20との間に配置されるように、シャーシ20に取り付ける。このとき、基板11の他面11bに実装されている電源回路13をシャーシ20の囲み部24に挿入する。この構成とすることで、シャーシ20を曲げるという簡単な構成で電源回路13を保護することができる。そして、給電プラグ30の操作部33をシャーシ20に設けられた孔に挿入しつつ、挿通基板11の他面11bをシャーシ20の設置部21に当接させ、爪を用いた係止構造やねじ止めなどの取付構造により基板11をシャーシ20に取り付ける。
光源ユニット10をシャーシ20に取り付けることにより、基板11の一面11aの発光素子12が実装された位置に対応した基板11の他面11bの位置に設置部21が接触する。また、電源回路13がシャーシ20の囲み部24に収容されるとともに、基板11の他面11b幅方向の端部の電源回路13が実装されていない位置がシャーシ20の取付面部22に当接する。このとき、電源回路13を構成する一部の部材が熱伝導部材を介してシャーシ20の囲み上面部26に熱的に接続されても良い。
その後、一体に構成されたカバー40の幅方向の両側のカバー取付部42を、シャーシ20の両側部に係合して取り付ける。このとき、給電プラグ30の操作部33をカバー40に設けられた孔に挿通させながら取り付ける。
なお、給電プラグ30は光源ユニット10にシャーシ20とカバー40を取り付けた後に取り付けられても良い。
組立て後、照明装置1を配線ダクト100に取り付け、給電プラグ30の操作部33を回動操作させることにより、配線ダクト100の導体103に対して端子36を接続するとともに、配線ダクト100の支持縁部106に対して係合部35を係合させる。この操作により、照明装置1を配線ダクトに100に固定すると共に、配線ダクト100から照明装置1に電源が供給されることにより、電源回路13によって外部電源を所定の点灯電源に変換して発光素子12に供給し、発光素子12が点灯する。発光素子12の光は、カバー40を透過して照明空間に照射される。
なお、照明装置1の長手より、配線ダクト100の長手が長い場合は、シャーシ20の図示しないシャーシ端板と配線ダクト100が干渉する。そのため、照明装置1の長手より配線ダクト100の長手が長い場合は、シャーシ端板にダクト通孔を設けても良い。ダクト通孔は配線ダクト100の短手方向と平行な断面の寸法と同等以上の寸法で形成される。
本実施形態における照明装置1では、配線ダクト100を照明装置1のシャーシ20で囲われた領域に収納しつつ取り付けることができる。従来の照明装置では、配線ダクト100の下部にシャーシ20が位置するように取り付けられていた。そのため、シャーシ20で囲まれた領域に配線ダクト100を収納しつつ取り付けることで、設置面からの照明装置1の突出量を小さくすることができる。
なお、本実施形態では、照明装置に限定して説明を行ったが、配線ダクトに取り付けられるものであれば、この取り付け機構は適用することができる。
本実施形態における照明装置1では、点灯時に、発光素子12が発生する熱は、一部は基板11に伝わって放熱され、一部はカバー40内の空気に伝わってカバー40から放熱される。
点灯時、電源回路13が発生する熱のうち、一部は基板11に伝わって放熱され、一部は電源回路13を収容する囲み部24からシャーシ20に伝わって放熱される。電源回路13を構成する部品のうち、発熱量が大きいトランスなどの電源回路部品は、囲み部24に例えば、熱伝導シートを用いて熱的に接続されることで、シャーシ20に効率よく熱を伝達することができ、放熱性の向上が期待できる。
このように構成された本実施形態の照明装置1は、基板11の一面11aに発光素子12を実装するとともに他面に電源回路13を実装して一体に構成しているため、部品点数が削減され、小形、軽量化することができる。
基板11の一面11aの発光素子12と基板11の他面11bの電源回路13とは、基板11を挟んで互いに重ならない位置に実装しているため、互いの発生する熱が干渉し合うのを低減できる。なお電源回路13と基板11を挟んで重ならない位置であれば、発光素子12は1列ではなく、複数列で構成されても良い。
基板11の一面11aの発光素子12が実装された位置に対応した基板11の他面11bの位置に、シャーシ20の設置部21が接触するため、発光素子12の熱がシャーシ20に効率よく伝わり、発光素子12の温度上昇を抑制できる。
また、本実施形態における照明装置1を配線ダクト100に取り付けた状態で、配線ダクト100と照明装置1のシャーシ20もしくは基板11が接触する構造としても良い。その場合、発光素子12から生じた熱を基板11やシャーシ20を介して配線ダクト100へ伝えることができ、発光素子12の温度上昇を抑制できる。
シャーシ20には基板11との間に電源回路13を収容する囲み部24を設けているため、特別な電源ケースなどが必要なく、部品点数を削減できる。
また、長尺状の基板11に電源回路13を表面実装した場合、基板11のたわみなどで電源回路13や発光素子12などの部品がとれてしまう虞がある。例えば、電源回路基板を別に備えている照明装置の場合、電源回路基板の長さが最低限のものにできるため、電源回路基板のたわみは少ない。本実施形態では、発光素子12を実装する長尺状の基板11に電源回路13も実装するため、長尺状の基板11が長手方向でたわみやすい。
本実施形態のシャーシ20は、平板ではなく、囲み側面部25などがシャーシ20から起立する構造を有しているため補強され、基板11よりも長手方向にたわみにくい。このシャーシ20に、基板11の長手方向と平行に設置部21を設けており、この設置部21と基板11とが直接接触することにより、基板11をたわみにくい構造とすることができる。しかも、設置部21はその長手方向において、基板11の長手方向の長さと同等の長さを有し、基板11の両端まで接触することで、よりたわみにくい構造とすることができる。
また、基板11とカバー40の間に隙間がある場合は、ここから虫などが入り込んでしまう虞があり、基板11とカバー40は隙間がないように取り付けることが好ましい。本実施形態では、基板11とカバー40のカバー当接部43を同一平面とすることで、シャーシ20でその隙間を橋渡しするように覆う構造としている。この構造により、基板11とカバー40の間に例えばパッキンといった部材を設けることなく、また、シャーシ20にさらなる段差などを設けることなく、隙間を埋めることができる。
次に、図3に第2の実施形態を示す。第2の実施形態においては、給電プラグ30と光源ユニット10の基板11の一面11aに実装される発光素子12とが、基板11の幅方向の中央に実装されている。そのため、照明装置1の中央部において配線ダクト100に取り付けられる。
この場合、電源回路13は、基板11の他面11bで、基板11の一面11aの発光素子12が実装された位置に対応した基板11の他面11bの位置からずれた位置であって、基板11の幅方向の両端側に実装されている。すなわち、基板11の一面11aの各列の発光素子12と基板11の他面11bの電源回路13とは、基板11を挟んで互いに重ならない位置に実装されている。電源回路13を囲う囲み部24についても、電源回路13に対応して、両端側の2箇所に設けられている。
照明装置1の幅方向の片側において配線ダクト100に取り付けられる構成では、照明装置1の重量によっては取り付けた際に傾いてしまうという問題点がある。照明装置1の中央部において配線ダクト100に取り付けられることにより、照明装置1の傾きを抑制することが期待できる。
なお、第2の実施形態においては、電源回路13は基板の幅方向の片側のみに実装される構造でも良い。その場合、電源回路13が実装されていない側においても囲み部24が形成されていても良い。給電プラグ30の両側に囲み部24が存在している場合、給電プラグ30の位置合わせを用意に行うことができる。
また、第2の実施形態において、電源回路13を基板の幅方向の両側に実装する場合、給電プラグ30の操作部33の取り出しを阻害しないように電源回路13を実装する必要がある。給電プラグ30の近傍では、給電プラグ30の操作部33を取り出す方向において給電プラグ30と電源回路13が重ならない位置にあることが望ましい。
なお、第1の実施形態でも第2の実施形態でも、給電プラグ30を基板11の幅方向ではない長さ方向の端部に設け、基板11の長さ方向に操作部33を取り出す構成としても良い。その場合、フレーム20やカバー40に操作部33を取り出すための孔を設ける必要がなく組立て性が良い。また第2の実施形態においては、電源回路13の配置に制限がなくなるため構造の簡易化が期待できる。
これらの実施形態においては、配線ダクト100を照明装置1に収納するように照明装置1は構成されている。この構成により、設置面からの照明器具1の突出量を小さくすることが可能となるとともに、照明装置1を設置面に取り付けた状態での薄型化が実現できる。
本実施形態においては、両端のシャーシ取付部23で挟まれた領域を収容部2とする。収容部2は、長尺に形成された本体部において、本体部の長手方向と直交する高さ方向の一方側に形成される。本実施形態では収容部2には、電源回路13、給電プラグ30、シャーシ20の囲み部24、囲み側面部25、囲み上面部26などが配設されている。また、配線ダクト100に照明装置1を取り付けた状態においては、配線ダクト100も収容部2に収納される。
配線ダクト100を照明装置1に収納した際は、配線ダクト100と電源回路13が干渉しない位置に電源回路13を配設する。そのため、電源回路13の配置に柔軟性を持たせることができる、本実施形態の構成が好ましい。例えば、配線ダクト100と長手方向に平行に長尺に電源回路13が配設されても良いし、配線ダクト100の両サイドに電源回路13が位置するように電源回路13が配設されても良い。なお、配線ダクト100の一対の導体103と干渉しないのであれば、配線ダクト100に収容されるように電源回路13が形成されても良い。この場合、例えば、配線ダクトの開口部105の幅に収まる幅かつ、給電プラグ30と干渉しない位置に長尺に電源回路13が配設される。
なお、電源回路13は基板11の他面11bに実装される形態でなくても良い。例えば、電源回路13をカバーで覆った電源装置を構成し、電源装置を基板11の他面11bに配設しても良いし、電源装置をシャーシ20に配設しても良い。電源装置をシャーシ20に配設する場合は、シャーシ20に囲み部24、囲み側面部25、囲み上面部26は形成せず、設置部21を延長して取付面部22とそのまま繋がる構造とすることが望ましい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、付記を記載する。
[1]長尺に形成され、長手方向に直交する方向における一方側に収容部が設けられる本体部と;
前記収容部内で前記本体部に配設され、配線ダクトに取り付けられるプラグと;
前記収容部内に配設され、前記プラグを介して電力が供給される電源部と;を備え、
前記プラグを配線ダクトに取り付けることで、前記収容部内に前記配線ダクト及び前記電源部を収納することを特徴とした配線ダクト取付物。
[2]前記プラグと前記電源部は本体部の長手方向において重ならないことを特徴とした[1]記載の配線ダクト取付物。
[3]長尺に形成され、長手方向に直交する方向における一方側に収容部が設けられる本体部と;
前記収容部内に配設され、配線ダクトに取り付けられるプラグと;
前記収容部内に配設されるとともに、前記プラグを介して電力が供給される電源部と;
前記本体部の他方側に配設される発光素子と;
を備え、
前記プラグを配線ダクトに取り付けることで、前記収容部内に前記配線ダクト及び前記電源部を収納することを特徴とした照明装置。
[4]前記電源部を他方側の面、前記発光素子を一方側の面に配設する一基板と、をさらに有し、
前記電源部と前記発光素子とは前記基板を挟んで互いに重ならない位置に配設されることを特徴とした[3]記載の照明装置。
[5]前記電源部は前記本体部の幅方向に少なくとも2つに分離して配置され、前記プラグは前記本体部の幅方向において分離して配置された前記電源部の間に配設されることを特徴とした[3]または[4]記載の照明装置。
1 照明装置
2 収容部
10 光源ユニット
20 シャーシ
30 給電プラグ
40 カバー

Claims (5)

  1. 長尺に形成され、長手方向に直交する方向における一方側に収容部が設けられる本体部と;
    前記収容部内で前記本体部に配設され、配線ダクトに取り付けられるプラグと;
    前記収容部内に配設され、前記プラグを介して電力が供給される電源部と;を備え、
    前記プラグを前記配線ダクトに取り付けることで、前記収容部内に前記配線ダクト収納することを特徴とした配線ダクト取付物。
  2. 前記プラグと前記電源部は本体部の長手方向において重ならないことを特徴とした請求項1記載の配線ダクト取付物
  3. 長尺に形成され、長手方向に直交する方向における一方側に収容部が設けられる本体部と;
    前記収容部内に配設され、配線ダクトに取り付けられるプラグと;
    前記収容部内に配設されるとともに、前記プラグを介して電力が供給される電源部と;
    前記本体部の他方側に配設される発光素子と;
    を備え、
    前記プラグを前記配線ダクトに取り付けることで、前記収容部内に前記配線ダクト収納することを特徴とした照明装置。
  4. 前記電源部を他方側の面、前記発光素子を一方側の面に配設する一基板と、をさらに有し、
    前記電源部と前記発光素子とは前記基板を挟んで互いに重ならない位置に配設されることを特徴とした請求項3記載の照明装置。
  5. 前記電源部は前記本体部の幅方向に少なくとも2つに分離して配置され、前記プラグは前記本体部の幅方向において分離して配置された前記電源部の間に配設されることを特徴とした請求項3または4記載の照明装置。
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