JP7249133B2 - 蒸気タービン設備及びこれを備えたコンバインドサイクルプラント並びに蒸気タービン設備の改造方法 - Google Patents

蒸気タービン設備及びこれを備えたコンバインドサイクルプラント並びに蒸気タービン設備の改造方法 Download PDF

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Description

本開示は、蒸気タービン設備及びこれを備えたコンバインドサイクルプラント並びに蒸気タービン設備の改造方法に関する。
蒸気タービン設備の起動時、典型的には、タービンへの蒸気の通気前にタービンをバイパスして蒸気ドラムから復水器に至るバイパスラインを用いて余剰蒸気をダンプ(排出)するようになっている。この際、バイパスラインが再熱器を経由するように構成されていると、余剰蒸気は再熱器で加熱された後に復水器に排出されるため、復水器における冷却負荷が大きくなる。これにより、例えば、復水器から排出される冷却水(海水等)の温度が高くなる等の影響が出る場合がある。
この点、特許文献1には、高圧ドラムから高圧蒸気タービンをバイパスして再熱器を経由せずに復水器に至る高圧タービンバイパス管と、高圧タービンバイパス管に設けられた高圧タービンバイパス弁を備えた再熱発電プラントの運転方法が開示されている。この運転方法では、プラント起動時、高圧ドラムの圧力が上昇し、高圧タービンバイパス弁の前圧が設定圧力に到達すると、高圧タービンバイパス弁を開いて、高圧タービンバイパス管を介して余剰蒸気が復水器に排出されるようになっている。
特開2000-240405号公報
しかしながら、特許文献1記載の蒸気タービン設備では、高圧タービンバイパス管が高圧主蒸気管と復水器とを接続するように設けられるため、高圧蒸気タービンのための高圧タービンバイパス管を他のタービン用のバイパス管とは別に設けることになり、構成が複雑化する。
上述の事情に鑑みて、本発明の幾つかの実施形態は、復水器の冷却負荷の増加を抑制しながら余剰蒸気を復水器にダンプ可能とする簡素な構成の蒸気タービン設備及びこれを備えたコンバインドサイクルプラント並びに蒸気タービン設備の改造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の幾つかの実施形態に係る蒸気タービン設備は、
第1タービン、および、前記第1タービンよりも入口蒸気圧が低い第2タービンを含む複数のタービンと、
前記複数のタービンのうち最も入口蒸気圧が低い低圧タービンからの排気が導かれるように構成された復水器と、
前記第1タービンの入口に接続される第1蒸気ラインと、
前記第2タービンの入口に接続される第2蒸気ラインと、
前記第2蒸気ラインに設けられる再熱器と、
前記第2蒸気ラインから分岐して、前記第2タービンを経由せずに前記復水器に至る第2バイパスライン、または、前記低圧タービンの入口に接続される低圧蒸気ラインから分岐して、前記低圧タービンを経由せずに前記復水器に至る低圧バイパスラインの少なくとも一方と、
前記第2バイパスライン又は前記低圧バイパスラインの一方と、前記第1蒸気ラインとを連通させるための接続ラインと、を備え、
前記接続ラインは、前記第1タービンおよび前記再熱器を経由せず、前記第2バイパスライン又は前記低圧バイパスラインの前記一方および前記接続ラインを経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第1バイパスラインを形成する。
上記(1)の構成によれば、第1タービン及び再熱器を経由せずに復水器に至る第1バイパスラインを用いることで、第1タービンへの通気前において、復水器の冷却負荷の増加を抑制しながら第1蒸気ラインからの余剰蒸気を復水器にダンプ(排出)することができる。
また、上記(1)の構成によれば、第1タービンをバイパスする第1バイパスラインの一部を構成する接続ラインは、他のタービンのためのバイパスライン(即ち、第2バイパスライン又は低圧バイパスライン)と第1蒸気ラインとを連通させるようになっている。このため、第1タービン以外のタービンのためのバイパスライン(第2バイパスライン又は低圧バイパスライン)を第1バイパスラインの一部としても兼用できることとなり、蒸気タービン設備の簡素化を図れる。
よって、復水器の冷却負荷の増加を抑制しながら余剰蒸気をダンプ可能な蒸気タービン設備を簡素な構成にて実現できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記蒸気タービン設備は、
前記接続ラインに設けられた第1バイパス弁をさらに備える。
接続ラインの設置態様によっては、第1バイパスラインを介した余剰蒸気のダンプを行う必要がない場合(例えば、蒸気タービン設備の運転中)においても、接続ラインを介して第1蒸気ラインから蒸気が他の蒸気ラインに流出してしまうことが起こり得る。
この点、上記(2)の構成によれば、接続ライン自体に第1バイパス弁を設けたので、第1バイパスラインを介した余剰蒸気のダンプが不要な場合に第1バイパス弁を閉じることで、接続ラインを介した第1蒸気ラインからの蒸気の流出を防止できる。
これにより、蒸気タービン設備の運転中に復水器にバイパスする蒸気量を制御し、復水器の冷却負荷を調整することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記蒸気タービン設備は、
前記第1タービンを経由せず、前記再熱器を経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第3バイパスラインを備える。
これにより、第1バイパスラインのみを設ける場合に比べて、第1タービンを経由せずに復水器にダンプ可能な余剰蒸気の最大量が増加する。よって、接続ラインを含む第1バイパスラインのみでは、十分な量の余剰蒸気を復水器にダンプすることが難しい場合、第1バイパスラインと第3バイパスラインを併用することで、第1蒸気ラインにおける余剰蒸気の復水器へのダンプを適切に行うことができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記蒸気タービン設備は、
前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が貯留される第1ドラムと、
前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
前記第2蒸気ラインに設けられ、前記第2タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第2蒸気弁と、をさらに備え、
前記接続ラインは、
前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、前記第1蒸気ラインの前記部位から分岐する管に接続された第1端と、
前記第2蒸気ラインのうち前記再熱器と前記第2蒸気弁との間の部位、又は、前記第2蒸気ラインの前記部位から分岐する前記第2バイパスラインに接続された第2端と、を有する。
上記(4)の構成によれば、接続ラインを介して第1蒸気ラインと第2バイパスラインとが連通されるので、低圧バイパスラインの管径が比較的小さく、低圧バイパスラインに第1蒸気ラインからの余剰蒸気を流すことが難しい場合であっても、第2バイパスラインを用いて、第1蒸気ラインからの余剰蒸気の復水器へのダンプを適切に行うことができる。
また、接続ラインの第2端の接続位置が再熱器よりも下流側、かつ、第2蒸気弁よりも上流側であるため、再熱器及び第2タービンを経由しない第1バイパスラインを接続ラインによって形成することができる。これにより、第2タービンへの通気前において、復水器の冷却負荷の増大を抑制しながら、第1蒸気ラインの余剰蒸気の復水器へのダンプを行うことができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記蒸気タービン設備は、
前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が生成される第1ドラムと、
前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
前記低圧蒸気ラインに供給される蒸気が生成される低圧ドラムと、
前記低圧蒸気ラインに設けられ、前記低圧タービンに供給される蒸気の流れを調節するための低圧蒸気弁と、をさらに備え、
前記接続ラインは、
前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、前記第1蒸気ラインの前記部位から分岐する管に接続された第1端と、
前記低圧蒸気ラインのうち前記低圧ドラムと前記低圧蒸気弁との間の部位、又は、前記低圧蒸気ラインの前記部位から分岐する前記低圧バイパスラインに接続された第2端と、を有する。
上記(5)の構成によれば、接続ラインを介して第1蒸気ラインと低圧バイパスラインとが連通されるので、蒸気タービン設備の運転中において接続ラインのうち低圧バイパスライン側の部位に作用する蒸気圧力は限定的となる。このため、接続ラインを構成する配管の材料コストを削減可能である。
また、接続ラインの第2端の接続位置が低圧蒸気弁よりも上流側であるため、再熱器及び低圧タービンを経由しない第1バイパスラインを接続ラインによって形成することができる。これにより、低圧タービンへの通気前において、復水器の冷却負荷の増大を抑制しながら、第1蒸気ラインの余剰蒸気の復水器へのダンプを行うことができる。
(6)本発明の幾つかの実施形態に係るコンバインドサイクルプラントは、
上記(1)乃至(5)の何れかに記載の蒸気タービン設備と、
ガスタービンと、
前記ガスタービンからの排ガスの熱を用いて蒸気を生成するように構成されたボイラと、を備え、
前記蒸気タービン設備の前記第1蒸気ライン、前記第2蒸気ライン又は前記低圧蒸気ラインに、前記ボイラからの蒸気が供給されるように構成される。
コンバインドサイクルプラントの起動時間を短縮するために、蒸気タービン設備の通気前にガスタービンを高負荷(例えば、定格負荷)で維持する場合、多量の余剰蒸気を復水器にダンプする必要が生じ、復水器の冷却負荷が過大となるおそれがある。
この点、上記(6)の構成のコンバインドサイクルプラントは、上記(1)で述べたとおり、接続ラインにより形成される第1バイパスラインを介して、余剰蒸気のダンプに伴う復水器の冷却負荷の増大を抑制可能な蒸気タービン設備を具備するので、高速起動を実現することができる。
(7)本発明の幾つかの実施形態に係る蒸気タービン設備の改造方法は、
第1タービン、および、前記第1タービンよりも入口蒸気圧が低い第2タービンを含む複数のタービンと、
前記複数のタービンのうち最も入口蒸気圧が低い低圧タービンからの排気が導かれるように構成された復水器と、
前記第1タービンの入口に接続される第1蒸気ラインと、
前記第2タービンの入口に接続される第2蒸気ラインと、
前記第2蒸気ラインに設けられる再熱器と、
前記第2蒸気ラインから分岐して、前記第2タービンを経由せずに前記復水器に至る第2バイパスライン、または、前記低圧タービンの入口に接続される低圧蒸気ラインから分岐して、前記低圧タービンを経由せずに前記復水器に至る低圧バイパスラインの少なくとも一方と、
を含む蒸気タービン設備の改造方法であって、
前記蒸気タービン設備に接続ラインを追加設置し、前記第1タービンおよび前記再熱器を経由せず、前記第2バイパスライン又は前記低圧バイパスラインと前記接続ラインを経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第1バイパスラインを形成するステップと、
を備える。
上記(7)の改造方法により、上記(1)の構成の蒸気タービン設備が得られるから、上述したように、復水器の冷却負荷の増加を抑制しながら余剰蒸気をダンプ可能な蒸気タービン設備を簡素な構成にて実現可能である。
また、上記(7)の改造方法では、第1タービンをバイパスする第1バイパスラインを形成するに際して、基本的には接続ラインの追加設置作業を行えば足り、復水器への新規ラインの接続作業は不要である。よって、蒸気タービン設備の改造工事に要するコスト及び期間を低減できる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の方法は、
前記接続ラインに第1バイパス弁を設けるステップをさらに備える。
上記(8)の方法のように、接続ライン自体に第1バイパス弁を設けておけば、第1バイパスラインを介した余剰蒸気のダンプが不要な場合に第1バイパス弁を閉じることで、接続ラインを介した第1蒸気ラインからの蒸気の流出を防止できる。
これにより、蒸気タービン設備の運転中に復水器にバイパスする蒸気量を制御し、復水器の冷却負荷を調整することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(8)の方法において、
前記蒸気タービン設備は、
前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が貯留される第1ドラムと、
前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
前記第2蒸気ラインに設けられ、前記第2タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第2蒸気弁と、をさらに含み、
前記第1バイパスラインを形成するステップは、
前記接続ラインの第1端を、前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、前記第1蒸気ラインの前記部位から分岐する管に接続するステップと、
前記接続ラインの第2端を、前記第2蒸気ラインのうち前記再熱器と前記第2蒸気弁との間の部位、又は、前記第2蒸気ラインの前記部位から分岐する前記第2バイパスラインに接続するステップと、を含む。
上記(9)の方法によれば、既存設備に対する接続ラインの追加設置により、改造工事に要するコスト及び期間を低減しながら、上記(4)で述べた作用効果を享受できる蒸気タービン設備を得ることができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(8)の方法において、
前記蒸気タービン設備は、
前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が生成される第1ドラムと、
前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
前記低圧蒸気ラインに供給される蒸気が生成される低圧ドラムと、
前記低圧蒸気ラインに設けられ、前記低圧タービンに供給される蒸気の流れを調節するための低圧蒸気弁と、をさらに含み、
前記第1バイパスラインを形成するステップは、
前記接続ラインの第1端を、前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、該部位において前記第1蒸気ラインから分岐する管に接続するステップと、
前記接続ラインの第2端を、前記低圧蒸気ラインのうち前記低圧ドラムと前記低圧蒸気弁との間の部位、又は、該部位において前記低圧蒸気ラインから分岐する前記低圧バイパスラインに接続するステップと、を含む。
上記(10)の方法によれば、既存設備に対する接続ラインの追加設置により、改造工事に要するコスト及び期間を低減しながら、上記(5)で述べた作用効果を享受できる蒸気タービン設備を得ることができる。
本発明の幾つかの実施形態によれば、復水器の冷却負荷の増加を抑制しながら余剰蒸気を復水器にダンプ可能とする簡素な構成の蒸気タービン設備及びこれを備えたコンバインドサイクルプラント並びに蒸気タービン設備の改造方法が提供される。
ガスタービンコンバインドサイクルプラントの概略図である。 一実施形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。 一実施形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。 一実施形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。 ガスタービンコンバインドサイクルプラントの起動パターンの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
以下、本発明の実施形態に係る蒸気タービン設備を備えたコンバインドサイクルプラントについて説明した後、蒸気タービン設備の詳細について述べる。
なお、本発明の実施形態に係る蒸気タービン設備は、以下で説明するコンバインドサイクルプラント向けの蒸気タービン設備に限定されず、石炭、石油、液化天然ガス、重質油等の燃料を燃焼させるボイラで生成した蒸気によって蒸気タービンを駆動する汽力発電プラント向けの蒸気タービン設備であってもよい。
図1は、一実施形態に係るコンバインドサイクルプラントであるガスタービンコンバインドサイクルプラント(以下、「GTCCプラント」という。)の概略図である。図1に示すGTCCプラント1は、蒸気タービン設備100と、ガスタービン40と、発電機4と、排熱回収ボイラ50と、を備える。
蒸気タービン設備100は、第1タービン12、および、第1タービン12よりも入口蒸気圧が低い第2タービン14を含む複数のタービン(蒸気タービン10)と、復水器18と、を含む。復水器18は、複数のタービンのうち入口蒸気圧が最も低いタービンからの排気が導かれるように構成される。
図1に示す例示的な実施形態では、蒸気タービン設備100は、第1タービン12としての高圧タービン、第2タービン14としての中圧タービン、および、第2タービン14よりも入口蒸気圧が低い低圧タービン16を含む。これら複数のタービンのうち、入口蒸気圧が最も低いタービンである低圧タービン16からの排気が復水器18に導かれるようになっている。
蒸気タービン設備100は、各タービンに蒸気を導くための第1蒸気ライン72、第2蒸気ライン74、及び、低圧蒸気ライン76をさらに備えている。第1蒸気ライン72は第1タービン12の入口に接続され、第2蒸気ライン74は第2タービン14の入口に接続され、低圧蒸気ライン76は、低圧タービン16の入口に接続されている。
第1蒸気ライン72、第2蒸気ライン74及び低圧蒸気ライン76において、各タービン12,14,16の入口には、これらのタービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁13、第2蒸気弁15及び低圧蒸気弁17がそれぞれ設けられている。各タービン12,14,16は、これらの蒸気弁13,15,17を介して供給される蒸気によって駆動されるようになっている。
蒸気タービン10を構成する複数のタービン(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)は、回転シャフト(不図示)を介して発電機4に連結されている。これらのタービンが蒸気によって回転駆動されることで、回転シャフトを介して発電機4が回転駆動され、発電機4において、タービンから入力される機械的エネルギーが電力に変換されるようになっている。
蒸気タービン10(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)を駆動するための蒸気は、ガスタービン40の排ガスを熱源として生成される。
ガスタービン40は、圧縮空気を生成するための圧縮機42と、燃料を燃焼させるための燃焼器44と、回転シャフト(不図示)を介して圧縮機42に接続されたタービン46と、を備えている。燃焼器44は、圧縮機42からの圧縮空気を用いて燃料を燃焼させて、燃焼ガスを生成するように構成される。タービン46は、燃焼器44からの燃焼ガスによって駆動されるように構成される。
タービン46のロータは、発電機4の入力軸に連結されており、タービン46が回転駆動されることで発電機4が回転駆動され、発電機4において、タービンから入力される機械的エネルギーが電力に変換されるようになっている。
なお、幾つかの実施形態では、ガスタービン40と蒸気タービン10とが、共通の発電機4を駆動するようになっていてもよい。この場合、蒸気タービン10(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)の回転シャフトと、ガスタービン40の回転シャフトとがクラッチを介して連結されるようになっていてもよい。
あるいは、幾つかの実施形態では、ガスタービン40と蒸気タービンと10は、互いに結合されない回転シャフトをそれぞれ有し、別々に設けられた発電機4をそれぞれ駆動するように構成されていてもよい。
ガスタービン40において、タービン46を通過した後の燃焼ガスは、排ガス48として、排熱回収ボイラ50に導かれる。
排熱回収ボイラ50は、蒸気タービン設備100を構成する複数のタービン(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)にそれぞれ対応して設けられる複数のドラム52,54,56と、各ドラム52,54,56に接続される蒸発器53,55,57と、各ドラム52,54,56からの蒸気を過熱するための過熱器62,64,66と、を含む。
図1に示す実施形態では、蒸気タービン設備100を構成する第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16にそれぞれ対応して、第1ドラム52、第2ドラム54及び低圧ドラム56が設けられるとともに、各ドラムに対応して蒸発器(第1蒸発器53、第2蒸発器55及び低圧蒸発器57)並びに過熱器(第1過熱器62,第2過熱器64,及び低圧過熱器66)が設けられる。
上記構成の排熱回収ボイラ50と蒸気タービン設備100の各タービンとは、上述した複数の蒸気ライン72,74,76によって接続される。具体的には、排熱回収ボイラ50の第1ドラム52と第1タービン12とは第1蒸気ライン72を介して接続され、第2ドラム54と第2タービン14とは第2蒸気ライン74を介して接続され、低圧ドラム56と低圧タービン16とは低圧蒸気ライン76を介して接続される。
なお、排熱回収ボイラ50の各ドラムに対応して設けられる過熱器(第1過熱器62,第2過熱器64,及び低圧過熱器66)は、それぞれ、各タービン(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)の入口に連通する蒸気ライン(第1蒸気ライン72、第2蒸気ライン74及び低圧蒸気ライン76)に設けられている。
第2タービン14に連通する第2蒸気ライン74には、さらに、第1タービン12から排出された蒸気を再過熱するための再熱器65が設けられている。再熱器65は、第2蒸気ライン74において第2過熱器64の下流側に設けられている。
第1タービン12からの排気(蒸気)は、第1タービン12の出口と第2蒸気ライン74との間に設けられた第1蒸気排出ライン73を介して再熱器65に導かれるようになっている。第1蒸気排出ライン73は、第1タービン12の出口に接続される上流端と、第2蒸気ライン74のうち過熱器64と再熱器65との間の部位に接続される下流端と、を有する。
さらに、第2タービン14の出口と低圧蒸気ライン76との間に第2蒸気排出ライン75が設けられており、第2タービン14からの排気が、第2蒸気排出ライン75を介して低圧タービン16に導かれるようになっている。第2蒸気排出ライン75は、第2タービン14の出口に接続される上流端と、低圧蒸気ライン76のうち過熱器66の下流側かつ低圧蒸気弁17の下流側に接続される下流端と、を有する。
また、図1に示す例示的な実施形態では、排熱回収ボイラ50には、低圧タービン16に接続された復水器18から各ドラム52,54,56に給水するための給水ライン78が接続される。低圧タービン16を通過後の蒸気は、復水器18において冷却流体との熱交換により凝縮され、給水ライン78を介して各ドラム52,54,56に戻されるようになっている。
上記構成のGTCCプラント1では、ガスタービン40からの排ガスが排熱回収ボイラ50に導かれることで、蒸発器53,55,57において排ガスとの熱交換により蒸気が生成され、該蒸気は、各蒸発器53,55,57に対応するドラム52,54,56に貯留される。各ドラム52,54,56に貯留された蒸気は、各々のドラムに接続された蒸気ライン72,74,76に導かれ、各蒸気ラインに設けられた過熱器62,64,66及び再熱器65により過熱され、蒸気タービン設備100を構成する複数のタービン12,14,16に供給される。
第1タービン12を通過後の蒸気は、第1蒸気排出ライン73を介して第2蒸気ライン74に導かれ、第2過熱器64からの蒸気と合流し、再熱器65を経由して第2タービン14に導かれる。第2タービン14を通過後の蒸気は、第2蒸気排出ライン75を介して低圧蒸気ライン76に導かれ、低圧過熱器66からの蒸気と合流し、低圧タービン16に導かれる。低圧タービン16を通過後の蒸気は、上述したように、復水器18において冷却媒体との熱交換により凝縮され、給水ライン78を介して排熱回収ボイラ50の各ドラム52,54,56に戻される。
以上説明した実施形態に係るGTCCプラント1における蒸気タービン設備100は、第1タービン12としての高圧タービン、第2タービン14としての中圧タービン、及び、低圧タービン16を含み、3段階の異なる圧力(入口蒸気圧)を有する蒸気を各タービンに導入可能に構成されているが、本発明における蒸気タービン設備100はこのような形態に限定されない。
例えば、幾つかの実施形態では、蒸気タービン設備100は、第1タービンとしての高圧タービンと、第1タービン12よりも入口蒸気圧が低い第2タービン14としての低圧タービンを含み、2段階の異なる圧力を有する蒸気を各タービンに導入可能に構成されていてもよい。この場合、復水器18は、上述の複数のタービンのうち入口蒸気圧が最も低いタービンである第2タービン14(低圧タービン)からの排気が導かれるように構成される。
また、幾つかの実施形態では、蒸気タービン設備100は、高圧タービンよりもさらに入口蒸気圧が高い超高圧タービン(VHP;Very High Pressure turbine)、高圧タービン、中圧タービン、及び低圧タービンを含み、4段階の異なる圧力を有する蒸気を各タービンに導入可能に構成されていてもよい。
この場合、超高圧タービン又は高圧タービンの何れかが第1タービン12として機能し、高圧タービン又は中圧タービンの何れかが第2タービン14として機能する。また、復水器18は、上述の複数のタービンのうち入口蒸気圧が最も低いタービンである低圧タービンからの排気が導かれるように構成される。
以下、図2~図4を参照して、幾つかの実施形態に係る蒸気タービン設備100についてより詳細に説明する。図2~図4は、それぞれ、一実施形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。図2~図4に示す蒸気タービン設備100A~100Cは、上述した蒸気タービン設備100の構成を有する。
すなわち、蒸気タービン設備100A~100Cは、高圧タービンである第1タービン12と、中圧タービンである第2タービン14と、低圧タービン16と、を含む複数のタービンを備えている。各タービンの入口には、第1蒸気ライン72、第2蒸気ライン74及び低圧蒸気ライン76が接続され、各蒸気ラインを介して、第1ドラム52、第2ドラム54及び低圧ドラム56から蒸気が導かれるようになっている。複数のタービンのうち最も入口蒸気圧が低い低圧タービン16には復水器18が接続されており、低圧タービン16からの排気が復水器18に導かれるようになっている。また、第2蒸気ライン74には再熱器65が配置されている。
以下、蒸気タービン設備100A~100C等を、蒸気タービン設備100等と総称する場合がある。
図2~図4に示す蒸気タービン設備100は、第1バイパスライン110(110A~110C)、第2バイパスライン120、第3バイパスライン130、及び、低圧バイパスライン80を含む。第1バイパスライン110及び第3バイパスライン130は、それぞれ、第1蒸気ライン72を流れる蒸気を、第1タービン12をバイパスして復水器18に導くように構成される。第2バイパスライン120は、第2蒸気ライン74から分岐して、第2タービン14を経由せずに復水器18に至るように構成される。低圧バイパスライン80は、低圧蒸気ライン76から分岐して、低圧タービン16を経由せずに復水器18に至るように構成される。
なお、図2~図4において、第1バイパスライン110及び第3バイパスライン130は、破線で概念的に示されているが、実際にこれらのバイパスラインを構成するのは、破線の隣の実線が示す配管である。
また、図2~図4に示す蒸気タービン設備100は、接続ライン112(112A~112C)を含む。接続ライン112は、第1バイパスライン110の一部を構成するものである。
第1バイパスライン110は、第1蒸気ライン72からの蒸気を、第1タービン12及び再熱器65を経由せず、第2バイパスライン120又は低圧バイパスライン80、及び接続ライン112を経由して、復水器18に導くように構成される。
図2及び図3に示す例示的な実施形態では、第1バイパスライン110A,110Bは、接続ライン112A,112Bと、第2バイパスライン120と、を含む。接続ライン112A,112Bは、第1蒸気ライン72と、第2バイパスライン120とを連通させるように構成されている。第1バイパスライン110A,110Bは、第1タービン12および再熱器65を経由せず、接続ライン112A,112B及び第2バイパスライン120を経由して、第1蒸気ライン72からの上記を復水器18に導くように構成されている。
図4に示す例示的な実施形態では、第1バイパスライン110Cは、接続ライン112Cと、低圧バイパスライン80と、を含む。接続ライン112Cは、第1蒸気ライン72と、低圧バイパスライン80とを連通させるように構成されている。第1バイパスライン110Cは、第1タービン12および再熱器65を経由せず、接続ライン112C及び低圧バイパスライン80を経由して、第1蒸気ライン72からの蒸気を復水器18に導くように構成されている。
なお、図2及び図3に示す実施形態では、第1バイパスライン110A,110Bの接続ライン112A,112Bは、低圧バイパスライン80とは独立して設けられている。また、図4に示す実施形態では、第1バイパスライン110Cの接続ライン112Cは、第2バイパスライン120とは独立して設けられている。
図2~図4に示す例示的な実施形態では、第2バイパスライン120は、第2蒸気ライン74のうち、再熱器65よりも下流側かつ第2蒸気弁15よりも上流側の分岐点121から分岐して、第2タービン14を経由せずに復水器18に至るように構成される。
また、図2~図4に示す例示的な実施形態では、低圧バイパスライン80は、低圧蒸気ライン76のうち、低圧ドラム56よりも下流側かつ低圧蒸気弁17よりも上流側の分岐点81から分岐して、低圧タービン16を経由せずに復水器18に至るように構成される。
第3バイパスライン130は、第1蒸気ライン72からの蒸気を、第1タービン12を経由せず、再熱器65を経由して復水器18に導くように構成される。
図2~図4に示す例示的な実施形態では、第3バイパスライン130は、第1蒸気ライン72から分岐して第1蒸気排出ライン73に接続する接続ライン132と、第1蒸気排出ライン73の一部と、再熱器65を経由する第2蒸気ライン74の一部と、第2バイパスライン120と、を含む。
接続ライン132は、第1蒸気ライン72上の分岐点133から分岐し、第1蒸気排出ライン73上の接続点134に接続されている。第3バイパスライン130を構成する第1蒸気排出ライン73の一部は、第1蒸気排出ライン73のうち、上述の接続点134と、第2蒸気ライン74との接続点73a(第2蒸気ライン74における再熱器65よりも上流側の位置)と、の間の部分である。また、第3バイパスライン130を構成する第2蒸気ライン74の一部は、第2蒸気ライン74のうち、上述の第1蒸気排出ライン73との接続点73aと、第2バイパスライン120の分岐点121(第2蒸気ライン74における再熱器65よりも下流側の位置)との間の、再熱器65を経由する部分である。
蒸気タービンを起動する際、各ドラム52,54,56内の蒸気の圧力や温度が各タービン12,14,16への通気に適した所定の条件を満たすまでの間、各ドラム52,54,56から各蒸気ライン72,74,76に導入される余剰蒸気を、各タービン12,14,16をバイパスして復水器18にダンプ(排出)することがある。この際、仮に、各蒸気ライン72,74,76からの余剰蒸気が再熱器65を経由して復水器18にダンプされるようになっていると、余剰蒸気が再熱器65で加熱されるため、復水器18の冷却負荷が大きくなる。
この点、上述の実施形態では、第1タービン12及び再熱器65を経由せずに復水器18に至る第1バイパスライン110を用いて余剰蒸気を復水器18に排出可能であるので、第1タービン12への通気前において、復水器18の冷却負荷の増加を抑制しながら第1蒸気ライン72からの余剰蒸気を復水器18にダンプ(排出)することができる。
また、上述の構成によれば、第1タービン12をバイパスする第1バイパスライン110の一部を構成する接続ライン112は、他のタービンのためのバイパスライン(即ち、図2及び図3に示す実施形態では第2バイパスライン120、図4に示す実施形態では低圧バイパスライン80)と第1蒸気ライン72とを連通させるようになっている。このため、第1タービン12以外のタービンのためのバイパスライン(第2バイパスライン120又は低圧バイパスライン80)を第1バイパスライン110の一部としても兼用できることとなり、蒸気タービン設備100の簡素化を図ることができる。
幾つかの実施形態では、蒸気タービン設備100は、接続ライン112に設けられた第1バイパス弁113(113A~113C)を備える。第1バイパス弁113により、第1蒸気ライン72から第1バイパスライン110に流入する蒸気の流れを調節することが可能である。
これにより、第1バイパスライン110を介した余剰蒸気のダンプを行う必要がない場合(例えば、蒸気タービン設備100の運転中)には、第1バイパス弁113を閉じることで、接続ライン112を介した第1蒸気ライン72からの蒸気の流出を防止できる。
幾つかの実施形態では、例えば図2~図4に示すように、蒸気タービン設備100は、上述した第3バイパスライン130を備えている。
第3バイパスライン130を設けることで、第1バイパスライン110のみを設ける場合に比べて、第1タービン12を経由せずに復水器18にダンプ可能な余剰蒸気の最大量が増加する。よって、接続ライン112を含む第1バイパスライン110のみでは、十分な量の余剰蒸気を復水器18にダンプすることが難しい場合、第1バイパスライン110と第3バイパスライン130を併用することで、第1蒸気ライン72における余剰蒸気の復水器18へのダンプを適切に行うことができる。
第3バイパスライン130には、第3バイパスライン130に流入する蒸気の流れを調節するための第3バイパス弁136が設けられていてもよい。図2~図4に示す例示的な実施形態では、第3バイパス弁136は、第3バイパスライン130を構成する接続ライン132に設けられている。
上述の第3バイパス弁136を設けることで、第3バイパスライン130を介した余剰蒸気のダンプを行う必要がない場合(例えば、第1バイパスライン110を介したダンプで足りているとき)には、第3バイパス弁136を閉じることで、接続ライン132を含む第3バイパスライン130を介した第1蒸気ライン72からの蒸気の流出を防止することができる。
なお、図2~図4に示すように、第2バイパスライン120には、第2バイパスライン120に流入する蒸気の流れを調節するための第2バイパス弁122が設けられていてもよい。また、低圧バイパスライン80には、低圧バイパスライン80に流入する蒸気の流れを調節するための低圧バイパス弁82が設けられていてもよい。
なお、蒸気タービン起動時に、第2ドラム54から第2蒸気ライン74に導入される余剰蒸気は、第2バイパスライン120を介して復水器18に排出されるようになっていてもよい。このとき、第2蒸気弁15を閉じるとともに、第2バイパス弁122を開くことで、第2バイパスライン120を介して余剰蒸気を排出してもよい。
また、蒸気タービン起動時に、低圧ドラム56から低圧蒸気ライン76に導入される余剰蒸気は、低圧バイパスライン80を介して復水器18に排出されるようになっていてもよい。このとき、低圧蒸気弁17を閉じるとともに、低圧バイパス弁82を開くことで、低圧バイパスライン80を介して余剰蒸気を排出してもよい。
第1バイパスライン110を構成する接続ライン112は、上流側の第1端(上流端)114(114A~114C)と下流側の第2端(下流端)116(116A~116C)と、を有する。
第1バイパスライン110が第1蒸気ライン72と第2バイパスライン120とを連通させる幾つかの実施形態(例えば図2及び図3参照)では、接続ライン112の第1端(上流端)114は、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位、又は、第1蒸気ライン72の前記部位から分岐する蒸気管(例えば、第3バイパスライン130の一部を形成する接続ライン132等)に接続される。また、接続ライン112の第2端(下流端)116は、第2蒸気ライン74のうち再熱器65と第2蒸気弁15との間の部位、又は、第2蒸気ライン74の前記部位から分岐する第2バイパスライン120に接続される。
より具体的には、図2に示す例示的な実施形態では、接続ライン112Aの第1端(上流端)114Aは、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位に接続され、第2端(下流端)116Aは、第2蒸気ライン74のうち再熱器65と第2蒸気弁15との間の部位に接続される。
また、図3に示す例示的な実施形態では、接続ライン112Bの第1端(上流端)114Bは、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位に接続され、第2端(下流端)116Bは、上述の第2バイパスライン120に接続される。
このように、接続ライン112A,112Bを介して第1蒸気ライン72と第2バイパスライン120とを連通させる場合、低圧バイパスライン80の管径が比較的小さく、低圧バイパスライン80に第1蒸気ライン72からの余剰蒸気を流すことが難しい場合であっても、第2バイパスライン120を用いて、第1蒸気ライン72からの余剰蒸気の復水器18へのダンプを適切に行うことができる。
また、接続ライン112Aの第2端116A,116Bの接続位置が再熱器65よりも下流側、かつ、第2蒸気弁15よりも上流側の位置であるため、再熱器65及び第2タービン14を経由しない第1バイパスライン110A,110Bを接続ライン112A,112Bによって形成することができる。これにより、第2タービン14への通気前において、復水器18の冷却負荷の増大を抑制しながら、第1蒸気ライン72の余剰蒸気の復水器18へのダンプを行うことができる。
なお、図3のような接続ライン112B(即ち、第1端114Bが第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位に接続され、第2端116Bが上述の第2バイパスライン120に接続される接続ライン112B)を含む実施形態では、接続ライン112Bに第1バイパス弁を設ける代わりに、第2バイパスライン120のうち、接続ライン112Bと第2バイパスライン120との接続点(即ち、接続ライン112Bの第2端116B)の上流側および下流側にそれぞれ設けられる一対の第2バイパス弁を設けてもよい。
これにより、接続ライン112B上にバイパス弁(例えば、図2~図4の第1バイパス弁113A~113C)を設けなくても、蒸気タービン設備100Bの運転中において、第2バイパスライン120に設けられた一対の第2バイパス弁を閉じることで、接続ライン112Bを介した第1蒸気ライン72からの蒸気の流出を防止できる。
第1バイパスライン110が第1蒸気ライン72と低圧バイパスライン80とを連通させる幾つかの実施形態(例えば図4参照)では、接続ライン112の第1端(上流端)114は、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位、又は、第1蒸気ライン72の前記部位から分岐する管に接続される。また、接続ライン112の第2端(下流端)116は、低圧蒸気ライン76のうち低圧ドラム56と低圧蒸気弁17との間の部位、又は、低圧蒸気ライン76の前記部位から分岐する低圧バイパスライン80に接続される。
より具体的には、図4に示す例示的な実施形態では、接続ライン112Cは、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位に接続される第1端(上流端)114Cと、低圧ドラム56と低圧蒸気弁17との間の部位に接続される第2端(下流端)116Cと、を有する。
他の実施形態では、接続ライン112Cの第1端114Cは、第1蒸気ライン72のうち第1ドラム52と第1蒸気弁13との間の部位から分岐する蒸気管(例えば、接続ライン132)に接続されていてもよい。また、他の実施形態では、接続ライン112Cの第2端116Cは、低圧ドラム56と低圧蒸気弁17との間の部位から分岐する低圧バイパスライン80に接続されていてもよい。
このように、接続ライン112Cを介して第1蒸気ライン72と低圧バイパスライン80とを連通させる場合、蒸気タービン設備100Cの運転中において接続ライン112Cのうち低圧バイパスライン80側の部位(図4の例では、接続ライン112Cのうち第1バイパス弁113Cの下流側の部位)に作用する蒸気圧力は限定的となる。このため、接続ライン112Cを構成する配管の材料コストを削減可能である。
また、接続ライン112Cの第2端116Cの接続位置が低圧蒸気弁17よりも上流側であるため、再熱器65及び低圧タービン16を経由しない第1バイパスライン110Cを接続ライン112Cによって形成することができる。これにより、低圧タービン16への通気前において、復水器18の冷却負荷の増大を抑制しながら、第1蒸気ライン72の余剰蒸気の復水器18へのダンプを行うことができる。
図2~図4を参照して説明した上述の実施形態に係る蒸気タービン設備100(100A~100C)は、図1に概略構成を例示したGTCCプラント1以外の用途でも使用可能であるが、蒸気タービン設備100(100A~100C)をGTCCプラント1に組み込むことで、図5を参照しながら以下で述べる作用効果を享受することができる。
図5に示すように、GTCCプラント1の起動前、蒸気タービン10及びガスタービン40は、何れも、負荷と回転数がゼロである。GTCCプラント1の起動が開始されると、最初に、ガスタービン40の回転数(GT回転数)202が上昇する。GT回転数202が定格回転数に到達すると、発電機4が電力系統に併入される。
発電機4の併入後、ガスタービン40の負荷(GT負荷204)は徐々に増加し、図5に示す例では、ガスタービン40の定格負荷近傍(例えば、定格負荷の90%以上)の所定負荷に到達したら、蒸気タービン10の蒸気条件が成立するまで待機する。この間、蒸気タービン10には通気されていないことから、ガスタービン40からの排ガスを熱源として排熱回収ボイラ50で発生した余剰蒸気は、各種バイパスライン(80,110,120,130)を通じて復水器18にダンプされる。
蒸気タービン10の蒸気条件が成立すると、蒸気タービン10(第1タービン12、第2タービン14及び低圧タービン16)への蒸気供給が開始され、蒸気タービン10の回転数(ST回転数212)が定格回転数まで上昇する。ST回転数212が定格回転数に達したら、蒸気タービン10の機械的エネルギーの発電機4への入力が開始され、蒸気タービン10への蒸気供給量の増加に伴い、蒸気タービン10の負荷(ST負荷214)が定格負荷に向けて上昇を開始する。
このような手順により、GTCCプラント1を迅速に起動することができる。
このように、蒸気タービン10への通気前にガスタービン40の負荷を定格負荷近傍まで上昇させることで、蒸気タービン10の通気条件が成立するまでガスタービン40を低負荷で維持する場合に比べて、ガスタービン40自体の起動時間(GT起動時間220)を短縮できるのみならず、排熱回収ボイラ50における蒸気生成速度が増加し、蒸気タービン10の蒸気条件が成立するまでに要する時間を短縮できる。
一方、蒸気タービン10への通気前にガスタービン40の負荷を定格負荷近傍まで上昇させることで、余剰蒸気の復水器18へのダンプに起因した復水器18の冷却負荷の増加が問題になり得る。即ち、各蒸気ライン(72,74,76)からの余剰蒸気を各種バイパスライン(80,110,120,130)を通じて復水器18にダンプする結果、復水器18における冷却水の温度上昇が管理範囲を超えてしまうおそれがある。この点、蒸気タービン設備100(100A~100C)では、再熱器65を経由せずに第1蒸気ライン72から復水器18にダンプ可能な第1バイパスライン110(110A~110C)を備えるため、蒸気タービン10への通気前にガスタービン40の負荷を定格負荷近傍まで上昇させても、復水器18における冷却負荷の増加を抑制できる。
図2~図4を参照して説明した蒸気タービン設備100(100A~100C)は、新規プラントとして建造されてもよいし、既存の蒸気タービン設備に対する改造工事によって形成されてもよい。以下、幾つかの実施形態に係る蒸気タービン設備の改造方法について説明する。
既存設備に対する改造工事により蒸気タービン設備100(100A~100C)を得る場合、既存設備に対する接続ライン112(112A~112C)の追加設置を含む改造工事により、第1タービン12および再熱器65を経由しない第1バイパスライン110(110A~110C)を形成してもよい。
幾つかの実施形態では、改造工事の対象は、第1タービン12、および、第2タービン14を含む複数のタービンと、低圧タービン16からの排気が導かれる復水器18と、第1蒸気ライン72および第2蒸気ライン74と、再熱器65と、第2バイパスライン120または低圧バイパスライン80の少なくとも一方と、を含む既設の蒸気タービン設備である。この場合、接続ライン112(112A~112C)の追加設置により、第1タービン12および再熱器65を経由せず、第2バイパスライン120又は低圧バイパスライン80と接続ライン112を経由して第1蒸気ライン72から復水器18に至る第1バイパスライン110(110A~110C)を形成する。
上記改造方法によれば、第1タービン12をバイパスする第1バイパスライン110(110A~110C)を形成するに際して、基本的には接続ライン112(112A~112C)の追加設置作業を行えば足り、復水器18への新規ラインの接続作業は不要である。よって、蒸気タービン設備の改造工事に要するコスト及び期間を低減できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 GTCCプラント
4 発電機
10 蒸気タービン
12 第1タービン
13 第1蒸気弁
14 第2タービン
15 第2蒸気弁
16 低圧タービン
17 低圧蒸気弁
18 復水器
40 ガスタービン
42 圧縮機
44 燃焼器
46 タービン
48 排ガス
50 排熱回収ボイラ
52 第1ドラム
53 第1蒸発器
54 第2ドラム
55 第2蒸発器
56 低圧ドラム
57 低圧蒸発器
62 第1過熱器
64 第2過熱器
65 再熱器
66 低圧過熱器
72 第1蒸気ライン
73 第1蒸気排出ライン
73a 接続点
74 第2蒸気ライン
75 第2蒸気排出ライン
76 低圧蒸気ライン
78 給水ライン
80 低圧バイパスライン
81 分岐点
82 低圧バイパス弁
100(100A~100C) 蒸気タービン設備
110(110A~110C) 第1バイパスライン
112(112A~112C) 接続ライン
113(113A~113C) 第1バイパス弁
114(114A~114C) 第1端
116(116A~116C) 第2端
120 第2バイパスライン
121 分岐点
122 第2バイパス弁
130 第3バイパスライン
132 接続ライン
133 分岐点
134 接続点
136 第3バイパス弁
202 GT回転数
204 GT負荷
212 ST回転数
214 ST負荷
220 GT起動時間

Claims (8)

  1. 第1タービン、および、前記第1タービンよりも入口蒸気圧が低い第2タービンを含む複数のタービンと、
    前記複数のタービンのうち最も入口蒸気圧が低い低圧タービンからの排気が導かれるように構成された復水器と、
    前記第1タービンの入口に接続される第1蒸気ラインと、
    前記第2タービンの入口に接続される第2蒸気ラインと、
    前記第2蒸気ラインに設けられる再熱器と、
    前記低圧タービンの入口に接続される低圧蒸気ラインから分岐して、前記低圧タービンを経由せずに前記復水器に至る低圧バイパスラインと、
    前記低圧バイパスラインと前記第1蒸気ラインとを連通させるための接続ラインと、を備え、
    前記接続ラインは、前記第1タービンおよび前記再熱器を経由せず、前記低圧バイパスラインおよび前記接続ラインを経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第1バイパスラインを形成する
    蒸気タービン設備。
  2. 前記接続ラインに設けられた第1バイパス弁をさらに備える
    請求項1に記載の蒸気タービン設備。
  3. 前記第1タービンを経由せず、前記再熱器を経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第3バイパスラインを備える
    請求項1又は2に記載の蒸気タービン設備。
  4. 前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が生成される第1ドラムと、
    前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
    前記低圧蒸気ラインに供給される蒸気が生成される低圧ドラムと、
    前記低圧蒸気ラインに設けられ、前記低圧タービンに供給される蒸気の流れを調節するための低圧蒸気弁と、をさらに備え、
    前記接続ラインは、
    前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、前記第1蒸気ラインの前記部位から分岐する管に接続された第1端と、
    前記低圧蒸気ラインのうち前記低圧ドラムと前記低圧蒸気弁との間の部位、又は、前記低圧蒸気ラインの前記部位から分岐する前記低圧バイパスラインに接続された第2端と、を有する
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の蒸気タービン設備。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載の蒸気タービン設備と、
    ガスタービンと、
    前記ガスタービンからの排ガスの熱を用いて蒸気を生成するように構成されたボイラと、を備え、
    前記蒸気タービン設備の前記第1蒸気ライン、前記第2蒸気ライン又は前記低圧蒸気ラインに、前記ボイラからの蒸気が供給されるように構成された
    ことを特徴とするコンバインドサイクルプラント。
  6. 第1タービン、および、前記第1タービンよりも入口蒸気圧が低い第2タービンを含む複数のタービンと、
    前記複数のタービンのうち最も入口蒸気圧が低い低圧タービンからの排気が導かれるように構成された復水器と、
    前記第1タービンの入口に接続される第1蒸気ラインと、
    前記第2タービンの入口に接続される第2蒸気ラインと、
    前記第2蒸気ラインに設けられる再熱器と、
    前記低圧タービンの入口に接続される低圧蒸気ラインから分岐して、前記低圧タービンを経由せずに前記復水器に至る低圧バイパスラインと、
    を含む蒸気タービン設備の改造方法であって、
    前記蒸気タービン設備に接続ラインを追加設置し、前記第1タービンおよび前記再熱器を経由せず、前記低圧バイパスラインと前記接続ラインを経由して前記第1蒸気ラインから前記復水器に至る第1バイパスラインを形成するステップと、
    を備える
    蒸気タービン設備の改造方法。
  7. 前記接続ラインに第1バイパス弁を設けるステップをさらに備える
    請求項に記載の蒸気タービン設備の改造方法。
  8. 前記蒸気タービン設備は、
    前記第1蒸気ラインに供給される蒸気が生成される第1ドラムと、
    前記第1蒸気ラインに設けられ、前記第1タービンに供給される蒸気の流れを調節するための第1蒸気弁と、
    前記低圧蒸気ラインに供給される蒸気が生成される低圧ドラムと、
    前記低圧蒸気ラインに設けられ、前記低圧タービンに供給される蒸気の流れを調節するための低圧蒸気弁と、をさらに含み、
    前記第1バイパスラインを形成するステップは、
    前記接続ラインの第1端を、前記第1蒸気ラインのうち前記第1ドラムと前記第1蒸気弁との間の部位、又は、該部位において前記第1蒸気ラインから分岐する管に接続するステップと、
    前記接続ラインの第2端を、前記低圧蒸気ラインのうち前記低圧ドラムと前記低圧蒸気弁との間の部位、又は、該部位において前記低圧蒸気ラインから分岐する前記低圧バイパスラインに接続するステップと、を含む
    請求項6又は7に記載の蒸気タービン設備の改造方法。
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