JP7251230B2 - 繊維強化樹脂製造装置及び造形装置 - Google Patents

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本発明は、繊維強化樹脂製造装置及び造形装置に関する。
特許文献1には、合成樹脂浴容器中に長繊維を引揃えて導入し、長繊維に合成樹脂を含浸させつつ合成樹脂浴容器の出口ノズルから樹脂含浸長繊維を引取ることにより、長繊維強化合成樹脂ストランドを製造する方法が記載されている。この繊維強化合成樹脂ストランドの製造方法では、合成樹脂浴容器内で長繊維の開繊を行って樹脂含浸を促進する部分の合成樹脂を加熱して含浸性を高める。
特許文献2には、含浸用ダイスに溶融した熱可塑性樹脂を供給すると共に繊維束を導入して熱可塑性樹脂を繊維束に含浸しノズルから引く抜く樹脂含浸長繊維の製造方法が記載されている。この文献の発明では、溶融樹脂流路内に繊維束の進行方向に沿って互いに反対方向から延びた少なくとも2つの張り出し部を設ける。張り出し部の少なくとも一つが、繊維束に対して垂直方向から挿入され、溶融樹脂流路内にその端部を張り出して位置調整された第1の可動式チョークバーであり、張り出し部の上面に走行する繊維束を当てることにより繊維束を開繊して熱可塑性樹脂を含浸する。
特開06-254850号公報 特許第5098228号公報
本発明は、穴詰まりを抑制する際にノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、連続繊維の挟み込みを防止することができる繊維強化樹脂製造装置及び造形装置の提供を目的とする。
態様1は、複数の連続繊維に樹脂を含浸させる含浸部と、前記樹脂を含浸した前記連続繊維を通して線状の繊維強化樹脂を成形する取出口を有するとともに該取出口の開口面積を連続的に変更可能とするダイスと、を備えた繊維強化樹脂製造装置である。
態様2は、前記取出口は、第一板に形成された第一穴と第二板に形成された第二穴とが重なり合う部分で形成され、前記第一板と前記第二板とを相対的に移動して前記取出口の開口面積を変更する態様1記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様3は、前記ダイスは、前記取出口となる開口部を有した側壁と、前記開口部より前記含浸部内へ出入りして前記取出口の開口面積を可変するカムと、を有する態様1記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様4は、前記繊維強化樹脂を形成する通常モードと該通常モードより前記取出口の開口面積が広い排出モードとを選択的に形成する排出モード形成手段を備えた態様1から態様3のいずれかに記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様5は、前記排出モード形成手段は、予め定めたタイミングで前記通常モードから前記排出モードを形成する態様4記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様6は、前記排出モード形成手段は、前記含浸部での前記連続繊維の状態に基づいて前記通常モードから前記排出モードを形成する態様4記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様7は、前記含浸部において前記連続繊維の一部が切れた解れ状態を検出する検出手段をさらに備え、前記排出モード形成手段は、前記検出手段が前記解れ状態を検出した際に前記通常モードから前記排出モードを形成する態様6記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様8は、前記連続繊維及び前記含浸部を構成するケーシングは、導電性を有し、前記検出手段は、前記連続繊維を介して前記ケーシングに流れる電流の変化により前記解れ状態を検出する態様7記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様9は、目的とする繊維強化樹脂の外形に応じて前記取出口の開口面積を設定する開口面積設定手段を備えた態様1から態様8のいずれかに記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様10は、前記取出口を介して形成された繊維強化樹脂の外径を検出する外径検出手段をさらに備え、前記開口面積設定手段は、前記外径検出手段による検出結果に基づいて、前記取出口の開口面積を設定する態様9に記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様11は、前記外径検出手段は、前記連続繊維と前記繊維強化樹脂の表面との間に直流電圧を印加して測定した物性から当該繊維強化樹脂の外径を検出する態様10に記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様12は、前記外径検出手段は、前記連続繊維と前記繊維強化樹脂の表面との間に交流電圧を印加して測定したインピーダンスから当該繊維強化樹脂の外径を検出する態様10に記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様13は、前記外径検出手段は、前記繊維強化樹脂の表面に接触する接触子の位置から当該繊維強化樹脂の外径を検出する態様10に記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様14は、前記外径検出手段は、前記繊維強化樹脂に曲げ力を加えた際の該繊維強化樹脂の撓み量から当該繊維強化樹脂の外径を検出する態様10に記載の繊維強化樹脂製造装置である。
態様15は、態様1から態様14のいずれかに記載の繊維強化樹脂製造装置と、該繊維強化樹脂製造装置で成形された繊維強化樹脂を積層して造形物を形成する造形手段と、を備えた造形装置である。
態様1では、穴詰まりを抑制する際にノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、連続繊維の挟み込みを防止することができる。
態様2では、絞り構造と比較して、構造の簡素化が可能となる。
態様3では、絞り構造と比較して、構造を簡素化が可能となる。
態様4では、排出モードを形成できない場合と比較して、取出口の穴詰まりの抑制が可能となる。
態様5では、定期的に取出口の穴詰まりを抑制が可能となる。
態様6では、定期的に取出口の穴詰まりを抑制する場合と比較して、適切なタイミングで取出口の穴詰まりの抑制が可能となる。
態様7では、連続繊維の一部が切れた解れ状態が生じた際に取出口の穴詰まりの抑制が可能となる。
態様8では、解れ状態を目視することなく、自動的に排出モードを形成することが可能となる。
態様9では、目的とする外径の繊維強化樹脂を得ることが可能となる。
態様10では、取出口の開口面積が一定の場合と比較して、形成される繊維強化樹脂の外径を許容範囲内に保つことが容易となる。
態様11では、繊維強化樹脂の一側部側から照射した光の透過状態から外径寸法を検出する場合と比較して、検出誤差を小さくすることが可能となる。
態様12では、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径を検出する場合と比較して、絶縁抵抗が高い場合であっても検出誤差を小さくすることが可能となる。
態様13では、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径を検出する場合と比較して、抵抗値に依存することなく、検出誤差を小さくすることが可能となる。
態様14では、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径を検出する場合と比較して、抵抗値に依存することなく、検出誤差を小さくすることが可能となる。
態様15では、穴詰まりを抑制する際にノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、連続繊維の挟み込みを防止することが可能となる。
第一実施形態の造形装置を示す模式図である。 第一実施形態の繊維強化樹脂製造装置の通常モードを示す要部の断面図である。 (A)は第一実施形態で成形される繊維強化樹脂の断面図、(B)は同実施形態の通常モードを示すダイスの正面図、(C)は同実施形態の排出モードを示すダイスの正面図である。 第一実施形態の繊維強化樹脂製造装置の排出モードを示す要部の断面図である。 第一実施形態の繊維強化樹脂製造装置の検出回路を示す要部の断面図である。 第一実施形態の解れ検知処理を示すフローチャートである。 第一実施形態の繊維強化樹脂製造装置で繊維強化樹脂を切断する様子を示す説明図である。 第一実施形態の繊維強化樹脂製造装置の外径検出手段を示す要部の断面図である。 第一実施形態の外径形状制御処理を示すフローチャートである。 繊維強化樹脂の外径と繊維の体積比率との関係を示す説明図で、(A)は外径寸法が小さい繊維強化樹脂の断面図であり、(B)は外径寸法が大きい繊維強化樹脂の断面図である。 第二実施形態の繊維強化樹脂製造装置を示す説明図であり、(A)は同実施形態で成形される繊維強化樹脂の断面図、(B)は同実施形態の通常モードを示すダイスの正面図、(C)は同実施形態の排出モードを示すダイスの正面図である。 第三実施形態の繊維強化樹脂製造装置を示す要部の拡大図である。 第三実施形態の通常モードを示す要部の断面図である。 第三実施形態の排出モードを示す要部の断面図である。 第四実施形態の造形装置を示す模式図である。 第四実施形態の繊維強化樹脂製造装置のブロック図である。 第四実施形態の繊維強化樹脂製造装置の測定回路を示す要部の断面図である。 第四実施形態の繊維強化樹脂製造装置の測定回路を示す等価回路図である。 第四実施形態の繊維強化樹脂に印加する印加電圧と抵抗との関係を示す図である。 第四実施形態の繊維強化樹脂の要部の断面図である。 第四実施形態の外径形状制御処理を示すフローチャートである。 第五実施形態の繊維強化樹脂製造装置の測定回路を示す要部の断面図である。 第五実施形態の繊維強化樹脂製造装置の測定回路を示す等価回路図である。 第五実施形態の繊維強化樹脂の要部の断面図である。 第五実施形態の繊維強化樹脂に印加する交流電圧の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。 第五実施形態の繊維強化樹脂における樹脂の厚みとインピーダンスとの関係を示す図である。 第六実施形態の繊維強化樹脂製造装置を示す要部断面図である。 第六実施形態の外径検出手段を示す模式図である。 第六実施形態の繊維強化樹脂の要部の断面図である。 第六実施形態の繊維強化樹脂のVfと外径寸法との関係を示す図である。 第七実施形態の繊維強化樹脂製造装置を示す要部断面図である。 第七実施形態の外径検出手段を示す模式図である。 第七実施形態の繊維強化樹脂の撓み量を測定する状態を示す模式図である。 第七実施形態の繊維強化樹脂の撓み量とVfとの関係を示す図である。
<第一実施形態>
第一実施形態に係る繊維強化樹脂製造装置及び造形装置の一例を図面に沿って説明する。なお、図中、上方をUHで示し、下方をDHで示す。
図1は、本実施形態に係る造形装置10を示す図であり、造形装置10は、形状データに基づいて立体的な造形物を造形する装置である。
造形装置10は、繊維強化樹脂供給装置12と、繊維強化樹脂供給装置12から供給される繊維強化樹脂14を保持台16上に積層して造形物を造形する造形手段18とを備えている。造形手段18は、繊維強化樹脂供給装置12からの繊維強化樹脂14を目的の位置に供給するノズルで構成されており、造形手段18は、図示しない駆動機構で駆動される。駆動機構は、造形する造形物の形状データに基づいて、造形手段18の位置や繊維強化樹脂14の供給方向を定める。
繊維強化樹脂供給装置12は、連続繊維20を供給する連続繊維供給部22と、連続繊維供給部22から供給された連続繊維20に樹脂24を含浸させて繊維強化樹脂14を成形する繊維強化樹脂製造装置26とを備えている。
また、繊維強化樹脂供給装置12は、繊維強化樹脂製造装置26から繊維強化樹脂14を挟んで引き出す一対の引き出しローラー28と、引き出しローラー28で引き出した繊維強化樹脂14を一対の刃30で切断する切断部32とを備えている。さらに、繊維強化樹脂供給装置12は、切断部32を通過した繊維強化樹脂14の外径の一例である外径を検知する外径検出部34を備えている。
連続繊維供給部22は、連続繊維20が巻かれたドラム22Aと、ドラム22Aから引き出された連続繊維20の送出方向を変更するロール22Bとを備えている。連続繊維20は、一例として炭素繊維で構成されており、ガラス繊維で構成してもよい。単一の連続繊維20は、直径が5μm~30μmであり、この連続繊維20が数百本から数万本まとめた状態でドラム22Aから引き出される。
繊維強化樹脂製造装置26は、樹脂24を供給する樹脂供給部36を備えており、樹脂供給部36から供給する樹脂24としては、PP、PA、PPS、PC、PEEK、PEI等の熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としてPPを用いた場合、樹脂溶解温度は、160℃程度となり、PAを用いた場合の樹脂溶解温度は、225℃程度となる。
繊維強化樹脂製造装置26は、複数の連続繊維20に樹脂24を含浸させる含浸部38を備えている。含浸部38は、筒状のケーシング40を備えており、ケーシング40の上端を閉鎖する天面40Aには、下方DHへ向かうに従って先細りしたノズル部40Bが形成されている。
天面40A及びノズル部40Bには、上下に貫通する貫通穴40Cが形成されており、貫通穴40Cの内周面は、絶縁膜が形成されている。貫通穴40Cには、連続繊維供給部22から供給された複数の連続繊維20が挿入されており、連続繊維20は、絶縁膜で覆われた貫通穴40Cを介してケーシング40内に挿入される。
ノズル部40Bの側部に位置するケーシング40の部位には、樹脂通路40Dが形成されており、樹脂供給部36からの樹脂24が樹脂通路40Dを介してケーシング40内に充填される。これにより、樹脂24が充填されたケーシング40内を、まとめられた複数の連続繊維20が通過することで、複数の連続繊維20に樹脂24が含浸される。
ケーシング40の外周面には、ヒーター40Eが設けられており、ケーシング40内での樹脂24の固化が抑制される。ヒーター40Eによる加熱温度は、使用する熱可塑性樹脂に応じて定める。
ケーシング40の下端部には、樹脂24を含浸させた連続繊維20を通して線状の繊維強化樹脂14を成形する取出口42を有するとともに取出口42の開口面積を連続的に変更可能とするダイス44が設けられている。
ここで、取出口42の開口面積を連続的に変更するとは、取出口42の開口縁の連続性を維持しつつ開口面積を変更するとともに、対向する開口縁の部位同士が互いに接しない状態(範囲)で開口面積を減少することをいう。
言い換えると、取出口42の開口面積を連続的に変更するとは、取出口42の開口縁の連続性を維持しつつ開口面積を変更するとともに、相対移動する開口縁の部位同士が繊維強化樹脂14を挟まない状態を維持しつつ開口面積を減少することをいう。
ダイス44は、図2にも示すように、ケーシング40の端部開口部40Fに挿入された第一板46と、第一板46の外側に配置された第二板48とを備えており、第二板48は、スライド機構49で第一板46に沿ってスライドされる。
第一板46には、図3にも示すように、第一穴46Aが形成されている。第一穴46Aは、滴形に形成されており、第一穴46Aの一方側IPの開口縁部には、他方側THより曲率が小さい円弧部46Bが一方側IPへ向けて突出するように形成されている。
第二板48には、第二穴48Aが形成されている。第二穴48Aは、円形状に形成されており、第二穴18Aの他方側THの開口縁部には、一方側IPより曲率が小さい円弧部48Bが他方側THへ向けて突出するように形成されている。
取出口42は、第一板46の第一穴46Aと第二板48の第二穴48Aとが重なり合う部分で形成されており、第一板46と第二板48とを相対的に移動して取出口42の開口面積を連続的に可変する。
これにより、図2及び図3(B)に示すように、通常モード50では、成形する繊維強化樹脂14が目的とする外径寸法dとなるように、第一穴46Aの中心と第二穴48Aの中心とをずらし、取出口42の開口面積を最大よりも狭めている。
この際、取出口42は、第一穴46Aの円弧部46Bと第二穴48Aの円弧部48Bとで包囲された略円形の空間で形成される。このため、成形される繊維強化樹脂14は、図3(A)に示すように断面円形状となる。
また、図3(C)及び図4に示すように、排出モード52では、第一穴46Aの中心と第二穴48Aの中心とを近づけて第一穴46A及び第二穴48Aで形成する取出口42の開口面積を通常モード50より広げている。これにより、通常モード50と排出モード52とを選択的に形成する排出モード形成手段が第二板48をスライドするスライド機構49によって構成される。
ここで、各モード50、52での取出口42の穴径を例に挙げて説明すると、通常モード50での穴径は、直径0.1mmから10mmの範囲内とし、一例として0.4mmとする。
これに対して、排出モード52での穴径は、通常モード50での穴径の10倍程度とし、一例として直径4mmとする。
繊維強化樹脂製造装置26は、図5に示すように、含浸部38において連続繊維20の一部が切れた解れ状態54を検出する検出手段56を備えている。また、排出モード形成手段は、検出手段56が解れ状態54を検出した際に通常モード50から排出モード52を形成する。
すなわち、連続繊維20は、炭素繊維で構成されており、導電性を有する。また、含浸部38を構成するケーシング40は、金属で形成されており、導電性を有する。なお、ダイス44を構成する第一板46及び第二板48は、合成樹脂等の絶縁体で構成されている。
繊維強化樹脂製造装置26は、連続繊維20を介してケーシング40に流れる電流を検出する検出回路58を備えている。検出回路58は、電源60の負極60Aを連続繊維20に電気的に接続するとともに、電源60の正極60Bを、抵抗62及び電流計64を介してケーシング40に電気的に接続する。
電流計64には、検出手段56が接続され、検出手段56は、電流計64の計測結果を取得する。検出手段56は、駆動手段66が接続されており、駆動手段66は、検出手段56からの信号に応じてスライド機構49を駆動して第二板48をスライドさせる。
検出手段56は、連続繊維20を介してケーシング40に流れる電流の変化を電流計64の計測結果から取得し、含浸部38のケーシング40内での連続繊維20の解れ状態54の有無を検出する。また、検出手段56は、解れ状態54を検出した際に、排出信号を駆動手段66に出力し、駆動手段66は、排出信号を入力した際に、第二板48をスライドして、通常モード50から排出モード52を形成する。
これにより、含浸部38での連続繊維20の状態に基づいて通常モード50から排出モード52を形成する。
また、駆動手段66には、切断手段68が接続されており、切断手段68は、駆動手段66が通常モード50から排出モード52を形成した時点から規定時間経過した際に、切断部32を作動して通過する繊維強化樹脂14を一対の刃30で挟み切る。これにより、解れ部70が生じた部分の廃棄を容易とする。尚、繊維強化樹脂14から解れ部70を除する場合は、繊維強化樹脂14に形成された解れ部70の前後で当該繊維強化樹脂14を切断する。
図6は、繊維強化樹脂製造装置26の動作を示すフローチャートであり、解れ検知処理が示されている。
すなわち、繊維強化樹脂製造装置26の検出回路58において、検出手段56は、電流計64の計測結果である電流値を取得し(S1)、取得した電流値が規定値以下であるか否かを判断する(S2)。
電流値が規定値以下である場合、連続繊維20を介してケーシング40に流れる電流が検出されておらず、ケーシング40内の連続繊維20に解れが生じていないと予測される。このため、取出口42の開口面積を成形状態とした通常モード50を維持して(S3)、ステップS1へ移行する。
また、ステップS2において、取得した電流値が規定値を超えていた場合、図5に示したように、ケーシング40内の連続繊維20に解れが生じ、解れた連続繊維20がケーシング40に接していると予測される。この場合、検出手段56は、排出信号を駆動手段66に出力する。排出信号を入力した駆動手段は、スライド機構49を駆動して第二板48をスライドし、取出口を開放して(S4)、通常モード50を排出モード52とする。
これにより、含浸部38での連続繊維20の状態に基づいて、通常モード50から排出モード52を形成する排出モード形成手段が実現される。
そして、ケーシング40内の連続繊維20に解れが生じた際に通常モード50から排出モード52を形成する。これにより、解れて広がった連続繊維20の解れ部70を、引き出しローラー28によって、開放された取出口42からケーシング40の外へ引き出される。
このため、ケーシング40内で解れて広がった解れ部70が取出口42を通過できずに滞留する場合と比較して、取出口42の穴詰まりや、製造された繊維強化樹脂14の樹脂量低下や、繊維量低下を抑制が可能となる。これにより、繊維強化樹脂の品質が安定する。
次に、駆動手段66が通常モード50から排出モード52を形成した時点から規定時間経過すると(S5)、図7に示すように、取出口42を通過した解れ部70が切断部32より下流側へ移動する。すると、切断手段68は、切断部32を作動して通過する繊維強化樹脂14を一対の刃30で挟み切る(S6)。
そして、駆動手段66は、前述の規定時間の経過に伴って第二板48を成形位置へ戻して取出口42の開口面積を狭め、ダイス44を通常モード50として繊維強化樹脂14の成形を再開する。このため、成形された繊維強化樹脂14を造形手段18にセットする。
図8に示すように、取出口42を介して形成された繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する外径検出部34は、繊維強化樹脂14を包囲するリング状に形成されている。外径検出部34としては、繊維強化樹脂14の一側部側から照射した光の透過状態より繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する透過式のセンサが挙げられる。
外径検出部34は、外径検出手段72に接続されており、外径検出手段72は、外径検出部34が検出した外径寸法dを入力する。外径検出手段72には、成形する繊維強化樹脂14が目標とする目標外径寸法Dが外部から入力され、外径検出部34より入力した外径寸法dと外部から入力した目標外径寸法Dとの関係に基づいて、開閉信号を駆動手段66に出力する。そして、駆動手段66は、スライド機構49を駆動して第二板48をスライドし、取出口42の開口面積を変更する。
図9は、繊維強化樹脂製造装置26の動作を示すフローチャートであり、外径形状制御処理が示されている。
始めに、外径検出手段72は、目標外径寸法Dを外部より入力し(SB1)、外径検出部34から成形中の繊維強化樹脂14の外径寸法dを入力する(SB2)。
そして、目標外径寸法Dが外径寸法dより小さいか否かを判断する(SB3)。目標外径寸法Dが外径寸法dより小さい場合、外径検出手段72は、駆動手段66に開信号を出力して(SB4)、ステップSB2へ移行する。すると、開信号を入力した駆動手段66は、スライド機構49を駆動して第二板48を規定量スライドし、取出口42の開口面積を規定量大きくする。
また、ステップSB2において、外径検出部34から成形中の繊維強化樹脂14の外径寸法dを入力し、目標外径寸法Dが外径寸法dより小さいか否かを判断する(SB3)。このとき、目標外径寸法Dが外径寸法d以上の場合、次ステップにおいて、目標外径寸法Dが外径寸法dより大きいか否かを判断する(SB5)。
目標外径寸法Dが外径寸法dより大きい場合、外径検出手段72は、駆動手段66に閉信号を出力して(SB6)、ステップSB2へ移行する。すると、閉信号を入力した駆動手段66は、スライド機構49を駆動して第二板48を規定量スライドし、取出口42の開口面積を規定量小さくする。
また、ステップSB2において、外径検出部34から成形中の繊維強化樹脂14の外径寸法dを入力し、目標外径寸法Dが外径寸法dより小さいか否かを判断する(SB3)。目標外径寸法Dが外径寸法d以上の場合、次ステップにおいて、目標外径寸法Dが外径寸法dより大きいか否かを判断し(SB5)。
目標外径寸法Dが外径寸法d以下と判断された場合、目標外径寸法Dと外径寸法dとが一致するため、外径検出手段72は、駆動手段66に対して何も出力せずにステップSB2へ移行して、各ステップSB2~SB6を繰り返す。
これにより、外径検出手段72による検出結果に基づいて、取出口42の開口面積を設定するとともに、目的とする繊維強化樹脂14の外形、本実施形態では外径寸法dに応じて取出口42の開口面積を設定する開口面積設定手段が実現される。
これにより、成形中の繊維強化樹脂14の外径寸法dが外部から入力した目標外径寸法Dとなるように制御される。また、外径検出手段72に入力する目標外径寸法Dに応じて、任意の外径寸法の繊維強化樹脂14が成形される。
ここで、取出口42の開口面積に応じて成形される繊維強化樹脂14の外径寸法dは変動する。しかし、連続繊維供給部22から繊維強化樹脂製造装置26へ供給される連続繊維20の本数は一定である。このため、成形される繊維強化樹脂14に含まれる連続繊維20の体積比率Vfは変化する。
この体積比率Vfは、図10に示すように、繊維強化樹脂14の強度に関連し、体積比率Vfが大きくなれば、単位断面積当たりの強度も大きくなる。ここで、強度とは、引張り強度や曲げ強度をいう。
このため、外径検出手段72に入力する目標外径寸法Dに応じて、成形される繊維強化樹脂14の単位断面積当たり強度は変更される。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態の作用について説明する。
本実施形態にあっては、繊維強化樹脂14を成形する取出口42は、開口面積が連続的に変更される。
このため、穴詰まりを抑制する際にノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、連続繊維20の挟み込みが防止される。
また、取出口42は、第一板46に形成された第一穴46Aと第二板48に形成された第二穴48Aとが重なり合う部分で形成され、第一板46と第二板48とを相対的に移動して取出口42の開口面積を可変する。
このため、カメラの絞り羽根のような絞り構造と比較して、構造の簡素化が可能である。
さらに、繊維強化樹脂14を形成する通常モード50と、通常モード50より取出口42の開口面積が広い排出モード52とを選択的に形成される。
このため、排出モード52を形成できない場合と比較して、取出口42の穴詰まりが抑制される。
また、含浸部38での連続繊維20の状態に基づいて、通常モード50から排出モード52が形成される。
このため、定期的に穴詰まりを抑制する場合と比較して、適切なタイミングで取出口42の穴詰まりが抑制される。
さらに、含浸部38において連続繊維20の一部が切れた解れ状態54を検出する検出手段56を備え、検出手段56が解れ状態54を検出した際に通常モード50から排出モード52を形成する。
このため、連続繊維20の一部が切れた解れ状態54が生じた際に取出口42の穴詰まりが抑制される。
そして、連続繊維20及び含浸部38を構成するケーシング40は、導電性を有し、検出手段56は、連続繊維20を介してケーシング40に流れる電流の変化により解れ状態54が検出される。
このため、解れ状態54を目視で検出することなく、解れ部70の自動的な排出が可能となる。
また、目的とする繊維強化樹脂14の外形に応じて取出口42の開口面積が設定される。
これにより、目的とする外径の繊維強化樹脂14を得ることが可能となる。
さらに、取出口42を介して形成された繊維強化樹脂14の外径を検出する外径検出手段72を備え、外径検出手段72による検出結果に基づいて、取出口42の開口面積が設定される。
これにより、取出口42の開口面積が一定の場合と比較して、形成される繊維強化樹脂14の外径を許容範囲内に保つことが容易となる。
そして、本実施形態の造形装置10は、前述した繊維強化樹脂製造装置26と、繊維強化樹脂製造装置26で成形された繊維強化樹脂14を積層して造形物を形成する造形手段18とを備えている。
このため、ノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、繊維強化樹脂製造装置26における連続繊維20の挟み込みを防止しつつ穴詰まりが抑制される。
なお、本実施形態では、含浸部38での連続繊維20の状態に基づいて、通常モード50から排出モード52を形成したが、これに限定されるものではない。
例えば、予め定めたタイミング、例えば一定時間おきに、通常モード50から排出モード52を定期的に形成してもよい。
この場合、繊維強化樹脂14に生じた解れ部70を、予め定めたタイミングで排出することが可能となる。このため、取出口42の開口面積が一定の場合と比較して、取出口42の穴詰まりが抑制される。
<第二実施形態>
図11は、第二実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、第一実施形態と比較して、取出口42の形状が異なり、本実施形態に係る取出口42は、矩形状に形成されている。
第一板46には、図11(B)に示すように、正方形状の第一穴46Aが形成されており、第二板48には、正方形状の第二穴48Aが形成されている。取出口42は、第一板46の第一穴46Aと第二板48の第二穴48Aとが重なり合う部分で形成されており、第一板46と第二板48とを相対的に移動して取出口42の開口面積を連続的に可変する。
これにより、図2及び図11(B)に示すように、通常モード50では、成形する繊維強化樹脂14が目的とする外形となるように、第一穴46Aの中心と第二穴48Aの中心とをずらし、取出口42の開口面積を狭めている。
この際、取出口42は、長方形状に形成されるため、成形される繊維強化樹脂14は、図11(A)に示すように、断面横長形状となる。
また、図4及び図11(C)に示すように、排出モード52では、第一穴46Aの中心と第二穴48Aの中心とを近づけて第一穴46A及び第二穴48Aで形成する取出口42の開口面積が通常モード50より広げられる。これにより、通常モード50と排出モード52とを選択的に形成する排出モード形成手段が第二板48をスライドするスライド機構49によって構成される。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、この取出口42で成形される繊維強化樹脂14は、断面横長形状となる。このため、造形手段18による保持台16への繊維強化樹脂14の積層が容易となる。
<第三実施形態>
図12から図14は、第三実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、第一実施形態と比較して、取出口42を形成する構成が異なり、本実施形態に係る取出口42は、含浸部38のケーシング40の端面40Gに形成された長方形状の開口部74と、開口部74の開口面積を変更する偏心カム76とで形成される。
偏心カム76は、開口部74の幅寸法と略同じ肉厚に形成された円板76Aを備えており、円板76Aは、偏心位置に設けられた回転軸76Bが、端面40Gに回転可能に支持されるとともに図示しない駆動源で回転される。
すなわち、ダイス44は、取出口42となる開口部74を有した側壁の一例である端面40Gと、開口部74より含浸部38内へ出入りする方向に回転して取出口42の開口面積を可変するカムの一例である偏心カム76とを有している。
これにより、図13に示すように、通常モード50では、成形する繊維強化樹脂14が目的とする外形となるように、円板76Aが開口部74の開口面積を狭める。
また、図14に示すように、排出モード52では、円板76Aが開口部74の開口面積を広げ取出口42の開口面積を通常モード50より広げる。
これにより、通常モード50と排出モード52とを選択的に形成する排出モード形成手段が、円板76Aを回転させる駆動源で構成される。
本実施形態においても、第一実施形態と同様に、繊維強化樹脂14を成形する取出口42は、開口面積が連続的に変更される。
このため、ノズルを分割して取出口を広げる場合と比較して、連続繊維20の挟み込みを防止しつつ穴詰まりが抑制される。
そして、偏心カム76を回転することで取出口42の開口面積が連続的に可変される。
<第四実施形態>
図15から図21は、第四実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図15に示すように、第一実施形態と比較して、繊維強化樹脂製造装置26のダイス44の取出口42より引き出された繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する為の外径検出手段が測定手段100で構成されている点が異なる。また、第一実施形態では、外径検出部34で測定した繊維強化樹脂14の外径寸法dを直接利用して取出口42の開口面積を設定した。しかし、本実施形態では、成形される繊維強化樹脂14の外径寸法dに応じて変化する連続繊維20の体積比率Vfを用いて取出口42の開口面積を設定する。
測定手段100は、図16に示すように、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間に直流電圧を印加して測定した物性から繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する。直流電圧を印加して測定する物性の一例としては、直流電圧を印加した際の電流値から求めた抵抗値が挙げられ、本実施形態では、この抵抗値を物性として用いる場合について説明する。
繊維強化樹脂製造装置26は、形成された繊維強化樹脂14を測定する測定手段100と、測定手段100の測定結果が送られる制御手段102とを備えている。また、繊維強化樹脂製造装置26は、制御手段102から指示を受ける駆動手段66と、駆動手段66からの信号で作動するスライド機構49とを備えている。このスライド機構49は、第二板48をスライドして取出口42の開口面積を変更する。
測定手段100は、図17に示すように、測定回路110を用いて連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間に直流電圧を印加して測定した抵抗値Rから繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する。
測定回路110は、連続繊維20に接する第一接触子112と、繊維強化樹脂14の表面14Aに接する第二接触子114とを備えている。また、測定回路110は、両接触子112、114間に電流測定部116を介して直流電圧を印加する直流電源118を備えている。
連続繊維20は導電性のある炭素繊維である。測定回路110では、図18に示すように、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bを抵抗120と等価して、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の抵抗値Rを測定する。
図19に示すように、印加電圧を高くすると抵抗値Rが低くなる傾向がある。これを利用して、直流電源118からの直流電圧を100V以上1KV以下の範囲で調整すれば、樹脂14Bの抵抗が高抵抗(体積抵抗10以上1011Ω・cm以下)であっても測定可能である。一例として、樹脂14Bとしてカーボン入りウレタンの半導電性の樹脂を用いた場合、直流電圧を200Vとすることで5MΩの抵抗値Rが得られる。
抵抗値Rは、両接触子112、114間に流れる電流を電流測定部116で測定して求める。図20に示すように、連続繊維20から繊維強化樹脂14の表面14Aまでの距離を「L」、樹脂14Bの抵抗率を「ρ」、第二接触子114と繊維強化樹脂14の表面14Aとの接触面積を「A」とすると、抵抗値Rは、R=ρ×(L/A)の式で求められる。
この式から連続繊維20から繊維強化樹脂14の表面14Aまでの距離Lが大きくなると抵抗値Rが高くなることがわかる。これを利用して、体積比率Vfを求める。
すなわち、抵抗値Rが高くなるにつれて連続繊維20から繊維強化樹脂14の表面14Aまでの距離Lが大きくなる。連続繊維20の本数は一定であり、連続繊維20の直径も一定である。このため、距離Lが大きくなると、繊維強化樹脂14に含まれる連続繊維20の体積比率Vfが小さくなる。これを利用することで、抵抗値Rから体積比率Vfの測定が可能となる。
図21は、本実施形態の繊維強化樹脂製造装置26の動作を示すフローチャートであり、制御手段102を構成するマイコンが実行する外径形状制御処理が示されている。
始めに、制御手段102は、目標とする狙いの体積比率Vfをキーボードなどの入力手段から入力する(SC1)。この体積比率Vfによって目標とする繊維強化樹脂14の外径寸法dが定まる。
そして、測定回路110で連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の抵抗値Rを測定し(SC2)、予め用意しておいた抵抗値Rと体積比率Vfとの関係を示すVf算出テーブルを参照し、抵抗値Rから体積比率Vfを求める(SC3)。
次に、算出した体積比率Vfと狙いの体積比率Vfとが一致するか否かを判断し(SC4)、一致している場合には、ステップSC4の判断を繰り返す。
ステップSC4で算出した体積比率Vfと狙いの体積比率Vfとが一致しないと判断した場合には、狙いの体積比率Vfが算出した体積比率Vfより大きいか否かを判断する(SC5)。
ステップSC5で狙いの体積比率Vfが算出した体積比率Vfより大きいと判断した場合、成形した繊維強化樹脂14の体積比率Vfが狙いの体積比率Vfより小さく、繊維強化樹脂14の外径寸法dが目標値より大きい。このため、取出口42を小さくして、成形される繊維強化樹脂14を細くする(SC6)。
一方、ステップSC5で狙いの体積比率Vfが算出した体積比率Vfより小さいと判断した場合、成形した繊維強化樹脂14の体積比率Vfが狙いの体積比率Vfより大きく、繊維強化樹脂14の外径寸法dが目標値より小さい。このため、取出口42を大きくして、成形される繊維強化樹脂14を太くする(SC7)。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる
また、本実施形態では、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間に直流電圧を印加して測定した物性から繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する。このため、繊維強化樹脂14の一側部側から照射した光の透過状態から外径寸法を検出する場合と比較して、検出誤差を小さくすることが可能となる。
<第五実施形態>
図22から図26は、第五実施形態を示す図であり、第一実施形態及び第四実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図22に示すように、第四実施形態と比較して、測定手段100を構成する測定回路150が異なり、この測定回路150を用いて繊維強化樹脂14の外径寸法dに応じて変化する連続繊維20の体積比率Vfを算出する。なお、連続繊維20の体積比率Vfを用いて取出口42の開口面積を設定する点は、第四実施形態と同様である。
この測定回路150は、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間に交流電圧を印加して測定したインピーダンスZから繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する。
測定回路150は、連続繊維20に接する第一接触子112と、繊維強化樹脂14の表面14Aに接する第二接触子114とを備えている。また、測定回路150は、両接触子112、114間に電流測定部116を介して交流電圧を印加する交流電源152と、両接触子112、114間の電圧を測定する電圧測定部154とを備えている。
連続繊維20は導電性のある炭素繊維である。測定回路150は、図23に示すように、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bを、抵抗156とコンデンサ158との並列接続回路として等価し、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間のインピーダンスZを測定する。
両接触子112、114間に電圧を印加すると、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bに電荷が蓄えられる。ここで、図24に示すように、樹脂14Bの誘電率を「ε」、第二接触子114と繊維強化樹脂14の表面14Aとの接触面積を「S」、連続繊維20から繊維強化樹脂14の表面14Aまでの樹脂厚みを「T」とすと、静電容量Cは、C=(ε×S)/Tの式で求められる。
この式から、繊維強化樹脂14の樹脂量が増えると、外径寸法dが大きくなり、樹脂厚みをTが大きくなる。これにより、静電容量Cは減少する。静電容量Cが減少すると、インピーダンスZは大きくなる。この特性から、インピーダンスZを測定することで、体積比率Vfを求める。
すなわち、図25に示すように、印加する交流電圧の周波数が高くなると、インピーダンスZは低くなる。また、図23及び図26に示すように、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bの樹脂厚みTが大きくなると、インピーダンスZが高くなる。
本実施形態では、連続繊維20に印加する交流電圧を、1V以上5V以下とし、交流電圧の周波数を50Hz以上1GHz以下とする。一例として、樹脂14Bがポリプロピレンの場合、周波数が1Mzの交流電圧を印加し場合、1KΩのインピーダンスZが得られる。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間に交流電圧を印加して測定したインピーダンスZから繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する為のインピーダンスZを得ることが可能となる。このため、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径を検出する場合と比較して、絶縁抵抗が高い場合であっても検出誤差を小さくすることが可能となる。
<第六実施形態>
図27から図30は、第六実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図27に示すように、第一実施形態と比較して、繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する外径検出手段200が異なる。また、外径検出手段200で検出した繊維強化樹脂14の外径寸法dを用いて連続繊維20の体積比率Vfを算出し、この体積比率Vfを用いて取出口42の開口面積を設定する点は、第四実施形態と同様である。
外径検出手段200は、図28に示すように、筐体202にブラケット204を介して設けられた支持ローラー206と、筐体202に設けられたブラケット210に基端部が回転自在に支持された可動アーム212とを備えている。また、外径検出手段200は、可動アーム212の先端部に設けられた接触子を構成する外径測定ローラー214を備えている。
外径検出手段200は、外径測定ローラー214が支持ローラー206に近接する方向へ可動アーム212を押すコイルスプリング216を備えている。また、外径検出手段200は、一例として可動アーム212の角度から外径測定ローラー214及び支持ローラー206間の距離を測定する図示しない距離センサを備えている。
外径測定ローラー214と支持ローラー206との間には、図28及び図29に示すように、成形された繊維強化樹脂14が挟まれている。この状態で、距離センサが外径測定ローラー214及び支持ローラー206間の距離を測定することで、繊維強化樹脂14の外径寸法dの計測が可能となる。これにより、繊維強化樹脂14の表面14Aに接触する接触子である外径測定ローラー214の位置から繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する。
図30は、連続繊維20の体積比率Vfと繊維強化樹脂14の外径寸法dとの関係を示す図であり、この関係を用いることで、外径寸法dから体積比率Vfを算出することが可能である。この図で用いた繊維強化樹脂14は、連続繊維20として3000本の炭素繊維が用いられ、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bとして熱可塑性樹脂(ポリアミド)が用いられている。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径寸法dを検出する場合と比較して、抵抗値に依存することなく、検出誤差を小さくすることが可能となる。
<第七実施形態>
図31から図34は、第七実施形態を示す図であり、第一実施形態又は第六実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図31に示すように、第六実施形態と比較して、繊維強化樹脂14の外径寸法dを検出する外径検出手段250が異なる。また、外径検出手段250で検出した繊維強化樹脂14の外径寸法dを用いて連続繊維20の体積比率Vfを算出し、この体積比率Vfを用いて取出口42の開口面積を設定する点は、第四実施形態と同様である。
外径検出手段250は、図32に示すように、筐体202にブラケット204を介して設けられた一対の支持ローラー206と、筐体202に設けられたブラケット210に基端部が回転自在に支持された可動アーム212とを備えている。また、外径検出手段250は、可動アーム212の先端部に設けられたプッシュローラー252とを備えている。
外径検出手段250は、プッシュローラー252が両支持ローラー206間に配置される方向へ可動アーム212を押すコイルスプリング216を備えている。両支持ローラー206、206上には、図32及び図33に示すように、成形された繊維強化樹脂14が配置されている。この繊維強化樹脂14は、両支持ローラー206、206間の部位がコイルスプリング216で押されたプッシュローラー252で下方へ向けて押される。これにより、繊維強化樹脂14には、プッシュローラー252によって曲げ力Fが加えられる。
また、外径検出手段250は、一例として可動アーム212の角度からプッシュローラー252の下方の周面から両支持ローラー206、206の上方の周面を結ぶ仮想線Kまでの距離を撓み量TWとして測定する図示しない撓みセンサとを備えている。
ここで、連続繊維20の体積比率Vfが変化すると、連続繊維20の直径は変わらないので、連続繊維20と繊維強化樹脂14の表面14Aとの間の樹脂14Bの厚みが変化する。
また、連続繊維20を含む樹脂14Bの部分と樹脂14Bのみの部分とでは、ヤング率が異なる。繊維強化樹脂14の樹脂14Bが熱可塑性樹脂ポリアミドで構成された場合を例に挙げると、連続繊維20を含む樹脂14Bの部分のヤング率は、15000N/cmであり、樹脂14Bのみの部分のヤング率は、1500N/cmとなる。
そして、両支持ローラー206、206の回転中心間の間隔Xを、20mmとし、プッシュローラー252が繊維強化樹脂14に加える曲げ力Fを0.5Nとしたとき、撓み量TWと連続繊維20の体積比率Vfとの関係は、図34に示すようになる。
このため、この撓み量TWと連続繊維20の体積比率Vfとの関係を用いることによって、撓みセンサが取得した撓み量TWから体積比率Vfを得ることが可能となる。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、直流電圧を印加して測定した抵抗値から外径を検出する場合と比較して、抵抗値に依存することなく、検出誤差を小さくすることが可能となる。
10 造形装置
14 繊維強化樹脂
18 造形手段
18A 第二穴
20 連続繊維
24 樹脂
26 繊維強化樹脂製造装置
34 外径検出部
38 含浸部
40 ケーシング
42 取出口
44 ダイス
46 第一板
46A 第一穴
48 第二板
48A 第二穴
49 スライド機構(排出モード形成手段)
50 通常モード
52 排出モード
54 解れ状態
56 検出手段
66 駆動手段
72 外径検出手段
76 偏心カム
214 外径測定ローラー
252 プッシュローラー
D 目標外径寸法
d 外径寸法
F 曲げ力
R 抵抗値
Z インピーダンス

Claims (15)

  1. 複数の連続繊維に樹脂を含浸させる含浸部と、
    前記樹脂を含浸した前記連続繊維を通して線状の繊維強化樹脂を成形する取出口を有するとともに該取出口の開口面積を連続的に変更可能とするダイスと、
    を備え
    前記ダイスは、前記取出口となる開口部を有した側壁と、前記開口部より前記含浸部内へ出入りして前記取出口の開口面積を可変するカムと、を有する、
    維強化樹脂製造装置。
  2. 前記繊維強化樹脂を形成する通常モードと該通常モードより前記取出口の開口面積が広い排出モードとを選択的に形成する排出モード形成手段を備えた請求項1に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  3. 前記排出モード形成手段は、予め定めたタイミングで前記通常モードから前記排出モードを形成する請求項2に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  4. 前記排出モード形成手段は、前記含浸部での前記連続繊維の状態に基づいて前記通常モードから前記排出モードを形成する請求項3に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  5. 複数の連続繊維に樹脂を含浸させる含浸部と、
    前記樹脂を含浸した前記連続繊維を通して線状の繊維強化樹脂を成形する取出口を有するとともに該取出口の開口面積を連続的に変更可能とするダイスと、
    前記繊維強化樹脂を形成する通常モードと該通常モードより前記取出口の開口面積が広い排出モードとを選択的に形成する排出モード形成手段と、
    前記含浸部において前記連続繊維の一部が切れた解れ状態を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記排出モード形成手段は、前記検出手段が前記解れ状態を検出した際に前記通常モードから前記排出モードを形成する
    繊維強化樹脂製造装置。
  6. 前記ダイスは、前記取出口となる開口部を有した側壁と、前記開口部より前記含浸部内へ出入りして前記取出口の開口面積を可変するカムと、を有する請求項5記載の繊維強化樹脂製造装置。
  7. 前記連続繊維及び前記含浸部を構成するケーシングは、導電性を有し、
    前記検出手段は、前記連続繊維を介して前記ケーシングに流れる電流の変化により前記解れ状態を検出する請求項5又は請求項6に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  8. 目的とする繊維強化樹脂の外形に応じて前記取出口の開口面積を設定する開口面積設定手段を備えた請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  9. 前記取出口を介して形成された繊維強化樹脂の外径を検出する外径検出手段をさらに備え、
    前記開口面積設定手段は、前記外径検出手段による検出結果に基づいて、前記取出口の開口面積を設定する請求項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  10. 前記外径検出手段は、前記連続繊維と前記繊維強化樹脂の表面との間に直流電圧を印加して測定した物性から当該繊維強化樹脂の外径を検出する請求項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  11. 前記外径検出手段は、前記連続繊維と前記繊維強化樹脂の表面との間に交流電圧を印加して測定したインピーダンスから当該繊維強化樹脂の外径を検出する請求項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  12. 前記外径検出手段は、前記繊維強化樹脂の表面に接触する接触子の位置から当該繊維強化樹脂の外径を検出する請求項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  13. 前記外径検出手段は、前記繊維強化樹脂に曲げ力を加えた際の該繊維強化樹脂の撓み量から当該繊維強化樹脂の外径を検出する請求項に記載の繊維強化樹脂製造装置。
  14. 複数の連続繊維に樹脂を含浸させる含浸部と、前記樹脂を含浸した前記連続繊維を通して線状の繊維強化樹脂を成形する取出口を有するとともに該取出口の開口面積を連続的に変更可能とするダイスと、を備えた繊維強化樹脂製造装置と、
    該繊維強化樹脂製造装置で成形された繊維強化樹脂を積層して造形物を形成する造形手段と、
    を備えた造形装置。
  15. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の繊維強化樹脂製造装置と、
    該繊維強化樹脂製造装置で成形された繊維強化樹脂を積層して造形物を形成する造形手段と、
    を備えた造形装置。
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