JP7250549B2 - 照明装置および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明装置および表示装置に関する。
例えば、液晶表示装置などの表示装置は、画素を有する表示パネルと、表示パネルを照明するバックライトなどの照明装置とを備えている。照明装置は、光を発する光源と、この光源からの光が照射される導光板とを備えている。光源からの光は、導光板の側面から導光板内に入り、導光板内を伝播し、導光板の一方の主面に相当する出光面から出射する。
また、例えば特許文献1に開示されたように、導光板の側面の近傍にレーザー光を放つ点光源を配置した照明装置が提案されている。導光板に入射したレーザー光は、導光板の一方の主面に配置されたプリズム等の反射構造により反射され、他方の主面に相当する出光面から出射する。
導光板を薄くすれば、導光板の内部でレーザー光が反射される回数が増えるため、反射構造にレーザー光が当たりやすい。これにより、レーザー光が出光面から良好に出射し、光学特性(例えば輝度特性)が向上し得る。
しかしながら、光源からのレーザー光が導光板の厚さ方向における広がりを有するため、導光板を薄くし過ぎるとレーザー光の一部が導光板に入射せず漏れてしまう。そのため、導光板の厚さの低減には限界がある。
特開2018-45990号公報
本開示は、導光板から出射する光の光学特性を向上させた照明装置および表示装置を提供することを目的の一つとする。
一実施形態に係る照明装置は、第1出射方向にレーザー光を発する第1光源と、第2出射方向にレーザー光を発する第2光源と、前記第1光源からの光が照射される第1側面を含む第1部分、前記第1側面の反対側で前記第2光源からの光が照射される第2側面を含む第2部分、前記第1側面から入射した光を反射する第1面、および、前記第1面で反射された光が出射する第2面を有する導光板と、を備えている。前記第1側面は、前記第2面と直交する厚さ方向に対して傾いている。前記第2側面は、前記第1側面とは異なる方向に、前記厚さ方向に対して傾いている。前記第1出射方向は、前記第1側面の法線方向と平行である。前記第2出射方向は、前記第2側面の法線方向と平行である。前記第1部分は、前記第1側面から離れるに連れて厚さが増す形状を有している。前記第2部分は、前記第2側面から離れるに連れて厚さが増す形状を有している。前記第1部分は、前記第2光源からの光を反射して前記第2面から出射させる第1反射面を含む。前記第2側面と前記厚さ方向とが成す角度と、前記第1反射面と前記第2面とが成す角度とが同じである。前記第2部分は、前記第1光源からの光を反射して前記第2面から出射させる第2反射面を含む。前記第1側面と前記厚さ方向とが成す角度と、前記第2反射面と前記第2面とが成す角度とが同じである。
一実施形態に係る表示装置は、前記照明装置と、前記第2面に対向し、前記第2面から出射する光を用いて画像を表示する表示パネルと、を備えている。
図1は、第1実施形態に係る表示装置の概略的な構成を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る表示装置の概略的な断面図である。 図3は、第1実施形態に係る照明装置の概略的な平面図である。 図4は、第1実施形態に係る導光板の概略的な断面図である。 図5は、第1実施形態に係る導光板の第1側面近傍を示す概略的な斜視図である。 図6は、第1実施形態に係る導光板の第1側面近傍および第1光源を示す概略的な断面図である。 図7は、比較例に係る照明装置の概略的な断面図である。 図8は、第1実施形態に係る導光板の一部の概略的な断面図である。 図9は、第1実施形態に係る導光板から出射する光の輝度をシミュレーションした結果を示すグラフである。 図10は、第2実施形態に係る照明装置の概略的な断面図である。 図11は、第2実施形態に係る導光板の概略的な平面図である。 図12は、第3実施形態に係る照明装置の概略的な断面図である。
いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一または類似の要素については符号を省略することがある。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
各実施形態においては、表示装置の一例として、透過型の液晶表示装置を開示する。また、照明装置の一例として、液晶表示装置のバックライトを開示する。ただし、各実施形態は、他種の表示装置や照明装置に対する、各実施形態にて開示される個々の技術的思想の適用を妨げるものではない。他種の表示装置としては、例えば、透過型の機能に加えて外光を反射してこの反射光を表示に利用する反射型の機能を備えた液晶表示装置や、Micro Electro Mechanical System(MEMS)シャッターが光学素子として機能する機械式表示パネルを有する表示装置などが想定される。他種の照明装置としては、例えば、表示装置の前面に配置されるフロントライトなどが想定される。また、照明装置は、表示装置の照明とは異なる用途で使用されるものであってもよい。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る表示装置1の概略的な構成を示す斜視図である。表示装置1は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、テレビ受像装置、車載装置、ゲーム機器、ウェアラブル端末等の種々の装置に用いることができる。
表示装置1は、表示パネル2と、バックライトである照明装置3と、表示パネル2を駆動する駆動ICチップ4(コントローラ)と、表示パネル2に制御信号を供給する第1フレキシブル回路基板FPC1と、照明装置3に制御信号を供給する第2フレキシブル回路基板FPC2とを備えている。例えば、各フレキシブル回路基板FPC1,FPC2は、表示パネル2および照明装置3の動作を制御する制御モジュールに接続されている。
表示パネル2は、第1基板SUB1(アレイ基板)と、第1基板SUB1に対向する第2基板SUB2(対向基板)とを備えている。表示パネル2は、画像を表示する表示領域DAを有している。表示パネル2は、例えば、表示領域DAにおいてマトリクス状に配列された複数の画素PXを備えている。
照明装置3は、第1光源LS1と、第2光源LS2と、第1基板SUB1に対向する導光板LGとを備えている。第1光源LS1は導光板LGの一方の側面に対向し、第2光源LS2は導光板LGの他方の側面に対向している。図1においては各光源LS1,LS2を1つずつ示しているが、実際には複数の第1光源LS1と複数の第2光源LS2とが設けられている(図3参照)。
図1に示すように、第1方向X、第2方向Yおよび第3方向Zを定義する。各方向X,Y,Zは、例えば互いに直交する。本開示においては、表示装置1を第3方向Zと平行な方向から見ることを平面視と呼ぶ。図1の例において、各基板SUB1,SUB2および導光板LGは、第1方向Xに沿う短辺と、第2方向Yに沿う長辺とを有しており、平面視における形状が長方形である。但し、各基板SUB1,SUB2および導光板LGの形状はこれに限定されず、平面視における形状が正方形や円形など他の形状であってもよい。
図2は、Y-Z平面と平行な表示装置1の概略的な断面図である。表示パネル2は、シール材SLと、液晶層LCと、第1偏光板PL1と、第2偏光板PL2とをさらに備えている。第1基板SUB1および第2基板SUB2は、シール材SLにより貼り合わされている。液晶層LCは、シール材SL、第1基板SUB1および第2基板SUB2で囲われた空間に封入されている。
第1偏光板PL1は、第1基板SUB1の下面(導光板LGと対向する面)に貼付されている。第2偏光板PL2は、第2基板SUB2の上面(第1基板SUB1と対向しない面)に貼付されている。各偏光板PL1,PL2の偏光軸は、例えば互いに直交する。
導光板LGは、第1面51と、第1面51の反対側の第2面52と、第1側面53と、第1側面53の反対側の第2側面54とを有している。表示パネル2は、第2面52と対向している。第1光源LS1は第1側面53に対向し、第2光源LS2は第2側面54に対向している。第1光源LS1と第1側面53の間や第2光源LS2と第2側面54の間に、各光源LS1,LS2からの光の幅や角度を調整するためのレンズなどの光学素子がさらに配置されてもよい。
導光板LGは、第1側面53を含む第1部分P1と、第2側面54を含む第2部分P2と、第1部分P1と第2部分P2の間の中央部分CPとを有している。中央部分CPは、導光板LGの第2方向Yにおける中心Cを含む。第1部分P1は、第1側面53から離れるに連れて厚さが増す形状を有する。第2部分P2は、第2側面54から離れるに連れて厚さが増す形状を有する。例えば、中央部分CPの厚さは一定である。図2の例においては、第2面52が平面である。したがって、導光板LGの厚さの変化は、第1面51の形状変化に起因する。導光板LGは、例えば中心Cを含むX-Z平面に関して面対称の形状である。
第1光源LS1は、第1出射方向DL1を中心とした広がりを持つ拡散光を第1側面53に照射する。第2光源LS2は、第2出射方向DL2を中心とした広がりを持つ拡散光を第2側面54に照射する。各出射方向DL1,DL2は、第2方向Yおよび第3方向Zに対して傾いている。各光源LS1,LS2としては、例えば偏光したレーザー光を放つ半導体レーザーなどの発光素子を用いることができる。
複数の第1光源LS1および複数の第2光源LS2は、それぞれ異なる色の光を発する発光素子を含んでもよい。例えば、複数の第1光源LS1および複数の第2光源LS2がそれぞれ赤色、緑色、青色の光を発する発光素子を含めば、これらの色の混合色(例えば白色)の光を得ることができる。
表示装置1は、表示パネル2と導光板LGの間に、プリズムシートPSを備えている。さらに、表示装置1は、プリズムシートPSと表示パネル2の間に、拡散シートDS(拡散層)を備えている。例えば、プリズムシートPSは、第1方向Xと平行に延びる多数のプリズムPaを備えている。これらのプリズムPaは、例えばプリズムシートPSの下面(導光板LGと対向する面)に形成され、導光板LGに向けて突出している。但し、これらのプリズムPaは、プリズムシートPSの上面(表示パネル2と対向する面)に形成されてもよい。
図2においては、第1光源LS1が発する光L1の光路の一例を実線で示し、第2光源LS2が発する光L2の光路の一例を破線で示している。第1光源LS1が発した光L1は、第1側面53から導光板LGに入り、各面51,52で反射しながら導光板LGを伝播し、やがて第2面52の全反射条件を外れて第2面52から出射する。第2光源LS2が発した光L2は、第2側面54から導光板LGに入り、各面51,52で反射しながら導光板LGを伝播し、やがて第2面52の全反射条件を外れて第2面52から出射する。このように、第2面52は、光が出射する出光面に相当する。表示パネル2は、第2面52から出射する光を用いて画像を表示する。
プリズムシートPSは、第2面52から出射した光を第3方向Zに実質的に平行な光に変換する。ここで、「第3方向Zに実質的に平行な光」は、第3方向Zと厳密に平行な光のみならず、第3方向Zに対する傾きが、第2面52から出射した際に比べて、プリズムシートPSにより十分に小さく変換された光を含む。各光源LS1,LS2からの光の偏光を維持する観点から、プリズムPaがプリズムシートPSの下面に形成されていることが好ましい。プリズムシートPSを経た光は、拡散シートDSで拡散されて、表示パネル2に照射される。プリズムシートPSを通過した光の視野角が狭い場合であっても、この光を拡散シートDSで拡散することにより視野角を広げることができる。
なお、各光源LS1,LS2からの光が十分に偏光された状態で表示パネル2に到達する場合には、第1偏光板PL1を省略してもよい。第1偏光板PL1を省略した場合には、例えば各基板SUB1,SUB2の透光性を高めることで、表示装置1の背景が透けて見えるいわゆる透明液晶表示装置を得ることができる。
図3は、照明装置3の概略的な平面図である。この図の例においては、第1側面53に沿って8個の第1光源LS1が並び、第2側面54に沿って8個の第2光源LS2が並んでいるが、光源LS1,LS2の数はこれに限定されない。第1光源LS1が発する光の強度は第1光軸AX1において最も高く、第2光源LS2が発する光の強度は第2光軸AX2において最も高い。第1出射方向DL1は、第1光軸AX1と平行である。第2出射方向DL2は、第2光軸AX2と平行である。
各光源LS1,LS2は、図示したように、第2方向Yにおいて互い違いに配列されている。すなわち、第1光源LS1が第1出射方向DL1に発する光の第1光軸AX1と、第2光源LS2が第2出射方向DL2に発する光の第2光軸AX2とは、第1方向Xにおいて互いにずれている。なお、第1光軸AX1と第2光軸AX2が、第1方向Xにおいて揃っていてもよい。
図4は、本実施形態における導光板LGの概略的な断面図である。導光板LGの第1面51は、第1部分P1に設けられた第1反射構造60と、第2部分P2に設けられた第2反射構造70と、中央部分CPに設けられた第3反射構造80とを有している。各反射構造60,70,80は、例えば下方(第3方向Zの反対方向)に向けて突出したプリズムである。
Y-Z断面において、各第1反射構造60の頂点を繋ぐ直線を第1仮想線VL1と定義し、各第2反射構造70の頂点を繋ぐ直線を第2仮想線VL2と定義し、各第3反射構造80の頂点を繋ぐ直線を第3仮想線VL3と定義する。第1仮想線VL1は、第2面52に対して角度θp1で傾いている。第2仮想線VL2は、第2面52に対して角度θp2で傾いている。角度θp1,θp2は、いずれも鋭角である。第2面52の輝度分布を均一化する観点からは、角度θp1,θp2が同じであることが好ましい。第3仮想線VL3は、例えば第2面52と平行である。第3仮想線VL3が曲線状となるように各第3反射構造80が配置されてもよい。
第1光源LS1からの光L1は、第2反射構造70によって反射され、第2部分P2における第2面52から出射する。第2光源LS2からの光L2は、第1反射構造60によって反射され、第1部分P1における第2面52から出射する。光L1,L2は、第3反射構造80によっても反射され、中央部分CPにおける第2面52から出射する。中央部分CPを設けることで、第1部分P1と第2部分P2との境界における輝度ムラが抑制される。
図5は、第1側面53近傍を示す導光板LGの概略的な斜視図である。本実施形態において、第1側面53は、第3方向Z(導光板LGの厚さ方向)に対して傾いている。第1側面53は、例えば図示したように第1方向Xにおける一端から他端に亘って同様の角度で傾斜した平面であってもよい。第2側面54に対しても、第1側面53と同様の形状を適用できる。ただし、第2側面54の形状は、第1側面53の形状と異なってもよい。
図6は、第1側面53近傍における導光板LGと第1光源LS1の概略的な断面図である。第1側面53は、第3方向Zに対して角度θ1で傾いている。他の観点から言うと、第1側面53は、第2面52に対して角度θ2で傾いている。本実施形態において、角度θ2は、鋭角である(0°<θ2<90°)。
第1光源LS1は、第1出射方向DL1と平行な第1光軸AX1を有する光L1を放つ発光点LPと、光L1が出射する出光面LFとを有している。出光面LFは、例えば第1光源LS1のパッケージの外面に相当する。発光点LPから放たれた光L1は、Y-Z断面において、角度θ3(全角)で広がる。
第1出射方向DL1は、第2方向Yおよび第3方向Zに対して傾いている。第1出射方向DL1と第2方向Yとの間の角度θ4は、鋭角である。図6の例においては、出光面LFが第1側面53と平行であり、かつ第1側面53と接触している。
本実施形態においては、第1出射方向DL1と第1側面53とが直交する。すなわち、第1出射方向DL1は、第1側面53の法線方向NDと平行である。この場合、第1光軸AX1に沿う光L1は、導光板LGに入光する際に屈折しない。したがって、当該光L1の導光板LG内部における伝搬角θ5は、角度θ4と一致する(θ4=θ5)。なお、角度θ1も角度θ4と一致する(θ1=θ4)。光L1を第1面51と第2面52で全反射させながら導光板LG内部を伝播させるために、伝搬角θ5は、0°~90°の範囲で適切な値に定める必要がある。
発光点LPと第1側面53との間には、距離Dが存在する。距離Dは、発光点LPと出光面LFの間の距離に相当する。発光点LPから放たれた光L1は、距離Dを進む間に広がり、第1側面53に照射される。第1側面53において光L1が照射される領域は、第3方向Zに厚さT1を有する。光漏れを抑制する観点から、第1側面53の第3方向Zにおける厚さT2は、厚さT1以上であることが好ましい(T1≦T2)。
厚さT2を可能な限り小さくすることで、導光板LGの厚さも全体的に低減する。これにより、光L1が第2側面54に到達するまでに第1面51および第2面52で全反射される回数が増え、図4に示した第2反射構造70に当たりやすくなる。第2反射構造70に当たった光L1は第2面52から出射するから、結果として第2面52の輝度を高めることができる。第2面52の輝度が高まることで、表示装置1の表示品位も向上する。
第2側面54および第2光源LS2に対しても、図6と同様の構造を適用できる。すなわち、第2光源LS2の出光面は、第2側面54と平行であってもよく、かつ第2側面54と接触してもよい。第2側面54は、第3方向Zに対して角度θ1で傾くとともに、第2面52に対して角度θ2で傾いてもよい。第2光源LS2が放つ光L2は、角度θ3で広がり、かつ第2出射方向DL2(第2光軸AX2)が第2方向Yに対して角度θ4で傾いてもよい。光L2は伝搬角θ5で導光板LGの内部を伝播してもよい。さらに、第2出射方向DL2は、第2側面54の法線方向と平行であってもよい。第2側面54において光L2が照射される領域の厚さは、厚さT1と同じであってもよい。なお、第2側面54および第2光源LS2の構造は、図6の構造と異なってもよい。
続いて、比較例を用いて、本実施形態に係る照明装置3および表示装置1の利点について説明する。なお、この比較例は、本実施形態に係る照明装置3および表示装置1が奏し得る効果の一部を説明するためのものであって、これら比較例と本実施形態とで共通する構成を本願発明の範囲から除外するものではない。
図7は、比較例に係る照明装置3cの概略的な断面図である。ここでは第1側面53近傍における照明装置3cのY-Z断面を示している。照明装置3cにおいて、第1側面53は、第3方向Zと平行である。
図7の比較例においては、第1出射方向DL1(第1光軸AX1)と第1側面53とが直交しない。そのため、第1出射方向DL1に沿う光L1は、第1側面53に入光する際に屈折する。伝搬角θ5を図6の例と同じ値にしようとすると、第1出射方向DL1と第2方向Yとの間の角度θ4cを、図6における角度θ4よりも大きくしなければならない。
しかも、第1光源LS1を傾けた状態では出光面LFと第1側面53とを接触させることができないため、発光点LPと第1側面53との間の距離Dcは、図6における距離Dよりも大きくなる。そのため、図6の例に比べ、光L1が第1側面53に到達するまでに広がる。
これらにより、第1側面53において光L1が照射される領域の厚さT1cは、図6における厚さT1よりも大きくなる。第1側面53の厚さT2cは、厚さT1c以上とする必要があることから、厚さT2cに適用し得る最小値も図6における厚さT2に適用し得る最小値よりも大きくなる。結果として、導光板LGが全体的に厚くなる。
一方で、図6の例においては、第1側面53と出光面LFとが接触している。そのため、発光点LPから第1側面53までの距離は、発光点LPから出光面LFまでの距離Dと一致する。このような距離は、第1光源LS1を用いた場合の最小値であることから、広がりを最も抑えた状態で光L1を第1側面53に入光させることができ、厚さT1も小さくなる。結果として、厚さT2も小さくでき、導光板LGを全体的に薄くすることが可能である。
次に、図6における角度θ1,θ4,θ5の好適な範囲について説明する。図8は、第2部分P2の一部を拡大した導光板LGの概略的な断面図である。上述の第2反射構造70は、平坦面71と、反射面72とを有している。平坦面71は、第2面52と平行である。反射面72は、第2面52(X-Y平面)に対して角度θaで傾いている。
第1光源LS1からの光L1は、導光板LGの内部を上述の伝搬角θ5で伝搬する。光L1は、反射面72に当たると、第2面52における全反射条件を外れる角度で第2面52に到達し、出射角θbで導光板LGから出射する。
第2面52の輝度を高める観点から、伝搬角θ5と角度θaが一致することが好ましい。この場合、導光板LGの屈折率をn、空気の屈折率を1とすると、次の式が成り立つ。
θ5=θa=1/3(90°-asin(1/n(sinθb)))
図9は、屈折率nを1.4936とした場合において、導光板LGから出射する光の輝度をシミュレーションした結果を示すグラフである。横軸は伝搬角θ5であり、縦軸はピークを1.00とした相対輝度である。
シミュレーションの結果、相対輝度はθ5=16.77°でピークとなり、この角度から離れるに連れて徐々に低下した。ピークからの輝度低下が5%程度(相対輝度が0.95)であれば、照明装置3の光学特性としては良好である。そこで、伝搬角θ5は、16°以上かつ19°以下の範囲とすることが好ましい(16°≦θ5≦19°)。伝搬角θ5が16.5°以上かつ18°以下であれば、ピークからの輝度低下が3%程度となり一層好ましい(16.5°≦θ5≦18°)。
図6の例において、伝搬角θ5は、角度θ1,θ4と一致する。そのため、角度θ1,θ4の好ましい範囲は、伝搬角θ5と同様である。なお、ここまでは第1側面53および第1光源LS1について述べたが、第2側面54および第2光源LS2についても同様の角度条件を適用できる。第2側面54および第2光源LS2の角度条件は、第1側面53および第1光源LS1の角度条件と異なってもよい。
すなわち、第1部分P1に設けられる第1反射構造60は、図8に示した第2反射構造70と同じく、第2面52と平行な平坦面と、第2面52に対して角度θaで傾いた反射面とを有している。第2光源LS2からの光L2は、導光板LGの内部を伝搬角θ5で伝搬し、第1反射構造60の反射面に当たると第2面52における全反射条件を外れる角度で第2面52に到達し、出射角θbで導光板LGから出射する。光L2に関しても、伝搬角θ5は、16°以上かつ19°以下の範囲とすることが好ましく、16.5°以上かつ18°以下であれば一層好ましい。第2側面54と第3方向Zとの間の角度θ1、および、第2出射方向DL2と第2方向Yとの間の角度θ4の好ましい範囲は、伝搬角θ5と同様である。本実施形態において、第1反射構造60の反射面は、第1反射面に相当する。また、第2反射構造70の反射面72は、第2反射面に相当する。
以上の本実施形態によれば、良好な光学特性(輝度特性)を有した照明装置3および表示装置1を得ることができる。さらに、上述の通り導光板LGを薄くすることが可能なので、照明装置3および表示装置1の厚さを低減することができる。
仮に、本実施形態に係る図6の構成において、角度θ1,θ4,θ5が16.77°であり、角度θ3が33°であり、距離Dが0.83mmである場合を想定する。この場合、厚さT1は0.47mmとなる。
また、比較例に係る図7の構成において、伝搬角θ5が16.77°であり、角度θ3が33°であり、距離Dが0.83mmである場合を想定する。光L1が第1側面53で屈折することを考慮すると、角度θ4cは例えば25.4°とする必要がある。この場合、距離Dcは、0.98mmとなる。また、厚さT1cは、図6の例における0.47mmの厚さT1よりも大きい0.64mmとなる。このことから、図6の例においては、厚さT2を図7の比較例の厚さT2cよりも最大で0.17mm小さくできる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。特に言及しない部分については、第1実施形態と同様の構成を適用できる。
図10は、第2実施形態に係る照明装置3の概略的な断面図であり、図6の例と同じく第1側面53近傍における導光板LGと第1光源LS1を示している。本実施形態において、照明装置3は、第1側面53と第3方向Zにおいて重畳する遮光層100(第1遮光層)を備えている。図10の例において、遮光層100は、第2面52側に配置され、第1側面53の全域と重畳している。他の例として、遮光層100は、第1側面53の一部と重畳してもよい。
図10の例において、遮光層100は、第2面52に接触している。すなわち、遮光層100は、導光板LGとプリズムシートPSの間に位置している。遮光層100は、第2面52に貼り付けられた遮光テープであってもよいし、第2面52に形成された黒色の樹脂層であってもよい。他の例として、遮光層100は、図1に示した拡散シートDSとプリズムシートPSの間や、拡散シートDSと第1偏光板PL1の間に配置されてもよい。
図11は、導光板LGの概略的な平面図である。遮光層100は、例えば導光板LGの第1方向Xにおける一端から他端に亘って連続的に設けられている。第2側面54に対しても、第2側面54と第3方向Zにおいて重畳する同様の遮光層100(第2遮光層)が設けられている。ただし、遮光層100の平面形状は図11の例に限られない。例えば、遮光層100は、第1方向Xにおいて断続的に設けられてもよい。
第2光源LS2が発した光L2は、導光板LG内部を伝搬し、やがて第1側面53に到達する。本実施形態においては第1側面53が傾いているために、この光L2が第1側面53の近傍で強く出射するなどして、第2面52に輝度ムラが生じ得る。遮光層100を設ければ、このような輝度ムラの表示への影響を抑制できる。第2側面54の近傍においても同様である。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。特に言及しない部分については、第1および第2実施形態と同様の構成を適用できる。
図12は、第3実施形態に係る照明装置3の概略的な断面図であり、図6の例と同じく第1側面53近傍における導光板LGと第1光源LS1を示している。本実施形態においては、第1側面53と第2面52とが成す角度θ2が鈍角である(90°<θ2<180°)。第1光源LS1は、図6の例と同じく出光面LFが第1側面53と接触するように配置されている。
本実施形態の構成であっても、厚さT1の範囲が図6の例と同様になる。したがって、第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、角度θ1,θ3~θ5には、第1実施形態で例示したものと同様の数値範囲を適用できる。また、第2側面54と第2光源LS2についても、図12の例と同様の構成を適用できる。ただし、第2側面54と第2光源LS2の構成は、図12の例と異なってもよい。
以上、本発明の各実施形態として説明した照明装置および表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての照明装置、表示装置および照明装置の製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変形例に想到し得るものであり、それら変形例についても本発明の範囲に属するものと解される。例えば、上述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、若しくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述の各実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について、本明細書の記載から明らかなもの、または当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1…表示装置、2…表示パネル、3…照明装置、SUB1…第1基板、SUB2…第2基板、LC…液晶層、DA…表示領域、LG…導光板、PS…プリズムシート、DS…拡散シート、51…第1面、52…第2面、53…第1側面、54…第2側面、CP…中央部分、P1…第1部分、P2…第2部分、LS1…第1光源、LS2…第2光源、LP…発光点、LF…出光面、DL1…第1出射方向、DL2…第2出射方向。

Claims (9)

  1. 第1出射方向にレーザー光を発する第1光源と、
    第2出射方向にレーザー光を発する第2光源と、
    前記第1光源からの光が照射される第1側面を含む第1部分、前記第1側面の反対側で前記第2光源からの光が照射される第2側面を含む第2部分、前記第1側面から入射した光を反射する第1面、および、前記第1面で反射された光が出射する第2面を有する導光板と、を備え、
    前記第1側面は、前記第2面と直交する厚さ方向に対して傾き、
    前記第2側面は、前記第1側面とは異なる方向に、前記厚さ方向に対して傾き、
    前記第1出射方向は、前記第1側面の法線方向と平行であ
    前記第2出射方向は、前記第2側面の法線方向と平行であり、
    前記第1部分は、前記第1側面から離れるに連れて厚さが増す形状を有し、
    前記第2部分は、前記第2側面から離れるに連れて厚さが増す形状を有し、
    前記第1部分は、前記第2光源からの光を反射して前記第2面から出射させる第1反射面を含み、
    前記第2側面と前記厚さ方向とが成す角度と、前記第1反射面と前記第2面とが成す角度とが同じであり、
    前記第2部分は、前記第1光源からの光を反射して前記第2面から出射させる第2反射面を含み、
    前記第1側面と前記厚さ方向とが成す角度と、前記第2反射面と前記第2面とが成す角度とが同じである、
    照明装置。
  2. 前記第1側面および/または前記第2側面は、前記第2面と鋭角を成す、
    請求項に記載の照明装置。
  3. 前記第1側面および/または前記第2側面は、前記第2面と鈍角を成す、
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記第1側面および/または前記第2側面と前記厚さ方向とが成す角度は、16°以上かつ19°以下である、
    請求項乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第1光源の出光面は、前記第1側面と平行であり、前記第1側面に接触している、
    請求項乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第2光源の出光面は、前記第2側面と平行であり、前記第2側面に接触している、
    請求項乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記第2面側に配置され、前記第1側面と前記厚さ方向において重畳する第1遮光層をさらに備える、
    請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記第2面側に配置され、前記第2側面と前記厚さ方向において重畳する第2遮光層をさらに備える、
    請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記第2面に対向し、前記第2面から出射する光を用いて画像を表示する表示パネルと、
    を備える表示装置。
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